【モバマス】藍子「添い寝セラピーですっ」 (9)

キャラ崩壊注意



未央「はぁ~今日のレッスン疲れたなぁ」グッタリ

藍子「えっ?今日はプロデューサーさんの送り迎えないんですか?」

未央「えー!?駅まで歩く元気ないよ~。プロデューサーの車の中で寝ようと思ってたのにぃ」

藍子「じゃあ仮眠室で、少しお休みしていきましょうか」

未央「じゃあ折角だしあーちゃんと同じベッドで寝よーっと」ゴロン



未央「うぅ……ん」モゾモゾ

未央「っ、はぁー。よく寝たぁ……!」ググッ

未央(ん……?よく寝た……?)

未央(まずい!この快眠具合、まず間違いなく6時間以上は眠っちゃった奴!)

未央「あーちゃん起きて!時間やばいよ!」ユサユサ

藍子「むにゃ……?あぁ、もうそろそろ1時間ですね。起きて帰りましょうか」ムクッ

未央(!?……本当だ、ベッドに入ってからまだ1時間しか経ってない)

未央(まさか……あーちゃんとの添い寝には、スーパーリフレッシュ効果がある……!?)

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別の日



未央「はぁ……徹夜で漫画一気読みしちゃった。眠くてしょうがないなぁ」フワァーア

P「おいおい一時間後にはレッスンだろ?困るなぁそんなんじゃ」

未央「無問題!私にはあーちゃんが付いてるからね!」

藍子「じゃあ、仮眠室行きましょうか」

P「へっ、一時間やそこらの仮眠で徹夜の疲れが取れるわけ」

未央「よっしゃあああああレッスン行くよおおおおお」シャッキリ

P「ん何ぃ!?」

未央「これもあーちゃんの添い寝セラピーのおかげだよ。ありがとね!」

藍子「どういたしまして」

凛「すごいね」

卯月「今度私も添い寝してもらおうかなぁ」


ちひろ「……ビジネスのかほり!」キランッ

ちひろ「藍子ちゃ~ん」

藍子「?なんですか?」

ちひろ「最近『添い寝セラピー』なるものが噂になってますが……どうです?いっそのこと本当に事務所内で開業してみては……」

藍子「うーん……折角ですけど、別に今のままでも……」

ちひろ「正式に開業すれば、もっとたくさんのお友達を幸せにできますよ!」

藍子「じゃあやります!」

ちひろ「ではここにサインを。色々許可が必要なので」

藍子「は~い」サラサラ

ちひろ(まんまとサインしましたね!今の契約書には利益の10%が私の懐に入ってくる旨の約定が記されているとも知らずに!)チッヒッヒ

ちひろ「さて藍子ちゃん!料金設定はどうします!?」

藍子「もちろん完全無料ですっ!」

ちひろ「ズコーッ」

こうして高森藍子の『添い寝セラピー』が事務所内に開業した!


比奈「アニメの見過ぎで寝不足っス」フラフラ

藍子「ベッドへどーぞっ」


文香「本が私を呼んでいるのです……」ブツブツ

ありす「すいません、この人寝かしつけてもらえますか?」ズルズル

藍子「ベッドへどーぞっ」


菜々「最近腰が痛くて……」

藍子「ベッドへどーぞっ」

事務所内はまさに空前の『添い寝セラピー』ブーム!だがしかし、その流行にいまいちノれない男が一人!


P「……」

P(俺も藍子と添い寝して癒されたいなぁ……)

P(でも流石になぁ。成人男性が女子高生と同衾するわけにはいかないよなぁ)

藍子「プロデューサーさんも私と添い寝しませんか?」

P「断れんわ」


P(うわー……ベッドめっちゃいい匂いする。理性が保てるか心配だな……)

藍子(えへへ、セラピーにかこつけてプロデューサーさんと添い寝したいな作戦成功です!)

藍子(薄暗い密室、至近距離、二人きり、同じベッド……ちょっとうふふな展開になればいいなぁ。なんて……)

P「ぐぅ」

藍子「……」

藍子(プロデューサーさん……よっぽどお疲れだったんですね!プロデューサーさんを癒してあげたいというのも嘘ではありませんし、今日は添い寝できるだけでも良しとしましょう。今日は、今日の所は……)



次の日

P「ぐぅ」

次の次の日

P「ぐぅ」

次の次の次の日

P「すやすや」

藍子「未央ちゃん……ちょっと相談があるんですが」

未央「む?なんだね?このちゃんみおに何でも話してみんさい」

藍子「最近毎日プロデューサーさんと添い寝してるんですけど……プロデューサーさんは全くドキドキしてくれてないみたいで……私って、あんまり魅力がないんでしょうか……」ションボリ

未央「ふむふむ……なるほど。確信した」

藍子「確信?」

未央「プロデューサーは……あーちゃんと結婚するべき!!」

藍子「えーっ!?」

未央「時にあーちゃん!プロデューサーが一緒に寝るとドキドキしちゃうようなわがままアイドルと結婚したらどうなると思う!?」

藍子「え……?幸せになる?」

未央「答えはノン!毎晩毎晩ドキドキしてるとねぇ……!」

未央「……疲れちゃうんだよ」

藍子「!」ハッ

未央「プロデューサーは激務!なのに毎夜の唯一の安らぎ睡眠タイムでさえ心臓が酷使されてたらプロデューサーは……死ぬ!死んじゃう!」

未央「よって毎晩一緒に寝ることを考えたら、プロデューサーのお嫁さんは事務所きっての癒し系アイドル、あーちゃんしか居ないんだよ!!」ババーンッ

藍子「やったーっ!」

また次の日


藍子「プロデューサーさんっ、添い寝しーましょっ」

P(今日は別に眠くないんだが……まぁ今までのケースから考えて問題ないだろう)

P「いいよ」


P(あちゃあ……やっぱり全然眠くならないぞ)

P(まずい、眠らなければと考えれば考えるほど、頭が冴えてこの状況が……)ドキドキ

藍子(あれ……?プロデューサーさん、いつもはすぐ寝ちゃうのに……)

藍子「プロデューサーさん、もしかしてドキドキしてますか?」コソコソ

P「あ……うん……ちょっとだけ……」

P(今の耳打ちで余計に~っ)

藍子(そんな……!これでプロデューサーさんが疲れてしまいます!何とかドキドキを収めるには……)

藍子「……」ナデナデ

P「……」ナデラレ

藍子「どうですか?頭をなでなでされると落ち着きますよね?」

P(イケナイ気持ちが湧いてくる!)

P「藍子ぉ……悪いがなでなででは俺のドキドキは収まらん……」

藍子「そんなぁ……私はプロデューサーさんを疲れさせちゃう悪い子ですか……?」

P「それは違う。何故ならこのドキドキを収めることができるのは藍子。お前ただ一人なんだからね」

藍子「ドキドキを収める……」

藍子(そ、それって……)ゴクリ

P「藍子……」スッ

藍子「プロデューサーさん……」

未央「あーちゃーん!添い寝セラピーしてー!」ガチャッ

P「あっ」

藍子「あっ」

未央「えっ」


後日『仮眠中』と書かれた掛札を自作して二度と同じ過ちが犯されぬようにした未央だったが当の二人は何か気まずくて添い寝するのをやめたので時すでに遅しなのだった。終わり。おしまい。

以上になります。

最初、ちひろさんは10%どころではなく1000%横取りしようとしていた設定なのですが、あえなくボツになりました。ちひろさんは悪魔ではありませんからね。黄緑の天使。

ありがとうございました。

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