【ガルパン】初夢・ウォー! (24)
それぞれの初夢・みほの場合
みほ(あれ…?私、ウェディングドレス着てる…、ここ、教会?)
みほ(そっか…、今日、私の結婚式だったっけ…)
沙織「みぽりん!ご結婚おめでとう!ボコキチのサイコに先を越されるなんて屈辱の極みだけど本当によかったね!」
華「沙織さん、本音がダダ漏れじゃないですか…」
麻子「なんだかなあ…」
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みほ(結婚式というと、相手は…)
まほ(タキシード着用)「やあ、待たせたねハニー」
みほ「お姉ちゃん!?どうして!?」
まほ「はっはっは、お姉ちゃんだなんて、これからはダーリンと呼んでくれマイハニー」
優花里「うう…西住殿…、私もあなたのことを好きでした!でも、お姉さまが相手なら負けて悔いなしですぅ!」
エリカ「ちょっとあんた!隊長のこと不幸にしたら承知しないからね!」
しほ「まほ…、みほ…、2人とも幸せになってね…」
みほ「ちょっと待って!どうして姉妹で結婚しなきゃならないの!お母さんもしっかりしてよ!」
まほ「はっはっは、些細なことことじゃないかハニー。さあ!2人で新世界を開こう!
子どもは何人くらい欲しい?一杯産んでくれていいぞ」
みほ「姉妹で出来るわけないでしょ!」
まほ「そうか、じゃあ私が産もう」
みほ「そうじゃなくて!」
まほ「もうこの場で作ってしまおう。そーれ!ルパンダイヴ!」
みほ「いきなり全裸にならないで!いやぁぁぁっ!」
みほ「……はっ!ゆ…夢…?」
まほ「みほはお姉ちゃんと結婚するみほはお姉ちゃんと結婚するみほはお姉ちゃんと結婚する…」
枕元に正座して耳元で囁くまほ。
みほ「…お姉ちゃん、何してるの?」
まほ「みほ、ダメじゃないか、年始くらいは帰省しないと。お母さまとはまだわだかまりがあるのはわかるが…」
みほ「お姉ちゃん、聞かれたことに答えて。何してるの?」
まほ「いや、ドイツから帰ってみたらみほが年始には帰らないっていうから、だったらせめて
お姉ちゃんがいい初夢を見せてやろうと…」
みほ「私、玄関に鍵掛けてたよね?」
まほ「西住流ピッキング術で一発だ。やっぱりシリンダー式のはダメだな、ディンプルキーのに替えたほうがいいぞ」
みほ「お姉ちゃん、今すぐ出てかないと警察呼ぶよ?」
まほ「しょうがないなあ、今日のところは帰ろう。あ、そうだ、お土産にパンツ何枚かもらっていくぞ。
えーっと、確か2番目の引き出しだったな?」
みほ「ねえ、なんで知ってるの?」
まほ「はっはっは、みほのことならなんでも知ってるぞ。うーむ、ボコ柄のかわいいのに混じって派手なの
もあるなあ、サテン地のやつとか。けしからんのでお姉ちゃんが没収だ」
みほ「…」ブチっ
みほ「ねえお姉ちゃん、ボコプレイって知ってる?愛里寿ちゃんと一緒によくやってるんだけど、
特殊カーボンを内蔵した着ぐるみを着用してボコったりボコられたりしてボコやその仲間を
ロールプレイする遊びなんだけど、お姉ちゃんも一緒にどう?あ、お姉ちゃんは着ぐるみなしで
生身でいいよね?」
まほ「いや、それだと単なるリンチだよな?」
みほ「金属バットと鉄パイプとどっちがいいかな?安心してね、この寮、今は他の人はみんな帰省してて
私たちだけだから悲鳴を上げても誰にも聞こえないよ♡」
まほ「待って、ちょっと待って」
みほ「やーってやるやーってやるやーってやるぜー♪キーモい姉貴をボーコボコにー♪」
同時刻・カバさんハウス
カエサル「…はっ!」
カルパッチョ「ん…、たかちゃん、どうしたの?」
カエサル「いや、いま悲鳴が聞こえたような…」
カルパッチョ「気のせいでしょ?なにも聞こえなかったけど…」
カエサル「そうだね、ごめん、起こしちゃって…」
カルパッチョ「ううん、いいのよ。でも嬉しかったなあ、たかちゃんが『チームのみんなが帰省しちゃってシェアハウス
に1人で淋しいから』って誘ってくれて」
カエサル「こっちも来てくれてすごく嬉しかったよ」
カルパッチョ「ねえ、目が覚めちゃったから、もう一回♡」
カエサル「んっ…♡」
それぞれの初夢・沙織の場合
沙織「ついに長年の夢がかなって素敵な旦那様のところにお嫁に行くことができたわ!玉の輿よ!」
沙織「さあ!今朝も出勤するダーリンをお見送りよ!いってらっしゃいあなた♡」
麻子(ビジネススーツ着用)「おう、いってくる。帰りのお出迎えは裸エプロンで頼む」
沙織「あ…あれぇ?今のなし!ノーカン!ノーカン!」
沙織「気を取り直してもう一度!いってらっしゃいあなた♡」
華(留め袖着用)「行ってまいります。あ、帰りのお出迎えは裸エプロンでお願いします」
沙織「だからなんで2人が私の旦那様なのよ!?」
麻子「はっはっは、沙織は相変わらずだなあ。五十鈴さん、説明してやろう」
華「麻子さん、『五十鈴さん』だなんて他人行儀な。私たち、結婚して全員『五十鈴さん』になったんじゃありませんか♡」
麻子「そうだったな、ごめんごめん」
沙織「どういうことよ!?」
華「少子化対策として、多夫一妻制度が始まったんですよ」
沙織「私ら全員女じゃないの!意味わかんないんだけど!」
麻子「そうか、意味わかんないのか。では今日は仕事を休んで朝からじっくりと教えてやろう」
華「そうですね、ブルブル振動するやつとかイボイボが回転するやつとかいろいろと揃ってますし」
麻子「はっはっは、相変わらずいやらしいなあ。そう言う私もベルトで腰に装着するやつとか用意してるが」
沙織「ちょっと待って!いやぁぁぁっ!」
沙織「……はっ!ゆ…夢…?」
麻子「沙織は私と結婚する沙織は私と結婚する沙織は私と結婚する…」
華「沙織さんは私と結婚する沙織さんは私と結婚する沙織さんは私と結婚する…」
枕元で正座して耳元で囁く2人。
沙織「…2人とも、何してるの?」
麻子「おう、起きたのか」
華「すみません、起こしてしまって…」
沙織「聞かれたことに答えて。何やってるの?」
華「いえ、2人で沙織さんにいい夢を見せてあげようと…」
沙織「どうやって入ったのよ!」
華「そこは、五十鈴流ピッキング術で…」
沙織「出てけぇぇぇ!」
麻子「仕方ない、今日のところはパンツをもらって帰ろう」
華「そうですね、あらあら、意外と可愛らしいのがいっぱい」
沙織「やめてぇぇぇ!」
華「安心してください、替わりに新品を置いていきますから」
沙織「そんなレースや網で透け透けのやつとか大事なとこに穴が開いたやつとか布がなくて紐だけのやつとかいらないから!」
麻子「似合うのになあ」
沙織「いいから出てけぇぇぇ!」
それぞれの初夢・優花里の場合
優花里「うわぁ、富士山がとてもきれいですぅ!ってここは東富士演習場?ということは…」
場内アナウンス『これより本年度の富士総合火力演習を開始します』
優花里「やったぁぁぁっ!総火演のチケット当たったんだぁぁぁっ!」
場内アナウンス『航空自衛隊・第1高射群所属のホーク地対空ミサイルの射撃を開始します』
優花里「いやあ、03式に交代して徐々に退役が始まってますが、やっぱりカッコいいですねえ。
いかにもミサイルって感じの格好で」
どかーん
場内アナウンス『無人標的機の撃墜に成功しました。続きまして、富士教導隊・第1特科教導隊所属の
ナースホルン自走砲隊の射撃を開始します』
優花里「あ…あれぇ?なんで第2次大戦中のドイツの自走砲が自衛隊に…。あ、そうか、これ夢だ」
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優花里「というわけで、一富士二鷹(ホーク)三ナースホルンという大変縁起のいい初夢を見ることができて…
ってあれ?みなさんどうしたんですか?目の下に隈が…」
みほ「うん、ちょっと夢見が悪くって…」
沙織「私も…」
華「私と麻子さんは寝不足で…」
麻子「ぐー」
優花里「西住殿、その指どうしたんですか?」
みほ「ああこれ?久しぶりにメリケンサック使ったら擦りむいちゃって。やっぱり指にバンテージ巻くかワセリン
塗っておかないとダメだね」
優花里「…」
みほ「…でね、着ぐるみ無しでボコプレイしたらお姉ちゃん入院することになって、1カ月ほど
ドイツに帰るのが遅れるみたいで…」
華「あの…、みほさん、前から言おうと思ってたんですけど、ボコが大好きなのはわかりますが、
あまり自分の趣味を他の人に押し付けるのは良くないと思いますよ?『入場特典目当てに子どもを
ガルパンの映画に連れて行かないでよ!幼稚園の連絡ノートに「『お父さんと戦車の映画観に行ったよ』
って教えてくれました。『失敗してー落ーち込んだー♪』って元気よく歌ってました」って書いてあった
じゃない!』って奥さんに怒られたスレ主さんみたいになりますよ?」
みほ「うん…、ああなったらおしまいだよね…」
沙織「誰よスレ主って」
それぞれの初夢・アンチョビの場合
愛知県豊田市某所・アンチョビの実家
~中略~
ペパロニ「アンチョビ姐さんはあたしと結婚するアンチョビ姐さんはあたしと結婚するアンチョビ姐さんはあたしと結婚する…」
枕元で正座して耳元で囁くペパロニ
アンチョビ「…何をしている」
ペパロニ「ああ、起こしちゃいましたか、すんません」
アンチョビ「だから何やってんだよ!」
ペパロニ「いや、他のみんなは帰省しちゃうし、カルパッチョは彼女のとこに行っちゃうし、1人で
つまんないからアンチョビ姐さんにいい夢見せてあげようと思って…」
アンチョビ「ここは私の実家だ!どうやって入ったんだよ!」
ペパロニ「いやあ、弟くんとすっかり仲良くなって、アレをナニしてあげたらなんでも言うこときいてくれるようになって」
アンチョビ「お前、うちの弟になにしたんだぁぁぁっ!」
ペパロニ「薄い本でお馴染みのアレっす。全年齢向けの板ではちょっと…」
アンチョビ「貴様ぁぁぁっ!」
ペパロニ「では恒例のおパンツ探索を…」
アンチョビ「タンスを物色するなぁぁぁっ!ていうか恒例ってなんだよ恒例って!」
ペパロニ「チョビーのパンツはいいパンツー♪臭いぞー♪臭いぞー♪」
アンチョビ「何気にめちゃくちゃ失礼だなお前!」
ペパロニ「意外と派手なの穿いてるんすねえ」
アンチョビ「わーっ!わーっ!」
ペパロニ「穿こうっ♪穿こうっ♪チョビのぱんつー♪」
アンチョビ「って人のパンツを穿いて帰ろうとするんじゃない!」
ペパロニ「代わりにさっきまで穿いてたあたしのをあげますから。脱ぎたてっすよ」
アンチョビ「いらんわそんなもん!」
ペパロニ「まあまあ遠慮しないで。しまむらで買った安物っすけど、熟成させた3日ものっすよ」
アンチョビ「パンツくらい毎日穿き替えろよ!汚いなあもう!」
ペパロニ「でも、こうするとキモいおっさん連中に高値で売れるってカルパッチョが…」
アンチョビ「なにやってんだあいつはぁぁぁっ!」
アンチョビ「いいから出てけぇぇぇ!」
ペパロニ「しょうがないなあ、じゃあいいっすよ、弟くんのとこ行くから。弟くん、あの歳でアレだと
将来有望っすよ♡」
アンチョビ「帰れぇぇぇ!」
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翌朝・カバさんハウス
カエサル「ひなちゃん、コーヒー淹れたよ」
カルパッチョ「ん、ありがと」
カエサル「ねえ、服着ないと風邪ひくよ?」
カルパッチョ「もうちょっとだけ。こういうシチュエーションって憧れてたのよねえ、好きな人と朝を迎えて、シャツ一枚で
ベッドでコーヒーって」
カエサル「うん、そうだね」
カルパッチョ「ねえ、どっかに出掛けない?お正月から開いてるお店って多いし」
カエサル「ひなちゃんって最近羽振りがいいよね、バイトでもはじめたの?」
カルパッチョ「ううん、アンツィオにその手の業者さんが来るようになって、使用済みのパンツを高値で買ってくれるようになったの」
カエサル「え…ええ…」
カルパッチョ「たかちゃんのところも紹介してあげようか?」
カエサル「いや、いい…」
カルパッチョ「これがホントの『ガールズ&パンツ屋』!」
カエサル「うわぁひどいオチ」
完
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