【安価・コンマ】けものフレンズシミュレーション (132)

けものフレンズの世界で生きていくスレです


まずは目覚める場所から

1 サバンナ
2 ジャングル
3 高山
4 砂漠
5 平原
6 森林
7 雪山

↓2

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1595601010

「――うぅん……」


頭が痛い……ゆっくりと顔を上げて、辺りを見回す


「ここは……?」


小さい独り言は、暗い森の中に吸い込まれていった
ここはどこだろう? ……あれ?
肩掛けカバンなんて、いつの間に持ってたっけ?
中身を探ると、救急箱が出てきた



[>肩掛けカバンを手に入れていた

肩掛けカバン … 大きめのカバンだ。それなりに物を入れることができそう


[>救急箱を手に入れていた

救急箱(使いかけ) … 色々な薬や包帯とかが入っている。でも量が少ない。とりあえず3回は使えそう



――ガサガサッ



その時、遠くから誰かが近づいてくる音が聞こえてきた
思わず身構えると、そこには――

今からパートナーとなるフレンズを決定します
フレンズはNEXONアプリ、ぱびりおん、けもフレ3の中から選んでください。
それぞれの媒体で性格が異なるフレンズがいるため、括弧書きで書いてくれると嬉しいです。

例:ツチノコ(NEXON)、ヘラジカ(ぱびりおん)、ドール(けもフレ3)

NEXONアプリのみの登場、もしくは特に指定がない場合はNEXONアプリ版を参考にします。



↓3 奥から現れたフレンズ(一人まで)

マレーバク「ひゃっ! ……だ、だぁれ?」



現れたのは、女の子だった
頭の上に、なんだか丸い耳のようなものがある



マレーバク「あの~……」


「あ、えっと……すみません。ここってどこですか? 気がついたらここにいて……」


マレーバク「気がついたら……?」



女の子はジロジロとこちらを眺めてくる



マレーバク「……あなたみたいな子、私も初めて見た。“ジャパリパーク”でも、きいたことがない」


「じゃぱ……?」


マレーバク「も、もしかして……“しんしゅのセルリアン”……?!」



女の子はそう呟くと、顔を一気に青く染め上げ、カタカタと震えながら数歩後ずさった
……どうやら、よくない勘違いをされているみたい
どうしよう……



1 カバンを置いて両手を挙げる
2 ジリジリと距離を詰める
3 ダッシュで近づく
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

とにかく、誤解を解かないと
カバンを置いて、両手を挙げて……よくある、無抵抗のポーズだ
これを見れば、いかに敵意が無いかが――


マレーバク「か、構えた! やっぱり私を食べるんだ……!」ガタガタ


「いや、食べないよっ」


思わず、そうツッコんでいた
人を食べる趣味は持ってない


「そうじゃなくて。危害とか、食べようとか……とにかく、君に何かしようとか思ってない、っていうことだよ」


マレーバク「本当に……?」


「本当、本当」


マレーバク「……何か裏がありそう……油断させたところを、食べるとか……?!」


「どーしてそうなっちゃうの!」


マレーバク「あうぅ、ごめんね。私、疑り深い性格で……だ、駄目だとは思ってるけど、ついそう考えちゃうっていうか……」


「あ、いや。こっちこそ、いきなり大声出してごめんね」


……どうしよう。とりあえず、この距離感で色々訊いてみようかな



1 ここはどこ?
2 あなたは誰?
3 他に人は?
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

「えっと、改めて……ここはどこか、教えてもらえませんか?」


マレーバク「ここは“ジャパリパーク”だよ。私みたいな、“フレンズ”が住んでるの」


「ジャパリパークに、フレンズ……」


どっちも聞いたことがないなぁ。


「じゃあ、その丸い耳も、フレンズだから付いてるの?」


マレーバク「そうだね……そういえばあなた、お耳や尻尾とか、ないんだね……?」


「変、かな」


マレーバク「うん。相当変わってると思う……あなたは、何の動物なの?」


「何って……」


女の子に言われて、気がついた
自分のことが、何一つ思い出せない。わからない。
そもそもなんで、聞いたことがないところに居るんだろう?
どうやってここまで来たんだろう?


マレーバク「……分からないの?」


いつの間にか、女の子が心配そうな顔で、こちらを覗き込んでいた


「うん……」


マレーバク「それは、不安だよね……“ハカセ”なら、何か分からないかな……」


「ハカセ、って?」


マレーバク「いろいろ知ってるフレンズだよ。多分、どのフレンズよりも物知りだと思う」

マレーバク「“としょかん”っていうところに住んでるから……一緒に、行ってみる?」


「いいの?」


マレーバク「困ってる子は、放っておけないから……」


「ありがとう。すごく助かるよ」



1 両手を握る
2 抱きしめる
3 頭を撫でる
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

ポンッ


マレーバク「ひゃっ、ひゃわっ!?」


ゆっくりと、女の子の頭を撫でる
艶のある黒い紙はサラサラとしてて、すごくさわり心地がいい
しばらくその感触を楽しんでいると、女の子は素っ頓狂な声を上げて、近くの木の後ろに隠れた


マレーバク「な、なんで頭をっ!?」



「だ、駄目だった? 感謝の気持ちだったんだけど……」



マレーバク「ふ、普通は撫でたりしないと思うよ!?」



「そうなの?」



マレーバク(や、やっぱり何か裏が……い、いや、でも困ってるんだから、助けてあげないと……)

マレーバク(というか、放っておくと危なっかしい……!)



なにやらうーんうーんと唸っている。どうしたんだろう



マレーバク「と、とりあえず、自己紹介しないとだね」

マレーバク「私は“マレーバク”っていうの」


「マレーバク……わかった。よろしくね」


マレーバク「うん……それで、あなたのことはなんて呼べばいいかなぁ」


確かに、呼び名がないといろいろ不便かも……
どうしよう……



1 名前を付ける
2 名前を付けない(以降、主人公は“ボク”で固定)


↓2

「えっと、どうしよう……」


マレーバク「とりあえず、仮の名前を付けて……何の動物かわかったら、そっちに変えてみる?」


「そうしようかな。何がいいかなぁ」


マレーバク「……じゃあ、“カマエ”とかどうかな」


「カマエ?」


マレーバク「さっき、急に構えたから……」


「あれは構えたわけじゃ……まあ、いっか」

カマエ「それじゃあ、今からボクの名前はカマエだね。改めてよろしく、マレーバクちゃん」


マレーバク「うん、よろしく。カマエちゃん」



こうして、ボクのジャパリパークを巡る旅は始まった
自分が何者なのか、何の動物なのか……わからないことは沢山あるけど……
でも、マレーバクちゃんと一緒なら、きっとなんとかなる

そんな気がするんだ



[>マレーバクと、ともだちになりました

マレーバク 好感度2 (放っておけないなぁ)

カマエ「そういえば、図書館ってどの辺にあるの?」


マレーバク「えっとね……まず、私達がいるのは、ジャパリパークの中の、“しんりんちほー”っていうところなの」

マレーバク「としょかんは、そのしんりんちほーにあるんだ」


カマエ「じゃあ、すぐ近くなんだね」


マレーバク「うん。ちょっとだけ歩くけど、真っ暗になるまでに行けると思う」


たまたま目が覚めたところがここでよかった……のかな?
まあ、マレーバクちゃんが案内してくれるなら、困ることはないよね


マレーバク「じゃあ、ついてきてね。ここ、はぐれると迷子になりやすいから……」

マレーバク「私の友達、うっかり迷い込んで5日間もお家に帰れなかったんだって……」


全力でついていこう


99、00 武器になりそうなものを発見
50~98 何もなし
20~49 フレンズと遭遇
01~19 セルリアンと遭遇


↓1

コンマ判定でした


判定:何もなし



カマエ「なんだか、静かだね……」


マレーバク「そうだね。この辺は、フレンズもセルリアンもあんまりいないから」


カマエ「そういえば、セルリアンって何?」


マレーバク「……セルリアンは、フレンズを食べちゃうんだ」


不安そうに自分の腕を抱いている
その表情は、不安の色一色に染まっていて、体を小さく震わせていた
そういえば、さっきも『食べられる』とか言っていた
もしかして、セルリアンと何か……


マレーバク「だから……カマエちゃんも、セルリアンを見かけたら、すぐに逃げたほうがいいよ」

マレーバク「多分、一目で分かると思うから……」



1 分かった、と頷く
2 手を握りしめる
3 頭を撫でる
4 何も声を掛けない
5 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

ボクは、気がつくと右手をマレーバクちゃんの頭に乗せていた
そのままゆっくりと、撫でてみる


マレーバク「ひゃわぁっ!!」


体を大きく震わせて、大きい声を出している


マレーバク「ま、またぁ! もーっ!」


カマエ「ごめん。でも、なんだか辛そうだったから……」


マレーバク「気持ちは嬉しいよ? でも、いきなり撫でるのはびっくりしちゃうよぉ……」


カマエ「分かった。じゃあ、今度はちゃんと声を掛けるね」


マレーバク「うーん、それならいい……の、かな?」


[>マレーバクの好感度が1上昇しました

マレーバク 好感度3 (放っておけないなぁ)



コンマ判定(2/2)

99、00 武器になりそうなものを発見
50~98 何もなし
20~49 フレンズと遭遇
01~19 セルリアンと遭遇


↓1

どんなフレンズと遭遇したか決定します
ルールは>>5に加えて、幻獣種のフレンズの登場を制限させていただきます(例:オイナリサマ、ビャッコ、ヤマタノオロチ等)


↓2

しばらく歩いていると、誰かが倒れていた
彼女もフレンズなんだと思うけど……


カマエ「た、大変だよ! 助けないとっ」


マレーバク「そうだね……多分、大丈夫だと思うけど……」


大丈夫、ってどういう意味だろう
ともかく、ボクたちは倒れているフレンズに近づいた
傍にしゃがみこんで、彼女の肩を軽く揺さぶる


カマエ「おーい、聞こえる? 大丈夫?」


顔を覗き込むと、フレンズは顔面蒼白になっていて、明らかに大丈夫じゃなさそうだ


カマエ「どっ、どうしよう! えっと、救急箱に何か……」


マレーバク「“シロミミオポッサム”ちゃん? また死んだふりしてるの?」


マレーバクちゃんの言葉に面を喰らっていると、倒れていたフレンズがいきなりがばっ! と起きた


カマエ「うわあっ!?」


シロミミオポッサム「いやぁ、なかなかいい演技だったでしょ? 君、優しい子ね」


カマエ「えっ、えぇっ?」


シロミミオポッサム「あれ? 初めましての子ね。私はシロミミオポッサム! こうやって演技するの、得意なの」


カマエ「あ、演技……そっか。はぁ、良かった……」


マレーバク「この前やり過ぎて怒られたばっかりだよね?」


シロミミオポッサム「そうだけど、やっぱりやめられなくてー。ごめんごめん、驚かせたわね」



差し出された手を取って立ち上がる
大きい耳と長い尻尾がすごく目立つ。なんだか、触ってみたいかも……

シロミミオポッサム「ところで、君は誰?」


カマエ「あ、ボクはカマエ。あっちのほうで目が覚めたんだけど、自分が誰か分からなくって……」


マレーバク「とりあえず、としょかんに行けば何か分かるかもしれないから、私が案内してるんだ」


シロミミオポッサム「そうなのね。ふーん……」


なにやら、ジロジロと色んな所を見られている
気になるんだろうけど、膝の裏まで見られるのは恥ずかしい……


シロミミオポッサム「君、疲れてるんじゃない?」


カマエ「え?」


シロミミオポッサム「なんだか表情も良くないし、よかったら私がおんぶしてあげるわよ?」


カマエ「いや、そんな。そこまででも……」


シロミミオポッサム「遠慮なんかしなくていいのよ? 私の背中、あったかいわよ~」


そう言って、彼女が背中を向ける。
どうしよう……



1 お言葉に甘えて
2 やめておきます
3 マレーバクちゃん、どう?
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「じゃあ、お言葉に甘えて……」


マレーバク「あっ」


マレーバクちゃんが何か呟いたような気がする
けど、それが聞こえたときには、ボクはシロミミオポッサムちゃんの背中に乗っていた


カマエ「ホントだ、あったか~い」


シロミミオポッサム「ふふっ、いい子ね。確か、としょかんに行くのよね? このまま行きましょう」


カマエ「ありがとう、シロミミオポッサムちゃん。よろしくお願いします」ペコリ


マレーバク(言うタイミング逃しちゃった……シロミミオポッサムちゃん、一度おんぶすると中々降ろしてくれないんだよね……)

マレーバク(ま、まあ大丈夫……だよね? うん、ハカセと話すときには降ろしてくれるはず……)


カマエ「マレーバクちゃん、行かないの?」


マレーバク「あ、うぅん。ちょっと考え事……行こっか」


シロミミオポッサム「それじゃーしゅっぱーつ!」



[>シロミミオポッサムと、ともだちになりました

シロミミオポッサム 好感度2 (とってもいい子!)

今日はここまでにします
ありがとうございました

再開します

シロミミオポッサムちゃんにおぶられながら、しばらくして
マレーバクちゃんの案内のおかげで、無事に図書館が見えてきた
ところどころ崩落した白い壁、丸みを帯びた赤い屋根。そして、図書館を覆うように茂った、屋根から飛び出した大きな木
傍から見ると、まるで齧りかけのリンゴのような外観だった


【図書館】


カマエ「ここが、図書館?」


マレーバク「うん。ハカセ、いるかな……?」


シロミミオポッサム「そうねー。たまーに居ないときがあるけど、その時はここで待たせてもらいましょう」

シロミミオポッサム「とりあえず、としょかんに入ってみましょう」


カマエ「あ、じゃあそろそろ降ろして……」


シロミミオポッサム「いいのいいの。お姉さんに任せて」


カマエ「う、うーん。じゃあ、もうちょっとだけ」


こうしてずっと背負われるのも申し訳ないけど、彼女がいいっていうなら……
それにしても、シロミミオポッサムちゃんも疲れてないのかな?


シロミミオポッサム「フレンズはこのくらい平気よ。心配してくれて、ありがとっ」


カマエ「そっかぁ」


そんなやり取りを交わしながら、図書館の扉を開けて、中に入った



コンマ判定

50~00 フレンズ発見
01~49 誰も居ない……


↓1

マレーバク「ハカセー、いたら返事してー!」


……返事はない。どうやら、ハカセは不在みたいだ
改めて、図書館内部を見渡してみる
壁に設置された本棚が、上の方まで積み上がっている
上に行くためには、同じく壁に沿って設置された螺旋階段を使えばいいみたい


カマエ「すごいなぁ。本がいっぱいだ」


マレーバク「カマエちゃん、本を知ってるんだね」


カマエ「そうみたい。これ、全部ハカセの?」


シロミミオポッサム「としょかんに住んでるし、そうだと思うわ。本人は『拾い物みたいなもの』って言ってたけど」


ハカセが帰ってくるまで、本を読んでみようかな
でも、図書館自体も気になるなぁ



1 机の上にあった本を読んでみる
2 図書館の上階へ行ってみる
3 マレーバクと話す
4 シロミミオポッサムと話す
5 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「あのー、そろそろ降ろしてもらえると……」


シロミミオポッサム「なに? 恥ずかしいの?」


カマエ「恥ずかしいとかじゃなくてー……」


マレーバク「カマエちゃんは、としょかん初めてだから。色々と見て回りたいんだよ」


シロミミオポッサム「それなら私が背負ったままでもいいじゃない?」


カマエ「自分の足で見て回りたいよ。またお願いするから、今日は降ろして?」


シロミミオポッサム「むぅ、しょーがないわねぇ……」


渋々、といった感じで、シロミミオポッサムちゃんが降ろしてくれた
服装を軽く直して、近くにあった机に向かう
机の上には広げっぱなしの本や積み上げられた本が散乱してて、全体的にごちゃごちゃとしている
その中で、一冊の本に目を引かれた
タイトルは、『サンドスターとフレンズ』


カマエ「“サンドスター”って、なに?」


マレーバク「サンドスターはね、“火山”から出てくるキラキラしたものだよ」

マレーバク「それが動物に当たると、私達フレンズになるんだよ」

マレーバク「でも、どうして急にそんなことを?」


カマエ「ここに書いてあったから……」


シロミミオポッサム「カマエちゃん、もじが読めるの?! すごいじゃない!」

シロミミオポッサム「他に何が書いてあるの?」


カマエ「ええっと……」


この本は絵本のようになっているみたいで、内容は簡単な絵とひらがなで書かれていた
サンドスターはフレンズの源になっているのと、火山が噴火することでジャパリパークに降り注ぐことは、マレーバクちゃんの説明で聞いたとおりだった
他にも、それぞれの地方の気候管理や、物質の劣化を防ぐなど、割と万能な物質のようだ

マレーバク「へぇ~……サンドスターって、すごいんだねぇ」


シロミミオポッサム「ホントね。当たり前過ぎて、今まで気づかなかったかも」


カマエ「ボクも、サンドスターから生まれたのかなぁ」


マレーバク「どうだろう……最近、大きい噴火ってあったっけ?」


シロミミオポッサム「無かったと思うわ。けど、たまーにだけどサンドスターって地面に落ちてるから、それじゃない?」

シロミミオポッサム「まあ、カマエちゃんがどんな動物か、もうすぐ分かるんだから。不安にならないでね」


そう言って、シロミミオポッサムちゃんがボクの頭を撫でてくる
優しい手付きに、心が穏やかになっていくのを感じる
その時、図書館の扉が勢いよく開かれた


コンマ判定

51~00 “ハカセ”
01~49 他のフレンズ

↓1

ハカセとなるフレンズを決定します
以下の中から選択してください
また、複数媒体に登場しているフレンズは、それも記入してもらえると嬉しいです


1 アフリカオオコノハズク(NEXON、ぱびりおん、けもフレ3)
2 ワシミミズク(NEXON、ぱびりおん、けもフレ3)
3 メンフクロウ(NEXON)
4 キュウシュウフクロウ(NEXON)
5 モリコキンメフクロウ(NEXON)
6 メガネフクロウ(NEXON)


↓2

メンフクロウ「おや……お客さんか。待たせてしまったかな?」


シロミミオポッサム「ハカセ、おかえりなさい」


やってきたフレンズに、シロミミオポッサムちゃんが声を掛けた
なるほど、彼女がハカセらしい
確かに、なんか賢そう


メンフクロウ「見慣れない顔がいるようだね。私は“メンフクロウ”だ。お前は?」


カマエ「は、初めまして。カマエです」


メンフクロウ「カマエ……そんな動物いたかな」


マレーバク「私が付けたの。この子、自分のことが何もわからないって」

マレーバク「ハカセなら、何か分からない?」


メンフクロウ「ふむ……」


ハカセは顔を近づけて、じっと目を合わせてくる
うぅ、なんか怖いかも……


メンフクロウ「羽はない。尻尾もない。牙も爪もない……しかし、私達フレンズに姿が似ている……」

メンフクロウ「と、なると……ちょっと待っててくれ」


観察が終わると、彼女はそう言って、頭の翼を広げて上へ飛んでいった


カマエ「こ、怖かった……」


マレーバク「ハカセ、観察するのが好きなんだって。お面を作るのに必要みたい」


カマエ「お面?」


シロミミオポッサム「あっちの壁にかかってるのが、ハカセの作ったお面よ。まあ、ちょっと不気味だけど……」


壁に目を向けると、白や赤など色んな色のお面がかかっていた
確かに、なんとも言えないデザインだ……

メンフクロウ「不気味とは失礼な。いいデザインだろう」


カマエ「ほあっ!?」


いつの間にか、ハカセが戻ってきてた。いつの間に……


メンフクロウ「ふふ、私みたいなフクロウは、静かに飛ぶのが得意でね」

メンフクロウ「それより、お前が何の動物か分かったよ」


マレーバク「ホント? どんな動物なの?」


メンフクロウ「ああ、それは――」


ハカセが持ってきた図鑑を開いて、ボクたちに見せてきた
そこには――


メンフクロウ「――カマエ。お前は、ヒトだ」

今日はここまでにします
ありがとうございました

再開します

マレーバク「ヒトって、どんな動物なの?」


メンフクロウ「そうだね……私達、フレンズの元となった動物かな」

メンフクロウ「単純な力は、フレンズに遠く及ばない。しかし、それを補うだけの知能を持つ」

メンフクロウ「要するに、賢いってことだ」


シロミミオポッサム「賢いって、ハカセよりも?」


メンフクロウ「私なんか、とてもじゃないけど敵わないよ。この本も、図書館も、ジャパリパークを作ったのだって、ヒトなのだから」


マレーバク「そうなんだ。カマエちゃんって、すごいんだね?」


カマエ「いや、ボクはそんなのじゃないと思うよ」


メンフクロウ「そうだろうね。お前は、まだ子供……成長途中のヒトだ」

メンフクロウ「でも、将来はそういったヒトになれる可能性があるだろうね」


ボクが、ジャパリパークを作ったヒトのように?
……なんだか、あんまり想像できないかも


マレーバク「っていうことは、カマエちゃんじゃなくて、ヒトちゃんって呼んだほうがいいのかな?」


シロミミオポッサム「そっか。ヒトっていう動物だものね」


カマエ「それなんだけど、やっぱりカマエのままでいいよ。ヒトちゃんって呼ばれるの、なんかモヤモヤする」


メンフクロウ「確か、ヒトは個体ごとにそれぞれ違う名前を持つ動物らしい。だから、そのままでも問題ないだろう」


マレーバク「そっか。じゃあ、これからもカマエちゃんって呼ぶね?」


カマエ「うん」


メンフクロウ「さて……他にも聞きたいことはないか? 私に分かる範囲なら、教えよう」



1 他にもヒトはいるの?
2 ボクはフレンズなの?
3 なんで森林地方で目覚めたんだろう
4 ハカセのことが知りたい
5 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「さっき、個体ごとに名前がある、って言ってたけど……ボク以外のヒトはいるの?」


メンフクロウ「どうだろうね……少なくとも、パークにはもういないと思う」


マレーバク「ジャパリパークを作ったのに、いないの?」


メンフクロウ「ヒトは、ある日を境に姿を消したんだ」

メンフクロウ「何か理由があって、ここを去ったのか……もしくは、“絶滅”したか」


絶滅。その言葉を聞いて、急に喉が渇いていくのを感じた
ジャパリパークには、もう、ボク以外のヒトはいない……
その答えに、ボクは言い表せない恐怖を感じていた


メンフクロウ「だけど、パークの外なら、あるいはヒトがいるかもしれない」


シロミミオポッサム「外って?」


メンフクロウ「お前たちは見たことあるか分からないが、ここは海に囲まれている」

メンフクロウ「海というのは、大きな水溜りみたいなもので……そのはるか先に、ヒトが住んでいるんじゃないか、と私は考えているんだ」


マレーバク「海……?」

シロミミオポッサム「水溜り……?」


二人はピンと来ていないみたいで、しきりに首を傾げている


メンフクロウ「まあ……海を超えるには、色々な問題が山積みなのだけれどね」

メンフクロウ「詳しい話は、外に興味が出てからでも遅くはないだろう」


カマエ「そう、だね」

と、ここで。
ボクのお腹から、ぐぅぎゅるるるるぅぅ……と、大きな腹の虫の声が聞こえてきた


シロミミオポッサム「カマエちゃん、お腹空いたの?」


カマエ「あ、あはは……うん……」


シロミミオポッサム「大変! 早く“ボス”から“ジャパリまん”貰ってこないと……」


メンフクロウ「いや、ジャパリまんなら、私が沢山持っている。それをあげよう」


マレーバク「いいの? ……ま、まさか、後で何か要求される……?」


メンフクロウ「しないしない。よく、悩みを解決してくれたお礼に、とジャパリまんを貰うんだ」

メンフクロウ「ただ、私一人だと消化しきれないからね……腐らせてしまうのももったいないし、良かったら、お前たちにも食べてほしい」


シロミミオポッサム「そういうことなら、いただきまーす!」


カマエ「ジャパリまん……」


なんでか分からないけど、とても美味しそうな響きだ
ハカセが両腕いっぱいに持ってきてくれたジャパリまんを、一つ頬張った


カマエ「……! 美味しい……!」


メンフクロウ「ふふ、それはよかった。まだまだあるから、好きなだけ食べるといい」


カマエ「ありがとう……!」


ハカセの言葉に甘えて、次々とジャパリまんを平らげる
どのくらい食べてなかったのかも思い出せないけど、よっぽどお腹が減ってたみたいだ


マレーバク「カマエちゃん、落ち着いて食べないと、喉に詰まらせちゃうよ」


カマエ「もごごもごもごももごごもごごごご」


シロミミオポッサム「何言ってるか分からないわ……」

カマエ「はふぅ~……美味しかったぁ……」


メンフクロウ「ふむ、ヒトの食べる量はフレンズと違うのかな?」


マレーバク「多分、食べ過ぎだと思うけどなぁ」


シロミミオポッサム「でも、いっぱい食べるのはいいことよ」


メンフクロウ「そうだね。食べることは、生きること。カマエが元気に生きるための、大事な糧になるだろう」


お腹がパンパンになったボクを見て、皆がなんだかほっこりしてるような……
いくらお腹が減ってたとはいえ、ちょっとはしたなかったかなぁ



1 マレーバクに話しかける
2 シロミミオポッサムに話しかける
3 ハカセに話しかける


↓2

カマエ「マレーバクちゃん」


マレーバク「どうしたの、カマエちゃん?」


カマエ「改めて、お礼を言いたくて。ボクに付き合ってくれて、ありがとう」

カマエ「あの時、怖がりながらも話しかけてくれて、すごく嬉しかった」


マレーバク「そんな、お礼なんていいよ。それに、話してて、カマエちゃんが悪い子じゃないって、分かったから」

マレーバク「だから今はもう、怖くないよ」

マレーバク「……いきなり頭撫でられるのは、びっくりしちゃうけど」


カマエ「あはは、ごめんね」


マレーバク「ふふ……」



1 手を握る
2 抱きしめる
3 頭を撫でる
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「ねえ、マレーバクちゃん。頭撫でていい?」


マレーバク「ふぇっ!?」


カマエ「駄目……?」


マレーバク「う、うぅ……そんな目で見ないでぇ……」

マレーバク「まあ……いいよ。……どうぞ」


おずおずとこちらに頭を差し出してくるマレーバクちゃん
そんなにかしこまられると、ボクもちょっと恥ずかしいけど……


ポンッ


手のひらを軽く頭に乗せて、ゆっくりと動かしてみる
柔らかい髪の毛の感触は、気持ちいいのとくすぐったいのが一緒にやってくる


カマエ「マレーバクちゃんの頭、すごく撫で心地がいいよ」


マレーバク「そ、そんなこと言わなくていいから!」

マレーバク(うぅ、恥ずかしい……けど、ちょっとだけ慣れた私がいるなぁ……)


[>マレーバクの好感度が2上がりました

マレーバク 好感度5 (楽しい子だね)

シロミミオポッサム「ちょっとー? お姉さんたちのこと、忘れてない?」


マレーバク「ひゃっ!?」


メンフクロウ「まあまあ、仲がいいのはいいことだ」


ちょっとばかり、二人の世界に浸りすぎたみたいだ
マレーバクちゃんは、顔をすっかり赤くして、俯いている


メンフクロウ「ところで、今日はどうするんだ? そろそろ、陽も落ちかけているが……」


ハカセの言葉に、窓の外へ目を向けると、空が茜色に染まっていた
夜はやっぱり、危険なのかな?


メンフクロウ「昼も夜も、セルリアンという存在がいる限りは安全とは言い難いかな」

メンフクロウ「ただ、ヒトは昼行性だから、夜になると眠くなるだろう。あまり、出歩かないほうがいいとは思う」


シロミミオポッサム「それじゃあ、私はそろそろ帰ろっかな」


カマエ「帰っちゃうの?」


シロミミオポッサム「巣を開けっ放しにしてきたからね。大丈夫よ、またすぐに会えるわ」

シロミミオポッサム「それじゃあ、またね」


そう言って、シロミミオポッサムちゃんは帰っていった
ボクは、どうしよう……


メンフクロウ「お前が望むなら、図書館で一晩明かしても構わないよ」

メンフクロウ「マレーバクは、どうする?」


マレーバク「カマエちゃんが泊まるなら、私も一緒に泊まりたいな」


図書館で一泊するか、それとも夜の森を進んでいくか……



1 図書館に泊まる
2 夜の森を進む


↓2

今日はここまでにします
続きはまた、明日にでも
ありがとうございました

安価下

再開します

カマエ「じゃあ、図書館に泊まろうかな」


メンフクロウ「分かった。寝床は好きにしてもらって構わないよ」

メンフクロウ「外へ出るのはいいけど、あまり遠くへ行かないように」


カマエ「うん」


メンフクロウ「それじゃあ、私は上にいるから。何かあれば訪ねてくれ」


そう言って、ハカセはふわりと上に飛んでいった
いいなぁ。ボクも、空を飛んでみたいな


マレーバク「私、お水飲んでくるね」


カマエ「分かった。行ってらっしゃい」


マレーバクちゃんは、図書館の外に向かった
これから、何をしようかな



1 本棚を眺める
2 図書館の周りを散歩する
3 フレンズと交流する(マレーバク、メンフクロウのどちらか)
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「ハカセー」


メンフクロウ「ん? どうかした?」


カマエ「えっと、図書館の周りを散歩してみたいんだけど、一人だと心細くて……」


メンフクロウ「それで、私に付いてきてもらいたいと?」


カマエ「駄目かなぁ」


メンフクロウ「いや、構わないよ。ふふ、じゃあ行こうか」


ハカセは嬉しそうに微笑んで、ボクに付いてきてくれた
外は暗くなってて、図書館から漏れ出る電気が、足元をおぼろげに灯していた


カマエ「あ、ねえねえ。あれ何?」


メンフクロウ「あそこは炊事場だね。昔、ヒトがキャンプをするのに使っていたらしい」


ハカセが言うには、図書館はキャンプ場としての機能もあるらしい
広めに開かれたこの土地が、その証拠だって
言われてみれば、確かに。ここのスペースは十分すぎるぐらいだ


メンフクロウ「まあ、私達フレンズにとっては、使い所がない場所かな」


カマエ「どうして? お料理しないの?」


メンフクロウ「正確には“できない”と言ったほうがいいね。けものとしての本能が残っているのか、火を扱うことができないんだ」

メンフクロウ「昔、一度だけ火を起こしてみたけど……恐怖で足が竦んでしまったよ」


カマエ「ハカセでも、できないことがあるんだね」


メンフクロウ「ハカセだからと言って、なんでもできるわけじゃないさ」


そう呟いたハカセの横顔は、なんだか寂しそうに見えた
何かに思いを馳せるように、遠くを見つめている



1 じゃあ、ボクが料理を作るよ
2 ボクも、ハカセみたいになりたいな
3 悩みがあるなら、ボクが聞くよ
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

ハカセは、色んなことを知っている
ボクがヒトだということも、すぐに思い至ったし、フレンズから沢山お礼をもらうくらいなんだから、きっとそうなんだと思う
未だにボクは、自分が何者か思い出せないけど……
もし、目標にするとしたら……


カマエ「……ボクも、ハカセみたいになりたいな」


自然と、そう呟いていた


メンフクロウ「私みたいに、か……」


ハカセはそれだけ言うと、ボクの頭に手を載せて、ゆっくりと撫で始めた


メンフクロウ「なれるよ、カマエなら。きっと、私以上の……」


カマエ「ハカセ?」


メンフクロウ「……なんでも無い。気にしないでくれ」

メンフクロウ「そうだね、お前が望むなら、知りたいことは私が教えよう。私が分かる範囲で、だけどね」

メンフクロウ「さあ、そろそろ図書館に戻ろう」


そう言って、ハカセは図書館の方に向かって、歩き出した
慌ててボクも、そのあとを付いていった


[>メンフクロウと、ともだちになりました

メンフクロウ 好感度1 (不思議な子だ)

翌朝。お日様が少しだけ顔を出した時間に、目が覚めた
隣には、マレーバクちゃんが、すやすやと寝息を立てて眠っている


カマエ「ん~……っ」


大きく伸びをして、眠気を飛ばす。昨日は、よく眠れた
外に出ると、草や木のいい匂いがして、とても気持ちがいい


メンフクロウ「おはよう。よく眠れたみたいだね?」


カマエ「ハカセ。おはようございます」


メンフクロウ「とりあえず、顔を洗っておいで。昨日案内した炊事場に、水道があるから」


カマエ「うん。ありがとう」


ハカセの言葉通りに、炊事場に向かう
冷たい水で顔を洗ったら、眠気はすっかり無くなった
その時、カサリ、と何かが揺れる音が聞こえてきた
それも、一度だけではなく、何度も何度も、同じところから聞こえてくる


カマエ「だ、だれ……?」


恐る恐る声を掛けると、そこからは――



コンマ判定

70~00 ラッキービーストが現れた
20~69 フレンズが現れた
01~19 セルリアンが現れた


↓1

フレンズが くさむらから とびだしてきた!
ということで登場させたいフレンズを書き込んでください
改めて、フレンズ登場ルールを掲載します


フレンズはNEXONアプリ、ぱびりおん、けもフレ3の中から選んでください
それぞれの媒体で性格が異なるフレンズがいるため、括弧書きで書いてくれると嬉しいです

例:ツチノコ(NEXON) ヘラジカ(ぱびりおん) ドール(けもフレ3)

NEXONアプリのみの登場、もしくは特に指定がない場合はNEXONアプリ版を参考にします
ただし、幻獣種のフレンズは特殊な場合を除き選ぶことができません(オイナリサマや四神、ヤマタノオロチなど神話上のフレンズ)


↓2

オオミチバシリ「どいてどいてー!」


カマエ「ほあぁっ!?」


草むらから飛び出してきたのは、フレンズだった
尻餅をついたボクの頭上を軽く飛び越したかと思うと、急ブレーキで数メートル先に停止した
砂埃が舞って、思わずむせてしまう


カマエ「ごほっ、ごほっ!」


オオミチバシリ「ああ、ごめんなさい! 怪我はない? 大丈夫?」


カマエ「へ、へーき……あー、びっくりしたぁ」


オオミチバシリ「んん? あなた、見ない顔ねぇ」


カマエ「えっと、ボクはカマエって言うんだ。君は?」


オオミチバシリ「私は“オオミチバシリ”! 道なき道を往く砂漠の開拓者よ!」

オオミチバシリ「知らない場所、知らない光景を知るために、パークの色んな所を走り続けているの!」

オオミチバシリ「ここは……としょかんね! ということは、しんりんちほーかしら?」


カマエ「うん、そうだよ」


オオミチバシリ「なるほど、あの道からしんりんちほーまで行けるのね……うーん、これだから“けもの道”はやめられないわね!」


彼女は一人で満足気にうんうんと頷いている
どうやら、走るのが好きみたい? あと、パークの色んな所を回っているようだ


メンフクロウ「何やら騒がしいと思えば、オオミチバシリか」


オオミチバシリ「あらハカセ! 元気にしてた?」


メンフクロウ「私は相変わらずだよ。お前も随分、元気そうだね」


オオミチバシリ「当然でしょ? ハカセも、引きこもってばかりいないで、色んな所を走り回ったらいいのに」


メンフクロウ「私は走るより飛ぶほうがいい」




1 どんなところを走ったの?
2 走るのが好きなんだね
3 ボクもオオミチバシリちゃんみたいに走れるかな?
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

行動が決まりましたので今日はここまでにします
明日と明後日はおやすみしますので、また金曜日に参加してくれると嬉しいです
それではありがとうございました

再開します

カマエ「ねえ、頭触ってもいい?」


オオミチバシリ「?? いいわよ? どーぞ!」


僕のお願いにオオミチバシリちゃんは快く受け入れてくれた
手触りは、ふわっとした感じ? マレーバクちゃんとは、また違った感触だ


カマエ「そういえば、オオミチバシリちゃんって、ハカセみたいな羽? があるんだね」


オオミチバシリ「一応、私も鳥のフレンズよ。短い間なら飛ぶこともできるけど、走るほうが好きなの」

オオミチバシリ「って、あははっ。ちょっとくすぐったいわね」


オオミチバシリちゃんが笑うのに合わせて、羽がピクピクと動いている
……どうなっているんだろう? 気になる……


カマエ「……羽も触っていい?」


オオミチバシリ「か、カマエ? なんだか目が怖いわよ?」


カマエ「駄目?」


オオミチバシリ「うーん、別にいいけど……優しくね」


そう言うと、羽を広げてくれた。傷つかないように、そっと触れてみる


カマエ「おぉ……髪の毛と感触が全然違う」


メンフクロウ「フレンズの動物的な要素はそのままだからね。手触りもまた、違ったものになるだろう」


オオミチバシリ「ん、んふ……触られることがないから、変にムズムズする……」


しばらくの間、オオミチバシリちゃんの羽を堪能した


[>オオミチバシリと、ともだちになりました

オオミチバシリ 好感度1 (羽が好きなのかしら?)




オオミチバシリ「それじゃあ、私はそろそろ次の場所に向かうわ」


そう言って、また森の中へと走り去っていった
また会えるといいな


メンフクロウ「さあ、私達も図書館に戻ろう。そろそろ、マレーバクも目を覚ましている頃だろう」


カマエ「うん」

マレーバク「ふあぁ~……おはよう、カマエちゃん」


カマエ「おはよー」


メンフクロウ「さて。早速だが、お前たちはこれからどうする?」


マレーバク「……どうしようか?」


カマエ「どうしよう……」


メンフクロウ「ふふ、そんなに悩まなくてもいいさ」

メンフクロウ「ジャパリパークに決まりというものはない。お前たちのやりたいことをすればいい」


マレーバク「私は、カマエちゃんのやりたいことに付いていくよ」


二人に見つめられて、しばらく考える
やりたいことかぁ……


1 ジャパリパークを見て回りたい
2 沢山のフレンズと“ともだち”になりたい
3 自分の記憶を探したい
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「……ボクは、沢山のフレンズと“ともだち”になりたい」

カマエ「色んな子と“ともだち”になって、一緒に過ごすことができるなら……そう考えると、なんだかワクワクするんだ」

カマエ「これが、ボクのやりたいことだよ」


マレーバク「とても素敵なことだと思うよ。カマエちゃんならきっと、パーク中のフレンズと“ともだち”になれるよ」


カマエ「えへへ、そうかな?」


メンフクロウ「うん、分かった。私も、お前のやりたいことに協力するよ」

メンフクロウ「しばらくは、ここを拠点にするといい。安心して眠れる場所があるだけでも違うだろう」


カマエ「いいの? 迷惑とかじゃない?」


メンフクロウ「大丈夫、気にしないで。一人でもかなり持て余しているからね」


マレーバク「でも、しんりんちほーだけで、沢山ともだちできるかなぁ?」


メンフクロウ「そういう時は、他の地方に向かうといい……と、言いたいところだけど、歩いていくには少し遠いかな」

メンフクロウ「まだヒトがパークに居た頃、“バス“という乗り物で地方間を行き来していたそうだ。それを探すのもありだろう」


マレーバク「ばす?」


カマエ「のりもの?」


メンフクロウ「詳しい話は、“ラッキービースト”に聞いたほうがいいかもしれないね」

メンフクロウ「……といっても、どこに現れるのかは決まっていない。こればっかりは、運が必要になるだろう」


カマエ「ラッキービースト……分かった。ありがとう、ハカセ」


メンフクロウ「ふふ、どういたしまして」


カマエ「それじゃあ……行こう、マレーバクちゃん」


マレーバク「うんっ」


こうして、ボクのともだちづくりは始まった
どんな子がいるのか、ちゃんと“ともだち”になれるのか……
期待と不安を胸に、最初の一歩を踏み出した



1 森林地方を探索する(フレンズ、セルリアン、ラッキービーストとの遭遇の可能性あり)
2 “ともだち”のフレンズと交流する(選択の際、どのフレンズと交流するかを記載してください)
 ともだち:マレーバク、シロミミオポッサム、メンフクロウ、オオミチバシリ
3 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

改めて、森林地方を探索してみる
ヒトが通るように開かれた道以外は、どこまでも続きそうなほどに木が生い茂っている
フレンズは、どんなところにいるんだろう?


マレーバク「そうだなぁ。私だったら、身を隠せそうなところとかかな」

マレーバク「とりあえず、この森を進んでいけば、誰かには会えると思うよ」


カマエ「そっか。じゃあ、森に向かってしゅっぱーつ!」


テクテク、と道なき道を進んでいく
奥に進むにつれて、徐々に暗くなってきた
木の葉っぱで、太陽が遮られたからかな?


マレーバク「私は暗いほうが落ち着くけど、カマエちゃんは大丈夫?」


カマエ「うん、へーきだよ」


ホントはちょっとだけ怖いけど……マレーバクちゃんの前で、かっこ悪いところは見せられないな



コンマ判定

80~00 ラッキービーストが現れた
60~79 美味しそうなきのみを見つけた
20~59 フレンズが現れた
01~19 セルリアンが現れた


↓1

登場させたいフレンズを書き込んでください
ルールは>>87を参考にしてください

↓2

登場フレンズが決まったところで、今日はここまでにします
ありがとうございました

再開します

バサバサバサッ!


カマエ「ほあっ!?」


マレーバク「ひゃっ!?」


鳥が一斉に飛び立つ音で、僕たちはお互いに抱きついた


マレーバク「か、カマエちゃん、大丈夫?」


カマエ「うん……マレーバクちゃんは?」


マレーバク「私も、平気……びっくりしちゃったねぇ」


カマエ「うん……」


すっかり静かになった今でも、まだ心臓がバクバク鳴ってる
驚いた拍子に、変な声あげちゃったよ……うぅ、恥ずかしい……


「――そこにいるのは誰だ?」


カマエ「ひぇっ!?」


後ろから声を掛けられて、また変な声を出してしまった
振り返ると、暗いためにすぐには気づけなかったけど、一人のフレンズがいた

マレーバク「ブラックジャガーちゃん。私だよ、マレーバク」


ブラックジャガー「マレーバクか。いつもの曖昧な模様だから分からなかった。……そこのお前は?」


カマエ「ぼ、ボクはカマエです……」


ブラックジャガー「……ああ、すまん。怖がらせたか? 闇に紛れて動くのが癖になっててな」

ブラックジャガー「オレは“ブラックジャガー”だ。ここ一帯のセルリアン退治を任されている“セルリアンハンター”だ」


カマエ「セルリアンハンターっていうのは?」


マレーバク「ブラックジャガーちゃんみたいに戦いが得意なフレンズが、セルリアンをやっつけてくれるの」

マレーバク「私は、戦うのが苦手だから、とっても助かってるんだよ」


ブラックジャガー「オレはオレのやりたいようにやってるだけだ。……まあ、感謝されて悪い気はしないがな」


ぶっきらぼうに答えているけど、ちょっとだけ顔が赤くなっている
尻尾もピーンと立ててるけど、恥ずかしいのかな? それとも嬉しいのかな?



1 このへんにセルリアンがいるの?
2 奥の方にはなにがあるの?
3 尻尾に触ってみたい……
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

カマエ「ブラックジャガーちゃん。尻尾、触っていい……?」ウズウズ


ブラックジャガー「な、何故だ? というか、目が怖いんだが……」


カマエ「だって、どんな感触なのか、気になっちゃって……ボクにはないし」


ブラックジャガー「確かに、お前は普通のフレンズとは少し違うみたいだが……」


マレーバク「カマエちゃんはヒトなんだって。ハカセが教えてくれたの」


ブラックジャガー「うぅむ……まあ、別に構わないが……」


カマエ「ありがとう!」


ブラックジャガーちゃんの尻尾を優しく握る
おぉ、生暖かい……思ったよりふさふさしてるかも


ブラックジャガー「んっ……お、おい。あまりいじるな……」


カマエ「……」スンスン


ブラックジャガー「に、ニオイを嗅ぐな!?」


ボクの手から尻尾が離れていった
ブラックジャガーちゃんは尻尾を足の間に挟み込んで、顔を赤くしながらボクを睨んでいる
別に変なニオイはしなかったけどな


ブラックジャガー「お前、変な奴だな……」


マレーバク「ごめんね、カマエちゃんってこういうところあるから……」



[>ブラックジャガーと“ともだち”になりました

ブラックジャガー 好感度1 (尻尾のニオイを嗅がれた……)

ブラックジャガー「んんっ! ところで、お前たち。こんなところで何をしてるんだ?」


マレーバク「実はね……」


マレーバクちゃんが、これまでのことを簡単に説明してくれた


ブラックジャガー「ほう。沢山のフレンズと“ともだち”にか」


カマエ「それで、とりあえず森林地方を探検してるんだ」


ブラックジャガー「そうか……だが、あまり奥の方には行かないほうがいい。迷い込むと中々出られないぞ」


マレーバク「そうだね。このあたりだったらまだ、私も分かるけど……」


ブラックジャガー「なら、オレがついていってやる。しんりんちほーには詳しいからな」


カマエ「ホント? じゃあ、お願いします」ペコリ


しばらくの間、ブラックジャガーちゃんが一緒にきてくれることになった
セルリアンハンターという彼女がいてくれるから、心強いな
三人で更に森林地方を探検することにした



コンマ判定

00 バス(運転席)を見つけた
80~99 ラッキービーストが現れた
60~79 美味しそうなきのみを見つけた
30~59 フレンズが現れた
01~29 セルリアンが現れた


↓1

カマエ「わぁ、なんだろうこのきのみ……」


赤い色のきのみを見つけた
みずみずしくて、なんだか美味しそう


マレーバク「それ、甘くておいしいよ。食べてみようよ」


ブラックジャガー「そうだな。少し小腹が空いてきたところだ」


みんなで赤いきのみを食べた
……美味しい!


カマエ「いくつか持っていっても大丈夫かな?」


ブラックジャガー「取り過ぎなければ大丈夫じゃないか?」


カマエ「じゃあ、5つくらい貰っていこう」


[>赤いきのみを手に入れた

きのみ×3 … みずみずしくて美味しいきのみ。フレンズにプレゼントすると喜んでくれるかも


カマエ「こういうきのみって他にもあるの?」


マレーバク「うん。色んな種類のきのみがあって、どれも美味しいよ」

マレーバク「あ、でも時々にがいのもあるから、気をつけてね」


カマエ「うん、分かった」



コンマ判定

00 バス(運転席)を見つけた
80~99 ラッキービーストが現れた
60~79 美味しそうなきのみを見つけた
30~59 フレンズが現れた
01~29 セルリアンが現れた


↓1

登場させたいフレンズを書き込んでください
ルールは>>87を参考にしてください

↓2

カマエ「あれ? あの子は……」


視線の先に、おどおどとした足取りで歩いているフレンズを見つけた


カマエ「おーい、なにしてるの?」


ミナミコアリクイ「わぁっ!? な、なんだよぉ!」


振り返ったフレンズは両手を上げて、可愛らしいポーズを取った


マレーバク「大丈夫だよミナミコアリクイちゃん」

ブラックジャガー「元気そうだな、ミナミコアリクイ」


ミナミコアリクイ「って、マレーバクちゃんにブラックジャガーちゃんかぁ……」

ミナミコアリクイ「知らない子もいるけど……」


カマエ「ボクはカマエ。初めまして」


ミナミコアリクイ「あたしは“ミナミコアリクイ”……よろしくねぇ」


白くてふわふわした子だ。かわいい


ミナミコアリクイ「そういえばみんな、ボス見なかった? お腹すいたけど、見つからなくて……」


マレーバク「うーん。見てないなぁ。ブラックジャガーちゃんは?」


ブラックジャガー「オレも見てないな。いつもはそこらへんの草むらから出てくるんだが」


そういえば、ボスってどんな姿なんだろう
ボスっていうくらいだから、貫禄のある姿なのかな?


ミナミコアリクイ「そっかぁ……どこにいるんだろ」



1 ボクも一緒に探すよ
2 ……ボクもお腹すいた
3 お腹を触りたい
4 自由安価(内容によっては再安価あり)


↓2

行動が決まったところで今日はここまでにします
ありがとうございました

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom