羽虫×3「安価で進化して昆虫惑星の生態系の頂点になる」(113)

この水と緑に満ち溢れた美しい惑星…。

名は『昆虫惑星』という。

別に多種多様な昆虫がいる…というわけではない。

今存在している昆虫は、原始的な羽虫だけだ。

他の生物といえば、海には原始的な淡水魚ぐらいはいるが…

陸上生物といったら、草食の虫しかいない。

彼らはいつも、草をかじり、花の蜜を吸い、食物の受粉を助けながら飛び回っている。



だが、この昆虫惑星に…

ある新しい考えが生まれた。

『他の昆虫の肉を食えば、もっと豊富な栄養が得られるのではないか?』

そう。
肉食昆虫の登場である。

羽虫A「はぐはぐ…」ムシャムシャ

羽虫の死骸「」グチャグチャ

羽虫A「ん…オッス!俺、羽虫A!」

羽虫A「今何をしてるかって?最近進化してよぉ、肉を溶かす酵素を手にいれたんだ」

羽虫A「ただ、他の羽虫を捕まえるほどの強さはねえぜ。せいぜい死骸を貪るくらいだな」ムシャムシャ

羽虫A「でも…うめぇ~!肉!肉もっと食いてえぜ!」ムシャムシャ

羽虫A「どんどん進化して…肉食昆虫の旺盛になってやるぜ!」

羽虫B「どうも、ボクは羽虫Bです」

羽虫B「種族としては、羽虫Aと何も変わりません…。今はね」

羽虫B「しかしアイツは、自分だけが肉食になった気のようですが…」

羽虫B「ボクはその肉食昆虫をさらに食うことで、もっと強靭な力を手に入れてみせますよ!」

羽虫C「はじめまして。僕は羽虫Cだよ」

羽虫C「いやぁ~肉食怖いね。でも、目には目を、歯には歯を」

羽虫C「そして、肉食には肉食を」

羽虫C「勝とう。生き残るために」

メダカ「ウ~ッス」

メダカ「え?『なんだお前』って顔しとるなお前」

メダカ「淡水魚いる言うたやん。ワイも進化して何が悪いっちゅうんや」

メダカ「川にぼたぼた虫の死骸落ちてくるからメシには困りまへん」

メダカ「ほんでも…陸にも美味そうな生き物おるな…げへへへ…」

~ターン1~

羽虫A
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する


羽虫A「進化!進化するぞ!」

羽虫A「さらに強力な肉食昆虫に…!」


獲得する形質 ↓1~3

羽虫A→ジェットドリルハムシ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる。便を燃料に変え、瞬発ジェットができる
・螺旋状の角がある
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・茎や木にドリルで穴を空けて産卵する


ジェットドリルハムシ「つ、角が生えたぜ!」

ジェットドリルハムシ「さすがに角自体は回転しないが、俺羽虫だから。飛びながらぐるぐる回れるんだぜ」

ジェットドリルハムシ「…でも、このドリル、何に使えと…?」

ジェットドリルハムシ「…そうだ!」

ジェットドリルハムシ「草の茎や、木の幹に穴を掘る!!!」ガリガリガリガリ

ジェットドリルハムシ「そして、その中に卵を産む!ふんっ!」

卵「」

ジェットドリルハムシ「フフフフフ!これで俺達の卵は、外敵に食われることはない!雨や風も凌げる!」

ジェットドリルハムシ「やべーぜ!このドリルめっちゃ便利だ!」

羽虫B 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する


羽虫B「Aのやつらめ、奇妙な進化を…」

羽虫B「調子乗ってるんじゃありませんよ!ヒャア!」

獲得する形質↓1~3

羽虫B→ホタルコガネ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・甲虫。体が重くて飛ぶのが苦手
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・光合成できる
・体にたくわえた化学エネルギーで発光し、仲間と交信できる

ホタルコガネ「お…おもい…」ズシリ

ホタルコガネ「体が重く、硬くなり、光合成できるようになりました」ピカー

ホタルコガネ「うんむ…肉食昆虫を目指してたはずなのですが…。草食向きになりましたね」ムシャムシャ

ホタルコガネ「暗いとこでも、光を照らせば前が見えます。ソーラービーム!」ピカピカ

ホタルコガネ「す…少しは飛べますよ!ほら!」ブーン

羽虫C 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する


羽虫C「わぁ、みんな凄いねぇ」

羽虫C「こういうの、スタートダッシュが大事だよねぇ」

羽虫C「いくよ」


獲得する形質↓1~3

羽虫C→ドオウバチ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
・お尻に毒針がある
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・玉虫色の、固まる物質を口から出して城を作る
・単為生殖で働きバチを作る


ドオウバチ「ぶーん」

ドオウバチ「毒針がついて、さらに土でお城を作れるようになったよ」

ドオウバチ「普通は交尾による生殖をするけど、それは王の役目」

ドオウバチ「王は単為生殖で働きバチを産み、城のお手入れや食料収集をする」

ドオウバチ「巣の中には、王が一匹。働きバチは5~10匹くらいってとこだろう」

ドオウバチ「いいね、いい感じだ。もっと進化していこう」

~ターン1終了~

【血統A】支配力20
・ジェットドリルハムシ

【血統B】支配力20
・ホタルコガネ

【血統C】支配力20
・ドオウバチ

1ターン目。

A~Cの羽虫達は、各々全く異なる進化を遂げた。

これから熾烈な戦いが始まることだろう。


しかし、忘れてはならない。

この全く違う姿の「始まりの3種」は皆…

すべて、たった一種の羽虫から進化したものであるということを。

2ターン目からは、進化に加えて『支配活動』が可能となる。

この『昆虫惑星』の生態系の頂点、肉食昆虫を食らう最強の肉食昆虫になることが、3系統の共通した望みである。

果たして、その望みを叶えるものは、Aか、Bか、Cか…

はたまた、それらの影に潜み、水面に静かに揺れる生き物か…。

続く

~ターン2~

ジェットドリルハムシ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる。便を燃料に変え、瞬発ジェットができる
・螺旋状の角がある
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・茎や木にドリルで穴を空けて産卵する

ジェットドリルハムシ「俺は4つの羽を別々に動かすことで、頭の角を中心としてグルグル回れる」

ジェットドリルハムシ「成虫でも1センチしかないが…。植物の茎に穴空けるくらいわけないぜ!」


獲得する形質・習性↓1~3

群体行動で巨大に見せる

>>33

ジェットドリルハムシ「今んとこ、幼虫はイモムシで、成虫はでかい羽虫なんだが…」

ジェットドリルハムシ「群体行動するまではいいとしても、巨大に見せるって…。具体的にどうすりゃいいんだ?」

群体行動で巨大に見せるアイデア↓1~3ぐらい

オオマユドリルハムシ 支配力20
進化レベル2
■形質
・体長5センチ
・飛行可能。便を燃料に変え、瞬発ジェットができる
・螺旋状の角がある
・強い顎があり、生きた昆虫をバリバリ食える
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長1~5センチ
・草をもりもり食べる
■習性
・茎や木にドリルで穴を空けて産卵する
・蛹化するときは、フェロモンでたくさんの幼虫が集まり、巨大な繭を作り一匹の巨大な虫の形になる



オオマユドリルハムシ「幼虫が集まっても、食い物の取り分が減るだけだからあまり意味がない…」

オオマユドリルハムシ「成虫が集まっても、機動力が活かせないし、意味がない…」

オオマユドリルハムシ「そこで、蛹になるときに群体行動し、繭をくっつけて巨大に見せるようにしたぜ!」

オオマユドリルハムシ「これでザコどもは近寄ってこねえだろ!」

オオマユドリルハムシ「さーて運動能力が格段に向上し、基礎代謝も増えた。腹が減るぜ!」キシャアアア

オオマユドリルハムシ「さて、支配活動フェーズだ!」

オオマユドリルハムシ「支配活動ってのは、文字通り、昆虫惑星の食物連鎖の頂点に立つための行動だ」

オオマユドリルハムシ「最後に一番支配度が高かった種族が、この惑星の支配者となる!」

オオマユドリルハムシ「基本的にこのフェーズでは、意図的に『新しい形質の獲得』をすることはできないぜ」

オオマユドリルハムシ「強い敵に挑んだりすることで、適応のために形質を得ることはあるけどな」

オオマユドリルハムシ「他の種族と戦って勝てば、支配度を大きく奪えるぜ!」

オオマユドリルハムシ「支配活動、ファイ!」


支配活動の内容…↓1~3から特定条件で選択

4+6+5=15

オオマユドリルハムシ「とにかく飯だ!幼虫に草を食わせまくるぜ!!」

幼虫「むしゃむしゃ…」ムシャムシャ

オオマユドリルハムシ「さーて、支配度は上がったか?」クルッ

支配度 20

オオマユドリルハムシ「…クソァ!ぜんぜん上がってねえぞ!?どうなってんだ!?」

幼虫「元々やってることだし…」ムシャムシャ

オオマユドリルハムシ「あ、そうか!」

ホタルコガネ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・甲虫。体が重くて飛ぶのが苦手
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・光合成できる
・体にたくわえた化学エネルギーで発光し、仲間と交信できる



ホタルコガネ「いやぁバカですねえAの系統は!せっかくの支配活動の機会をドブに捨てるとは!」

ホタルコガネ「あれだけ強靭な肉体なら、ボク達の幼虫や蛹あたりを強襲できたのに!」

ホタルコガネ「どうやらオツムの方は進化し忘れた様子ですね!でもボクらは容赦しませんよ!」

ホタルコガネ「ヒャア!」

獲得する形質↓1~3

イシホタルコガネ 支配力20
進化レベル2
■形質
・体長1センチ
・甲虫。甲殻は非常に頑丈だが、体が重くて飛べない
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・光合成できる
・体にたくわえた化学エネルギーで発光し、仲間と交信できる
・環境適応力が高い…らしい
■その他
・なにか不思議な力があるとかないとか…そんなのオカルトですよ


イシホタルコガネ「重ッ………!体、
おっもッ!!!」ズシイィイ

イシホタルコガネ「ふぎぎいぎぎぎ…!体が小さいのに、無駄に頑丈になったので、甲殻が重くて飛べない…!」ブルブル

イシホタルコガネ「反重力能力でもあれば…ぐぬぬ、そんなオカルトなんぞ期待できません…」ブルブル

イシホタルコガネ「あああああ体が重い!動きにくい!やたら腹が減る!!」ノソリノソリ


支配活動↓1~3 特定条件で選択

4+6+0=0

イシホタルコガネ「は、発光能力を使って狩りを試みます…!」

イシホタルコガネ「ときに、飛ぶ昆虫はなぜ光に寄ってくるかご存知ですか?」

イシホタルコガネ「人工の灯火を除けば、夜の光源は月だけになります」

イシホタルコガネ「そのため、月明かりに対して一定角度で飛ぶことで高さや方向を一定に保とうとしているわけです」

イシホタルコガネ「この習性を利用して…!発光して、羽虫を集めますよ!ヒャア!」ピカー




羽虫「ブーン」

オオマユドリルハムシ「よっす^^」ブーン

ジェットドリルハムシ「なんだなんだ?お、すっとろそうな虫がいるじゃねえか!」ブーン

ドオウバチ「餌かな?」ブーン

イシホタルコガネ「うわぁ…め、めっちゃ集まってきた…」ブルブル

ジェットドリルハムシ「俺のジェットドリルで刺し殺してやる!」チュイイイイイイイン

イシホタルコガネ「効きませんよ!硬さだけが取り柄なんです!」ガキイン

オオマユドリルハムシ「なら体長5センチの俺のドリルはどうだあああ!」ギャルルルッルルルルウルル

イシホタルコガネ「ぐぎぎぎいいいいいいいいいい!!か、硬さじゃまけてなるものかああああああああ!うぬああああああ!!」

ドオウバチ「効かない!!?ならば…毒針で!えい!」ズカァ

イシホタルコガネ「毒針も刺さりませんよ!関節まで全部ガードしてます!」ガキイン

オオマユドリルハムシ「ちくしょうかてえな…」ゼェハァ

イシホタルコガネ(ま、参りました…。すさまじい猛攻の上に、体が重くて飛び回る虫を捕まえられない…!)

イシホタルコガネ(ぼ、墓穴を掘ったか…!?)ブルブル

オオマユドリルハムシ「お、まわりに羽虫がたくさんいるぜ!捕まえろ!」ガブゥウウ

羽虫「ぎゃあああああ!!」グシャアア

イシホタルコガネ(!?ボクの光のまわりで、他の昆虫同士が殺し合いを始めた…!?)

ドオウバチ「な、なにを…!だったら僕も、毒針で!」ズカァ

ジェットドリルハムシ「グハアァァ!」

ギャーギャー!ワーワー!ブーンブーン…グチャアバキィズガアギャアアアアア…!



~朝~

ジェットドリルハムシ「ふぅ~食った食った」ブーン

ドオウバチ「いい狩り場が見つかったよ」ブーン

たくさんの虫の残骸「」ゴチャ

イシホタルコガネ「…ハァ、ハァ…。おお、他の昆虫の食いカスや、ばらばらの死骸が落ちています…」ノソリノソリ

イシホタルコガネ「おこぼれにあずかりましょうかね……」ムシャムシャ

イシホタルコガネ「げふー。うまい!明日もこんな調子で他の昆虫同士を殺し合わせ、残骸をいただくとしましょう!」ノソリノソリ

イシホタルコガネは、夜の光源となることで、虫をおびき寄せ…

それらを殺し合わせることで、残骸という食糧を手に入れる術を身に付けた。


日中は寝ているだけのイシホタルコガネ。

動かずじっとしていれば、代謝で消費するエネルギーは節約できるのである。


イシホタルコガネ 支配力20→40

ドオウバチ 支配力20
進化レベル1
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
・お尻に毒針がある
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・玉虫色の、固まる物質を口から出して城を作る
・単為生殖で働きバチを作る


ドオウバチ「毒ってさ、強いよね」

ドオウバチ「体がまだ小さいのが難点かな…。あのでかいドリル羽虫には、さすがに勝てない」

ドオウバチ「進化しよっと」


獲得する形質↓1~3

メイサイソゲキバチ 支配力20
進化レベル2
■形質
・体長1センチ
・遅いけど空飛べる
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
・お尻に毒針があり、ジャイロ回転させながら飛ばせる
・体表の色を変えられる
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・玉虫色の、固まる物質を口から出して城を作る
・単為生殖で働きバチを作る


メイサイソゲキバチ「体毛の光の反射率を変えることで、体の色を変えれるようになったよ」

メイサイソゲキバチ「周囲にとけこみ…毒針で、刺す!」

メイサイソゲキバチ「本当にヤバい敵がいたら、毒針を飛ばすこともできる。生え変わるのに一週間かかるから、自衛にしか使えないけどね」



支配活動↓1~3 特定条件で選択

メイサイソゲキバチ「生活範囲外を調査してみよう」

メイサイソゲキバチ「何かあるかな…」ブーン




メイサイソゲキバチ「…」ブーン

メイサイソゲキバチ「…え、えー。調査によって得られた情報は…」

メイサイソゲキバチ「…どこもかしこも、あまり地形がこの辺と変わらない、ってことかな」

メイサイソゲキバチ「川があり、草原があり、森林がある。地形の起伏は少なく、あまり高い山はない」

メイサイソゲキバチ「どこも水が豊富で、砂漠は無い」

メイサイソゲキバチ「…そんなとこかな。北極とか南極になにがあるかーとか、そこまでは流石に分からなかった…」


メイサイソゲキバチ 支配力20→21




メダカ 支配力20
進化レベル3
■形質
・体長2センチ
・藻や虫を食べる
■形質
・淡水で生きる


メダカ「ふあ~…。なんや楽しそうなことしとるやん?」

メダカ「ワイも混ぜろや。昆虫惑星は昆虫だけのもんやないで」

メダカ「進化や」


獲得する形質↓1~3

テッポウブナ 支配力20
進化レベル4
■形質
・体長4センチ
・藻や虫を食べる。強い顎で岩からコケをむしり取る
・身体中の穴という穴から自在に水を噴射可能。ジャンプしたり水鉄砲を撃てる
■形質
・淡水で生きる


テッポウブナ「草生えるわ。めっちゃ強そうやんけ」

テッポウブナ「さーて、こんだけ強いのに草食なんてくそつまらん事やってられへんわな」

テッポウブナ「捕食や。捕食するで」

支配活動↓1~3 特定条件で選択

テッポウブナ「ジャンプ、水鉄砲、すべて駆使して!虫を食ったるわ!」

メイサイソゲキバチ「ぶ~ん」ブーン

テッポウブナ「…今や!」チャプ バシュッ

メイサイソゲキバチ「ぎゃああああ!!!」バチャアア

テッポウブナ「落ちてきたで!食ったる!」バシャバシャ

メイサイソゲキバチ「くそ…羽が濡れて飛べない…!こうなったらやけくそだ!毒針ショット!」バシュウゥッ

テッポウブナ「ギャアアアアーーーーーーーーーーッ!!!!」グサアアア

テッポウブナ「ぐる…じ…」プカアア

※メイサイソゲキバチを仕留めることはできなかったようだ

オオマユドリルハムシ「はっはっはー」ブーン

テッポウブナ「こいつらなら…!くらええええ!水鉄砲!」チャプ バシュッ

オオマユドリルハムシ「ぐええええ!」ヒュー ボチャン

テッポウブナ「こいつら毒ないな?にしてもでけえな…。まあええ食ったるわ!」ムシャムシャ

オオマユドリルハムシ「ち…く…しょう…」



テッポウブナ 支配力20→30
オオマユドリルハムシ 支配力20→10

~ターン2終了~

■系統A 支配力10
・オオマユドリルハムシ
・ジェットドリルハムシ

■系統B 支配力40
・イシホタルコガネ
・ホタルコガネ

■系統C 支配力21
・メイサイソゲキバチ
・ドオウバチ

■魚系統 支配力30
・テッポウブナ
・メダカ

つづく



この昆虫惑星には、我々の住む地球の常識とは大きく異なる点が3つある。

一つ目。
それは、肉食昆虫達の闘争本能だ。


地球の肉食動物は皆、草食動物を狙い捕食する。

肉食動物同士で争い、捕食し合うということは、よほど力に差がない限りはめったにない。

何故なら、弱者を狙う方が安全だからだ。

しかし、この昆虫惑星で進化し続ける肉食昆虫達は違う。

肉食昆虫同士で積極的に殺し合い、強い敵を倒し食おうとする闘争本能がある。

たとえ危険な狩りであっても、身の安全より強敵との勝利を求める、戦士の魂がある。

これからも、肉食昆虫達は闘争を求め、喰らい合い続けるだろう。

二つ目。
それは、昆虫が持つ筋繊維の性能だ。

地球にも、昆虫と呼ばれる生物はいるが…

昆虫惑星の昆虫達は、地球の昆虫よりも若干、筋繊維の出力が大きい。

おそらく、筋繊維の構造がミクロレベルで洗練されているためであろう。

つまり、地球の昆虫より筋力が強いということだ。

そして3つ目。

昆虫惑星の重力は、地球の重力よりも弱い。

さらに、酸素濃度も地球より高い。

それが何を意味するか?

外骨格動物には、『大型化すると自重を支えられなくなり、動いたり飛べなくなる』という弱点…というか制約が存在するが…

地球と違い、ここ昆虫惑星では、その制約がユルい。

つまり、けっこう大型化しても平気だということだ。

人間サイズのカマキリがいたとしても、地球のカマキリのように身軽に動けることだろう。


オオマユドリルハムシ以外は、皆体長が2センチ以下の小さな小さな姿をしているが…

現状に行き詰まったら、もう少し大型化を目指してもよいだろう。

つづく

~ターン3~

オオマユドリルハムシ 支配力10
進化レベル2
■形質
・体長5センチ
・飛行可能。便を燃料に変え、瞬発ジェットができる
・螺旋状の角がある
・強い顎があり、生きた昆虫をバリバリ食える
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長1~5センチ
・草をもりもり食べる
■習性
・茎や木にドリルで穴を空けて産卵する
・蛹化するときは、フェロモンでたくさんの幼虫が集まり、巨大な繭を作り一匹の巨大な虫の形になる


オオマユドリルハムシ「ポテンシャルは高いハズなんだ…ポテンシャルは…」

オオマユドリルハムシ「もっと攻めていくぜ!」


獲得する形式・習性↓1~3

age
獲得する形式↓1~3

ドリルミサイルオオハムシ 支配力10
進化レベル3
■形質
・体長20センチ
・飛行可能。便を燃料に変え、瞬発ジェットができる。流線型の体で凄いスピードが出る。
・螺旋状の角がある。体をぐるぐる捻れる。
・強い顎があり、生きた昆虫をバリバリ食える
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長2~20センチ
・草をもりもり食べる
■習性
・茎や木にドリルで穴を空けて産卵する
・蛹化するときは、フェロモンでたくさんの幼虫が集まり、巨大な繭を作り一匹の巨大な虫の形になる
・空中で交尾する

ドリルミサイルオオハムシ「正統進化って感じだな。見よこの巨体!20センチだ!」

ドリルミサイルオオハムシ「生態系の頂点の座は貰った!」


支配活動 ↓1~3から特定条件で選択

5+8+4=17


ドリルミサイルオオハムシ「大きさと飛行能力に任せて活動圏を拡大するぜ!」

ドリルミサイルオオハムシ「うおおおおおお!!生息圏拡大ィイイイイ!」ブゥウウウウウウン

ドリルミサイルオオハムシ「そして!現地にいる草食の羽虫どもを補食しまくる!」ムシャムシャ

羽虫「ギャァアアア!!」グチャアア

ドリルミサイルオオハムシ「さて、支配力は上がったか?」クルッ

支配力10→12

ドリルミサイルオオハムシ「…生息圏が広がったとはいえ。他の連中に挑んだわけじゃねえからな。この程度か…」

イシホタルコガネ 支配力40
進化レベル2
■形質
・体長1センチ
・甲虫。甲殻は非常に頑丈だが、体が重くて飛べない
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・弱い視聴覚
■幼虫期
・体長5ミリ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・光合成できる
・体にたくわえた化学エネルギーで発光し、仲間と交信できる
・環境適応力が高い…らしい
■その他
・なにか不思議な力があるとかないとか…そんなのオカルトですよ


イシホタルコガネ「やばくないですか…。ハイエナみたいな漁夫の利を得ているだけなのに、全種族で支配力トップ!」

イシホタルコガネ「でかい図体のくせにかかってこないチキン野郎のドリルミサイルオオハムシなんかとは遺伝子の出来が違うんですよ!遺伝子の出来が!」

イシホタルコガネ「とはいえ、うぬぬ…。もっとテコ入れが欲しいですねえ」


獲得する形質・習性↓1~3

ディスコレディバグ 支配力40
進化レベル3
■形質
・体長10センチ
・甲虫。甲殻は非常に頑丈。不自由なく飛べる。
・花の蜜や虫の死骸を食べる
・甘い蜜のようなフェロモンで、同族や他の虫を誘き寄せる。
■幼虫期
・体長1~10センチ
・草をもりもり食べる
■習性
・草食って育ち、サナギになり、羽化し産卵する
・光合成できる
・ピカピカ発光する。
・環境適応力が高い…らしい
・酒を作ることができる。


ディスコレディバグ「うおおおおお!発光!」ピカーーーーーーーーー

ディスコレディバグ「体が大型化したことで、蓄えられる科学エネルギーも増大!ミラーボールのようにピカピカ発光できますよ!」ピカーーーーーーーーー

ディスコレディバグ「さらに!甘い蜜のフェロモンと、酒造の習性を得ました!」ピカーーーーーーーーー

ディスコレディバグ「ラッシャイマセー、ラッシャイマセー」


支配活動↓1~3から特定条件で選択

6+8+6=20

ディスコレディバグ「フル稼働して虫を集め酔っ払わせて大乱闘を引き起こす!」

ディスコレディバグ「そして、泥酔している虫を攻撃しましょうか…!」

ディスコレディバグ「お酒を用意!そして…ライトアーップ!」ピカーーーーーーーーー



引き寄せられた虫…↓1~3

※参考:レベル2までの虫リスト>>82


今回はここまでです

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