優花里「というわけで、各学校の生徒名簿のデータを入手しました！」

沙織「3日くらいいなかったと思ったらそんなことしてたんだ…ていうか個人情報とか大丈夫なの？軽く犯罪じゃ」

優花里「細かいことは気にしないでください！」

みほ「優花里さんありがとう」

沙織「いやそこはツッコもうよ！」

華「まあまあ」

麻子「せっかくだ、順番に見ていこう」

優花里「まずはグロリアーナですね」

みほ「えーと、アッサムさんは…」

浅田　睦美

沙織「…ふ・普通」

華「すごく失礼ですけどね」

優花里「あ！」

麻子「どうした秋山さん」

優花里「もしかしてアッサムさんの由来って…」

浅田睦美→あさだむつみ→あ　さ　む→アッサム

優花里「なんじゃ…」

華「そ、そんなわけ…」

みほ「いや、それは説得力あるよ」

沙織「マジで！？」

みほ「大体人に紅茶のイメージをあてるのってすごく難しいと思うし」

麻子「確かに」

沙織「じゃ、じゃあルクリリさんは」

久里　瑠璃

優花里「…まんまですね」

みほ「ローズヒップさん」

広津　風海

広津風海→ひろづふみ→ろ　づ　ひ　ふ→ローズヒップ

優花里「成る程」

麻子「となるとオレンジペコさんも…」

橘　平子

沙織「あれ？」

みほ「どう読んでもならないね」

麻子「わかったぞ、オレンジは柑橘類だろ」

華「はあ…」

麻子「柑橘の橘、平子は本来「ひらこ」と読むんだろうが他の読みでへいこ→へこ→ペコだ」

みほ「で、オレンジペコ…」

沙織「…」

５人（いや、無理がある…）

みほ「え、ええと他には」

ルフナ＝船木　春
バニラ＝原　二子
クランベリー＝倉辺　杏里
ジャスミン＝宮路　すみれ

沙織「この辺はすぐわかるね」

優花里「グロリアーナはこれぐらいですね」

華「じゃあ次はアンツィオですね」

アマレット＝跡部　穂希→あとべほまれ→あ　ま　れ　と→アマレット

ジェラート＝味岡　虎江→あじおかとらえ→じ　え　ら　あ　と→ジェラート

パネトーネ＝鳩村　寧々→はとむらねね→は　ね　と　ね→パネトーネ

沙織「パネトーネって人、寧々ってかわいいじゃん！」

優花里「虎江…名前だけなら強そうですね」

麻子「穂希はサッカーが上手そうだな」

華「私も真っ先に連想しました」

みほ「アンツィオだと一番気になるのがペパロニさんなんだよね」

沙織「んーと…へは…ろに…人名でそんなのある？」

優花里「とりあえず見てみましょう」

国谷　三枝

みほ「あれ？」

麻子「ペパロニ要素がないぞ」

華「どういうことでしょうか」

沙織「麻子、わかる？」

麻子「いや、さすがに私でもお手上げだな」

優花里「当て字…でもないですし」

みほ「みんなで一晩考えてみない？」

華「じゃあ、みなさんでそれぞれ明日答えを用意しましょうか」

沙織「そうだね…」



その日の夜

みほ「う～ん…」

沙織「う～ん…」

優花里「う～ん…」

華「う～ん…」

麻子「う～ん…」

翌日

みほ「みんなどうだった…？」

優花里「まっっっったくわかりませんでした」

沙織「そのせいで私寝不足だよぉ…お肌荒れちゃう」

華「わたくしも…」

麻子「ｚｚｚ」

みほ「こうなったら直接アンツィオに行かない？」

沙織「え、今から？」

優花里「わたしは賛成です、行かないとモヤモヤが一生晴れません」

みほ「では、本名を聞きに、パンツァーフォー！」

麻子「頼むから寝かせてくれ…」

アンツィオ

華「国谷さーん」

ペパロニ「…」

沙織「国谷さんってばー」

ペパロニ「…」

みほ「……ペパロニさん」

ペパロニ「ああもう！本名で呼ばないで欲しいっす！」ｸﾙ

優花里「ご自分の名前嫌いなんですか？」

ペパロニ「嫌いとかそういうんじゃなく、ペパロニって呼んで欲しいんす」

みほ「ごめんなさいペパロニさん、どうしても国谷さんからペパロニさんになるとは思えなくて…」

麻子「もしかしてイジメとかか…？」ｳﾂﾛ

ペパロニ「断じて違うっすから！」

アンチョビ「おお、珍しい客だな」

優花里「あ、安斎さん」

アンチョビ「アンチョビだ！」

みほ「安斎さん」

アンチョビ「だから、アンチョビ！」

華「安斎さん」

アンチョビ「…」ｸﾞｽ

沙織「泣くほど！？」

ペパロニ「姐さんを泣かせるなんてタダじゃおかないっすよ！」ｳｶﾞｰ

みほ「ご、ごめんなさい」

アンチョビ「ペパロニ、そう声を荒げるな」

ペパロニ「は、はい…」

麻子「西住さんがどうしても国谷さんが何故ペパロニなのか教えて欲しいそうだ」

アンチョビ「お前たち、ペパロニの本名知ってるのか？どうやってそれを…」ｼﾞﾄｰ

沙織「ま、まあ色々あってね」ｱｾ

みほ「お願いします教えてください！でないと私、一生後悔します、後悔もさせます！」

アンチョビ「後悔させる！？こ、怖い…」

アンチョビ「ま、まあそこまでいうならしょうがない、教えてやろう」

国谷　三枝

アンチョビ「まず「国」という漢字、部首がくにがまえ（ロ）だろ？」

アンチョビ「これがカタカナのロに見えるわけだ」

華「あ、ホントです！」

アンチョビ「そして「三」、ここにカタカナのニが隠れている」

優花里「おお…」

アンチョビ「そして最後は「谷」、上がハ、真ん中にヘが見えてこないか？」

みほ「す、凄いです、確かにあります！」

アンチョビ「そして並び替えると…ほら、ペパロニだ」

みほ「なるほど…！」

沙織「なんだか目から鱗ー！素直に感心しちゃった」

麻子「まるでＩＱサプリだな」

華「まさにひらめき、ですね」

優花里「教えていただきありがとうございます！」

アンチョビ「まあ次からはちゃんとペパロニって呼んでやれよ？」

みほ「分かりました、安斎さん」

アンチョビ「アンチョビだっていってるだろー！」

後日

みほ「今日は練習試合だね」

優花里「はい、こちらは大洗とグロリアーナ、向こうは黒森峰とサンダースの合同チームですね」

ダージリン「みほさん、今日はよろしくね」

みほ「はい田尻さん」

ダージリン「！？」

華「くくっ」

オレンジペコ「あの、突然何を…」

みほ「いえ、ちょっと気分転換に…橘さん」

オレンジペコ「へ！？」

沙織「も、もうみぽりんったら…」ﾌﾟｯ

アッサム「あまりダージリンをからかわないでくれますか」

みほ「すいません、浅田さん」

アッサム「！？」

「試合開始！」



みほ「田尻さん、東から回りこんで敵陣に突撃して敵を分散してください」

ダージリン「み、みほさん、お願いだからその名前で呼ばないで」

ローズヒップ「わたくしはどうすればいいんですの？」

みほ「広津さんは一度砲撃してから敵をおびき出してください」

ローズヒップ「ローズヒップと呼んでくださいですわー！」

カルパッチョ「西住さん、ふざけてる場合じゃないですよ」

みほ「ごめんなさい軽部さん」

カルパッチョ「ちょ！？」

沙織「ぶほっ」

みほ「え？軽部八千代だからカルパッチョなんですよね」

カルパッチョ「やめてー！」

「黒森峰・サンダースチームの勝利！」

まほ「どうしたみほ、まったく連携が取れてなかったぞ」

みほ「ごめんなさい、本名で呼ぶのが面白くなっちゃって」

ケイ「本名？」

みほ「ダージリンさんの本名、田尻さんなんです」

ケイ「ＡＨＡＨＡ！それはファニーね！」

ダージリン「///」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ



終わり


みほ「大洗とグロリアーナのチームなのにカルパッチョさん出てきてしまいました、すいません」

沙織「なに急に」