咲「京ちゃんおはよー」

京太郎「あぁ、おはよう咲」クルルッ

咲「京ちゃんそれ、バスケットボール？」

京太郎「ん？おぉ、俺も最近バスケ始めてなー..っと」ボロン コロコロ

咲「バスケかぁ...」

～体育館

久「今年のインハイに行くには後一人足りないか..」

マコ「いやぁ、人数揃ってもインハイに行けるとは限らんのじゃがのぅ..」

和「すみません、遅れました！」

優希「主役の登場だじぇ！」ガララッ

久「んー..取り敢えず練習始めよっか」

京太郎「すみませーん遅れました！」

優希「犬！遅いじぇ！」プンスカ

京太郎「誰が犬だよ..それより部長、進入部員連れて来ました！」

久「ナイス☆」グッ

咲「うー..行きたくないって言ったのに..」

久「貴方ねー？私は部長の竹井久、いきなりだけど1on1やらない？」

咲「....へ？」

久「和ー、ちょっと相手してあげてー」

和「私は構いませんけど..」

久「それじゃ、決まりね！」

咲「ふぇぇ..」

久「ふふ、何事も挑戦よ」ポイ

咲「...うぅ」ポス

和「....」スッ

咲(うわぁ..この人隙が無いよ..)キュッ

和「...」キュキュッ

咲「うぅ..」キュッ

和「..!」パシッ

咲「わ！」ゴロゴロ

久「...微妙ね」

和(一応基礎は出来ているみたいですけど)

和「次は私がオフェンスですね」

咲「あ..はい」キュ

和「...」ダッ

咲「.....！」キュッ

和(早い..ですけど)シュッ

久「1on1でスリーって..」ハァ

咲「....!!」パシンッ

和「なっ..!!」

和(私のスリーを読んでた..!?)

咲「ふぅ...」ゴシッ

和(....点で素人と言う訳ではなさそうですね)

～10分後

咲「フッ..!!」シュポ

久「.......これで10回目、点差は今ので5対5かー」

優希「あの子中々やるじぇ」ふわー

久「和とあそこまで張り合うとは思わなかったけど..あれ？」

久「そう言えばあの子..和がシュートを決めた後に毎回シュート決めてるわね」

優希「そんなの偶然だじぇ」ハハ

久(確かにあり得ない事ではない..だけど何か違和感を感じる..まさかあの子は点数をわざと同じにしてる？！)

和「ハァッ..ハァッ..嘗めないで下さいっ！」シュッ

スポッ

咲「ふー...」

咲「.....!?」

和「....」ピタァ

久(あのディフェンス、本気ね..残念だけどあの子のドリブルじゃ抜けない..か)