【安価】女剣士「道場を復興するぞ!」 (47)
20xx年!突如謎のモンスターが大量に現れ人々を襲い人類は破滅への一途をたどっていた!!
そんな中!人類はモンスターに対抗するために戦闘術を身につけることを決意した!
これはそんな世界で生きる女武士の物語である!
~剣術道場~
師範「う、うぐぅ…」
道場破り「へいへい!どうしたジジイ!その程度か!?ここには最強の剣術家がいると聞いてやって来たが…とんだガセ情報だったようだなぁ!?」
女剣士「ぐっ…」
道場破り「そんな力じゃあこの世界を生き残るだけで精一杯だろうに!!いいか!?今の時代は力こそ正義!!貧弱なジジイ共はモンスターの餌にでもなっていろ!!」
女剣士「……」
師範「なぜ…君は道場破りなんてしているんだ…。その力があれば…人々を守ることだって…」
道場破り「人を守るぅ……?アホかぁ!自分が生き残れたらいいんだよぉ!こうしてクソみたいな道場を回って師範を叩きのめす!気持ちいい!そして道場破り成功の報酬としてその道場からありったけの金と食料を頂く!そうすりゃこんな世界でも楽しく生きられるのさ!」
師範「………」
道場破り「さて……ご老人をこれ以上いたぶるのはさすがの俺も少し気が咎めるというもの……さっさと金と食い物を出せ!それで終わりにしてやる」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1520520703
女剣士「ま、待て!今師範は病に侵されているんだ!だから」
道場破り「だからなんだ!!病気で弱ってるから負けましたァ!?言い訳になるかァ!殺るか殺られるかの世界なんだ!殺られたら負け!殺ったら勝ち!それ以外にはねぇんだ!ジジイは殺られた!だから負けなんだよぉ!?分かったクソアマがァ!」
女剣士(むかつくぅぅ!!!)
師範「彼の言う通りだ……病気は言い訳にはならない…。私の負けだ…。彼が要求している金と食料…用意してやってくれ…」
道場破り「話のわかるジジイで助かるぜ」
女剣士「…なら…私が戦います…!!」
道場破り「あぁん?」
女剣士「納得がいきませんよ師範!力こそ正義…それなら…私が力でコイツをねじ伏せます…」
道場破り「…面白い…やってみろや」
師範(無理だ…この子ではとてもかなう相手ではない…。しかし……こういった強い相手とやりあえる機会はそうはない…いい機会とも言える…どうするか…)
安価
女剣士を道場破りと戦わせる…?戦わせない?
↓1
師範(勉強になるだろう…。戦わせよう)
師範「よし…分かった。やってみなさい…」
女剣士「ありがとうございます!この私が…道場を守ってみせますよ!」
道場破り「かぁぁぁ!!女の子を痛めつけるなんてのはァ紳士の俺様からしたら、ちと心が痛む話だがァ…仕方ないよなぁ…。勝負を挑まれてしまったんだもんなぁ…!!」
女剣士「何が紳士だ!このクソ野郎!私がその鼻をへし折ってやる!」
師範「いつからそんな汚い言葉を使うようになったんだ…」
女剣士「す、すみません…」
師範「して…勝算はあるのか?先ほどの私と彼の戦いを見ていて…彼の戦い方、そして強さは分かっているはずだ…。何か秘策でもあるのか?」
女剣士「はい…!私には必殺技がありますから!」
師範「ひっ…さつ…?私はそんなもの教えた覚えはないんだが…」
女剣士「師範の知らないところで練習していたんですよ!!」
師範「……一応聞いておくがどんな必殺技なんだ?」
女剣士「それはですねぇ…」
安価
女剣士の必殺技とは…?技の具体的な説明と技名をお願いします。(現実味のない技でも構いません)
↓1
安価下なら「神刃(カミジン) 居合の一種でこの技の発動時に剣が黄金に輝くように見えてどんな距離でも斬る技」
>>5は説明がないので
安価ありがとうございます!
説明までつけてくださった>>6でいきたいと思います!
一つだけ質問を…
どんな距離でも切ることができる…というのはどれだけ離れていても相手を斬ることができるという解釈で良かったでしょうか…?
(若干調整しつつ進めますね!ありがとうございます。)
女剣士「どんな距離でも相手を斬ることができる…!神刃という必殺技があるんですよ!!」
師範「なるほど……(対人、対モンスター…どちらにも通用する技だな…いつの間にか良い技を身につけたのだな。これなら…もしかしたら道場破りにも勝てるかもしれんな…)」
女剣士「では、行ってきます!」
師範「うむ…お前の成長した姿、私に見せてくれ」
道場破り「早く殺りあおうぜぇ!久々に女を切れるんだ…ウズウズしちまう!」
女剣士「さっきは心が痛むとか言ってなかったか?」
道場破り「揚げ足取りは上手だなぁ!?口で勝っていい気になるなァ!?行くぞクソアマァ!!」
女剣士「相変わらずむかつく!!勝った暁には一生道場の掃除をさせてやる!!」
安価
女剣士は勝てるのか!?
1:必殺技がきまり見事勝利!
2必殺技はきまったものの敗北…
3:相打ち!
↓1
女剣士(私の最強の居合術…神刃…!…この一撃で仕留めてやる!)スッ…
道場破り「あぁ…?(なんだ…てっきり威勢よく飛び込んでくるかと思ったが…のんびり構えてやがるじゃねぇか…)」
女剣士(……集中しろ…冷静になれ……)
道場破り(…まさか…居合術なんて使う気じゃねえだろうなぁ…あの小娘がそんな一流の技を使えるはずが……)
女剣士「(………今だ!)えぇい!!!」カッ!!
道場破り「なんだっ!?光がっ!!」
師範「おぉっ!?」
道場破り「がァッッ!!!」
女剣士「はぁ…はぁ…どうだ!!」
道場破り「なるほど…なるほどなぁ…そんなもん隠してたとはなぁ……なかなかやるじゃねぇか…ガキがぁ…」
女剣士(くそっっ…致命傷にはなってない!)
道場破り「殺るか殺られるか…。俺はまだ殺られちゃあいないぜ…今度はこっちの番だ…!」
女剣士「ぐうっ…」
道場破り「でえぇい!!」ガッ
女剣士「ぐぅっ…!」
道場破り「おらぁぁ!」ダンッ
女剣士「うわっっ」
師範(ダメだっ…やはり実力は彼の方が上だ……)
女剣士「ぐぅぅ…」
道場破り「威勢が良かったのは最初だけかぁ!?」
女剣士「ま、負けるわけには…」
道場破り「はっ!気合いだけでなんとかなるかよぉ!!こいつで終わりだァ!」ガッ
女剣士「なめるなぁ…!」ザッ
道場破り「なにっ…!」
師範「切り返したッ…!」
女剣士「はぁ…はぁ…」
道場破り「…はぁ…やるじゃねぇか…」
女剣士「どちらかが殺られるまでやるんだろ…さぁ…続きを…」
道場破り「相変わらず口だけは達者だ…。今回のところは…見逃してやるよ…」
女剣士「なに…?」
道場破り「クソ道場にしてはまともな剣士がいやがる…。ここで殺すにはもったいない…もう少し強くなったらまた殺りあってやるよ…」
女剣士「ふっ…逃げるということか…!」
道場破り「調子に乗るなカスがァ!!」
女剣士「」ビクッ
道場破り「次会うときまでに強くなっておけよ…ガキ…」
女剣士「ふ、ふんっ!お前も強くなっておけよ!!」プルプル
道場破り「あばよ……」
師範「………」
女剣士「………」バタッ
師範「だ、大丈夫か…!?」
女剣士「は、はい……師範…」
師範「…立派だった…。知らぬ間に…随分強くなったんだな…」
女剣士「あ、ありがとうございます…」
師範「お前のおかげで道場は守られたよ…」
女剣士「や、やりました…………」ガクッ
師範「…今回の勝負でだいぶ疲れたようだな…」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「ん、んん……?あれ、私はいつの間に布団に…」
師範「目覚めたか……」
女剣士「うわっっ!!」
師範「よく寝ていたな…」
女剣士「そ、そんなに寝ていたんですか?……っていうか見てたんですか!?」
師範「お前が目覚めたら色々話そうと思って横にいたら丸1日経ってしまった」
女剣士「そ、そんなに……ってあ、あんまり寝てるところ見ないでくださいよ!恥ずかしい…」
師範「そんなことよりだ」
女剣士「そ、そんなことよりってひどい!」
師範「今道場は存続の危機にある」
女剣士「…っ…!」
師範「見ただろう?私の情けない姿を…」
女剣士「……」
師範「私は病気にかかりすっかり体は弱ってしまった…。ハッキリ言おう。これ以上師範として道場にいることは出来ない」
女剣士「そ、そんなっ……!師範は師範ですよ!強いとか弱いとか…関係ないです!」
師範「…そう言ってもらえるのはありがたいが…彼が言っていたとおり、力こそ正義の時代だ…強いものが上に立たなければならんのだ。師範の座をお前に譲ろう」
女剣士「え、ええええぇ!?私が師範!?」
師範「そうだ。しかし、そうなると困ったことが一つ」
女剣士「何でしょう?」
師範「弟子がおらん」
女剣士「あっ……」
師範「…つまりだ…この道場に入ってくれる者を探して…道場の復興を目指して欲しいのだ」
女剣士「…な、なるほど…」
師範「頼む……この道場は先代より受け継いだ道場…ここで途絶えさせるわけには……ゴホッゴホッ」
女剣士「大丈夫ですか!?」
師範「ぐぅ……病状も悪化している……私も先は長くない…。いずれこの時がくるとは思っていたが…予想より早かった…」
女剣士「…師範………!分かりました…!私がこの道場…復興させて見せます!!」
~~~~~~~~~~~~~
女剣士「とは言ったものの…一体どうすれば…」
女剣士「ま、まあ考え過ぎてもあれだし…とにかく行動!」
安価
復興に向けて動き出した女剣士。とにかく弟子を集めなくては。弟子を集めるためにはどうすれば良いだろう?
↓1
女剣士「と、とりあえず……そうだ!友達のA美ちゃんに協力してもらおう!」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「…と、言うわけなんだけど…何とかならないかな!?」
A美「なるほど…そんなことになってたんだね…。うーん…でも私は違う道場に入ってるし…私の友達も皆それぞれ習い事してるし…うーん…」
女剣士「…そっちの道場抜けてこっちに来てくれたりは…」
A美「それは……」
女剣士「無理…ですよねぇー…」
A美「ごめん……」
女剣士「い、いいのいいの……。また、入ってくれそうな人いたら教えてね……」
A美「うん…力になれなくてごめんね…」
女剣士「気にしないで…!」
女剣士「他に友達は……いないし……。ここはビラを配って宣伝しまくろう…!よく考えたら宣伝活動とか全然してなかったし…誰も入ってこないのは当たり前だよね!」
女剣士「ビラ作り~ビラ作り~♪」
女剣士「とりあえず美少女師範が居ることをうりにしよう!!後は……元最強剣術家もいますって書いておこう…」
女剣士「できた!あとは配るだけ!」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「私道場の師範をやっております!剣術を習いたい方を募集中です!どうですか?美少女師範がいる道場に入りませんか!?」
男「え、あ…はぁ…考えておきます…」
女剣士「はい!道場で待ってます!」
男「えぇ…」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「いやぁ…これで道場復興間違いなし!」
師範「……」
女剣士「どうされました…?」
師範「美少女師範っていうのはどこにいるんだ?」
女剣士「…ここにいるじゃないですか!」
師範「はぁ……。で、元最強剣術家っていうのは…私のことか…」
女剣士「はい!」
師範(こんなビラで大丈夫なのか…)
男1「あのー…」
女剣士「おぉっ!早速反応があったみたいですよ!」
師範「な、なに…」
男1「美少女師範がいると聞いて来たのですが…」
女剣士「はいはいはい!私がその師範です!」
師範「おいおいおい…この男下心ありまくりだぞ…」コソコソ
女剣士「いいじゃないですか~!最初はそんな感じでも、修行していくうちにまともになりますよ!」コソコソ
男1「…………」
女剣士「どうされました?」
男1「帰ります…」
女剣士「ええええぇ!?」
男1「だって……美少女じゃないし道場ボロいし…無理ですわ…」
女剣士「………切り刻んでやる…」
師範「お、落ち着けっ!!」ガシッ
男1「じゃ、さよなら……」
女剣士「逃げる気かクソ野郎!!!」
師範「こ、こらやめなさい!!」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「ふんっ!!」
師範「……ま、まあそのなんだ…お前が美少女かどうかはおいておいて、確かに道場がボロいのは問題だ」
女剣士「でも…お金が無いと……直そうにも直せないですよ…」
師範「まあ…確かにな…。しかし、私達の手で直せるところもあるはずだ…。明日から道場を出来るだけ綺麗に見えるようにしていこう」
女剣士「……はい…」
師範「頑張ろう…な?美少女師範さん」
女剣士「はーい♪」
師範「………」
女剣士「道場の復興…。弟子を募集して道場を綺麗にして…」
女剣士「どちらも間違いなく必要なことだけど、師範である私が強くないと…なんの意味もない…。もっと強くなりたい…どうすれば強くなれるかな…」
安価
力を求める女剣士。今よりもっと強くなるにはどうすれば良いだろう?
↓1
女剣士「やはり修行あるのみ!修行するぞ!修行するぞ!修行するぞ!」
師範(心配だ…いろいろと)
女剣士「私の神刃はまだ完成形じゃない。正確に、かつ素早く相手を斬ることができるようにしないと!」
女剣士「でも…もう物を斬って修行するのは飽きたしなぁ。何か他にいい方法は…」
師範「ならば、一度外に出てモンスターを斬ってくるといい」
女剣士「も、モンスターですか!?」
師範「ああ、お前はもう十分に強い。そこらのモンスターとならやり合えるだろう」
女剣士「つ、遂にモンスターと…」
師範「元より私は対モンスターの技を教えてきた。実戦してみるのだ」
女剣士「は、はい!」
女剣士「よし、早速勝負してこよう…!」
女剣士「確かモンスターはこの森の奥を住処にしていたはず…」
女剣士「初めてだし強いヤツとはやりたくないなぁ…」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「ぐぅ…疲れた…。森を歩くだけでも十分修行になってる…」
ガサガサッ
女剣士「…!」
▼モンスターが飛び出してきた!
安価
女剣士が森で出会ったモンスターとは!?
強さとモンスターの特徴をお願いします
↓1
スライム「ピギィ!」
女剣士「なんだ、スライムかぁ。スライム相手じゃあちょっと物足りないけど、まあ初めてだしいいかな!」
スライム「ピギィ!」
女剣士「1発で倒せちゃったりするかも!ええぃ!」ガッ
スライム「…ビグゥィ!」
女剣士「なっ…しょ、触手が生えてきた!?」
触手スライム「ピィ」バシッ
女剣士「ぐっ…!切り込んでいっても触手で流されるってわけか…」
女剣士「やばい、これじゃあ……美少女剣士対触手モンスターの王道の展開になってしまう!!」
触手スライム「………」
女剣士「とりあえず弱点を探さないと!」
触手スライム「ピギィ!」シュッ
女剣士「うわっ!絡みついてくる気だな!刀で弾き返してやる!!」バシッ
女剣士「そう簡単にはやられないよ!」
触手スライム「ピィィ!」
女剣士「打撃が効かないなら……精神攻撃だ!」
触手スライム「…?」
女剣士「うわー…触手なんか生やして気持ち悪い」
触手スライム「!?」
女剣士「普通のスライムだったらなー。まだ可愛げがあって女子ウケも良さそうなのになー」
触手スライム「…」プルプル
女剣士「その絡みついて束縛してくる感じが重たいんだよねー」
▼触手スライムは心に傷を負った!しかし同時に謎の興奮を覚えた!
触手スライム「ピギィ!!!」
女剣士「うわ、怒った!」
触手スライム「ピィィ!!!」バタバタ
女剣士「う、うわっ…暴れないでよ!砂埃がっ目に…」
触手スライム「ピギィ!」ガシッ
女剣士「うっ!しまった!掴まれた!」
触手スライム「ピィ~!」
女剣士「ぐぅっ…ネトネトして気持ち悪い…」
女剣士「ま、まさかこのまま…あんなところやこんなところを触手で撫で回したりする気じゃ…」
触手スライム「………」スッ
女剣士「…はっ!それは私が持ってきたお弁当…!!それをどうするつもりなの!」
触手スライム「……ピィ」モグモグ
女剣士「そんなっ!!目の前で全て食べる気!?何という拷問!!大好きなハンバーグも入っているのに!」
触手スライム「…ゲフゥ」
女剣士「クソッ!!味わいもせずに飲み込むように食べるなんて!精神攻撃のお返しというわけね…」
触手スライム「ピイィッ」スッ
女剣士「つ、次は…タンブラー!?」
触手スライム「ピィッピ!ピィッピ!」
女剣士「うぐっ…目の前で一気飲みしてやるってこと?でもそれ…」
触手スライム「…アッツ!」ゴクッ
女剣士「中に入ってるの熱々のコーヒーだけど」
触手スライム「ピィィ!ピィィ!」ジタバタ
女剣士「うぉっと、触手がほどけた。このスライム、なかなか間抜けだな…。しかしあの悶えよう…かなりの猫舌?いや、もしかして熱いものに弱いのでは?」
触手スライム「ピィィ!」バタッ
女剣士「今がチャンス…!何か策を練らないと!」
安価
触手スライムの弱点がなんとなく分かった女剣士。
このスライムを倒すにはどうしたらいい!?
↓1
女剣士「今使えそうなものはコーヒーしかないし…コーヒーで威嚇しよう!」
女剣士「ほれほれほれこっちにはコーヒーがあるんだぞー」
触手スライム「ピィィ…」プルプル
女剣士「あの触手さえ何とかできれば本体を斬れるんだけど…」ジリジリ
触手スライム「ピィィ!」バタバタッ
女剣士「うわっまた暴れだしたっ!」
触手スライム「ピィィ!」シュッ
女剣士「この私に2度も同じ手が通用すると思うなっ!」バシッ
触手スライム「ピィ!」
女剣士「おぉっとコーヒーが零れる……ん?零れる…いい事を思いついた!」
触手スライム「ピィー?」
女剣士「コーヒーを刀に零す!!」バシャ!
触手スライム「!?」
女剣士「できた!名付けて熱々珈琲刀!そしてこいつでお前を切り刻む!」
触手スライム「ピィィ!?」
女剣士「新必殺技!熱々珈琲斬!どうだ!熱せられた刀を触手で弾くことはできまい!」
触手スライム「ピィィギュァァ!」ブシュァ
女剣士「やった!!」
触手スライム「…」シュー
▼触手スライムを倒した!
女剣士「倒したはいいけど…お弁当もコーヒーもなくなった…犠牲になったものが多すぎる…」
女剣士「今日は帰ろう」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士「ただ今帰りました!」
師範「おお、戻ったか。元気そうで何よりだ」
女剣士「そんな久しぶりに会った娘と親みたいな」
師範「帰りが遅いから心配していたんだ」
女剣士「いやぁ、強いモンスター達と死闘を繰り広げていたんですよ~」
師範「なるほど…。帰りにケーキ屋によって、そこで死闘を繰り広げていたと」
女剣士「な、なんで知ってるんですか…」
師範「何でだろうなぁ?顔を洗ってよく考えてみるといい」
女剣士「で、でも本当にモンスターと勝負してきたんですよ!」
師範「ほう。どんなヤツとやりあったんだ?」
女剣士「触手が生えたスライムとですねぇ」
師範「……」
女剣士「何ですかその冷めた目は!もしかして私の妄想だと思ってますか!?」
師範「いや…。で、そいつとどう戦った?」
女剣士「そいつの触手がなかなか厄介でして、切り込んでいっても弾かれてしまうんですよ!」
師範「ほう……ってお前どうしたその刀の汚れは!?うっ…コーヒーの臭いがすごいぞ」
女剣士「そう、この刀にコーヒーをぶちまけて、それでこう切り込んでいってたわけですよ!」
師範「はぁ…」
女剣士「ホントですよ!!」
師範「そうか…分かった。とりあえずその刀、しっかり手入れしておけよ」
女剣士「むうぅ、信用してないですね…」
女剣士「さて…この道場の宣伝活動をして少したったけど…」
女剣士「実際入りたがってる人はいるのかな…町に出て少し評判をきいてこよう…」
安価
宣伝活動の効果はあったのだろうか?
道場に入りたがってる人はいるのかいないのか…
↓1
女剣士「さて、町に出てきたものの…直接聞いて回るのは少し気が引けるし…物陰に隠れて話を盗み聞きしよう」
女剣士「評判の程は…」コソコソ
~~~~~~~~~~~~~~
ガタイのいい男性「そういやぁ最近、どっかのボロい道場の師範がビラまいて歩いてたなぁ?」
優しそうな男性「あーそうだなぁ?美少女(笑)師範だったか?」
ガタイのいい男性「そうそう。若いねーちゃんが師範してるところだ。入る気は無いが1度どんな道場か見に行ってみようかと思ってるんだ」
優しそうな男性「はっはっは。まあ確かに気になるな」
~~~~~~~~~~~~~~
女剣士(ぐぬぬ…。少しは知ってもらえたみたいだけど…やっぱりなにか実績がないとだめかな…)
内気な女性「あ、あの…すみません…」
女剣士「ふぇっ!?あ、は、はい?私になにか!?」
内気な女性「えっと…このチラシを撒いて歩いていた…師範さん…ですか…?」
女剣士「は、はい!そうです!私が美少女師範です!」
内気な女性「……私に…剣術を教えていただけませんか!?」
女剣士「えっ…!?」
女剣士「え、えっとー……」
内気な女性「は、はい?」
女剣士「つかぬ事をお聞きしますけどー…な、なぜうちに?」
内気な女性「え?」
女剣士「だって…他にたくさん有名な道場があるじゃないでか!そんな中うちみたいな弱小道場を選ぶなんて…」
内気な女性「え、えぇー…(自分で言っちゃうんですか…)」
内気な女性「それは……。師範さんが女性だったので…やりやすそうだなって…」
女剣士「なるほど…」
内気な女性「私…自分を変えたいんです…」
女剣士「変えたい…と、言いますと…?」
内気な女性「それは……私…なかなか自分に自信を持てなくて…。このままじゃダメだなって…。自分に自信を持てる強い女になりたいんです!師範さんみたいに!」
女剣士「なるほど…私みたいに…私みたいに…」ニヤニヤ
内気な女性「お願いします!厳しい修行でもついていきます!」
女剣士「わかりました!!これからよろしくお願いします!」
内気な女性「ありがとうございます…!よろしくお願いします!」
女剣士「と、言うわけで弟子ができました」
師範「ほう…。なるほど、この女性が…」
内気な女性「は、はい!よろしくお願いします!!」
師範「うむ。元気があっていいことだ」
内気な女性「それで…師範さん…どんな修行をすれば良いのでしょうか…」
女剣士&師範「「まずは…」」
女剣士「…師範」
師範「ん?」
女剣士「彼女の師範は私なので…」
師範「おっと…」
女剣士「…紛らわしいので師範は元師範と呼びますね」
元師範「なっ…」
女剣士「で、まずは…体力づくりです!さあ、早速走り込みですよ!」
内気な女性「は、はい!分かりました!」
女剣士「では、元師範行ってきますね!」
元師範「う、うむ…」
元師範「元師範…か……」
~そんなこんなで数ヶ月たった~
元師範「ゴホッゴホッ…ゴホッゴホッ…」
女剣士「元師範……」
元師範「ゼエッゼエッ…」
女剣士「大丈夫…ですか…。今日はまた一段と体調が…」
元師範「う、うむ……」
女剣士「病院へ…」
元師範「いや…いい…。どうせ助からぬ…」
女剣士「そ、そんなこと分からないじゃないですか!」
元師範「……この病気は昔からのものだ…。つい最近かかったものではない…」
女剣士「えっ……」
元師範「どうやらモンスター共から何かしら菌を貰ってしまったしい…。治療はできないと医者に言われている…」
女剣士「そ、そんな…」
元師範「充分だ…。充分生きた…。後は…お前とお前の弟子が成長していく姿を布団から眺めさせてもらうよ」
女剣士「………」
女剣士「なんとか…なんとか治せないのかな…」
女剣士「このままじゃ…2ヶ月後にはもう…」
内気な女性「…………あ、あの…」
女剣士「…どうしました?」
内気な女性「…えっと…噂で聞いたことがあるんですけど…」
女剣士「?」
内気な女性「…ど、どんな病気でも治すことが出来る薬があると…どこかで聞きました…」
女剣士「そ、それは本当ですか!?」
内気な女性「は、はぃ…でも…その…薬と言いますか…。あるモンスターの卵を食べれば…どんな病気でも治ってしまうとかなんとか…」
女剣士「モンスターの卵…。そのモンスターっていうのは…?」
内気な女性「え、えっと…」
安価
あるモンスターの卵を食べればどんな病気でも治るという噂…。
そのあるモンスターとは!?
↓1
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません