ラフィエル「遂に完成しました。これでサターニャさんを…ふふふっ♪」
― 翌日 ―
ラフィエル「今日はカラオケに行きませんか?」
ガヴリール「唐突だな、おい」
ヴィーネ「あら、いいじゃない!」
サターニャ「仕方ないわね。行ってあげるわよ」
ガヴリール「私はパス。イベントがあるからさ!」
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ヴィーネ「ガヴ、来なさいよ。ネトゲばっかしてないでたまには皆と遊ばないとダメよ?」
ガヴリール「ほっとけ」
サターニャ「ガヴリール、カラオケで勝負よ。来なければ、どうなるか分かるわよね?」
ガヴリール「どうなるんだよ?」
サターニャ「えっ? えぇと…」
ガヴリール「バカが。そういうのを言う時は考えてから発言しろ。」
ガヴリール「とにかく私は行かないからな」
サターニャ「そう…。じゃあ、ガヴリールが来ないなら行ってもつまらなそうだし、私も行くの止めようかしら……」
ラフィエル「っ!?」
ラフィエル「(や、ヤバいです)ガヴちゃん」
ガヴリール「なんだよ?」
ラフィエル「ガヴちゃんも、もちろん行きますよね?」
ガヴリール「だから、行kラフィエル「行きますよね??」ニコリ
ガヴリール「っ!?」ビクッ
ガヴリール「だ、だkラフィエル「行・き・ま・す・よ・ね♪?」ニコニコッ
ガヴリール「…………行きます」ビクビク
ラフィエル「ですよね♪」ニコリ
ヴィーネ「ねぇ、サターニャ?」
サターニャ「な、なによ?」
ヴィーネ「ラフィって、あんなにしつこかったかしら?!」
サターニャ「知らないわよっ!?(ていうか、ラフィエルの奴、いつもと違って凄い迫力だったわね…)」
― カラオケ ―
ヴィーネ「さぁて、何を歌おうかな?」ピッピッ
サターニャ「あー、私が先よ、ヴィネット!」
ガヴリール「腹減ったし、何か食べようかな?」ペラペラ
ガチャッ♪
ラフィエル「お待たせしました。飲み物です」
サターニャ「あらっ、わざわざ私らの分を取りに行ってくれたの…感心ね」
ヴィーネ「ラフィ、悪いわね。私たちも取りに行けばちょうど良かったのに…」
ラフィエル「いいえ。私は大丈夫ですよ。親切でやっていることですから」ニコリ
ラフィエル「はい。ヴィーネさんはウーロン茶で、ガヴちゃんとサターニャさんは炭酸でしたよね」スッ
ヴィーネ「ありがとう…」ゴクッ
ガヴリール「おう…」ゴクッ
サターニャ「ふふん、いい心がけじゃないの! どうせなら、もっと大悪魔の為にたくさん尽くしなさいよ…」ゴクゴクッ
ラフィエル「はい(ふふふっ♪♪)」ニコニコ
ラフィエル「皆さん、ロシアンたこ焼きでも食べませんか?」
サターニャ「ロシアンたこ焼き? 何よそれ?」
ラフィエル「では、ロシアンルーレットというのを聞いた事ありませんか?」
ヴィーネ「リボルバー式拳銃に一発だけ実包(弾薬)を装填して適当にシリンダーを回転させてから自分の頭(特にこめかみ)に向けて引き金を引くゲームの事よね? 前に映画で同じのを見た事があるわ」
ラフィエル「えぇ。ロシアンたこ焼きというのはそれと同じ原理ですよ。」
ヴィーネ「つまりは、幾つかのたこ焼きを全員同時に食べて、はずれを引いたらその人の負けで、引かなかったら勝ちって事?」
ガヴリール「ってか、はずれって何が入ってんだよ?」
ラフィエル「もちろん、激辛なものですよ♪」ニコリ
サターニャ「ふっふっふ、こういうギャンブル系は意外と好きなのよね、私って。いいわ、それ挑戦受けて立つわよ♪」ニヤニヤ
店員「ロシアンたこ焼き、おまちどお!」コトッ
『ロシアンたこ焼き』ホカホカッ
ラフィエル「来ましたね。美味しそうです」ニコッ
ガヴリール「見た目はなぁ…。」
ヴィーネ「8つのうち、二つが激辛だったわよね?」
ラフィエル「はい。」
サターニャ「ちょうど私らは4人だから一人一個ずつで、ゲームは二回出来るわね」
ガヴリール「私はこれだ…」スッ
ヴィーネ「じゃあ、私はこれを…」スッ
サターニャ「これよ…」スッ
ラフィエル「私はこれにします…」スッ
ラフィエル「では……(サターニャさんにハズレを、サターニャさんにハズレをっ///)」ドキドキッ
ヴィーネ「えぇ。(どうかハズレが来ませんように)」ドキドキッ
ガヴリール「あぁ。(激辛か…。勘弁してほしいなぁ)」ドキドキッ
サターニャ「いいわよ。(最後に勝つのはこの大悪魔、胡桃沢=サタニキア=マクドウェル様よ!)」ドキドキッ
ガヴィーネラフィサタ「「「「せーの…」」」」アーン
ガヴィーネラフィサタ「「「「」」」」パクッ
ガヴィーネラフィサタ「「「「」」」」モグモグッ
ラフィエル「美味しいです♪ 私は当たりのようですね」ニコリ
ヴィーネ「私も! それにしてもこのたこ焼き、サクサクふわふわしてて美味しい♪」ニコニコ
ガヴリール「おっ、意外にイケるな。」
ラフィエル「ガヴちゃんも当たりのようですね」
ヴィーネ「という事は…」
サターニャ「………」
ガヴリール(サターニャだな…ハズレは)ジィィィーーッ
ヴィーネ(でも、サターニャって味音痴だから、ちょっとやそっとの激辛なんてどうせ…)ジィィィーーッ
ラフィエル(うふふっ、いよいよ///)ワクワクッ
サターニャ「………うっ!?」
ガヴィーネ「「??」」
ラフィエル(来ましたね♡)
ヴィーネ「どうしたの、サターニャ? 美味しいでしょ??」
サターニャ「……か」
ガヴリール「か?」
サターニャ「……か」
ラフィエル「か?/////」ドキドキワクワクッ
サターニャ「辛あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーいいいいいいいっっっっっっ!!!!????」カァァァッッーーーー
ガヴィーネ「「っ!!??」」
ラフィエル(来ましたぁーーーーーーーーーっ♡/////)テカテカッ
サターニャ「ぎゃあああーーー、何よこれぇーーっ!!?? 辛ーっ、辛過ぎるじゃないのっ!!!!」バタバタバタッ
ヴィーネ「えっ、サターニャ…? 冗談よね??」ポカーン
サターニャ「ひぃぃぃっっーーー、どう見たらこれを冗談だと思えるのよっ?!」アタフタッ
ガヴリール「おいおい、マジなのかよっ!? だって…」ポカーン
サターニャ「そ、それより舌が焼けるぅ~、水、水ぅーーっ!!」ジタバタッ
ラフィエル(あああぁぁぁ~~~っ♡♡♡//////)ビクビクッ
サターニャ「あっ、あったー、水!!」スッ
サターニャ「………」ゴクゴクッ
ラフィエル「サターニャさん、それは…(あっ♡///)」
サターニャ「ブゥッーーーーーーー!!!!!」
ガヴリール「うわぁっ、汚っ!?」ビクッ
ラフィエル(ぷっ、くくくっ/////)プルプルッ
サターニャ「しょっぱぁーーーっ、何よこれ、塩水じゃないの!?」
ヴィーネ「えっ、なんで塩水が?!」
ラフィエル「すみません…。カラオケは体力を使い、汗もかきやすいと思いまして、体に良い塩と水を一変に用意した訳でして…。(くくくっ/// おかげで面白いものも見れましたけど♡)」
ヴィーネ「つまり、ラフィが用意したものなのね」
ラフィエル「はい。(くくくっ、笑いが止まりません///)」
サターニャ「ゲホゲホッ!! まったく、自分が飲む物を用意したなら、なるべくは自分の近くに置いておきなさいよ。私の近くにあったから、つい手を伸ばしちゃったし」
ラフィエル「すみません…。(ぷっ/// 笑いを堪えるのも大変ですが、ツボにハマったせいで笑い自体も止まらなくなってしまいました/////)」
サターニャ「ゲホゲホッ。あぁ~、辛さとしょっぱさが一度に来たせいで一瞬地獄が見えたわよ」
ヴィーネ「地獄が見えるほど、つらかったって訳ね。」
ラフィエル(今でも地獄に行けるはずの悪魔が、人間界で地獄を見るとは……ぷっ、ぷぷっ/////)
ガヴリール(ラフィエルの奴、さっきから震えてるような気がするけど、私の気のせいか?)
サターニャ「それにしてもこれが人間共が味わう辛さなのね…。初めてだけど、辛過ぎてつらいって気持ちだけは分かるような気がするわ」
ヴィーネ「それにしても、サターニャ…」
サターニャ「なにかしら?」
ヴィーネ「あんた、いつ味音痴が治ったの?」
サターニャ「はぁっ、味音痴って何よそれ!?」
ガヴリール「知らねぇのか? お前っていつもうどんに大量の七味唐辛子を入れて、それを美味い美味いって言って食べてるけど、あれって大量に入れれば入れる程、辛さが増して食べられなくなるだよ、普通は…この説明から何を言いたいか、分かるか?」
サターニャ「さぁ?」キョトーン
ヴィーネ「私は何度も言ってるけど、あんたは感じるはずの辛さは一切感じず、逆に美味しく感じるような味覚になってる…それを味音痴って言うのよ。つまりは今まで辛さを感じなかったあんたが、急に辛さを感じるようになってる=味音痴とか味覚自体が良くなった、とそう言いたいわけよ!」
サターニャ「えええぇぇっっっーーーーー、私ってずっとその…そんなん(味音痴)だったのっ!?」ガビーン
ラフィエル「(ダメです、もう堪え切れなくなって…)ぷっ、くくくくっ/////」プルプルプルッ
サターニャ「ちょっとぉー、笑ってんじゃないわよ、ラフィエル!?」
ラフィエル「すみません。後、まだ残ってますし、続きといきませんか?」
ヴィーネ「そうね。残すのももったいないしね」
ガヴリール「チッ、やるか」
サターニャ「わ、私は遠慮しておくわ…」ブルブル
ラフィエル「あれ~、サターニャさん怖いのですか?♪♪」ニヤニヤ
サターニャ「なっ、こ、怖くないわよっ!? 上等よ、やってあげるわ!!」
ラフィエル(ふふふっ♪♪)
ガヴィーネラフィサタ「「「「せーの…」」」」アーン
ガヴィーネラフィサタ「「「「」」」」パクッ
ガヴィーネラフィサタ「「「「」」」」モグモグッ
サターニャ「っ!!??」ピクッ
サターニャ「辛あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーいいいいいいいっっっっっっ!!!!????」カァァァッッーーーー
ヴィーネ「えええええぇぇぇーーっ!?」
ガヴリール「またかよっ!?」
ラフィエル(あ…あ…ああぁぁ~っ///// い、良い…サターニャさんの反応、最高ですぅ~っ♡/////)ビクビクッ
サターニャ「な、何よ、何なのよこれぇーーっ!!?? ヒィィィィーーーッ?!」ジタバタッ
ヴィーネ「サターニャ、はい…お水!!」スッ
サターニャ「ありがと……」ゴクゴクッ
サターニャ「っ!?」ピクッ
サターニャ「ブゥッーーーーーーー!!!!!」
ガヴリール「おいっ、汚いぞ、私のいる方に向かって吹くなよっ!?」ビクッ
ヴィーネ「えっ、今度なんなのっ!?」ポカーン
サターニャ「ヒィィィィッッッーーーーー!!?? これ、水みたいに見えるのに、なぜかタバスコの味がするぅぅぅっーーーー!!!!!」ジタバタジタバタッ
ヴィーネ「えぇっー、うそっ?!」ガーン
ラフィエル(っ////////)プルプルプルプルッ
ヴィーネ「ほんとだっ!? サターニャに手渡したコップから、鼻にくるような臭いがするわっ!!」スンスン
ガヴリール「確かにタバスコだなっ!」クンクン
サターニャ「ヒィィッーー。ちょっとヴィネット、どういうつもりよっ!? タバスコなんか飲ませて!!!」ドンッ
ヴィーネ「し、知らない! 私は何もしてないわよっ!?」
ガヴリール「でも、ヴィーネが渡したんだろ?」
ヴィーネ「でも、本当に何もしてないわよっ!」バンッ
サターニャ「ヒエエエェェッッッーーーー!!??」ジタバタッ
ラフィエル(っ♡♡♡///)テカテカッ
~しばらくして~
サターニャ「はぁはぁ。ようやく落ち着いたわ…」
ラフィエル「だ、大丈夫でしたか?(ぷっ、くくくっ///)」
ガヴリール(?)
ヴィーネ「ねぇ、ちょっといい?」
サターニャ「何よ…?」
ヴィーネ「私がサターニャに渡したコップに入ったお水がタバスコの味になってたって言ったけど、そもそもどうやってタバスコの味になったのかしら?」
ラフィエル「さぁ?」
ヴィーネ「それにタバスコを仕込んだのなら赤くなっていないとおかしいはずなのに…どうして、赤くならないでそのまま透き通っていたのか?」
ガヴリール「っ!?……そうかっ!! 水に入れればその水がタバスコのように辛くなる物…例えば、そういう風になるような薬か何かをサターニャに渡したコップの水の中に入れたんだな…誰かがっ!?」
ラフィエル(っ!?)ドキッ
ガヴリール「それに薬の効果か何かで無色するようにすれば、赤くならないからバレないしな!」
ラフィエル「………」ドキドキッ
ヴィーネ「薬となると……」ジトッ
サターニャ「なっ!? わ、私じゃないわよっ?! 確かに魔界通販を利用する程だけど、そんな薬なんて魔界通販では扱ってないはずよっ!! しかもわざわざ自分自身なんか引っ掛けて何が面白いのよ…私自身がバカを見るだけじゃないの!!」
ヴィーネ「あっ、言っておくけど、私もそんな事しないわよ!!」
ガヴリール「私だって同じだ。そもそも、初めからバカな真似はしない」
ヴィーネ「じゃあ……」チラッ
ガヴサタ「「………」」チラッ
ラフィエル「………ハッ?!」
ラフィエル「えっ、わ、私ですかっ!?(ま、マズいです…)」ビクッ
ラフィエル「わ、私でもありませんよ?! 私はそんな事はしませんっ!?」アタフタッ
サターニャ「いや、嘘ね…。考えたら、ラフィエルってトラブルや揉め事が好きで、良く私にイタズラを仕掛けては笑ってたから、疑いの余地はあるわよ」
ヴィーネ「確かに否定は出来ないわね。」
ガヴリール「ラフィエル、正直に言え。そもそもさっきからサターニャが騒ぐ度にお前の体が震えてたが、あれは100%笑ってたんだろ、サターニャを?」ジトッ
ラフィエル(っ!?)ギクッ
ヴィーネ「あっ、じゃあ、もしかしてサターニャの味音痴が治ったのも!?」
ガヴリール「あぁ。おそらくラフィエルが関係してんだろうなぁ……」
ラフィエル(は、はわわっ?!)ドキドキッ
ガヴリール「塩水の件も、わざと用意してわざと置くことで故意にサターニャに飲ませたんだな? 表向きは自分用だとか、うっかりみたいに見せてたが…」
ラフィエル「………」
サターニャ「黙ってる、という事は図星なのね!!!」プルプルッ
ラフィエル「あ、あのぅ…」ビクッ
サターニャ「この、大馬鹿天使ーーーーーーーーっ!!!!!」ガァーーーッ
ラフィエル「ひゃあーーっ!?」ビクビクッ
ラフィエル「すみませんでしたーーー!!!」
サターニャ「やっぱりロシアンたこ焼きって私ばかりがハズレを引くってのがおかしいと思ったけど、それもあんたの仕業だったとはねぇ…」
ヴィーネ「つまり、ラフィはサターニャに対して味音痴を無くし、その上でイタズラをして笑ってたのね?」
ラフィエル「はい…。サターニャさんは唯一辛いシュークリームを食べても、何の反応も見せずに逆に美味しそうに食べていて…とても面白ではなく張り合いがなかったのです……」
ガヴリール「にしても、良くこんな手の込んだ事をするようなぁ…。サターニャの味音痴を無くす為の薬か何かを見つける為にわざわざ天界に頼んでそれに関する資料を送ってもらい、薬に関する資料が見つけた後は材料も買い込んで、時間を掛けて完成させるとはなぁ…その味音痴を無くす薬を」
ラフィエル「そうでもしなければ、今まで見ることが叶わなかったサターニャさんの別の面白い反応を見ることが出来ないと思いまして……」
ヴィーネ「じゃあ、カラオケに行こうと提案したのも?」
ラフィエル「はい。カラオケに行こうとお誘いしたのはここのロシアンたこ焼きをサターニャさんに食べさせる為です。わざわざ調べて、ここのカラオケ店のロシアンたこ焼きが一番の辛さを誇ると知りましたので…。」
ガヴリール「ついでにいえば、あらかじめ千里眼で激辛のたこ焼きがどれかを見抜き、サターニャにそれを選ばせるようにしたんだな!」
サターニャ「薬は、私がアンタに渡されて飲んだ「炭酸」の中に入れておいたのね!」
ラフィエル「そうです。あの薬は液体に触れると泡が出やすいのですが、炭酸の泡でそれをごまかし、しかも薬自体も即効性になるように開発しておきましたので、効き目がすぐに出た訳です」
サターニャ「じゃあ、味音痴を無くす薬と一緒に水に入れればタバスコの味に変わる薬も開発したのね、最初に?」
ラフィエル「はい。同じく作りました。そのお薬は、溶けても色が付かないで無色になり、水に入れたら泡が出ないで瞬時に溶けるように開発しました」
サターニャ「味音痴なんかにしちゃって、ちゃんと元の味覚に戻るわよね?」
ラフィエル「もちろんです。効き目は一時間だけですので、もう少しで戻るはずですよ」
ガヴリール「にしても、サターニャの反応を見る為だけにあんなに大騒ぎにさせてやがって…。」
ラフィエル「すみません」
ヴィーネ「やり過ぎよ、ラフィ!! おかげでタバスコの件でサターニャに一時私が疑われたんだから!!」
ラフィエル「面目ないです…」
サターニャ「まったくアンタって奴は!! いい加減にしなさいっての!!!!」
ラフィエル「今回ばかりはやり過ぎました……。」
~帰り道~
サターニャ「まったくもぅ…」ブツブツ
ラフィエル「サターニャさん、お詫びと言ってはなんなんですが、これを捧げますね?」スッ
サターニャ「へぇー、飲み物(自動販売機で買った缶ジュース)を捧げるとは感心ね。ちょうど喉も乾いてたし、グッドタイミングで、けっこうよ♪」
ラフィエル「ありがとうございます……。ふふっ/////」ニヤッ
サターニャ「…………」ゴクゴクッ
ラフィエル「あっ、ついでにこれもいかがですか?」スッ
サターニャ「あっ、シュークリーム♪」パシッ
サターニャ「」パクッ、モグモグ
ラフィエル(ふふふっ♪♪)ニコニコッ
サターニャ「っ!?」ピクッ
サターニャ「辛あああああああああああああぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁーーーーーーーーーーいいいいいいいっっっっっっ!!!!????」カァァァッッーーーー
ラフィエル「やりましたっ、またまた大成功です♡♡///」ニマニマ
サターニャ「ヒィィィッーー。アンタっ、またやったわねぇーー?!」
ラフィエル「はい♪ 先ほどの味音痴を無くす薬を缶ジュースに仕込んでおいたのです。しかもシュークリームは、前に行ったある喫茶店の激辛わさびシューになりますよ」
サターニャ「缶ジュースに仕込んだって、蓋も閉まってたのにどうやって?!」
ラフィエル「神足通です♪」ニコ
サターニャ「えっ、それって人物を瞬間移動させる能力じゃっ!?」ビクッ
ラフィエル「ただし、物だけを移動できるようにも改良致しましたので、後は薬を缶ジュースの中に移動させたのです!」ニコリ
ラフィエル「もちろん、サターニャさんへのイタズラ用に特別改良しました~。」
サターニャ「アンタねぇ……。そんなことの為だけに能力を改良するなぁぁぁーーーーっっっ!!!」タッタッタ
ラフィエル「きゃあー♪♪」タッタッタ
ラフィエル(ふふふっ、やはりサターニャさんの別の反応も面白かったです♪ 味音痴なサターニャさんにいたずらを……大成功しました~♡)ニヤニヤ
完
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