提督「それにしてもこの鎮守府に着任してそろそろ半年か、あっという間だったな」

瑞鳳「段々と戦力も整ってきたし順調に来てるよね」

提督「ああ、それもこれも瑞鳳が頑張ってくれたからだよ、ありがとう」

瑞鳳「そんな、私なんてまだまだだよ」

提督「いやいや、初建造艦として前線を引っ張り続けてくれてるじゃないか、練度も98まできたしね」

瑞鳳「98、か。ねぇ、提督さん、あの、あのね、お願いがあるんだけど…」

提督「ん、なんだい？」

瑞鳳「その、練度が99になったら指輪がほしいなーって」

提督「指輪か、いいぞ、記念になるだろうしな。どんなのがいいんだ？」

瑞鳳「指輪って言ってもただの指輪じゃなくてね、ケッコンカッコカリの指輪がほしいの。ダメ？」

提督「んー、でも別に瑞鳳は燃費が悪いわけじゃないしわざわざケッコンカッコカリなんかしなくたっていいんじゃないか？」

瑞鳳「でも私は提督とケッコンカッコカリしたいの！それを目標に頑張ってきたんだから。ね、お願い」

提督「んー…よし、わかった。瑞鳳のためだ、考えておこう」

瑞鳳「ホント？絶対だよ？」

提督「ああ、約束する」

～次の日、朝礼～
提督「では、今日は漣を旗艦として以下のメンバーに出撃してもらう。いつも秘書官をしてもらっている扶桑にも出てもらうので、その代わりとして瑞鳳に秘書官を頼みたい。構わないな？」

瑞鳳「はい、わかりました」

扶桑「演習以外の出撃は久しぶりね、楽しみだわ」

～また次の日～
提督「今日は空母は加賀、赤城、それに龍驤にお願いしたい」

加賀「赤城さんと久々に一緒に出撃とはさすがに興奮します」

～またまた次の日～
提督「今日は1-5を回る。随伴の軽空母は祥鳳にお願いしよう」

祥鳳「私が行くのは珍しいですね、でも頑張ります！」

次の日、次の日、次の日、次の日…

瑞鳳「ちょっと提督！」

提督「どうした瑞鳳、そんなにいきり立って。可愛い顔が台無しだぞ」

瑞鳳「そんな、可愛いだなんて///」

瑞鳳「じゃなくて！どうして急に私の出撃頻度が下がったんですか！」

提督「この前レイテ戦に挑むときに瑞鳳以外の空母が育ってなくて苦労しただろ？そのためにも皆に経験を積まそうと思ってだな」

瑞鳳「加賀さんは相変わらず出てるじゃない」

提督「あいつは最近艦隊の統率を瑞鳳に任せてばかりだったからな、その役割を経験させている」

瑞鳳「正直最近玉子焼き作ってばっかりでチョコ玉子焼きとかできちゃったんだけど」

提督「お、そいつはいいな、俺にも食べさせてくれ」