大淀「奇行ばかりの提督をまともにしたい」 (39)

大淀「新設された鎮守府に提督が着任したのですが未だに建造のひとつもしません」

提督「・・・」

大淀「それどころかひたすらお手玉の練習をしています」

提督「・・・」

大淀「既にお手玉はプロレベルになってしまいました」

提督「・・・」ナイフデモデキルヨ!

大淀「このままでは鎮守府の運営に支障をきたしてしまいます。そうだ、初期艦の安価↓さんに相談しましょう」

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電「提督さんのお手玉ですか?」

大淀「はい。最初の頃は二つでも取り零してたお手玉が今では無数のナイフでできるようになりました」

電「それは凄いのです!」

大淀「ですが提督は未だ建造のすらしていません。このままですとこの鎮守府が閉鎖されてもおかしくありません」

電「そ、それは大変なのです! 早くなんとかしないと」

大淀「はい。ですので初期艦である電さんに提督の奇行をやめさせる、何か良案はないでしょうか?」

電「だったら司令官に『お仕事をしてください』ってお願いするのはどうですか?」

大淀「それはもう頼みました。ですがまったく反応がありません。ですのでお手玉をやめさせる方法を一緒に考えましょう」

電「それなら・・・安価↓なんてどうでしょうか?」

特にないみたいなので適当に続ける


大淀「お手玉を全て取り上げる・・・ですか?」

電「はいなのです! お手玉が無くなればお手玉が出来なくなるので、きっと司令官もお仕事をしてくれるようになるはずです!」

大淀「そうですね・・・嫌な予感しかしませんがさっそく試してみましょう!」


米米米米米米


提督「・・・」イスヤツクエデモデキルヨ!

大淀「家具でお手玉をしていますね」

電「はわわわ、凄いのです!」

大淀「感心している場合じゃありません。行きますよ、電さん!」

電「なのです!」

大淀「提督、御無礼を!」トビカカル!

提督「・・・」ヒョイ

電「え、えーい!」ウシロカラ!

提督「・・・」バレバレダヨ!

大淀「そこ!」

提督「・・・」ザンネンソレハザンゾウダ

大淀「そんな・・・」

電「きゃー!」

大淀「ああ、飛び掛かった電さんが机と一緒にお手玉にされてます」

電「司令官さん! 降ろしてー!」

大淀「・・・残念、この作戦は失敗です」

提督「・・・」コノテイドナンテコトナイサ

とりあえず寝ます。
たとえ人がいなくてもこのスレは続けます。

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大淀「作戦失敗です」

電「ごめんなさい、電がもう少し頑張れれば・・・」

大淀「いえ、電さんは悪くありません。悪いのはおかしなことばかりする提督の方です」

電「・・・」

大淀「それに最後は私もお手玉にされましたし・・・いえ、終わったことをいくら悔いても仕方ありません! 電さん、次の作戦に移ります!」

電「・・・そうです、くよくよしててもしたありません! けれど、次はどうするのですか?」

大淀「提督を直接止めに行っても簡単にあしらわれてしまいます」

電「はい」

大淀「なので次は間接的に提督を止めようと思います」

電「間接的・・・どうするのですか?」

大淀「こちらをご覧ください」

電「これは?」

大淀「これは私が提督に投げ与えた物のリストです」

電「クリップボード、インク瓶、椅子、机・・・猫さんまで投げてるのです!」

大淀「そしてまだ記載していませんが最後に電さんと私ですね」

電「猫さん・・・」

大淀「猫については自分から飛び掛かっていきました。そしてこのリストにあるもの全てを提督はお手玉にしました」

電「机もですか!?」

大淀「机に至っては脚を使ってお手玉をしていました。これらから考えるに提督は自分に飛んできた物をお手玉にする習性があるようです」

電「はわわ・・・それでこれでどうするのです?」

大淀「提督のこの習性を逆手に取ります。具体的にはありとあらゆるものを提督に投げつけ存分にお手玉をしてもらい、疲れてお手玉をできなくしてしまおうと考えています

。名付けて『提督に沢山お手玉をしていただき疲れてお手玉をできなくしてしまおう作戦』です」

電「作戦名がそのまんまなのです!」

大淀「電さん、それでは『提督に沢山お手玉をしていただき疲れてお手玉をできなくしてしまおう作戦』にかかります。頑張りましょう、おー!」

電「お、おー!」

提督「・・・」ワタシノオテダマハヒャクハッシキマデアル!

電『こちら電、配置に着きました。提督さんはすごい数のお手玉をしてるのです!』

大淀『電さん、落ち着いてください。提督に投げ与える物の貯蔵は十分ですか?』

電『はい、鎮守府中からいろんな物を持ってきました』

大淀『提督はある程度お手玉をしたら最初にお手玉に使っていた物を放棄して新しいお手玉を始めます。必要なことは提督に休む間を与えずに新しい物を投げ与えてお手玉を

止めさせないことです』

電『了解しました』

大淀『それでは『提督に沢山お手玉をしていただき疲れてお手玉をできなくしてしまおう作戦』開始・・・サン・・・ニ・・・イチ・・・今!』

電「司令官、行きます!」ヌイグルミ

提督「・・・」ヌイグルミテイドモンダイナイワ

大淀「提督、お覚悟を!」メガネケース

提督「・・・」ヨユウヨユウ

電「それ!」クッション

提督「・・・っ」コノクッションナニカハイッテイル!?

大淀「一式徹甲弾入りのクッションです。そしてこちらが三式弾入りの枕になります!」

提督「・・・」タショウオモイトコロデドウトイウコトハナイ!

電「はわわわ、普通にお手玉を続けてるのです!」

大淀「いいえ、軽い物の中に重い物が混ざってことでいつも以上に神経を使っているはずです! 作戦続行! このまま押し切ります!」

電「了解しました!」

提督「・・・」イイダロウドコカラデモカカッテキナサイ



――1時間後――


提督「・・・」ショウガナイコレハハキダ!

電「司令官が最初に使っていたお手玉を捨てました!」フウセン

大淀「追い詰められている証拠です! ここで手を緩めたりはしません、さらに追い詰めます!」メガネ

提督「・・・」フウセントカヤリニクイモノヲ

大淀「あ、提督? 見づらくなるのでメガネのレンズには触らないでください」

提督「・・・・・・」ナン・・・ダト・・・?


――2時間後――


提督「・・・・・・」マダ、マダオワランヨ!

電「はわわ、鋼材も弾薬もなくなってしまったのです!?」

大淀「くっ無駄に粘りますね」

提督「・・・・・・」オレコノオテダマガオワッタラパインサラダタベルンダ

大淀「かくなる上は・・・大淀、突撃します!」ターイブ!

電「大淀さん!」

提督「・・・・・・!」ッッッッ!?

大淀「きゃー! ・・・どうです提督! 意思を持って動く艦娘は重心がずれて難しいでしょう!」

提督「・・・・・・!」チョットナリフリカマワナサスギジャアリマセンカ!

大淀「さあ・・・電さん! 提督にトドメを!」

電「はい! 司令艦、電の本気、行くのです!」ピョン!

提督「・・・・・・」コレハサスガニ・・・バタン

大淀・電「「きゃー!」」ドサドサ


――A勝利――


大淀「・・・やった、やりましたよ電さん! 提督のお手玉をついに止めました!」

電「やりましたね、大淀さん!」

大淀「ありがとうございます! こちらこそ。電さんの重みで勝つことが出来ました!」

電「その言い方はやめてほしいのです!」ガーン

提督「・・・」ハヤクウエカラオリテヨ

大淀「提督の奇行を止めてからまともな鎮守府の運営が始まりました」

電「はい、電も初めて建造をしました。新しい仲間が楽しみになのです!」

大淀「その前に演習の予定が入っていますね。提督に兵装など提督に確認しましょう」

電「はい! なのです」


米米米米米


ーー提督の執務室ーー


大淀「提督、失礼します」ガチャ

提督「・・・」ドン!

大淀「ああ! 提督、ごめんなさーー」

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

大淀「・・・」

提督「・・・」イイエガオ

電「・・・」

提督「・・・」トテモイイエガオ

大淀「・・・またですか!」

大淀「ーーということで、再び提督の奇行が始まりました。あんな提督を他の鎮守府の提督に見せるわけにはいきません」

電「演習が始まる前にどうにかしないといけないです」

大淀「さしあたって、あのおかしな運動器具の使用をやめさせるために安価↓をしようと思います」



直下に限らず↓の書込みで書きやすそうな案があれば書く。
なければ適当に進める。

大淀「前回は提督を疲弊させることで止めることが出来ました。今回も物量作戦をもって提督を止めましょう」

電「了解しました! 司令官さんに投げつける物を集めてくるのです!」

大淀「今回は演習の予定が入っていますので迅速に解決しなければなりません。物が集まり次第各個投擲を開始します。電撃作戦です、頑張りましょう! おー!」

電「おー! なのです!」

提督「・・・」ダレカコナイカナー

大淀「物資が心許ないですが作戦『たくさん提督にタオレルダケデフッキンワンダーコア~をさせて満足させ奇行をやめさせる作戦』開始! 提督、お覚悟を!」

提督「・・・」キター!

大淀「それ!」ジュークボックス

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

大淀「えい!」センパクヨウイカリ

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

大淀「てぇーい!」メガネ

提督「・・・」キャッチ

大淀「・・・」

提督「・・・」

大淀「・・・えい!」チャブダイ

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

大淀「それ!」インクビン

提督「・・・」キャッチ

大淀「・・・」

提督「・・・」

大淀「軽い物じゃやらない!?」

大淀「えい、えい、えい!」

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

電「大淀さん、お待たせしました!」ヌイグルミタクサン

大淀「くっ・・・電さん、提督は軽い物ではタオレルダケデフッキンワンダーコア~をしません! ぬいぐるみではダメです! もっと重たい物を!」

電「ええ!? ですがあまり重い物ですと電ひとりでは持ってこれないのです!」

大淀「」

ミスった。こっちがほんと


大淀「えい、えい、えい!」 オモタイモノカットイン!

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

電「大淀さん、お待たせしました!」ヌイグルミタクサン

大淀「くっ・・・電さん、提督は軽い物ではタオレルダケデフッキンワンダーコア~をしません! ぬいぐるみではダメです! もっと重たい物を!」 タンス

電「ええ!? ですがあまり重い物ですと電ひとりでは持ってこれないのです!」

大淀「でしたら物を投げつける以外で何か提督を止める方法を試してください!」ストーブ

電「わ、わかりました!」

提督「・・・」タオレルダケデフッキンワンダーコア~

ヤッ! セイ! トーウ!

電「(司令官さんを止めるには・・・)」

タオレルダケデフッキンワンダーコア~

電「(司令官・・・司令官・・・そういえば前にマンガで男の人が女の人の着替えを見て固まるシーンがありました。司令官さんも男の人です、きっと電が目の前でお着替えをしたら止まるはずです!)」

15.5cmレンソウホウ!

電「(恥ずかしいけど・・・電の本気を見るのです!)」ヌギ!

タオレルダケデフッキンワンダーゴア~

電「(・・・やっぱり恥ずかしいのです! 無理なのです!)」

大淀「電さん! 何かいい案を思い付きましたか!?」ズイウン

電「はにゃあ!? い、いえ、電はまだ何もしていないのです!」ドキドキ

大淀「そうですか。こちらの残弾も少なくなってきました、大至急作戦立案をお願いします!」ニャーン

電「わ、わかりました!」

色々考えたけど海防艦は未着任で、あと酷い目に遭わせるのは電さん等が反対しそうなので今回見送り

電「(そもそも司令官さんはどうしてあんなことを始めたのでしょう? もしかすると悪い人にナニカサレテしまったのかもしれません)」

タオレルダケデフッキンワンダーコア~

電「(はわわ、どうにかしないと!)」

ホウスイシャナラドウデス!

電「(そういえば、昨日見たテレビで王子様がキスでお姫様の呪いを解いていました。電もキスをしたら司令官さんも元に戻るのでしょうか?)」

タオレルダケデフッキンワンダーコア~

電「(・・・)」

大淀「くっ・・・次で最後です。お願い、これで止まって!」シリョウダナ

提督「・・・」タオレルダケデ

電「電の本気を見るのです!」ヒザマクラバッチコーイ

提督「・・・」ッ!

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