モバマスのSSです。
千枝ちゃんが中心のお話しですが、本人はほぼ、出てきません。
それでは、よろしくお願い致します。
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509345545
ちひろ「Pさん、お手紙届いてますよ。」
P「お、ありがとうございます。」ガサガサ
ちひろ「・・・それ、何ですか?」
P「この前のアニバーサリー・パーティーの写真ですよ。」
ちひろ「あ~。業務用のデジカメの他に、自分のを持ってきてましたね。」
ちひろ「今時、フィルムの一眼レフなんて使っている人、初めてみましたよ。」
P「どうも、デジカメよりこっちの方が僕にはしっくりくるんですよ。」
P「フィルムを巻く感触とか、枚数が限られていることとか。」
P「あと、現像の待ち時間も、結構好きですね。」
P「色合いも、個人的にはこっちの方が好きなんですよ。」
ちひろ「そんなもんですかね~。」
P「見ますか?結構いい感じに撮れてますよ。」
P「・・・・あ~。これは、ボツだな。惜しいけど・・・」
ちひろ「どれですか?・・・あら、千枝ちゃんったら。」
P「この時、確か・・・」
― ― - 回想 - - -
ちひろ「はーい。タイマー10秒ですよ~。はい!」
全員「10、9、8・・・」チヒロサン、ハヤクー
千枝「ね、プロデューサーさん。」
P「ん?なんだ?」
全員「7、6、5・・・」イマ、NA・N・DO・KI?
千枝「ちょっと、しゃがんでください。」
P「こうか?」
全員「4、3、2・・・」マニアッター
千枝「はい。」
全員「1、0!」
Chu! パシャ!
P「え?」
― - - 回想終わり - - -
ちひろ「そんなことがあったんですか。」
P「凄く可愛らしい、ある意味、千枝らしい写真ですけど、ちょっと出せないですね。」
ちひろ「そうですね~。これはちょっと・・・」
ちひろ「それにしても、Pさんも大変ですね。」
P「??」
ちひろ「最低でも5年は待たないと、ダメですよ(笑)」
P「あ~。そういうことですか(笑)」
ちひろ「なんですか!余裕かましちゃって!」
P「あのですね、千枝は今11歳。恋を夢見る年頃なんですよ。」
P「そうやって、大人の階段を一歩ずつ登っていく。」
P「その過程を見守れるだけで、幸せですよ。」
ちひろ「そんなこと言って~。女の子の成長は早いんですからね。後悔しても知りませんよ。」
P「だからこそ、ですよ。」
P「千枝は人一倍、大人への憧れが強い。だけど、いつかは必ず大人になるんです。」
P「今は、二度と戻らない少女の時を思い切り楽しんで欲しいんです。」
P「大人になって振り向いた時に、眩い思い出でいっぱいの少女時代を過ごしてほしいんです。」
ちひろ「そうですね。」
P「それに、後悔させてくれるくらい、いい女になってくれること、期待してますよ(笑)」
ちひろ「はいはい。親バカごちそうさまです(笑)」
P「じゃあ、ちょっと喫煙室行ってきます。」
ちひろ「あれ?Pさん、タバコ吸いましたっけ?」
P「ごくたま~~に、ですけどね。それと、これを燃やしに。」
ちひろ「シュレッダーでいいじゃないですか。」
P「(笑)そう、ですね。」ガチャ
― - - - - その頃、藍子の部屋で - - - - -
藍子「あ・・・」
加蓮「ん?藍子、どうしたの?」
藍子「この前のアニバーサリーの写真を整理してたんだけど・・・」
加蓮「どれどれ・・・あ~。」
藍子「千枝ちゃん、なかなかやってくれますね~。」
加蓮「あの子は、真面目だけど結構進んでるからね~。」
藍子「どうしましょう、これ・・・」
加蓮「いいんじゃない。みんなに配って。みんな楽しそうだし、千枝ちゃんのだって、今更じゃん。」
藍子「そうですね。」
― - - 後日 - - - -
藍子「Pさん、これ、この前のアニバーサリーの写真です。ダビングしてみんなに配ってください。」
P「わざわざCDに入れてくれたのか。ありがとう。」
藍子「どういたしまして♪それと、Pさん。」
P「ん?」
藍子「女の子を泣かせちゃ、ダメですよ♪」
P「??」
藍子「では、お願いしますね。」
P「????」
こうして、さらに数日後、千枝の大胆な行動は、皆に知れ渡ってしまうのでした。
以上です。ありがとうございました。
イメージの元はH2Oの「思い出がいっぱい」でした。
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません