志希博士の薬シリーズ第17弾。
今作は飲んだ人が「ヤンデレ」になる薬です。
ヤンデレといってもバイオレンスな要素はありません。いつも通りキャッキャするだけのコメディです。
またしばらくの間、お付き合いいただけると嬉しいです。
始めます。
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(事務所)
グツグツグツ...ボ-ン!!
志希「あ、やべ」
志希「『デレデレニナール』を作ろうとしてたのに…ちょっと焦がしちゃったよ」
志希「これ…飲んだら『ヤンデレ』になっちゃうんだろうなぁ」
志希「…」
志希「むしろ、こっちの方が面白いか♪」
志希「よーし♪ 深く考える必要もなし! どんどん投薬していくぞー!」
志希「にゃははは♪」
【別の場所】
P「よくわからないけど今ゾッとしたよ」
まゆ「風邪ですか?」
P「急に寒くなってきたからなぁ」
まゆ「では、温かい紅茶でも淹れますね♪」
P「ありがとう」
ケース1. 二宮飛鳥
テクテクテク
志希「♪」
飛鳥「おや、志希じゃないか…キミが朝の事務所にいるなんて珍しいな」
志希「あ、飛鳥ちゃんおっはよう♪」
飛鳥「ああ、おはよう」
飛鳥「…」ジッ
志希「?」
飛鳥「…目の下にはクマ、けれど寝不足に反して上機嫌…また何か怪しい薬でも完成させたのかい?」
志希「ご明察だねぇ♪ シャーロック・ホームズさん」
志希「探偵の断定したことは正解だよん♪」
飛鳥「ボクは断定なんかしていないし、探偵じゃないが…ああ、そうか言葉遊びか」
志希「探偵、断定、端的、ダンテ♪」
飛鳥「ふふ。まるで唄を歌っているようだね」
志希「ダンテの神曲だけに?♪」
飛鳥「さあね」フッ
飛鳥「ボクが当てることができたのは、キミのライフスタイルを多少なりとも知っていたからこそだよ。知ってさえいれば推察することくらい誰だってできるさ」
志希「ん~、でもアタシのことを知ってくれてるだけで嬉しいねー♪」ハスハスハス
飛鳥「お、おい。どうしてそこで匂いを嗅いでくるんだ。離れてくれ」グイ-
志希「ああん、もういけずぅ~♪」
飛鳥「まったく…で、どんな薬を開発したんだい?」
志希「このやり取り。普段はプロデューサーとしてるから新鮮だなー」
志希「この新しい薬はね、ざっくりいうと『愛』が深くなる薬なんだー♪」
飛鳥「愛、ね…つまり『愛情ホルモンの分泌を高める薬』といったところかい?」
志希「ん~、ふふふ♪」ニマニマ
飛鳥「…違うのか?」
志希「当たらずとも遠からす、ってところかな~♪」
飛鳥「…へぇ」
飛鳥「まあいいさ。人と人との問い問答では100点満点の回答ができるとも思わないし、そもそも存在するとも思わない」
飛鳥「問いに対して完璧な解答ができるものなんて、ボクらの生きるセカイには学校のテストくらいしかないものなんだ。正解はいつだって虚ろに移ろうものなのさ」
志希「詩的だねぇ♪」
飛鳥「ふふ。志希なら理解るんじゃないかい?」
飛鳥「薬の配合に失敗したら思いがけず良いものができてしまうように、コインの裏と表は時と場合よって変わるように、本来、見方によって正解は不正解になりうるし、不正解は正解になりうるものなんだ」
飛鳥「人生はそれの連続さ。ボクの正解は誰かの不正解になり得る。どこかで日が昇ればどこかで月が輝くんだ」
飛鳥「まあ…決してノーマルとは言えない斜に構えた14歳の個人的な考えだけどね」
志希「いやいや、志希ちゃんは好きな考え方だけどな~♪」
飛鳥「ふふ。そうかい」
志希「てなわけで、飛鳥ちゃん。薬を飲んでわざと『失敗』してみよう! 思いがけず幸運が訪れるかもよ~♪」ニヤニヤ
飛鳥「強引だな。それとこれとはまた話が違う気もするが…」
志希「ん♪」スッ
飛鳥「…」
飛鳥「…まったく。仕方ないな。ボクも多少興味はあるんだ。愛が深まるというのはどんな感覚なんだろうかってね」
志希「やったね♪ 飛鳥ちゃんは話がわかるっ! ささ、一気にぐびっとイッちゃってよ♪」
飛鳥「そう急かさないでくれ。飲むと決めているんだからね」
飛鳥「…」スッ...スンスン
飛鳥「妙な匂いはしない、か」
飛鳥「まあいい。毒ではないんだ。飲んでやろうじゃないか」
グビグビ...ボンッ!!
飛鳥「…」
志希「…プロデューサーはもうすぐ仕事終わるよ♪」
飛鳥「…へぇ」ハイライトオフ
(少しして)
P「あー、疲れた」グデ-
P「…もう予定もないし。荷物まとめてさっさと帰るか」
カチャ...パタン
飛鳥「…やあ、プロデューサー」
P「おや、お疲れ様。飛鳥。残ってたのか」
飛鳥「レッスン終わりに志希と偶然会ってね。話をしていたら少し長くなったんだ」
P「そういや飛鳥って志希と仲良かったんだよなぁ」
飛鳥「フフッ。フィーリングが少しばかり合致しているだけさ」
飛鳥「…それよりプロデューサー。ちょっとこっちに来てくれないかい?」
P「ん? どうかしたのか?」
飛鳥「頼みたいことがあるんだ。来てくれ」
P「いいけど…」
P「(飛鳥が頼み事なんて珍しいな…)」
スッ...テクテクテク...
P「で、何の用ーーー」
ガシッ...ギュム-
P「…」
飛鳥「…」
P「…何故いきなり抱きついたんだ?」
飛鳥「大した理由はないさ」
P「そうなのか?」
飛鳥「そうさ。フフッ♪」
ムギュ-...スリスリ...
P「(何やら飛鳥が甘えてきているようだ)」
P「(…志希に『アマエタクナール』でも飲まされたかな?)」
飛鳥「ああ…キミに抱きついているのは思いのほか安心するものだね…♪」
P「そうか」
P「(可愛いなー)」
飛鳥「…あと言い忘れていたことがあるんだ。プロデューサー」
P「ん?」
飛鳥「もし…いまからボクを引き離そうとしたり、ボクを咎めるようなことを言った場合、迷わず『刺す』」ニコリ
P「…刺すって何を?」
チクッ...
P「…」
飛鳥「…背中に尖ったものが当たるのを感じたかい?」
P「…あ、あ、飛鳥さん?」
飛鳥「安心してくれ…ボクだけを見て…ボクだけを抱きしめて…ボクだけに愛を与えてくれれば何もしないからね…♪」ハイライトオフ
P「」
ムギュ-...スリスリ...
飛鳥「はぁ…ようやくキミのことを手中に収められたような気がするよ…♪」
飛鳥「いつもは大人と子供。そしてアイドルとプロデューサーの関係。立場は対等だが、それでも一人前としては見られていないようだからね」
飛鳥「それも悪い心地ではないけれど…やはりこうして自分のものにしてしまうことが1番だ…ずっと夢見ていたことさ…♪」
P「…あ、飛鳥。わかったからとりあえず手に持ってる刃物らしきものを下ろそうか。な?」
飛鳥「…わかった。いいだろう」
飛鳥「その代わり…ボクのことを強く抱きしめるんだ...胸に抱き抱えるようにね♪」
P「は、はい」
飛鳥「わかっているとは思うけれど…痛いのは嫌だ。ボクのことを大事に扱って欲しいんだ」
飛鳥「1人の女として…愛を向けてくれ…」ボソリ
P「…」ゾクッ
飛鳥「さぁ…ボクばかり抱きついているのは不公平だろう。キミも早く…」
P「…」
ムギュ-...サスサス...
飛鳥「…エヘヘ」
P「ん? いまなんか可愛い声が…」
飛鳥「き、気のせいだっ」
チクッ...
P「あ、はい。痛いし怖いからヤメテ」
飛鳥「なら…黙って抱きしめてくれ///」
P「…ウィ」
ムギュ-...サスサス...
飛鳥「…♪」ムフ-
P「…」
ムギュ-...
飛鳥「…はは。不思議なものだね。単に身体と身体が触れ合っているだけの話なのに…こんなにも心が安らぐ…♪」
飛鳥「それにしても…スーツ越しなのにキミの身体は温かいな…」
P「そ、そうなのか?」
飛鳥「…ああ。ところでボクの身体はどうだい? 未熟な子供にしては悪くないものだと自負しているんだが…」
ムギュ-...ムニュッ...ムニュッ...♪
P「」
飛鳥「無言はずるいな…キミのコトバできちんと聴かせて欲しいんだ…」
飛鳥「ボクのことをどう考えているのか…ボクのことをどう感じているのか…ボクに対してどんな気持ちを抱いているのか…全部話してほしい…」ハイライトオフ
ムギュ-...
P「」ゾクッ
飛鳥「…まぁ…いいさ。これからはボクだけを見てもらうんだ。じっくりと互いにさらけ出していけばいい…」
P「そ、ソウダネ」
ムギュ-...スリスリ...
飛鳥「…///」
飛鳥「はぁ…ボクらがこうして触れ合っている時間こそ『幸福』ってやつなのかもしれないね。キミもそう思うだろう…?」
P「…エット」
飛鳥「…思うだろう?」
チクリ...
P「…オモイマス」
飛鳥「そうさ…これが幸せなんだ…プロデューサーの幸せはボクを見ること…そしてボクの幸せは…その…キミを見て、キミを知って、キミと一緒にいること...なんだ…///」
ムギュ-...
P「」
飛鳥「…2度と他の偶像に目なんか向けさせない。ボクだけがキミの唯一の偶像なんだ…だからもっと愛してくれ…もっと見てくれ…そう誓ってくれ…プロデューサー…」ジッ
P「...誓うって?」
飛鳥「コトバにしてほしいんだ…二宮飛鳥だけを見ていると、ね」
ムギュ-...
P「エ-...」コンワク
P「(何の薬を盛られたのかは知らないが…これはまずい。とんでもない劇薬を投薬されたのはわかる)」
P「(志希のやつめ…今度ばかりは許さん! 折檻してやる…!!)」
飛鳥「…」ジッ
P「(生きて帰れたらな!!)」
飛鳥「さぁ…誓うんだ。ボクの目を見ながら、ね…///」
P「えー…と」
P「(致し方ない。ここは大人しく…従うしかないか)」
P「ん。ごほん…飛鳥」ジッ
飛鳥「…ああ」ジッ
P「(改めて見つめ合うと照れるな)」
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
飛鳥「…」ハイライトオン
飛鳥「…ん。ボクは一体…? プロデューサー?」ジッ
P「一生涯。二宮飛鳥だけを見て、愛することを誓います」ジッ
飛鳥「...」
P「…」
飛鳥「…へ?」
P「…返事は?」
飛鳥「…」
ボンッ!!
飛鳥「ミャ-...///」
P「ん?」
飛鳥「」カァァァァァァ!!
パタリ
P「あ、飛鳥!? 急に顔を真っ赤にしてどうしたんだ!?」
飛鳥「」
P「飛鳥ぁー!?」
【しばらくの間、会うたびに顔を真っ赤にして避けられました】
ケース1. 二宮飛鳥 end
(次の日・事務所)
志希「というわけで、今回の薬は『ヤンデレニナール』でした。飲んだ人をヤンデレに変える薬でーす♪」
P「というわけで、じゃないよ。おばか。死ぬかと思ったぞ」
志希「まさか。飛鳥ちゃんは『爪を立てて』脅してきただけでしょ♪」
P「何も知らなかったんだから怖かったんだよ。心臓に恐ろしく悪い」
志希「んふふ♪ それはごめんね~♪ でも、ヤンデレニナールを飲んだ人は他人を傷付けないようにする効果もあるから流血騒ぎにはならないはずだよん♪」
P「それは安心したけど、心臓に悪いことに変わりはないよ」
志希「ドキドキだったかな♪」
P「背筋の凍る怖さやら、飛鳥が可愛いやらで、大変だった」
志希「なら成功だね♪」
志希「このヤンデレニナールの正確な効果は『飲んだ人の欲求の優先順位』を変えるものなんだー♪」
P「優先順位?」
志希「うん♪ 自分の近しい人に対して過剰な愛情をいだき、かつ、愛情を感じるとそれが『最優先されるべき欲求』になるの」
P「ぜんぜん言っていることがわからない」
志希「んー、プロデューサーはマズローさんって知ってる?」
P「知らない」
志希「じゃあ『心理学系のエライ人だー』って覚えればいいよ♪」
志希「そのマズローさんの説にね『欲求5段階説』っていうものがあるんだ。『人間の欲求はピラミッド型の5段階に分かれている』っていう説♪」
P「うん」
志希「人間はピラミッドの下の方の欲求が満たされると上の欲求を満たそうとするの」
志希「欲求の種類は1番下が『食う飲む寝る』の欲求」
志希「2番目が『安全な場所にいたい』欲求」
志希「3番目が『仲間や社会の一員になりたい』って欲求」
志希「4番目が『みんなに認められたい』欲求」
志希「そしてピラミッドの1番上が『自分のポテンシャルを発揮したい』欲求」
志希「…って構造なの。わかるかな♪」
P「なんとなーくな」
志希「例えば、戦争中だと『ごはん食べたい』『死にたくない』って欲求が最優先されるのは想像できるでしょ。ピラミッドの下層の欲求だね。身なりになんか気にしないでご飯や安全を求めるんだよ」
志希「ひるがえって、現代の日本だと食べ物に困らないし、安全も確保されてる。でも、アタシたちの欲はなくならない。新しい車を欲しがったり、モテたりしたい。人間は下の欲求が満たされると上の階層の欲求を満たそうとするわけ」
志希「まあ『ようは欲には順位がある』ってことを知って欲しいのよ♪」
P「ふむふむ」
志希「で、ヤンデレニナールを飲んだ人は『近しい人に愛されたい欲求』がピラミッドにどーんと割り込んできて、最優先事項になるわけ♪」、
志希「喉がカラカラになった人が水を求めるように、愛を求めるわけさ♪」
P「長くて半分くらい理解できなかったけど『とんでもなくやべえ薬を作りやがった』ってことはわかったよ」
志希「素敵でしょ♪」
P「没収だ!」カッ!
ヒョイ! タッタッタ!!
P「あ! こら! 逃げんな!」
志希「にゃはははー!」
ビュ-...スタコラサッサ-!!
P「…やべえ」
休憩します。
しばらくハイペースだったので、今作はゆっくり進めていこうと思います。
また「この子見たいぞ」みたいなレスをくれると嬉しいです。もちろん全員を書くわけではありませんが、誰を書くのかはほとんど決めてないので「あ、これいいな」と思った子は積極的に採用させていただきます。
いつもお読みいただきありがとうございます。
先に釘を刺しておきますが柚にいちごパスタを食べさせないでください。
たくさんのレスありがとうございます。
書く人数は本編5人、おまけ10人くらいの予定です。
次の子は肇ちゃんで書き始めていますが、まだまだ募集は受け付けてますので希望の子をレスしていただけると嬉しいです。
次の投稿までいましばらくお待ちください。
ケース2. 藤原肇
グォン...グォン...グォン...(ろくろを回す音)
肇「…ふぅ。これはよい器になりそうです」
肇「(アイドルを始めてから…私の作品にも変化が出てきたみたいですね…)」
肇「(ふふ…焼き上がりが楽しみです。事務所に飾ったら、プロデューサーさんは褒めてくれるでしょうか)」
カチャカチャ...(片付け中)
肇「…」フゥ-
肇「(そういえば今は何時なのでしょう。つい夢中になってしまっていました)」
肇「(喉も乾きましたし…事務所に戻って何かいただきましょうか)」
(事務所)
カチャカチャ...パタン
肇「(麦茶のような飲み物がありました…冷えていて美味しそうです)」
肇「…ひと息ついたら。今日は帰りましょうか」
コポコポコポ...
ゴクゴク...
肇「うっ…これ…は…?」
ボンッ!!
肇「…」ハイライトオフ
肇「…プロデューサーさん…プロデューサーさんはどこにいるのでしょう…」
(しばらくして)
肇「あ…プロデューサーさん♪」
肇「やっと見つけた…♪」ボソリ
P「おや、肇じゃないか。もしかして、この時間まで工房にいたのかい?」
肇「はい…♪ プロデューサーさんのことを想いながら器を作っていたんですよ♪」
P「へー、何か作ってくれてるの?」
肇「ふふ…それはまだ秘密です♪」
P「そっか。なら出来上がりを楽しみにしてるよ」
肇「ええ♪」
肇「…ところでプロデューサーさん。陶器作りにおいて土がとても大切だということはご存知ですか?」
P「ん? ああ、知ってるよ。肇の担当を始めてから俺も色々勉強したからね」
肇「よかったです。少しその土の話をさせていただきますね」
P「?」
肇「私の作る備前焼でも土は最も大切な要素です」
肇「使われる土は『干寄(ひよせ)』と言いまして、採取したてのものは鉄分を多く含んでいます。それを1、2年野晒しにすることで不純物を腐らせ、多すぎる鉄分を減らすのです」
肇「そうして残った上質な土と黒土を混ぜることで、初めて良質な陶土ができるのですよ」
P「へー、材料ひとつ作るの結構時間がかかるんだなぁ」
肇「そうです。器の完成には長い時間が必要なのです」
肇「さらに備前焼は焼きあがったものを使い込むことで『味が出る』ものですから。真の意味での完成は人1人の人生の間では拝めるものではないのかもしれません」
P「気の遠くなるような話だなぁ」
肇「…」
P「ところで、どうしてそんな話をしたわけ?」
肇「…プロデューサーさんと私は出会ってからそれなりの時間が経ちましたね」
P「まあね」
肇「ですから、そろそろ私たちも『野晒し』の時期を終えていいと思うんです」
P「?」
スタスタスタ...ギュッ...
肇「もう私はプロデューサーさん以外のことを考えられないんです…」
肇「…これから先の人生。私と共に器を育てていきませんか…?」
P「」
P「ええと…肇さん?」
肇「何でしょう」
ギュム-...
P「だ、抱きつく力が少し強くありませんかね?」
肇「私。結構、力があるんです。普段から土をいじってますからね」
P「なるほど。少し緩めてくれないかい?」
肇「嫌です…絶対に嫌です…!」
ギュ-...
P「ぐぅ」
肇「ああ…プロデューサーさん。もしかして私のことを受け入れられない…なんて言いませんよね?」ハイライトオフ
P「え、ええと…」
肇「あんなに私のそばにいてくれて…優しい言葉をかけてくれて…時々厳しいことも言ってくれて…私のことを認めてくれて…それなのに私を捨てるなんて言わないですよね?」
P「ちょ、ちょっと。肇?」
肇「すごく嬉しかったんですよ…? とても心が温かかったんですよ…?」
肇「…もし、そんなことをするなら…私。許しません。プロデューサーさんが私のことを選んでくれるために…どんな手段でも使ってませます」ハイライトオフ
P「」
P「(これ多分志希の薬を飲んだだろ…!)」
P「(何はともあれ…このままだと肇のペースに引きずり込まれてしまう)」
P「(何とかして説得を図らねば…)」
P「は、肇」
肇「なんでしょう」
P「えーっと…」
P「そ、そうだ。俺も肇のことは大切に想っているんだけど」
肇「なら決まりですね…嬉しい♪」
ムギュ-...スリスリ...
P「ぐぅ。ちょっと待て」
肇「はい?」
P「も、もっといい器を作りたいなら、もう少しだけ時間をおいたほうがいいと思うんだ。まだ時期が早いんじゃないかなー…」
肇「…」マガオ
P「…な、なんて」
肇「…は?」
P「」ゾクッ
肇「…プロデューサーさん」
P「は、はい」
肇「私はあなたのことをとても信頼しています…」
肇「ですから…その場しのぎの嘘や…的外れなことを言われるとそれだけ傷付いてしまうんです…」
肇「…わかりますか?」マガオ
P「ヒィ」
肇「わかりますか、と聞いているんです…プロデューサーさん…?」
P「わ、わかります」
肇「…私はプロデューサーさんの信頼には全力で応えてきました。これからも応え続けます…」
肇「だから…プロデューサーさんも私の信頼に応えてください…私のことをもっとよく見て考えてください…」
肇「…それがプロデューサーと担当の関係でしょう?」
P「さ、左様でございますね」
P「(いや行き過ぎだろ)」
P「(…なんてことは口が裂けても言えないな)」
肇「…私たちの関係が混ぜ合わせたばかりの陶土のようなものだとしたら、まだ器は形を成してすらいないことになります」
P「う、うん。ソウダネ」
肇「まずは…形を成しましょう」
P「成すというのは…」
肇「プロデューサーさん。わかっているでしょう?」
ギュ-...
P「」
肇「ほら…私のことだけを見てください…私の全てをあなたに捧げますから…」
肇「私は…あなたになら何をされても構いません…」
肇「…プロデューサーさんの家に行きましょう///」
P「」
(少しして)
テクテクテク...
P「(まずい…これはまずい…なんか手をがっちり握ってきちゃってるし)」
ギュッ
肇「♪」
P「(なんかすごい幸せそうに密着してきてるし…)」
ムギュ-...
肇「♪」
肇「プロデューサーさん…私のことだけを想ってくれるなら…ちょっと乱暴なことをしてもいいですからね…」ボソッ
P「」
P「(なんか顔が赤いし…! 艶っぽい笑顔を浮かべてるし…!)」
テクテクテク...
P「(そして家が見えてきてしまった…どうする。なんとか誤魔化して別の場所に行くか…)」
肇「プロデューサーさん…なんだか気もそぞろな様子ですね…?」
ギュッ...グリグリ...
P「痛い痛い。肇。二の腕をつねらないでおくれ。ひねらないでおくれ」
肇「他のことなんて考えないでください」ジッ
P「うっ」
肇「いいんです…お仕事をしている時は、でも…今だけは私だけです。私以外はダメです。藤原肇のことだけに集中してください…」
肇「…私はプロデューサーさんのことだけで頭がいっぱいなのに…ずるいですよ」
P「」ズキュ-ン
肇「ワガママだってわかってます…でも、プロデューサーさんへの想いをもう抑えられないんです…」
肇「早く…2人きりになりましょう…」
P「」
(P宅)
P「た、ただいまー」
肇「おかえりなさい…なんて♪ ふふっ。これからは私が毎日言ってあげますからね…♪」
P「」
肇「さ…もうここなら人目や立場を気にせずにいられますよ…♪」
ヒシッ...ムギュ-...
P「」
肇「プロデューサーさん…難しく考えないでください…私を見て、私に手を伸ばして、優しくしてくれればいいんです」
肇「…あなたにされることなら何でも受け入れますから///」
P「」
メキメキ...(理性がひしゃげていく音)
P「(駄目だ。駄目だ。こ、ここで本当に手を出してしまったら戻れなくなる。肇の信頼を裏切ることになるが断らねば)」
肇「…///」
ムギュ-...
P「(いやいやいやいや、決心をぐらつかせちゃ駄目だ。毅然とした態度でなければ駄目だ。抱きついてる肇を引き離して今日は家に帰そう。うん。そうだ)」
肇「…プロデューサーさん」
ムギュ-...スリスリ...
P「(違うぞ。断じて違う。肇が柔らかくて可愛くていい匂いなのはさておき、まさか手を出すなんてことはありえない。手をつい腰に回してしまったがありえない)」
肇「…荷物を置きましょう。寝室に…案内してくれませんか…?」
P「ああ」
P「(あああああ、ああじゃない! 断れ!)」
肇「…スキデスヨ///」
P「あっあっあっ」ズキュゥン
(寝室)
P「(あ…なんかもう頭が…ぼーっとして)」
肇「プロデューサーさん…っ…!」
モソモソ...
スッ...ギュゥ...
P「肇…」
P「(無理だこんなんもうしらん…!)」
P「肇ー!」
ルパンダ-イブ
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
肇「…え…えぇっ!?」
P「あ」
肇「いやぁぁぁっ!!」
スパ-ン!!
P「ぐばぁっ!! お約束ぅぅぅっ!!」
パタリ
肇「ぷ、ぷ、プロデューサーさん!?」
P「く、薬が切れてよかったヨ…ぐふぅ」
肇「あ、ありがとうございますっ? それはそうと何をしているんですかっ!?」コンラン
P「エ-ト...ハジメニサソワレテ...」
肇「ナニヲイッテルンデスカ!!」
P「オレウソツカナイ ホントウ」
肇「…ワタシガ?」
P「ウン」
肇「ソンナワケ...」
【蘇る先ほどの言動の数々】
ウツワヲトモニツクリマショ-
ワタシダケヲミテクダサイ
プロデュ-サ-サ-ン
ナニヲサレテモイイデスヨ///
スキデス
肇「…」
肇「あ、あ、あわあわあわ…」カァァァァ...!
P「き、気にしてないから」
肇「いやぁぁぁっ!!! ご、ごめんなさーい!!」
バタバタバタバタ...
P「あ、ちょい! 肇!?」
肇「帰りますっ!! ほ、ほんとうにごめんなさいーっ!!」
パタン!!
P「肇ー!!」
P「そこ玄関じゃなくてトイレーっ!」
肇「…」
ギィ...パタン
肇「し、知ってましたから」
P「あ、うん」
肇「慌ててたとかじゃないですからっ!///」プク-ッ!!
P「はい」
【しばらく肇の作品が独創的な仕上がりになりました】
ケース2. 藤原肇 end
休憩します。
次は智絵里です。
その次はまだ決めてませんがPaの子でいく予定です。
あとユッコ、芳乃、法子は最後のおまけで出しますので、5人目が終わるまで待っていてください。
では、またしばらく離れます。
連投になるけど、作者がいたらちょい聞きたいが
みんなゴキュゴキュ飲んでるけど、試薬ってそんなリットルやガロン単位で作るもんなのかな?
>>90
ぶっちゃけその辺は適当です。よく考えてません。
ただ、志希の場合、楽しそうな試薬が完成したら即座に量産体制に入るような気がします。
ケース3. 緒方智絵里
ヒョコヒョコ...
智絵里「あ…プロデューサーさん。おはようございます♪」
P「おはよう智絵里。今日も可愛いな」
智絵里「え、えへへ…そんないきなり…照れちゃいますよ」
P「照れ顔も可愛い」
智絵里「…も、もぉ///」
P「ははは」
智絵里「ところで…プロデューサーさん。いま手は空いてますか?」
P「うん。見ての通りティーブレイク中」ズズズ
智絵里「紅茶を飲んでいるんですね」
P「朝、まゆが水筒に淹れておいてくれたんだ。『まゆはお仕事で出かけてしまいますから』ってな」
智絵里「へぇ…まゆさんが淹れたものだったんですね」ハイライトオフ
P「ん?」
智絵里「いえ、ところでプロデューサーさん。ちょっと取ってもらいたいものがあるんですが、私では取れないので…付いてきてもらえますか?」
P「(何か高いところにものでもあるのかな?)」
P「いいよ。どこ?」
智絵里「倉庫です」
P「はいよ」
智絵里「(…えへへ…えへへへへ♪)」ハイライトオフ
(倉庫)
P「で、どれなんだ?」
智絵里「まず、この台車の上に座ってくれませんか?」
P「台車の上?」
智絵里「ええ、必要なことなんです」
P「ん…まあ、そういうことならいいけど」
ストン
智絵里「はい。では、目を閉じて手を前に出してくれませんか?」
P「何故に?」
智絵里「必要なことなんです」
P「…まあ、そういうことなら」
スッ...
智絵里「♪」
ガチャッ
P「…あの智絵里さん。目を閉じていて見えないけど、俺の手に『手錠』らしきものを取り付けてないかい? 冷たくて硬いものを感じるよ」
智絵里「えへへ♪」
パチクリ
P「あ、やっぱり手錠だ」ジャラジャラ
智絵里「プロデューサーさん。目を開けてしまいましたね…?」
スッ...
P「いや、開けるよ。というか、手錠を外し…もがっ!?」
智絵里「大丈夫です…睡眠薬を染み込ませただけのハンカチですからね…♪ 怖くないですよ…♪」
P「…ちょ…ま…」ウトウト...
パタリ
P「Zzz…」
智絵里「では…運びましょうか♪」
智絵里「ダンボールを被せて見つからないようにして、と」
ガサゴソ...
ガラガラガラ...
智絵里「これで2人きり…えへへ…ずっと一緒になれます…♪」
智絵里「大好きプロデューサーさんと…ずぅっと一緒…♪」ニコニコニコ
(しばらくして)
P「あれ…ここは?」
ギシッ
P「…ん? 身体が動かない…って」
P「んん!?」
P「…」
ギシギシ...
P「ここは…仮眠室のベッドか」
ヒョッコリ
智絵里「おはようございます♪」
P「おはよう智絵里。今日も可愛いな」
智絵里「え、えへへ…そんないきなり…照れちゃいますよ」
P「照れ顔も可愛い」
智絵里「…も、もぉ///」
P「ははは。さっきのマイルドなやりとりな再現だ」
P「ところで智絵里」
智絵里「はい?」
P「どうして俺の手には手錠が付いているんだい?」
智絵里「暴れられないようにするためです♪」
P「なるほど。ところで智絵里、なぜ俺は両手を上に上げた状態でベッドに繋がれているんだい?」
智絵里「逃げ出さないようにするためです♪」
P「なるほど。ところで智絵里、なぜ俺のシャツは上だけ脱がされているんだい?」
智絵里「邪魔だからです♪」
P「なるほど。ところで智絵里、なぜ仮眠室のドアに『南京錠』が取り付けられているんだい?」
智絵里「外から開けられないようにするためです♪」
P「なるほど。南京錠の鍵はどこに?」
智絵里「…♪」ンベッ
P「…智絵里の口の中?」
智絵里「はい。ビニール袋に包んであります♪」
P「どうやって取り出そうかな」
智絵里「えへへ…どうやって取り出せばいいんでしょうね♪」
P「手を口の中にーーー」
智絵里「そんなことをしたら指を噛んじゃいますよ?」
P「…つまり?」
智絵里「プロデューサーさんが吸い出すしかないですね♪」
P「」
智絵里「まあ…そもそも、鍵をプロデューサーに取らせるつもりはないですけど」ハイライトオフ
P「と、取らせる気がないとは?」
智絵里「ここでずっと暮らすということですよ♪」
P「」
P「智絵里。もしかして志希から薬を貰って飲んでいやしないかい?」
智絵里「薬は飲んでませんよ? 飲み物はもらいましたけど」
P「やはり奴の仕業か」
智絵里「えへへ…そんなことはどうでもいいんです。プロデューサーさん…♪」
スッ...モソモソ...ギュッ
P「えふっ」
智絵里「はぁ…プロデューサーさんの身体。暖かいです…ギュッとすると落ち着きます…♪」スリスリ
P「ち、智絵里。たんま」
智絵里「…ナニがたんまなんですか♪」
チュ...チロチロ...
P「ひょっ!?」ビクッ
智絵里「プロデューサーさん驚きすぎですよ♪ ちょっと腕を舐めただけなのに…えへへ♪」ニコニコ
智絵里「はぁ…プロデューサーさん。可愛いですね…いつも守ってもらってますけど…こうしてお世話するのも好きかもしれません♪」
スリスリ...ギュム-...
P「智絵里。これはお世話じゃなくて監禁じゃないカナー」
智絵里「えへへ…プロデューサーさんの匂い…♪」
ギュ-...
P「(駄目だ…聞いてくれない)」
P「ち、智絵里。せめて手だけ外してくれないかい? 逃げないから」
智絵里「…」
P「頼むよ。智絵里のことは大好きだから。逃げ出したりしないよ」
智絵里「だ…大好きですか…えへへ…///」
P「智絵里は俺のことを信用できないのか?」
智絵里「…」
P「頼む」
智絵里「…」
智絵里「…じゃあ条件があります」
P「OK。何だい?」
智絵里「あ、あの…手錠を外したら強くギュっとしてくれませんか…?」
P「」キュ-ン
P「お安い御用だ」
智絵里「あの、そ、それから…えっと…えへへ…♪」モジモジ
P「どうした。何でも言ってみろ」
智絵里「じゃあ…て、手錠を外す前に…ち、ちぅを…///」
P「ちう?」
智絵里「…き、キスしてくださいっ」
P「」
P「智絵里。タンマ。キスはタンマ」
智絵里「…あれ? プロデューサーさんは…私のことを大好きなんですよね?」ハイライトオフ
P「もちろん。大好きだ」
智絵里「Loveですよね?」
P「…」
P「ら、Likeカナー…」
智絵里「は?」
ガサゴソ...スッ...
智絵里「…」ゴゴゴゴ
P「ヒィィィィィ! ち、違いました! Loveです! スーパーLoveです!」
P「だから、その『目隠し』と『強制口開け器』をしまってぇ!!」
智絵里「プロデューサーさん…私はプロデューサーさんのことを愛しているのに…プロデューサーさんは私のことを愛していないんですね…」
P「さ、さっきのは冗談!! 冗談だから!」
智絵里「いいえ…私は嫌です。冗談でも私のことを愛していないなんて言えないようにしてあげたいんです」
スッ...グルグル...
P「ちょっ! し、視覚を奪うのは無し!!」
智絵里「えへへ…安心してください…ここには私とプロデューサーさんしかいませんよ…とても安全ですからね…♪」
智絵里「…でも、プロデューサーさんも反省しているようですし…口開け器は勘弁してあげます…私の名前を呼ぶのも聞こえなくなっちゃいますしね♪」
P「智絵里。ちょっぴりの優しさをありがとう」
P「そして、誰かヘルプミィィィィ!!」
P「(あかん。このままだと智絵里に何をされるかわからないぞ)」
ガチャガチャ...
P「(拘束されててもがくことしか出来ないし…どうすれば…)」
智絵里「♪」
スッ...ギュッ...フゥ...
P「ひょっ!」ビクッ
智絵里「どうしました…♪ プロデューサーさんの耳にふぅーって息を吹きかけただけですよ…♪」
アムアム...ペロペロ...
P「ち、ち、ちょい ! 待って耳を舐めたり、甘噛みするのもなしっ!!」
智絵里「えへへ…プロデューサーさん、私が耳をちょっと舐めるだけでピクピクしてますね…可愛いなぁ…♪」ニコニコニコ
P「ちょ」
智絵里「安心してください…私からはキスはしませんから♪」
智絵里「…それ以外のイタズラをして…プロデューサーさんのことを夢中にさせちゃいますね…♪」ニコニコニコ
P「」
ラメェェェェェェッッ!!!!!
用ができたのでちょっとだけ休憩します
書き終わってはいるので1時間後くらいにまた戻ってきます
(1時間後)
P「」
智絵里「プロデューサーさん…私のことを愛してますよね…?♪」
P「も、もちろん!! 智絵里のことを愛してるよ!!」
智絵里「なら…」
スッ...グルグル...
P「!」
智絵里「目隠し…外してあげます♪」
P「あ、ありがとう。智絵里」
智絵里「いいえ。プロデューサーさん。今からが本番ですよ」
P「うん?」
智絵里「いまから言う2つのうちから1つを選んでください♪」
智絵里「Aは『プロデューサーさんから私にキスをする』てす♪」
P「」
P「び、Bは?」
智絵里「…Aを断った場合、強制的にBになります」
智絵里「Bは『強制口開け器を使ってプロデューサーさんの口を開いて、私が一晩中、プロデューサーさんにキスをし続ける』です」
P「」
智絵里「好きな方を…選んだください♪」ジュルリ
P「(実質選択肢がねぇぇぇ!!!)」
P「…」
智絵里「5秒前です♪」
P「早いっ!」
智絵里「さん♪」
P「5秒もないし!!」
智絵里「にー♪」
P「ちょいちょいちょい」
智絵里「いち♪」
P「ああああああああ」
智絵里「どうぞ♪」
P「…俺が智絵里にキスします」
智絵里「♪」
P「エンダァァァァァァァ!!」(特に意味のない絶叫)
智絵里「手錠を外してあげますね…♪」
P「(お、これなら隙を見て逃げ出せるんじゃ…)」
智絵里「代わりにこちらを…♪」
ガチャ
P「なんだいこれは? 犬の首輪みたいだけど」
智絵里「えへへ…私にも付けますね♪」
ガチャ
P「ん?」
智絵里「首輪と首輪を鎖で繋げたものですよ♪ これでプロデューサーさんと一緒です♪」
P「」
ガチャガチャ...
智絵里「これで…手錠は外しました…私のほっぺを触って…目を見つめて…チューしてください…///」
P「」
智絵里「…///」ン-
P「(やばいやばいやばい。目の前でキスを待ってるし。すごい可愛いし。鎖で繋がれてて逃げられないし)」
P「(多分、このまましなかったら強制口開け器からのキスコースだし、もうするしかないし)」
ガシッ...スッ...
智絵里「…プロデューサーさん///」ドキドキドキ
P「(ああああああああああ、智絵里のプルプルの唇の形がよく見える。すごい魅力的だ。もうこのままーーー)」
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
智絵里「…あ、あれ?」
P「…ん?」
智絵里「ひ、ひゃっ!? な、なんでプロデューサーさんがこんな近くにっ!?」
ジャラッ...!
智絵里「え!? な、なんでこんな鎖が…なんで…!?」
P「や、やっと元に戻ったか…」ハァ...
智絵里「ぷ、プロデューサーさんが…まさか、こんなことをしたんですか…?」
P「え?」
智絵里「…こ、こここんなプレイなんて…ち、ちちちょっと怖いですけど…」
ヒシッ...ムギュ...
P「」
智絵里「…プロデューサーだったら…///」
P「」
【事の顛末を話したら茹でたこになりました】
ケース3. 緒方智絵里 end
おまけ
P「智絵里。アーンして」
智絵里「な、な、なんでですか!?」
P「いいから。アーンね」
智絵里「は、はい…あーん…///」
P「あった」ヒョイ
智絵里「!?」
P「ごめん。智絵里の口の中に鍵があったから取らせてもらったよ」
P「あー…ちょっとハンカチで拭かなきゃな」
フキフキ...
智絵里「…あぅあぅあぅ」プシュゥゥゥゥ
P「ん?」
智絵里「…く、口の中に指を入れられたら恥ずかしいじゃないですかっ!!」
P「散々、あんなことをしておいて何をいまさら」
智絵里「何を言ってるかわかりませんよ!」ム-ッ///
【この後、説明して茹でたこ】
おまけ
留美「あら。プロデューサー君じゃない」
P「おや、留美さん。ホームセンターで会うなんて珍しいなぁ」
留美「ふふ。ちょっと買い物をね」
P「…鉄の輪っかと鎖?」
留美「ええ、最近。溶接を始めたの。趣味と実益を兼ねてね」
P「…」
P「もしかして、この前、智絵里に何か貸さなかった?」
留美「あら、よくわかったわね。私の自信作を渡したのよ」
P「(…なるほど。あの数々の器具は留美さんのものだったのか)」
留美「…よかったら。今度、私の家に来ないかしら。たくさん作品があるから見てもらいたいのよ」
P「遠慮しておきます!!」
留美「…」チィ
終わり
休憩します
ちえりとわくわくさんのはおまけの人数にカウントしてません
次のPaの子は決めてないので募集してます
6人書くことにしましたので
Cu1人
Pa2人ですね
CoPの方すみません。それでもリクエストいただければおまけで書くかもしれません
次は
関ちゃん
藍子
で書くことにしました。
残り1枠はPaです。
ついでにおまけに美穂と美波追加です。
現在、ユッコ、芳乃、法子、美穂、美波、志希となってます。
しばらくしたらまた書きますのでしばらくお待ちください。
今日は休みます。
Pはクロロホルムでも嗅がされたのかな?
どうでもいいけどおもむろにクロロホルムを嗅がせるヘルズウォーリア魔王とかいう漫画を思い出した
>>147
はい。智絵里はクロロを使いました。
http://fsm.vip2ch.com/-/hirame/hira147688.jpg
ケース4. 関裕美
(事務所)
裕美「…」ム-
裕美「(…プロデューサーさん…赤の石と緑の石だったらどっちが好きかな?)」
ジャラジャラ...
裕美「(どっちを選んでも喜んでくれるとは思うけど…)」
裕美「(それでも…どうせならプロデューサーさんに似合ってるアクセサリーを作ってあげたいな…)」
裕美「(…プロデューサーさん。結構、私服は野暮ったいから…もっとカッコよくなってほしいもん)」
裕美「…」ム-
裕美「(今よりきちんとした格好になったら…プロデューサーさんはいい人だから、もっとたくさんの人に『すごいね』って褒められるようになるよね)」
裕美「(…プロデューサーさんがみんなに好かれていたら…私も嬉しいな)」
裕美「…」ム-
裕美「(…もう秋だし…赤っぽい色を中心にしてみよう)」
ジャラジャラ...
スッ...スッ...スッ...
(しばらくして)
裕美「…」ム-
スッ...スッ...スッ...
ジャラッ...
P「裕美。お疲れ様」
裕美「…」ム-
ジャラッ...スッ...スッ...
P「裕美?」
裕美「…」ム-
スッ...スッ..スッ...キュッ
フゥ-...
裕美「…うん。こんな感じかな」
P「…」
ツンツン
裕美「ひ、ひゃっ!?」
P「お疲れ様。裕美」
裕美「ぷ、プロデューサーさん!? いつからいたのっ?」
P「さっきからいたよ。声をかけても反応がないからツンツンしてみたんだ」
裕美「もぉ…びっくりしたよ」
P「ごめん。いちおう、アクセサリーの輪を結び終えるのを確認してから突っついたんだけどね」
裕美「…そうなんだ。こっちこそごめん。集中しすぎて気づかなかったの」
P「アクセサリーを作る時はいつでも真剣だからなぁ」
P「今回のも綺麗だ。裕美によく似合うと思うよ」
裕美「あ、違うんだ。これはプロデューサーさんにプレゼント…♪」
スッ
裕美「…いつもお世話になってるお礼だよ? へ、変な意味とかじゃないからね?」
P「うん。わかってるさ。ありがとう裕美。嬉しいよ」
スッ...ナデナデ...
裕美「えへへ…♪ プライベートで付けてね」
P「ああ。裕美が作ってくれたものだからきっと似合うんだろうな」
裕美「うん。プロデューサーさんのことを考えながら作ったんだ。自信作だよ」
P「ああ、裕美はなんていい子なんだろう」ジ-ン
ヨ-シヨシヨシヨシ...ワシャワシャワシャ
裕美「ちょ、もぅ! そんなに髪の毛をわしゃわしゃすると怒るよ?」ム-
P「怒った顔も可愛い」
裕美「…」キッ!
P「ちょっぴり怖いけど、裕美はあんまり強く怒れないって知ってるからなぁ」
裕美「…普通ならみんな怖がるのに」
P「裕美が、本当はちょっと内気で優しい子だってみんなが知ってくれればそういうこともなくなるよ」
P「だからアイドルとしてもっと頑張っていこうな」
裕美「…うん♪」
P「あ、いまの笑った顔可愛い」
裕美「…ふふっ…ありがと♪」
志希「はい。これお水♪」ニュッ
裕美「ありがとう…ございます?」
志希「ほら、ひと口、ひと口~♪」
裕美「は、はぁ…」
P「ん?」
チビチビ...ゴクン...ボンッ!!
裕美「…」ハイライトオフ
志希「少量でもキくんだねぇ♪」
P「し、志希!? いつの間にぃ!?」
志希「観察完了! じゃあね~♪ にゃはははは♪」
スタコラサッサ-
P「グォラァァァァァァ! 待てぇぃッッッッ!!!」
ガシッ
P「…ん?」
裕美「どこ行く…つもりなの?」ゴゴゴゴ
P「」
(しばらくして)
裕美「どうして…私と一緒にいたのに…他の子を追いかけるの…? そんなに私って駄目か…な…」グズッ
P「い、いや。駄目じゃない。ぜんぜん駄目じゃないよ」
裕美「だったら…私だけを見ててよ…私のことを不安にさせないでよ…!」
ヒシッ...ギュッ...
P「」
裕美「本当にさ…いつか見捨てられるんじゃないかって怖いんだから…ずっと側にいてよね…」
P「…」
裕美「お願いだから…」グズッ
P「大丈夫。見捨てないよ」
裕美「じゃあ…見捨てないってことを行動で示してくれるよね?」
P「ん?」
裕美「私のこと…もっとぎゅっとして…」
P「…」
裕美「…やるよね?」ギロッ!
P「ヒェ」
裕美「…早く」ハイライトオフ
P「お、OKです」
スッ...ギュッ...
裕美「…わ♪」
P「いかがでしょうか。裕美様」
裕美「ん~…まだ…よくわからないかな♪」ニコニコ
スリスリ...
P「その割には幸せそうだね」
裕美「…」
裕美「だってホントは幸せだもん…」
P「」キュ-ン
裕美「頭とか背中も撫でてほしいな♪」
P「お安い御用だ」
サスサス...ナデナデ...
裕美「♪」
裕美「時々さ、プロデューサーさんって私の髪の毛をくしゃくしゃにしてくるでしょう?」
P「う、うん。最近、ちょっとやりすぎちゃってごめんな」
裕美「…」
裕美「…いいよ。ちょっと怒ることもあるけどさ本当は嬉しいんだ」
裕美「…プロデューサーさんに触ってもらえるから♪」ニコリ
P「」ズキュ-ン
P「(やばい。『黒い部分』が他の子らより控えめだからなのか、ものすごく可愛いぞ。この子)」
裕美「♪」ギュ-
P「(この様子だとウッフンアッハンベッドインみたいな展開にもならないだろうし…)」
P「(これくらいの効果なら素晴らしい薬だな。これは)」
裕美「あ、あのさ。プロデューサーさん」
P「はい」
裕美「…ちょっと顔近づけて…ほしいな」
P「はいよ。なんだい?」
裕美「…」スッ
チュッ
P「…」
裕美「…えへへ…しちゃった///」
P「」
裕美「…頬だったけど…プロデューサーさん。嬉しい、かな?」
P「モ、モチロンダヨ」
裕美「ご、ごめんね急で」
裕美「…つい///」テレッ
P「アゥアゥアゥ」(何かと闘う悲鳴)
裕美「…プロデューサーさんからもしてほしいな」
P「タンマ」
裕美「…え?」
P「き、今日じゃなくて明日でもいいんじゃないカナー…なんて」
裕美「…」
P「…」
裕美「…」ポロポロポロ
P「ちょ!?」
裕美「…やっぱり…私はプロデューサーさんから見捨てられるんだ」ポロポロポロ
P「見捨てないって!! 見捨てないから!」
裕美「ふふふ…私って駄目だなぁ…」ポロポロ
P「駄目じゃない! むしろ大好きだって!」
P「だから、その滝のように流れる涙を止めてぇぇぇぇ!!」
(しばらくして)
裕美「じゃあ…お願い♪」
P「…」
P「ええい! ここはGOしかないだろ!」カッ
P「裕美! 目を閉じろ!」
裕美「う、うん…///」ドキマギ
P「…」
スッ...
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
裕美「…あれ? 私、何をしてたんだっけ…?」
P「…ダヨネ」
裕美「…プロデューサーさん? どうして私の肩を掴んでるの?」パチクリ
P「裕美にキスしようかと思ってたんだよ」
裕美「…」
裕美「は、はい?」
P「忘れてるかもしれないけど、裕美がしてって言ったんだぞ?」
裕美「う、嘘でしょ!? ちょ、ないないない! ありえないよ!」
P「やっぱり中止だよな」
裕美「あ、当たり前だよ!? こ、こんなの恥ずかしすぎて無理だって!!」バッ
P「薬のせいだったとはいえ、あんまりだ」シュ-ン
裕美「…」
裕美「ごめん。プロデューサーさんにされるのは無理…すごく緊張しちゃうから」
P「そっか…」
裕美「だから、さ…」
P「ん?」
スッ...
裕美「…」
P「」
裕美「…」
裕美「…エヘヘ///」
裕美「…今度はプロデューサーさんからしてね♪」
P「」
ケース4. 関裕美 end
休憩します
台風で予定が潰れるなぁ…
ケース5. 高森藍子
(事務所)
志希「アイコチャ-ン オッハヨウ♪ オクスリ ド-ゾ♪」
藍子「コレハナンノオクスリナンデス?」
志希「オパ-イガオッキクナルクスリナノデス」
藍子「イタダキマス ゴクゴク」
志希「ニャハハハハ♪」
ボンッ!!
藍子「…」ハイライトオフ
(別室)
P「…」
カタカタカタ...(仕事中)
カチャ
藍子「おはようございます…プロデューサーさん♪」
P「おや、おはよう藍子。今日はオフじゃなかったのかい?」
藍子「ええ…ですが、事務所に用があったので♪」
P「そっか。休みの日まで事務所に来るなんて大変だなぁ」
藍子「いいえ…むしろ嬉しいんですよ♪」
P「ん? なんで?」
藍子「…それはですね♪」
スタスタスタ...
P「…?」
ダキッ...ギュ-...
藍子「プロデューサーさんに会うためですよ…♪」
P「もはや驚きを感じない」
藍子「…えへへ…抱きついちゃいました///」テレッ
P「そしてたまらなく可愛い」キュ-ン
P「(今回も志希の仕業なんだろうなぁ。まったく許しがたい)」
藍子「…プロデューサーさん♪」
ギュ-...コスコス...
P「何やら犬のように頭をこすりつけてくるね。キミは」
藍子「えへへ…プロデューサーさんに私の匂いを付けてるんてますよ♪」
P「いや、本当に犬かい」
藍子「もう…私のものですからね…プロデューサーさんも私のこと、抱きしめてください…♪」ジッ
P「ぐふぅ。上目遣いはずるい」
ハスハス...スンスン...
藍子「プロデューサーさんの匂い…安心しますね…♪ それにあったかいです…♪」
P「そっか。でも藍子、いま仕事中だから少しだけ集中させ…」
藍子「…え?」ハイライトオフ
P「…なくていいや。仕事してるけど近くにいていいよ」
藍子「えへへ…嬉しいです♪ ありがとうございます…///」ニコニコ
P「うわぁ。可愛い」
(しばらくして)
P「…」
カタカタカタ...カチッ...
カタカタ...カチカチッ...
藍子「…♪」
コスコス...ギュム-...
P「…」
カタカタカタ...
カキカキ...
藍子「…」
藍子「…もう終わりますか?」ジッ
P「まだ終わらないなー」
カタカタカタ...
藍子「…」プク-
藍子「…」
コシコシコシコシコシ
P「『摩擦で火を起こす勢い』で頭をこすりつけないでおくれ」
藍子「…だって構ってくれないんですもん」プク-
P「もうちょい時間かかるから大人しく待っててよ。その後、遊んであげるから」
藍子「…」ム-
藍子「…」
スッ...スタスタ...
ストン...
P「…」
藍子「♪」ウキウキ
P「藍子さんや。藍子さんや」
藍子「はい♪」
P「膝の上に座られると前が見えないよ」
藍子「私だけを見られるからいいじゃないですか♪」
P「いや、この体勢は困るんだ。仕事ができない」
藍子「あ…そうですね」
P「わかってくれたかい」
藍子「はい♪」
スッ...モゾモゾ...
藍子「プロデューサーさんが私のことを見てくれているんですから、私もプロデューサーさんの正面を向いて座らなければ失礼ですよね♪」
P「いや、ぜんぜんわかってないね」
藍子「…これならもっとしっかり抱きつけます…♪」
ギュ-...
P「ぐぅ。ガッチリとホールドされてしまった」
藍子「ふふふ…プロデューサーさん…プロデューサーさん…♪」コシコシ
P「可愛いが多少困る」
P「(まあ、実害もなさそうだし。しばらくこのままで仕事するか)」
P「(午前中で終わる量だし。しばらくしたら藍子も元に戻るだろう)」
藍子「♪」
ムギュ-
P「とてもいい匂いが気になるのが困るくらいだな」
P「何故とは言わないが愛梨でなくてよかった」
藍子「…プロデューサーさん」
P「ん?」
藍子「…さっきから私ばっかりずるいです。ちゃんと抱きしめてください」
P「いや、だって仕事が」
藍子「…」シュ-ン
P「キーボードを片手で打ちます」
ガシ-...ムギュ-...
藍子「わ…♪ えへ…えへへへ///」
P「左手だけで我慢しておくれ」
藍子「はい…プロデューサーさん。わがままばっかり言ってごめんなさい…♪」
P「いいよ」
藍子「…」
藍子「あ、あの。プロデューサーさん」
P「ん?」
藍子「…大好きですよ///」
ギュッ-
P「」ズキュ-ン
(しばらくして)
P「(他の子よりも薬を多く飲んだのか? まだ効果がきれないぞ)」
藍子「プロデューサーさんだぁ…えへへ♪」
ギュ-...
P「もう2時間ほど経つのにこの調子だ。困った」
藍子「あ、もう。お仕事終わったんですか?」
P「うん。終わったよ」
藍子「ふふふ♪ プロデューサーさんの側にいたからあっという間でした♪」
P「ヤメテー。そういうこと言われると心臓に悪いからヤメテー」ズキュ-ン
藍子「それじゃあ…帰りましょうか♪」
P「ん? 帰るの?」
藍子「もちろんです」
P「なら送っていこう」
藍子「へ?」
P「ん?」
藍子「プロデューサーさんの家に一緒に帰るんですよね?」
P「いや、藍子は自分の家に…」
藍子「…プロデューサーさん?」ゴゴゴゴ
P「帰らないね。うちに来るね」
藍子「はい…♪」ウットリ
P「ひぃーん」
(しばらくして)
テクテクテク...
P「(ああ、どうしよう。このままだとイケないことをしでかしてしまう)」
藍子「♪」
ムギュ-
P「(藍子は絶対離れるつもりもなさそうだし、家にあげてなければいけないのだろうか)」
P「(ああ神様仏様。藍子を家にあげずに済ませてください。何でもしますお願いしますから)」
テクテクテク...スッ...
P「…あれ? 藍子。こっちは俺の家の方向じゃないよ?」
藍子「いいんですよ♪」
P「(まさか…これは本当に神様に祈りが通じたのか?)」
藍子「♪」
テクテク...スッ
P「(俺の家からどんどん離れていく。やはりそうだ。ありがとう神様!)」
藍子「着きました。ここです♪」
P「ん?」
P「…」
藍子「…///」
P「こ、このお城のような建物は?」
藍子「言わせないでくださいよ…お城のようなホテルです…♪」
P「神様なんてもう信じない」
藍子「さ、入りましょう…♪」
グイグイ
P「」
(ホテルの部屋)
P「(よりによって全身真っピンクの部屋か…『YES or NOマクラ』の『YES』しかねぇし…)」
シャァァァァ...
藍子「♪」
P「(シャワーを浴びてる間に逃げ出そうか。そうすれば問題ない…けど)」
P「(藍子を1人にするのも危ない。どんな問題になるかわからない)」
P「あああああどうしよう」
P「…あ、薄くてよく伸びる袋もたくさん置いてある。これで安心か…」
P「じゃない!!」
シャァァァ...
プシュゥゥゥ...(薬の切れる音)
藍子「…あれ?」
P「(ああああああ悶々しかしねぇ!! ダレカタスケテー!!)」
藍子「あれ…私、どうしてシャワーを浴びて…」
カチャ
P「あ」
藍子「」
P「あ、藍子。せ、せめてバスタオルくらい巻いてから…」
藍子「」
P「…藍子?」
藍子「…//////」カァァァァァァァァァ
藍子「なななななな、なんでプロデューサーさんがっ!?!?」
P「あ、薬切れたのか…よかった」ホッ
藍子「よくないですっ!!」
ヒュッ...!! スコ-ン!!
P「ぐふっ!! へ、部屋の備品を投げるのはちょ…」
藍子「イヤァァァァァァッ!」
ヒュン! ヒュン! ヒュン!
P「痛い痛い痛い! ぐふっ! げふっ!」
P「藍子、落ち着いてぇ!!」
藍子「うわぁぁぁぁぁん!!」パニック
(着替え後)
P「カクカクジカジカ」
藍子「ハイハイナルホド」
P「ええと…そういうわけでした」ボロ
藍子「ご、ごめんなさい…ついパニックになってしまって…」
P「いいよ。仕方ないさ」
藍子「え…ええと。それで…」
P「うん?」
藍子「お風呂場から出た後…み、見ました?」
P「…」
藍子「…」
P「…ゴメン」
藍子「…モウヤダ...///」カァァァ
P「…」
藍子「…」モジモジ
P「え、ええと。帰ろうか」
藍子「…プロデューサーさん」
P「は、はい?」
藍子「こ、ここって、そ、そういうコトをするホテルなんですよね?」
P「ま、まぁ…」
藍子「…な、なら」
P「…」
ヒシッ...ギュム-
藍子「…ここで…責任を取ってください…///」
P「」
ケース5. 高森藍子 end
休憩します
ラスト1人は決まったら書きます
いっそのことRの方でヤリタクナールとか出してみてほしい、気が向いたらでいいので
ケース6. 姫川友紀
(P宅)
ピピピピピ...
チュン...チュン...
P「…ふぁぁ…よく寝たな」
友紀「あ。おはようプロデューサー」
P「おはよう友紀。今日は珍しく早起きだなぁ…」
友紀「えへへー♪ だってプロデューサーと2人きりだもん。早起きしないともったいないじゃんっ♪」
P「もったいないかー。ははは」
友紀「あはは♪」
P「…」
P「…ん?」
ギシッ...
P「どうしてユッキが俺の家に?」
友紀「へ? 当たり前じゃん。私、プロデューサーのこと大好きだもん」
P「なるほど志希の薬を飲んだわけね。もう驚きはないよ」
友紀「?」
P「もうひとつ質問です。どうして俺は両手両足をベッドに繋がれて拘束されてるのかな?」ギシギシ
友紀「だって逃げられたくないじゃん♪」
P「清々しいほど身勝手な理由だな」
友紀「…」
スッ...ギュ-
友紀「…駄目…かな?」
友紀「プロデューサーのこと大好きだから…一緒にいたいんだ」シュン
P「」
P「ユッキ。急にしおれるのはずるいと思うんだ」
友紀「な、何が? いいじゃん別にさ」
友紀「…私だっていつも騒いでるだけじゃないんだから」
P「ぐぅ」キュ-ン
友紀「えへへ…今日は友紀ちゃんの魅力再発見をしてもらおうかな~♪」
P「ゆ、ユッキ。そんなことより、ほら、アカルイマックスシリーズの野球中継が…」
友紀「うんうんっ! モーニング・ゲームだね♪ 一緒に観るぞぉっ♪」
ギュム-
P「ぐふぅ」
友紀「♪」
ムニムニ...
P「ユッキさんや、ユッキさんや。具体的にナニがとは言わないけれど当たってるよ」
友紀「…ん? 当たってるのが気になるのかな♪」ニマニマ
P「確信犯かよ…」
友紀「えへへ…意識しちゃってるんだね。プロデューサー…♪」ムニムニ
P「あばばばば」
(しばらくして)
カキ-ン
オオットコレハライトトマッテ...アウトデス
友紀「オラァァァァァ!! 矢部ェ!! ファーストにコンバートしたんなら、打撃に専念しろやァァァァァ!!」
カラブリサンシン
コレデ21ダセキノ-ヒット オオバヤシ
友紀「んで、大林!! 世界で活躍したお前はどこへ消えたんだゴラァァァァァァ!!」
P「ユッキさんや。喧嘩を売るような発言は控えなさい」
友紀「だってさー、打てないんだもん~」
ムニムニムニ
P「えふぅ。八つ当たりで豊かなボールを押し付けるのはヤメテ」
友紀「あーもー、プロデューサー」
ムニュ-
P「ちょ、い、息ができ…むふ…」
友紀「んふふ~♪ プロデューサー可愛いなぁ…プロデューサーは裏切らないよねぇ…♪」
P「んー! んー!」ジタバタジタバタ
友紀「♪」
P「」
(しばらくして)
キャッツ 1 - 4 ペンギンズ
カキカキカキ...
ペン四郎《現役続行を希望してたのに監督しかやらせてもらえないなんて酷いよね》
イジョウ チュウケイデシタ-
友紀「…」
P「…ど、ドンマイ」
友紀「早起きしたのに…」
P「…び、ビールがあるよ?」
友紀「…いらない」シュ-ン
ムギュ-
友紀「…切ないから慰めてよ」
P「」
P「え、ええと、慰めろと言われましても動けないといいますか…」
ギシギシ
友紀「…いいよ。側にいてくれるだけで」
ギュ-
P「」
友紀「ねーねー、あのさー、このまま契約に入っちゃおうよ♪」スリスリ
P「…契約とは?」
友紀「ほらほら、ドラフトで指名されたら次は契約っしょー。条件決めて、合意できたら判子でポン♪」
P「…ち、ちなみどのような用紙で?」
友紀「こちらでーす♪」
ピラッ
【婚姻届】
P「案の定だよこんちくしょう」
友紀「ほら、あたしの名前は書いてあるから。あとはプロデューサーが書くだけだよ♪」
P「で、でも。ユッキから条件が提示されてないし簡単に判子は押せないカナー」
友紀「条件かー。無条件じゃだめ?」
P「無償で働く野球選手はいないよ?」
友紀「んー…」
友紀「♪」
友紀「じゃあさ…♪」コソッ
P「ん?」
友紀「…プロデューサーのこと。一生愛し続けるよ♪」
P「」
友紀「えへへ…これじゃ足りないかな///」
P「」
友紀「ふむ。返事がないということは NOか。なかなか手強いね」
P「チョットマッテ」
友紀「じゃあ…子供9人を約束するよ! 1チーム分だね♪」
P「」
友紀「いや…試合ができるように18人でもいいかなー…えへへ…///」テレテレ
P「ゆ、友紀さん」
友紀「…でも、いまのペースだと18人は少し難しいから今日から始めなきゃだね♪」
P「ちょ」
友紀「んふふ~♪ ドラフト指名前の根回しは基本だよねぇ♪」
P「」
スッ...ヌギヌギ...
P「マ」
ア-
【薬が切れて契約はまぬがれました】
ケース6. 姫川友紀 end
おまけ
法子「えへへ…あたしのドーナツ…まさか食べないなんてことはないよね♪」ノソッ
P「いただきます」
モグモグ
法子「どうかな♪」
P「美味しいよ」
法子「えへへ…じゃあ、もっともーっとあげるね♪」
P「いや、ひとつでいいんだけーーー」
法子「…」ハイライトオフ
P「…食べます」
法子「はーい♪」グイッ
P「口に押し込まないておくれ」
法子「えへへ、コーヒーもあるよ♪ あたしはミルクだけど」
P「ありがとう」
モグモグモグ
P「美味しい」
法子「でしょー」
P「平和だ」
終わり
おまけ
あい「ふふ…こうやって2人でのんびりするのも久しぶりだね」
P「そ、ソウデスネ」
ズズ...
あい「ああ、やっぱり…キミの淹れてくれたコーヒーは最高だ」
P「あの。あいさん」
あい「どうしたんだい?」
P「も、もう3時間ほど経つのでそろそろ…」
スッ...
あい「まだ座っているんだ」キッ
P「…」
あい「…」ハイライトオフ
P「…はい」
あい「ふふふ…それでいい」ニコリ
P「」
終わり
おまけ
美穂「美穂たんビーム♪」
タッタッタッ...ヒシッ!
P「物理じゃないか」
美穂「プロデューサーさん…♪」
スッ...チュッ♪
P「危ない。回避する」
ヒョイ
美穂「えへへ…かわさないでくださいよ♪」
P「いや、かわすとも。かわさずにはいられないもの」
美穂「…今日はきちんとキスするまで逃がしませんよ♪」
美穂「チュッチュワタイムですっ♪」
美穂「…いつまでかわし続けられますかね♪」
P「」
チュッ チュッ チュッ チュワ♪ コイシテル♪
チュッ チュッ チュッ チュワ♪ トメドナク♪
【数発被弾しました】
終わり
おまけ
奏「ワーン♪ ツー♪」
奏「はい」スッ
P「…続きを歌えって?」
奏「ええ、お願い」
P「OK。じゃあ、もう一度」
奏「ワーン♪ ツー♪」
P「キス」
チュッ...♪
P「キス」
チュッ...♪
P「」
奏「なに惚けた顔してるのよ? 歌に合わせてしただけでしょう♪」ハイライトオフ
終わり
おまけ
裕子「むむっ…ムムム…」
裕子「ムムム…ムムムーン!」カッ!
P「何をしているんだい。ユッコ?」
裕子「ふっふっふっ…プロデューサーが私なしでは生きられなくなるように洗脳しているんです!」
P「な、ナンダトー」
裕子「ふふふ…さあ、私のサイキックにひれ伏してください!」
裕子「ムムムーン!!」
P「…」
裕子「…」
P「…」
裕子「あ、あれ?」
P「困った。何も変化がない」
裕子「な、ならば…さいきっく・抱きつきです!」
ダキッ...ムギュ-...
P「…サイキックはいずこへ?」
裕子「えへへ…これもサイキックですよ♪」
裕子「…もっとサイキックのことも、私のこともよく知ってください♪」
P「はいはい」
終わり
おまけ
拓海「てめぇ…なに他のオンナに色目使ってんだゴラァ…」ゴキゴキ
P「たんま。怖い。色目なんか使ってない。たんま。ヤメテ」
拓海「ハァァァァン!? さっきのライブ中、アタシ以外の奴を見てただろうが!」ハイライトオフ
拓海「…そういう変態ヤロウは…2度とアタシ以外が見れなくなるように殴る…!」ゴキゴキ
P「拓海」
拓海「ああん!?」
P「他の子を見たのは認める」
拓海「いい度胸してんじゃねえか…歯ぁ食いしばれや…?」ゴキゴキ
P「でも、拓海が1番だったよ」
拓海「…」
P「1番可愛い」
拓海「…」
拓海「…う、うっせえな。わかってんだよ。んなことは…さ///」テレテレ
P「ちょろいな」
終わり
おまけ
ありす「♪」
ヒシッ
P「おや、ありす。今日はやけに甘えてくるね」
ありす「橘です。いいえ、これは必要なことなのです。プロデューサーさんが私を本当に待ってくれるのか見張っているのです」ハイライトオフ
P「なるほど。そいつは大変だ」
ありす「一挙一動に気を払わねばいけません。くまなく観察しなければいけません。だから合鍵をください」
P「いや。普通にそういうのは困る」
ありす「ください」
P「 NO」
ありす「…仕方ありません。まゆさんにプロデューサーさんの生写真を渡してコピーをもらいますか」
P「待て。どういうことだ?」
終わり
おまけ
未央「…」
ヒシッ
P「え、ええと…未央さん?」
未央「…プロデューサー」
P「は、はい」
未央「…もし、離れてほしいとか言われたら私…寂しくてどうにかなっちゃうから…」
ギュッ...
未央「ずっと側にいてよ…うっ…うっ…」グズッ
未央「うわぁぁ…ん…ヒック…ヒック…うぅ…」ポロポロ
P「…こういうのはずるい」
ギュム-
終わり
おまけ
美波「…♪」ジュルリ
P「」
アッアッアッアッア
終わり
おまけ
志希「んふふ~♪ プロデューサー♪」ハイライトオフ
P「やっと元凶を見つけたと思ったら薬を飲んでやがる」
志希「一生…あたしのモルモットとして…連れ添ってくれるよね♪」
P「…」
スタスタスタ...ガシッ
志希「にゃ?」
グルグルグル
志希「…ロープでぐるぐる巻き?」
P「これ以上、うふふきゃははな展開には断じてさせんぞ! ふははは!」
志希「…なるほど。あたしだけを封じ込めて安心してるわけか~♪」ニマニマ
P「はっはっは。何をわけのわからないこと…を?」
テクテクテク
ちひろ「…やーっと見つけましたよ♪」ハイライトオフ
P「」
ちひろ「観念してください。ATMさん…♪」
P「せ、せめて人間扱いしてぇぇぇ!!!!」
イヤァァァァッッッッ!!!!
終わり
以上です。
お読みいただきありがとうございました。
そしてリクエストありがとうございました。全員分を書けなくて申し訳ありません。
次回の「志希博士の薬シリーズ」は幸子が忍者になる「ニンジャニナール(忍者になる)」を書く予定です。というか、ヤンデレニナールと同時進行で書き進めていたので半分くらい書き終わってます。
「ニンジャニナール」は志希、晶葉、ヘレン、忍、あやめの5人体制で幸子を立派な忍者に仕立て上げる話です。コメディに振り切ってます。
次の投稿までしばらくお待ちください。
では。
>>197
すみませんr18の方には手を出す予定はありません。
いちおう昔書いたものもあるのですが…需要あるのかな
>>222
ある
>>223
えぇ…
では、今日中に同じ人以外で「エロいやつ読みたい!」というレスが20超えたらR板に投稿します
性癖暴露みたいになるからレスがこないことを祈ります
昔書いたやつ教えてくれてもいいんだよ
>>230
乙倉ちゃんが主役の作品ですがメモに残してあるだけでアップしたことはないんです
20レスきたらその作品をあげるつもりです
薬シリーズはR18にしません
たくさんのレスありがとうございました。
申し訳ありませんがR18の作品は無しで続けていこうと思います。これで良かったような気がします。
これからも作品投稿は定期的にしていきますので、機会があればまたお読みいただけると嬉しいです。
では。
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