特に意味はないですがサンドウィッチマンがドラクエコントをしたら的なのが思い浮かんだので書いてみました
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伊達「やべぇ…急に勇者なりたくなっちまったなー…ちょうど王様の城の前だし勇者になるお願いしてみるか」
ガチャ
富澤「デデデデデデデデデーデン」
伊達「いきなりデータ消えてんなおい」
富澤「いきなりカセット抜くから」
伊達「カセットって何だよ。急に夢から覚めるような事言うな」
富澤「そんな事より何しに来たんですか?」
伊達「あー、俺王様に用があんだよ」
富澤「カチコミですか?」
伊達「ちげぇわ!」
富澤「じゃあ盃ですか?」
伊達「組から離れろよ!世界観からかけ離れてるだろ」
伊達「いいから王様に会わせてくれよ。あんたに用ねえから」
富澤「分かりました。呼んできますね」
伊達「おう。頼むわ」
ザッザッザッ
ザッザッザッ
富澤「すみません私が王です」
伊達「今のくだりなんだったんだよ!」
富澤「はぁ…」
伊達「お前一回階段降りたよな?」
富澤「はい…」
伊達「意味あるそれ?」
富澤「ないですね!ハハハハハッ!!」
伊達「何笑ってんだよ!」
伊達「そもそも何で門の近くに王様がいんだよ。兵士とか居ねえの?」
富澤「何か裏庭にスライムが出たらしくてみんなそっち行ったみたいです」
伊達「校庭に迷い込んだ犬か!大の大人がなんでガキみたいな事してんだよ」
富澤「だってインスタ映えするって言ってたからー」
伊達「お前国王だよな!?国滅びるぞ!?」
富澤「ゴホン。それはそうと私に何の用だ?」
伊達「急に真面目だな。まぁいいや」
伊達「俺勇者なりてえんだよ」
富澤「あ、そうなんですね。でももう少し現実を見て今の状況にあった仕事を探してみましょうか」
伊達「ハローワークか!なんで職勧められてんだよ」
富澤「そんなあなたにオススメの職業は山賊です。ですがドルマゲスの呪いが近々降りかかるかも。だけど大丈夫。ラッキーアイテムはトゲのある帽子!」
伊達「途中からしょうもない雑誌の占いコーナーみたいになってんな!!」
伊達「それにお前これヤンガスの占いだろ!?」
富澤「違うでげすよー」
伊達「お前確信犯だな!?」
伊達「ちょっと早くしてくんねえかな!?出来立てほかほかのスライム肉まん売り切れんだろ!!」
富澤「それではそなたの名前を聞こう」
伊達「伊達だよ伊達」
富澤「名字は?」
伊達「名字だよ!上に何もつかねえだろ!つくとしたらクルムしかねえよ!」
富澤「では、ニックネームを教えてください」
伊達「は?いるかそれ?」
富澤「一応」
伊達「そう?友達からは伊達ちゃんって呼ばれてるかな?」
富澤「それでは勇者伊達ちゃんよ。今からお前にこのロトの剣を…」
伊達「一応じゃねえな!?めっちゃ重要じゃねえかその選択!?」
富澤「冗談だって!そう熱くならないの!ヒャドヒャド」
伊達「おちょくってんだろ!!」
伊達「おまえいい加減にしろよ!?俺はな。親父を目の前で魔王に殺されてんだよ!だから勇者になって親父の仇を討ちたいんだよ!」
富澤「ちょっと何言ってるか分からない」
伊達「何で分かんねえんだよ!!」
富澤「ちなみに親父さんは最後何か遺言を残したんですか?」
伊達「……ぬわー…」
富澤「はい?」
伊達「ぬわーーっっ!!だよ」
富澤「それではロトの剣を…」
伊達「無視すんな!俺が恥ずかしいだけじゃねえーか」
伊達「というかお前さっきから俺に何渡そうとしてんの?」
富澤「ロトの剣」
伊達「はえーよ!これでもう魔王倒せるわ」
富澤「じゃあひのきのぼうで」
伊達「極端だなおい!!」
富澤「それとほんの少しばかりですがお金を渡そう」
伊達「え?本当ですか!?」
富澤「1万ゴールドだ」
伊達「うわぁぁぁ!!スゲーーーー!ありがとう王様!!」
富澤「あ、でもそのお金は城の外に持っていかないように」
伊達「え?なんでですか?」
富澤「それ城の外だと消えるから」
伊達「モンスターカジノの支配人だなそれ!!」
富澤「もうさっきからなんなんですか!」
伊達「こっちのセリフだよ!!」
伊達「もう俺帰るからな!!やってらんねーよ!!」
富澤「あ、ちょっとそこは!!」
プチッ
富澤「デデデデデデデデデーデン」
伊達「何今の?」
富澤「電源コード抜けちゃった」
伊達「もういいぜ!」
終わりです
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