周子「春夏秋冬」 (20)
モバマスSSです。周子のセリフのみの短編、書き溜め有
季節CDシリーズに触発されて書きました
初投稿、どころか初SSなので拙さにはお目こぼしを
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1505746543
周子「春、出会いの季節」
周子「いやー見事に桜が満開だね。夜桜も綺麗」
周子「満開の桜を見ると入学式とか思い出したりしてなんだかワクワクするね!新しいことが待ってるぞー、みたいな」
周子「そういやPさんと出会ったのもこんな季節だっけ?家出少女を拾ってくれてほんま助かったわー」
周子「つなぎだと思ってたアイドルは思いのほか楽しかったし、まさかシンデレラガールにまでしてくれたしね!」
周子「それに事務所のみんなとも出会えたしね!今、すっごく楽しいよ!」
周子「……あの時Pさんと出会っていなかったら、あたしどうなっていたんだろう……」
周子「……出会いの季節に感謝だね」
周子「はいはい、湿っぽい話は止め止め。折角綺麗に咲いているんだしお花見でもしよ」
周子「ところでPさん、桜を見てたらお腹空いてきたなー。おなかすいたーん。何かお菓子ない?」
周子「おっ?団子持ってきたって?さっすがPさん用意がいいね!やっぱ花見といえば団子だよねー」
周子「誰かと一緒に食べる和菓子は美味しいね」
周子「夏、開放的な気分になる季節」
周子「いやー仕事にかこつけて海で遊べるだなんて役得だねぇ……」
周子「羽目外して新しい水着買っちゃった♪どう?この水着?」
周子「というかPさんもスーツ着てそんなところでこっちにきなよー、楽しいよ?」
周子「え?なにかあったらいけないからここでいいって?お硬いねぇー」
周子「とか言いつつ隠しきれない熱視線を感じるんですけどー。いったいどこ見てるのかなぁー?」
周子「あ、顔が赤くなってきた、図星かなー♪役得だと思って、もっと見たっていいんだよー、ほれほれ♪」
周子「え?なに急に……!白い肌と青い空が似合っている?明るい色も似合う?魅力的?……そんないきなり褒めんといて!」
周子「……仕返しのつもり?あー……あたしも顔が熱くなってきた……ほんといけずな人なんだから」
周子「誰かと一緒にはじけるって楽しいね」
周子「秋、黄昏の季節」
周子「いやー日が落ちるのも早くなったねーすっかり暗いわ。この神社にくるものシンデレラガールになった時以来かな?」
周子「黄昏といえば『誰そ彼』、人の顔もわからなくなるくらい暗いことなんだってね。またの名を逢魔時」
周子「そして橋と言えばこちらとあちらをつなぐもの。もしかしたらあの先は別の世なのかも」
周子「……今のアイドルしゅーこちゃんは幻で、あの橋を渡ったら消えてしまうのかも……」
周子「……急に手をつないだりしてどしたの?え?消えたりしないようにって?」
周子「……ふふっ、そうだね。消えちゃうにしちゃみんなと仲良くなりすぎたかな?」
周子「折角だしこのまま一緒にあの橋を渡ろうよPさん!」
周子「誰かと一緒にいれば、暗い中でも歩いて行けるね」
周子「冬、人肌恋しくなる季節」
周子「いやー見事に雪が積もったね。最近寒いと思ってたけどさー」
周子「そういや昔『冬が寒くてホントに良かった』っていう歌があったよね」
周子「昔は全然意味わかんなかったけどさー、今ならよくわかるんだ」
周子「っていうことで……えい!あーPさんの手温いわー」
周子「でもこれじゃあ体のほうがまだ寒いなぁー……ってことでさらに……えい!!」
周子「え?腕に抱きつくなって?いーじゃんこんな美人に抱きつかれてるんだから。滅多にないよこんな機会」
周子「……あれ、なんかほんまに体が熱くなってきた」
周子「恥ずかしいならやるなって?……うるさい、自分だって顔真っ赤なくせに……」
周子「Pさんが謝るまでずっと離れないんだからね!」
周子「誰かと一緒に歩けば、寒い道でもあったかい気持ちになれるね」
周子「春、別れの季節」
周子「また春がやってきたね」
周子「桜を見て、海に出かけて、黄昏て、雪道を歩く」
周子「色々な顔を持つ季節がこうして回ってくんだね」
周子「春は……別れの季節っていうよね」
周子「今、この瞬間にどれだけの別れがあるんだろう」
周子「みんなもう戻れない日々を惜しみながら、次のステージに向かって走っていく」
周子「出会いの前には別れがある」
周子「でも」
周子「沢山の別れがある中でも変わらないものだってきっとあるはず」
周子「これからも一緒にいてねPさん!」
おわり
以上です。ありがとうございました。
周子と一緒に季節を感じたい人生だった……
年々明るく前向きになっていく周子に周子Pとしては涙を禁じ得ないです、いいぞもっとやれ
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