P「なんか刺さったと思ったらプラスチックじゃねえか!店員呼ぶぞ、おーいすいませーん!」
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今から一時間前———
P「春香、いまから寿司食べにいかないか?」
春香「え、本当ですか!でもいきなりどうしたんですか、寿司だなんて?」
P「いや、最近ランクも上がったし、忙しくなっただろ?なのに弱音を吐かずに一生懸命頑張ってるところ見てたら、たまにはおごってやろうかなって思ってさ・・・」
春香「プロデューサーさん・・・」
P「ただのねぎらいですよ、ねぎらい!」
春香「もうっ!真似しないでください!私、少し感動してたんですよっ!」
P「ハハッ、ごめんごめん。 さて、春香は誘ったし、あと3人くらい誘おうかな・・・」
春香「あと3人もですか?(二人きりじゃないのか・・・) でもそんなに誘ったらお財布のほうがピンチになるんじゃ・・・」
P「大丈夫だよ春香。なんたって今日行くところは・・・」
P「ス○ローだからな」
春香「えっ」
春香「えっス○ローって・・・えっうそ、えっ」
P「あと3人誰にしようか・・・」
春香「あのー、プロデューサーさん?本気ですか?」
P「本気もなにも、俺は最初から本気さ」
春香「でもス○ローは 真「ただいま戻りましたー!」」
P「お、真。いいところに。今日寿司でも食べにいかないか?」
真「ホントですかプロデューサー!?へへっやーりぃ!」
春香「真やめたほうがいいよ」
真「なんで?」
春香「だって寿司食べに行くっていっても場所が・・・」
P「ス○ローだぞ」
真「ス○ロー!?別にボクは大丈夫ですよ!」
春香「真!?」
真「さ、いきましょプロデューサー!」
P「おう、でもあと二人誘わないと・・・」
貴音「あなた様」
春香「わっほい!? た、貴音さん!?いつからそこに!?」
貴音「二人が寿司を食べに行こうと話しているときからです」
春香(ずっと聞いてたのかこの人・・・)
貴音「そんなことよりも、あなた様。なぜわたくしを誘ってくれないのですか」
P「え?だって貴音見当たらなかったし・・・」
貴音「わたくしは・・・わたくしはずっとあなた様からの誘いを待っていましたのにっ・・・!」ポロポロ
P「た、貴音!?泣くほどのことではないだろう!」
貴音「泣くほどのことでもあるのです!」
P「わ、わかった!貴音もいこう、な!俺が奢るからさ!だから泣くのをやめてくれよ!」
貴音「あなた様・・・。わかりました」グスッ
P・春香・真(ホッ)
P「あと一人はやよいだな」
真「でもやよいは仕事でいませんよ?」
P「大丈夫だ、おーいやよい!」パンッ
やよい「はーいっ!」ガチャ
真「やよいがドアから!」
貴音「しっかりと玄関から来るとは、やよいは礼儀正しいのですね・・・」
春香「いまそこツッコむところじゃありませんからね!?」
P「やよい分かってるな!?」
やよい「はいー!ス○ローに連れてってくれるんですねー!?嬉しくてもうわくわくしてますーっ!」
P「じゃあ行くぞ!日曜日は混むからな!急ぐぞ!」
春香「待ってくださいよプロデューサー!本当にス○ローでいいんですか!?」
P「いいだろ別に。なぁみんな?」
真「もちろんボクはいいですよ!」
貴音「わたくしも異論はありません」
やよい「そんなことより、早くお寿司食べたいかなーって!」
春香「みんなまで・・・!でもいくらなんでもス○ローはっ」
P「なんだ、春香は行きたくないのか・・・?」
春香「えっ?」
P「そうだったのか・・・。すまんな、無理に誘って」
春香「え?プロデューサーさん?」
P「寿司食べるのいやだったんだろ?ねぎらうとか言っていろいろ無理強いしちまったな。ごめん。他の人誘っていくよ」
春香「ち、ちょっと待ってくださいプロデューサーさん!私も行きます!ス○ロー食べたいです!わーい、ス○ロー楽しみだなー!」
春香(そして、今———)
春香(私たちはス○ローに来てしまったのです・・・!)
真「プロデューサー、別にいいじゃないですか、それくらい」
P「いや、ダメだ。これは衛生上の問題だからな。こういうのははっきりいってやらんとならん」
真「えー、確かにそうですけどー・・・(みんなでワイワイ食べたいからあんまり揉め事は起こさないでほしいなぁ・・・)」
店員「申し訳ありませんお客様。ただいまお取替えを持ってきますので少々お待ちください」
P「はい」
真「あれ、喧嘩とかしないんですね?」
P「別に喧嘩するほどの問題じゃないし、あっちの対応も早いからな。たまに店員の態度にむかつくこともあるけどな」ハハッ
真「へーえ、ボクいままで寿司屋とか行ったことないんで知りませんでした!」
春香(ここ寿司屋じゃなくて回転寿司だし!しかもあまりおいしくないし!)
P「貴音はなに頼んだんだ?」
貴音「きつねうどんがあったので、それを頼みました」
春香「ス○ローにきても麺類頼むんですね」
貴音「勿論です。わたくしと麺は切っても離れることはない、あずさの言葉を借りるなら『運命の人』なのです!」ドヤァ
春香(麺なのに人なんだ・・・)
貴音「特にらぁめんとはより深い関係にあります」
春香「あ、はいもういいです」
P「やよいはどうだ?おいしいか?」
やよい「はいー!これがおすしなんですねー!とーってもおいしいですー!うっうー!なんだかげんきがわいてきちゃいましたー!」
春香(ああ、ス○ローの味が本物のお寿司の味と勘違いしてしまったやよいかわいそう)ホロリ
貴音「とても深い仲にあるのです。すぅぷなだけに!!」ドヤヤァ
春香「貴音さんはもういいですって!!」
P「さーて、俺もなにか頼むかなぁ」
真「プロデューサーはいつもはなに頼んでるんですか?」
P「俺はサーモン系かな。はじめてス○ローきたときにはまっちゃったんだよね」
真「へー、そうなんですか!でもどっから頼むんです?手をあげて呼ぶんですか?」
P「いやぁ、そんなことしないよ。これを使って呼ぶんだ」
パネル「クッ」
真「なんですかこれ?iPad?」
P「ううん、これは俺たちが注文するようのパネルだ」
真「これで?どうやるんですか?」
P「ここに軍艦とかデザートとか書いてあるだろ?そこをタッチすると・・・ほらっ、それ関係のお寿司がでてくるんだ」
真「へーぇ!」
P「たとえば軍艦をタッチすれば『いくら』、『なっとう』、『カニ風サラダ』などがでてくる」
真「うわぁ、これは凄いですね!」
P「だろう?だろう?」ドヤァ
春香(なんでプロデューサーさんが偉そうにしてるんですか)
P「他にもどうやって注文した皿が来るのが分かるのかを説明したいがまたの機会にするか。さて注文するかっと・・・」ピッピッ
パネル「」
P「ん、あれ、おかしいな・・・」
貴音「どうしたのです、あなた様」
P「いや、このパネル、たまに反応悪いときがあってさ。まぁ慣れてるんだけど・・・よっ」ピッピッ
パネル「」
P「反応悪いな、このっ」ピピピピピピッ
パネル「サーモン 1 」
P「お、できたか。注文っと」ピッ
パネル「サーモン 1 」
ジャカッ
パネル「サーモン 2 」
P「えっ」
パネル「ご注文ありがとうございました」
P「」
全員「」
真「そ、そんな・・・」
P「」
貴音「面妖な・・・」
春香「さっきタッチした分が遅れて追加されたんでしょうね・・・」
春香(にしてもあんなにタッチしたのにプラス1しかされてないって・・・)
P「な、なんでだよ、おかしいだろ。いまの取り消せよパネルさんよぉ!」ガタガタ
パネル「ンアー」
やよい「やめてくださいプロデューサー!」
P「なっ!?」
やよい「私たち目立っちゃってますよぉ・・・。もっとれいぎただしくしないとメッですよー!」
P「はーい・・・」
春香(やよいに叱られてる!)
真(やよいはお姉さんなだけあってさすがだなぁ)
貴音(うどんはまだでしょうか)
P(やよいになら滅されて昇天してもいい)
P「そうだな、大人なのにはしたなかったな。みんなすまん」ペコッ
春香「いえ、別に謝るほどではないですよぉ」
パネル「ご注文した商品がきました」
P「お、あれは貴音のきつねうどん」
貴音「きましたか!」
春香「貴音さん興奮しすぎィ!」
貴音「さぁ、あなた様、はやくそれをとってください。もう我慢の限界でよだれをすすってしまいそうなのです。麺だけに」
春香「いいからよだれを拭いてください!あとたいしてうまくありませんよ!」
貴音「なんと」
P「さぁ、貴音。思う存分食せ!」コトッ
貴音「あなた様・・・。 わかりました。苦節15分、わたくしはこのうどんがくるまで待ち続けました。いくら腹が減っても他の寿司には手をつけず・・・」
春香(そんな待ってないしお腹減ったなら寿司食えよ)
貴音「しかし、それもここまで!ついにうどんを食べるときがきました!」
貴音「これを食べ切れば、わたくしはまた一歩成長できる気がします・・・」
春香(ないよ・・・)
貴音「では、いざ尋常に・・・・・・いただきます!」
ズルズルズルズルズル〜〜〜
P「・・・・・・どうだ、貴音?」
貴音「・・・・・・赤いきつねのほうがおいしい気がします」
P「そ、そうか・・・」
貴音「おいしくもなければ、まずくもない、といったところでしょうか・・・」
貴音「待った時間も損した気になりました・・・。15分もあれば『かっぷぬぅどる』が5杯は食べれました」
P「わかった、もういい・・・休めっ・・・!」
貴音「心遣い感謝いたします・・・では少し横に・・・」フラッ
春香「よほどショックだったんでしょうね・・・」
P「15分のおあずけの結果がこれだからな・・・。貴音にとってはアイドルを辞めるのと同じくらいのダメージだろう」
春香(それはちょっと言い過ぎじゃ)
真「うわーっ!なにこれ、虫!?」
春香「えっ!?」
P「面妖なぁッ!!」ガバッ
春香「うわ、寝てた貴音さんが飛び起きたぁ!」
真「ひぃ〜!ぷろでゅーさ〜!」
P「うわ、これは店員呼ばないと!おーい、すいませーん!」
やよい「真さん、好き嫌いはだめですよー!むしさんだってがんばればおいしいんだから!」
春香「むしさんは頑張っても美味しくないからね!?」
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店員「これは虫じゃなくて、アボカドのへたの皮なんですよ」
P「あ、そーなんですか」
店員「はい、そうです」
P「わかりました、お騒がせしてすいません。ありがとうございました」
店員「いえ、また何かあったらお呼びください」ペコリ
P「・・・だってよ」
真「ごめんなさい、プロデューサー!みんな!ボクのせいで恥かかせちゃって!」
P「いや、いいんだ。俺だってさっき迷惑かけたしな」
春香「そうだよ真!気にしないで!」
やよい「きにしないでたべましょ真さん!」
貴音「そうです真。誰にでもミスはつきもの。許しあってこその仲間ですから」
真「みんな・・・ありがとう!へへっ騒いだらなんだかお腹が減ってきちゃったなぁ。よーし、ガンガン食べるぞぉ!」
P「いいぞ、真。ただし太らない範囲にな!」
真「プロデューサーも、もう結構食べたのにサーモン二皿も食べてお腹壊さないでくださいよ?」
アハハハハッ!
春香(そのあと私たちはいつものように仲良くス○ローで食事をしました・・・)
春香(デザートに食べたフローズンパフェソーダのゼリーとかき氷が異常に味が薄かったです・・・)
春香(エッグタルト・・・女子の手前、手で食べるべきかスプーンで食べるべきか迷ってたプロデューサーさんがかわいかった・・・)
春香(貴音さん・・・あのあと何十皿食べたでしょうか・・・いくら安くてもプロデューサーの懐は寂しくなったでしょう・・・)
春香(やよい・・・ス○ローのお寿司は本物のお寿司じゃないんだよ・・・ごめんね・・・。今度プロデューサーさんに連れていかせるからそのときにまた今日ぐらいのshiny smileみせてね・・・!)
春香(真・・・ダイエット頑張れ・・・)
春香(私はス○ローが嫌いでした。あまりおいしくないですから・・・。 でも、今回みんなとス○ローに行って気づきました。大事なのは味じゃない。どれだけみんなと楽しく食べられるかが大事なんだって…!)
春香(だからみんなス○ローが好きなのかな・・・)
春香「ス○ローか・・・。私も意地張らずに、また行ってみようかなーって・・・。あ、やよいのマネしちゃった。うふふっ」
P「春香ー!ス○ローが大トロフェアやるんだけど行かないかー!?」
春香「いいえ、結構です」
おわり
くぅ〜疲れましたw これにて完結です!
実は、スシロー行ったらプラスチック食わされたのが始まりでした
本当は寿司のネタなかったのですが←
ご厚意を無駄にするわけには行かないので流行りのネタで挑んでみた所存ですw
以下、お寿司達のみんなへのメッセジをどぞ
サーモン「みんな、見てくれてありがとう
ちょっとプラスチックなところも見えちゃったけど・・・気にしないでね!」
エビアボカド「いやーありがと!
私のかわいさは二十分に伝わったかな?」
うどん「見てくれたのは嬉しいけどちょっと(伸びちゃったのは)恥ずかしいわね・・・」
フローズンパフェソーダ「見てくれありがとな!
正直、作中で言った私の味の薄さは本当だよ!」
まぐろ「・・・ありがと」ソイヤッ
では、
サーモン、エビアボカド、うどん、フローズンパフェソーダ、まぐろ、うに「皆さんありがとうございました!」
終
サーモン、エビアボカド、うどん、フローズンパフェソーダ、まぐろ、「って、なんで不味すぎて消されたうにくんが!?
改めまして、ありがとうございましハッ!」
本当の本当にソイヤッ
いうの忘れた
これ実話 みなさんも体験したことありますよね?
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