未央「ハッピーバースデーしまむー!」パフパフッ
卯月「ありがとうございます!島村卯月、晴れて今日から17歳になりました!」ブイッ
凛「おめでとう。これで17歳の誕生日何度目だろうね」
卯月「その手のことを考えようとすると謎の頭痛がするんですよね!」
まゆ「あのぉ……卯月ちゃんのお誕生会ならさっき事務所でみんなでお祝いしましたよねぇ?」
みく「部屋の中ギッチギチになるぐらい大勢集まってあんなに盛大にパーティーしたにゃあ!なんでみく達また捕まってるの!?」
凛「捕まえるなんて人聞きの悪い…。ただちょっとだけ足枷と革ベルトでめっちゃギッチリ椅子に固定してるだけだよ」
みく「十分すぎるわぁ。これ多分茜ちゃんでも脱出不可能にゃ!」
まゆ「さっきのパーティーじゃあ気が済まなかったんですかぁ?「みんな、私のためにこんなに集まってくれるなんて…」ってボロボロ泣いちゃってましたよね?」
卯月「ビンゴで常務がキュウレンオー当てたぐらいの頃以前の記憶がありません!」
未央「あ、さっきまでのパーティーの時はよしのんに頼んでしまむーの普段のやんちゃオーラを封印して貰ってたんだよ」
みく「珍しくただの美少女だなぁ今日の卯月チャンは。とか思ってたら」
まゆ「普段から卯月ちゃん沈静化結界張ってくださいよぉ」
凛「ああ、私もそう思って頼んでみたんだけどさ」
未央「お腹がへるのですー、だってさ」
みく「歌舞伎揚げいくらでも御馳走するにゃ!」
卯月「さぁ、盛り上がってきたところで始めましょうか!惨劇の幕は上がりましたよ!」
まゆ「ご本人自ら惨劇とか言っちゃいましたねぇ」
みく「嗚呼…またあの悪夢の儀式が始まるんだ…今度は何?ロシアンおでん?それともロシアン寿司?」
未央「あらら、始まる前からみくにゃんのハイライト無くなっちゃった」
凛「卯月の誕生日にそんな変なことする訳ないでしょ?普通にみんなでケーキ食べようってだけだよ」
まゆ「ケーキですか?…刑機ってオチじゃあないですよね?」
未央「疑り深いなぁ。ケーキはケーキだよ。女の子ならみんな大好き甘くて蕩ける魅惑のスイーツだよ!」
卯月「まあ結局ロシアンですけどね!」
みく「ほれ見たことかぁー!!」
まゆ「お家帰してくださいー!まゆはPさんのお嫁になるまで力尽きる訳にいかないんですー!」
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凛「2人ともそんな必死の形相でもがかなくても。ただいつもの仲良し5人組で卯月の誕生日を祝おうってだけだよ?」
みく「卯月チャンの破壊衝動を鎮めるための儀式でしかないよね!?そしてみく達はただの生贄だよね!?」
まゆ「すんすん…どうしてまゆは、いつもいつもこんな簡単に騙されて捕まってしまうんでしょう…」
未央「まゆちゃんってしっかり者で抜け目無さそうに見えるけど実際「そう見えるだけ」だよねぇ」
まゆ「まゆぱんちっ!」シュッ
未央「あたっ」
卯月「じゃあ早速ケーキを持ってきてもらいましょう!島村卯月、地味に飢えてます!」
みく「パーティーであれだけ大量の食べ物があったのに」
凛「実際みちるとかな子に大半食べられてたもんね」
未央「プロデューサーが作ってくれた等身大しまむーケーキも345プロが誇る甘党ズにあっという間に貪り尽されちゃったしねぇ」
まゆ「かな子ちゃんが迷いなく頭部をもぎ取った時は胃がキュッてしましたよぉ…」
みく「里美チャンが躊躇なく脇腹に直に齧り付いたのも衝撃的だったにゃ…」
卯月「大人気でしたね!」
みく「自分の姿をしたケーキがみるみる無残な姿になっていく光景をニコニコして見てた卯月ちゃんが一番怖かったにゃ」
まゆ「あれ、本当に沈静化されていたんですよね…?」
未央「はいはーい、それじゃあケーキの前に今回のルール説明からしよっか。アシスタントさん、かもーん」パチンッ
みく「何で誕生日祝いにルールがあるのさ」
芳乃「呼ばれて飛び出てー」ピコピコ
まゆ「ああっ!予想はしてましたけどゃっぱり芳乃ちゃんです!」
凛「じゃあ芳乃。ルール説明よろしく」
芳乃「畏まりましてー」
みく「そして当たり前のようにみく達のこの状況を見ても助けてくれないにゃ!」
卯月「よくよく考えてみると芳乃ちゃんも割とアレな娘ですよね!」
芳乃「てやーっ」ビーッ
卯月「あばばばばばばばばっ」ビリビリバリビリ
芳乃「ではではー、早速ご説明させていただきますー」
凛「卯月がプスプスいってるけど起きるの待たなくていいの?」
まゆ「当たり前のようにビーム出しましたね…まぁ、もうその程度じゃ驚きませんけど」
卯月「きゅう…」
芳乃「えー、まず皆様の前にケーキの乗ったお皿が5つ運ばれますー」
まゆ「今回もいつものロシアンスタイルですねぇ」
みく「本当に心の底から不本意だけど若干慣れてきた自分がいるにゃあ」
芳乃「各々方、お皿を選んで頂きましてー、実食となりますー」
芳乃「それを5ラウンド繰り返しますにゃー」
みく「今回も回数制限あるにゃ!しかも割と早い!そして芳乃チャンみくのアイデンティティティさらっと取らないで!」
凛「ティが多いよ、みく」
まゆ「猫キャラの芳乃ちゃん、アリかもしれませんね。よしにゃん?
みく「どうして猫キャラばっか増えるにゃあ!動物もっと他にいるでしょ!ジャンガリアンとか、ドワーフとかキャンベルとかロボロフスキーとか!」
芳乃「食べ残し、ギブアップはペナルティとなりますにゃー」
未央「大丈夫大丈夫。大袈裟に言ってるだけで命が取られる訳じゃないし。命以外は取られるけど」ハハッ
凛「ふふ、懐かしいね…。凄いときは1週間パ行しか言えなくなったもんね」
卯月「パピプペポだけで意思疎通皆無でしたもんね!プロデューサーさんとみりあちゃん以外には!」
芳乃「ではではー、説明は以上になりますにゃー」
芳乃「それでは早速ー、ケーキをお持ち致しますにゃー」ピコピコ
みく「今回はケーキかぁ…まぁ、基本甘味だから今までよりマシ…かにゃ?あと芳乃チャーン!お願いだから猫キャラはやめてぇー!勝てない!」
まゆ「みくちゃん、そんな事言うとフラグになっちゃいますよぉ…?」フッ
みく「あ、まゆチャンのハイライトも消えちゃったにゃ」
卯月「目のハイライトが消えたまゆちゃんって違和感ないですね!」
未央「いやぁ凄い光景だね。仮にも人気アイドルがこんなに揃ってるのに全員ハイライトオフなんだから」
奏「はぁい、お待ちどうさま……ってあら、スタートしてないのにもう地獄絵図?」
凛「あ、奏がアシスタントなんだ?」
卯月「ただでさえ存在がエロいのにこれまた卑猥な恰好ですね!」
奏(女医)「ふふ、プロデューサーの趣味かしら?」
まゆ「いえ、Pさんの趣味ならガーターは紫じゃなくて赤だと思いますよ?」
みく「お医者さーん。この娘おかしいです診察してくださいにゃ」
奏「残念だけど手遅れね。はい、ケーキここに置くわよ。また全員生きて会いましょう?」トテトテ
未央「はやみん、白衣似合うねぇ」
卯月「イメクラというより保険医ネタの企画モノみたいです!」
凛「それ、本人の前では絶対言っちゃ駄目だよ?」
みく「さてさて、今回はどんなトンデモ奇天烈なものが…って、あれ?」
まゆ「普通の、美味しそうなショートケーキですねぇ」
凛「うん、バターと生クリームの良い匂い」クンカクンカ
未央「いやぁ、でもどうせまた見た目や匂いじゃ判断できない仕組みになってるんだろうねぇ」
卯月「生クリームに見せかけてシェービングクリームとかでしょうか!」
凛「最低限人間の胃に消化出来て健康に影響が出ないもの、ってルールだからそこまでは酷くないと思うけど」
みく「おい、そのルールもうちょい掘り下げられなかった?緩すぎるにゃあ」
まゆ「雫ちゃんのシャツを着た藍子ちゃんぐらいゆるっゆるですねぇ」
未央「やめろぉ!あーちゃんへの悪口は許さないぞぉ!」
卯月「ミツボシのへっぽこー!」
未央「だからって私への悪口は許すって訳じゃないぞぉ!?」
凛「まぁまぁ、それじゃあケーキも運ばれてきたしちゃっちゃと選ぼうよ卯月、エロ巨乳」
卯月「はいっ!」
未央「しぶりんしぶりん、もしかしなくても今未央ちゃんの事呼んだ?」
まゆ「お胸のサイズならみくちゃんのほうがエロいと思いますよ?」
みく「ちょっ!ワザと黙ってたのに何で矛先持ってくるの!?」
卯月「抱くならみくちゃん。襲うなら未央ちゃんでしょうか!」
未央「やめろぉ!ほらほらケーキ選んで!始めるよ!」
まゆ「先手必勝。まゆの第六感がこのお皿だと言っています」スッ
凛「ほんと、見た感じ全部同じだね…じゃ、私これ」スッ
みく「んじゃコレにゃ!今回こそ不敗神話を築いてみせるにゃあ…!」スッ
未央「じゃあこっち。うーん、本当に普通のケーキだね」スッ
卯月「ノーコンティニューでクリアしてみせます!」ムンズッ
未央「はい全員取ったねー。じゃあ、せーの、で同時に食べるよー?」
凛「せぇー」
みく「のぉーっ」
パクッ
目がシパシパしてきたのでそろそろ寝るっす。しまむー誕生日ネタどうしようってぼやいてたら「破壊神儀式やろうぜハムスター県民」とアドバイス貰ったので実行。
まぁ、ある意味ウチの島村さんはこのシリーズが代名詞なのかもオヤスミー
みく「うまっ!」
まゆ「滑らかなクリームが口の中でシュワッて溶けますよぉ」モキュモキュ
未央「ん~っ♪このイチゴがまた凄く甘いっ!クリームもスポンジも甘さ控えめだから尚更良い!」
卯月「三村も納得のクオリティですね!」ムッシャムッシャ
みく「…あっ」チラッ
まゆ「と、いうことは…?」チラッ
凛「オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛ア゛オ゛オ゛オ゛オ゛オ゛」ブルプル
まゆ「お顔真っ赤にして口を押えて悶絶してますねぇ」
未央「どれどれ…?辛っ!なんだこれ!どう見ても普通のショートケーキなのにすんごい辛い!」
みく「うっわ、凛ちゃんの顔色が赤から青になってきたにゃ」
凛「…お……よ…」
みく「え、なんだって?声がかすれてて聞こえないにゃ」
凛「青じゃなくて…蒼、だよ…」ゴホッ
まゆ「世界で一番どうでもいい拘りですねぇ」
卯月「あ、今度は紫色になってきましたね!」Rec
未央「…うん?お皿の下に何かメモが…。どれどれ、「こちら、白トウガラシのピューレを生クリームに見立てイチゴ部分も赤トウガラシのムースを半解凍状態にして果肉の食感を再現してみました」。ってプロデューサー作かいっ!!」パシンッ
みく「この無駄な匠の技術は容疑者一人しかいねぇにゃあ…」
凛「ゲホッ、ゴホッ…!み……み、みず……」
卯月「ちょっと待ってください!今お口の中乾いているので!」
未央「しまむーはしぶりんに何を飲ませようとしてるのさ」
まゆ「はいはい、お水はありませんけどこっちの普通のケーキひと口あげますから」スッ
凛「あむあむ………。うぅ…、世界一美味しい…」グスン
凛「ありがとうまゆ…口の中ちょっと落ち着いたよ。お礼にほら、私のケーキもひと口あげる」スッ
まゆ「すみません。あーん、ってしてもらうのはPさんからだけと誓約をかけているので」
みく「飲み物無しでこの闇のゲームはキツいにゃあ…」
卯月「焼き肉のタレなら持ってますよ!」
みく「どないせぇっちゅーねん」
凛「あ゛~…、口の中の感覚無くなってきたんだけど、ちゃんと舌ついてるよね?大丈夫だよね?」ンベッ
卯月「安心してください!ちゃんとベロありますよ!」グイッ
凛「ひゃめめっ、ひゃめふぇふふふぃっ」
まゆ「舌を引っ張られる光景ってえっちぃですよねぇ」
未央「えーっと、お水お水…お、あったあった。プロデューサーが事前に用意してくれてたんだった」
凛「ぺぺっ。…もう少し早く思い出して欲しかったよ」
未央「ゴメンってば。はいしぶりん。まずは一杯」トクトク
みく「その水すらもう怪しんじゃう自分が嫌にゃ」
卯月「コーレーグースだったりしませんかね!」
凛「美味い!」
まゆ「わっ、ビックリしました」
凛「こんな美味しい水、飲んだことないよ!」
未央「そりゃあ、あれだけ辛いケーキ食べた後ならねぇ」
凛「なんて言うか、気品に満ちた水って言うのかな、例えるとアルプスのハープを弾くお姫様が飲むような味っていうか…凄い爽やかなんだよ…3日間砂漠をうろついて、初めて飲む水って言うか…」
卯月「そりゃ激辛で壊れた舌なら水道水だって美味しいですよね!」
凛「て言うか舌治った」ピロリンッ
みく「……あ、これスタドリにゃ。大分薄めてあるけど」ペロッ
未央「ほうほう、ただの口直しだけじゃなくてハズレを引いた子へのアフターケアも兼ねてるんだね。流石私達のプロデューサー。気遣いの方向性が残念!」
卯月「気遣いに見せかけて味覚ベストコンデイションでハズレ味合わせようとしているだけかもしれませんね!」
まゆ「確かに…2度目以降のハズレを引く可能性があるなら味覚が麻痺していたほうが良いかもしれませんよねぇ」
凛「でもさ、それだとハズレ以外の普通に美味しいケーキも味わえないんじゃない?」
卯月「意外と上手くいかないように上手く出来てますね!」
未央「んじゃ、第2回戦いこっか。ヘーイ、次のケーキ、カモーン!」パチンッ
周子(巫女)「こんこーん。美味しいケーキのお通りだよーん」
みく「あ、今度は周子ちゃんにゃ」
卯月「清楚な巫女衣装のはずなのに袴のスリットがやたら深くてけしからんです!」
凛「巫女服はともかく、そのキツネのお面は何なの?あっ、脇もスッカスカだよ。誰の趣味なのけしからん」
周子「シューコ?誰の事かな、あたしは通りすがりのミス・ワビサビ」
まゆ「取り敢えず早くケーキ置いてもらえませんか4代目さん」
未央「おおっ、今度はモンブランだよモンブラン!」
卯月「フランス語で白い山という意味ですけど栗の色でどこが白なんだよ!とよくツッコまれますが元はモンブランというフランスとイタリアの国境に位置する、ヨーロッパアルプスの最高峰、標高4810.9mの山が元祖であってケーキのモンブランはその山に形を似せて作られたからそう命名されたそうです!」
凛「凄い凄い、うづペディアだね」パチパチ
周子「いいなぁ、周子ちゃんもケーキ食べたーい」
まゆ「やっぱり周子ちゃんなんじゃないですかぁ」
周子「いやいやだからあたしは通りすがりのミス・ワビサビ」
みく「たった今自分で周子ちゃん言うたやろが」
周子「ほんじゃま、謎のキツネ仮面はクールに去るよー。みんな生き残れたらまた遊ぼうね~」トテトテ
凛「結局ミス・ワビサビなの?キツネ仮面なの?」
未央「ほんとにシンデレラガールって変なのばっかりだよねぇ」
まゆ「本当ですね」
みく「にゃははははは」
凛「どうも、3代目変なのですが何か」
卯月「5代目ですけど特に変なところもなく平平凡凡ですいません!」
未央「しまむーが平平凡凡だったらヘレンさんですらモブキャラ化しちゃうよ」
みく「なんて雑で的確な例えにゃ」
凛「じゃ、ケーキチョイスしよっか。今度は負けないよ」スッ
まゆ「そう言う時に限ってまたハズレ引くんですよね」スッ
みく「んー…何となくこれが一番栗が大きいにゃ!」スッ
卯月「これよりハズレケーキ切除手術を開始します!」ムンズッ
未央「うあー出遅れたぁー!」スッ
凛「くんくん…うん、やっぱり匂いも見た目も普通のモンブランだね」
みく「これでハズレたらどうしよ…みくモンブラン好きなのに嫌いになっちゃいそうにゃあ…」
卯月「みくちゃん、それフラグですね!」
みく「やめろォ!」
まゆ(Pさん…まゆは必ず生きて貴方の元に帰ります…!)
こずえ(おー…がんばれぇー…)
まゆ(あの…混線しないでもらえませんか?)
未央「はい全員取ったねー。じゃあ、せーの、で同時に食べるよー?」
卯月「せぇー!」
まゆ「のぉーっ」
パクッ
まゆ「なっまぐさぁ!!」ブフォッ
未央「わわっ、きちゃない!」
卯月「ほんとに生臭いです!1週間掃除してないハムスターの小屋みたいな臭いです!」
凛「卯月ってハムスター飼ったことあったっけ?」
まゆ「ぺぺっ!こ、これお魚です!栗のペーストに見せかけて魚のすり身です!」
未央「うっわぁ…良かったねみくにゃん。君が引いていたら今頃地獄絵図だったよ」ポンッ
みく「この儀式に参加した時点で地獄絵図だよ」
まゆ「うぅ…栗の部分は塩漬けにして固形化させた卵黄です…魚との相性は抜群ですけど、普通にスポンジ生地の上に乗せられてるので…うっぷ」
凛「ちょっとちょっと、リバースするならエチケット袋だよまゆ」
みく「うぇっ、ホント生ぐっさ!みくも戻しそうにゃ…うぇぇ」
まゆ「うぇぇん…お口の中が磯臭いですよぉ…」クスン
卯月「そんな時にははいっ!スタドリです!」
まゆ「んぐっ……あ、治りました」
未央「効果良すぎて恐怖しか無いんだけど」
みく「っていうかPチャンもどういうつもりにゃ!みくがもしコレ当ててたらどうするつもりだったのにゃ!」プンスカ
凛「どうもしないんじゃない?だってみく、かまぼことかはんぺん普通に食べるじゃない」
まゆ「魚肉ソーセージも食べますしねぇ」
未央「そもそもアレルギーとかじゃなくてただの好き嫌いだもんね」
卯月「いっそこの磯臭モンブラン食べてみませんか!お魚嫌いが治るかもしれませんよ!」
みく「治るかぁ。悪化するわぁ」
しまむー誕生日中にはまとめられそうにないでごぜーますよ…ごめんよしまむー。だからその振り上げた冷蔵庫は降ろしてくれ
しかしまぁ、うん、でもまぁ、何というか…うん
何なのだ、この卯月はオヤスミー
凛「魚ンブラン以外は普通に美味しいモンブランだね」モグモグ
みく「しっとりとした甘さの和栗を使ってるところに作り手の確かな拘りを感じるにゃ」モキュモキュ
まゆ「あの、凛ちゃん…?まゆにも一口貰えませんか?」
凛「構わないよ。私もさっきまゆから貰ったしね。はい」
まゆ「あむあむ…うん、世界一美味しいです」
未央「何だか最近しぶりんとまゆちゃんって仲良いよね」
みく「単にケンカすると卯月チャンが混ざってくるから見えるところで争わないだけにゃ」
卯月「男の趣味は同じですもんね!」
未央「しまむーしまむー、それ生々しい」
卯月「ごめんなさい!」
みく「うん、良い返事なんだけどスプーン蝶々結びにしないで。それ一応ステンレス製の筈なんだけど」
志希(ブレザー)「にゃっふふーん♪みんな楽しんでるかにゃ~?」
凛「あ、今度は志希だ」
卯月「346プロが誇る猫ドルですね!」
みく「卯月チャン卯月チャン!みくは?みくのアイデンティは!?」
未央「ティが足りないよみくにゃん」
まゆ「学生服姿なんて凄く新鮮ですねぇ」
志希「でしょでしょ?いやぁ~強引に白衣取られちゃってさぁ。見てよほら、チャームポイントのアホ毛もぺったんこにされちゃってさ~?」
卯月「後は片目を前髪で隠したら遠月十傑第二席そっくりですね!」
志希「それ嫌ー!前に試しに検索してみたら案外ホントに似てたよー!」
未央「まぁまぁ、ほら私だって杉本鈴美みたいな声とか言われるし、気にしない気にしない」
凛「で、次はどんなケーキなの?」
卯月「志希ちゃんが持ってきたんですから、きっとアメリカのお菓子みたいな毒々しいケミカル感溢れるケーキですね!」
志希「今回はあたしノータッチだよー。いつもいつもあたしが騒ぎの原因じゃないんだからねー?」
未央「確かにいつもじゃないけど6割ぐらいは大体志希にゃんの仕業だよねぇ」
まゆ「あ、今度はチョコケーキなんですねぇ。美味しそうです。…見た限りでは」
みく「たまには何のスリルもなく楽しく美味しいもの味わいたいにゃ…」
志希「そんじゃ頑張ってね~。早く戻らないと周子ちゃんあたりにケーキ取られちゃうにゃ~♪」トテトテ
未央「あっ!さては別室で普通にケーキ食べてるなぁ!?ズルいぞー!」
みく「LiPPSメンバーチェンジしてにゃあ!ほら美嘉チャンとかこのロシアンパーティーにピッタリの人選にゃあ!」ジタバタ
まゆ「向こうにPさんいるんですかっ!?ズルいです!まゆと変わってくださいよぉー!」ジタバタ
卯月「クンカー!匂いフェチー!」
凛「卯月、どうして私を見ながら言うの?」
まゆ「うぅ…こんなゲゲルはさっさと終わらせてまゆもPさんとスイーツタイムを過ごしますっ!」スッ
未央「今までの経験上だと、そうやって張り切っちゃう時に限って大当たりするんだよねぇ」スッ
みく「…駄目にゃ、やっぱ全然わかんない…チョコにしか見えないけど羊羹にも見えなくないし…これでいいや」スッ
卯月「第弐戦術、ミッション開始です!」ムンズッ
凛「くんくん…うん、やっぱ駄目だ。しいて言うならハスハス臭い」スッ
未央「どっからどう見てもただのチョコケーキだよねぇ?」
まゆ「美味しそうです。…ハズレなんて無ければいいのに」
卯月「それは本末転倒です!」
みく「ハズレを引いて悶絶する様子を楽しむのが本来の趣旨なの?」
凛「卯月は腕白だから仕方ないよ」
みく「凛チャンは何でそう卯月チャンに甘いの?一生逆らえない弱みでも握られてるの?」
未央「はい全員取ったねー。じゃあ、せーの、で同時に食べるよー?」
みく「せぇー」
卯月「のぉーっ!」
パクッ
未央「おげぇええええええええええっ!!」
凛「うわ、アイドルとしてあり得ない顔と声」
みく「アイドルどころか女の子としても完全アウトにゃ」
まゆ「い、一体何が…?……ぶふぇっ!な、なんですかぁ?何なんですかぁこれぇ!」
卯月「どれどれ…ペロッ、これはサルミアッキ!」
みく「そんな青酸カリを舐めたコナン君みたいな」
未央「口がっ口の中がっ苦っ!気持ち悪い!溶けたゴム食べてるみたい!うぐっ…」
凛「うわわ、今まで食べたケーキをリサイクルしそうになってるよ」
まゆ「チョコに見せかけて溶かしたサルミアッキでしたか…わぁ、ご丁寧にスポンジにも粉末にして混ぜてありますよぉ」
みく「パッと見た感じバニラビーンズみたいで美味しそうだけど中身はアレにゃ。ミツボシがお空の星になりそうな勢いで悶絶してるにゃあ」
卯月「どうしましょう!涙と涎でお顔をグシャグシャにしてる未央ちゃんに興奮を隠せません!」
凛「うん、気持ちはわからないでもないけど隠そうとする努力ぐらいはしようか」
未央「み…、みず、みず…!!」
卯月「焼き肉のタレでもいいですか!?」
みく「いい訳あるかぁ。ほら未央チャン」
未央「んぐっ…!んっ……ぷはぁ!!」
未央「ここまで純粋にマズい!って食べ物も中々無いよ!」ガオーッ
凛「サルミアッキケーキとかもしかして史上初なんじゃない?」
みく「史上初ならどんなモン作っても良い訳じゃないでしょ」
まゆ「見た目じゃ全然判別できないうえにどんなものが来るか予想もできないのが怖いですよねぇ」
卯月「これで残りはあと14回ですね!」
未央「水増しが雑すぎるよしまむー。あと2回ね、2回」
まゆ「今のところまだ無傷なのは…卯月ちゃんとみくちゃんですか」
凛「みくがまだハズレ引いてないのは意外だね」
みく「にゃんでやねん。20%の確立なんだから不思議じゃないよ」
未央「20%って微妙に信用しきれない確率だよねぇ」
卯月「スパロボなら念のためにセーブしておく確率ですね!」
まゆ「さぁさぁどんどんいきましょう?次こそみくちゃんが当たるといいですねぇ」
みく「にゃんでやねん!まゆチャンてみくのこと嫌い?」
まゆ「大事な道連れ仲間…もといお友達だと思ってますよ?」
みく「待って今なんて言った?」
未央「ほれほれ、次いくよ?はーい次のケーキ、カモーン!」パチンッ
美嘉(ウェイトレス)「やっほー★みんな楽しんで……うわぁ、誰一人ハイライト無いや」
凛「あれ、美嘉はオチだと思ってたのに」
卯月「コスプレが夜のお店のオプションにしか見えません!」
みく「美嘉チャン美嘉チャン、丁度良かったにゃ。今日1日だけみくがLiPPSからここ代わって?」
まゆ「いえいえ、まゆと交代しましょ?美味しいケーキいっぱい食べられますよぉ?」
美嘉「ねぇどこからツッコんだらいいの!?」
未央(丁度いいや、今だけみかねぇにツッコミ任せよっと)
仕事だっつーのに、こんな時間まで何をしとるんだ俺は…休みがほしい…GWいまのところ休めそうだからサイボク行く…SSネタ探しに行く…げふん
最近夢の中ですら働いてるから全然寝た気がしねーでごぜーますよオヤスミー
かな子「じゅるり……次は何かな?」
志保「やはりパフェですね」
愛梨「アップルパイがこないかな~」
法子「ここはドーナツだよ」
みちる「ふごふご」
ライラ「アイスはまだでございますか?」
唯「うさぎ亭の焼きしゅーっ…」
千枝「つまり、カスタード手榴弾ですね!」
ありす「手榴弾って……検索すると『ポテト【masher】』というのなら出てきますが」
文香「第一次世界対潜後、フランスのF1手榴弾に似ているからと除隊後の兵士を中心に広まりました…」
美嘉「じゃ、じゃあケーキここに置いてくからね?」
凛「そんな慌てて逃げようとしないでも」
美嘉「逃げるにきまってるでしょ!前から噂は聞いてたけど実際見ると本当に壮絶だねこの儀式」
未央「アハハッ、本当のヤバさは体験しないとわからないけどね」
みく「一生分かりたくなかったにゃ」
まゆ「どうして、もっと普通にみんな楽しく笑顔でお祝い出来ないんですかねぇ…」
卯月「楽しいから笑顔ですよ!」ピース
まゆ「み・ん・な!」
美嘉「まゆちゃんみくちゃん、ホントご愁傷様…んじゃ、後はヨロシク~★」トテトテ
みく「ご愁傷様と思ってくれるなら一度ぐらい代わってよー!このなんちゃってギャルー!」
まゆ「逆サバカリスマー!」
卯月「ピンク髪は淫乱ー!」
凛「ほらほら、ケーキ来たしササッと食べて終わらせよう?あと2回なんだしさ」
卯月「名残惜しいのでもう5セットぐらいやりませんか!」
みく「やるのは止めないけどメンバー変えてよ?」
卯月「じゃあ今度は千枝ちゃんとありすちゃんと薫ちゃんと仁奈ちゃんを誘いますね!」
みく「やめろぉ!それだったらみくが引き受けるにゃあ畜生!」
まゆ「あ、今度はミルクレープなんですね。好物なんですよぉ。…普通のやつだったらですけど」
未央「美味しいね。私ついつい1枚ずつ剥がして食べちゃうんだよねぇ~」
凛「ふふ、何か分かるよそれ」
卯月「昔ミルクレープとミルフィーユの違いが判りませんでした!」
凛「あ、それも分かる」
まゆ「しっとりがミルクレープ、サクサクがミルフィーユでしょうかねぇ」
卯月「じゃあミルキィホームズは何ですか?」
みく「探偵オペラにゃ」
凛「そして当然の如く見た目や匂いじゃ判断できないという、このクオリティ…」クンクン
みく「あっ、上にチョコで絵描かれてるにゃ。良い歳したオッサンが作ってるクセに無駄に芸が細かい」
まゆ「じゃあまゆ、このたれぱんだが書いてあるの貰いますねぇ」スッ
未央「あ、じゃあ未央ちゃんはこのこげぱん貰いっ」スッ
凛「なら、すみっこぐらしは私だね」スッ
みく「ポムポムプリン貰うにゃ」スッ
卯月「ガチャピンしか残ってません!心が躍りますね!」ムンズッ
未央「うーむ…このチョコペンで書かれたマスコットキャラ達がアタリハズレのヒントなのかどうか…」
まゆ「多分何の関係もないと思いますけどねぇ」
凛「そう思ったら実はヒントになってました、ってパターンもあるかもよ?」
みく「どうせハズレ20%の確立にゃ。深読みし出したらキリがないよ」
卯月「ハズレ20%って時に限って失敗しますよね!特技レベル上げる時とか」
未央「はい全員取ったねー。じゃあ、せーの、で同時に食べるよー?」
まゆ「せぇー」
凛「のぉーっ」
パクッ
みく「今回は不敗神話いけると思ったのに!!」ブフォッ
卯月「よっ、真打登場!」
凛「やっぱりみくのリアクションが一番良いよね」
みく「芸人扱いやめてにゃ!ぺぺっ!にゃんだこれ!にゃんだこれ!!」
まゆ「どれどれ…ちょっとお行儀悪いですけど、一層捲りますね?」
まゆ「…わぁ、薄切りのお肉が挟まれてます」
未央「うわ本当だ。しかもクリーム代わりのつもりなのかな、ちゃんとタレまで塗ってあって…」
みく「普通のクレープ生地とクリームの層もあるからジューシーなお肉と甘辛いタレが融合してそれはもう、それはもう!」ペッペッ
卯月「世の中トンカツパフェとかありますし、肉ミルフィーユぐらい全然です!」
凛「イチゴパスタとどっちがマシ?」
みく「ドロー!!」ペペッ
まゆ「お行儀は悪いですけど枚ずつ剥がしてお肉の部分だけ取り分けたらどうですか?」
みく「うん…みくもそう考えたんだけどさ、この甘くてしっとり蕩けるクリームと程よいピリ辛さで白飯欲しくなるタレが満遍なく混ざり合ってて…うっぷ」
卯月「クリームとタレのシンメトリカルドッキングですね!」
未央「さてさて、とうとう残すはあと1回。これがラストだよ!」
卯月「名残惜しいのでもう7回ぐらいやりませんか!」
みく「誰がやるかぁ」
まゆ「はーい、次のケーキお願いしまーす」パチンッ
未央「ああっ!未央ちゃんの役なのに!未央ちゃんの役なのに!」
フレデリカ(水着エプロン)「お待たせ~♪フレちゃんデリバリーだよ~?」
凛「わっ、また何て恰好」
卯月「デリバリーするのはケーキなんでしょうか、それとも本人なんでしょうか!」
みく「卯月ちゃん自重」
卯月「はいっ!」
フレデリカ「ほいほいケーキおまたどうさま~。ハンコくーださいっ♪」
まゆ「ハンコはありませんけどサイコならそこにいますよぉ?」
卯月「ですって。呼んでますよ凛ちゃん、未央ボシ」
凛「失礼な。誰がティターンズの可変型巨大モビルスーツだよ」プンプン
未央「メガ粒子砲だって点いてない。…てしまむー。今私のこと何て呼んだ?」
フレデリカ「アハハ~♪みんな仲良しさんだね~。でもでもフレちゃん達だって友情パワーは負けないよ~?」
みく「待って、このサイコ×3と一括りにしないで」
まゆ「只でさえこのシリーズのレギュラーになりつつあるのに…」クスン
未央「しっかしフレちゃんの恰好…横から見ると水着着てるの分かるけどさ、正面から見ると完全に裸エプロンだね」
みく「Pチャンの趣味かにゃ…てかホイホイ着ちゃうフレちゃんもフレちゃんにゃ。Pチャン何か言わなかった?」
フレデリカ「んーっとねぇ。「ハハッ、寒そう」だってさ~」
卯月「やっぱり水着を着ているから駄目なんでしょうか!剥ぎますか!」
フレデリカ「ごめんなさい、勘弁してください」
みく「突然素になるにゃあ。自分を曲げないの」
投稿しようと思ったら打ち間違えて書き直しでごぜーますよ…保存とかしておいた方がいいのかな、おのれユグドラシル
今日中にはなんとか書き上げてまたいつものほのぼのハートフル系書きたいトカ…オヤスミー
F香「心温まる…という意味でハートフルを使っている方が多いですが、実はこれは和製英語で英単語としては存在しないそうです」
F香「同じ発音でハートフル(hurtful)と言う単語があるのですが、こちらの方は「苦痛を与える」「有害な」と言う意味でして…」
F香「まさしく今回のSSはハートフルに相応しい、とも言えますね…」
Aす「さす文!さす文!」
フレデリカ「ほんじゃフレちゃん配達終わったからケーキバイキングに戻るね~またみんな揃って事務所で会おうね?」テケテケ
みく「誰か欠ける可能性のあるお誕生会って何なのさ!」
まゆ「生まれてきた事をお祝いする日なのに…」クスン
卯月「今度はチーズケーキです!ラストだからもっとマニアックなのが来ると思いました!」
凛「例えば?」
卯月「ロスコン・デ・レジェスとかでしょうか!」
未央「何それ聞いたこと無い。スタンド能力?」
まゆ「ガレット・デ・ロアのスペイン版ですねぇ」
未央「スタンド能力?」
みく「ほらミツボシ。ケーキ来たからさっさと選ぶにゃ。みくはこのチーズスフレ貰うにゃ」スッ
凛「じゃあベイクドは貰うよ」スッ
まゆ「あ、半熟チーズ大好きなんですよ。流石Pさん♪」スッ
未央「んじゃ、この普通のチーズケーキ頂くよ~」スッ
卯月「レアチーズです!ウイニングランを決めます!」ムンズッ
みく「わざわざ1個1個違う種類のケーキ作るとか本当に無駄に器用だねPチャンて」
凛「くんくん…駄目だ、どうしても分からない…美味しい匂いしかしない」
まゆ「見た感じも普通のチーズケーキですねぇ…むしろ逆にどんなハズレ食材でケーキ再現してるのか気になりますね」
卯月「全員取りましたね!じゃあ、せーので一緒に食べますよ!」
未央「ああっ!それ未央ちゃんの役目なのに!?」
まゆ「せぇー」
みく「のぉーっ」
パクッ
卯月「辛くて生臭くてマズくてジューシーです!!」モッシャモッシャ
みく「ああ、トリは卯月チャンにゃ」
まゆ「キレながら貪ってますよぉ…」
凛「何が入って……うげ、断面が壮絶なんだけど」ウップ
卯月「これ白トウガラシで作ってます!中から魚のすり身とタレ漬け肉が出てきましたし生地にはサルミアッキ混ざってます!オールスターです!全員集合です!」ムッシャムッシャ
未央「単にハズレケーキの余った材料全部投下したんじゃない?うわ、全部混ざって凄い匂い」
卯月「味の纏まりが欠片もありません!ポジティブパッションのバストサイズぐらい纏まりがありません!」
未央「やめろぉ!あーちゃんに罪はないぞぉ!」
凛「まだ藍子がどうこうなんて言ってないのに」
まゆ「なんだかんだで未央ちゃんも大概アレですよねぇ」
卯月「ここまでくるともうマズい!の一言です!ツッコミ処ありすぎて逆に何も感想言えません!」バリボリ
みく「とか言いながらめっちゃ食べてる。凄くない?」
凛「卯月は好き嫌いの無い良い娘だからね」
まゆ「このロシアンはもう好き嫌いという次元を天元突破してると思いますよ?」
卯月「………」モグモグ
未央「およ?どったのしまむー。珍しく大人しくなっちゃって」
卯月「…………」モグモグモグ
卯月「……………」
卯月「……ぐすっ」
みく「!?」
まゆ「!?」
凛「!?」Rec
未央「ど、どうしたのしまむー!」
卯月「…うぐ、ぐすっ……」
卯月「うわああああああああああああん、美味しくないです、美味しくないです…」エーン
みく「あっ!見て見て、卯月チャンの目に光が!」
凛「本当だ、ハイライトのある卯月なんてSR3連続で引くぐらいレアだよ!」
卯月「うわぁぁあああん、口の中が色んな味と感触でぐちゃぐちゃしますよぉ」ビエーン
未央「こ、これは一体どゆこと…?」
まゆ「多分…キャパオーバーしてバーサーカー成分がエラーを起こしてしまったんじゃあ」
みく「常日頃からエラー起こしてるようなものだもんね。エラー重ねて±0になったのかにゃ」
卯月「えぐ、ぐすっ…おいしくないです…おいしくないです…」
凛「ほら卯月、お水。分かる?これコップって言うんだよ」
卯月「島村卯月、流石にそれぐらいの知識はあります…」ゴクゴク
未央「お目めハイライトあると普通に美少女だね、しまむーって」
みく「思えば昔は卯月チャンもマトモだった気がするけど」
まゆ「はいはい、もう大丈夫ですよ?おいしくないケーキもうありませんからねぇ」ナデナデ
卯月「ぐすっ…」
まゆ「…何でしょう、この感情。卯月ちゃんを撫でてるとゾクゾクするんですけど」
みく「アレじゃない?弱ってる猛獣に触るみたいなスリルと謎の征服感」
卯月「…?」スンスン
飯の支度&お昼寝してくるっす。夜に仕上げるですよ。…寝落ちなければ
未央「ほらしまむー。こっちのケーキ美味しいよ?ほれお食べ」
卯月「あむあむ…」
凛「美味しい?ほら、こっちはベイクドチーズだよ」スッ
卯月「もふぁふぁ」
まゆ「まゆのもひと口あげますねぇ?はぃ、あーん」
卯月「ふもっふ」
みく「じゃあみくもあげるにゃ」
卯月「フゴフゴフゴ」
凛「あはは、頬っぺたパッツンになっちゃった」
未央「しまむーがしまハムーになっちゃったね」
卯月「お口の中が色んな美味しい味でいっぱいです!」パァァッ
みく「うっ眩しい!卯月チャンの純粋な笑顔なんて何か月ぶり?」
凛「どう、卯月。今年の誕生日は楽しかった?」
卯月「はいっ!みんなにお祝いして貰って、こうして凛ちゃん達にはこうして改めて祝ってもらえて幸せですっ」
みく「…みく達は拉致られたんだけどにゃあ」
まゆ「今はホワイト卯月ちゃんなんですし、黙っておいてあげましょう?」
未央「色々あったけどしまむーが喜んでくれたなら何よりだね」
みく「まぁ、それに異論は無いにゃ。ただロシアンはやめてくれると祝う方も笑顔でお祝いできるんだけど」
まゆ「あ、闇鍋とかも駄目ですからねぇ?」
卯月「?」
未央「こっちの話だから気にしない気にしない」
凛(何だろう…この卯月に若干の物足りなさを感じるのは)
奏「あら、プロデューサーは?」
志希「向こうで悶絶してたよ~。余ったハズレケーキ責任持って自己処理したみたい」
周子「責任っていうより贖罪やね」
美嘉(食材を贖罪で処理…って言ったら25歳児とか言われるんだろうなぁ)
フレデリカ「どったの?25歳児みたいな事考えてるような顔してるけど」
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みく「いやぁ、昨日はどうなることかと思ったけどめでたしめでたしで終わって良かったね」
まゆ「生き残れて本当に良かったです…Pさんは何故か腹痛で苦しんでましたけど…大丈夫でしょうか」
卯月「スタドリがあるから大丈夫です!仙豆より回復力ありますから!」
みく「…卯月チャンは一晩経ったら元に戻ってるし」
まゆ「って言うかどうしてまたまゆ達捕まってるんですかぁ!うわぁぁん足元ビクともしませんよぉ」シクシク
卯月「昨日何故か後半の記憶がないので消化不良です!頑張ります!」
みく「奇跡的に綺麗に終わったと終わったらコレだよ!」
美嘉「あ、あのさ?みくちゃんまゆちゃんはもう運命だとして、どうしてアタシまで…?」
奏「いや、美嘉は結構納得の人選だけど私はちょっと違わない?ほら、イメージというかキャラと言うか…違わない?違うわよね?」
まゆ「まゆの運命はまゆが変えますぉ!」エーン
みく「ってか奏チャンも実は結構アレだにゃあ…」
卯月「ではメンバーも揃ったところで、わんこイチゴパスタお願いしまーす!」
みく「やめーにゃあー!!」
まゆ「巴ちゃんを!巴ちゃんを呼んできて!柚ちゃんでもいいです!」
美嘉「うわぁあああん!助けてみりあちゃーん!」
奏「お願いちょっと待って私こういうキャラじゃないでしょほら他にフレちゃんとか良いリアクションしてくれそうな娘いるじゃない私面白くないわよお願いします勘弁して!」
芳乃「そなたー?このおおきなおおきなケーキはー?」
モバP(以降P表記…ぐさぁーっ!)「いや、せめてあの娘らを少しでも癒してあげればと思ってさ…。あ、アッキーそこのスパチュラ取って?」
アッキー「終わりだ」
P「いや、〆る前に取ってくれよ」
と、言うわけで我らが普通系アイドル島村卯月の誕生日SSでした。…はいスンマセン。誕生日に間に合いませんでした大分ブッチしましたゲフン。
「あー、卯月の誕生日SSどうしよう」とぼやいたら「破壊神儀式を書きたまえ3分間待ってやろう」と心温まるアドバイスを受けたので実行。みくまゆゴメンよ…別に嫌いじゃないんだよ?
勤務時間が益々伸びてブラック勤務はまだまだ進化し続け更新速度も胃もボロボロですけど何か書いてないと生きていけない病なので2.3日したらまた何かアホなの書いてると思います。でご容赦ください埼玉の県民性なんです
オツカーレ
乙
まぁゆっくり休め
志保「誕生日パフェ……」
聖來「誕生日……」
唯「焼きしゅーっ……」
わんこイチゴパスタって……まさか聖來のわんことかけてないよね?
もしそんな25歳児みたいな発想だったら、唯を性奴隷にするべ
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