娘「愛してるわ……パパ」父「……俺もだよ」 (40)

一人の男が家路を急いでいた
年齢は既に四十を越えていたが、それを感じさせぬ精悍な顔立ちと引き締まった体つき
男は愛する娘の待つ家へと歩みを進める

父(まいったな……少し遅くなってしまった)

若くして会社で重要なポストに就いている父
この日は部下のミスをカバーする為にいつもより遅い帰宅時間になっていた

父(まぁ、ケーキを買ったし……それで許してもらうか……)

愛娘の顔を思い浮かべながら父は少しだけ笑った

自宅のドアを開けると娘が両手を腰に当て立っていた
まだ中学生になったばかりの小さな体と整った顔立ち
その愛らしい頬を少し膨らませながら娘は父を軽く睨み付ける

娘「パパ、遅いよ」

父「ごめんごめん、お詫びにケーキ買ってきたから」

右手に提げた袋を差し出し父が微笑む
その袋を受け取った娘は顔がにやけそうになるのを堪えつつ口を開く

娘「ケ……ケーキで喜ぶほど子供じゃないんだからね……まったく」

父「だから……悪かったって」

娘の腰に手を回し父が体を寄せる

父「どうしたら許してくれるんだい?」

娘は父を見上げると甘えるような表情を見せた

娘「分かってるくせに……パパの意地悪……」

父「おや?……分からないから聞いてるんだぞ?」

娘「もう……後でいっぱい可愛がってよね……」

顔を伏せながら娘が呟く
父は分かったと言わんばかりに娘の頭を優しく撫でた

リビングに入ると娘はハンガーを取り父の背広をかける
その姿は甲斐甲斐しく夫の世話を焼く妻の様だった

娘「パパ、ご飯とお風呂はどっち先にする?」

父「ん……お風呂にしようかな」

娘「分かった、それじゃズボンとシャツも脱いで」

父「せっかくだから……脱がせてもらおうかな……」

娘「ふふふっ……パパったら甘えん坊ね」

父の前に立つと娘がシャツのボタンに指をかけた
そしてゆっくりと焦らすように一つずつ外していく

娘「……」

脱がされたシャツを抱えた娘が父の乳首を軽く撫でる

父「うっ!?」

娘「あら?……感じちゃったの?」

父「変なイタズラするなよ……」

娘「ふふっ……ごめんね?」

娘はそのまま膝を曲げると父のベルトに手をかけた

ズボンを脱がされた父の股間に娘が顔を寄せる

父「……何してるんだ?」

娘「んっ……パパの匂いを嗅いでたの」

父「おいおい、汗くさいだけだろ……」

娘「んーん、凄くいい匂いだよ?」

父「……そうか?」

娘「うん……」

寄せた顔を上にずらした娘は父の下着を唇で挟む
そしてそのまま下ろすと父のぺニスを露出させた

娘「……こんにちは、お兄ちゃん♪」

父「何を言ってんだお前は……」

娘「パパの息子なんだからコレは私のお兄ちゃんでしょ?」

父「バカな事言ってんなよ……」

娘は父のぺニスを掴むと緩く扱き始める

父「んっ……」

娘「パパ……一回出しちゃう?」

父「あぁ、頼むよ……」

娘「はぁい♪」

ぺニスに軽くキスをした娘は父の顔を見ながら口を大きく開いた

娘は父のぺニスを味わうようにゆっくり唇で扱きあげる
その動きは父に快感を与えていたが射精に至るようなものではなかった

父「……なぁ」

娘「……んっ?」

ぺニスを咥えたまま娘が父を見上げる

父「もう少し早くやってくれよ」

娘「……やら」

父「……頼むよ」

ぺニスから口を離した娘は不満げに唇を尖らせる

娘「だってパパのチンチン好きなんだもん……もっと舐めたいの」

父「そう言わずにさ、もう我慢できないんだよ……」

娘「じゃあ……一晩中可愛がってくれる?」

父「分かった、頑張るよ」

娘「約束だからね……」

そう言うと娘は再び父のぺニスを咥えた

父に仕込まれた娘の口唇奉仕は中学生とは思えぬほど巧みだった
緩急をつけたストロークに加え指で睾丸を刺激する
そのテクニックにより父はたちまち射精の瞬間を迎えた

父「あっ……出すぞ……」

娘「んっ……」

射精の兆候を感じ取った娘の奉仕は激しさを増す
唇をすぼめ、亀頭を舐め回し、ぺニスを深く咥え込む

父「うっ……あっ……あぁっ!!」

娘「ふっ……んっ……」

娘の口内に父の精液が放出された
一滴も溢すまいと娘はぺニスを強く咥える

娘「んー……んぅっ……」

やがて射精が収まると娘は口を離し、口内の精液を父に見せつけから飲み込んだ

父「なんかエロいな……」

娘「……あぁ……美味しかったぁ……」

父「それじゃ、お風呂に入るか」

娘「うん……」

恍惚の表情を浮かべる娘
父はその娘を抱えあげると浴室へと向かった

脱衣場に着くと父は抱えていた娘を下ろす

娘「パパ……私も脱がせて……」

父「あぁ、いいよ」

娘の着ていた服を手早く脱がせると裸体が露になる
中学生にしては発育の良い娘は少女ではなく既に女の体になっていた

父「……またおっぱい大きくなったか?」

娘「パパが毎日揉んでるからだよ?」

父「それならもっと大きくなるんだな」

娘「……バカ」

親子は見つめあい微笑む
それはまるで恋人同士の睦み合いの様だった

浴室の中では全身に泡をつけた娘が体で父を洗っていた

娘「お客さ~ん、気持ちいいですか~?」

父「コラ、お客なんか取っちゃダメだろ」

娘「あっ、そっか……それじゃ……パパさん気持ちいいですか?」

父「なんだよソレは……」

娘の言葉に父は少し呆れたように笑う

娘「もぉ……パパは注文が多いよ」

父「ははっ、ごめんごめん♪」

娘「まったく……」

会話をしながらも娘は器用に体を動かし父を洗う

娘「パパ、横になって」

父「あぁ、分かったよ」

床に敷かれたマットに父が横たわる
娘はその父に体を重ねると妖しく微笑んだ

娘は風俗嬢のように父に体を擦り付ける
そして次第に息が荒くなり、ついには父の上で動きを止めた

父「……どうした?」

娘「もう我慢できない……挿れていい……?」

父「……いいよ」

娘は立ち上がると父と自分の体にシャワーをかける
泡が流れ落ちたのを確認した娘は父に跨がりぺニスに手を添えた

娘「じゃあ……挿れるよ……」

父のぺニスと自分の性器の位置を合わせると娘は腰を下ろす

娘「あっ……」

父「うっ……」

まだ中学生とはいえ何度も父に抱かれている娘
その性器はほとんど抵抗の無いままぺニスを咥え込んだ

父の上で娘は激しく腰を振っていた
娘は濡れた髪を振り乱し大きく育った胸を上下に揺らす

娘「んっ……あっ……」


浴室の中には娘の甘い鳴き声と肌がぶつかり合う音が鳴り響く

娘「パ…パ……好きぃ……」

父「……俺も好きだよ」

娘「パパ……後ろからして……」

ぺニスを性器から抜いた娘が浴槽に手をつき父を誘う
脚を大きく開き尻を父に向けつき出す娘
その姿は父の興奮を高めるには十分だった

父「……分かった」

父も立ち上がると娘の腰を抱える

娘「んっ……」

そのままぺニスを挿入すると父は勢いよく腰を動かし始めた

父に後ろから貫かれる娘は矯声を上げ続ける
つま先立ちの脚は震え、愛液は太ももを濡らしていた

娘「あっ……あぁっ……んっ!?」

父「どうだ?……奥が感じるんだろ?」

娘「す…き……あんっ……奥……好き……」

父「それなら……もっと突いてやるからな!!」

娘「んあぁっ!!」

父は娘の膣内奥深くまでぺニスを挿入する
その刺激は娘にとって女の喜びを感じさせていた

娘「イ…ク……あ…パパ……イッちゃう……」

父「もう少しだ……一緒に……」

娘「ん……ダメ……私…もう……」

父「あっ……イクぞ……」

娘「きて……パパの……中に欲しい……」

父「あぁ……出すぞ……」

射精感の高まりに合わせて父の動きが早くなる

娘「あんっ……パパ……激し……あ……あぁっ!!」

父「うっ……んんっ!!」

父の射精に合わせるように娘も絶頂を迎えた

その後、二人は食事を済ませリビングでテレビを見ていた
しかし娘は父の膝に跨がり正面から父を見つめていた

父「……それじゃテレビ見えないだろ?」

娘「いいの、私はテレビよりパパが見たいの」

父「やれやれ……」

娘の言動に父は困ったように笑う

娘「ねぇ……パパ?」

父「ん?」

娘「デザート欲しくないですか?」

父「何言ってんだ……ケーキ食べただろ?」

娘「うふふっ……違うデザートだよ♪」

そう言うと娘はパジャマのボタンを外し胸を出す
大きくハリのある胸を目の当たりにした父は無意識の内に吸い付いていた

娘「あんっ……」

父は娘の腰に手を回し胸を吸い続ける
その姿を娘は笑顔で見つめていた

娘「パパ……赤ちゃんみたい……」

父「……」

娘「ふふっ……可愛い……」

胸に吸い付く父の頭を娘は優しく抱きしめた

しばらくの間娘はされるがままになっていたが、やがて父の頭をそっと押し戻す
その娘の行動に父は寂しそうな顔を見せた

娘「そんな顔しないの……私もデザート欲しくなっちゃった……」

膝から降りた娘は父の前に跪く
そして父のズボンを下着ごと下ろすとぺニスに頬を寄せた

娘「……いただきます♪」

再び娘の奉仕が始まる
娘は先ほどよりも激しく顔を上下に動かす
リビングには唾液が奏でる水音が広がっていた

娘「んっ……んんっ……」

時おり父を見上げ自分の淫らな顔を見せつける娘
父は背徳感とそれを遥かに上回る快楽を味わっていた

ひとしきりぺニスに奉仕した娘が立ち上がる

娘「パパ……下の口でも食べさせて……」

パジャマに手をかけた娘がそう言って笑う

父「あぁ……いいぞ」

父の返事を聞いた娘がパジャマを脱ごうとした時だった
家の外から車のエンジン音が聞こえ娘の顔から表情が消えた

娘「チッ……」

小さく舌打ちした娘が忌々しそうに窓を睨み付ける

父「……」

娘「パパ……先に部屋に行ってるね?」

父「……分かった」

娘「じゃあ……後でね……」

父の頬に軽く口づけした娘はリビングを出ると二階の自室へと向かった

娘と入れ替わるようにリビングに現れたのは娘の母だった
夫婦の仲は既に冷えきり、いつ離婚してもおかしくはない状態にある
会話をしてもお互いに目を合わせる事はほとんど無かった

父「……今日は帰ってきたのか?」

母「ご心配なく、すぐに出掛けるわよ」

父「……」

母は小さいながらもバーを経営しており、父と同程度の収入を得ていた
そして娘が生まれてからは父に興味を無くし何人もの愛人を作り外泊生活を続けている

父「……じゃあ……何しに来たんだ?」

母「あははっ♪……あなたに何の関係があるのかしら?」

挑発するような妻の笑顔
父は苦虫を噛み潰したような顔で怒りを堪える

母「うふふっ……下着を取りに来たのよ」

父「……」

母「あなたが見た事の無い……凄ぉくエッチなヤツよ♪」

父「……勝手にしろ」

母「あらあら、亭主公認の浮気なんて興奮しちゃうじゃない♪」

父「……」

バカにしたような笑顔の妻をリビングに残し、父も二階へと向かった

父は二階にあるかつては夫婦の寝室として使っていた部屋に居た
ベッドの上で天井を眺めていると、やがて車のエンジン音が聞こえ遠ざかっていった

父「……」

緩慢な動作で立ち上がった父が部屋の扉を開ける
すると娘も自室の扉を開き父の方を見ていた

娘「パパ……」

まるで娘に導かれるように父は足を進める
娘は部屋の入り口で全裸のまま父を迎えた

父「……」

娘「またあの女にイヤな事を言われたんだね……」

父「……」

娘は父の体を優しく抱きしめる

娘「大丈夫だよ……パパは私が守ってあげるから……」

父「……あぁ」

娘「愛してるわ……パパ」

父「……俺もだよ」

父と娘は見つめ合い、唇を重ねるとベッドに倒れこんだ

二人は日付が変わる頃まで激しく愛を確かめあった
父は鬱憤を晴らすように何度も娘の中に精を放ち、娘は荒々しい父に抱かれ何度も絶頂を迎える
疲れはてて眠る父の腕の中で娘は幸せそうな顔をしていた

娘(パパ……凄かったな……)

娘(危ない日なら妊娠したかも……)

下腹部に手を当てて娘が微笑む
その顔は我が子の誕生を願う母親の様だった

娘(……バカな女ね……こんなにいい男を放っておくなんて……)

娘にとって理想の男である父親
その妻でありながら夫を満足させられない母親は娘の憎悪の対象だった
唇の端を吊り上げ娘が冷酷な笑みを見せる

娘(本当に……死ねばいいのに……)

次の瞬間、娘はいつも通りの愛らしい表情に戻る

娘(……パパの事は私が支えてあげるからね……)

心の中でそう呟くと娘は父の胸に頬を寄せ目を閉じた

それから数ヶ月、迎えた父の誕生日に家族関係は終わりを告げた
毎年誕生日には休暇を取り、父と娘はささやかなパーティーを開いていた
母親もこの日だけは最低でもプレゼントだけは置いていた

父「……」

娘「……」

しかしこの年は何も用意されていなかった
少し落胆した様子の父を見た娘は怒りを募らせる

娘(あのクソ女……ついにやってくれたわね!!)

憎悪の対象であっても娘は母に僅かな期待をしていた
だがその期待は儚く崩れ、娘の中で母親は完全な他人になる

娘(ダメだ……やっぱり私が喜ばせないと……)

父の為に用意したプレゼントを娘が渡す
お小遣いを貯めて買った少し高級なネクタイ
箱を開けた父はとても嬉しそうな顔を見せた

父「凄いな、結構いいネクタイじゃないか」

娘「えへへ……パパに似合うと思って奮発しちゃった♪」

父「……ありがとな」

娘「んーん、パパが喜んでくれて私も嬉しいよ?」

そう言った娘を父が強く抱きしめる

父「お前はいい子だな……もしもお前が……」

娘「パパ……」

父「……さぁ、ご飯を食べよう」

娘「……うん♪」

二人は笑顔を見せ合うと食事の準備を始めた

この日の娘は食事でも入浴でも父に尽くした
少しでも喜んで欲しい、少しでも気持ちよくなって欲しい
娘はその一心で父に奉仕を続けた

娘「んっ……パパ……」

父「あぁ……気持ちいいよ……」

ソファーに座った父に跨がり娘は体を揺らす
父もまた下から突き上げるようにして娘の膣内の感触を楽しんでいた

娘「ん…あっ……パパ……私の事……好き……?」

父「もちろんだ……愛してるよ……」

娘「……あの女より……好き……?」

父「……」

今まで避けていた質問を娘は口にする
暗に離婚を望む様な台詞
それは父を傷つけると考えていた娘は今まで聞くことができずにいた

娘「パパ……?」

父「あぁ……お前の事を誰よりも愛してるよ」

その言葉を聞いた瞬間、娘の心は歓喜に包まれた

母親に勝った
父は母ではなく自分を選んだ
娘は幼い頃から憧れていた父の女になれた喜びに心を震わせる

娘(パパの女は私だ……)

娘(パパは私の男だ……)

好きな男に選ばれた喜びから娘はさらに激しく体を揺らす

父「あっ……そんなに動いたら……」

娘「出して……パパの精子で孕ませて……」

父「お前……うっ……」

娘「私はパパの女だもん……パパの子供を産みたいの……」

父「くっ……あっ……イク……」

娘「んっ……イっていいよ……いっぱい出して……」

父「あっ……出るぞ……あぁっ……うぅっ!!」

娘の膣内に大量の精液が放たれる
子宮に感じる熱い液体に娘も大きな快楽を得ていた

娘はタガが外れた様に繰り返し父を求め続けた
様々な体位で父に抱かれ膣内での射精をせがむ
そして時計が0時を過ぎた頃、ようやく二人は体を離した

父「……なぁ」

娘「なぁに?」

父「大丈夫な日なんだよな?」

娘「…………さぁ?」

父「おいおい……」

娘「うふふっ……大丈夫だよ♪」

父「あまり脅かすなよ……」

父と娘がそんな会話をしていると外から母の車の音が聞こえてきた
娘は挑戦的な笑みを浮かべると服装を整えリビングの扉を見つめる

父「おい、アイツが帰って……」

娘「言ったでしょ?」

父「……」

娘「パパは私が守ってあげるって……」

父の言葉を遮った娘は余裕の態度で母を待ち受けた

しばらくするとリビングの扉が開き母が姿を見せた

母「あら……久しぶりじゃない」

娘「……」

母「子供は早く寝なさいよ」

娘「……何で戻ってきたの?」

母「はぁ?」

娘「役立たずが何しに来たのかって聞いてるのよ」

母「役立たず?……誰の事を言ってるの?」

娘「旦那を満足させられないアンタの事に決まってるでしょ?」

母「……それが親に対する……」

娘「親ですって?……笑わせないでよ」

母「アンタいい加減に……」

娘「私にとって親はパパ一人だけよ……私はアンタを親だと思った事は一度も無い!!」

母「……」

父「おい、もう止めなさい」

娘「パパ、心配しなくていいよ……私がこの売女をちゃんと追い出してあげるから……」

母と言い合いを続ける娘の表情は子供の物ではなかった
娘は自分の男を守る事を決意した女の顔をしていた

父を背中に庇うようにして娘は母と対峙する
母は怪訝そうな顔で二人を見ていた

母「何よ……ずいぶん仲がいいのね?」

娘「当たり前でしょ、今だって二人でパパの誕生日を祝ってたんだから」

母「……あぁ、アンタ誕生日だっけ?……でもプレゼントもらって喜ぶ年じゃないでしょ?」

娘「黙んなさいよ」

母「……アンタさっきから何なの?」

娘「パパはアンタより私の方が好きだって、いつまでも女房面してんじゃないわよ」

母「……は?」

言われた事が理解できない母に対し、娘は下腹部に手を当て妖艶な笑みを見せる

娘「さっきまで……いっぱい可愛がってもらったんだから……」

母「アンタ逹……まさか……」

娘「あーぁ、邪魔者が来なければもっと愛し合えたのに……」

娘の言葉に母の顔は青ざめ驚愕していた

母の表情が驚愕から次第に嫌悪へと変わる
まるで汚い物を見るような目で娘を見て言葉を吐き捨てた

母「気持ち悪い……アンタ逹狂ってるわよ……」

娘「気持ち悪い?狂ってる?……それはアンタの方でしょ?

母「……どういう意味よ」

娘「いろんな男にパカパカ股開いてさ……そんなにチンポが欲しいならその辺の浮浪者にオネダリしたら?」

娘「哀れなメスブタのゼロ円マンコで遊んで下さいって……薄汚いアンタにはお似合いの相手じゃない♪」

母「この……クソガキが!!」

激昂した母が手近にあった花瓶を掴む
それを見た父は反射的に娘を庇った

父「危ない!!」

娘「パパ!?」

母の投げた花瓶は父の背中に当たり砕ける
その姿を見た娘はキッチンに走ると包丁を片手に戻ってきた

包丁を手にした娘が険しい顔で母を睨み付ける

娘「お前……よくもパパを……」

母「ちょっと……冗談は止めてよ……」

娘「よくも私の男を…………殺してやる!!」

父「よせ!!止めるんだ!!」

母に飛び掛かろうした娘を父が後ろから抱き止める

娘「離してパパ!!何であんな女を庇うのよ!!」

父が明確な殺意を向けられ動けなくなった母に向かい叫ぶ

父「何してるんだ!!早く逃げろ!!」

娘「ダメよ!!アイツはここで殺すの!!」

父「早くしろ!!」

父の声に後押しされた母は慌ただしくリビングを飛び出す

娘「逃げるな!!お前はここで死ね!!」

父「もう止めるんだ!!」

必死に娘を抱き止める父
その間に母は車に乗り込み猛スピードて逃げていった

車のエンジン音が聞こえなくなると娘の体から力が抜け包丁が滑り落ちる

父「……大丈夫か?」

娘「うん……大丈夫だよ……」

さっきまでの険しい表情は消え失せ、娘はいつも通り愛らしく微笑む

娘「パパ……私を守ってくれたんだね?」

父「……あぁ」

娘「私が人殺しにならないように……ありがとね……」

そう言って娘は父と唇を重ねた
数分間はそのままだったが、娘は不意に玄関に向かうと鍵を閉めドアチェーンを掛ける

娘「もう誰も来ないしね……ちゃんと戸締まりしなくちゃ……」

父「あぁ……そうだな……」

娘「パパ……もう一度愛して……」

父「……分かった」

二人は手を取り合うと二階へ続く階段を上り始めた

二階に上がると娘は自室ではなく父の寝室に向かう

父「おい、そっちは……」

娘「こっちでいいの♪」

今まで決して足を踏み入れなかった夫婦の部屋
父の女になった事で娘は初めて入る気になれた

娘「……」

室内に入ると無言で服を脱いだ娘がベッドに上がる
そして父に向け両手を伸ばし呼び掛けた

娘「パパ……おいで♪」

父「……」

父もまた無言で服を脱ぐと娘に近づいた

娘「……パパはここで私を作ったんでしょ?」

父「……」

娘「だから……ここで私を愛して……」

父「分かったよ……」

ベッドに横たわる娘を慈しむように
父は優しく娘の体に指を這わせた

その後、明け方近くまで二人は抱き合っていた
娘は父の腕に抱かれ目を閉じ、父は優しい顔で娘を見ていた

娘「……」

父「……寝たか?」

娘「んーん……起きてるよ……」

父「そっか……」

娘「……パパ」

父「ん?」

娘「パパの会社って外国に支社があったよね?」

父「あぁ、人手不足みたいだけどな……」

娘「私……学校辞める」

父「お前……何を……」

娘「それで外国に行こうよ……私達の事……誰も知らない場所に……」

父「……」

娘「ダメ……かな……?」

不安そうに娘は父を見つめる
父はそんな娘を安心させる笑顔を見せた

父「……すぐには無理だぞ?」

娘「……うん♪」

父の言葉に安堵した娘は笑顔のままやがて眠りに落ちていった

それから一年の月日が流れた
父は滞りなく離婚の手続きを終えると娘を連れ海外の支社へ異動した

父(今日は早く帰れたな……)

希望者の少ない海外勤務
そこに本社から重要なポストにいた人物が来るという事で、父は破格の待遇で迎え入れられた

父(しかし……もうすぐ夏なのに冷えるな……)

月収も本社勤務時より上がり、今では郊外に一軒家を所有していた
その家に向かい父は車を走らせる

父(……ちゃんと暖かくしてるかな……)

娘を心配する父は少しでも早く顔を見るため車のスピードを上げた

家に着いた父はゆっくりと玄関の扉を開ける
次にリビングに通じる扉を開くとそこに娘の姿が見えた

父(何だ……寝てるのか……)

部屋の中では娘が暖炉の前でロッキングチェアに座り目を閉じていた
そして小さく揺られながら眠る娘は両手で赤ん坊を抱えていた

父「……」

娘を起こさないように父は慎重に近づく
しかし床が軋んだ音で娘は目を覚ました

娘「んっ……」

父「悪い、起こしちゃったか?」

娘「ごめんねパパ……寝ちゃってた」

立ち上がろうとした娘を父が手で制する

父「……ただいま」

娘「……お帰りなさい」

二人は笑顔で見つめ合い、小さく唇を合わせた

二人の唇が離れると娘の腕の中で赤ん坊が小さな声を上げた

娘「あ……ごめん、起きちゃったね?」

父「ふふっ……ただいま」

娘「ほら、お爺ちゃんが帰って来ましたよ♪」

父「お……お爺ちゃんって……」

娘「あら、私の娘だもん……パパから見たら孫になるでしょ?」

父「ん……」

娘「あっ、でもパパの娘でもあるから私の妹なのかな?」

父「あんまりイジメないでくれよ……」

父の困った顔を見て娘がイタズラっぽく笑う

娘「ごめんなさい、パパの困り顔が可愛いんだもん」

父「やれやれ……」

娘「うふふっ♪」

しばらく赤ん坊を見ていた娘の表情が急に翳る

父「……どうした?」

娘「パパ……私……怖いの……」

父「怖い……?」

父を見る娘の瞳は微かに揺れ、怯えの感情が見てとれた

父は娘の正面で片膝をつき目線を合わせる
娘は細かく体を震わせ、泣きそうな顔をしていた

父「どうした?何が怖いんだ?」

娘「私にもあの女の血が流れてる……だから……」

父「……大丈夫だ」

娘「でも……私……この子をちゃんと……」

父「お前はアイツとは違う……」

娘「パパ……」

父「俺の妻として、この子の母親として……ちゃんと育てていけるさ」

娘「……」

父「それに俺はお前を育てた経験があるからな、色々と手伝ってやれるぞ?」

娘「そっか……そうだよね……」

ようやく娘が安心して笑う
父もその笑顔に応えるように笑う

娘「愛してるわ……アナタ」

父「……俺もだよ」

そう言うと二人は再び唇を重ねた

終わり

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom