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日野茜(24)「あ、プロデューサー!ここです、ここ!」
茜「おはようございます!休日なのにお呼びだてしてすみません」
茜「……そうですね、確かに私が用件を伝えずにプロデューサーとこうして会うのは珍しいですよね」
茜「この土手、覚えてますか?」
茜「そうです。私とプロデューサーが初めて出会って、私のアイドル活動のスタート地点となった場所です!」
茜「この道をずっと進んで行くとラグビー場があります。私はそこへ走って行く途中でした」
茜「そんな時にプロデューサーに声をかけられたんですよね」
茜「始めはプロデューサーが何を言っているのか理解できませんでした。当然ですよね?それまでラグビーに打ち込んでてアイドルのアの字も知らなかったんですから」
茜「でも、そこから私の世界は大きく変わりました」
茜「歌を歌ったり踊ったり。グラビアも撮ったしお芝居もしましたし」
茜「私に合わせてラグビー関連のお仕事も幾度となく取ってきてくれましたね」
茜「今ここに『アイドル日野茜』がいられるのもプロデューサーのおかげです。本当にありがとうございます」
茜「ラグビー関係のお仕事と言えば、この間特番でインタビューをさせていただいたじゃないですか?」
茜「引退するラガーマン、彼を支えた家族の絆というやつです」
茜「現役中、私も彼のファンでありましたし、その彼にインタビュー出来た事はとても嬉しかったです」
茜「引退するか現役を続けるか。ラグビーが好きだからこそ、プロであるからこその苦悩。私にはまだそれを理解出来るだけの経験は有りません」
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