【モバマスSS】文香は本当にどんな環境でも読書に集中できるのか (44)

※ということをネタに適当に騒いだりするだけのSSです
※一部キャラ崩壊や他作品のパロディなどあり


モバP(以下P表記)「ということで特別ゲストをお呼びしております」

ありす「文香さんに実験をすると聞いて飛んできました」

美嘉「何でアタシ呼ばれたんだろ・・・」

菜々「ふ、普段は実験される側なのに、まさか実験する側に回れる時が来るなんて・・・!」

P「ああ菜々に対する実験のネタはあるからそのうちな」

菜々「ちょっとどういうことですかプロデューサーさん!」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1484499379

P「ということで今回のターゲット・・・文香は、事務所のソファで本を読んでいます」

ありす「何で英語の教科書に出てくる日本語訳みたいな喋り方になってるんですか」

美嘉「これはペンですか?」

菜々「いいえ、それはメアリーです」

ありす「何で間違えたんですか!?」

P「ケンは向こうでテニスをしています、一人で」

ありす「ケン君に一体何があったんですか!?」

美嘉「それで、文香さんは何を読んでるの?ブックカバーがかかってるけど・・・」

P「俺が貸した『模倣犯』だな、さっき読み始めたばかりだ」

ありす「なるほど、文庫版で5冊あるので読むのに時間がかかりますし、しばらくは動かなさそうですね」

菜々「でも有名な作品なのに文香ちゃんがまだ読んでなかったってのが不思議ですね」

P「さて、今回のコンセプトを説明すると、某所で文香の紹介文に『どんな環境でも読書に集中できる』ってのがあってな」

美嘉「読書中の文香さんってほんとに動じないよね・・・」

P「なのでそれが本当なのか、集中できない環境があるとしたらどういうものなのかを探る実験だな」

P「まあ以前までと違って、読書中に話しかけてもちゃんと反応することも多くなったけどな」

菜々「どこまでやっていいんですか?」

ありす「菜々さんノリノリですね・・・」

P「まあ単純に視覚・聴覚・嗅覚・味覚・触覚のどれかに影響を与える方針になると思うんだが」

菜々「その中でどれを使うんですか?」

ありす「その中でどれを奪うんですか?」

P「なんか立海大付属の部長っぽいのがいるんですけど。コワイ!」

P「・・・まあ、読書してる以上視覚に働きかけるのはなしだよなあ」

美嘉「いきなり薄暗くなったりとか、目の前を何かが横切ったりとかして読書に集中できるはずないもんね」

菜々「味覚・・・文香ちゃんは読書中に何か飲んだり食べたりするんでしょうか?」

P「普通にお茶とかクッキーとか片手に読んだりするけど、人から借りた本を読んでるときは本が傷まないように飲食はしないはずだ」

ありす「さすが文香さんです」

菜々「じゃあ味覚はなしですね」

美嘉「触覚・・・誰かに触られたりとか?」

P「それをやるとえっちい方向に行きそうだからなしで」

ありす「アイドルの誰かが、例えば髪の毛をいじるくらいならいいのでは?」

P「おっ、それ採用。前髪を上げてみるとかもいいかも」

美嘉「前ラジオに出てもらった時も見たけど、文香さんって前髪上げるとほんっとキレイなんだよねー、まつ毛も長いし」

菜々「ではこんな感じでアイデアを出していって、その中から選んで実行する感じですかね?」

P「だな。あと、例えば急に寒くするとか暑くするとかは文香の体調を考慮してNG」

P「あと文香が素で嫌がりそうなこともNGで。酷い臭いをかがせるとか」

ありす「この部屋の酸素濃度を下げたりとか・・・」

P「この部屋で何する気だよお前。スタンド使いか何かか?」

菜々「関係ないですけど、アイドルの持ち歌でスタンド名っぽいのありますよね」

P「この3人だと・・・ありすくらいかなあ」

菜々「私の『イン・ファクト』で『事実』を『改変』したッ!!」

P「あと『エヴリデイドリーム』は精神感応系の最強クラスのスタンドだと思う」

菜々「すごくよくわかります」

美嘉「さっきから何言ってるのか全然わかんないんだけど」

~十数分後~

P「じゃあ出た案をまとめて・・・順番はどうする?」

菜々「面白そうなのはできるだけ後に回しましょう!」

美嘉「ナナちゃん、さっきからほんとに生き生きしてるよね」

ありす「ええと、じゃあ・・・こんな感じでしょうか?」

P「うん、そんなとこじゃないか?じゃあ上から順に行こうか」

菜々「・・・この最後のやつ、本当にやるんですか?」

ありす「任せてください」

P「あ、ちなみに実行する項目によっては他のアイドルに協力してもらったりするからな」

P「あと大事なことだが、この実験をすることは文香にも伝えてあるし許可も取ってある」

ありす「まあ普通に読書を邪魔されるのって嫌なものですからね」

P「文香も意外とノリノリで『私が読書するのを止められるかな・・・?』とか言ってたぞ」

美嘉「なんかキャラおかしくない!?それ本当に文香さん!?」

P「ではまず・・・美嘉、この箱を」

美嘉「えっ?ケーキの箱?とこの袋は・・・ああなるほど」

P「じゃあ頼んだぞ美嘉」

美嘉「うん!じゃあいただきまーs」

菜々「ちがーう!」スパーン

ありす「美嘉さんが食べてどうするんですか!?」

美嘉「じょ、冗談だって・・・あとナナちゃん、ハリセンどっから出したのそれ」

P「いやーそういうネタを外さないあたりさすが美嘉だな」

美嘉「でしょー?じゃあ今度こそ行ってくるねー★」


美嘉「みんなー!ケーキあるから一緒に食べよー!」

みりあ「え!?ケーキ!?」

薫「やったー!」

莉嘉「さっすがお姉ちゃん!大好きー☆」

千枝「美嘉さん、ありがとうございます」

みりあ「わたしイチゴのがいいー!」

仁奈「仁奈はこのクマさんが乗ってるのが欲しいでごぜーます!」

こずえ「こずえはねー・・・えーっとねー・・・」

ありす「・・・・・・」ウズウズ

P「ありす、混ざってきていいぞ」

ありす「ほ、本当ですか!?」

P「ありすの好きそうなイチゴとラズベリーのタルトが」

ありす「行ってきます!」ダッ

菜々「・・・癒されますね~」

P「ほんとにな、されこれで相当騒がしくなったが文香は・・・」


文香「・・・・・・」モクモク

P「相変わらず集中してるな、しかしここからがこの作戦のキモだ!」

美嘉「さーて、アタシはお茶でも淹れようかなー」

桃華「美嘉さん、私も手伝いますわ」

美嘉「ありがとう桃華ちゃん、じゃあその間にみんな手え洗ってきなー」

一同「はーい!!」

美嘉「茶葉は持ってきたからこれ使おっか」

桃華「ええ、では・・・えっ!?こ、これは!?」

美嘉「え?プロデューサーが渡してくれたんだけど・・・もしかしてけっこういい茶葉だったりする?」

桃華「こ、これほどの茶葉は家でもめったに使いませんわ・・・」


P「美嘉に渡したのはある企画で使った100g2万円ほどの超高級茶葉だ」

菜々「2万!?」

P「まあご祝儀価格みたいなもんだけどな、さてこの紅茶の匂いに文香は反応するかな?」

菜々「そ、それは置いといて後でその紅茶ナナにも飲ませてもらえると・・・」

美嘉「いやーお茶淹れるだけなのに緊張したなー」

桃華「私もですわ・・・さてみなさん、冷めないうちにどうぞ」

薫「いただきまー!!」

一同「いただきまーす!!」

みりあ「うーん、おいしー!!」

莉嘉「あっまーい!」

千枝「紅茶もおいしいです!」


菜々「ああ、紅茶のすっごくいい匂いが・・・」

P「小学生でこんな贅沢するとはけしからん」

菜々「自分で用意しておいて何言ってるんですか」

菜々「・・・そういえば莉嘉ちゃんって何でありすちゃんと同い年で中g」

P「それ以上いけない」

P「さてこの騒がしさと紅茶の匂いのダブルパンチ、果たして文香は・・・」


文香「・・・・・・」モクモク


P「ですよねー」

菜々「まあ予想の範疇でしたよね」

P「じゃあ美嘉とありすが戻ってきたら次いくかー」

菜々「そ、その前に紅茶!紅茶だけでも・・・!」

~十数分後~

美嘉「やっぱダメだったかー」

P「まあまだ序盤だしな」

ありす「ケーキも紅茶も美味しかったです!」フンス

菜々「目的忘れちゃってませんか?」

P「じゃあ次は・・・ん?ちょっと待て」

美嘉「あれは・・・雪美ちゃんとこずえちゃん?」

菜々「本を持って文香さんの方へ・・・あ、こずえちゃんが隣に座りましたよ!?」

P「雪美はさらにその隣・・・これは予想外の展開だが、ちょっと様子見てみよう」

ありす「雪美さんの持ってる本はカバーがかかってますが・・・こずえさんの方は絵本みたいですね」

美嘉「あ、でもこずえちゃんは眠たそう、ケーキも食べたし・・・あ、寝た」

P「文香に寄りかかって寝ちゃってるな・・・なにこれ癒される」

菜々「あ、文香ちゃんが使ってた膝掛けをこずえちゃんにかけてあげましたよ」

P「さすが文香、しかしこれは集中を乱されたという感じではないなあ」

美嘉「あの3人を見てるとなんか、ほのぼのするよねー」

ありす「・・・・・・」ウズウズ

P「ありす、混ざってきていいぞ」

ありす「ほ、本当ですか!?」

P「じゃあ読書用にこの『十角館の殺人』を」

ありす「行ってきます!」ダッ

美嘉「・・・なんかこの企画で一番楽しんでるのってありすちゃんな気がしてきたんだけど」

菜々「まあいいことじゃないですか、ありすちゃんは少しくらいああやってはしゃぐべきなんですよ」

P「ありすも文香の隣に座って読書を始めたが・・・文香は動じないな」

菜々「さすがですね」

P「まあありすはあのままにして次行くか」

美嘉「えーっと、じゃあ次は・・・これって本当にできるの?」

P「まあ大丈夫だろう、じゃあ芳乃ー」

芳乃「はいー」ピョコン

菜々「相変わらず神出鬼没ですねえ」

P「芳乃って地震とか起こせる?」

芳乃「ふむー、できないことはないですがー、どのような目的でー?」

美嘉「さらっと『できないことはない』って言ったよこの子」

P「文香にちょっかい出すだけなんだが」

芳乃「そのようなことを私が了承するとお思いでー?」

P「ところでここにめちゃくちゃ美味しい玉露の茶葉と『やみつきしみかりせん』があるんだが」

芳乃「震度はいかほどでー?」

菜々「変わり身早っ!?」

P「そうだな、ここ震源で震度3くらいにしとくか」

美嘉「ちなみにその玉露って」

P「ああ、これは100g3000円ほどだ」

菜々「なんでそんな高級茶葉ばっか持ってるんですか・・・あ、じゃあナナがお茶淹れますね」

芳乃「お願いいたしますー」ポリポリ

美嘉「さっそく食べちゃってるけどほんとに地震なんて・・・うわっ!?」グラグラ

菜々「ええっ!?ほ、ほんとに地震ですよプロデューサーさん!」

P「おお、震度3でもけっこう揺れがあるな・・・ちなみにどうやったんだ?」

芳乃「ここの地脈を司る龍神様にお頼みしようかとも思ったのですがー」

P「なにその強烈なコネクション」

芳乃「他に被害が出ますゆえー、室内に結界を張りましてー、結界内を直接揺らすことにいたしましたー」

美嘉「芳乃ちゃんの口から『龍神』とか『結界』って言葉が出てももう何も驚かないのが怖いよね」

菜々「改めてとんでもない子ですね芳乃ちゃんは・・・あ、お茶どうぞ」

芳乃「いただきますー」ズズズ

美嘉「それより文香さんどころか、他の3人も全く動じてないんだけど」

P「凄いなあいつら」

P「じゃあ次は・・・ええと、こいつが必要だな」ドン

菜々「七輪ですか、風情ありますねえ」

美嘉「しかも3個も・・・」

P「同じ七輪が3個・・・来るぞ遊馬!」

菜々「来ないぞアストラル!」

美嘉「で、何焼くの?」

P「では食材の紹介に参ります」

P「浅利七海様ご提供、北海道産の真ホッケの干物と千葉県産の地ハマグリ」

P「星輝子様ご提供、自家製のエリンギ・ブナシメジ」

P「三村かな子様ご提供、『マシュマロキッチン』のプレーンマシュマロ」

P「及川雫様ご提供、及川牧場特製のバター」

P「あとは家にあった醤油の『紫峰』を持ってきた」

菜々「なんでこんな本格的なんですか」

美嘉「でも室内で七輪って大丈夫なの?」

P「こんなこともあろうかと換気扇の増設によりこの部屋の換気性能を向上」

P「さらに窓の開閉の遠隔操作システム、一酸化炭素およびその他有毒ガスの検知システムを設置済みだ」

菜々「だからなんでそんな本格的なんですか」

P「さて不完全燃焼しないようにしっかり炭に火をつけて・・・網焼きでいいよな、ガンガン乗せちまおう」

美嘉「ブナシメジはホイル焼きでいいかな?手で適当に割いて・・・あとはバターをひとかけら」

P「美嘉が手で割いたブナシメジってだけでファンに高く売れそうだな」

菜々「それを言ったら輝子ちゃんが育てたって時点で・・・」

美嘉「はいはい、それよりハマグリもういいよ?仕上げに醤油を1たらっと」

菜々「1たらっとってどういう単位なんですか!?」

P「エリンギも適当に割いて乗せて、ホッケもいい感じに仕上がってきてるな」

菜々「ああ、すごくいい匂いが・・・」

P「そしてこの状況を生み出すことにより召喚されるのは・・・!」

早苗「あたしも混ぜろーっ!」バンッ

楓「どうも、お邪魔します」

菜々「昼間っから酒瓶担いだ人が現れましたよ!?」

未央「なーんか面白いことやってるみたいじゃん?あ、これ差し入れだよー」

P「じゃがいも、だと・・・はっ、じゃがバターの予感!!」

輝子「ヒャーッハハハハ!ウチの子たちの出番と聞いて飛んできたぜェー!!!!」

美嘉「あっ輝子ちゃん、キノコありがとねー★」

フレデリカ「昼間からすごいことやってるねー」

美優「お疲れ様です、プロデューサーさん・・・何かお酒が飲めると聞いて」

瑞樹「もーっ、どうしてこんな楽しそうなことに呼んでくれないのよプロデューサー君は」

菜々「どこから聞きつけてくるんですかほんとに」

P「あと近所のスーパーでやっすい牛カルビ買ってきた」

菜々「こういうのでいいんだよこういうので」

P「さあ焼くぜーどんどん焼くぜー」

早苗「あーお酒が進むわー」

美優「ほんとうに・・・どれも美味しいです」

輝子「ウ、ウチの子たちも・・・こんなに立派になって・・・フヒ」

未央「あ、お肉もう焼けてるよプロデューサー」

菜々「いやー楽しくなってきましたね、お酒が飲めないのは残念ですけど・・・」

ちひろ「いやー本当に楽しそうですねえ」

P「ええ全く・・・えっ!?」

美嘉「ち、ちひろさん!?」

ちひろ「プロデューサーさん、今日はお休みでしたっけ?私の記憶違いでなければ今は勤務時間中のはずなんですが」

P「・・・・・・えーっと」

ちひろ「それなのにアイドルたちを巻き込んで半ば酒盛りみたいな・・・」

ちひろ「言 い 残 す こ と は あ り ま す か ?」ニコニコ

P「くっ、こうなったら・・・未央!楓さん!」

未央「まあまあちひろさん」ガシッ

楓「そう堅いことを言わずに」ガシッ

ちひろ「い、いつの間に背後に!?」

P「そして、早苗さん!」

早苗「まあまあ駆けつけ一杯」

ちひろ「えっ、ちょ、ちょっと、んぐっ!?」グビッ

ちひろ(の、飲んじゃった、勤務時間中に・・・)

早苗「ふふふ、私の地元の銘酒、久保田のお味はどうかしら?」

ちひろ「に、日本酒なんかに、負けたりしないんだからっ!」

P「じゃあそんなちひろさんにはこれを」

ちひろ「今度は何を、んむっ!?」

P「さあ、日本酒を飲んだ後にいい具合に焼けたホッケは沁みるでしょう」

ちひろ「こ、こんな程度で・・・」

早苗「まあまあお酒どうぞ」

P「まあまあハマグリどうぞ」

早苗「まあまあお酒どうぞ」

春菜「まあまあメガネどうぞ」

P「まあまあシメジどうぞ」

早苗「まあまあお酒どうぞ」

P「まあまあお肉どうぞ」

早苗「まあまあお酒どうぞ」

~数分後~

ちひろ「くやしい、でも・・・」ビクンビクン

菜々「やっぱりお酒には勝てなかったよ・・・」

P「ちひろ討ち取ったりー!!」

菜々「あれ?ちひろさんなんでメガネかけてるんですか?」

美嘉「これ後が怖いよね・・・」

P「まあちゃんと仕事は終わらせてるし大丈夫だろ、ちひろさんの分の仕事は後で引き継ぐし」

P「さあ、さっきの紅茶とはまた別の食欲をそそる匂いに加え酒豪たちの大量召喚・・・これでどうだ!?」


文香「・・・・・・」モクモク


P「いや強すぎるだろこれ・・・あれ?雪美とありすは?」

ありす「マシュマロってどうして炙るとこんなに美味しいんでしょうね」モグモグ

雪美「・・・ほんと・・・おいしい・・・」

菜々「い、いつの間に・・・」

ありす「いえ、こちらが凄く楽しそうだったので文香さんにも声をかけてみたんですけど」

ありす「『読書中ですし、それにこずえちゃんもまだ寝ているので』とのことで」

P「マジかー」

フレデリカ「ミカちゃんミカちゃーん」コソコソ

美嘉「あれ?どうしたの?今日はなんかおとなしいじゃん」

フレデリカ「ミカちゃんにお願いがあってー、もしこの後ありすちゃんが・・・」

P「さて、ありすが戻ってきたわけだがもう読み終わったのか?」

ありす「いえ、まだ序盤ですが、あそこまでされては読書を続けられませんでした」

菜々「こずえちゃんもどこか行っちゃいましたね」

P「じゃあ次は・・・この晶葉特製のヘビのおもちゃを使うか」

美嘉「いや、これおもちゃだってわかってないと普通に逃げるレベルなんだけど」

P「ちなみにこいつ、遠隔操作で本物みたいに動かせる」

ありす「ヘビの動きの再現って晶葉さんはほんとに何者なんですか・・・」

美嘉「コレって何のヘビなの?」

P「シマヘビって言ってたな。日本に普通に生息してるらしいぞ」

P「成長するとけっこう大きくなるらしいけど、これは幼蛇って設定で全長30cmくらいだ」

菜々「芳乃ちゃんといい晶葉ちゃんといい、ここのアイドルって凄い人多いですよね」

P「じゃあこいつを文香の足元まで・・・GO!」カタタタ

美嘉「え?何コレどうやって操作してるの?」

ありす「何かすごい複雑そうなコントローラーですね」

P「この日のために一週間練習した」

菜々「何やってるんですかほんとに」

P「よし、じゃあ適当に足元でウロチョロさせるか」

菜々「・・・全く反応しませんね」

美嘉「すごい集中力だねほんとに」

ありす「あ、あそこにいるのは・・・」

幸子「   」


P「あ、幸子がヘビ見て固まってる」

美嘉「確か前にロケでヘビから本気で逃げてたよね」

P「結局触るハメになってたけどな・・・とりあえず舌チロチロさせながら待機」

菜々「でも幸子ちゃん動きませんよ?」

P「・・・まさか」


幸子(ふ、文香さんの足元にヘビが・・・で、でも文香さん気づいてないし)

幸子(だ、誰か呼んで、い、いやその間に文香さんが咬まれるかも)

幸子(でも文香さんに声をかけようにも、ヘビに気づいてパニックになるかもしれないし、ヘビを刺激するかも・・・)

幸子(・・・覚悟を決めましょう!!)プルプル

幸子(せーのっ!)グワッ


美嘉「行った!」

P「しかも首の付け根と胴体の真ん中を同時に掴んでるぞ」

幸子(や、やりました!は、早く外に・・・あれ?何か感触が)

P「気づいたっぽいな、おーい、幸子ー!」

幸子「プ、プロデューサーさん!?」

P「そのヘビのおもちゃ持ってこっち来てくれるか?」

幸子「お、おもちゃ・・・?」

幸子「な、なんてことをしてくれるんですかプロデューサーさん!!」

P「いやーすまんすまん、まさかこんなことになるとは」

幸子「まったく、このボクが決死の覚悟をしてまで・・・」

ありす「でも幸子さん、かっこよかったです!」

幸子「えっ!?」

ありす「ヘビから逃げ出したかったのに、文香さんが咬まれないように捕まえようと思ったんですよね?」

幸子「そ、それは・・・」

美嘉「いやー、幸子ちゃんのこと見直しちゃったなー」

菜々「涙目でプルプルしながらもヘビに向かう幸子ちゃん・・・カワイイだけじゃなかったんですねえ」

P「いや、普通にスゲエって思ったわ。ごめんな幸子」

P「でも俺としては、自分の身に危険が及ぶような場合は他の人を頼ったり逃げたりしてほしいかな」

P「文香を守るためだったとはいえ、無害なヘビとは限らなかったわけだしさ」

幸子「み、みなさん・・・」ストン

P「幸子!?」

幸子「き、緊張の糸が切れて、こ、腰が・・・」

P「幸子、俺が運んでやるよ」

幸子「そ、それは助かりますけど・・・」

P「じゃあ美嘉、ちょっと手伝ってくれ。俺が右手と左足を持つから、美嘉は左手と右足を」

幸子「どういう体勢ですかそれ!?」

美嘉「オッケー★」

幸子「『オッケー★』じゃないですよ美嘉さん!?」

菜々「プロデューサーさん、ナナとしてはお姫様抱っこを希望します!」

幸子「ええっ!?」

P「そうだな、じゃあそこのソファまで、よっと」

幸子「プ、プロデューサーさん!?」

菜々「まあこれは勇敢でカワイイ幸子ちゃんへのご褒美ってことで」

幸子「うう・・・///」

ありす「顔真っ赤な幸子さんもカワイイですね」

幸子「あ、ありすさんまで・・・」

幸子「・・・なるほど、文香さんに実験ですか」

P「ああ、今までにやった作戦は全部失敗してるな」

幸子「とりあえず、ボクもその高い紅茶飲みたいですねえ」

P「お安い御用だ」

菜々「プ、プロデューサーさんがいつもより幸子ちゃんに甘い・・・」

P「まあ回復するまでケーキでも食べながらゆっくりしててくれ、俺たちは次の作戦に・・・」

幸子「次の作戦って何ですか?」

美嘉「えーっと、『文香さんを見つめながら容姿について褒めまくる』」

ありす「うわぁ・・・」

幸子「え?どうしてそれで集中が乱されるんですか?」

菜々「さすが幸子ちゃん、ブレませんね」

P「確かに幸子を褒め殺しても『フフーン!やっとカワイイボクの魅力を素直に認める気になりましたか!』ってなる感じだもんな」

幸子「実際そう言うと思いますけど・・・何か釈然としませんね」

P「じゃあ行くか、文香から少し離れたところで・・・」

美嘉「文香さんって髪キレイだよねー」

ありす「いつもさらさらでいい匂いがします」

P「アイドルになる前は特に手入れとかしてなかったのにあの髪を保ってたらしいぞ」

菜々「羨ましいですね・・・」

美嘉「顔も整ってるし・・・あのまつ毛自前だからね」

菜々「よく見ると文香ちゃんの目って少し青みがかってるんですね」

ありす「なんというか、神秘的ですね」

P「前にプロモーションの仕事した時の化粧品を使ってみてるらしいけど、正直必要ないよな」

菜々「文香ちゃんはしっかり化粧すると目立ちすぎますからね・・・」

美嘉「薄めにファンデーションとチーク乗せてる感じなのかな?あとリップも何か塗ってそう」

ありす「確かに唇もぷるぷるですね」

P「キスしたら気持ちよさそうなのかな?どうですかLiPPSの美嘉さん」

美嘉「ちょっ、それアタシに聞く!?」

ありす「どうなんですか美嘉さん?」

美嘉「あ、ありすちゃんまで!?」

美嘉(あ、あの文香さんの唇に・・・キ、キス・・・?)

美嘉「イヤイヤ、何考えてるのアタシってば」

P「お?どうした顔赤いぞ?」

美嘉「何でもないから!」

菜々「あと文香ちゃん、実はけっこうスタイルいいですよねー」

ありす「文香さん以上に実はスタイルいい人が何か言ってます」

P「しかも身長差けっこうあるから確かに菜々のほうがスタイルがいいとも言えるな」

菜々「い、いや確かにバストサイズは同じくらいでしたけど、文香ちゃんは腰がすっごく細いんですよ!」

美嘉「あー、確かにあれは凄いよね、ダイエットとか縁なさそう」

P「でもバストサイズと言えば実は美嘉が一番・・・」

美嘉「ちょっとプロデューサー!」

ありす「どういうことですか?」

P「いや、美嘉ってアイドルになる前ティーン向け雑誌のモデルやってたんだけど、その関係でサイズの逆サバ読んでてな」

ありす「え?ということは・・・」

P「しかもあれから成長もしてるし、確か今のサイズは・・・」

美嘉「ストップ!それ以上は本当にダメだからね!?」

幸子「あっ、戻ってきましたね・・・どうでしたか?途中から雑談というか自爆してるようにしか見えなかったですけど」

美嘉「うーん、何か恥ずかしい思いしただけな気がする」

菜々「ほんとですよ・・・」

ありす「えっ?今回は少しは効いてたじゃないですか」

美嘉&菜々「えっ?」

P「おお、ありすも気づいてたか」

ありす「当然です、文香さんの顔が少し赤くなってました」

P「本の文字を追ってるだけじゃないような目の動きもあったな」

ありす「確かキスの話をしてる辺りからだったと思います」

菜々「ま、全く気付きませんでした」

幸子「どんな観察力してるんですか」

幸子「ではボクはそろそろ・・・」

P「お?もう腰が抜けてたのは治ったのか?」

幸子「まああれだけ時間ありましたし・・・あ、結果だけ後で教えてください!」

P「おう、じゃあまた後でなー」

P「さて次は・・・美嘉」

美嘉「あ、ついに髪いじりいっちゃう?」

菜々「ナナも手伝います!えーっと、カールかけたりするのはまずいですよね」

美嘉「櫛とドライヤーと、リボン、カチューシャ、ヘアピン、シュシュってとこ?」

菜々「ウイッグってどんなのがありましたっけ・・・」

ありす「楽しそうですね二人とも」

菜々「他の人のキレイな髪をいじるのってすっごい楽しいんですよ!」

美嘉「だよねー」

P「ということで文香の髪形をアレンジしまくって撮影会する作業はじめるぞー」

ありす「おー」

美嘉「まずはスタンダードにポニーテールで!」

P「おお、これだけでだいぶ印象変わるな」

菜々「すごくすっきりしましたね」

ありす「でも前髪のボリュームと比べて少しアンバランスなような」

P「じゃあもうデフォで前髪上げとこう、ヘアピンでちゃちゃっとやっちゃって」

美嘉「了解~★」

菜々「あっこれいいですね、すごく可愛いです」


菜々「じゃあ次はリボンでくくって、おさげみたいな感じで」

ありす「後ろから見ると有香さんみたいですね」

P「でも有香と違って、なんか文学少女感増したよな」

美嘉「確かに・・・髪の長さの違いもあるのかな」


美嘉「じゃあ次はもう少し結び目を上げて・・・ツインテールみたいな?」

菜々「梨沙ちゃんみたいな髪形ですけど、これなんというか凄いですね」

P「文香の落ち着いた雰囲気と見事にかみ合ってないな」

ありす「なんなんでしょうかこの違和感・・・」

菜々「後ろでまとめて、編み込みも入れてみました!」

P「あっヤバイこれご近所の優しくてキレイなお姉さん枠だ」

ありす「どういう表現なんですか・・・」

美嘉「プロデューサーの好みだったりする?」

P「どストライクです、いたずらされたり甘やかされたりしたい」

菜々「へぇ~、そういうご趣味が」

P「菜々とは真逆のタイプだな」

菜々「そ、それはどういう!?」

P「菜々はいたずらしたり甘やかしたりしたいタイプだしなあ」

美嘉「あ、なんかわかるかも」

菜々「プ、プロデューサーさんが、ナナにいたずら・・・?」

菜々(そ、それはまさかあんなことやこんなことを)

P「ん?菜々、何を想像してるんだ?まさか」

菜々「えっ!?い、いえ違います!こ、これは」

P「安心しろ菜々、そういう意味でのいたずらじゃなくてちゃんといやらしい意味でのいたずらだ」

菜々「・・・何も違ってませんでした!?」

ありす「いやらしいいたずら・・・?」

美嘉「あー、ありすちゃんにはまだちょっと早いかなー」

P「ん?美嘉には早くないのか?」

美嘉「そ、そういう意味じゃ・・・」

P「さて、髪形を弄りつつついでにちょっときわどいトークとかしてみたけど、反応はさっきとあまり変わらないな」

ありす「少し顔が赤くなったくらいで読書のペースは変わりませんでしたね」

美嘉「ってか文香さんの髪形あのままなの?」

菜々「キレイだしいいんじゃないですか?」

P「では次の作戦・・・の前に、一つやりたいことを思いついたんでやってみていいか?」

ありす「何ですか?」

P「『模倣犯』のオチなんだが、実は犯人が―――」

文香「やめてください」ガッ

一同「えっ?」

文香「いくらプロデューサーさんでも、それだけは許しません」ギギギ

P「ちょっとやめて文k痛っ!?あ、頭割れるちょっといたい痛ァ!?」

菜々「いつの間にか文香ちゃんがプロデューサーさんの頭をわしづかみに!?」

美嘉「な、なにが起こったの!?」

ありす「わかりません、い、一瞬の出来事で何がなんだか・・・」

P「ごめんなさいもうしませんから許して文香s」

文香「そうですか」スッ

P「あっ・・・た、助、かった?ってもう読書に戻ってる・・・だと・・・」

文香「次の本を用意してもらえれば許してあげます」

P「わ、わかった・・・まだいくつか用意してあるから今持ってくる」

菜々「い、今のはどういう」

P「わからん、瞬歩か飛簾脚か響転か・・・」

ありす「とりあえず、文香さんを怒らせるようなことはしない方が賢明ですね」

美嘉「普段おとなしい人ほど怒らせると怖いっていうけど・・・」

P「後ろから掴まれてたから見えなかったけど、背後から感じた殺意ハンパなかったぞ」

ありす「ヘアピンでとめてたはずの前髪がいつの間にか下りてて表情はよくわかりませんでしたね・・・」

菜々「プロデューサーさんの頭を掴んだまま『爪痕(きず)だらけになりな―――『斬黒(ザクロ)』』とか言い出しそうでしたもん」

P「お前なんでそんな某中二病異能バトル作品のネタ知ってるんだよ」

菜々「ちなみに『斬黒』は『柘榴』と『ザ・クロウ』のダブルミーニングで相手の血が柘榴のように飛び散る爪撃だそうですよ」

P「いや実際あの技クッソオサレだよな、中二病成分補給したくなったらあれ一通り読めば完全補給できるしめっちゃ大好き」

菜々「『永遠(クローズドクロック)』のネーミングセンスとかオサレすぎて寒気すらしますよね」

P「『堕天使の鉄槌は愚者へと振り下ろされる(ルシファーズストライク)』とかな」

P「・・・試しに文香に渡す次の作品、これにしてみるか。ラノベで10冊以上あるし」

ありす「さっきからやたらとカッコいい言葉を並べてますが少し興味があります」

P「ヤバいありすが蘭子とか飛鳥の方向に進化しそうだ、この話はここで終わりだな」

P「じゃあ気を取り直して次の作戦に」

美嘉「なんかもう文香さんにちょっかい出すの怖くなってきたんだけど」

P「本気で怒らせなければ大丈夫だろ、次は・・・あっ、もうラストか」

菜々「・・・さっきも聞きましたけど、これ本当にやるんですか?」

ありす「ドラマに主演した私の演技力を見せつけてあげます」ダッ

P「いやーありすに美少女探偵役はぴったりだと思ってたけどあそこまでハマるとはなあ」

美嘉「えーっと、じゃあ・・・」ポチポチ

美嘉(ごめんねありすちゃん)

菜々「さて、準備はできたみたいですね」

P「ありすが文香の隣に座ったな」

ありす「・・・・・・」

ありす「ふみかおねえちゃん」

文香「!!?」バッ

ありす「ふみかおねえちゃん、私と遊んでください」クイクイ

菜々「うわあ、袖とか引っ張り始めましたよ」

P「あざとい」

文香(こ・・・これは、夢?なのでしょうか・・・?)

美嘉「文香さん、呆然としたまま動かないんだけど」

ありす「ふみかおねえちゃん?」

P「唇に指をあてて首をかしげるとか一体どこで覚えたんだよ・・・」

文香「!」ハッ

P「おっ、戻ってきたか?」

文香「い、いえ、ど、どど読書中ですので」

ありす「ふみかおねえちゃん・・・私と遊ぶの・・・いやですか?」ウルウル

文香「!!??」

菜々「おーっとこれはいけませんねー反則ですねー」

P「ああっとやはりカードが出ます、イエローですね」

美嘉「一発レッドでもおかしくなかったですからねー」

文香「・・・・・・」

ありす「・・・・・・」ウルウル

文香「・・・・・・シッ!」バッ

ありす「えっ?」

文香「ああありすちゃん可愛い妹にいや娘にして愛でたい天然記念物として保護すべきそうすべき」サスサス

ありす「ふぁあっ!?」

菜々「ええっ!?い、いつの間にかありすちゃんが文香ちゃんの膝枕でひたすら撫でられてますよ!?」

美嘉「しかもいつの間にか猫耳までつけて・・・な、なにが起こったの!?」

P(み・・・見たッ!! 読んでいた本に素早く栞を挟み・・・!!自らの膝枕へありすを撃墜!!)

P(そして横になっているありすのスカートの中が見えないように膝掛けを腰のあたりにかけた!!!)

P(あとみくがなんか知らんが猫耳を付けていった!!)

P(あの三動作を一瞬で・・・!!あれが文香の奥義かっ!!!)

菜々「何で天地魔闘を見たときのポップみたいな口調になってるんですか」

P「菜々、お前人のモノローグ勝手に読むなよ迂闊に妄想もできないじゃないか」

文香「・・・・・・」サスサス

ありす「にゃ、にゃあぁ・・・」トローン

美嘉「あ、あのありすちゃんが頭と顎の下を撫でられて恍惚の表情を・・・!?」

P「おーい文香ー、ほどほどにしとけよー?」

文香「!?」バッ

P「ん?ありすを撫でるのに夢中で気づかなかったか?」

文香(い、いつの間に隣に座って・・・い、いえ、そんなことより)

P「なんかありす見てる感じ、文香の膝枕ってハッ○ーターンの粉くらいヤバい中毒性ありそうだからな」

ありす「ふにゃあ・・・もう私ここに住みます・・・」

文香(ま、まるで娘に膝枕をしてあげる妻と、それを見守る夫のような)プシュー

菜々「あれ?文香ちゃんの顔が真っ赤に・・・?」

文香「プップロデューサーさん私が毎日味噌汁をありすちゃんを娘にして幸せな家庭を不束者ですが」

美嘉「ちょっと!?文香さんなんかヤバいこと口走ってるんだけど!?」


キスミーチュッチューチュチュチュチュ-リッ キスミーチュッチューチュチュチュチュ-リッ 


菜々「こ、この曲は!?」

フレデリカ「いやーありすちゃん可愛かった~!」

志希「にゃはは~、いいもの見れた~♪」

周子「まさかありすちゃんがここまでやるとはねー」

奏「文香もここまでいい反応するとは思ってなかったわ・・・」

ありす「み、皆さんどうして!?」ガバッ

美嘉「ごめんねありすちゃん、ありすちゃんが演技に入りそうだったら連絡してって頼まれてて・・・」

フレデリカ「ミカちゃんありがとねー」

ありす「    」

菜々「羞恥しつつ思考が停止して完全に固まるというレアな表情のありすちゃんが見れるとは」

ありす「な、なんで実験のことを・・・」

美嘉「そ、それも教えちゃった・・・」

ありす「    」

文香「あ、ありすちゃん、あれは演技・・・だったのですか・・・」シュン

ありす「い、いえ!た、確かにいつもよりオーバーに表現はしましたが・・・その・・・」

ありす「わ、私がふみかおねえちゃんと遊びたいのは本心です!」

文香「ああ天使はここにいたのですね」スリスリ

ありす「そ、そんなところを・・・ふにゃあ・・・」

奏「ちなみにありすちゃんが演技に入ったところから全部撮影済みよ」

ありす「    」

P「そのデータ、言い値で買おう」

文香「奏さん」

奏「あら?どうしたの文香?」

文香「ありすちゃんを撮っていたということは、つ、つまりその、先ほどの私も」

奏「ご明察よ」

文香「    」

菜々「文香ちゃんとありすちゃんがフリーズして動きません」ペチペチ

P「『パソコンにしろテレビにしろ沈黙したらとりあえず叩いてみる』ってのはおばあちゃんっぽいな」

美嘉「家電扱い!?」

菜々「さすがにそこまでの歳じゃありませんっ!」

美嘉「さすがに・・・?」

P「聞かなかったことにしてさしあげろ」

美嘉「・・・? それで、実験結果は結局どういうことになるの?」

P「『文香の読書はネタバレとありすで止まる』ってことで」

菜々「まあある意味予想通りというか」

美嘉(あの反応だとプロデューサーでも止まるような気はしたけどね)

P「次回の実験は『ウサミンにサイキック催眠術をかけてウサミンの実年齢を探る』の予定です」

美嘉「えっ?実年齢・・・?」

菜々「ちょっとプロデューサーさん!?あと何ですかサイキック催眠術って!?」

P「まあ実はもう実験は終わってていろいろ衝撃の事実が明かされたぞ」

美嘉「えっ?」

菜々「はっ?」

P「サイキック催眠術のおかげでその時の記憶はないんだけどな、ではまた次の実験で」

菜々「えっ・・・?ちょっ、えっ!?」

以上で完結です。ここまで読んでくれた方ありがとうございました。
いやらしいいたずらをしたりオチがエロい方向に行く案もありましたが無難に。

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom