黒森峰強化合宿宿泊所
エリカ(耳がかゆい…)
エリカ(合宿5日目…耳の穴がむずむずしてきたわ…、練習のせいで砂利が入ってガサガサ言ってるし
…、合宿終了まであと3日…、あぁー綿棒持ってくればよかった)
みほ(エリカさんが小指を耳に突っ込んでる)
エリカ(ケンケンで落ちないかしら…)ピョンピョン
みほ(エリカさんが片足立ちでピョンピョンしてる)
エリカ(ガサガサ言うだけで全く効果ないわね…)
ティッシュ(私を使いなさい…)
エリカ(そうだ、ティッシュをこよりにすれば何とかなるかしら)
エリカ(…)ネジネジ
エリカ(…)ホジホジ
パキッペキッココ
エリカ「ウ゛ぁ‐!全然気持ちよくない!!」
みほ「ふぇ、びっくりした!!」
エリカ「みほ、あなた綿棒かなんか持ってない?」
みほ「綿棒は持ってないよ」
エリカ「そう…、まぁ普通持ってこないものね」
みほ「でもプロが作った最高級竹製耳かきなら家から持ってきてるよ」シャキーン
エリカ「!!?」
みほ「お値段53000円だよ」
エリカ「えぇー…高すぎない?」
みほ「でも値段通りの気持ちよさだよ」ポリポリ
エリカ「…」ゴクリ
エリカ「それ…、貸してくれない?」
みほ「…」
エリカ「ちょっと聞いてるの?」
みほ「私…、エリカさんの耳掃除してみたいなぁ…」
エリカ「はぁ…!?、大丈夫なの?」
みほ「大丈夫だよ」
エリカ「みほって他人の耳掃除したことあるの?」
みほ「あるよ」
エリカ「大丈夫?脳みそほじくったりしてない?」
みほ「大丈夫だよ、お姉ちゃんの脳みそはちゃんとあるし褒めてくれたもん」
エリカ「そう…隊長がそういったなら…大丈夫よね…」
1分後
みほ「えい」ズボ!
エリカ「ぢゃああああああ!」
みほ「!!?」ビックリ!
エリカ「いきなり突っ込まないでよ!!」
みほ「ふぇ!?家ではいつもこんな感じだよ!!」
エリカ「びっくりしたぁ…、お母さ…家元もそんな感じなの?」
みほ「そうだよ」
エリカ「隊長も?」
みほ「そうだよ」
エリカ「私が耳かきしてあげようか?」
みほ「エリカさんが?」
エリカ「そうよ」
みほ「大丈夫なの?」
エリカ「家族からはすごく上手って言われてるわ」
みほ「心配だなぁー…」
エリカ「人の鼓膜をつついたあなたに言われたかないわ」
みほ「…」
エリカ「…」クニクニクニ
みほ「エリカさんの膝枕固いね」
エリカ「毎日毎日練習前に10㎞走れば誰でもこうなるわよ」クニクニクニ
みほ「そうなの?」
エリカ「そうよ…」クニクニクニ
みほ「ねぇエリカさん」
エリカ「なに?」クニクニクニ
みほ「なんで耳をクニクニしてるの?」
エリカ「耳が熱くなるまでマッサージすると耳垢が立って掃除しやすくなるのよ」クニクニクニ
みほ「そうなの?」
エリカ「そうよ、耳がジンワリしてきた?」クニクニクニ
みほ「うん」
エリカ「もうそろそろ耳の中がガサガサ言いはじめるわ」
みほ「…」
ガサ…カリ…パキパキ…
みほ「あ…耳垢が動いてる音がする…」
エリカ「この事前準備はけっこう重要よ…」
エリカ「耳かきはいきなり突っ込まないでまず耳の入り口を掃除するのよ」カリカリカリ
みほ「ン…ンフ…入り口をカリカリするの?」
エリカ「そうよ」
みほ「なんだかじれったくない…?」
エリカ「いきなり奥に突っ込むのはダメよ、こうやって入り口を掃除して耳をじらすと奥の掃除がもっと気持ちよくなるのよ」
みほ「…」ゴクリ…
エリカ「人に耳掃除を任せるときは精神のゆとりが必要なの…、お母さんのおなかの中にいるときみたいに膝を胸元まで折りたたんで、布団をかけて体を温めるのよ」
みほ「…」
エリカ「目を閉じて耳に神経を集中させるの」
カリカリ
みほ「あ…そこきもちいい…」
エリカ「ここ?」
カリカリ…カリ…
みほ「そう…そこ…」
エリカ「まだ入り口のちょっと下じゃない…、奥なんてこの数十倍は気持ちいいわよ」
カリカリ…カリカリ…
みほ「ン…」ゴクリ・・・
エリカ「今つば飲み込んだでしょ」
カリカリ
みほ「んふふ…」
エリカ「痛くない?」
カリカリ
みほ「うん…痛くない…、すっごくきもちいい…」
エリカ「そう、次は耳壁を沿って中間部分で止めるの」
カサカサカサパリパリ
みほ「ンゥ…!!?」ゾクゾクゾク
エリカ「そのまま周りの耳壁を掻くと」
カリカリカリ
みほ「ンァ…!」ゾクゾクゾク
エリカ「どう?」
みほ「うん…すっごくきもちいい…」
ごめんなさいSS速報VIPと間違えて投稿しちゃいました…
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