男「力が欲しい」 (35)

チュドォォン! ドガァァン!

男「なぁ、どうなりたい?」タタタッ

友「あ?なんだよ、こんな時に!爆発音が聴こえねぇのか!?」タタタッ

男「な、スゲーよな。ビビっちゃうよ、ホント」タタタッ

友「じゃ黙ってシェルターまで走れ!死ぬぞ!」タタタッ

男「いやぁ~ったってさ」タタタッ

友「えっ」ハッ

ドゴォォン!

パラパラ パラパラ

友「」ピクピク

男「ほらね、逃げ遅れた民間人なんて、こんなもんだよ」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1482845186

男「おーい、生きてる?」

友「」

男「ははは、死んだ。まぁ俺もすぐ死ぬだろうけどね」

化け物「オボロロロ!!!」

男「でも憧れちゃうよなぁ、こういうの。時代も遂にここまできたか」

男「むかーし見たことあんだよ。カッケェやつ」

化け物「」ヌッ

男「そうそ、アンタみたいなのをさぁ。ぶっ飛ばしてやっつけたりすんのが子供たちの夢だったりする訳よ。あ、ちょっと顔近い」

化け物「」グバァァ

男「でっかい口。歯、何本あんだよ…。ま、それはいいか。えいっ」ポコッ

化け物「………」フンスッ

男「……鼻息鳴らしただけか。分かってたけどね。俺のパンチなんてきか」

化け物「ゲバリャッ!!!」ボォンッ

男「お」ビチャッ

男「弾けた……ってことは死んだ?」ツンツン

シーン

男「おぉ…マジでやっつけちゃったよ」

「な訳ないだろ!ばーか!」

男「? 誰かいんの?」

ヒーロー「アタシは女ヒーロー・ヴィクチュリー!助けに来てやったよ!みんか」

バクンッ

ヒーロー「ん……じ?」ミシッ

ボキッ ゴリッ グチュウッ

ギャアアアアアアア!!!

男「あれま、運命的な出会いぽかったのに」

ズシンズシン

男「どこもかしこも化け物だらけだなぁ。そういう時代って言っちゃえば、それまでだけど」

男「ヒーローとかもいて瓦礫が埃みたいにそこら中舞って、めっちゃセンスあるよ。スゴいね、時代」

ヒーロー2「大丈夫か!この俺、ガイナック・マスクが来たからにはもうグヒョエッ!!!」バクンッ

化け物2「」ボリボリ

男「う~ん、依然としてピンチだ」

ヒーロー3「とうっ!!」バキイッ

化け物2「ブギャッチ!!!」グシャッ

男「ああいうのいいなぁ。俺もやってみたい。男の子だし」

ポワァァン

男「お、光が渦巻いてる」

『じゃあやってみる?』

男「誰アンタ」

『説明すると長いよ。あと頭使う』

男「じゃあいいや」

『キミ、ヒーローになりたい?』

男「いや別に」

『あれれ?さっき言ってなかった?』

男「ヒーローってよりパワーが欲しいんだよね。頑張んなくても強いみたいな」

『なかなかひねくれてるねぇ、意外とそういうの好きじゃないよ』

男「俺さ、最近のヒーロー物とか、あんま好きになれないんだよね」

『へぇ。なんで?』

男「葛藤とか悲哀とか健気さばっかりでさぁ。なんか全国の弱虫くんたち頑張ってーって感じでさ」

『そうかな?私は嫌いじゃないよ?実体ないから見たことないけど』

男「もう何をするにも長ったるい。フィクションなのに無理して現実とリンクさせる。設定もネチネチ捏ねくり回しすぎて読むのツラい」

『あーそ。私に言われてもアレだし漫画研究会とか立ち上げてみたら?』

男「昔みたいなのでいいと思うんだよね。1ページで終わるもんを長々と10ページかけたりしないでさ」

『うんうん、いいんじゃない』

男「まだるっこしいのナシでさ。なんとなく強いヤツがなんとなく出てくる敵をなんとなくやっつけてなんとなくハッピーとかね」

『なんとなくにこだわってんね』

男「矛盾?薄っぺら?言いたいヤツには言わせとけよ。どーせ妄想なんだから」

『拗らせてる?思春期?』

男「ストーリーより爽快感だよ。見た目に迫力ないと見てる方もパッとしないし」

『レベル5並みに末期ですな!』

男「だからご都合主義が好き。緻密で重厚な世界観よりおざなりで無理やりな不条理さがいい」

『キミ語るねぇ!まだ語る!?』

男「ところで、さっきから襲われないし音もしないけど、なんで?」

『時間止めた!』

男「うわぁご都合主義」

『生唾ものでしょ?』

男「うん、バイブス上がってきた」

『急に若者ぶるね!いいよ、それ!どんどん出してこ!』

男「ども」

男「で、これなんすか」

『キミにパワーとか与えちゃったりして』

男「きたぁ」

『ほしい?いる?』

男「欲しいし要る」

『じゃあ!あげちゃう!』

男「やった」

パァァァアアアア

男「おっと!」ヒョイッ

ドゴォォン!

男「戻るや否や危ないなぁ」

『エマージェンシー!略してエマジン!』

男「あ、さっきの」

『聴こえる?聴こえなかったらプチョヘンザッ!』

男「聴こえる。てか反応したし」

『素晴らしい!じゃあパワーの使い方教えるね』

男「ややこしいのは無理だよ」

『省エネ!現代っ子の鑑だね!』

男「あ、化け物くる」

『あわあわヤッベェうひょうひょ!』

ズシンズシン

男「で、どうすんの」

『なんか掛け声すればピカーってするよ。好きに考えて』

男「シンプル」

『うん、イズベスト』

化け物3「ガァァァアアア!!!」

男「モーリシャス!!」カッ

『かぁっくいい~!』

ピカァァァァアアアアア

男「ドリーム・インパクト!!」バキィッ

化け物3「ブゴシャアッ!!!」ドッパン

男「ふぅ……これ、ぼくがやったのか」マジマジ

『ナイス!テンプレ!』

男「雰囲気出たかな」

『汁だくモリモリ!!その調子で残りもやっちゃえ!!』

男「バイブス上がるぅ~」

男「いたいた」

ワァーワァーキャーキャー

男「逃げ遅れた人たちが食われてる」

『ほっとくと死ぬね!助けよ!』

男「まだも少し見てよう」

『なんで?ヒーローになれるチャンスだよ?』

男「言ったじゃん、ヒーローに興味ないって」

『ホーホケキョ???』

男「ただ力があればいいんだよ。スカッとするような圧倒的暴力。人助けなんかどーでもいい」

『むしゃくしゃしてやった的な?』

男「どうかな…。分からないけど、まぁそれで」

ズシンズシン

『こっち来るよ。そろそろよくない?』

男「これってさ、マッスルパワーしかないの」

『あるよ』

男「やりたい」

『イメージ!んで、掛け声!』

男「じゃあ~……バースト!」ボッ

化け物4「バババッ!!!」ボカァァン

男「わぁ爆発した!」

『調子イイね!』

男「あ、爆発に巻き込まれた民間人が……」

『あ……いーけないんだ』

男「まぁいいか。助ける気もなかったし」

『だね!』

次の日、俺の活躍がニュースになってた
正体不明のヒーロー、ミステリアスな英雄などと持て囃されて、かなり讃えられてた
悪い気はしない

勢い余って殺しちゃった民間人のことは特に触れられてなかった
ホッとした


『ビバ!話題!』

男「ハハハ照れくさいよ」

『よっ!時の人!』

男「照れくさいよハハハ」

『パワーアップした感想をお聞かせください!』

男「バイブス上がるぅ♪」

『イエィ♪』

『さぁ!まだまだ蔓延る悪を倒すべく町に繰り出すのだ!』

男「別に悪に限らなくたって倒すよ。気に入らなければ」

『フゥ~!私利私欲だねぇ!』

子供「わーいアイスクリーム買ってもらあフゥンっ!!」ベチャッ

男「あ」

『あ』

子供「あー!ぼくのアイスクリーム!なにしやがるこのクソジジイ!!!」

男「……」

『ま、まさか…ねぇ?』

子供「ママー!このクソジジイがいたいけなぼくからアイスクリームを奪ったぁ!!」

ママ「あら貴様なんてことするの。法に則って死刑に処す!」

男「切り刻め!ソニックウェーブ!!」

ズババババババッ!!!!!

『母親もろともイッタァ!!!情け容赦一切無用!真っ昼間っから血のフェスティバルゥッ!!!』

『どーすんの。囲まれちゃってるよ。ポリスメンに』

男「そーいやアンタ名前とかあるの?」

『今気になるかな、それ?』

男「なんて呼べばいいか分からないから…」

『にしたって、もっと早い段階でしてほしかった質問だけど』

男「ごめん…」

『いいよ、別に怒ってないよ。なんでそんくらいでしょげるのよ』

男「しょげてないし」

『なに拗ねてんの。もういいから好きに呼びなよ』

男「基本なんでも好きにさしてくれるね。その甘やかしてくれる感じ好き」

『ほらその辺はね、キミの性格に合わして』

男「じゃあ……ミッチーで」

『なんでミッチー?ハハッ☆つっときゃいーの?』

男「なんか喋り方が及川光博っぽいから」

『あーそっちの。で、ぶっちゃけそんなミッチーぽくもないっていうね』

警察「なに一人でぶつぶつ喋ってんだ!」

男「あぁすみません、立ち話もなんなんで、とりあえずファミレスにでも」

警察官「ふざけるな!」チャッ

男「あれ?銃刀法違反ですよ。警察なのにいいんですか」

警察官「大人しくしろ殺人鬼め!両手を上にして膝を着け!」

男「イヤです。ハリケーンカッター」シュババッ

ズババババババッ!!!!

『出ましたー!必殺ソニックウェーブ!!』

男「ハリケーンカッターね」

『ヤバいね。警察、敵に回しちゃったねー』

男「国家権力に立ち向かう俺カッコいい」

『立ち向かったのかなー?逆ギレしてたようにしか見えなかったけどなー』

男「あ、あんなとこに」

『ん?』

女「イヤ!やめて!」

暴漢「いいじゃないのー!」

『おぉっとこれはチャーンス!』

男「ま、いいか」

『おぉっと救うべき場面なのにぃ!?』

男「じゃあ救おっか。衝撃波」ブンッ

ドガガガガガガァァァアッ!!!!

『おぉっと加害者、被害者お構い無しだぁっ!!ついでにビルも吹っ飛んだぁ!!』

次の日、俺の活躍がニュースになってた
残酷無比な殺人狂、殺戮のファンタジスタ、インキンタムシのテロリストなどと貶されて、かなり罵倒されてた
いい気はしない

先日、勢い余って殺してしまった民間人の話題が浮き上がってた
ゾッとした

男「やれやれ、犯罪者にされちゃったよ」

『昨日の行い振り返ってみ!オンパレードだったよ!』

男「でもちょっとだけだし」

『命!命だから!ちょっとしたことで済まさないで!』

男「えー70億分のちょこっとじゃん」

『あ、そっか!そう言われるとそうだ!70億もいたんだ!』

男「とりあえず30億までならセーフでしょ」

『オッケー許す!!』

男「はぁどうしよっかなぁ」

『ホントどうすんだろねー。キミにパワーあげたの後悔するぐらい目的なさすぎだよねー』

男「世界征服してみるか」

『まぁまぁまぁ!それもありっちゃありだよね!』

男「でも俺、英語話せないしなー」

『そこで挫けるかな、ふつー!?』

男「だって世界中の人を従わせたって会話出来なきゃ不便じゃん」

『ん~~~!ピンとこないけど多分そうだね!』

男「世界征服はボツと」

『あはは!アイデア次第で人類の未来決まっちゃう!』

男「そうだ!ケーキ屋さんはどうだろう!?」

『だいぶ行き詰まってると思うよ!』

男「おかしいなぁ。強大な力の使い道が分からない」

『世界中の飢えてる子供たちを助けようってとこまでは良かったんだけどね!』

男「いろいろ試行錯誤しすぎたかな」

『いやぁ逆じゃないかなぁ』

男「決めた」

『なになに!?』

男「手当たり次第に殺す」

『アウチッ!!こいつめんどくさくなりやがった!?』

一方その頃

科学者「ヌェヒヒ!閃いたぞ!今こそわしの天才的な頭脳が覚醒する時!」カタカタ

科学者「イデオロギー!エネルギー!テクノロジー!」カタカタ

科学者「万物は科学によって吸収される!」カタカタ

科学者「さぁ!今こそ進歩の時!」カタカタ

科学者「目覚めよ!機械帝国!!!」ポチッ

ドッガァァン!

ドンガラガッシャン!

男「なんか騒がしいと思ったらロボットの仕業か」

『空前絶後のバイオレンス!』

男「ガンダム世代はツボだろうなぁ」

『ロボットはねぇ、イコール昭和のシンボルだよねぇ』

男「今の世代は中途半端なロボット見せられて諦め付いちゃってるからね。夢がない」

『それでも憧れるのがロボットなんだよねぇ』

男「ロボット、恐竜、ヒーロー、宇宙人、憧れの本質は強さだよね」

『まぁね!』

男「つまり暴力がすべてだ。ゴッド・ブラスト!」ビビビッ

ゴシャシャアッ!!!!

『なんのこっちゃ分からんけどイッケー!!』

『ふと思ったんだけどさ、技の名前ダサいよね』

男「実体化して」

『なんかされそうだからヤダ』

男「侮辱には報復で返すスタイルだよ」

『キミの正義が見当たらないよ』

男「言うなれば俺が正義」エヘン

『ふんぞり返られてもなぁ』

ヒーロー5「参上!ブレイクマン!」

男「お、ヒーロー」

ヒーロー5「やあ!君もロボットを食い止めに来たのかい!」

男「うん、破壊する」

ヒーロー5「ハハッ!すごいやる気だな!よし、共闘しよう!」

ヒューンヒュンヒュン

男「あ、ミサイル」

ヒーロー5「えっ」

ボガガガガアンッ!!!!

男「咄嗟にウルトラバリアーしてよかった」ブイン

『ブレイクマンさん激しくブレイクしちゃったけどね!』

ヒーロー5「」プスプス

男「サーチコンタクトで敵の秘密基地を暴いたぞ。あとは究極奥義ダイナマイト・クラッシュで消し炭にするだけだ」

『もうやりたい放題だね』

ゴゴゴゴゴ

『なんか巨大なロボットきたー!!』

科学者「ヌェヒヒ!見たか!これがわしの最高傑作!機械王じゃい!!」カタカタ

男「ベストショック!」カッ

科学者「」カクンッ

『あれれ!機械王が停止したよ!』

男「うん、操縦士を殺した」

『どうやって!?』

男「操縦士がポックリ病で逝く能力、その名もベストショック!」

『なんでもありだなぁ!つっまんねぇ~の!』

男「ムッ」

『スカッとしなきゃパッともしなくなぁい!?陰湿!意地悪!インキンタムシの三拍子っしょ!』

男「サウザンドリボーン!」

『あ、機械王また動いた。なにしたん?』

男「サウザンドリボーン……その名の通り一回だけ命を蘇生させる能力なり」

『サウザンドの意味分かってる?』

科学者「ぷはぁ!蘇ったぁ!ビックリしたぁ!死ぬってこえぇ!!」

科学者「わしはこんな怖い想いを人様にさせとったのか!ヌェヒヒとか言ってる場合じゃなかった!」

科学者「こうなったら取り留めた一命をアフリカの難民救済に費やして罪滅ぼしするしかない!世界征服なんてくだらんわい!」

科学者「ん?モニターが真っ暗じゃ、いったい何ごと………」

ボガァァァァンッ!!!!

『なんか大音量スピーカー全開で更生するような独り言言ってたけどいいの?』

男「どうだ!俺のメガトン・ボンバーでハデにぶちかましてやったぜ!ざまぁみろ!」

『ういー!ぜんぜん聞いてないねぇ!』

男「こうなったら一帯滅ぼすか」

『なんでそうなっちゃうのかなぁ?』

男「くらえっ!ストーン・スプラッシュ!!!」バババッ

ゴガガガガガァァン!!!!

『直訳すると石礫だけど威力はメテオ!ジェノサイドるにはもってこいだね!』

次の日、ニュースは流れなかった
破壊しすぎて回線とかそれっぽいのがグチャグチャらしい

ネットを見たら機械帝国の仕業になってた
この一帯は復旧の目処が立つまで、しばらく封鎖されるとのこと
先日、話題に上がった俺のニュースは忘れ去られてた
安心した


『フヒョー!フヒョー!あっさめしだぜぇぇぇえ!!!』

男「好き嫌いせず食う能力!!オール・イーター!!!」ガブッゴリッ

『いい食いっぷりぃ!!瓦礫なのにぃ!!』

男「とりあえず当面、食事には困らないな!あ、死んだ足うめぇ」ブチィッ

『同種の死体もなんのそのぉ!!能力ってステキぃ!!』

男「下水は直接口つけて飲むに限るな!髪の毛、ウンコ、ゴキブリにナメクジと具沢山だし!」ガブガブ

『ンンゥ!?思わずンンゥ!?だけど私に出来ることは耳ふさぐくらいかな!』

男「ふぅ食った食った。しこたま食った」ゲプッ

『幸せそうでなによりだよ』

男「うん幸せ。なんでも出来るし思い通りだし何不自由ないし……ん?」

『どないしはった』

男「もしかして俺、力に溺れちゃってない?」

『え、今気付いたの』

男「やっぱりかぁ。多少タガが外れてる気はしてたんだよなぁ」

『あ、気付いてないや』

男「道踏み外す前で良かったよ。もうちょいで人間やめるとこだった」

『へぇ、まだやめてなかったんだー意外』

男「俺って結局なんなんだろうなぁ」

『ん?』

男「だってさ、なんにもないじゃん。理由とか信念みたいなの。ただ力任せに暴れてるだけ」

『そこは分かってくれてたんだ』

男「これじゃ化け物やロボットと変わらないよな…」

『おぉ!なんかいろいろ混ざった下水飲んで目覚めた!?やっと悔い改める気になった!?』

男「うん。こんなんじゃその内、親を泣かしそう」

『いやぁどうかな!もう渇れ果ててる気がするけど!』

男「だから俺……」

『………!』

男「気が向いたら生まれ変わるよ!」キリッ

『what?気が向いた上での相談じゃなかったの!?』

男「は?雑談だよ」

『なんだ雑談だったのかぁ!見抜けなかったよ!』

男「さ、腹ごなしに地上をまっさらにしてくるか」

『そういえば私ぜんぜんミッチーって呼ばれてないや!ハハッ☆』

こうして彼はもて余した力を積極的に使いまくった

2017年が明けることはなかった


破滅

チャララララ~~(※エンドロール)

男「・・・」ぽかーん

美少女「どうよ!どうよ!」

美少年「ボクとおねえちゃんで作った渾身の一作ですヨ!」

友「自主製作アニメの主役に抜擢されるなんて愛されてるなぁ!俺もちょびっと出番あったし!」

美少年「いい死にっぷりでしたヨ!よっ大杉連!」

友「へへ、そんなやめてくれよ死体役界の重鎮だなんて」でれでれ

美少女「あれ、ちょっと待って!男くんが……」

美少年、友「え?」

美少女「息……してない」


男「今年最後の美少女」-SS速報VIP
男「今年最後の美少女」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1482410550/)
前スレです

http://ss.vip2ch.com/jmp/1471524903
wikiです

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