1

１ですね。

では、「ブラッド」を選択しましょう。
ブラッドとは、その魔物がどんな魔物であるかを示すデータです。
「半魔」は２つのブラッドを持ちます（同じものを取ることもできます）。
この組み合わせによって、人狼にしてサイボーグ、悪魔にして天使、邪神アイドル、伝説に謳われる大魔法使い、超能力者の幽霊など、様々な魔物を作ることができます。

今回選択できるブラッドはこの２つです。

１、デーモン
魔界に住む悪魔たちを現すブラッド。
強大な魔王の息子・娘である「魔王の後継者」、強大な悪魔である「魔神」、力任せに敵を破壊する「オーク」、死して蘇った存在を表す「死せる者」、人と悪魔の融合体「アマルガム」、そして他者をあざ笑い全てをジョークにする「地獄の道化師」など。

２、フルメタル
人造の魔物を現すブラッド。
こちらの場合は先述した、世界大戦で作られた兵器を継承した魔物、「継承者」となります。他にも身体に機械を埋め込んだ「サイボーグ」や、意志を持ったアンドロイドである「自動人形」などいろいろいます。

>>4

1

では、初月の第一のブラッドはデーモンとなりました。
先述した通り、半魔はブラッドを２つ持ちます。
もう一つのブラッドを選びましょう。

１、もう一度デーモンを選ぶ
同じブラッドを２つ持つ半魔を、「トゥルーブラッド」と呼びます。
この場合は純粋な「デーモン」の魔艦となります。

２、違うブラッドを選ぶ
違うブラッドを選ぶこともできます。
２つのブラッドを持つ半魔を、「マルチブラッド」と呼びます。
つまり、「デーモン」にして「○○」、という違った属性を併せもつ半魔となるわけです。
この２つ目のブラッドには制限はありません。

安価の指定を忘れた……安価↓でお願いします。

OK、少々お待ちください
ブラッドを書き出します　うおー

では、ブラッドを選んでください。

魔物には人間でありながら、魔物となった存在もいます。
人と魔物を隔てるもの。

それが「エゴ」です。

ただの人間では持ち得ない強大なエゴ、もはや本能と呼んでも過言ではないほどの衝動の力が「奈落」から力を引き出します。
それによって人間を遥かに超えた力を発揮することができるのが、魔物なのです。


１、イレギュラー
強大な「エゴ」の力で人外の力を得た人間。超能力者や魔剣、忍者やグラップラー、変身ヒーローなど。

２、ヴァンパイア
吸血鬼。ペルソナネットワークと呼ばれる組織に属する者、強大な力を頼みに孤高を貫く者、吸血鬼と人間（あるいは他の魔物）の間に生まれた者など。

３、ヴォイド
死神。「虚無」と呼ばれる死の力を持ってして、不死身の魔物にすら死を与える存在。魂を切り裂く武器を持ったり、その真の力を引き出したりもできる。

３、エトランゼ
宇宙人。おおむね宇宙からやってきた存在たち。巨大化ヒーローや宇宙刑事、人間（あるいは他の魔物）に寄生する存在、普通（普通？）の宇宙人や宇宙スライムなどなど。

４、コズミックホラー
宇宙から来た恐怖。地球ではクトゥルフ神話として語られる存在。邪神の分霊、わけのわからない怪物、超技術を持った宇宙人、人間（あるいは他の魔物）と邪神の間に生まれた子供など。

５、ストレンジャー
異世界の力を扱う存在。あらゆる世界に入り込む転校生、理解し得ない科学技術を扱うマッドサイエンティスト、行く場所に死が巻き起こる名探偵など。異世界転移して戻ってきた人なんかも。

６、スピリット
精霊・幽霊など、霊的な存在。幽霊や夢魔、妖精、雪の精など。いわゆる魔物として一般的にイメージされる、キメラやマンティコアなども。

７、セレスチャル
神聖な存在。天使、万物に宿る神、強大なドラゴンなど。お稲荷様や樹木の精なども。

８、ダークカルテル
悪の組織。怪人、幹部、戦闘員、偽ヒーロー、「フッ、貴様を殺すのはこの俺だ」と言ってヒーローをなぜか助けてくれるヤツなど。

９、ネイバー
亜人。獣の力を持った人々。人狼や人間に化ける猫、鬼、天狗、クマ、ヘビ、ケンタウロス、ゴリラなどなど。

10、ハーミット
エゴと技術で魔物となった人間。魔術師やキリスト系・仏教系の退魔師。魔物を葬り去る武術の使い手。知識と経験で魔物を追い詰める魔狩人。そして、ただの人間を率いて戦うロードと呼ばれる支配者たち。

11、フルメタル
人造の魔物。サイボーグや自動人形。全高10センチくらいの殺人トイロボ、車や飛行機に変形するロボットなども。人工的に作られたバイオ兵器なども。

12、レジェンド
実体化した物語。御伽噺の住人、伝説の英雄、都市伝説、妖怪など。人間の身でありながら、前世と言う物語から覚醒した転生者や、輝きを手にしたもの、アイドルなんかも。

というわけで、>>安価↓

レジェンドですね。
これで初月のブラッドは、デーモン・レジェンドとなりました。

では、次は「ルーツ」を選びましょう。
ルーツとは、ブラッドの中でもどんな魔物なのか、をより詳しく定めるデータです。
デーモンやレジェンドと一口に言っても、いろいろいるわけです。

というわけで、ルーツを選んでみましょう。
（）内はそのルーツにおける、一般的な設定です。
もちろん、（）内をある程度改変した存在でもOKです。

ちなみにゲームなので、データ的な相性なんかはもちろんあるのですが、今回はイメージ優先でいきましょう。
ゲームのルールは使わないSSなので。


・デーモンのルーツ（意外に肉体派が多い）
地獄の道化師（魔界に住む、謎の存在。世界をあざ笑い、全てをジョークにする）
魔王の後継者（強大な魔王の後継者として人間界に修行へ来た存在）
魔神（その名の通りの強大な悪魔。魔力を扱うことに長ける）
死せる者（死んで、蘇った者。ゾンビやスケルトンなど、肉体を持つ存在で打たれづよい）
オーク（強大な筋力で全てをブッタ切りメッタ殴りにする下級悪魔）
アマルガム（人間と悪魔の融合体。魔力よりも肉体的な力に長ける。他の魔物を取り込んで力にすることも）

・レジェンドのルーツ
御伽噺の住人（フィクションのキャラクターが実体化した存在。昔話や童話だけでなく、最近の小説やマンガなどなんでもあり）
伝説の英雄（歴史や神話の存在が実体化した存在。本人であるとは限らないし、複数の伝説が同時に実体化したりとなんでもあり）
都市伝説（都市伝説が実体化した存在。ベッドの下に住む斧男や、四本足の鶏、口裂け女などなんでもあり）
転生者（前世の記憶という伝説の力を実体化させる存在。前世は超古代文明人だった、月の女王だった、未来人だった、悪魔だった、などなんでもあり）
アイドル（生きながらにして実体化した伝説となった存在。なんでもあり）
妖怪（ものがたりが実体化した存在、らしい。現象に近い。古来から伝わる妖怪、最近作られたリモコン隠しやつまさきおとしなど、全ては妖怪の仕業なのでなんでもあり）


まあ、どうすりゃいいんだという組み合わせもあるかもしれませんが、
とりあえず選んでから設定をすりあわせましょう。
TRPGは自由なゲーム！　SSは自由な物語！

デーモンのルーツ
>>安価↓

レジェンドのルーツ
>>安価↓↓

被ったらさらに↓で

魔神・都市伝説ですね。

これでほぼキャラメイクは終了です。おつかれさまでした。
この後は能力値を決めたり、「アーツ」というどんな特技を持っているかを決めたり、アイテムを持たせたりとデータの詳細を決めるのですが、その辺は適当にしておきます。
ブラッドとルーツを選ぶことが、BBTのキャラメイクの本質だと思います。
（本来はスタイルというデータも選びます。アタッカー・ディフェンダー・サポーターの３つがあり、戦闘で名前通りの役割を果たす能力を得ることができます）


これまでの流れで理解していただけたと思いますが、とても幅広いキャラクターを、具体的なイメージを組み合わせることで作れるのがBBTの魅力です。
ぜひルールブックをお買い求めいただき、遊んでいただければと思います。

魔神と都市伝説は、基本ルールブックに収録されているルーツです。
また、魔艦のデータはBBTのリプレイ（実際に遊んだ風景を読み物として書き起こした本）に収録されています。
両方を購入することで、気軽に艦娘っぽい何らかを作って遊ぶことができるでしょう。

ビーストバインド トリニティ

ビーストバインド トリニティ リプレイ 海魔夜航～レヴィアタンズ・ナイト～

上記で検索してみてください（アマゾンのURLとか貼ろうかなと思ったけど、長ったらしいのでやめました）
自分も遊びたいです。遊びましょう。


宣伝終わり。
ちょっと設定を考えてみますので休憩です。
こんな設定がいいなーというものがあれば、ぜひ書き込みをどうぞ。
（鎮守府に属している・いない、街に住んでいる、路地裏で寝泊りしている、嵐の山荘で提督と二人きり、などなど）

うむ、ジャージーデビルとフリーメイソンをどう絡ませるか考えたのですが難しかったのでアレですね。
がんばります。

とりあえずハンドアウトっぽい書き方で、こんな雰囲気でどうかというものを３つ作ってみました。



１・鎮守府所属タイプ
　キミは『鎮守府』に所属し、海より現れる『深海棲艦』を撃退する魔物、『艦娘』だ。
　普段は海を主戦場とするはずのキミに与えられたのは、Ⅰ市に潜伏した深海棲艦を撃退する指令だった。
　キミは深海棲艦を探索し破壊するため、半魔としてⅠ市に出撃した。

エゴ・守るべきものを守る


２・虚構存在タイプ
　キミは『チンジュフ』に所属し、海より現れる『シンカイセイカン』を撃退する魔物、『カンムス』……そんな都市伝説から生まれた魔物だ。
　キミの中には『チンジュフ』も『シンカイセイカン』も記憶として存在するが、それらがただのフォークロアにすぎないことも理解していた。
　……そのはずだった。悲鳴に駆けつけたキミの目の前に現れた、『シンカイセイカン』を見るまでは……。

エゴ・自分が何なのか知りたい


３・嵐の山荘タイプ（セルフパロディみたいですが、実際このシチュは使いやすいので……）
　キミは初月の姿をしているが、『初月』ではない。『初月』は砲撃に倒れ、その意志と姿をキミに渡して消えた。
　そうして初月として振舞っていたキミは、提督に連れられて山荘へと向かい、そこで嵐に見舞われた。
　しかし、そこに現れた謎の影。キミは、『初月』ではないことを提督に悟られることなく、彼を守らなければならない。

エゴ・提督のために戦う


とりあえずこの３つの中から一つを選んで投票、あるいはこれに加えてこういうのはどうか、もしくは自分もこんな感じで考えた、というものを提案していただければ（そして書けそうであれば）それを書いてみようかと思います。
明日の夜（19時以降かなーと思いますが）まで。

特にご意見などなければ適当に自分で選んで試しに書いてみます。




以下読まなくてもいい説明

ハンドアウトというのは、ゲームの前にゲームマスター（GMと略されます）というゲームのホスト役が、今回はこういうキャラをお願いします、とプレイヤー（PLと略されます）に渡す事前情報のことです。
なぜそういうものを渡すかというと、ゲームのストーリー（シナリオとも言います）にあわせたキャラクターを作ってもらうことで、よりゲームに参加しやすく、活躍できるようにするためです。
TRPGはその多くがPL全員が気持ちよく活躍し、GMもまた自分のシナリオを適切に進行させ、楽しんでもらうことを目的としているため、こうして事前のすりあわせを行う技術が発達したのです。

SSで言うと安価でお任せにするのでなく、選択肢を出すようなものです（多分）。
TRPGはゲーム中にシナリオやキャラクターを途中で修正というのが難しいため、選択肢を出すことの有用度が高いわけですね。

では、２を書いてみましょう。安価進行をしていきます。



オープニング

　初月は眠る。
　彼女は夢を見ていた。姉妹たちと青い海を駆ける夢だった。

「……ああ、心配はいらないさ」

「そうだ、姉さんたちと……仲間達がいれば」

「駆逐艦だってどんな敵とでも……戦える！」

　彼女が見るのはいつも、戦いの夢だ。悲惨で、痛みと高揚を伴う、幸せな夢。砲撃、轟音、上がる水柱をくぐりぬければ
　目が覚めた。

初月「……」

　そこはいつもと変わらない、ビルの屋上。空には月がひとつ。
　ただし、この街からは海は見えない。

初月「……行くか」

　初月は今日の糧を得るために動き出した。何かを食べなければ維持できない、自分の身体がひどく煩わしいと思う。
　戸籍も親族も存在しない彼女がとれる手段は限られている。だから、彼女は夜に活動していた。
　屋上から身を投げ出すように飛ぶ。隣のビルの壁を蹴り、また隣の壁へ。これを繰り返して着地。
　別に格好をつけて、こんなことをしているわけではない。ビルの中を通って監視カメラに映るわけにはいかず、かといってゆっくりと降りていれば誰かに目撃される危険がある。
　犯罪者と大して変わりはしない。嫌になるほど日常的で、切実な問題と向き合い続けることが、半魔として生きるということだった。


　いつ死んでもいいと思う。ただ、それが今ではないだけだ。


さて初月はどうやって、日々の糧を得ているのでしょうか
（普通のものを食べていてもいいですし、そうでなくても構いません）
>>23

スクラップ置き場の屑鉄や廃油

初月「今日はここにするか……」

　この街にはいくつか、捨てられた家電製品などの廃材が置いてある場所がある。
　そこで必要な金属を探し出す。廃油などもあれば、なおいい。
　簡単な作業ではない。セキュリティも働いているし、音を立てれば人目も引く。

　盗みを働かなければ生きて行けないことに対するひっかかりはあるが、浅ましいとは思わない。生まれた者が生きようとして何が悪い。そういう開き直りがある。
　ただ、少し罪悪感のようなものは感じた。自分が糧としているのは、必要とされなくなり行き場を失った道具たち。それはつまり、自分だ。
　どこにも居場所が無くなった自分に似た死骸を、彼らにとっての墓へと忍び込んで漁らなければいけないのは、少し悲しかった。

初月「……」

　そんな感傷も、少しだけ胸を過ぎて消える。自分の心情なんてものにかかずらわる贅沢は、生きた後だ。
　フェンスを乗り越え、山と積まれたスクラップに慎重に近づく。

　誰かの高く、大きな声が聞こえたのは、その時だ。

　女性の悲鳴と考えたのは、駆け出した後だった。



というわけでヒロイン的なキャラを出します。
基本的に人間のつもりですが、まだどんなキャラかは決まっていないので、何か希望があればどうぞ。
反映させられそうなものはしていきます（難しいものは難しいです）。