大和田「おぉ～い兄弟、ジュース買ってきて…」

大和田「日向てめぇ!!兄弟に何すんだゴラァァ!!」ﾄﾞｶｱ!!

日向「ゲホッ、う、うるせぇ!!お前も気に入らないんだよ、二人して俺を才能なし扱いしやがって…!!」

大和田「何だと、そんなもん事実だろ!! どうせお前なんか予備学科からの裏口入学扱いのくせによぉ!!」

大和田「金だろ、どうせ親に泣きついて金の力で本科に入ったんだろ、汚い真似しやがって!!」

日向「な、何だと…!? 超高級の暴走族だか訳の分からない才能のくせに偉そうに言うな!!」

大和田「て、テメェ・・・!?」

石丸「貴様ァ!! 兄弟を侮辱するのはやめろ!! 相手にするな兄弟、どうせこんな奴…」


石丸「ドコぞのサル並みの頭脳しか持ち合わせてないんだからな!!」


日向「」ﾌﾞﾁｯ

日向「ホントー、スゴイネー! ヤッパリキミハテンサイダヨー!」

石丸「ついに壊れたかサルめ」

大和田「はん、もう行こうぜ兄弟!」

日向「ホント、やっぱスゲーや…」




日向「チンパンジーがまともに人類語を話せるなんてスゲェや!!」

石丸「」

大和田「……きょ、兄弟…!」

日向「おい、お前どこの動物園出身? 上野動物園? 旭山動物園?それともなんだ、高崎山自然動物園かぁ? あのサルがいっぱいいるぅ?」

石丸「」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ

大和田「きょ、兄弟気にするんじゃねえよ!とっとと行こうぜ!!」

日向「それとも何だぁ?徳山動物園かぁ!?それとも京都市動物園!?wwwあのwwwお前の仲間wwwwwがいっぱいwwwいる!?」

石丸「」ﾌﾞﾁｯ

日向「アハハハハ!!こりゃお前にはwwwwぴったりだわwwwっていうかチンパンジーがこの学園に何しに来たの？」

日向「ねえクウキイインくん、今どんな気持ち!? ブーメランされていまどんな気持ち!?」

石丸「‥‥‥‥‥‥おいニホンザルゥ、もう一度言ってみろや。」

日向「はぁ?何とでもいうよ?『徳山動物園にはお前の仲間がいっぱいいるよ、クウキイイン』ってなぁWWWWW!!!!」

石丸「♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯♯」ﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷﾋﾞｷ

日向「ギャハハハハハハッ!!!!! 怒ってる怒ってる、チンパンジーがブチギレてるぅ～」

石丸「てめぇぇぇぇぇえええええええ!!!もう我慢できねぇぇぇえええ、ぶっ殺してやる!!!」

日向「望むところだコノヤロォ!!よくもサル並の頭脳と言ってくれたなワレェェェェ!!!」

大和田「うわぁぁああああああ!!!兄弟が壊れたぁぁぁあああ!!」

日向「大体何だよゴラァ、貧乏人のくせに偉そうにしやがってよぉ～?」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

石丸「てめェこそ何だ?一般人のくせに偉そぉうによぉ～?」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

大和田「日向てめぇ…!! 兄弟、こんな奴のことなんか気にするんじゃねえよ!!」ｶﾞｼｯ

石丸「離せ大和田!!俺はこいつにチンパンジー呼ばわりされた借りを返さなくちゃいけねぇんだよ!?」ﾋﾞｷﾋﾞｷ

石丸「その汚い手を離せやボケェ!!! 頭のフランスパン千切るぞｵｲｺﾗ!!!!」

大和田「ひぃっ!?すいません!!」ﾋﾞｸｯ

日向「そうだ大和田!!フランスパン野郎がしゃしゃり出てるんじゃねえ!!」

大和田「何だとこの野郎ぉぉぉぉおおお!!おぅい兄弟、やっぱコイツ殺そうぜぇ～?」

石丸「おぉ!!分かってくれたか兄弟!!そうと決まればギッタギタンにしてやる!!」

日向「覚悟しやがれコラァァァアアア!!!」

石丸「望む所だコノヤロォォォォ!!!」




苗木「な、何か大変なことになって来たぁぁぁあああ!!」ﾀﾞﾀﾞｯ

　―【希望ヶ峰学園】―


　――――「超高校級の才能」を持つ現役高校生しか入学出来ないまさに夢の学園である。


　――――…と、そんな適当な前置きは置いといてそんな平和で平凡な日常が続いていた…


　――――…そう、あの事件が起きる前は…!




不二咲「今日も暇だねぇ～」


七海「全くだねぇ～」ﾋﾟｺﾋﾟｺ


山田「やれやれ、暇となると何もかもつまんなくて面白みがないですぞ」


朝日奈「最近イベントとかやってないよねぇ～…」


大神「体育祭はもう終わったしな…」


澪田「文化祭もまだ先っスよねぇ～…」


西園寺「霧切ぃ～あんた学園長が父親なんでしょ?何か面白いイベントやってって頼んでよぉ～!」


霧切「生憎、学園長はネタとなるイベントを思いついてないみたいよ」


西園寺「チェーッ、学園長のケチんぼ! おいゲロブタ!! アンタなんか面白い事やってよ」


罪木「ふぇ!?む、無理ですぅ～!そんな事出来ませんよぉ!」ｵﾛｵﾛ


西園寺「何だと!?使えねーゲロブタだな!!」


罪木「すみませぇん!!ゲロブタですみませぇん!!」ｼｸｼｸ


狛枝「はぁ、誰かと誰かが殺し合いでもしてくれたら楽しいんだけど…」


澪田「そんな恐ろしいこと考えないでくださいっスよ…」


狛枝「もし殺し合いが起きたら真っ先に僕を殺してくれと頼んでみようかな?」ｱﾊﾊｯ


狛枝「僕みたいなゴミクズが生きていたって何の得にもならない、僕はみんなの希望の踏み台なんだよ!!」


舞園「狛枝くん、暫く黙っていてください」