佐久間まゆ「♪~~♪~~~」
モバP「ご機嫌だな。まゆ」
まゆ「あっ、Pさん。こんばんは」
モバP「おう。遅くなったけど誕生日おめでとう」
まゆ「そんなこと言って…日付変わった時にメールしてくれたじゃないですか」
モバP「まあそのくらいはな。ほい、プレゼント」
まゆ「わぁ、ありがとうございます♪ 開けても良いですか?」
モバP「そりゃあげたものだし好きにしてくれ」
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まゆ「じゃあ早速…口紅ですか?」
モバP「この間CMに出ただろ? そこの会社に無理言って新作貰ってきた」
まゆ「うふふ…ありがとうございます♪」
モバP「喜んで貰えて良かったよ。他に何か欲しいものとかあるか? ある程度なら用意するぞ」
まゆ「何でも良いんですか?」
モバP「……あんまりに高価な物じゃなければ」
まゆ「出来れば一緒にご飯を食べに行きたいです」
モバP「そのくらいなら良いぞ」
まゆ「じゃあお願いします♪」
モバP「はいよ。そのまま寮に送るから帰り支度しちゃってくれ」
まゆ「はい♪ …あ、ほかの人からもらったプレゼントを運ぶの手伝って貰えませんか?」
モバP「そのくらいならお安い御用だ」
まゆ「ありがとうございます。キノコの原木はちょっと運ぶのに困ってて…」
モバP「確かによく見るとすごい量だな…」
まゆ「みなさんが祝ってくれるので嬉しいです♪」
モバP「仲良くしてるなら何よりだよ。この時間にまゆしか居ないのは珍しいから少し心配したよ」
まゆ「心配しなくても大丈夫ですよ。気遣ってくれただけみたいです♪」
モバP「今からとなると予約入れられるかな…」
まゆ「近くのファミレスでも良いんですよ?」
モバP「まゆは有名人だからな。個室のある店の方が良いだろう」
まゆ「確かにPさんと二人きりになれるところなら嬉しいですね」
モバP「うーん……ちょっとお酒とかメインの場所になるけど良いか? 普通の料理も出るから」
まゆ「Pさんとならどこでも良いですよ♪」
ーーーーーーーーー
まゆ「あの、高そうなところですけど良いんですか?」
モバP「せっかくのお祝いだからこのくらいはな」
「ーーー注文は以上でお揃いですか?」
モバP「はい。ありがとうございます………よし、改めておめでとう。乾杯」
まゆ「乾杯っ♪ うふふ…少し大人なデートですね…」
モバP「そうかもな。この一年振り返ってみると色々あったものだなぁ」
まゆ「モデルをやめてアイドルになって、Pさんに会って…」
モバP「まゆの頑張りで今じゃ大人気アイドルだからな」
まゆ「プロデューサーさんが優秀だったからです♪」
モバP「嬉しいことを言ってくれるな」
まゆ「Pさんはまゆのお陰、なんて言いますけど…まゆはPさんのためにここにいるんですよ」
モバP「うん。外では言わないでな」
まゆ「二人きりなら答えてくれても良いじゃないですか」
モバP「それはダメ。アイドルだろ」
まゆ「あう…じゃあもう一つプレゼントを貰えませんか?」
モバP「何か欲しいものがあるのか?」
まゆ「はい…名字をくれませんか?」
モバP「ダメ」
まゆ「じゃあ判子を…」
モバP「ダメ」
まゆ「うう…Pさんのいけず…」
モバP「当然だろ。アイドルなんだからそんなこと出来ない」
まゆ「まゆがアイドルを辞めるって言ったら…悲しみますよね?」
モバP「そうだな。まゆにはもっと輝いていて欲しいよ」
まゆ「Pさんの望みがまゆの夢ですよ…じゃあ代わりにに時間をくれませんか?」
モバP「時間?」
まゆ「はい。まゆがもっと、も~っと素敵になるまで隣に居てくれませんか?」
まゆ「貴方の望むまゆになるまで。ずっと待ってくれませんか?」
まゆ「明日も明後日も明々後日も。永遠を分かち合うことを…約束してくれませんか?」
モバP「……簡単には言えない」
まゆ「はい。まゆもそんな簡単に答えてもらえるとは思っていませんから」
モバP「でも、そうだな。もしまゆが時期が来てアイドルを辞めることになって、その時にまだそう思ってくれるなら」
まゆ「まゆの気持ちは変わりません。だからPさんの気持ち次第ですよ」
モバP「そうか。それなら早いことまゆを総選挙で1位にしないとな」
まゆ「はい♪ 二人なら、どんなことだって出来ますよ」
モバP「そうだな、明日からも頑張ろうな。お会計してくるから車に行っててくれ」
まゆ「はい♪」
まゆ「…………あら、Pさん。口元に何か付いてますよ」
モバP「ん? どこだ?」
まゆ「ちょっと待って下さいね…」チュッ
モバP「あっ、ちょっと!」
まゆ「今はこれだけ、です。先に車に行ってますね♪」
モバP「口紅ついてら……帰りに顔見ていられるかな……」
ーーーーーーーーー
まゆ(やっちゃいました…? このくらいなら、赦されますよね? ねぇ♪)
まゆ「今日はありがとうございました」
モバP「ああ、年に一度の誕生日だしな」
まゆ「まゆ、今日のことは忘れませんからね。結果、出しますから」
モバP「そうしてくれ。今日のことがアイドル活動励みになれば良い」
まゆ「はい。Pさん、来年もその次もまた祝ってくれますか?」
モバP「うん? 当然祝うけど?」
まゆ「それが聞けて良かったです。じゃあまた1年間頑張りますね」
まゆ「毎年祝って貰えれば、今日のことは忘れませんよね♪」
まゆおめでとう
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