みほ「釣りガール、続けてます!」 (26)
沙織「今度の帰港はどこ行こっかな~♪」
みほ「沙織さんなんだかご機嫌だね?どこか遊びに行くの?」
麻子「またか、…まぁ沙織が楽しいのならそれでいいんだが」
沙織「んー、なんかね?こう触れるたびに気持ちがわかるようになるっていうか…何を欲しがってるのか、どんなシチュエーションが好きなのか…ほら、私って
尽くすタイプだからぁ~」
華「尽くしたこともないのに?…とも言えなくなってしまいそうですね…」
沙織「あ、でもなかなか振り向いてくれない子が居るんだよねー。ちょっとシャイな子でさー、こっちがアピールしてもそっぽ向いちゃってー…ほかの子にはす
ぐ手を出すくせにさぁ…そんなんじゃ私だって他の子に浮気しちゃいそうだよ…」
優花里「な、なんだか真剣な話になってますが、…どんな方なんですか?」
沙織「マル」
みほ「まる…さん?」
沙織「うん、よく近所で見かけるんだけどー。のんびりしてるっていうかボーッとしてるって言うか…の割にはガード硬くってー。かと思ったら時々すごく激しっ
て…どうにかものにしてやりたいんだけどねぇ~」
優花里「は、激しいって…いつの間にそんな」
華「まぁ、まぁ、まぁ!」
麻子「…マルスズキだろ。ちゃんと言え」
沙織「あ、うん。他の子たちは基本ポイントを見定めて、存在感をアピールしてあげれば釣れてくれるんだけど、シーバスってなまじ身近なだけによくわかんなくっ
って…居つきだと一度釣られた子も多いだろうしねー」
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みほ「な、なんだぁ…びっくりしちゃった」
華「ですよねー…。今度は久しぶりにみんなで行ってみません?いろいろ試してみればその日のパターンを割り出せるかもしれませんし」
沙織「いいねー!ってなると場所はここかなー。河口で始めて、釣れなかったらサーフや港に移ってもいいしね。潮はどうかなー…うーん、だいぶ帰りが遅い時間になる
けどみんな大丈夫?」
麻子「任せろ」
華「問題ありません。次の帰港日はお母様が不在で、帰省するつもりはありませんでしたから」
みほ「時間はいいけど、私道具がなくて…この際買っちゃおうかな」
優花里「私もシーバス用は…西住殿が行くならお供しますよ!」
沙織「オッケー!じゃあ私も付き合うよ!いいお店知ってるんだ~」
みほ「本当?じゃあお願いね」
優花里「よろしくお願いします!」
麻子「私は寝とく。あんまり広い店じゃないからこの人数で押しかけてもな」
華「わたくしは…夕マズメ狙いでお先に行ってましょうかね」
沙織「好きだねー華も。じゃあそんな感じで!」
~某河口
沙織「さて…今日はそんなに人が居ないね。じゃあこの辺から始めてみようか?」
優花里「了解しました!…とは言えどうすればいいのか…スズキってどんなところにいるんでしょう?」
沙織「基本的には障害物のそばで餌が流れてくるのを待ち構えているって言われているよ。もっと大きい河なら瀬ができたりするけど、ここだと目立ったストラクチャーが
ないから潮目を狙ってみようか」
みほ「潮目?」
沙織「うん、違う流れの潮がぶつかって混ざり合っているところね。その中はプランクトンが豊富で、それを狙ったベイトが集まりやすいの。そしてそれを狙ったフィッシ
ュイーターが集まってくるってわけ」
優花里「その食物連鎖の頂点に位置するのがスズキ…シーバスと言うわけですね」
沙織「そう!他にも潮目では流れが変わって、水が壁のようになるポイントがあるの。それにベイトが巻き込まれるとうまく泳げなくなっちゃうから、それを狙っていると
も言われてるよ。潮目の位置はどんどん変わっていくから、それについてシーバスも移動していると考えられているの」
みほ「ふ~ん、…?ああ、鎚と鉄床か」
優花里「そ、その例えは…当たらずとも遠からずというか…」
沙織「その場合私たちが鎚だけどね!ベイトを味方につけて背後から狙い撃ちよ!河口の場合川の流れが常にあるから、潮目ができやすいってわけね。まぁお勉強はその辺
にして、始めちゃおう!」シュッ
優花里「ええと、ではとりあえずこの自然な色のものから…」ピッ
みほ「私もそれにしよ…あれ?」ヘニャッ ポチャン
沙織「ああ、みぽりん。こういうルアーの時はそんなに長く垂らさなくていいよ?それにあまり初速を与えると空気抵抗で失速したり、弾道が高すぎると山なりになって手
前に落ちちゃうから、力を抜いてライナー気味を狙ってみてね?」
みほ「うーん、ちょっと向こうで練習してくるね…あれっ?何かがルアーを持ってっ…!?」グンッ
優花里「西住殿!何か掛かってますよ!」
みほ「えっ、えっ、えっ!?」バシャバシャ
沙織「わぁ、ビギナーズラックってホントにあるんだ…みぽりん、そんなに大きくないから落ち着いて?そのロッドならゼンゼン余裕だから」
みほ「そ、そんなこと言ったって…!結構引くんだけど…!」
優花里「その割にはけっこう竿が曲がっているように見えますが?」
沙織「ルアー釣りってそういうもんだよ。あ、シーバスじゃん!みぽりん、タモ降ろすからちょっと待ってね」
みほ「は、早く助けて~っ!」
沙織「最後まで冷静に落ち着いて!だよ。こっちこっち、そう。よいしょっ、うん、キレイなシーバスだね。はい、おめでとみぽりん!」
みほ「あ、ありがと…どんな大物が掛かっちゃったのかと思ったけど結構かわいい感じだね…」
沙織「40くらいかな?もっと大きくなるとイカツイ顔になるけどね。はいこっち向いてー」カシャッ
優花里「おめでとうございます!さすが西住殿ですね!」
沙織「どうする?持って帰る?」
みほ「え、えっと…逃がそうかな」
沙織「おっけおっけ、すぐ上がってきたからそんなに弱ってないよ。…まぁ大事を取ってタモで降ろそうか。初めてのシーバスだもんね」
みほ「あ、うん。…じゃあね」
沙織「…お、行った行った。すごいじゃん!やっぱ持ってるねーみぽりんは!」
みほ「いや、そんな。全部沙織さんの言う通りにしただけで…」
優花里「そういえばそのマジックハンドみたいなものはなんですか?」
沙織「あ、これ?フィッシュグリップ。シーバスはそこまで気を付けなくていいけどクロダイとかヒラメなんかは口に手を入れると危ないからね」カチカチ
みほ「沙織さん、ほんと短期間で見違えるようになったね…」
沙織「えー?いやいや~自分なんてまだまだっすよ~、なんてね!ほらほら、ゆかりんも負けてられないよ!こうなったら絶対釣らせて帰るからね!」
優花里(なんかこう、体育会系になられたような…)
みほ(ルアーマン独特のノリっていうのかな…?)
沙織「この調子だと潮が効き始めたら連発するかもしれないね。華と麻子に連絡しておこうっと、あ、華?今どこー?」
優花里「あれ、どなたか手を振ってますけど」
みほ「あれ、華さん…?なんか大きい魚を何匹も持ってるけど!?」
華「こんばんは、みなさん。調子はどうですか?」
沙織「聞いてよ~、みぽりんいきなり釣っちゃうんだもん!」
華「まぁ!それはおめでとうございます!こちらもまずまず、と言ったところですね」
沙織「コチ?いいサイズじゃん!やっぱ夏はこれだよねー」
優花里(ザックリいってますね…)
みほ(華さん、またたくましくなっちゃった…)
華「よろしければ後でみほさんのお部屋にお邪魔したいと思うのですが、構いませんか?」
みほ「あ、うん。なんかこう…ぶさかわいいというか、なんて魚なの?」
華「鯒ですね。今の時期おいしい白身の魚なんですよ。比較的ルアーで狙いやすい魚ですから、この辺りでも釣れるかもしれませんよ?」
優花里「小さいものは投げ釣りで釣ったりしましたが…なかなか大きくなるんですね」
華「ええと、この辺りで始めると聞いていたのでクーラーを置いて…ああ、ありました。麻子さんはまだおいでではないのですか?」
沙織「電話しても出ないのよねー。まぁもっと遅い時間になれば来るでしょ。それじゃここは後でまた来るとして、もっと上流のほう行ってみようか?
もう少し大きいのが居るかもしれないし」
3人「「「はーい!」」」」
~主流域
沙織「このへんでいいかな?川が曲がってるでしょ?こういう流れがぶつかるところも有望なポイントの一つだよ。流れの速いところと遅いところがで
きるから、そういうところも捕食しやすい場所になるってわけ!あとは排水口があるところとか、支流と合流するとことかね」
華「では…わたくしはあのへんで。また後ほど」
みほ「あ、うん」
優花里「五十鈴殿には何が見えているんでしょうか…迷いなくポイントを絞っていきますね」
沙織「まぁそう難しく考えることないよ?そこに居なかったらまた違うところを探ってみればいいんだし。どんどんランガンしちゃおうね」
みほ「うん。今度はこっちを投げてみようかな?えいっ」ピシュ
沙織「そうそう、いろいろ試せばその日のパターンが見つかるかもしれないしね。ほらほら、ゆかりんも!」
優花里「ああ、はい。どうも浅いレンジで食ってくるというのが想像つかないですし…バイブレーションにしてみましょう」
沙織「うん、こういう浅いところはそれもいいね!砂が積み重なって地形の変化ができたりもするし…ん、触ったね…もっかい、よし食った!」
みほ「タモやろうか?」
沙織「ううん、だいじょぶ。そんな大きくないし…ってキビレじゃん!やっぱ私ってシーバスとは縁がないのかなあ…?まぁいっか、今の時期おいしいし
キープしよっと」
優花里「これは…クロダイですか?」
沙織「うん、正確にはその近縁種ね。クロダイと違って今の時期に繁殖するから脂が乗ってるよ!警戒心高いって言われてるけど意外とルアーに食ってく
るのよね」
みほ「あれ、小さいけど何か掛かってるみたい…ヒラメ?」
沙織「ソゲかー。この子ら見境ないのよねー。どう見ても口に入らないでしょってルアーでも釣れたりするし」
みほ「ふふ、欲張りさんなんだ。もっと大きくなってからまた釣れてね?」
華「上流のほうはダメですね…あまりベイトが入っていないような気がします。先ほどのところで回遊を待ってみませんか?」
沙織「だねー。私たちもちょっと休憩にしよっか。ごはんまだだからお腹空いたでしょ?」
みほ「うん、優花里さん、また後でがんばろ?」
優花里「あ、はい…今行きます!」
~河口
沙織「はいっ、おにぎり作ってきたから食べてねー。お茶もあるよ!」
みほ「わぁ、ありがとう。いただきます」
優花里「いただきます!」
華「いただきます。歩き回る釣りでは荷物は少なめに…とは言えお腹が空いては力が出ませんね」
麻子「…よぉ、みんな釣れてるか?」
沙織「あ!麻子っ!もー、メールの返事くらい返しなよっ!」
麻子「寝てから来るって言っておいただろ?」
みほ「こんばんは麻子さん…あれ?その竿って…ずいぶん細くて長いけど」
優花里「磯竿ですか?」
麻子「うん、実家に帰ったとき探したらこれしかなかったんでな。リールの大きさは同じくらいだし、糸はちゃんと変えてあるから問題ない」
沙織「磯竿シーバス…マニアックな…」
華「それは何をされているんですか?…お散歩ですか?」
麻子「竿が長いから投げるの疲れるんだ。それに、スズキってのは障害物についてるんだろ?だったらこれでも問題ないはずだ」
沙織「テクトロ…またマニアックな釣り方を…知らないでやってるのがすごいわよね。でも、あれってもっと足場の高いところでやらないと食
わないんじゃ?」
麻子「知らん。だいたいこんなところで釣ったスズキなんてそんなうまいもんじゃないだろ」グイッ
麻子「?」グググーッ
麻子「なんだ!?引っ張られる!?…オバケ!?やめろぉ!」バシャバシャ
沙織「いや、魚でしょ…うわっ、しかもでかいし!…やっぱり釈然としない…」
麻子「…コホン、いいからさっさとタモをよこせ」
沙織「はいはい、お、今日イチ。ほら、こっち向きなよ」カシャー
麻子「…ふん、ルアーもなかなか面白いもんだな。…じゃあな、もう釣られるなよ」ジャブン
みほ「これはちょっと私たちには真似できそうもないね…」
優花里「小柄な冷泉殿ならではと言ったところでしょうか…」
華「普通の釣りが動の釣りなら、これは静の釣りですね。奥が深いです」
みほ「あれ?なんだか水面がザワついて…波紋のようなものがあっちこっちに」
沙織「ほんと?やっと時合いかな?よーし、じゃあやってみよう!」
華「…来ました!…みほさんが釣られたのと同じくらいですね。群れが回ってきたんでしょうか」ヒュル シュルルルルル
沙織「んー、シンペンでその先を狙ってみるかな。表層意識してるだろうし、引き波立てて…おっ、食ったね!結構いいかも!」ジーッ バシャバシャ
麻子「あんまりデカいの狙ってもな…ほら、このくらいが食べごろなんだ」シュル キン…キン…
みほ「わっとと…さっきの子じゃないよね?」バシャッ
優花里(うぅ~…私だけまだ一匹も…このチャンスで釣れなければ厳しいかも…!)
沙織「……ゆーかりんっ!」ポン
優花里「はいっ!?」
沙織「ほらー、肩に力が入ってるぞぉ~?難しく考えることはないの、要するに魚の傍を通せれば釣れるってだけの話なんだから。…そうね、こっ
ちに変えてみよっか?今は表層で釣れるから、より浅いレンジでじっくり見せるタイプがいいと思うよ」
優花里「ですが、小さくて自然な色のほうがいいのでは…?」
沙織「そんなの人間が勝手に決めてる尺度だもん。魚から見てどうかなんて、本当は誰にもわかんないよ!地味で優しいアプローチより、ガツンっ
て強引なアピールが有効な場合だってあるの。じゃなきゃ、ベイトに目が向いてるシーバスを振り向かせることはできないよ!」
優花里「…はい!やってみます!」
沙織「みぽりんにもね?」コソッ
優花里「な!…な!?た、武部殿!?」
沙織「あはは!緊張ほぐれたかな?じゃあ頑張ってね~」
優花里「あはは…ふぅ、よし…ボイルの先へキャストして、フェザリングで泳ぎだしを素早く…潮の流れを感じながら…トゥイッチ入れて…」コンッ
優花里(あー、今!…あわてないあわてない、もういt)コッ…ガツンッ!
優花里「!えっ、えっわわわわっ!」ギュンッ キューンッ ヒュィィィィィィーッ!
みほ「優花里さん?」
沙織「ゆかりん!無理に巻かないで、ロッド立てて!ランカーかも?」
華「なんでしょう?大事に行きましょう!」
麻子「おー…バットからブチ曲がりだな」
優花里「止ま…止まらない!…止まった!寄せては…これる!」
沙織「また走った!ゆかりん、こう、お腹に当てて!」
優花里「はい!くっ、ぬっ…なかなか浮いてこないですが…突っ込むような…!」
華「なんでしょう?ヒラメとか?」
麻子「河口だし鯛ってことはないと思うが」
みほ「…ばれ、ううん」
みほ「優花里さん、上げさえすれば釣れるんです!相手も苦しいはずですから、タックルの性能を、優花里さん自身が築き上げてきた力を信じましょう!」
優花里「はい!」
沙織「見えてきた!銀ピカだね!いいサイズだけど引きの割には…?回遊しててパワーがあるのかな?体高あるし…ゆかりん、タモいつでも行けるからね!」
優花里「お願いします!もう…少し…うわっ!?」バシャバシャッ ジジジジッ!
みほ「危ない!」ダキッ
優花里「に、西住殿!!?」
みほ「大丈夫だよ!頑張ろう!」ギュー
優花里「はいっ!!」(ヒャァッホォォォォウ!!最ッ高!だぜぇぇぇェェェエッ!!!)
麻子「…戦闘力が上がった。…バカな、まだ上がるだと!?」
華「これは…人の心の光…」
沙織「…なに遊んでんのあんたたち…もういいかな?ゆかりんこっちこっち!よっし、入ったね!はい、おめでと!」
麻子「村越正海級だったな」
華「村田基さんでは?」
麻子「それだ!」
沙織「あんたたちさっきから絶対適当に言ってるでしょ…いやどっちもすごい人だけど。ほら、ゆかりん撮るよー、みぽりんも入っちゃえ!」カシャッ
みほ「やったね優花里さん!」
優花里「西住殿ぉ~!やりましたぁ!」
沙織「…あれ、その子なんか頭が小さくて…ヒレが黒い…尻尾の付け根が太くて…あれ?」
華「そう言われれば…あの引きを見ると…」
麻子「…もしや」
優花里「ありがとう…じゃあ、また元気で」ガガガッ!
沙織「まって」華「お待ちください」麻子「待て」
優花里「…はぇ?」
沙織「ゆかりん、その子ヒラスズキ」
華「ぜひいただきましょう」
麻子「…」コクコク
優花里「えっ、でも…初めて釣れてくれた…」
沙織「すっごくおいしいよ?フツーのスズキとは全然違うよ?」
優花里「…」チラッ
みほ「そうなんだ…あ、え、えーと。あ、うん。優花里さんがどうしてもって言うならあれだけど、できれば…」
優花里「…そうですね!そこまで言われると、どんな味か気になります!」
沙織「よし、じゃあ撤収!」
華「では活きのいいうちに…」ジャカッ
優花里「じ、自分でやります!」
麻子「今日は魚がデカいから西住さんの部屋じゃきついだろ。みんなうちに来るといい。」
みほ「あ、じゃあお邪魔します」
~麻子の寮
沙織「じゃあどんどん捌いちゃおうね!交代でお風呂入ればいいよ!」
麻子「道具は縁側にでも干しとけばいい。帰る頃には乾くだろ」
華「ではわたくしはお庭でウロコを落としてまいりますね」
みほ「え、えーっと…」
優花里「なにかすることは…」
麻子「いいから風呂入ってくれ、後が空かない。着替えはさすがに私のじゃムリだろうが…」
沙織「あ、Tシャツくらいしかないけど私のでよかったら使ってー。麻子出してきてよ」
麻子「へーへー」
みほ「えーとじゃあお先に…優花里さん、二人で入っちゃったほうが早いし行こう?」
優花里「ははは、はい!お供いたします!」
麻子「…大丈夫かあれ」
沙織「へーきへーき、ゆかりんは紳士…じゃなかった淑女だからねー」
麻子「なるほど、たまには強引に、か…」
華「沙織さーん、頭どうします?」
沙織「あ、使う使うー。白身ばっかりだし潮汁にしようかなー。…麻子何か言った?」
麻子「いや、いいんだ。ほら、こっち終わったぞ」
沙織「???うん」
~夕?食
みほ「わぁ、なんだかすごいことになっちゃった」
沙織「お刺身とカルパッチョ、潮汁とーアラ煮に塩焼きね。普通のスズキは昆布締めにしてみたから持って帰ってね!じゃ、ゆかりんどうぞ?」
優花里「えー、ではいただきます!…おいしい!薄いピンクがかった身がきれいで…鯛のような、でももう少し旨みがあるような…?」
みほ「わぁ、スズキのお刺身ってあまり食べたことないけど、こっちのほうがおいしい!」
沙織「あー、やっぱこれよね…ああ、こんな遅い時間なのにぃ~!」
華「マゴチもいいですよね…もう少し寝かせておきたい気もしますが…大丈夫ですよ、お魚ですから!」
沙織「そうかな?だよね!」
麻子「うん、このキビレのクセになる感じが…醤油が脂まみれになってしまったが」
優花里「しかし、あんな身近なところでこんな怪物が釣れるとは…ルアーもなかなか奥が深いですね」
沙織「ねー!サーフなんかで釣れることもあるっていうけどホントに見たの初めてだよー!」
華「みほさんも優花里さんもよかったですね!またご一緒しましょうね?」
みほ「うん!他の魚も釣ってみたいな!」
優花里「今回は武部殿にお世話になりっぱなしでしたから…次は自力で釣れるように頑張ります!」
沙織「あはは、ゆかりんすっかりはまっちゃったかな?応援しちゃうよ!」
~後日
沙織「ねぇ!聞いて聞いて!私釣りの師匠ができたの!」
華「まぁ、それはよかったですね…もし釣り物が合うときは私にもご紹介くださいね?」
みほ「師匠って…沙織さんに必要なのかな…?」
優花里「まぁ、要するに釣り友達ができた、と」
沙織「うん、でも釣りだけじゃなくっていろいろ人生経験も豊富でねー!やっぱり大学生ってオトナだよねぇ~、ふふっ!」
みほ「オトナって…とうとう沙織さんにもそんな時が…うーん、いつものパターンなような気もするけど」
麻子「…あの人を大人と評するのはいろいろと不都合があると思うんだが」
優花里「冷泉殿ご存知なのですか?」
麻子「みんな知ってる人だ。まぁ直接話したことはないだろうが…」
沙織「あれ、師匠から電話だ。もしもしー?」
???『沙織ちゃーん!今度の金曜空いてるー?またフラれちゃったの…なぐさめてよぉ~!』
沙織「あらら…ファイトですよ師匠!男なんて魚の数ほど居るんですから!」
華「あー…そういうところで気が合ったんですね…」
沙織「って言うかちょっと遊びに来すぎじゃないですか?単位とか大丈夫?ダメですよちゃんとしないと!」
???『はぁい♪だいじょぶだいじょぶ、私特待生だから!単位なんかより沙織ちゃんと会うほうが大事っ♪』
みほ「なんだか危ない気配がする…」
優花里「えっ、ど、どのような!?」
華(みほさん、自分の事には鈍感なのに…)
沙織「やだもー!そういうのは男の人に言われたいのにぃ~!」
???『えー?私ならいつでも言ってア・ゲ・る・ぞっ?♪』
みほ「誰なのこれ…ちょっとその大学とやらに知らせたほうがいいんじゃない?」
優花里「普通に仲良しな会話なのでは…?」
華「いえ、少々行き過ぎかと思われます。麻子さん、どなたなんですか?」
麻子「はぁ、そんなことは私もとっくにやっているんだが…大学選抜のアズミとかいう奴だ」
みほ優花里華「「「えっ」」」
・
・
・
・
・
お久しぶりです!秋山優花里です!今回はソルトルアーと言えばこれ!シーバスフィッシングをお送りしました。>>1はメタルジグ原理主義者
なのであまり実践に基づいたことはお伝えできませんでしたが、フックを曲げるほどのパワーと水面を跳ね回るあの姿には否応がなしにテンシ
ョンが上がりますね…みなさんも最も身近なターゲットであるシーバスにぜひトライしてみてください!
ここからは番外編です!よかったらお付き合いくださいね。
番外編1「釣り具屋さんに行ってみよう」
~帰港日、某釣具店
みほ「ここがそのお店?前に釣り竿を貸してもらったとこだね」
沙織「そうそう、ちょっと知り合いが働いててね」
優花里「すっかり常連さんですねえ」カランカラーン
???「Я приветствую вас Что вы ищете?」
みほ「えっ?」
クラーラ「ようこそいらっしゃいました。何をお探しですか?」
優花里「あっあなたは!プラウダの…クラーラさんでしたか?」
クラーラ「はい、クラーラです。そうおっしゃるあなたたちは、大洗の隊長車の方ですね?」
みほ「あっ、はい。西住みほです」
優花里「秋山優花里です!…こちらで働いてらっしゃるんですか?」
クラーラ「はい、社会勉強のために、ときどき。オオアライは、お魚たくさんでわたし好きですから」
沙織「やっほー、クラらん久しぶり!元気にしてた?」
クラーラ「サオリサン!お久しぶりです。はい、クラーラは元気ですよ。今日は何をお求めですか?新製品の磯向けペンシルが、今朝入荷した
ばかりですよ」
沙織「うーん、それも気になるけど…今日はこっちの二人に入門用のタックルを組んで欲しいの。これから河口でシーバス狙いなんだ!」
クラーラ「そうですか。ご予算にもよりますが、当店は初心者の方向けの商品も多く取り扱っております。お任せくださいね」
みほ「よろしくお願いします。ルアーはまったく初心者で…ライトなら少しは」
優花里「私もです。ええと、予算はこれほどで…」
クラーラ「ふむ、ふむ…これなら十分使いやすいものを選んでいただけるでしょう。いくつか在庫を出してきますから、どんなルアーを使いたい
かご覧になっていてください」
みほ「意外なところで思わぬ人にあったね…」
優花里「はい、店員さんぶりも板についていて…不思議としっくりきています」
沙織「クラらんは生粋のロシア人だからねー。こういう日本の街が珍しくて楽しいんだって」
みほ「ルアーを見ていてって言ってたけど…なんだかものすごくたくさんあってどれを使えばいいのか…」
沙織「んー、今日は夜の河口だからね。とりあえずこれと、これと…あとこれくらいかな。…あとは…こんなのもあるとフォローが効くかな」
優花里「迷いなく手に取っていますが…どういう基準で選んでいるんですか?」
沙織「細かいことを言い出せばキリがないけど…レンジとサイズ感、それと扱いやすさかな。今回はできるだけ扱いやすいもので選んでみたけど
どうかな?」
みほ「???どうかな、って言われても…」
沙織「そうよね…ゴメンゴメン。この二つは水に浮くタイプで、こっちは水面のすぐ下、こっちは少し潜るタイプなの。二つともサイズは少し抑え
目だけど十分飛距離が出るタイプで、しっかり泳いでくれるのを選んだよ。今夜は月が出るし雨も降ってないから、できるだけ自然な色にしたの。
こっちは全然違う種類のルアーで、沈んでアクションが激しいタイプね。それから最後のはワームとジグヘッドね。広い範囲を探るには不向きだけ
ど、狙ったところに居る魚をじっくり誘うことができるよ」
優花里「…どれもなかなかいいお値段がしますね」
沙織「なのよね…まぁタックルやラインシステムがちゃんとしてればそうそう無くなることはないよ?今日はそんな底を攻めたりするつもりないし、
そのつもりで選んでみたから」
みほ「まぁ何事も経験ってことで…あれ、これって…!?」
優花里「…?どうかしましたか?」
みほ「見て!ボコの釣り竿がある!私これにする!」
沙織「…すごい年代物。いや、これ子供用だから!今日の釣りに持ってって魚が掛かったらすぐ壊れちゃうよ?」
みほ「いいの!…それがボコだから!」
優花里「…さすがに西住殿がすぐに壊れる危険な道具を使っているのを見過ごすことはできません!」
みほ「えー…、…またね、ボコ…」
クラーラ「что?何やら盛り上がっていますね?さぁ、こちらが当店お勧めのエントリーモデルです。どうぞお手に取って確かめてみてください」
みほ「こうして見ると結構長いね。でも、とっても軽い!」
優花里「近年のものはカーボン含有率がかなり高いですからねー。ん、戦車道用のカーボンで釣り具を作ったらどうなるのでしょう…?」
沙織「…たぶんもの凄い高級品になって誰も買えないと思う…で、どれにする?」
みほ「うーん、予算はなんとかなりそうだけど、どれにしたらいいのか…」
クラーラ「ロッドの基本となるのは9ftでMLクラスのものですね。これならいろんなルアーを使いやすいですよ。あら?これはサオリサンが選んだの
ですか?さすが使いやすいものでまとめておいでですね」
沙織「えへへー、とは言っても釣れるかは別問題だけど…今日こそはスズキサイズをゲットしたいなあ」
クラーラ「もしこれ以上重たいルアーを使いたいのであればMクラスをおすすめしますよ。ルアーと言うのはキャストするときももちろんですが、引い
てくるときも引き抵抗がかかりますから、あまりパワーのないロッドで重たいルアーを使うのはとっても疲れます。また、あまり力に自信がない方なら
逆にルアーを軽くしてLクラスのものを選ぶのも一つの方法です」
みほ「うーん、うーん…」
クラーラ「ふふふ、初めてのタックルならば迷うのも無理はありませんね。このくらいのご予算をいただければどれも使いやすいものばかりですから、
なんとなく、とか見た目で選んでしまってもいいですよ」
みほ「あ、じゃあボコ…」
沙織「……」
優花里「…私はこれにします。なんだか名前が縁起がよさそうです」
みほ「…えーと、じゃあ私はこっちで…」
クラーラ「はい、では次はリールですね。お二人がシーバスをされるにはPE1.0号を150mほど巻けるものがよいでしょう。となると…この辺りですね。
先ほど選んだロッドに取り付けてみて…どうですか?」
みほ「うん、なんだかすごくそれっぽくなって格好いいね!」
優花里「やはりロッドとリールはメーカーを合わせたほうがいいんですかね?」
クラーラ「そんなことはありません。バランスが合っていれば、組み合わせてみて見た目が気に入ったり、店頭でお手頃な価格になっているものを選
んでいただいて構いません。バランスと言うのは…ちょっと失礼しますね?」
優花里「あ、はい」
クラーラ「きちんとバランスがとれていれば、こういうこともできます」
みほ「すごい、指一本で…!」
クラーラ「私がすごいのではありません。タックルのバランスが取れているからです。これは実際に使用しているときに大事なことで、実際の重さより
も軽く感じたり、重たく感じてしまったりするのです」
沙織「まぁ、クラらんが出してきてくれたのならどれを組み合わせても大抵合うと思うよ?」
優花里「うーん、人が持っているのを見るとますます格好よく見えますね!これに決めました!」
みほ「うん、私もこれで!」
クラーラ「はい、最後にラインを選びましょう。最近では高品質のPEラインがお手頃な価格でお求めいただけますが、今回は初めての夜のシーバスと言
うことなので、ある程度よいものを選ぶことをお勧めしますよ。…そうですね、これが一番のおすすめですがいかがでしょう?」
沙織「あ、これ私も使ってるー。いいよね!」
クラーラ「はい、一番の売れ筋です」
みほ「そうなんだ、じゃあそれで!」
優花里「私もそれでお願いします」
クラーラ「ありがとうございます。下巻きとリーダーはこちらでやっておいてもよろしいですか?おまけしておきますので」
沙織「うん、それでお願い!クラらんに任せておけば安心だよ!」
みほ「そういえばリーダーってどうやって結ぶの?」
優花里「電車結びじゃ…ダメですかね?」
沙織「あー、じゃあ私ので練習してみよっか?こっちの机借りていい?」
クラーラ「はい、どうぞ。では、しばらくお待ちくださいね」
沙織「まぁいろいろあるんだけど…事前にやっていくならFGが一番簡単で強いと思うなあ。リーダーが細めならノーネームかな。FGはこう、ラインを前歯で
挟んで…ふのももいはなんえ、ひんとあって、ひーあーをうえいしあにくるふるほ…」
優花里「武部殿、なんとおっしゃっているのか分からないのですが…」
沙織「いれあわはるえほ?綺麗に巻けたら一回片結びして、今度はこっちを口で咥えて…はんほうほういいめほんえ…こう、しっかり締め込めたら色が変わ
って硬く締まるのが大事だよ。あとは補強のために折り返しながらハーフヒッチで…今度はPEだけに結び目を作っていって…はい、これで完成!引っ張って
みて?」
みほ「あ、すごい、全然ずれない!」
沙織「でしょー?じゃあ次はノーネームね、みぽりんやってみる?」
みほ「うん!」
沙織「じゃあはじめにリーダーでエイトノットを作って?…そうそう、まだ締め込まないでね。じゃあこっちの輪っかを手で持ったまま、リーダーをここに
通して、くるくる巻き付けていこうね。うん、じゃあそこで折り返し。片結びで仮止めしてもいいよ。またおんなじように巻き付けて、最初に入れたところ
にまた通す。うん、じゃあリーダー側の結び目を締めたらPEをゆっくり締め付けていって…そうそう、上手上手!あとはまた同じようにハーフヒッチをする
といいよ」
優花里「どっちもなかなか難しそうですね」
沙織「慣れだよ慣れ!」
クラーラ「お待たせしました。はい、こちらがミホサン、こちらがユカリサンのタックルです。たくさん釣れるといいですね」
みほ「ありがとうございます!」
優花里「おお…ストラップも付いて歩兵小銃のような佇まいに…ありがとうございます!あれ、でもこれお願いしましたっけ?」
クラーラ「サービスです。それからこちらがお会計です」
みほ「あの…なんだかずいぶんお安いようなんですけど」
クラーラ「優勝のお祝いだそうですよ」
優花里「ええっ!?ありがたいですが、よろしいのですか?」
クラーラ「はい、…その代わり…こちらにサインをお願いします、とのことです」
沙織「あ、出た」
みほ「店主さんの…等身大パネル?」
優花里「あはは…ってけっこううちのチームの人たちの名前が…会長まで!」
クラーラ「はい、当店は大洗女子学園様御用達の店として売り出し中ですので。他にも水産科やフィッシング同好会の方たちですとか」
みほ「大洗の人たちって商魂たくましいね…」
※予算
ロッドもリールも実売価格…釣り具はメーカー価格よりもかなり割引されているのが一般的で、シーバス用なら1万円前後のもので十分快適に使用できます。
物足りなさを感じるようになったらそれはあなた自身が成長したという証!それまでは最初に購入したものを使い倒してみましょう!
PEラインは8本撚りで150mなら2千円台半ばほどが相場でしょうか。長くなったりより細いものはもう少し高くなりますね。
※武部殿の選んだルアー
DUEL ハードコアリップレスミノー 120F パールホロレッドヘッド DAIWA ショララインシャイナーZバーティス 97F 3Dイナッ子 shimano サルベージ70S
レンズコノシロ オーナー 静ヘッド10g ECOGEAR パワーシャッド 4" UVホログラムイワシ チカチカ室蘭(夜光)
ご覧になっているみなさんはどう思いますか?ぜひご意見を聞かせてくださいね!
※クラーラ殿おすすめのPEライン
YGKのG-soul X8 UPGRADE 値段もそれほど高くありませんし、ノットを組むのが苦手な人にも扱いやすいと思います。使った後はシリコンスプレー!
※下巻き
PEラインは高価なので、リールの容量いっぱいの長さを買うなんてことはしません。そこであらかじめナイロンなどを巻いておき、その上にPEを巻く下巻きと
言う手法がよく用いられます。計算の仕方は調べてみてくださいね!または使いたい機種にラインナップがあるなら浅溝スプールのモデルを買ってもいいですよ。
もちろん番外編中の我々のようにお店の方にお願いしてもいいですが、某量販店の店員さんが買ったばかりのリールでグワシ!グワシ!グワシ!と糸を巻いて
いるところを見てからは…実際に使うときはそんなに強くテンションをかけるわけじゃありませんから、そのときは収まってもあとあと…あ、専用の機械を使っ
てやってくれるところもありますよ。
※各種ノット
詳細はネット検索で!クレハ合繊株式会社さんのシーガーのサイトが動画などもあっておすすめです。
※保証書と免責
特に新しいロッドを買うと不注意で折れてしまったー!と言うときでも一年間以内で一度だけなら格安で修理、交換をしてもらえます。保証書は大事に保管し
ましょうね!小売店独自のシステムがあることもあるので問い合わせてみましょう。
番外編2「河口サーフでのフラットフィッシュゲーム」
華「潮目がありますね。この辺りから始めてみましょうか…ボイルが見えますし、たまにはトップを試してみましょう」ヒュンッ
華(うーん、ベイトが小さいのでしょうか、それとも…)バシャン
華(やはりボラですね…次は水面直下で…)ゴッ
華(乗りませんでしたね…口が小さい魚でしょうか)ゴゴッ
華(よし、…?引きが消え…いえ、ついてますね。なんでしょう…ああ、ダツ…お引き取り願います)バシャン
華(もっと遠くを狙ってみましょう。巻いて落として…巻いて落として…ダメですね…ああ、底をさらっていたらゴミだらけに…)
華(はぁ、なんだか面倒になってきましたわ。やはり頼れるのはこの方たちですね)ヒュパッ!
華(跳ね上げてフォール…ジャカジャカ巻いてフォール…)ガッ!
華(よしっ!…あら、予想外のところに根が…思い切りフッキングしてしまいましたわ…立ち位置を変えればフックが伸ばせたり…しませんでしたね…)ブツッ
華(やはり最後に頼るのはこれですか…)ビシュッ!
華(ちょっと疲れてきたので巻いて落とす巻いて落とす…)ググッ!
華(よし、…首を振っていますね。やはり鯒…まずまずなのでキープしましょう)
華(しかしまだ大きいのが居るかもしれません。同じところに…今度はしっかりボトムを意識して…)ググッ!ジィッ!
華(ふふ、やはり居ましたね?まぁ、なかなかいいサイズです)
華(うーん、みんなでいただくならもう一匹ほど確保しておきたいですね…)フォンッ!
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華「さて、沙織さんたちはもういらしているでしょうか?…あら、噂をすれば。はい、もしもし?」
※フラットフィッシュ
主にヒラメやマゴチを指す言葉ですね。餌釣りの方々の間では砂物と言うのがわかりやすいでしょうか?
※わたくしの使用したルアー
DAIWA モアザンソルトペンシル 95F DUEL ハードコアリップレスミノー 120F DUEL アダージョヘビー 105 DAIWA サムライジグ 30g ダイソー ジグベイト 28g
ルアーの選び方と言うのはほとんど好みの領域ですが、ジグベイトは最強の一角と言えるでしょう。ただしラインナップが18g、28g、40gのブルー、オレンジ、ピ
ンクしかないのが欠点ではあります。シルバーやゴールドが欲しいところですね…わたくしからは以上です。では優花里さんにお返ししますね?
…それではこれでこのシリーズはおしまいです。>>1の好きなものをかけ合わせればもっと楽しい!なんて短絡的な発想に長々とお付き合いいただき申し訳ありませ
んでしたが、海釣りと言うものに初めて触れた方、違うジャンルの釣りをしたいと思っていた方へのきっかけになれれば幸いです。いつの日にか、今度は海でお会いし
ましょうね!
テーテーテーテテー
出演 あんこうチーム
クラーラ
声の出演 アズミ
協賛 大洗女子学園
秋山理髪店
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???「私の元部下が迷惑をかけてすまなかった。今後は厳重に監視下に置くよう母上に頼んでおく。…連れて行け、とても楽しい反省会に招待してやろう」
???「この馬鹿!完璧に事案じゃないの!」
???「このアホ!ムダチチ!シャツを着ろシャツを!」
???「だってぇ~!隊長が居なくて寂しかったんだものぉ~!!」
???「ごめんなさい沙織さん、あんこうチームのみなさん…ところで、その格好は?…魚釣り?とっても楽しい…?私にもできるだろうか…?」
つづかない
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