幼男「ダメ・・・？」ｳﾙｳﾙ

幼女「ダメよ」

幼男「なんで・・・？」

幼女「私には好きな人がいるからよ」

幼男「え・・・？」

幼女「隣のクラスのイケメン君よ」

幼男「イケメンか・・・」

幼女「そうよ、だからけっこんはできないわ」

幼男「そ、それじゃあ！！！ぼくがイケメンよりもっとかっこよくなって、幼女ちゃんを惚れさせる！！！」

イケメン「幼男君そんなこと言ってたのか・・・」

幼女「そうなのよ、ホント馬鹿・・・」

イケメン「幼男君が、失踪してからもう１年か・・・」

幼女「そうね・・・もう私たち６歳ね」

イケメン「でも、幼女ちゃんが結婚できるのあと１０年じゃないか」

幼女「あの・・・私と結婚してくれないかしら？」

イケメン「いいけど、幼男君はいいのかい？」

幼女「いいわよ、あんな馬鹿・・・」（良くないわよ・・・）

イケメン「それじゃあダメだね、今は結婚したくない」

幼女「そんな・・・」

イケメン「それじゃあ、僕は忙しいからこれで」

幼女「・・・うん」


～１１年後～

先生「えー、高校二年生になって来年は受験だ、気合入れて勉強してけよー」

生徒「はーい」

先生「あ、そうだそうだ、今日から転校生が一人来る、入ってこーい」

男「失礼します」

モブA「まじか・・・めっちゃイケメンじゃねぇか・・・」

モブ女「きゃー！イケメン君よりカッコいいかも？」

先生「静かにしろー、男自己紹介」

男「・・・はい」

男「どうも、丹位戸高校から来ました、男です。わからないことがいっぱいなので教えてくれると嬉しいです」

男「よろしくお願いします」

先生「んじゃ、女のとなりな」

男「はい」

男「・・・あの・・・」

女「はい？」

男「教科書、見してもらっていいですか？来たてで無くて」

女「いいわよ」

男「どもです」ｶﾞﾀｯ

女「え・・・？」

男「・・・はい？」

女「いいえ、なんでもないわ」

イケメン「あれ・・・って・・・」

～休み時間～

ﾜｰﾜｰ男ｸｰﾝ

イケメン「男くん、ちょっといいかい？」

男「ああ、うん」

イケメン「悪いね、こんなとこまで」

男「いいよ、どうしたの？」

イケメン「俺のこと覚えてる？」

男「えっと・・・ごめん」

イケメン「そっか・・・隣の女さんは？」

男「綺麗な人だね、誰だろう・・・？」

イケメン「幼女ちゃん」

男「！？！？！？！？！？」

イケメン「それで、俺は昔幼女ちゃんに好意を持たれていたイケメンだ」

男「そ・・・それは本当か？」

イケメン「ああ、本当だよ」

男「女さんは気づいているの？」

イケメン「多分気づいてないと思うよ」

男「まじか・・・今も女さんってイケメン君のこと好きなのかな？」

イケメン「どうだろう、先週俺が付き合ってる人紹介して泣いてたからなぁ」

男「お前やばいな・・・」

イケメン「女さんしつこすぎるよ・・・」

男「そうなんだ」

イケメン「男くん、５歳の時結婚しようって言ったんだろう？」

男「ああ、言ったさ」

イケメン「それは今も思っているのかい？」

男「あぁ、もちろん」

イケメン「それじゃ、女さんに話しかけてみるといい」

男「わかったよ」

女友「あ、イケメン君ー」

イケメン「あ、女友さんどうしたの？」

女友「いや、女がさ・・・」

イケメン「なんだ・・・また・・・か？」

女友「そうなの・・・」

男「どうしたの？」

女友「この人は？」

イケメン「あぁ、俺と女さんの幼馴染１１年ぶりに会ったんだ」

女友「えぇぇぇ？！そうなの？！？！」

男「はい、俺は覚えてないんですけどね・・・」

女友「とにかく！！女が・・・」

イケメン「わかったよ、それじゃ男くん頑張ってね」

男「おう」