あずさ「私だけの、プロデューサーさん」 (20)
初カキコ…ども…
書きダメあり、クオリティ低、まあ、ゆるく見てやってくれると…
P「はい、今度のドラマの主演にあずささんを、という事なんですけど」
あずさ「何ですか?このヤンデレって」
小鳥「ピヨヨ( ノ゚Д゚)ヨッ!!あずささんにその様な役が回るとは…説明しましょう」
P「出たな妖怪腐ヨコ」
小鳥「ふよこ?失敬な…良いですか、あずささん、ヤンデレというのは、相手の事が好きで好きで好きで好きで好きで好きで、たまらなく好きで、その人が他の女の子と話したりなんかしたらもうその女の子を殺してやる殺してやる殺してやる殺してやる殺してやるってくらい憎くって、最後にはもう、〈天城越え〉みたいな」
あずさ「は、はあ」
P「…分かりました?」
あずさ「はい、何となく…」
小鳥「そこであずささん、プロデューサーさんを好きな人という事にして、演技の練習をしましょう」
あずさ「え、ええええ?!」
P「マジか」
小鳥「明日の朝からですからね、ここをこうして、こういう時には———」
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翌朝
あずさ「プロデューサーさん、コーヒー、入りましたよ」
P「あ、ありがとうございます、あずささん(あれ?普段通り?)」
あずさ「プロデューサーさんの為に、私が淹れたんです」
P「ありがとうございます、とてもおいしいですよ」
あずさ「そうですか?まだまだたくさんありますから」
P「いえ、一杯で」
あずさ「…私のコーヒー、美味しくありませんでした?」
P「え」
あずさ「私のコーヒーなんか、不味くて飲めないって、そういう事なんですか?」
P「い、いや、美味しいですよ、ただ、コーヒーはポット一杯とか飲むものじゃないかなーって」
あずさ「…あら、私としたことが、ごめんなさい、つい張り切っちゃいました。あとで温めて飲めますからね」
P「そ、そうですよ…(あれ?なんか怖い)」
あずさ「うふふふっ、プロデューサーさんがコーヒーを美味しいって言ってくれました〜」
P「いや、本当においしいですよ、毎日でも飲みたいくらい」
あずさ「あ、あらあら〜…えいっ!」ギュッ
P「わわわわ」
あずさ「…プロデューサーさんは、私だけのプロデューサーさん…ですか?
P「いや…その」
あずさ「うふふっ…意地の悪い質問でしたね。忘れてください」
その数十分後〜
雪歩「あ、プロデューサー、おはようございます、お茶、どうぞ」
P「おう、ありがとう雪…ほ」
あずさ「(ジーッ)」
雪歩「ひっ!」
あずさ「プロデューサーさん…雪歩ちゃんのお茶は、飲むんですね…」
P「あ、いえ、その、えーと」
あずさ「私のコーヒーは飲めないって言ったのに!」ガシャーンッ!
雪歩「きゃぁっ!ご、ごめんなさい〜っ!」
P「あ、あずささん、落ち着いて、ね?コーヒーだけじゃなんだかなーって、お茶も飲みたい気分の時もあるかなーって」
あずさ「…そうですよね、コーヒーだけじゃ飽きちゃいますものね、ごめんね雪歩ちゃん、驚かせて」ニコォ
雪歩「い、いえ…プロデューサー、ちょっと」コソコソ
P「何だ」コソコソ
雪歩「あずささん、変ですよぉ…」コソコソ
P「い、いやな、今度のドラマの演技の練習をだな」コソコソ
あずさ「…プロデューサーさん、雪歩ちゃんと、何のお話ですか…?」
P「あ、いや、その、別に大したことでは」
あずさ「私に聞かせられない話ってなんです?何で私に内緒にするんですか?何で私を仲間外れにするんですか?何で私に言ってくれないんですか?ねえ、プロデューサーさん、何でですか?ねえ、何で?何で?何で?何で?!」
P「い、いや、あずささん、演技指導の話、覚えてますよね?!」
あずさ「ええ。はい、小鳥さんから」
雪歩「あ、あずささん、凄いですよ」
あずさ「ありがとう、雪歩ちゃん、照れるわぁ」ニコニコ
雪歩「…良かった、いつものあずささんだ」
あずさ「あら、もうこんな時間。私、律子さんとレッスンがありますから」
P「あ、はい、行ってらっしゃい、あずささん」
あずさ「…プロデューサーさん、私が居ない間に、他の子と仲良くしちゃ…嫌ですよ…?」ニコォ
P「は、ははっ」
あずさ「では、行ってきます〜」
あずさ「…あ、そうそう雪歩ちゃん、少しお話があるんだけれど」
雪歩「あ、はい」
P「しかし本格的ですね、小鳥さんの演技指導」
小鳥「え?」
P「凄いですよ、あずささん、怖い位です」
小鳥「…プロデューサーさん、何を言ってるんですか?」
P「え?だって今日の朝のあずささん、見たでしょう」
小鳥「…今度のドラマで、あそこまではしませんよ。私もあんな風にまでは…もっとギャグ調で教えましたもん」
P「…はい?」
小鳥「…ガチ…?」
バタンッ
リツコサーンオマタセシマシタ-イキマショウカ-
アズササン、ソッチハハンタイホウコウデスヨー
雪歩「ヒッ・・・グスッ・・・ウッ…」
P「どうした雪歩!」
雪歩「あっ…あずささん、怖いですぅぅぅぅっ…さっき…!」
あずさ『うふふ…雪歩ちゃん…あんまりプロデューサーさんと仲良くしてると…許さないわよ』
雪歩「いつものあずささんじゃないですぅっ…」
小鳥「…ピよ…」
P「小鳥さん、本当に」
小鳥「そ、そんな!同じ事務所の子にそこまでするほどきつい演技なんか私もできません!」
P「…何か原因があるのか?」
更にその数日後〜
美希「ハニーっ!」
P「どうだった、現場は?」
美希「うんっ!ディレクターさんに褒められたの!」
P「そうか、美希がんばったなぁ」ナデナデ
美希「えへへっ、もっと撫ででほしい…の」
P「…?」
あずさ「…」
美希「あ…あずさ、何だか…その…」
あずさ「美希ちゃん…プロデューサーさんから離れて!」バッ!
美希「きゃっ!」ドサッ!
P「あずささん?!」
あずさ「…プロデューサーさんから美希ちゃんの匂いがします…!消さないと」スリスリ
P「あ、あずささん!ちょっ、まっ」
美希「あ、あずさ…」
あずさ「美希ちゃん…これ以上プロデューサーさんに近づくなら…」ギロッ
美希「ひっ…!」
P「あずささん!」
あずさ「…!わ、私なんてことを…ごめんね、美希ちゃん、ちょっと役作りの練習を…ごめんなさい…」ウルウル
美希「あ、あずさは悪くないの。演技もすごい上手だし…あの、はに…プロデューサー、今日は美希、お仕事終わってるから、帰るね、じゃあ!」
P「あ、美希…あずささん、幾ら練習とは言え、相手にけがをさせるような事だけは…あずささん?」
あずさ「…」ニヤァ
P「…あずさ…さん?あずささんっ!」
あずさ「…、あ、あら?ごめんなさい、ちょっと考え事を…ふふっ、私の演技、どうですか?」
P「怖い位ですよ。本当にこんな人が彼女だったら、怖くて仕方ありません」
あずさ「…そう…ですか」
P「?」
あずさ「いえ、何でもありません…それじゃあプロデューサーさん、私もこれで」
P「律子が送ると言ってましたから」
あずさ「はい…お疲れ様です〜…あ、そうだ…プロデューサーさん」
P「は、はい」
あずさ「ずぅっと…私の事だけを…見ていてくださいね」ボソッ
P「」ゾワッ
バタンッ
P「…小鳥さん」
小鳥「ほ、本当ですって!私、そんなこと!」
P「だっておかしいじゃないですか!つい一昨日まであんなことなかったんですよ!?美希に手を上げたんですよ!演技指導っても限度があるじゃないですか!」
小鳥「だってぇ…本当にぃ、そんなことまではぁ…」ウルウル
P「あ…ごめんなさい、小鳥さん…」
小鳥「いえ、良いんです…でも、ちょっと怖いですね、何だか演技に見えないんですよ…」
P「…小鳥さん、あずささんにどんな説明したんですか?」
小鳥「あ、はい…ヤンデレとは、云々。で、然々で。赫赫だと…それで、タイプってのがあるんですよ」
P「え?タイプ?」
小鳥「はい、たとえば、よくあるのは、手料理に自分の髪の毛、とか」
P「ああ、良く聞きますねそれ」ズズズッ
小鳥「相手と一緒になりたいって気持ちが強いそうです。あと、相手の行動を逐一観察しているとか」
P「ストーカーじゃないですか」ズズズッ
小鳥「相手の事は全部知っていたいって気持ちからだそうですよ。あと、他の女の子と話してると怒るとか」
P「普通なら、ただのヤキモチで片づけるんですけど…っ!ゲホッごほっ!」
小鳥「相手に対する独占欲から・・・大丈夫ですか?」
P「いえ、喉になんか…髪の毛?」
小鳥「長いですね、プロデューサーさんではないです…そのコーヒー」
P「…あ、あはははっ、いえ、何かの間違いですよ。ほら、あずささん髪長いですから」
小鳥「兎に角、好きな人への執着心は凄いんです。自分が好きなら相手も自分の事が好きだろうって感じで…たとえ恋人が居ても、実力行使でそれを排除して」
『うふふ…雪歩ちゃん…あんまりプロデューサーさんと仲良くしてると…許さないわよ』
『美希ちゃん…プロデューサーさんから離れて!』
P「…」
小鳥「あ、あの、プロデューサーさん、大丈夫ですか?」
P「え、ええ…どうしよう、断ろうかな…あの仕事」
小鳥「そんなことしたら、大変な損害ですよ。うち、干されちゃいます」
P「…ま、まあ、俺の持って来た仕事ですから、ね。俺が責任もって…」
翌日
春香「おはようござます、プロデューサーさん!」
P「おお、春香…はよー」
春香「どうしたんですかプロデューサーさん?何だか元気がないですよ?」
P「うん、いや、大丈夫」
春香「ほら、そんな時は。これ!」
P「何だこれ?」
春香「トリュフチョコです!」
P「…んまい!」
春香「そうでしょう?自信作ですよ、自信作」
P「うん、旨い、こりゃあ今度のバレンタインでもらえる奴は幸せだなぁ」
春香「え?」
P「学校で渡される奴が居ると思うと、悔しいなぁ」
春香「あの〜…まあ、いいですけど、本当に鈍い」
P「え?」
あずさ「おはようございます〜」
P「あ、あずささん…」
春香「あずささん、おはようございます。チョコレート、食べますか?私の自信さ…く」
あずさ「…そうそう、プロデューサーさん、私も作ってきたんですよ、チョコレート」
P「あ、ありがとうございます」
春香「美味しそうですね〜」
あずさ「触らないで!」バシッ!
春香「痛っ…!」
あずさ「これはプロデューサーさんの為に作ってきたのよ…?」
春香「ご…ごめんなさい…」
あずさ「さあ、プロデューサー、食べてください」
P「あ、あはは、今はちょっとお腹いっぱい」
あずさ「…春香ちゃんのチョコレートは食べたのに…私のチョコレートは食べてくれないんですね…私のチョコレートなんか、食べたくないって、そういう事ですか!」
P「あ、いや、食べます!今、甘いものがとても食べたい気分なんです!」バクッ!
春香「プ、プロデューサーさん…?」
あずさ「うふふふふっ…お口に合うかしら〜?」
P「と、とてもおいしいです、ありがとうございます」
あずさ「それは良かったです〜」
アズササーン、ソロソロシュウロクノジカンデスヨー
あずさ「律子さんが呼んでますから、私、行ってきます…プロデューサーさん」
P「は、はい」
あずさ「うふふっ…」
P「」ゾクゾクゾクッ
バタンッ
春香「あの…」
P「春香ぁ…怖いよぉ…!あずささんが怖いんだよぉぉぉぉぉぉっ!」
春香「わ、わたしも…怖かったですぅぅぅっ!」
コノーサカーミチヲーノボールタービニー
P「え…メール?」
『差出人;三浦あずさ 題名;無題 本文;怖がらなくても、大丈夫ですよ、うふふっ』
P「」
春香「…エスパー…?」
P「」
春香「あれ?プロデューサーさん…プロデューサーさん!小鳥さん、プロデューサーさんが!」
小鳥「…目が覚めましたか?」
P「…どうしよう小鳥さん、あずささんがおかしくなっちゃった…」
小鳥「あるいは…元々おかしかったのか」
P「え?」
小鳥「つまり、ですよ…あずささんが元々病んでて、役作りの為に少しやったら本性現わした…」
律子「はぁ〜今日も草臥れるわねぇ…」
P「律子!」
律子「な。何ですプロデューサー、そんな」
P「最近、あずささんの様子、変じゃないか?!」
律子「そういえば」
P「何っ?」
律子「最近あずささん、笑ってることが多くなりましたね。いえ、元々笑顔が多い人ですけど、ご機嫌というか」
P「そ、そうか」
律子「あ、そうそうプロデューサー、あなたに貰ったって喜んでましたよ、ハンカチ一枚で喜ぶあたり、あずささんも乙女って言うか」
P「」
小鳥「あの…プロデューサーさん、最近ハンカチなくしたって言ってましたよね」
P「」
小鳥「プロデューサーさん!」
律子「あずささんがヤンデレになった?」
P「…」
律子「そんな馬鹿な。漫画とかアニメの見過ぎですよ」
P「でも」
律子「大体プロデューサーが」
コノーサカーミチヲーノボールタービニー
P「メール…俺怖い、律子、代わりに見て」
律子「何で私が…え」
P「…なんて書いてある」
律子「…すいません、私はこれで」
P「待て律子、1人にしないでくれ!」
律子「これを見ても?」
『差出人;三浦あずさ 題名;無題 本文;律子さんから離れてくださいプロデューサーさん、小鳥さんからも離れてください、何で私の居ないときに他の子とイチャイチャするんですか』
P「」
小鳥<Pさん、筆談ですよ!筆談!>
P<もう俺、疲れました>
小鳥<盗聴器ですよ!服、全部脱いで!>
P<え?>
コトッ、コトッ、カタッ
P<…マジでありました>
小鳥<…プロデューサーさん、最近亡くしたものとかは?>
P<…ボールペン、ハンカチ、折り畳み傘の外袋。あと家の合鍵>
P「」
ガチャッ
P「」
あずさ「…」
P「あ…ああ」
律子「あずささん、一体」
あずさ「…!」バシーンッ!
律子「きゃっ…!」
あずさ「…律子さん…プロデューサーさんに近づかないでといった筈です…小鳥さんも!」
小鳥「あ、あずささん、落ち着いて、演技何てしなくても良いんです」
あずさ「演技…?私は演技何てしていませんよ」
小鳥「おかしいですよあずささん!」
あずさ「私は何もおかしくありません…!」
小鳥「あずささん…」
P「あ…」
あずさ「…では、お先に失礼します…プロデューサーさん?」
P「は…」
あずさ「待ってますからね…うふふっ」
バタンッ
P「…俺も、帰ります…」
律子「大丈夫ですか?送りましょうか?」
P「いや、大丈夫だ…」
小鳥「今日、私の家に来ますか?」
P「それは別の意味で怖いです」
小鳥「ピヨヨ…」
P(いやいや、単なる偶然だ、カギもきっとどこかで落としたに違いない。あずささんもドラマの主演という事で張り切り過ぎてるだけだ。もう少し肩の力を抜いてやらないと)
ガチャン
P(…え…俺、閉め忘れたかな?カギ…)
あずさ「お帰りなさい、プロデューサーさん」
P「」
あずさ「ご飯にしますか?お風呂にしますか?それとも…うふふっ」
P「な、何で…」
あずさ「何でって…私は、プロデューサーさんの事、大好きですから」
P「理由になってませんよ。何でおれの家の合鍵、持ってるんですか」
あずさ「…」
P「それに、他の子達にも、叩いたり…かわいそうじゃないですか、幾ら演技だと言っても限度がある!」
あずさ「…私は」
P「え」
あずさ「私は、プロデューサーさんの事が好きなのに…あなたは何時も他の子に構ってばっかり…」
P「ち違いますあずささん俺は」
あずさ「私はあなたの事だけを愛しているのに…あなたは何時も他の子を見てばかり」
P「あずささん…」
あずさ「あなたが私を見てくれないのなら…あなたを私は…!」
P「!」
あずさ「…誰かにとられる…くらいなら…」
貴方を殺して、良いですか?
…さん…サーさん…ュー…さん…プロデュー…さーん
P「…ここは」
あずさ「私“達”の家ですよ」
P「…怖い夢を見たんです。あずささんが、事務所の子達に物凄くつらく当たって。俺の家に勝手に入って…」
あずさ「あらあら…」
P「…俺がほかの子達を見てるのが嫌だからって、俺を[ピーーー]って」
あずさ「…」
P「そんな事、あずささんがする訳無いのに…俺があずささん以外に浮気するなんて、あり得ないのに…」
あずさ「私も、貴方の事以外を好きになるなんてことありませんよ」
P「そうですよね、夢です…そう、目覚めの悪い夢です」
あずさ「そうですか…大丈夫ですよ…怖くありません…私が、ずぅっと傍に居てあげますよ…プロデューサーさん」
P「はい。ああ、そろそろ仕事に行かないと」
あずさ「はい、行ってらっしゃい…あ、プロデューサーさん…他の子に浮気したら…」
P「大丈夫ですよ」
あずさ「うふふっ、そうですよね…だってあなたは」
私だけを、ずーっと、見ていてくださいね…
でないと…
あずさ「私だけの、プロデューサーさんですから」
終わり
お目汚しすみません。
あ、あとあずささんはやっぱり、笑顔でいてほしいですね、なんで病んだの書いたんだろう…イチャラブしたの書きたい。
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