佐天「そう!これこそ神秘だよ初春!」 (7)

佐天「神秘~♪神秘~♪」シャラララン


初春「」

初春「佐天さんが……輝いている…ッ!!」

佐天「放て!心~に刻~んだ~夢も~未来さえ置~き~去~り~に~し~て~♪」シャララン

バヂュゥゥゥウウンッ!!
バゴォオオン!!!!
パラパラ…

初春「」

佐天「響く合う~未来が今目~覚~め~てく~♪」シャラララン

佐天「むむっ!……3、……2、……1、……白井さん!来ますっ!!」ピコーン

シュンッ

黒子「あら佐天さん、来てらしたの」

佐天「はいそうなんですーあっはは!」シャララン

黒子「なんですの、その体にまとってらっしゃる光の粉は?」

佐天「えへへー」

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佐天「私、能力者になったんです!」デーン!

黒子「へぇ、どのような能力ですの?」

佐天「……え、と、」

佐天「よくわかんなーい!あはは!」シャララン

黒子「……」

黒子「……佐天さんは先程もこの調子でしたの、初春?」

初春「……はい」

黒子「……」


佐天「くるくる~」グルグルシャララン

佐天「ででんっ!空ッ!こぼれ落ちたッ!二つの星がぁあぁあぁあぁ~♪」シャララン


ビー!ビー!ビー!ビー!

黒子「ッ!!?何事ですの!?」

初春「緊急災害速報です!これは……隕石ッ!!しかも二つも同時に迫ってきてるみたいです!!」

黒子「なッ…!?なんですって!!?」

初春「しかもちょうどこの支部に向かって……!!!」ブルブル

黒子「できる限り逃げますわよ!!初春!佐天さん!掴まってくださいまし!!」スッ

初春「は、はい…!」スッ

佐天「隕石かぁ」ボー

黒子「佐天さん何をボーッとして……」

佐天「色あせてく~現実~に揺れる~絶望には~負~け~た~く~な~い~♪」シャララン

黒子「何をふざけてッ!!?」

初春「し、白井さんっ!!」

黒子「!?また他の災害が!?」

初春「いえっ!!真逆ですよ!隕石が降下中に消えたそうです!」

黒子「……!?……燃え尽きた、ということですの…?」

初春「それが……地上100m辺りで忽然と消えたらしい、です…」

黒子「……どういうことですの…」

佐天「消えたなら被害はないんですよね?なら結果オーライってとこじゃないですかね?」

黒子「それはそうですけど…」

佐天「そう!これこそ神秘なんだぞ~」

黒子「……は?」

初春「今の佐天さんには真面目に受け答えしなくていいんじゃないですかね、白井さん…」

黒子「……そうですわね…」

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