シャロ「6億円が当たったわ!」 (239)
シャロ「か、買ってしまった…」
シャロ「私のバカ!!当たるわけないじゃない!!」
ー1時間前ー
シャロ(はぁ…今日もバイト疲れたー…)
シャロ(でも、明日もバイトなのよね…もう嫌になっちゃう)
シャロ(今月も生活費ギリギリ…今月のお小遣いはせいぜい3000円ってとこね…)
『BIG宝くじ一等6億円』
シャロ(宝くじか~。当たった人はさぞかし嬉しいわよね…人生バラ色だわ)
シャロ(私も当たればあんなことやこんな事が…)ジュルリ
シャロ(……3,000円は自由につかえる…)ゴクリ
ーーシャロの頭ーーー
シャロ悪魔「そうだそうだ!3000円は自由に使えるだろ?買っても問題ないって!」
シャロ天使「だめよ!買ったら最低の300円が当たるだけだわ!そのお金はみんなと遊ぶ時に使うのよ!」
シャロ悪魔「でも100万でも当たればもっと遊べるし、好きなものだって買えるぞ!」
シャロ天使「買ってもはずれるのが落ちよ!」
シャロ悪魔「なあ、天使」
シャロ天使「な、なによ」
シャロ悪魔「宝くじは買わなきゃ当たらない。当たりたければ買うしかない」
シャロ天使「…!」
WINNER シャロ悪魔
ーそして今に至るー
シャロ「…はぁ」
シャロ「当選発表まで1週間…余計なものは買えないわ!頑張りましょ!」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1462660872
3日後
ーファミレスにてー
ココア「わたし!このカレードリアってのがいいな!」
チノ「私はカルボナーラで」
シャロ(今日みんなとファミレスに行くって約束すっかり忘れてた…!!)
千夜「わたしは焼き鯖定食と抹茶あんみつ」
ココア「和風!?やっぱりファミレスでも大和撫子だね!」
チノ「あんみつはまだしも焼き鯖定食って大和撫子っぽいですか??」
リゼ「私はミックスグリルにしよう」
リゼ「シャロは何にするんだ?」
シャロ「えっ…えっーとあの!私ドリンクバーで!」
リゼ「そ、それでいいのか?」
ココア「えっ〜せっかく皆んな集まったんだしもっと頼めばー?」
チノ「ちょっとココアさん!」グイグイ
ココア「?」
チノ(察してあげてください!)
ココア(へ?何が??)
チノ(全くココアさんは…)
シャロ「はいっ!これでいいんです!」
リゼ「そ、そうか…」(無理しなくてもおごってやるのに…)
千夜「じゃあ皆んな決まりね!すみませー…あっここのボタンを押すのね」
ー解散後ー
シャロ「3日後にして生活費を削ってしまった…」
シャロ「まあ、まだ少ないほうだけど…」
シャロ「まああとの4日は何もないし乗り越えられそうね!!」
ーその4日後ー
シャロ「ようやくこの日がきたわー!!」
シャロ「ケータイで多分確認できるわよね!早速見てみよう」
シャロ天使「何期待してるのよ!!300円が当たる確率が他よりずっと高いのよ!!当たるわけないじゃない」
シャロ「う゛っ」
シャロ天使「300円よ!?あの時のドリンクバーぐらいの値段よ!」
シャロ(私の頭の天使が思いのほか厳しい
…)
BIG宝くじ当選番号 [検索]
カチカチ…
シャロ天使「あなたは30本のうまい棒にでもかじりついてればいいのよ」
シャロ「…………」
シャロ天使「ほーら見なさいはずれを…」
シャロ「123456789876543」
一等「123456789876543」
シャロ「……当たってる…?」
シャロ「当たってる!?え!?あっ!えぇ!?あた、あたたた…」
シャロ「当たってる!?!?!?」
ゴシゴシ
シャロ「当たってる!!?!?!?当たってるわ!まぎれもなく…当たってるわ!!!」
シャロ天使「ま、まあ、こうゆうこともあるわよね…!」
シャロ悪魔「くくくっ、負け惜しみか?」
シャロ天使「あっ悪魔…!」
シャロ悪魔「これからは私が指揮をとる。お前は消えな」シュボーン!!!!
シャロ「6億円…!私、大金持ちだわぁ!!!」
シャロ「やったやったやったー!!」
ーまた別の日の休日ー
リゼ「…しかしシャロがみんなに食事の誘いをするなんて珍しいな」
ココア「そだねー!ドリンクバーだけじゃ足りなかったのかな??」
チノ「ちょっとココアさん!そうゆうのは…」
ココア「?」
リゼ「まあまあ…シャロは確か今日食事する店の前に立ってるんだよな?」
千夜「ええ、シャロちゃんからそう聞いたわ。それにしてもだけど…」
リゼ「…あぁ、私も思った」
チノ「? どうかしたんですか?」
リゼ「実は今日行く店、世界でも1位2位を争うほどの高級レストランなんだ」
千夜「そうなの…私も調べてわかったの」
チノ「あのシャロさんが??これには何かわけがありそうですね」
ココア「高級なレストランかー!私ファミレスぐらいしか行ったことないよー!」
チノ「…ココアさんは楽しそうでいいですね」
シャロ「あっ!みんなー!こっちこっちー!」
リゼ「シャロ!どうしたんだ?こんないいレストランに招待して」
チノ「やっぱりこれには訳があるんですよね?」
千夜「無理しなくてもいいのよ、シャロちゃん」
ココア「教えて教えて!!」
シャロ「ちょっと落ち着いてください!私がこんなことしたら変ですか!?」
みんな「うん」
シャロ「ソウデスヨネ」
みんな「宝くじで六億円を当てた!?!?」
シャロ「そうなんです!自分でも信じられなくて…でも!これ見てください!」
預金通帳 ーーーーーーーーーーーーーーーーー
ファミレスのとき -300 残額7,800
当選日 +600,000,000 残額600,007,800
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
ココア「すっごーい!本当に当たったんだー!」
リゼ「宝くじって本当にあたるんだな」(残額7800円…)
千夜「すごいわ!これで生活が楽になるわね!」(残額7800円…)
チノ「強運ってレベルじゃありませんよこれ」(残額7800円…)
シャロ「へっへーん!さあ!みんな入ってください!これは私の気持ちです!!」
ー高級レストラン『THE 高級』ー
ココア「なにこれ!?おっいしー!!!」
チノ「こんなに柔らかいステーキ初めてです!」
千夜「盛り付け方もとっても綺麗!」
リゼ「やはり一流レストラン…格が違うな…」
シャロ「喜んでもらえて嬉しいわ!」(…なにこれ…美味しすぎる…涙が出そう…)
ー30分後ー
ココア「あー美味しかった!!」
チノ「生きてる間にたべれてよかったです…」
千夜「綺麗な盛り付け…うちも真似してみようかしら…」
リゼ「今日はありがとな!シャロ!」
シャロ「いえいえ…」
店員「本日はご来店誠にありがとうございました。えー『最高級コース』5名様で…」
店員「50万円になります」
みんな「!!」
みんな(1人10万円…!?)
シャロ「あっ、カードでお願いしますぅ」
みんな(六億円ってすごいな…)
ーシャロの小屋ー
シャロ「あーっ今日は楽しかったー!また今度どこか誘いに行こっと!」
シャロ「それにしても…」
シャロ「それにしても、お金の力ってすごいわね、50万が安く感じたわ…以前だったら気絶してるわね…」
シャロ(私…大金持ちになったんだ…)
シャロ「さてっ、晩御飯もどこかの店で食べようかしら!」
ーラビットハウスー
ココア「あのステーキ…美味しかったねー…」
チノ「帰ってきてからそればっかり言ってますよココアさん…まあ、美味しかったですが」
リゼ「食事にせよなんにせよ、これでシャロの生活水準は一気に上がるな…」
リゼ「…ただ、心配なことがあるんだよな」
チノ「? いいじゃないですか、貧乏生活から抜け出せるんですから」
リゼ「いや、そこが心配なんだ。働いて大金を稼ぐ人間はお金の使い方を知っているから問題はない。だが、今回のようにいきなり大金が入ってきたらどうなる?いつものような生活しながら過ごすと思うか?」
チノ「…確かに、バイトの掛け持ちとかしなくなると思います。」
リゼ「それぐらいならまだいいんだけどな…お金は人を惑わすから」
チノ「まあ、でもシャロさんは真面目ですし、レールから外れることはないと思いますよ。」
リゼ「…そっか」
ココア(ステーキ…)ホワワワン
チノ・リゼ(.........)
ごめんなさい、これから用事あるので、午後7時頃にまた再開したいと思います。
ーー高級レストラン『THE 高級』ーー
シャロ「ん~!!この味よ!いろいろ探したけどもう一度食べたかった来ちゃった!!」
シャロ「一人で食べるのもいいわね!!ほんっとおいしい!!」
ーーその頃ラビットハウスではーー
ココア・チノ「いただきます」
ココア「うん!!普通のご飯もおいしいね!」
チノ「けちつけるなら食べなくてもいいですよ」
ココア「おいしいって言ってるじゃん!!」
ココア「・・・シャロちゃん今頃どうしてるだろうな~」
ココア「もしかして今日いったレストランで同じの頼んでるかもね!!」
(シャロ 「へっくし!!」)
チノ「そうですかね・・・お茶漬け食べてるかもしれませんよ」
ココア「それもないんじゃないかなー」
チノ「まあ、シャロさんのことは気になりますが、早くご飯食べてしまいましょう。」
ーー高級レストラン『THE 高級』ーー
店員「ご来店ありがとうございました。最高級コース、お一人様で・・・」
店員「10万円になります」
シャロ「カードで」
店員「かしこまりました」
シャロ「~♪」
シャロ「『10万円になります』キリッ『カードで』キリリッ きゃーかっこいい!!こんなことがいえる日がくるなんてー!!」
シャロ「さあ!!明日から真・お嬢様生活の始まりよーーーー!!!!!」
シャロ「そのためにはいろいろ準備しなくっちゃ!!!」
もしかしたらみんなの期待するような話かもしれん・・・
ーーシャロの小屋ーー
シャロ「お嬢様生活に始めるに当たってこの小屋からもおさらばしなきゃね!!」
シャロ「千夜と少し離れてしまうかもしれないけど・・・ううん!!お嬢様生活を始めるためには少しの犠牲も必要だわ!!」
シャロ「あっ、明日の予定確認しなくっちゃ・・・えーっと明日の予定は・・・」
シャロ「あっーーー!明日バイトの日じゃない!!すぐに寝なくちゃ!!!」
電気を消して布団にもぐるシャロ
シャロ「・・・いや待てよ」
シャロ「私がバイトする理由・・・もうなくない??」
シャロ「そうだわ!!お金を手に入れた以上もうバイトは・・・いえ死ぬまで働かなくてもいいんだわ!!」
シャロ「そうとなれば・・・」
プルルルルル
店長A「シャロさん?どうかしましたか?」
シャロ「あっ私、明日からバイトやめます!!」
店長A「い、いや急に言われても」
シャロ「やめます!」
店長A「あのね・・・」
シャロ「それでは!!」ブチッ ツーツーツー
シャロ「ふう・・・まずはあの店長が怖い『焼き肉どんどん』のバイトは終了!!」
シャロ「本当はやめる一ヶ月前に言わなきゃいけないらしいけど・・・もう今後一切無縁だからいいよね!!」
シャロ「次はあの店長がうざい『寿司ローテーション』!!」
店長B「いやちょっとm・・・」
シャロ「やめます!!」ブチッ
シャロ「・・・ふう」
シャロ「これで残るはフルール・ド・ラパンね・・・」
シャロ「・・・いやフルール・ド・ラパンだけは残しておこう」
シャロ「さっ、やめたバイトは全部バッテンっと・・・」
シャロ「うんうん♪遊べる日が増えた♪」
シャロ「さって今日はもう少しだけ起きておこーっと!」
朝
ーーラビットハウスーー
チノ「ココアさん!起きてください!朝ですよ!」
ココア「・・・・今日は休みぃ・・・」
チノ「学校は休みですが、仕事は休みじゃありません!!」
チノ「さ!おきてください!」
ココア「う~ん」
ー30分後ー
ココア「うぅ・・・チノちゃん、リゼちゃん、おはよー・・・」
リゼ「おはようココア、相変わらずだな」
チノ「いい加減自分で起きてください。普通のバイトなら怒られてますよ」
ココア「は~い・・・」
カランコロン
みんな「いらっしゃいまs・・・シャロ/さん/ちゃん!?」
シャロ「おはよう!チノ!ココア!先輩!」
リゼ「お前、今日バイトじゃ・・・」
シャロ「やめました☆」
リゼ「そ、そうか。ちゃんとお礼は言ったか?」
シャロ「え?・・・あ・・まあ・・一応」
チノ「それで全部やめてしまったんですか?」
ココア「なんて言ったって6億円だもんね!!ノージョブノープロブレム!!」
チノ「それ絶対使い方間違えてますよ」
シャロ「いやフルール・ド・ラパンだけは残しておいたよ。さすがに暇すぎるわ」
チノ「そうですか。ならよかったです。また遊びに行きます」
シャロ「うん!いつでもきてね!」
シャロ「あっ、今日は朝ご飯食べにきたのよ。牛乳とサンドイッチお願い」
チノ「わかりました」
シャロ「ごちそうさま!おいしかったわよ」
チノ「ありがとうございます。お代金は648円になります」
シャロ「はい♪それじゃ」
チノ「あの・・・おつり・・・」
シャロ「もらっといて!前に何回かおごってもらったときあったでしょ?それのお返し!」
チノ「は、はあ・・・」
シャロ「それじゃ、またね!先輩、さようなら!」
リゼ「あ、あぁ、またな」
カランコロン
リゼ「・・・どう思うか?」
チノ「まあ・・・お金の使い方が変わったぐらいでいつものシャロさんとは変わりませんでしたよ」
ココア「うん♪いつもと変わらず優しいシャロちゃんだったよ!」
リゼ「う~ん」
チノ「それにフルール・ド・ラパンはやめずに働くって言ってたじゃないですか」
チノ「大金が手に入っても働こうとする熱心な心があるってことです」
リゼ「まあそうだが・・・」
チノ「考えすぎですよ」
ココア「そうそう!考えすぎだよ!」
ココア「それより仕事終わったらシャロちゃんからもらったお金でクレープ食べに行こうよ!!」
チノ「ココアさんはもう少し考えてください」
次の日の朝
ーーラビットハウスーー
ココア「今日で三連休が終わってまた明日から学校かー・・・」
リゼ「まあ、面倒かもしれないがクラスの人と会えるじゃないか」
ココア「そだねー」
チノ「さ、もうそろそろお客さんが来ますよ」
カランコロン
みんな「いらっしゃいまs・・・千夜/さん/ちゃん!?」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・」
リゼ「ど、どうした!?誰かに追われてるのか!?」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・いいえ違うわ。それよりももっと重要なことなの・・・」
ココア「それよりも重要なことって何!??」
チノ「と、とりあえず落ち着いてください!さ、水持ってきました」
千夜「ンクンク・・・プハァ!ありがとう、生き返ったわ」
チノ「それでどうしたんです??」
千夜「シャロちゃんが引っ越しちゃうの!!」
みんな「えぇ!?」
千夜「朝外が妙にうるさくて、外見たら引っ越しセンターの人たちがシャロちゃんの荷物を運んでいたの!!」
リゼ「それでシャロはなんて?」
千夜「『昨日新しい家決めて引っ越すことにしたのよ』だって・・・」
千夜「ひどいわシャロちゃん・・・!私たちと別れるのがさみしくないんだわ・・・!!」
チノ「・・・いやたぶんそれ・・・」
ココア「そ、そうなんだ・・・。シャロちゃんどっかに行っちゃうんだ・・・。もしかして昨日は別れの挨拶だったんじゃ・・・うぅ・・・シャロちゃぁん・・・」
リゼ・チノ(・・・あほすぎる)
チノ「い、いいですか千夜さん、それにココアさんも」
チノ「シャロさんが引っ越すって言ったのは、遠いどこかに行くんじゃなくて、この付近でまともな家に住むってことですよ」
ココア「えっ!そうなの!?」
チノ「昨日シャロさんフルール・ド・ラパンで働き続けるって言ってたじゃないですか。何を聞いてたんです??」
ココア「あ!そうだった!!」
千夜「あらそうだったの!よかった~!ならそんな走ってくるほどのことじゃなかったわね」
チノ「・・・はあ」
リゼ「ってことはまだどこに引っ越すかは聞いてないのか。シャロはたぶん今日もバイトないと思うから電話してみたらどうだ??」
千夜「そうね♪早速かけてみるわ」
プルルルルル
千夜「あっシャロちゃん!今話してもいいかしら?」
千夜「うん、それで引っ越しのこと何だけど、シャロちゃんはどこに引っ越したの??」
千夜「・・・ザ・プレミアムマンション??」
リゼ「・・・!!」
千夜「まあよくわかんないけど、とりあえずシャロちゃんの高校の近くなのね!うん!わかったありがとー」ピッ
お風呂入ってきます
千夜「シャロちゃんの高校のすぐ近くに引っ越したらしいわよ」
チノ「なるほど、それだとすぐに行き来ができて楽になりますね」
ココア「今度みんなでお邪魔してみようよ!どんな家なんだろうね!!」
リゼ「・・・ザ・プレミアムマンション・・・」
チノ「リゼさん?なにか知ってるんですか?」
リゼ「あぁ、ザ・プレミアムマンション・・・私の高校の生徒のために作られた建物・・・。」
リゼ「町の風景を崩さぬよう見た目は全く普通の連なった家のようにつくられている、だが中は全くの別世界と言ってもいい。中はすべて一級品・・・いすもテーブルもお風呂も何から何まで一級品なんだ。」
チノ「そ、そんなすごいところに引っ越したんですか!?」
ココア「すごーい!早く行ってみたいね!」
千夜「あらあら・・・もううちのお風呂にはきてくれないのね・・・」
リゼ「ただ、家賃の高額故にいくらお嬢様学校の生徒とはいえ全体の1割程度しか住んでいないんだ」
チノ「ちなみにいくらなんです?」
リゼ「部屋によって異なるが、だいたい月250万する」
チノ「に・・にひゃくごじゅうまんですか!?」
ココア「すごい!!さすがシャロちゃん!」
千夜「さすが6億円ね!!」
千夜「家もわかったことだし、私はこれで・・・じゃあね!!」
ココア「うん!また明日学校でね-!!」
カランコロン
リゼ「・・・どう思うか?」
チノ「まあ・・・お金使い方と家が変わったぐらいでいつものシャロさんだと思います」
ココア「うん♪家が変わっただけでいつもの優しいシャロちゃんだと思うよ!!」
リゼ「・・・そうか。」
チノ「大丈夫ですよ、昨日のシャロさんを思い出してください」
リゼ「う~ん」
チノ「そこまで考えなくても・・・」
ココア「そうだよ!考えすぎだよ!」
ココア「それにしても・・・早くシャロちゃん家行ってみたいな~」
チノ「ココアさんはもう少し考えてください」
その次の日の夕方
ーーラビットハウスーー
ココア「ふぅ~学校疲れた~」
リゼ「今から仕事だっていうのに疲れてたらだめだぞ」
チノ「あの、どうでした?シャロさんの様子は」
リゼ「あぁ、チノの言う通り私の考えすぎだったかもな!いつものシャロだったよ!」
チノ「そうですか!よかったです!」
カランコロン
みんな「いらっしゃいませー」
マヤ「チノー、会いに来たぜー!」
メグ「こんにちは~」
チノ「マヤさんにメグさん、こんにちは。すみませんが今はお客さんがいるのであまりお話はできません」
マヤ「あっいいのいいの、すぐに帰るから」
ココア「・・・それにしてもその箱は何??」
マヤ「あぁ!これを自慢にしにきたんだ!ジャジャーン!」
チノ「そ、それは今大人気ゲーム『USAGY』!?」
マヤ「そう!シャロに買ってもらったんだ~」
リゼ「シャロに?」
メグ「うん♪帰り途中ゲームショップやにいるシャロさんに声かけたらなんでも好きなもの買ってあげるっていわれて~」
マヤ「そうそう!だけどシャロはものすごい量のゲーム買ってさ、お礼に家まで運ぶの手伝ったんだ
リゼ「大量のゲーム??」
チノ「くっ・・・私も仕事がなければ・・・三人で一緒に帰れたのに・・・USAGY・・・」
マヤ「へへっ、そういう思って・・・ほらっもう一つチノの分も買ってもらったぜ!!」
チノ「ほ、ほんとですか!?ありがとうございます!!やっぱり二人は私の親友です!!」
マヤ「現金なやつ~!」
マヤ「それにしてもシャロ引っ越したんだな。方向違うからなんでかなって思ったよ」
ココア「あっ!それで家はどうだった??」
マヤ「? 普通の家だったぞ?」
リゼ「中までは見せてもらってないらしいな」
マヤ「? まあいいや、仕事の邪魔だしもう帰るな!!じゃーなー!」
メグ「チノちゃんじゃーね~。お仕事頑張ってね~」
チノ「はい!二人ともまた明日~」
カランコロン
リゼ「・・・どう思うか?」
チノ「たぶんいつもと変わらないシャロさんだと思いますよ!!!」
リゼ「・・・うれしそうだな」
ココア「私は心配だな・・・」
リゼ「おぉ!ココアもか!実は私も・・・」
ココア「ゲームたくさんやったら目が悪くなっちゃうよ・・・」
リゼ「・・・」
明日学校があるので寝ます!
このSSですが少し長いSSになると思います。
だいたいのお話はできているんですが、これで3分の1ぐらいです。
あっ、いいわすれてました。次の更新ですが火曜の夜か水曜の朝になると思います
一応リアルにはありますが(300万円のものもありました)、ごちうさの世界にあるかはわかりませんね…
税金のことは考えてませんでした!!
ーーシャロの家ーー
ピコピコピコ
シャロ「うりゃあ!この・・・!えい!えい!」
ピコピコピコ
『STAGE CLEAR!!』
シャロ「よっし!!USAGYステージ1攻略!!!」
シャロ「やっぱりゲームって楽しいわね!!バイトも減ったしたくさん遊べるわ!!」
シャロ「さ、次のステージ次のステージ♪」
3時間後
シャロ「ステージ5まで攻略できたわ!私ゲームの才能あるかも!!」
シャロ「・・・ただちょっと目が疲れたわ・・・おなかもすいてきたし・・・」
シャロ「・・・でもご飯用意するのめんどくさいな~家に食材ないし・・・ゲームのことばかり考えていてご飯買うの忘れてた・・・」
シャロ「・・・そうだ!」
シャロ「食材がなければ出前を頼めばいいじゃない!!」
プルルルルル
店員「はい、こちら『プレミアム・シースー』です」
シャロ「あなたの店でいっちばん高いお寿司一人前お願いします!!」
店員「わかりました。当店の一番高いのは『超☆特上寿司』ですがよろしいですか?」
シャロ「うん!それでいいわ!それ持ってきて!」
店員「では住所の方をお願いします」
シャロ「えっと住所は・・・・・・・・」
店員「・・・かしこまりました、1時間後にお届けします。今回は当店をご利用いただきまして真にありがとうございます。」
ガチャ
シャロ「あと1時間後ね!その間にお風呂入っちゃおうっと!」
ーーお風呂ーー
シャロ「FOOOOOOO!!!!お風呂ひっろーい!!!!」
ザッパーン
シャロ「ははっ、ほんと夢みたいだわ~」
シャロ「極楽極楽♪」
シャロ「それにしても広い・・・みんなと一緒に入れそうなぐらいだわ!!」
シャロ「はあ~しあわしぇ~~」
1時間後
シャロ「ん~おいし~!寿司って何年ぶりかしら!!」
シャロ「うん!これもおいしい!!あっこれも!!」
シャロ「は~おなかもいっぱいになったし!ゲームの続き続き!!」
シャロ「ほんと人生バラ色ね!!」
深夜2時
ピコピコピコ
シャロ「えい!えい!なにくそ!」
『STAGE CLEAR!!』
シャロ「は~ずいぶんとやったわね~・・・」
シャロ「・・・なんだか眠く・・・」
シャロ「えへへ・・・明日はあれやって~これやって~・・・zzz・・・」
朝
シャロ「はれ?私いつの間に寝て・・・」
シャロ「嘘!?もう授業始まる20分前!?い、急いで準備しなくちゃ!!」
ーーお嬢様学校ーー
シャロ「ハア・・・ハア・・・」
シャロ「ま、間に合ったわ・・・」
また夜にかきます
お嬢様A「あら、シャロさん、ごきげんよう♪ぎりぎりに来るなんて珍しいですわね」
シャロ「ご、ごきげんよう♪昨日はあまりなられなくって・・・」
お嬢様A「あらあら・・・まあ、そんな日もありますよ」
ガラガラ・・・
先生「はいはい、授業始めますよ~」
先生「えーまずは金曜日に出した提出物を回収します。後ろから前に集めてくださーい」
シャロ「・・・!!!」
お嬢様A「シャロさんどうかしたんですの??」
シャロ「・・・提出物・・・忘れちゃった・・・」
シャロ(しまった・・・!お金のことばっかり考えてて忘れてた!!)
お嬢様A「まあ!シャロさんらしくない!今まで忘れたことなんかないのに」
シャロ「うぅ~どうしよ~」
お嬢様A「でもシャロさんでしたらたった一回ぐらい大丈夫ですよ」
シャロ「・・・まあそれもそうですわね♪」
ーー放課後ーー
リゼ「あっシャロー!」
シャロ「り、リゼしぇんぱい!こんにちは!」
リゼ「千夜から聞いたよ、引っ越したんだってな」
シャロ「あっはい♪そうなんです!かつての生活が嘘みたいです!!」
リゼ「そうか!ならよかったよ。だが、お金は慎重に使わなきゃすぐなくなるぞ!」
シャロ「はい!わかってます!」
リゼ「それで私はこの後仕事なんだが・・・シャロも一緒に来ないか??」
シャロ「は、はい!・・・あっ!今日バイトがあるんでした!!」
リゼ「あーそうなのか・・・じゃあ、途中まで一緒に行くか!」
シャロ「はい・・・」(くそぉ・・・・)
ーーシャロの家ーー
バイト後・・・
シャロ「あーもう、なんで今日に限ってバイトなのよー・・・宿題も忘れちゃうし今日はついてないなー・・・」
シャロ「よし!気分転換にネットでいろんなもの買っちゃおうかな♪」
シャロ「リゼ先輩、お金は慎重に使えって言ってたけど・・・」
シャロ「6億円あるし何百万かはセーフよね!!」
カタカタカタ
シャロ「うわっ!なにこのバックかわいい!30万円??よし買っちゃおー!!」ポチッ
シャロ「このネックレスもかわいいなー!!えっ!?これ本物のダイヤモンドなんだ!!120万円かー・・・まっ6億円にかかれば安いものよ!」ポチッ
シャロ「これもかわいい!あっこれも!」
ーー30分後ーー
シャロ「結構買ったなー!届くのが楽しみね♪」
シャロ「明日も学校だけど・・・ま、予習しなくてもいいわよね♪さっておっふろーおっふろー♪」
朝
ーーお嬢様学校ーー
先生「ーーーであるからして、これが○○であり、つまり△△でーー」
シャロ(・・・やっぱり予習やってないと頭に入りにくいわね・・・)
シャロ(今日は予習しとかないとな・・・)
ーー放課後ーー
リゼ「シャロー!」
シャロ「リゼ先輩!こんにちは」
リゼ「今日はバイトはあるのか??昨日バイトでうちによれなかったろ?よかったら今日行かないか?」
シャロ「あ、きょ、今日は、よシュウ・・・」
リゼ「なにかあるのか??」
シャロ「い、いえ何もありません!!行きます!」
シャロ(少しくらい勉強しなくたって平気よね・・・?)
ーーラビットハウスーー
チノ「あっ、リゼさんこんにちは、今日はシャロさんも一緒なんですね」
シャロ「こんにちは、チノちゃん」
チノ「あの!USAGYありがとうございました!ずっと買いたいと思ってたんです」
シャロ「そうなんだ!喜んでもらえてうれしいわ」
リゼ「そういえばそのUSAGYってのはどんなゲームなんだ?」
チノ「えっとですね、あるところに兎の町があるんですが、突如あらわれた盗賊たちによって町中のすべての人参が盗まれてしまうんです。人参を取り返すべく、兎の中の兎、ラビートが盗賊たちに立ち向かう、という話なんです」
リゼ「それ取り返す間に人参腐るんじゃないか?」
チノ「・・・!夢のないこと言わないでください!」
リゼ「お、おう、悪い・・・」
ココア「あーっ!シャロちゃんだー!」
シャロ「あらココアもいたの!」
ココア「うん!ちょっと奥でラテ・アートの練習をしてたんだ~」
ココア「そ・れ・よ・り!!すっごいマンションに引っ越したんだって!?私シャロちゃんち早く見たーい!!」
シャロ「まあそのうち誘うから待ってて!そのときはまたとびっきりの料理用意しとくわ!」
ココア「ほんと!?わーい!!ステーキだぁ♪」
チノ「まったくココアさんは・・・」
ーーシャロの家ーー
シャロ「はぁ・・・予習するつもりが2時間ぐらいつぶれちゃったわ・・・」
シャロ「ま、まぁ?リゼ先輩の誘いだったんだし仕方ないわよね??」
シャロ「まだやろうと思えば予習できるし・・・」
シャロ「・・・予習の前にまたショッピングでもしようかしら??1時間ぐらいやってその後しよっと♪」
3時間後・・・
シャロ「購入完了っと!・・・えぇ!?もうこんな時間!?」
シャロ「えぇい!予習はまた今度!!!」
こんな調子で一週間が過ぎた・・・
ーーお嬢様学校ーー
シャロ(うっ・・・ちょっぴりやばい・・・かも?)
シャロ(復習もしてないから先週の授業を踏まえての授業だから余計にわからないわ・・・)
シャロ(今度こそ・・・今度こそ・・・)
ーーシャロの家ーー
シャロ(今度こそ・・・今度こそ・・・)
シャロ(・・・)チラッ
ゲームを見るシャロ
シャロ「い、1時間だけ・・・」
4時間後
「GAME CLEAR!! THANK YOU FOR PLAYING!!」
シャロ「・・・」
シャロ(まだ一週間よ・・・取り返しはつくわ・・・)
遊びにとらわれたシャロはまだ間に合う、明日頑張ろう、と言いながらだらだらと過ごしていた・・・
そして・・・
シャロ「もう将来困らないのに、勉強する意味ってあるの?」
つづきはまた明日です!!!
何か重いものが肩からすうっと消えるような、そんな感じがした
6億円を手に入れてからわずか一ヶ月・・・シャロはリゼの心配していたとおり変わっていった・・・
ーーお嬢様学校ーー
教室の前
先生「また提出物忘れたのですか!?」
シャロ「す、すみません・・・」
先生「今までは忘れたことないのに・・・なにかあったの??」
シャロ「いえ・・・普通に忘れました・・・」
先生「そう・・・でも、何かあったら相談してね!いつでも相談にのりますよ!」
シャロ「あ、はい、わかりました」
先生「でも、未提出は未提出!減点ですからね!」
先生「来週は絶対持ってきてくださいね!」
シャロ「・・・はい」
先生「うん!じゃあ次の授業頑張ってね!」
シャロ「はい」
先生が角を曲がり視界から消えるとシャロの顔は一気に明るくなり
シャロ「さって今日は何して遊ぼっかな~♪」
シャロ「あっ、そろそろ落ち着いてきたし近いうちにリゼ先輩たちを家にご招待しなきゃね!!」
ーーシャロの家ーー
シャロ「ただいま~」
シャロはまず温州ミカンストレートジュースをわざわざワイングラスについで飲んだ。
そしていつもならすぐにやっていたはずの提出物をくしゃくしゃに丸め、ゴミ箱へと投げた。
ゴミ箱の中には、似たような丸められた紙がいくつかすでに入っていた。
次の日の夕方
ーーラビットハウスーー
ココア「え!?今度の土曜日、シャロちゃん家でパーティ!?」
チノ「はい、今朝シャロさんから連絡がありました。」
ココア「うわぁ~やっとシャロちゃんの家に入れるんだ~。楽しみ~!!」
ココア「どんな部屋なんだろうね!!」
リゼ「覚悟していった方がいいぞ。なんて言ったってすべてが一級品だからな!」
ココア「きっと食事も一級品だろうな~・・・」
チノ「ココアさんは花より団子ですね・・・そういえばシャロさんが6億円当ててからもう一ヶ月がたつんですね」
リゼ「あぁ、でもシャロはいつも通りだし、やっぱり心配することなんてなかったな!」
チノ「やっぱり優等生は大金を手にしても優等生なんですね」
ココア「何も問題なくてよかったね~」
リゼ「今度の土曜日は楽しまなきゃな!!」
ココア「うん♪」
ーーシャロの家ーー
シャロ「よし!食事の手配はとれたわ!あとは・・・」
シャロは寝室に目を向けた。
リビングなどはあまり使わないためきれいだが、ゲームをする寝室はかなり散らかっていた。
シャロ「こんなのリゼ先輩に見られたら大変よね・・・・土曜日まであと三日!!きれいに片付けてやるんだから!!」
シャロ「あっでも片付ける前に少しだけやろうっと♪」
6時間後
シャロ「明日でいいや~」
金曜日(パーティ前日)
シャロ「ピェァァァ!!!昨日もおとといも結局片付けられなかった・・・!!」
シャロ「もう後がないわ!!早速片付けましょ!!」
シャロ「秘密兵器『通販で頼んだ時に出た段ボール』!!これにゲームを詰めて・・・」
シャロ「うっ!ゲームやりながら食べていたポテチのかけらが・・・!!掃除機掃除機!!」
30分後・・・
シャロ「ゲームの入った段ボールはクローゼットに入れてっと・・・」
シャロ「よし!服でカモフラージュできるわね!」
シャロ「結構かかると思ったけど、案外チョロいもんね!」
シャロ「さって、今日はゲームできないし・・・ショッピングもなんか飽きちゃったなぁ・・・」
シャロ「あっ!久々に千夜のうち行こー!」
ーー甘兎庵ーー
千夜「いらっしゃいませーすみませんが今日のえいg・・・ってシャロちゃん!?」
シャロ「えへへ、暇だから来ちゃった♪」
千夜「なんだか久しぶりね~半年ぶりかしら??」
シャロ「一ヶ月ぶりよ!!」
千夜「あら一ヶ月??やっぱり大切な人が近くにいないと時間が遅く感じるわね~」
シャロ「ちょっとやめてよ恥ずかしい・・・///」
千夜「ふふ♪シャロちゃんかわいい♪」
シャロ「全くもう・・・///」
シャロ「・・・私がいなくて寂しかった??」
千夜「ちょっとね・・・でもシャロちゃんの生活がよくなってよかったと思ってるわよ♪」
シャロ「・・・そう。あっ!明日ちゃんときなさいよ!来なかったら許さないんだから!」
千夜「もちろん行くわ♪明日楽しみね♪」
シャロ「うん!」
千夜「あっ・・・その・・・せっかく来たんだし久しぶりに一緒にお風呂は入らない?」
シャロ「ふふっ・・・実は私もそのつもりで着替えもってきちゃった」
千夜「あらあら!!」
シャロ「えへへ・・・///」
あっ!やるのすっかり忘れてた!!
土曜日
ココア「今日という日をまってた!!楽しみすぎて昨日あんまり寝れなかったよー!!」
チノ「がっつり寝てたじゃないですか!!」
リゼ「はははっ相変わらずだな!」
千夜「さて・・・中はどんななのかしら♪」
マヤ「いやー引っ越したってのは知ってたけどそんなすごいとこだったとか知らなかったよ!」
メグ「6億円当てたってのもすごいよね~」
リゼ「なんだ?最近知ったのか??」
チノ「はい・・・教えると二人のことですから『じゃあ今すぐ家に行ってみよう!』とか言いそうだったので」
リゼ「確かにそうだな!!」
マヤ「うっ・・・実際教えてもらったあとそう言ったから否定できない・・・」
メグ「二人って私も~??」
ーーシャロの家ーー
シャロ「もうそろそろ来る頃ね・・・」
ピンポーン
シャロ「あっ!きたきた!!」
ガチャ
シャロ「みんな来てくれてありがとう!!さ!入って入って!!」
ココア「うわーーー!!!玄関からもうすごい!!!」
チノ「大理石ですかね??宝石みたいにきらきらしてます!!」
リゼ「さ、さすがザ・プレミアム・マンション・・・うちのよりすごい・・・」
千夜「あのときが嘘みたいね♪」
マヤ「すっげーーー!!なんだよこれ!?すごすぎだろーー!!」
メグ「すごいすご~い!」
シャロ「みんな玄関ぐらいではしゃぎ過ぎよ!!さ、パーティを始めましょう!ってココアは!?」
ココア「うわっ~!ドアがたくさんあるよ!!すごい!クローゼットの中に服がいっぱい!!こっちはなにかな??」
チノ「すみません・・・」
シャロ「い、いいのいいの!私もここに来たときあぁだったし・・・」
シャロ「でもココア~ちゃんと手を洗いなさいよ~!」
ココア「わかってるわかってる~」
シャロ「ほんとにわかってのかしら??」
ーーリビングーー
ココア「わぁ~!すっごいごちそう!!」
シャロ「でしょー!結構有名なところから頼んだのよ!」
チノ「これは前回のと匹敵するぐらいのごちそうですね・・・」
マヤ「あっそいえば前回なんで私たち誘ってくれなかったんだよー!」
シャロ「ごめんね!また今度誘うから!ね!」
マヤ「約束だぞ~!」
千夜「今日は賑やかになりそうね~」
リゼ「だな!」
シャロ「それじゃあみんなグラスを持って~かんぱ~い!!」
みんな「かんぱ~い!!」
ココア「ん~おいし~!!」
マヤ「おいしすぎるぞこれ!!」
メグ「おいしいね~!」
チノ「とってもおいしいです!」
千夜「幸せね~」
リゼ「やっぱりみんなと食べると楽しいよな!」
1時間後・・・
ココア「はぁ~、世は満足じゃ~」
マヤ「パーティはこれからだぞ!まだまだ私は腹6分目だぞ~!」
シャロ「ふふっ、パーティを開いて正解だったわ」
千夜「あの・・・シャロちゃん、ごめん、おトイレ貸してもらえるかしら??」
シャロ「ん?あぁいいわよ。トイレは玄関のとこの入り口から見て右側にあるわよ」
千夜「うん♪わかった」
ジャーーーー
千夜「ふぅ・・・」
千夜「まさかトイレもゴージャスとは・・・すごいわ・・・」
千夜「あらやだ・・・服にソースが・・・ティッシュティッシュ!」
千夜「え~っとゴミ箱は・・・この部屋にあるかしら??」
ガチャ
千夜「見たところ寝室のようね・・・あっゴミ箱あったわ!」
千夜「あら?丸まった紙が・・・何かしら?」
千夜「・・・これはシャロちゃんの高校の・・・提出物???」
続きはまた明日!!
もうちょっとクールな方が良いということですね!気をつけたいと思います!
更新は夕方になるとおもいます!
千夜「箱の中にはまだいくつかあるわね・・・」
千夜「・・・・・・・・・」
千夜「・・・まさかね♪シャロちゃんに限ってそんなことないわ」
千夜「さて♪パーティに戻りましょ」
ココア「このでっかいエビの最後の一口は私のものだよ!!」
マヤ「ココアはもうかなり食べただろ!ココアはお姉ちゃんなんだから譲れよ~!」
千夜「あらあらどうしたの?姉妹喧嘩??」
チノ「ロブスターの最後の一口の取り合いをしてるんです・・・。全く二人は・・・。」
ココア・マヤ「むむむ~!!」
チノ「はぁ」
パクッ
ココア・マヤ「あっ!!」
チノ「けんかするならこうした方がマシです」モグモグ
ココア・マヤ「うぅ~・・・」
リゼ「どっちが姉なんだか・・・」
シャロ「まったくです。」
千夜「ほんと、どっちが姉なんでしょうね♪」
メグ「チノちゃんが一番お姉さんっぽいよね~」
ココア「!! お姉ちゃんの座は渡せないよ!!」
リザ「いや、それ以前にココアが姉の座にいるか危ういぞ」
シャロ「食べ物でけんかしてるようじゃね~」
ココア「お姉ちゃんでも譲れないものもあるんです!!」
チノ「姉要素ゼロですね」
ココア「チノちゃんまで~!」
その後、時間はあっという間に過ぎ、もうそろそろ帰る時間に・・・
ココア「ふぅ~お腹いっぱい・・・食べ過ぎたかも~」
マヤ「私も明日の朝までもうたべれな~い」
チノ「まったく子供みたいですね・・・という私も食べ過ぎちゃいました・・・」
リゼ「ははは、お腹壊すなよ~」
千夜(・・・やっぱりあの紙が気になるわね・・・)
シャロ「千夜?どしたの?」
千夜「え?あっいや何でもないわよ~。ちょっと私も食べ過ぎたかな~って」
シャロ「あら千夜も?食べ過ぎは乙女の敵よ~」
千夜「えぇ♪わかってるわ♪」
ーードアの前ーー
ココア「とっても楽しかったよ~!!ありがとうシャロちゃん!!」
チノ「ほんとに今日はありがとうございました」
シャロ「うん♪またいつかやりましょう♪」
リゼ「んじゃ、そろそろ行くか。ありがとなシャロ。おかげで楽しい時間が過ごせたよ」
シャロ「あっはい!私もです!」
みんな「じゃあまた明日~」
シャロ「うん~またね~」
マヤ「次も私たちを呼べよ~」
シャロ「はいは~い!」
メグ「さよ~なら~」
千夜「あのリゼちゃん、シャロちゃんは最近学校でどんな感じ?元気してる??」
リゼ「? あぁ、別に普通だが?」
千夜「・・・そう」
リゼ「あっ、まさか心配してるのか??」
リゼ「シャロのことなら大丈夫だよ。私も最初は心配していたんだがな」
千夜「そうなんだ・・・」
リゼ「何かあったのか??」
千夜「いいえ♪ただちょっと気になっただけよ♪」
千夜(そうよね・・・今日のシャロちゃんはいつも通りだったし・・・)
千夜(そんなはずはないわ・・・)
その頃シャロは・・・
ピコピコピコ
シャロ「ていっ!やぁ!!」
シャロ「は~、一日ぶりのゲーム・・・なんだか長く感じたわ~」
シャロ「さ!遅れを取り戻すわよ~!」
ピコピコピコピコピコ・・・・・
次は九時ぐらいに更新します!
やっぱり『!』マーク多いですよね…
それからはや二週後・・・シャロはさらに変わっていった
ーー職員室ーー
先生「シャロさん!いったいどうしたんですか!?ここ一ヶ月半、提出物一回も提出してませんよ!」
シャロ「すみません・・・」
先生「その言葉も何回目ですか?シャロさんのことですからきっと訳があると思って優しくしていましたが、先生にも限界があります!」
シャロ「・・・すみません」
先生「はぁ・・・」
先生「いいですかシャロさん、これが後半年でも続いた場合冗談なく『留年』または『退学』です。そんなことになったらろくな人生送れませんよ。これだけは肝に銘じてください。」
シャロ「・・・わかりました」
先生「それと来週の前期期末試験は中間試験よりも難しくなっています。ちゃんと勉強するように」
シャロはコクリとうなずいた
シャロ「失礼しました」
ガラガラガラ・・・
シャロ(あ~めんどくさい・・・)
シャロ(なんなのよ毎回毎回、めんどくさいったらありゃしない)
シャロ(ろくな人生が送れない?送れるわよ、今の私なら)
シャロ「さて今日はネットショッピングかな~」
プルルルルル
シャロ「ん?電話?誰だろ・・・」
フルール・ド・ラパンからの電話だった
店長「シャロくん!君はいったい何をやってるんだ!!」
シャロ「ヒッ!」(やばい・・・そういえば先週も行ってなかった!)
店長「もう一回サボったら即刻クビだからな!!」
シャロ「・・・」(クビ?そうなると毎日遊べるわね♪)
店長「おい、聞いているのか?」
シャロ「・・・クビでいいわよ」
店長「なっ!」
シャロ「じゃあそう言うことで」
店長「ちょっtブチッ
シャロ「さ♪かえってあーそぼ♪」
ーー定期テスト当日ーー
シャロ(ぜんっぜんわからない・・・まあ、当たり前なんだけどね)
シャロ(まぁ大丈夫よ、お金はあるんだし)
キーンコーンカーンコーン
シャロ(ふぅ~おわった~午前中で終わりだからたっぷり遊べるわ)
ーー定期テスト後ーー
先生「・・・シャロさん。・・・ほんとにどうしたの?今回の定期テスト、最下位よ・・・」
シャロ「すみません」(めんどくさい・・・)
先生「先生、シャロさんの将来が心配です・・・。こんなんじゃろくな大人に・・・」
シャロ「っ!」
シャロ「もうなんなのですか!私がどうなろうと勝手じゃないですか!」
先生「!?」
シャロ「帰ります!」ダッ
先生「ちょっとシャロさん!?」
リゼ「・・・シャロ?」
リゼ「先生」
先生「・・・あっリゼさん。こんにちは」
リゼ「こんにちは、シャロがどうかしました??」
先生(リゼさんならもしかしたら解決に導いてくれるかも・・・)
先生「実は・・・」
リゼ「シャロが定期テスト最下位!?」
先生「しっ!声が大きい!」
リゼ「あっすみません・・・それでそれはほんとなんですか?とても想像がつかないのですが・・・」
先生「先生も信じたくないけど、結果として出てしまってるし・・・」
先生「リゼさんはよくシャロさんと一緒にいますが、なにかこの原因に思い当たることはありませんか?」
リゼ「いえ・・・特には・・・」
先生「そう・・・」
リゼ「あっ、先生私はこれから用事があるので帰りますね」
先生「うん、ありがとう、話を聞いてくれて」
リゼ「私解決に協力しますね。気になることがあったらいつでも相談してください」
先生「えぇ」
リゼ(くそっ!!なんで気づかなかった!!)
リゼ(このまま行けば『退学』か『留年』?そんなことさせるか!)
ね、ねむい・・・!!!
明日もまた更新したいと思います
土曜日に完結する予定です
まじかーーーー!!!!
もっと調べときゃよかった…
ーーラビットハウスーー
リゼ「・・・」
チノ「リゼさん?手が止まってますよ?」
リゼ「はっ・・・ごめんチノ、なんか言ったか?」
チノ「何かあったのですか?」
リゼ「いや・・・何でもない・・・」
ココア「ただいま~。いや~遅くなってごめんね~」
チノ「遅いですよ、ココアさん。早く支度をしてくださいね」
チノ「あれっ?千夜さんも来てるんですか?」
千夜「こんにちは、チノちゃん♪今日は仕事ないからきちゃった♪」
リゼ「・・・」
ココア「リゼちゃんどうしたの?そんな暗い顔して?」
リゼ「・・・」
千夜「何かあったのかしら」
ココア「リゼちゃん?リーゼーちゃん!!」
リゼ「うわっ!!」
パリーン
リゼ「あぁ!ご、ごめんチノ・・・割っちゃった・・・」
チノ「いえ、大丈夫ですが・・・ほんとにどうしたんですか??」
リゼ「いや、それは・・・」
ココア「悩みがあるんなら相談にのるよ!!」
リゼ「うっ・・・」
千夜「悩みごとは言った方がいいわよ!」
リゼ(・・・このメンバーには言ってもいいかな・・・)
リゼ「いや・・・その・・・実は・・・」
ココア「シャロちゃんが定期テストで最下位とった!?」
リゼ「ココア、声大きい」
ココア「あっごめん・・・」
チノ「あのシャロさんがですか・・・想像もつきません・・・」
リゼ「あぁ、私もだよ」
千夜「・・・やっぱり」
リゼ「やっぱり??」
リゼ「千夜、何か知ってるのか??」
千夜「この間のパーティの時なんだけどね・・・その日、ゴミ箱の中になにも書かれてない提出物がたくさん捨てられてるのを、私見たの・・・」
リゼ「パーティって三週間ぐらいも前の話じゃないか・・・!」
チノ「ほかにもあったってことはそれより以前から出してないってことですね・・・」
リゼ「くそっ、何やってるんだシャロのやつ・・・」
千夜「それと・・・」
リゼ「まだ何か知ってるのか??」
千夜「いや・・・あのね・・・この間フルール・ド・ラパンに行ったんだけど・・・」
千夜「・・・」
ココア「千夜ちゃん?」
リゼ「どうした?早く言ってくれ」
千夜「シャロちゃんの姿がなくて、聞いたら・・・その・・・シャロちゃん、やめたって・・・」
リゼ「!!」
リゼ「くそっ!!」ダッ
カランコロン
ココア「リゼちゃん!?」
チノ「きっとシャロさんの家にいったんだと思います!」
千夜「リゼちゃん待って!私も行くわ!」
ココア「いったいどうなっちゃうんだろ・・・」
ねむい・・・夜の講座なんかとらなきゃよかった・・・
ーーシャロの家ーー
ピンポーン
シャロ「んぁ?誰よ?ゲームしてるって言うのに・・・」
シャロ「はいはーい、今でますよー」
そこには怒っているような悲しんでいるような顔をしたリゼがたっていた
シャロ「え?リゼ先輩?」
明日は休日なので思いっきり書きたいと思います!!
では明日の朝!!!!!!!!!!!!
リゼ「上がらしてもらうぞ」スタスタ
シャロ「はえっ!?せ、先輩、そっちは・・・」
リゼの入った寝室には大量のゲームが散乱していた。
リゼ「・・・」
シャロ「あの・・・先輩、これは・・・」
リゼ「・・・シャロ」
シャロ「はいぃ!」
リゼ「お前、定期テスト最下位だったらしいな」
シャロ「え?なんでs・・・」
リゼ「毎日ずっとこんな感じだったのか?」
シャロ「あ、あの・・・」
リゼはゴミ箱に目をやった。そしてたまったクシャクシャのプリントを拾い上げ広げる。
シャロ「あ・・あ・・・」
リゼ「これはなんだ?」
シャロ「・・・提出物です」
リゼ「なにも書いてないじゃないか。いつからだ?」
シャロ「・・・一ヶ月前です。」
リゼ「バイトはどうした?」
シャロ「・・・・やめました」
リゼ「どうして・・・」
リゼ「どうしてそうなってしまったんだ!シャロ!」
シャロ「ひっ」
リゼ「あとこれが半年でも続いたら『留年』か『退学』なんだろ??」
シャロ「そ、それは・・・」
リゼ「こんなのお前らしくない!今すぐこんな生活やめろ!」
シャロ「あ・・・」
リゼ「ろくな大人になれないぞ!!」
シャロ「・・・」
リゼ「このままでいいのか!?」
シャロ「・・・」
リゼはシャロの肩に手を乗せ
リゼ「今からでも遅くない。私も力を・・」
シャロ「・・・っさいわね」バシッ
シャロはリゼの手をはたいた
リゼ「!!」
シャロ「なんのよ、先輩までうるさいったらありゃしない」
リゼ「シャロお前何言っt」
シャロ「こんなのお前らしくないっですって?違いますよ、これが私です。勝手に私の人格を決めないでください」
シャロ「こんな生活やめろ??もう勉強しなくても暮らしていけるっていうのに、なんでですか??」
シャロ「先輩はお金持ちだから貧乏人だった私の気持ちなんかわからないんですよ!」
シャロ「いいじゃないですか!私がどんな生活送ろうと」
シャロ「私の勝手でしょ!!」
バシィッ!!
シャロ「へ?」
リゼは思いっきりシャロの鵬をたたいた。シャロの左側のほっぺたがじわじわと赤くなる」
リゼ「・・・もういい。心配した私が馬鹿だった」
リゼ「もう帰る」スタスタ
シャロ「・・・」
リゼ「正直がっかりしたよ・・・お前は自慢の後輩だったのに」
リゼはそう言い残して出ていってしまった。
シャロ「・・・なによ・・・余計なお世話よ・・・」
千夜「はぁ・・・はぁ・・・リゼちゃん走るの速すぎて追いつけないわ」
千夜「もうシャロちゃんの家に着いているかもね」
千夜「まってて、今すぐ行くからね」
そうして千夜はようやくマンションの前についた
千夜「やっぱり、もうリゼちゃんはついてたみたいね」
するとマンションからリゼが出てきた
リゼ「・・・」
千夜「リゼちゃん!どうだった?」
リゼ「・・・私はもうシャロのことなんか知らない」
千夜「え?え?・・・何かあったの?」
リゼ「行けばわかるさ、ただ、行かない方がいいぞ」
リゼ「私はラビットハウスに戻る」スタスタ
千夜「どうしたのかしら・・・それに行かない方がいいって」
千夜「いいえ!ここは幼なじみとして放っておけないわ!」
ーーシャロの家の前ーー
千夜「シャロちゃん・・・大丈夫よね??」
千夜「あらっ?鍵が開いてる・・・」
千夜「シャロちゃん入るわよ」
明かりのついてない寝室には背を向けて立つシャロの姿が
千夜「シャロ・・・ちゃん?」
千夜「あの・・・最近うまくいってないんだって?」
シャロ「・・・」
千夜「・・・でも!!まだ高校生2年生だし全然挽回できるわよ!!」
千夜「ね♪だから元気だs」
シャロ「・・・なに?千夜までお説教?」
千夜「へ?」
シャロ「リゼ先輩から聞いたんでしょ、私のこと」
千夜「う、うんまあそうだけど・・・」
シャロ「もう余計なことしないでもらえる?」
千夜「で、でも・・・」
シャロ「あーもううっさい!!かえって!!」
千夜「しゃ、しゃろちゃん?」
シャロ「かえってよ!顔も見たくない!!」
シャロ「・・・!ごめん今のは言いs」
シャロの目に映ったのはポロポロと涙を流す千夜だった
千夜「・・・わかったわ。ごめんね、お邪魔しちゃって」
千夜「私、帰るわ」
千夜は帰ってしまった
シャロ「・・・」
その日の夜
いつものようにシャロはゲームをしていた。だが表情は曇っていた。
シャロ「・・・」
シャロ「・・・くそっ」
シャロ「・・・くそっくそっ!!!」
シャロ「もうなんなのよ!!!!」
がっしゃーーーん
シャロは思いっきりゲームをテレビに向かって投げた。ゲームは一部が破損し、テレビの画面は思い切りひびが入った。
シャロ「くそ!くそーーー!!」
次にはさみを取り出し、クローゼットに入っていた高い服を切り刻んだ。シャロは涙を流し、怒った表情で何枚も何枚も切り刻んだ。
シャロ「・・・」
シャロは無惨に散らかった部屋の中でベットにもぐり寝てしまった。
夜に更新します!!
ついに完結します!
7月14日
ーーお嬢様学校ーー
シャロ「・・・」
お嬢様A「ねえねえ、最近のシャロさん、元気ないですわね」ヒソヒソ
お嬢様B「あっそれなら私思い当たることがありますわ」ヒソヒソ
お嬢様A「あらっ、やっぱり訳があるのですね」ヒソヒソ
お嬢様B「実はこの間、リゼ先輩がシャロさんの家から怒って出て行くの見たんですの」ヒソヒソ
お嬢様A「えぇ!?あのリゼ先輩に!?それは元気もないはずだわ!」
お嬢様B「声が大きいですわ。もうちょっと小さく」ヒソヒソ
お嬢様A「ご、ごめんなさい」ヒソヒソ
お嬢様C「いいえ、それだけではないわ」ヌウ
お嬢様A「うわっ、Cさんいきなりわりこんでこないでください」ヒソヒソ
お嬢様C「私偶然職員室で聞きました。前回の定期テスト、シャロさんがビリだそうよ」ヒソヒソ
お嬢様A・B「えぇ!?」
お嬢様A「どうしたんでしょうか・・・」ヒソヒソ
お嬢様B「これはすごい情報をききましたわ・・・」
シャロ(・・・もうラビットハウスにも、甘兎庵にも行けない)
シャロ(何でだろ・・・この前まではゲームやショッピングのことでうきうきしてたのに、今はまったくやろうとも思わない)
シャロ(誰かと一緒に遊びたい・・・話したい・・・触れ合いたい)
シャロ(Aさんたちと遊ぼっかな・・・)
シャロ「ね、ねぇAさんたち」
お嬢様A「あっ、何でしょうかシャロさん」(今の話、聞かれてた?)
シャロ「その・・・この間おいしいケーキ屋さんを見つけたんですの。よかったら一緒に行かないかしら?」
お嬢様A「え、あの、その」
お嬢様B「・・・せっかくのお誘い、ありがたいのですが」
お嬢様C「シャロさんは勉強とか、ほかにやることがあるんではなくて?」
シャロ「え、なんで・・・」
お嬢様A「その、そうゆうことで・・・」
お嬢様B「ご、ごきげんよう・・・」
スタスタスタ…
シャロ「・・・」
ーーシャロの家ーー
シャロ「もう・・・嫌・・・皆が私から離れてゆく・・・」
シャロ「なんなのよ・・・私がなんか悪いことでもした?」
シャロ「もうみんなのことなんか知らない!」
シャロ「みんな大っ嫌い!!」
グスン・・・
ピンポーン
シャロ「グスッ…誰かしら」
ガチャ
宅配便「お届け物です。桐間紗路さんのご自宅で間違いないでしょうか?」
シャロ「はい…」
宅配便「では、はんこをお願いします」
宅配便「ありがとうございましたー」
バタン
シャロ「私、何か最近頼んだっけ?」
シャロ「あっ・・・そうだ・・・」
それはパーティのあと、皆と思い出を作りたいとおもって購入した旅行のカタログギフトだった。次の日の7月15日、シャロの誕生日に逆サプライズしようと思って買ったものだ。
シャロ「明日、私の誕生日なんだっけ」
シャロ「でも、誰も祝ってはくれないわね・・・こんなんじゃね・・・」
シャロ「なんか疲れた・・・もう寝よう」
7月15日
ーーラビットハウスーー
チノ「ほ、ほんとに行かないんですか??」
リゼ「あぁ、お前たちだけで行ってこい」
ココア「それじゃあだめだよ!リゼちゃんが来なきゃ始まらないよ!」
リゼ「私が行ったらシャロが嫌がるだけだろ」
リゼ「だから行かない」
ココア「そ、そんなことないよ!シャロちゃんだって会いたがってるよきっと!」
リゼ「さあ、どうだろうな」
ココア「リゼちゃん!」
リゼ「私より千夜の方はどうなんだ?」
ココア「…千夜ちゃんも行かないって…」
リゼ「そうか」
ココア「…うん」
リゼ「じゃあ私はこれで帰るよ、お疲れ様」
ココア「まって!」
ココア「じゃあ、リゼちゃんはシャロちゃんに会いたくないの?」
リゼ「…」
リゼ「さぁね」
カランコロン
ココア「リゼちゃん…」
チノ「どうしましょうか…シャロさんの誕生日サプライズ…」
チノ「私たちだけでやりますか?」
ココア「それはだめだよチノちゃん…二人がいなきゃ、シャロちゃん悲しむよ…」
チノ「ココアさん…」
ココア「…そうだ!皆を仲直りさせて、それからやろうよ!」
チノ「そうですね。誕生日サプライズやるよりそちらの方を優先させるべきです」
ココア「そうと決まれば早速行動に移すよ!」
チノ「なにか作戦があるんですか?」
ココア「ない!」
チノ「はぁ…」
チノ(ほんとに仲直りできるんでしょうか…?)
ごめん VITAってなんぞや??PS VITA??
7月15日の夜
ーーシャロの家ーー
シャロ「結局…皆来なかった…」
シャロ「当たり前よね…」
シャロ「これじゃあ皆と旅行なんてできないね…」
シャロ「来週から夏休みか…私…どうすればいいんだろ・・・」
シャロ「誰も遊んでくれる人なんていない…」
シャロは旅行カタログに目をやる
シャロ「旅行でもいこうかな…きれいな景色見たら和らぐかも」
シャロ「…」
夏休み前日
ココア(やっぱり、あの日以来千夜ちゃん元気ないな…)
ココア(いろいろ考えたけどやっぱりお互い顔を合わせてごめんなさいが一番だよ!)
ココア「千夜ちゃん、話があるんだけど…」
千夜「…シャロちゃんのこと?」
ココア「う、うん」
千夜「…」
ココア「そのね、これからずっとこんなの、だめだと思うの…」
ココア「千夜ちゃんもそう思うでしょ?」
千夜「…うん」
ココア「そしてチノちゃんやマヤちゃん、メグちゃん、リゼちゃん、そしてシャロちゃんもそう思ってると思うな」
千夜「シャロちゃんはそう思ってるのかしら…」
千夜「あのとき顔も見たくないって…」
ココア「気が動転してただけだよ!シャロちゃんも千夜と仲直りしたいって思ってるよ!」
千夜「でも…」ポロポロ
ココア「大丈夫だよ…シャロちゃんとは幼なじみなんでしょ」
ココア「落ち着いたら仲直りしに行こ?私も一緒に行くから」
千夜「ココアちゃん…」
ココア「大丈夫、大丈夫」
ーーラビットハウスーー
リゼ「行かないと言ったら行かない!」
ココア「リゼちゃん、これがずっとだなんて嫌じゃないの?」
リゼ「…」
ココア「どうなの!」
リゼ「…別にいい」
ココア「嘘ばっかり!さっきからずっとスマホで仲直りの方法調べてんじゃん!」
リゼ「なっ!」
リゼ「み、見てたのか…」
ココア「うん!」
リゼ「はぁ…油断の隙もない」
リゼ「だけど謝りには行かない…私は仲直りもそうだが、あのときのシャロに戻ってほしいんだ」
ココア「…そっか」
ココア「協力できることがあったらなんでも言ってね!」
リゼ「あぁ、ありがとう」
夏休み初日
ーーシャロの家ーー
シャロ「明日から一週間旅行か…」
シャロ「皆と行きたかったな…」
シャロ「…もうずっとこのままなのかな」
シャロ「お金はたくさんあるのに…もう不自由ないのに…なんでこんなに悲しいんだろ…」
ーーラビットハウスーー
ココア「…千夜ちゃん大丈夫かな?」
チノ「大丈夫ですよ。それにしてもココアさんらしい仲直り作戦ですね」
ココア「へへっ、これしか思いつかなくて」
ココア「…仲直りできるよね?」
チノ「できますよ、きっと」
ピロロロロン
ココア「あ、メールだ」
ココア「…」
チノ「千夜さんからですか?」
ココア「わっ、あさって謝りにいくだって!!」
チノ「そうですか!」
ココア「は~よかった~」
チノ「すぐに解決できそうですね」
ココア「うん!」
次の日、予定通りシャロは旅行へ行ってしまった
そのまた次の日
ココア「ちーやーちゃーん!」
千夜「…ココアちゃん」
ココア「心は落ち着いた…かな?」
千夜「えぇ、大丈夫よ。ありがとうココアちゃん」
ココア「私も仲が悪い二人なんて嫌だからね!」
千夜「うん♪」
ーーシャロに家の前ーー
ピンポーン
ココア・千夜「…」
ココア「出ない…ね」
千夜「…えぇ」
ココア「留守…なのかな?」
ピンポーンピンポーン
ココア「シャロちゃーん、私だよー!ココアだよー!」
ココア・千夜「…」
千夜「…シャロちゃん」
ココア「き、きっとどこかでご飯食べに行ってるんじゃないかな??そうだよきっと!」
千夜「…」
ココア「ここで待ってよ?そしてら会えるから!ね?」
千夜「」コクリ
二人は夜までずっと待っていたが、当然シャロに会えるはずもなかった
千夜「おかしいわ…やっぱり中にいるんじゃ」
ココア「う、うん…」
ピンポーンピンポーン
千夜「シャロちゃん!私よ!この間はごめんね!!なにもシャロちゃんの考えてずに気に障ること言っちゃって…」
千夜「お願いシャロちゃん…いるなら返事して…!」
ココア「千夜ちゃん…」
時間はもう午前1時をまわっていた
ココア「千夜ちゃん、もう帰ろ?また明日一緒にいこ?ね?」
千夜「うん…」ポロポロ
ココア「大丈夫、大丈夫だから」
その頃シャロは
シャロ(…きょう行ったとこ…すごくきれいだった)
シャロ(ご飯もすごくおいしかった…)
シャロ(なのに…)
シャロ(全然楽しくない…)
シャロ「…」
その次の日も千夜とココアは二人で夜まで待っていた
けれども…二人がシャロに出会えるはずもなかった
千夜「…」
ココア「…たぶんどこか泊まりにいってるんだよ。夏休みだし…」
ココア「あの…千夜ちゃん、私、次仕事が開くのが三日後だからその日までは無理…かも」
千夜「…」
ココア「…ごめんね。今日はもう帰ろ?」
千夜「…」
ココア「またそのときに行こ?ね?」
ーー旅行ーー
シャロ「きれいな景色たくさん見たのに、全然気持ちが落ち着かない…」
シャロ「皆、今頃どうしてんだろ」
シャロ「…」
シャロ「…そういえば私は何でこんなことになったんだっけ…」
シャロ「6億円あてて、とっても喜んで、いろんなもの買って、遊びまくって、そのうち勉強しなくなって…」
シャロ「今までやってたこと全部放り投げて、遊んで…皆にばれて、先輩に怒られて」
シャロ「逆ギレして、見放されて…大事な友達にはひどいこと言って」
シャロ「ははっ…全部私が悪いじゃない…」
『…心配していた私が馬鹿だった』
シャロ「…先輩、私のこと心配して言ってくれてたんだよね。」
シャロ「千夜も…刺激しないように優しく声かけてくれて…」
シャロ「…ごめんなさい」
シャロ「こんなことになるなら6億円なんて当てなきゃよかった」
その翌日(旅行四日目)
ココア「おかしいな…二日も家にいないなんて…」
ココア「よしっ!思い切って電話してみよ!!」
プルルルルル
シャロ「…電話?」
シャロ「こ、ココアからだ…!」
シャロ「…」
シャロ「…もしもし」
ココア「シャロちゃん!?」
シャロ「…」
ココア「どこにいるの!?2日も家にいないじゃん!!」
シャロ「それは…」
ココア「千夜ちゃんがすっごく心配してたよ!」
シャロ「・・・!千夜が?」
ココア「そうだよ!2日間、朝から晩までシャロちゃんの家の前で帰ってくるの待ってたんだよ!!」
シャロ「そんな・・私、この前千夜にひどいこと言ったのに…」
ココア「そんなの気にしてないよ!千夜ちゃんはシャロちゃんと仲直りしたいんだよ!」
ココア「千夜ちゃんだけじゃない、リゼちゃんだって心配してるんだから!」
シャロ「リゼ先輩も…?」
ココア「だから今すぐ帰ってきなさい!!」
シャロ「…」
シャロ「…わかった」
ココア「そして!ちゃんとごめんなさいって言うこと!」
シャロ「うん…」
ココア「もっとしゃきっと言いなさい!」
シャロ「わかったわよ!」
ココア「うん!いつも通りのシャロちゃんだね!」
ピッ
ココア「もっと早くこうするべきだったね…!」
シャロ(家の前で2日も!?あのおばか!そんなに私のこと心配してたなんて…。全部私のせいだって言うのに!)
シャロ「た、たしかバスで○○駅まで行けば町に行けるはず!!」
シャロ「い、急ぐわよ!!」
ーーラビットハウスーー
ココア「…よかった」
チノ「…どうやらうまくいったみたいですね」
チノ「シャロさんがいなくなったって聞いてヒヤヒヤしましたよ…」
チノ「ね、リゼさん?」
リゼ「わ、私は別に心配なんかしてないぞ…!」
チノ「目が少し涙ぐんでますけど?」
リゼ「こ、これは目が乾燥してるだけだ!」
チノ「もう、リゼさんは…」
チノ「ココアさんはどう思います?…ココアさん?」
ココア「zzz…」
チノ「…昨日も夜中まで待ってたんですもんね。眠いはずです。」
チノ「仕方ありません。今日は特別にお休みにしてあげます。」
リゼ「…ベッドまで運んでやるか」
チノ「はい」
シャロ「やっとついた!!」
シャロ「でも…千夜はどこに…」
シャロ「まさか、今日も家の前にいるんじゃ…」
シャロ「えぇい!こうなったら家に行ってみるしかないわ!」
シャロ「はぁ…はぁ…、つ、ついた…」
シャロの予想通り、千夜はシャロの家の前に座っていた。寝不足で千夜の目にはひどいくまができていた。
まだシャロに気づいてない。
千夜「シャロちゃん…」
千夜「ごめんね…」
ぐすん
シャロ「千夜・・・」
千夜「ごめんね、ごめんね…」
シャロ「千夜!」
千夜「シャロ…ちゃん?」
シャロ「えっと…その…」
千夜「シャロちゃん!!」ダキッ
シャロ「わっ」
千夜「今までどこ行ってたの!ずっと心配してたのよ!」
シャロ「ごめん…旅行…行ってた」
千夜「そっか…よかったぁ…」
千夜「もう二度と会えないんじゃないかって思ってた…。私のことが嫌いになってどこか遠いところに行っちゃったんじゃないかって」
シャロ「わ、私が千夜のことを嫌いになるわけないじゃない!」ムギュ
シャロ「それより、ごめんなさい…あの日ひどいこと言って…」
千夜「ううん…全然気にしてないわ…」
シャロ「あの日から毎日が全然楽しくなかった…。こんなことになるなら6億円なんて当てなきゃよかったって思った。」
シャロ「もしいつものように皆と楽しく過ごせるなら貧乏のままでいい、貧乏のままがいい!」
千夜「そう…」
千夜「そうね…」
安心したのか一気に千夜の力が抜ける
シャロ「…千夜?」
千夜「zzz...」
シャロ「ひどいくま…ほんとにずっと待ってたんだ…」
シャロ「千夜…ごめん…」
その後シャロは千夜をおぶって甘兎庵まで連れて行った。千夜のお婆さんからはこの件についてこっぴどく怒られたが、最後羊羹をくれた。
ココア「zzz…」
プルルルルル
ココア「…んあ?」
ココア「あれっ、私、なんでベッドに…」
ココア「って電話電話!」
ココア「シャロちゃんからだ!」
ピッ
ココア「もしもし!どうだった?」
シャロ「仲直りできたわ、ありがとうココア」
ココア「そっか!よかったよかった!!」
シャロ「その…ごめんね、ココアにも迷惑かけて…」
ココア「ううん!シャロちゃんが帰ってきてくれて何よりだよ!」
シャロ「うん…」
ココア「じゃあ次はリゼちゃんと仲直りだ!」
シャロ「う゛っ…」
ココア「逃げちゃだめなんだからね!」
シャロ「うん…」
ココア「落ち着いたらでいいから絶対仲直りするんだよ?」
シャロ「…わかったわ」
ココア「うん!約束だよ!それじゃあまたね!」
シャロ「うん、またね」
ピッ
ココア「そっか、仲直りできたんだ…。ん~安心したらまた眠く…」
ココア「zzz…」
翌日
ーーラビットハウスーー
ココア「シャロちゃんと千夜ちゃんが仲直りできたよ!!」
チノ「そうですか…本当によかったですね…」
リゼ「…」
ココア「リゼちゃんもシャロちゃんと仲直りするんだよ?」
リゼ「わ、私は別に…」
ココア「嘘はだめ!」
リゼ「はぁ…わかってるよ、そのくらい」
リゼ「何度も言うが私は今までのシャロに戻ってもほしいんだ。」
リゼ「嫌いになったわけじゃない、私も」
カランコロン
チノ「いらっしゃいませ、あっ」
リゼ「シャロのことが大好きだ」
シャロ「へ?」
リゼ「!」
リゼ「シャロ…!いや、なんだ…その…」
シャロ「あ…あ…」バタン
ココア「シャロちゃんがうれしさのあまりオーバーヒートしちゃった!!」
チノ「なんというタイミング…」
リゼ「…///」カァ
ココア「おやおや?顔が赤いですな~」
リゼ「う、うるさい!」
ココア「こうなったら誰かシャロちゃんの面倒見なきゃいけないな~。ね~チノちゃん?」
チノ「そうですね~仕事ありますし、誰か一人見てほしいですよね~」
ジ~~~~
リゼ「うっ」
リゼ「あ~もうわかったよ!ベッドに運ぶの手伝ってくれ!」
チノ・ココア「は~い!」
シャロ「う~ん…」
シャロ「…あれ???確か私ラビットハウスに…」
リゼ「気がついたか?」
シャロ「ひゃう、せ、先輩…」
リゼ「…その…いろいろすまなかった…」
シャロ「え…?」
リゼ「いきなり上がり込んで怒鳴って、ついかっとなってたたいて…」
リゼ「私…」
シャロ「先輩は悪くありません!」
リゼ「!」
シャロ「私が悪いんです。お金があることをいいことに好き勝手やってた私が悪いんです!」
シャロ「それを心配してくれて怒ってくれたんじゃないですか」
シャロ「それなのに私…逆ギレして…たたかれても仕方ないです…」
リゼ「シャロ…」
シャロ「先輩、私きめました、今までの自分に戻ります!この夏休み…一生懸命勉強して、働いて…絶対先輩の自慢の後輩になってみせます!!」
リゼ「シャロ!!」ダキ
シャロ「にゅわっ!」
リゼ「よかった、よかった…」
リゼ「じゃあ、この夏休み、がんばらなきゃな!」
シャロ「はい!」
その2日後の昼
千夜「…なんだか外が騒がしいわね。何かしら…」
千夜「え?シャロちゃんのうちに引っ越し屋さんが…」
シャロ「あっ、ちーやー!」
千夜「シャロちゃん、どうしたの、これ??」
シャロ「見ればわかるじゃない、またここに引っ越すことにしたの!」
千夜「ど、どうして…」
シャロ「今までの自分に戻ろうと思って…ね。やっぱり私にはお金持ちなんて似合わないわ!」
千夜「なにもここに引っ越すこともないのに」
シャロ「ううん!ここがいいの。千夜は私が近くにいないとだめでしょ?なーんて」
千夜「シャロちゃん…」
シャロ「えへへ…」
夏休み、シャロは今までの分を取り戻そうと必死で勉強した。フルール・ド・ラパンはリゼの必死の説得でまた働けるそう。
もう以前のような自由きままな生活は終わり、忙しい日々を過ごすシャロだったが、以前よりもずっと幸せだった。
夏休みが終わるとすぐに後期中間テストが。だが夏休み、一生懸命勉強したシャロにはなんてことなかった。
先生「すごいわシャロさん!今回の定期テスト、ぶっちぎりの1位よ!」
シャロ「あ、ありがとうございます!」
先生「というか、逆に以前はどうしてたの??」
シャロ「いや…その…何かにとりつかれてました…」
先生「そう…お祓いしてもらったという訳ね!」
シャロ「そうわけじゃないんですけど…ゴニョゴニョ」
先生「まあ何がともあれすべて解決ね!」
シャロ「はい!」
シャロ「よし!この次もがんばらなきゃ!」
リゼ「おーい、シャロ~」
シャロ「り、リゼ先輩!」
リゼ「定期テスト、どうだったか
夏休み、シャロは今までの分を取り戻そうと必死で勉強した。フルール・ド・ラパンはリゼの必死の説得でまた働けるそう。
もう以前のような自由きままな生活は終わり、忙しい日々を過ごすシャロだったが、以前よりもずっと幸せだった。
夏休みが終わるとすぐに後期中間テストが。だが夏休み、一生懸命勉強したシャロにはなんてことなかった。
先生「すごいわシャロさん!今回の定期テスト、ぶっちぎりの1位よ!」
シャロ「あ、ありがとうございます!」
先生「というか、逆に以前はどうしてたの??」
シャロ「いや…その…何かにとりつかれてました…」
先生「そう…お祓いしてもらったという訳ね!」
シャロ「そうわけじゃないんですけど…ゴニョゴニョ」
先生「まあ何がともあれすべて解決ね!」
シャロ「はい!」
シャロ「よし!この次もがんばらなきゃ!」
リゼ「おーい、シャロ~」
シャロ「り、リゼ先輩!」
リゼ「定期テストはどうだった?」
シャロ「一位です!頑張った甲斐がありました!」
リゼ「そっか!おめでとう!」
リゼ(さっそくココアたちにメールっと)
シャロ「? 先輩?」
リゼ「ところでシャロ、明日はバイトないだろ??」
シャロ「え…はい、そうですけど」
リゼ「そしたら、明日ラビットハウスに来てくれないか?千夜も遊びにいくらしいんだ」
シャロ「あっはい!絶対行きます!」
リゼ「うん!じゃあ今日は一緒に帰るか」
シャロ「はい!」
次の日
シャロ「今日はラビットハウスに行くけど…」
シャロ「仕事の方はどうしてるのかな??」
ラビットハウス(closed)
シャロ「あれっ??閉まってる…中も明かりついてないし…どうゆうこと?」
シャロ「あっでも扉は開いてる…」
カランコロン
シャロ「みんな~来たわよ~」
シャロ「誰もいないのかしら…」
シャロ「お~い」
すると一気に明かりがついた
シャロ「わっ!」
ココア「シャロちゃん、定期テスト1位…」
皆「おめでとーー!!」パン
クラッカーが鳴り響く
シャロ「うわっ!え?え?」
ココア「一位おめでとう!シャロちゃん!」
千夜「シャロちゃんおめでとう!」
マヤ「おめでとう!やっぱシャロはすげーや!」
チノ「おめでとうございます。」
リゼ「驚いたか?シャロ、実は皆に相談して、サプライズしようと思ったんだ。どうだ?おどろいたか?」
シャロ「は、はい!」
シャロ「とってもうれしいです!」
シャロ「皆私のために…ありがとう!」
マヤ「ま、一位とらなくてもやったんだけどな」
メグ「ま、マヤちゃん!」
マヤ「おわっと!」
シャロ「? どゆこと?」
リゼ「よおし、皆、第二次クラッカー用意!!!」
シャロ「えっなになに?」
リゼ「遅くなったけど、シャロ!誕生日」
皆「おめでと~!!!」
完
土曜日に終わらせるとか嘘言ってすみませんでした…
~おまけ~
近くのレストランにて
ココア「私このパエリヤで!」
チノ「私はグラタンで」
千夜「う~んここのレストランは和風料理がないのね…」
リゼ「ま、たまには洋風のでもいいんじゃないか?」
リゼ「シャロはどうするんだ??」
シャロ「わ、わたしは…コーラで…」
ココア「あれっ?そういえばシャロちゃん当てたお金はどうしたの??」
シャロ「あぁ、やっぱりお金があるといけないから、来年の学費は残して、それ以外は全部寄付したわ」
チノ「ぜ、全部ですか…!」
千夜「まあ!偉いわシャロちゃん!」
ココア「それでそれで!全額いくら寄付したの?」
シャロ「…えっと」
シャロ「4億円寄付したわ」
ココア「へ~すご~い!!」
ココア以外(よ、4億…?)
ココア以外(まさか…)
ココア以外(残りの2億円2ヶ月で使ったの!?!?)
おまけもおわりだよ~
シャロの両親わすれてた!!
そして、ワイルドギースどこいった
千夜「うるさいわよ♪」
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません