梓「先日、我が校に新型の緊急地震速報ラジオが配備されましたね」
律「そうだな」
梓「その地震速報ラジオが、なぜか唯先輩の声に反応して誤作動する事が判明しました」
唯「ふえ~~ん!」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
紬「どうしてこんなことに・・・」
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律「CDとかの、特定の音階に反応して誤作動するってのは聞いたことあるけどさ」
紬「まさか唯ちゃんの声に反応するなんてね」
唯「うぅ~。しゃべるたびに地震速報が鳴るよぉ」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
澪「ああっ、まただ!」
梓「もうずっと唯先輩が黙ってれば良いんじゃないですかね?」
唯「そんなぁ。ひどいよ~あずにゃ~ん」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
梓「ああ・・・」
律「マスクとか着けても無駄かな?」
紬「あ、私マスク持ってるわ。はい唯ちゃん」ぽふっ
唯「「お~。これなら声がくぐもって聞こえるから・・・」」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
唯「「ふえーん!マスクしてもラジオが反応しちゃうよ~!」」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
梓「困りましたね、これは」
律「んー。とりあえず、唯にはしばらく黙っててもらうとして」
唯「うん・・・」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
律「あ、無理だわこりゃ。絶対しゃべっちゃうわ」
澪「唯が意識して黙り続けられるわけがなかったな」
梓「唯先輩が意図的にしゃべらないようにするなんて無理ですよ」
唯「もー!あずにゃんまで私を子供扱いしてっ!」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
紬「・・・本当にどうしましょう?」
律「あははっ、でも面白いよなー。唯がしゃべるたびに地震速報鳴るの!」ケラケラ
澪「コラ律っ!」ごちんっ!
律「痛゛ッーー!!」
澪「地震速報で遊ぶなんて不謹慎だぞっ!」
律「やべえ。澪が不謹慎厨だ」
梓「リアルの知り合いにいるとは」
唯「私からすると全然遊びじゃないよー」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
澪「唯も地震速報ラジオを誤作動させるなんて不謹慎だ!」
唯「不謹慎って言われましても・・・」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
澪「被災された方々が苦しんでいるんだ!私たちだけふざけてていいわけないだろっ!」
梓「思いのほか重症ですね、澪先輩」
律「あー。どうすっかなー面倒くせえ」
澪「そうだ!みんなで募金活動でもしないか?」
紬「ああ、募金なら私もうしたわよ。これ位の額」サッ
梓「すごっ!」
澪「不謹慎不謹慎はしゃいですみませんでした。高校生の募金レベルでどうにかできる問題じゃありませんでした」
律「急にしおらしくなったな・・・」
澪「私程度の人間が騒いだところで、ムギの財力には勝てないからな。私なんかが震災に貢献しようと考えてたのがバカみたいだ」
紬「そんなことないわよ澪ちゃん」
梓「立場を失った不謹慎厨ってこんな風になるんですね」
唯「自分自身が謹慎しちゃうんだね」
ラジオ『ピロンピロン♪緊急地震速報、緊急地震速報、ピロンピロン♪』
誤作動するラジオは後日ムギちゃんが全て買いかえましたとさ
お金のパワーってすごい!
おしまい!
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