【安価もあるよ】瑞鶴「加賀さんを笑わせたい」【艦これ】
【安価もあるよ】瑞鶴「加賀さんを笑わせたい」【艦これ】 - SSまとめ速報
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早いな!
暗い…何も見えない…ここは何処だろう…
身体も動かない…声も出ない…誰もいない…
ただ…暗くて冷たい………
寒い……
意識が……
遠退く……
駄目だ……も…う……眠……い…や……
………………………………………
…………………………………
………………………………
………………………
…………………
……………
………
??「オホッ♪良い艦むす」
???ー
時雨「……ぅ」
?「あら?目が覚めた?」
時雨「……だ…れ…?」
?「私…?私は…>>9」
※深海棲艦 姫か鬼のみ
集積地棲姫
集積地棲姫「集積地棲姫…」
時雨「ッ…深海…棲艦ッ…!」
時雨は身体を起こそうとするが激痛がはしる
時雨「ぁ…く…ッ…!?」
集積地棲姫「無闇に動かない方が良い…君の身体はついさっきまで崩壊寸前だったんだから…」
集積地棲姫はノートにペンをはしらせながら時雨を見ずに話す
時雨「僕…を…どうする…気だ…」
集積地棲姫「どうする…そうだね…>>13とか?」
コレクション
時雨「ッ……」
集積地棲姫「冗談だよ…君をどうするかは…拾ってきた飛行場姫本人に聞きなよ…私は艦むすを集める趣味はないし…安心しなよ」
集積地棲姫は一切、時雨を見ずにノートにずっと何かを書いている。
時雨「…飛行場姫…じゃあ…ここは…敵の本拠地…なのかい?」
集積地棲姫「ん?そうだろね…君たちで言う鎮守府みたいなものだよ…深海棲艦が沢山いる…」
時雨「…」
集積地棲姫「なんで安々とそんなことを言うんだ…って顔してるね…」ジロッ
ノートに何かを書くのを止め集積地棲姫が初めて時雨を見た。
時雨「ッ…」ビクッ
集積地棲姫「理由は単純…君がこれを知った所でどうにもならないから…」
時雨「どういう…意味だい…?」
集積地棲姫「私たちは別に君が逃げ出すのを力ずくで止めたりはしない…身体の傷が治ったら好きにすれば良い…」
集積地棲姫は眼鏡をとり、布でレンズを拭きながらぶっきらぼうにそう言う
時雨「…(どういう事なんだろ…考えてる事が分からない…)」
集積地棲姫「…君って警戒心強いね…小動物みたいだ…」
時雨「…君たちは…」
バンっ!!
時雨の質問を遮る様に部屋のドアが勢いよく開く…と言うより吹き飛び集積地棲姫に直撃する
飛行場姫「イェーイ!ヒッキー私の拾ってきた艦むす目覚ました?」
集積地棲姫はドアの下敷きになり眼鏡が元いたところに落ちていた。
時雨「飛行場姫…」
飛行場姫「おい…嘘だろう…ヒッキー…」
飛行場姫が集積地棲姫の“眼鏡”に近づき膝をつく
飛行場姫「お前…身体にこんなにヒビが…」
ガラガラ…
集積地棲姫はドアをのけると眼鏡を拾い、飛行場姫の頭を掴んで持ち上げる
集積地棲姫「おい…怒るぞ…」
飛行場姫「もう、怒ってんじゃ~イダダダダッ!?」
集積地棲姫「…言うことは?」
飛行場姫「めんごめんごォォォ!」
集積地棲姫「ったく…資材の無駄はやめろって言ってるだろ…」
集積地棲姫は飛行場姫を離して眼鏡を修理しだす
飛行場姫「ま―ま―眼鏡じゃん」
時雨「…」
時雨は1連の流れに着いていけず
飛行場姫「あ、目さめた?」
飛行場姫は時雨に顔を近づけニコニコする
時雨の反応>>26
日本終わったな
あ、元々終わってるかwwwwww
ジャアアアアアアアアップwwwwww
今回も再安価でいきますね
>>35
時雨は近寄ってきた飛行場姫に引きつった笑みを浮かべる
飛行場姫「もぅ、そんな顔して…まぁ、私クラスの美人を目にすると大抵はそんな反応になるわよね~」
集積地棲姫「引いてるんだよ…」
飛行場姫「そりゃ、私ほどの存在なら他人の目を惹く魅力が溢れてるからね!当然ね!」
集積地棲姫「はいはい…でこの子どうすんの?」
飛行場姫「ん~あなたはどうしたい?」
時雨「…(どうしよう…下手なこと言ったら…何されるか分からないし…)」
時雨のふと浮かんだ言い訳>>43
とにかく身体を直したい
時雨「とりあえず…身体を治したい…」
集積地棲姫「まぁ、そうなるな…」
飛行場姫「ん~分かった、じゃあ怪我が治ったら考えよう!」
時雨「助かるよ…」
飛行場姫「じゃあ、ヒッキー今後の事について話そうか?」
集積地棲姫「分かった…」
飛行場姫は嵐の様に去って行き集積地棲姫も後について部屋を出て行く
時雨は一人残される形になった
時雨「…とりあえず…なんとかなったけど…身体が動かないや…」
時雨は大人しくベッドで横になり目を瞑り眠りかけると…何かがベッドに入り込んできた
時雨「ぅ…ん…?」
違和感に気づいた時雨は自分の布団を捲り上げるとそこには…>>50
※深海棲艦のみ
レ級
レ級「ばぁ!」
時雨「…」
パサッ
時雨はそっと布団を下ろしたが布団の中の布団を捲り上げて出てくる
レ級「なにするのレすか!」
時雨「君は……」
レ級「レ級!ヒコちゃんからはレキちゃんて呼ばれてる!」
時雨「ヒコちゃん…っで誰だい…」
時雨は身構えながら尋ねる
レキ「ヒコちゃんはヒコちゃんレす!」
時雨「…いや…分からないよ…」
レキ「む~こんなに丁寧に教えてるのにぃ!」
レ級は頬を膨らませながら時雨を見つめる時雨が少々困っていると誰かがやってきた。
>>56
※深海棲艦のみ
軽巡棲姫
軽巡棲姫「ヒコちゃんって言うのは飛行場姫の事ですよ…」
レ級「あ、ケイちゃん」
時雨「神通…さん?」
軽巡棲姫「神通…?私は軽巡棲姫のケイさんですよ?」
時雨「あ…すみません…昔居た知り合いに似てて…」
軽巡棲姫「そうですか…」
レ級「ケイさんなにしに来たのレすか?」
軽巡棲姫「いえ…村の方が果物をくれたのでお見舞いついでにと…」
時雨「…村?」
軽巡棲姫「えぇ…この島に住んでる人達から…」
時雨「それって…人間?」
軽巡棲姫「そうですけど…?」
時雨「…(人間が深海棲艦に食べ物を…?いや、脅して奪ったのかもしれない…)」
レ級「ねぇねぇーなんでそんな恐い顔してるのレすか?美味しいよ果物♪」
時雨「え…いや…」
飛行場姫「そりゃそうでしょう?私達が人間から奪ったんじゃ無いか?とか考えてたらそんな顔にもなるわよね♪」
時雨「ッ!」
集積地棲姫「まぁ…普通はそう考えるな…」
いつの間にか出て行ってた飛行場姫と集積地棲姫が帰ってきていた
この時雨は改二かな?それとも前かな?
>>66
一応、改二の時雨だよ
時雨「ち、違ッ…」
飛行場姫「良いって良いって、そう思われても気にしないからさ♪」
飛行場姫「それにそんなことで私らはあなたをズタズタに引き裂いたりしないから、そんな怖がらないで良いわよ♪」
飛行場姫は笑いながら時雨の頭をワシャワシャと撫でる
集積地棲姫「それに…ここでは私達より…君の方が…」
集積地棲姫が何かを言いかけたがレ級がそれを遮る。
レ級「ねーねー、ケイさんが貰ってきた果物食べようよ~」
集積地棲姫「…」
時雨「…(今、何を言いかけたんだろ…)」
飛行場姫「レキちゃん、ヒコねぇちゃんレキちゃんの剥いてくれた果物が食べたいなぁ~」
レ級「うん♪良いレすよ!」
レ級はみかんの様な果物を剥き、実を取る
レ級「はい♪ヒコちゃん、あ~ん…」
飛行場姫「あ~…」
飛行場姫がレ級の差し出した実に顔を近づける
レ級「えりゃ♪」プシャ…
レ級は飛行場姫が顔を近づけた瞬間実を潰し実から汁が飛び出す
そしてそれが飛行場姫の目に入り…
飛行場姫「イィッタァイィメガァァァア―」
果実の汁が目に染み飛行場姫が地べたを転げ回る
レ級「ワハハ」
軽巡棲姫「こら、レキちゃん駄目でしょう?食べ物を粗末にしちゃ…」
飛行場姫「そっち!?私は!?」
軽巡棲姫「…?」
飛行場姫「ちょ、やめて…真顔で何がみたいな顔やめて」
それから2日後ー
時雨は歩ける程度までは回復していた
集積地棲姫「どうだい?」
時雨「…うん、まだ身体は痛むけど…普通に生活するなら大丈夫かな…」
集積地棲姫「そうかい…っで、前言ってた様にこの島の住人に会いに行くのかい?」
時雨「…うん…」
集積地棲姫「…まだ私らが信用出来ないか…」
時雨「君たちが悪い奴らとは思っていないよ…でも…自分で確かめたい…」
集積地棲姫「…そうか…なら一つ忠告しておく…君はここの人とはかかわらない方が良い…」
時雨「…忠告ありがとう…でも僕は行く…それも自分の目で確かめる…」
集積地棲姫「…ふぅ…好きにしろ…どうなっても知らないからな私は…」
時雨「…」
時雨は返事をせずに山を下って行く
時雨「…(僕がこの2日で知ったことは…ここは小さな島で人間が少数暮らしている…でも、人間だけじゃなく深海棲艦も暮らしている…)」
時雨「…(ただ、人間と深海棲艦は共存していて…深海棲艦はここの人に神様の様に慕われてる…)」
時雨「…(反対に艦むすは忌み嫌われてる…何故かは分からない…集積地棲姫もこの島では僕は住人と会わない方が良いと言ってた…)」
時雨「分からない…深海棲艦は人間の居場所を支配して苦しめてる筈なのに…何で慕われてるんだろう…」
時雨が悩んでいると小さな人影が見えた、人影の正体は小さな女の子だった。
時雨「…女の子…警戒させずに話せるかな…」
時雨は女の子にゆっくり近寄る、女の子はすぐにそれに気付き時雨を見る。
時雨「あの…」
女の子「…誰ですか?」
女の子は見知らぬ人物に警戒する
時雨「あの…僕、時雨って言って…艦むすなんだけど…君はここの…」
女の子「か、艦むす…いや…来ないで…」
時雨が話しきる前に女の子は言葉を遮り後ずさる。
時雨「ちょ、ちょっと待って!話を聞い…」
女の子「いや!誰か!」ダッ
時雨「あ!待って!」
女の子は背を向け走り出す
時雨「…(あのスピードなら追いつけるけど…)」
時雨の行動>>75
話してくれそうな深海棲艦を探す
あ、阿修羅閃空なら大丈夫っぽい!
時雨「…駄目だ…無理やりじゃ話なんて聞いてくれないよね…」
時雨は追いかけるのをやめて立ち止まる
時雨「…誰か一緒に話しを聞いてくれる深海棲艦を探そう…」
時雨は女の子を追うのをやめて深海棲艦を探そうとするが近くの茂から何か気配を感じる
時雨「…誰?そこにいるのは…」
茂に居たのは>>80
再安価だとは思うけど一応
レ級
寝落ちして投稿したら凄い安価が進んでた…w
再安価>>90
再安価すまぬ>>100
PT小鬼群
時雨「そこにいるのは誰だい?」
PT小鬼群a「誰も居ません!」
PT小鬼群b「誰も居ないのに返事したらバレちゃう!」
PT小鬼群c「お腹空いた…」
時雨「君たちは…」
時雨は茂みをかき分け三人を見つける
PT小鬼群a「わぁ!見つかった!」
PT小鬼群b「逃げろー」
PT小鬼群abは逃げ出す
時雨「…君は逃げ無いのかい?」
PT小鬼群c「…抱っこ…」
時雨「え?あ…うん…」
時雨はPT小鬼群cを抱き上げる、すると逃げ出した二人が帰ってきた。
PT小鬼群a「ずるいぞー」
PT小鬼群b「私も私も!」
PT小鬼群a「なるほどなー」
PT小鬼群b「時雨は村の人と話したいのかー」
PT小鬼群c「ぐぅ…」
時雨「そうなんだ、色々聞きたい事があって…」
PT小鬼群達は時雨の周りに集まって話しを聞いていた。
時雨「ここの人は艦むすを嫌ってるって聞いたから…気になって…」
PT小鬼群a「艦むすだけじゃ無いよ?」
PT小鬼群b「私達、以外の深海棲艦も嫌ってるよ?」
時雨「どういう意味だい?」
PT小鬼群c「…僕たち…戦いが嫌い…」
時雨の胸に抱き付いて寝てたPT小鬼群cが小さく呟く。
時雨「戦いが嫌い?」
PT小鬼群b「ここの仲間は自ら望んで戦わない!」
PT小鬼群a「みんな平和に暮らしたいの!」
PT小鬼群c「だから……逃げてきて…この島を深海棲艦から守ってる…」
時雨「……君たちは深海から逃げ出してこの島に?」
PT小鬼群abc「「うん」」
時雨「じゃあ…艦むすが嫌われてるのは…」
飛行場姫「この島に居る私らを攻撃してるからよ」
時雨「飛行場姫…」
時雨「それって…」
飛行場姫「私らはね、その子達が言うように…逃げ出してこの島に来たの」
時雨「何故?」
飛行場姫「そりゃ、やり方が気に入らないからよ?」
時雨「やり方が気に入らない…そんなに酷い扱いを?」
飛行場姫「そりゃね、この美少女の私を前線に放り出すんだもの!信じられないわ」
時雨「え…」
飛行場姫「私は姫よ?なんで姫が前線に出て身体張って戦ってんのよ!って話し…確かに私には強大な力があるけどね?」
時雨「は、はい…」
飛行場姫「前線に出るのは鬼クラスの奴らがでれば良いと思うのよ、姫である私は後ろでだらだらがちょうど良いと思うのよ!」
時雨「は、はぁ…」
PT小鬼群a「ヒコねぇさんおサボリさん」
PT小鬼群b「おサボリさんはご飯抜きです」
PT小鬼群c「お腹空いた…」
飛行場姫「おサボリじゃないしー今の私はこの島を守ってるもんねー」
時雨「…(なんか、駆逐艦の子みたいならやりとりだなぁ…)」
飛行場姫「あ、今なんか失礼な事考えたわね?」
時雨「え…いや…」
飛行場姫「じぃ~」
時雨「…(正直に言うと面倒くさそうだし…誤魔化そう…)」
時雨の言い訳>>110
たしかに僕も戦いは好きじゃない
時雨「たしかに僕も戦いは好きじゃない…から君たちの気持ちは分かる気がする…」
飛行場姫「…」
時雨「争いは相手にも自分達にも良いことなんて無いから…それに互いを傷つけ続ける事で…悲しみや憎悪は更に争いを生む…負のサイクルになる…」
時雨「負のサイクルに終止符を打つには…どちらかが折れるか…どちらも折れるまでは止まらない…僕たちは…過去に……それを……体験して…折れた…」
時雨は言い訳のつもりだったが感情的になり自分胸の内を明かす
飛行場姫「…そうね…小さな争いは争いを呼び…そして……戦争になる……」
飛行場姫は時雨を抱き寄せる
時雨「ぇ…」
飛行場姫「貴女みたいな艦むすに会えてよかった…」
飛行場姫はしばらく抱きしめ頭を撫でながらそういった
しばらくして飛行場姫は時雨を離す
時雨「…//」
飛行場姫「何、顔赤くしてるねよスケベ」
時雨「ち…違っ…//」
飛行場姫「冗談よ冗談♪」
時雨「…//」
2人と3匹が打ち解けていると>>116がやってきた。
北方棲姫
ほっぽ「ヒコちゃん!」
飛行場姫「どったの?ほっぽちゃん?お昼ごはん出来た?」
ほっぽ「ちがう!悪いの来た!」
時雨「悪いのって…まさか艦むす!?」
時雨が飛行場姫の影から姿を見せる。
ほっぽ「うわぁぁぁ!艦むす!カエレ!」
北方棲姫は時雨を見るなり凄い勢いで近くの木の陰に隠れる。
飛行場姫「あぁ…まだ会ってなかったっけ…」
時雨「…」(全力で避けられて少し傷ついた)
飛行場姫「とりあえず…今は自己紹介はいいわ、ほっぽと小鬼達は村の人に伝えて来て」
PT小鬼群a「わかった!」
PT小鬼群b「すぐに伝える!」
PT小鬼群c「伝える…」
ほっぽ「…うん」
小鬼三匹とほっぽは村に向かって駆けていく。
飛行場姫「さて…ヒッキーのとこに行くかな…」
時雨「ぼ、僕はどうすれば良い?」
飛行場姫「ん?そうね…時雨ちゃんは…>>120」
話合いのための捕虜役になってくれたらありがたいのだけど
飛行場姫「話合いのための捕虜役になってくれたらありがたいのだけど…」
時雨「捕虜…」
飛行場姫「まぁ、そんなんで話しつけれるなら苦労しないわよねぇ…」
飛行場姫はため息をついて時雨を撫でた
飛行場姫「あんがと気持ちは受け取るわ、でも時雨っちに出来る事は何も無いよ」
時雨「…でも…」
飛行場姫「じゃあ…時雨っちはこの島から脱出しなさいな…」
時雨「え…」
飛行場姫「実言うと、時雨っちの艤装?あれ回収させてヒッキーに修理させたんだよねぇ~」
飛行場姫「だから、時雨ちゃんは帰りなよ…自分の居るべき場所に…ね?」
時雨「君たちはどうするのさ!」
飛行場姫「私らはこの島からは出て行かない…だから必然的に戦うことになるかな?」
時雨「じゃ、じゃあ!僕がこの島を攻撃しようとしてる艦むす達に説明する!悪い深海棲艦じゃないって!」
飛行場姫「…時雨っちは優しいなぁ…でも、この島を攻撃してる奴らには通用しないよ…多分」
時雨「なんでそう言い…」
飛行場姫「沈めたからよ艦むすを」
時雨の言葉を遮る様に飛行場姫が言う
時雨「沈めたって…君たちが…?」
飛行場姫「正直…沈める気は無かった…でも、向こうが撤退しなかった…ボロボロでこっちに向かってきてね…」
飛行場姫「私はそれに恐怖…いや、狂気を感じた…ボロボロで戦うのもままならないのに…こっちに向かって来るのよ…」
飛行場姫「で…気づいたら私は艦載機を放って沈めた…」
時雨「…」
飛行場姫「それから、ずっと何かに取り憑かれた様にこの島を攻撃してくるわ…彼女達…」
海岸ー
時雨は飛行場姫との会話の後、集積地棲姫から修理された艤装を受け取り一人海岸に居た。
時雨「…(本当に…このまま…この島を出て行っても良いのかな…)」
数分前~
集積地棲姫「君の艤装はほぼ完璧に修理した…燃料弾薬もフルだ…」
時雨「ありがとう…」
集積地棲姫「……随分、浮かない顔をするのだな君は…最初はあんなに敵意丸出しだったと言うのに…」
時雨「……」
集積地棲姫「…私も戦うのか?って聞きたいのかい…?」
時雨「……」コクリ
時雨は黙ったまま頷く
集積地棲姫「まぁ、正直…争い事は嫌だ…面倒くさいからな…」
時雨「だったらなんで…」
集積地棲姫「…君はそんなくだらない質問をするのかい?わかってる筈だろ?飛行場姫と同じ答えが帰ってくるぐらい…」
時雨「…」
集積地棲姫「さぁ、早く行きなよ…僕も時間が無いから…あっ西の海岸から島をでなよ…安全に出て行けるから…」
---------
時雨「…」
時雨は海岸から岸へ向かって進みだす
時雨が居た反対の海岸ー
飛行場姫「ん~風が気持ちいいね!」
集積地棲姫「呑気に余裕ぶっこいてる場合かい?」
飛行場姫「余裕も戦いには必要さね♪」
集積地棲姫「度が過ぎて慢心に変わらなきゃ良いけどな…それよりキャラは統一しとけ…対応が面倒くさい…」
飛行場姫「まぁ、そんなことより敵の編成は…っと…>>127」
大和、武蔵、瑞鶴、加賀、阿武隈、霞
飛行場姫「oh…こりゃ相手さん…遂に本気だねぇ…」
集積地棲姫「大和型二隻に正規空母二隻…この島ごと消し炭にでもする気か…」
飛行場姫「…しかも練度高そうだなぁ…ありゃ…よし、作戦変更!」
集積地棲姫「作戦なんかあったか?」
飛行場姫「あたしの頭ん中にはね…とりあえずあれにレキちゃん(レ級)とケイ(軽巡棲姫)をぶつけても結果は見えてるし…」
集積地棲姫「となると…」
飛行場姫「私がメイン盾でほっぽとヒッキーが攻撃役って所かな?」
集積地棲姫「メイン盾って…いくらお前が優れた個体だと言ってもな…」
飛行場姫「はいはい、お喋りは後でいくらでもしてあげるから今はとりあえず島守る!」
集積地棲姫「…わかってる…ほっぽは私の傍で戦わせるから…安心して盾になってこい」
飛行場姫「おうよ♪」
島の沖合いー
大和「あれが今回の…」
武蔵「大和姉ぇ、砲撃準備を」
大和「あ、はい…武蔵」
武蔵「加賀と瑞鶴は航空機の準備」
加賀「わかったわ…」
瑞鶴「了解!」
武蔵「駆逐艦は対潜水艦警戒と先制雷撃準備」
阿武隈「は、はい」
霞「了解」
武蔵「…(さて…急遽編成された即席艦隊だが…うまく戦えるか…)」
瑞鶴「偵察機発艦!」
加賀「…」
瑞鶴「ちょっと!加賀さんも偵察機出しなさいよ!」
加賀「悪いけど…私は制空確保用の機体としか提督から渡されてないわ…」
瑞鶴「はぁ!?ちょっとあんたの提督何考えてるのよ!」
加賀「私は提督の指示通りしてるわ、制空権確保すればこっちの勝ちなんだし…別に大差ないでしょ…」
瑞鶴「仮に私が雷撃機と爆撃機持ってこなかったらどうする気だったのよ!」
加賀「知らないわね…」
武蔵「…(装備も戦略も全く違う鎮守府から練度と高性能な武器を持った強力な艦隊だが…これでは…)」
大和「武蔵…やっぱり旗艦は私の方が…武蔵も気が楽だったんじゃ」
武蔵「大和姉ぇさんはこの中で一番練度が低い…それに責任感強い姉さんじゃ、こいつらはまとめれないさ」
大和「…」
武蔵「さて…そろそろ…」
瑞鶴「敵影確認!」
武蔵「艦種は?」
瑞鶴「飛行場姫…のみです…」
武蔵「一人だと?」
飛行場姫「ん~…さてさて…敵さんはどうする?」
飛行場姫は海岸で胡座をかいて艤装にもたれ掛かり不敵な笑みを浮かべる。
武蔵「…(罠か?それとも…まともに戦えるのがあいつだけか?)」
瑞鶴「指示は?」
武蔵「…(航空機すら出さないのは何故だ…)」
加賀「制空隊発艦可能…」
武蔵「…(セオリー通り、制空確保か砲撃か…)」
武蔵の決断>>146
罠など真っ向からつぶす!砲撃戦で
武蔵「…(ッ…分からん…罠か?はったりか?)」
瑞鶴「ちょっと早く指示を!」
武蔵「…」
加賀「まだなの?」
武蔵「今…敵に航空機はない、空母はそのまま待機…私と大和、駆逐艦で島へ砲撃を行う!」
瑞鶴「はぁ!?」
加賀「正気ですか?」
武蔵「この距離で航空機を出さないのだ…ならばわざわざ航空機を出す必要はない!」
瑞鶴「確かに…この距離で航空機を出さないのはあれだけど…」
加賀「…」
武蔵「…目標飛行場姫…弾種、三式弾!駆逐艦は周辺を警戒しつつ対地攻撃!」
飛行場姫「ほぅ…航空戦は無しで砲撃ね…まぁ、そうなるよねぇ…」
飛行場姫はその場で立ち上がると身体をほぐす仕草をし
飛行場姫「さぁ…こいや!」
武蔵「撃てぇッ!」
空気を振るわせる程の衝撃波と爆音が響くとその数秒後に島の海岸一帯が爆風と火の海に呑まれる。
霞「すご…」
阿武隈「こ、これが大和型…榛名さんと比叡と比べものにならない威力…」
武蔵「次弾装填!瑞鶴、目標はどうなった?」
瑞鶴「え、あぁ…えっと…」
飛行場姫「あちち…さすがに46cmはキツいなぁ…」
瑞鶴「うそ…殆ど無傷!?」
武蔵「何!?」
武蔵「…(馬鹿な…大和型二隻による一斉射だぞ…無傷なはずが…)」
大和「武蔵、次は?」
武蔵「もう一度…もう一度だ!」
加賀「…(本当にダメージが通ってないのかしら…何かが引っかかる)」
再び空気を震わせる音を響かせて主砲が島に目掛け叩き込まれる…が
飛行場姫「…ゲッホ…はは…まだまだ…」
瑞鶴「ダメージは入ってる…でも致命傷はなし」
武蔵「馬鹿な!何故だ」
飛行場姫「…良い…実に…私の策に両足揃えて突っ込んでくれて…ありがとう…」ニヤァ…
加賀「…?(今何か空に…)」
加賀が一瞬何かが太陽を遮ったのに気づき空を見上げる
飛行場姫「…この島さぁ…山を挟んで反対の海岸が全く見えないんだよ…あと特殊な磁場が発生するんだこの島…だからレーダーも役に立たない…」
加賀「あれは敵機ッ!敵機直上!」
武蔵「なに!?」
飛行場姫「直掩位は出しときゃ気づけたかもね…」
武蔵「一体、どこから!?空母がいるのか!?」
大和「対空戦闘ッ!」
航空機に気づき艦むす達が対空攻撃を始めるが敵の航空機は一向に減らない。
それもそのはず、反対の海岸から北方棲姫と集積地棲姫が全航空機を発進、気づかれないよう低空飛行で島から離れ、数キロ先で上昇。
雲より上を飛びつつ引き返し。艦むす達の頭上に忍び寄っていた。その爆撃機の数は数百に及ぶ。
加賀「ッ!」
瑞鶴「うわぁ!?」
大和「加賀さん、瑞鶴さん!」
加賀「ッ…」
瑞鶴「加賀さん!」
武蔵「ッ…こんな…たった一人に…ここまで…」
大和「武蔵、加賀さんと瑞鶴さんはもう戦えない…これ以上は…」
武蔵「ッ…後退…全員後退!」
艦むす達は一斉に後退して行く
飛行場姫「…ふぅ…なんとかなっ…ゲホッ…うぇぇ…」
集積地棲姫「”大丈夫か?そっちは…“」
飛行場姫「大丈夫、大丈夫…吐き気MAXだけど…ゲッホ…」
集積地棲姫「“吐き気MAXなところ悪いが…次が来た”…」
飛行場姫「はぁ…?早すぎっしょ?」
集積地棲姫「“恐らくさっきのは連合艦隊の先発だろうな…“」
飛行場姫「…敵の編成は…ウップ…」
集積地棲姫「”敵の編成は…>>155“」
Iowa改
Bismarck drei
翔鶴改二
筑摩改二
摩耶改二
五十鈴改二
飛行場姫「はは…マジかよ…ゲッホ…」
集積地棲姫「“どうする?”」
飛行場姫「両手挙げて降参って言っても、見逃してくれるわきゃ無いわよね…」
飛行場姫は自分の装備の上に立ち深呼吸する
飛行場姫「…全力だすわ…」
集積地棲姫「“待て…今追い返せたとしても次は?その先はどうするつもりだ?”」
飛行場姫「後先とかじゃない…今を何とかする…これが今なすべき事だろ?」
集積地棲姫「“…ヒコ…”」
飛行場姫「心配すんなって、パッパッと追い払って…昼飯だ」
-------------
時雨「…(これで良かったんだよね…?)」
時雨は迷いながらゆっくり島を離れていた
時雨「…?」ポロポロ…
時雨は自分の頬を伝う暖かい物に気づき足を止める
時雨「あれ?僕…なんで…泣いてるんだろう…」
時雨は自然に流れる涙に少々戸惑う
時雨「…」ポロポロ…
時雨の次の行動>>164
全力で姫たちの所に引き返す
時雨「…思い出した…この涙は…あの時と一緒だ…」
時雨は涙を拭い来た進路を引き返す
ーーーーーーーーーーーーーーー
ビスマルク「大和型って言うのも大したこと無いわね…あんなの1匹倒せないなんて」
摩耶「おい、大したことないだと?あたしの仲間を馬鹿にしてんのか!」
ビスマルク「事実じゃないの?あれがまだ存在してるし…第一艦隊は実質、負け同然の反撃喰らって帰ったし?」
摩耶「てめぇ…」
筑摩「くだらない言い争いはやめて下さい」
ビスマルク「なんですって?言いだしたのはマーヤでしょ?」
五十鈴「くだらない言い争いで指示が通らないのよ、それぐらい分かりなさいよ」
ビスマルク「ッ…」
摩耶「怒られてやんの」ハハッ
筑摩「貴女もです」
摩耶「…」
翔鶴「航空隊発艦!」
Iowa「オゥ…ジークが沢山飛んでったわ…空母ってそうやって戦闘機出すのね」
翔鶴「ええ…他にも別の出撃方法を持った子もいますけどね…」
筑摩「対空戦闘用意、敵の出方を見て飛行場姫に攻撃します」
ビスマルク「対空戦闘なんていらないんじゃない?第一艦隊がやられたのは爆撃機、でも護衛の戦闘機がいなかったみたいだしショーカクの戦闘機で大丈夫でしょ」
筑摩「少しでも敵の勝率を下げるためです」
摩耶「黙って旗艦に従えよ、島へ砲撃するだけなんだからよお前は」
ビスマルク「む…」
ーーーーーーーー
飛行場姫「セオリー通りか…なら…それに従おうかな?」
飛行場姫は両手を掲げる
飛行場姫「幸い、この島は資源の宝物庫…」
翔鶴「…(動きが…)?」
飛行場姫「私に取っちゃ…ホームグラウンドさ…」
“パチンッ”と飛行場姫は上げた両手で指を鳴らす
翔鶴「嘘…そんな…」
飛行場姫が指を鳴らすと上空を埋め尽くす様な数の航空機が現れる。
摩耶「おい…冗談だろ…」
筑摩「島の攻撃は中止!全艦むす、対空戦闘用意ッ!」
飛行場姫「悪いね…退かないなら…こっちも本気さ…沈めん程度にね…ゲフッ…」
飛行場姫は吐血しながらも艦むす達を見据え笑う
翔鶴「駄目…航空隊を戻さないと!」
が、翔鶴がそう思った時には既に艦載機は火を噴き海面へ次々と撃墜されてゆく
翔鶴「そんな…駄目…駄目ッ!」
ビスマルク「ちょ、ショーカク!待ちなさい」
ビスマルクが翔鶴を掴み止める
翔鶴「やめて!私の、私の子(妖精)達が!」
ビスマルク「あれに突っ込む気?馬鹿はやめなさい!」
摩耶「まずいぞ…いくらなんでも多すぎる!MI島の時の比じゃ無い!」
iowa「パンドラの箱を開けちゃった感じね…チクーマどうするの?」
筑摩「iowaさん…飛行場姫をピンポイントで狙えますか?」
iowa「動かないなら、イーブンかな?」
筑摩「…iowaさん飛行場姫に一撃を加えて下さい、そのまま私たちは離脱します」
iowa「戦術的撤退…ね…?」
筑摩「お願いします」
iowa「OK!」
飛行場姫「はぁ…ふぅ…早く帰りなさいよ…虚仮威しってのがバレる前に…ゲフッ…」
iowa「fire!」
iowaは飛行場姫をピンポイントに狙い三式弾を放つ。
飛行場姫「…砲撃音……あ、やっべ…」
飛行場姫は航空機を大量に生み出した反動で動くことがままならずその場に立ち尽くす。
飛行場姫は爆音と爆炎に包まれる、それと同時に空を埋め尽くす航空機が次々と墜落してゆく。
筑摩「(航空機が…なる程…操る側のコントロールが…なら)」
筑摩「撤退は中止します、このまま島に攻撃を今がチャンスです!」
撤退しかけた艦隊は再び島に近づきだす。
飛行場姫「…ゲッホ…効いたわぁ…かんなり痛い…」
飛行場姫は砂浜に寝そべる様に倒れていた。
筑摩「全艦、砲撃用意!」
筑摩の命令で全艦むすが島へ砲を向ける
筑摩「撃…」
筑摩が攻撃の指示を出す直前、砲撃音がし筑摩の1m手前に水柱があがる
筑摩「なにッ!?」
時雨「はぁ…はぁ…」
引き返してきた時雨が筑摩達の前に立ちふさがる
筑摩「あなた…どこの隊の子ですか?」
険しい顔をして筑摩が時雨に尋ねる
時雨「あの…あの島に攻撃しちゃ駄目だ!」
ビスマルク「ちょっと…あんた、いきなり砲撃してきて、島へ攻撃するなって?ふざけてるの?」
時雨「あの島には…住人が居るんだ!」
摩耶「そうだな深海の奴らが居るな」
時雨「違う!人間が居るんだ!」
iowa「oh、それが本当なら大変ねチクーマ?」
筑摩「…提督だそうですが…どうします?」
筑摩は既に提督に連絡を取り指示を仰いでいた
提督の指示>>172
提督「“…勝利に犠牲はつきものだ…その島の住民には悪いが国のために死んでもらう…”」
筑摩「ですが…それでは…」
提督「“筑摩君、これは戦争だ…大きな事をなすには小さな犠牲などあって当然だ…”」
筑摩「…」
提督「“島を攻撃し深海棲艦を根絶やしにすれば住人もうかばれるだろう…”」
筑摩「でも…私たちは人を…」
提督「“くどいッ!指揮官は私だ!命令に従え!これは弔い戦でもあるのだぞ!”」
筑摩「ッ……」
時雨「お願いします…撤退して下さい…」
筑摩「…ごめんなさい」
時雨「…!?」
筑摩が時雨へ向けて砲撃するがそれを時雨がかわす
時雨「な、何を…」
筑摩「島は…攻撃します……だから、邪魔をするなら貴女も敵と…見なします…全艦砲撃用意」
時雨「ッ(どうする?このままじゃ…)…」
時雨の行動>>179
↑
時雨「ッ…」
筑摩「ッ!止まりなさい!」
時雨は旗艦である筑摩に向かって行く
筑摩「ッ!」
摩耶「この数に突っ込んでくるかよ!?」
時雨に向かって筑摩達は砲撃するが凄まじいスピードで移動しかわしつつ筑摩との距離を詰め…
“ガシャッ”
筑摩「ッ!?」
時雨「今すぐ撤退して…お願いだから…」
時雨は筑摩の背後に回り込み片腕で首を絞め主砲を頭に突きつける
iowa「チクーマ!?」
摩耶「てめぇ…」
時雨「撤退しないなら…キミの頭を吹き飛ばしてでも無理矢理撤退させる…」
筑摩「ッ…(この子…見た目によらずなんて力…さっきの回避もそうだけど…私達とは練度が桁違い過ぎる…)」
摩耶「卑怯ものが…」
時雨「卑怯なんかじゃ無い…君達を最低限傷つけない方法がこれしか無かった…」
時雨「さぁ…君達の提督に連絡を取って…撤退の指示を貰うんだ…」
筑摩「ッ…て、提督…」
筑摩は提督に再び通信し
筑摩「こ、今回は…撤退を…」
提督「>>184」
状況は把握した
名も知らぬ艦娘くん。今君の魂は地獄に堕ちた
撤退は許可しない。進軍せよ
提督「状況は把握した…」
筑摩「提督…」
提督「“名も知らぬ”艦娘くん。今君の魂は地獄に堕ちた…」
筑摩「え…」
提督「摩耶、君が指揮を引き継げ…撤退は許可しない…目の前の敵を粉砕し進軍せよ」
摩耶「ふざけんなよ!?なにが指揮を引き継げだ!筑摩が盾に取られてるのに」
提督「筑摩君は敵に捕まって沈んだ目の前にいるのは敵だ…」
筑摩「な…」
時雨「正気かい!?撤退すれば良いだけじゃないか!」
提督「黙れ!深海棲艦に魂を売り渡した悪魔め!摩耶、さっさと目の前の敵を粉砕せよ!」
摩耶「ふざけるな!そんな命令ッ…!?」
摩耶が反抗するが言葉が止まり動きが止まる
提督「摩耶、もう一度言う…目の前の敵を粉砕せよ!」
摩耶「…了解」
時雨「ッ…(強制的に命令を!?)」
筑摩「そんな…私は…私は…」
時雨へ筑摩へ攻撃を開始する摩耶達から、時雨は筑摩の手を引き回避行動を行う。
時雨「ッ…やめるんだ!」
摩耶「…」
ビスマルク「…」
iowa「…」
翔鶴「…」
五十鈴「…」
時雨の声は届かず筑摩がいるにもかかわらず砲撃の手を緩めない。
提督「“ッ…摩耶!さっさと沈めろ目的達成まであと少しなのだぞ!“」
摩耶「…了解」
時雨「ッ!」
摩耶は筑摩を担ぎながら逃げる時雨へ急接近する
時雨「ッ…スピードが…」
筑摩を引っ張りながらで本来のスピードがでず摩耶に詰め寄られ
摩耶「沈め…」
摩耶が砲を向けて射撃態勢になる
時雨「ッ…(駄目だ…かわせない…)」
次の瞬間>>195
時雨の鎮守府の艦隊が時雨たちを庇う
爆音と爆炎が時雨を包み込み、一瞬静寂が訪れる。
摩耶「…」
提督「”ふん…忌まわしい深海棲艦の手先めが…摩耶、さっさと島を占領しろ“」
摩耶「了かッ…!?」
?「悪いが…ここで撤退だ…」
提督「”!?誰だ貴様!“」
?「私か?私は…」
爆炎が晴れるとそこには時雨と筑摩の前に立ちふさがる姿があった…
長門「長門型戦艦一番艦…長門だ」
提督「”な、長門だと?“」
時雨「長門さん…」
長門「時雨…言いたい事は沢山あるが…後だ…」
提督「”ッ…貴様もその深海棲艦の手下の仲間か!“」
長門「…随分と言ってくれるな…」
摩耶「敵は…一人…」
提督「”どこの艦むすかは知らんがこの数に一人で勝てると…“」
長門「確かに海上には一人だな」
提督「”何を…ッ!まさか…“」
長門「海の下には沢山いるがな…」
五十鈴「…海中に…複数反応あり…」
提督「“ッ…潜水艦…“」
長門「あぁ、潜水艦だ…まともな対潜装備も無い状態で不利なのはどちらだ?」
提督「“~ッ!”」
長門「わかったら、大人しく艦むすを撤退させろ…」
提督「”ッ…クソッが…貴様覚えていろよ…こんなことをしてただで済むと…“」
長門「悪いが…ただで済まないのはどっちだろうな…」
提督「”なんだと?“」
ー(クソ)提督鎮守府ー
提督「ふん、そんな虚仮威しが通じるとでも?」
長門「”虚仮威しか…“」
提督「今回は撤退するが次は同じ手は食わんぞ…」
?「残念ですが貴方に次はありません、少将殿?」
提督「ッ!誰だ貴様!」
三笠「どうも、私…呉鎮守府所属の三笠と申します…」
提督「なに用だ?私はいま忙しいのだ!」
三笠「あぁ、すみません大した用では無いのですが…」
三笠と名乗る者がニッコリと笑い
三笠「現時刻をもって貴方の階級及び指揮権を剥奪します」
提督「…なにぃ?」
三笠「いやぁ…少将、貴方のここ最近の動きが怪しくてですね…どうも上に目をつけられてた見たいですよ」
提督「そんな出鱈目…」
三笠「出鱈目じゃないですね、これ大元帥から私宛ての指令書です」
提督「げ、元帥だと!?」
三笠「そうです、後その大元帥から個人的な手紙も貴方向けに持ってきてますよ」
三笠がそう言うと手紙を取り出し読み出す
三笠「えっと…”少将、貴殿の艦むすの扱い目に余るものがある!ここ数週間で轟沈報告が2回も来たときは目を疑った“」
三笠「”今回の島の攻略も戦術的に重要な拠点では無いにもかかわらず他の鎮守府から艦むすを借り“」
三笠「”無謀な攻略作戦を実行し続けているのも耳にした、色々と表に出せん様な事をしてるのも調べがついている“」
提督「ッ…」
三笠「”あと、可愛いドイツ艦のビス子を持ってるのがちょーゆるさん!“」
三笠「以上です」
提督「ふ、ふざけるな!」
三笠「ふざけてません、真面目ですよ」
提督「ッ…うぅ…クソッ…」
提督はその場にへたれこみ、俯く
三笠「ふぅ…」
ーーーーーーーーーーーー
島を攻撃していた艦むすは指揮権を引き継いだ三笠により全員撤退した。
時雨「…よかった…」
長門「なにが、よかっただ!時雨!」
時雨「ッ!」ビクッ
呟いた時雨に長門が詰め寄る
長門「お前が居なくなってから、皆がどんな気持ちだったか分かっているのか!」
長門は時雨の前へ立ち、腕を振り上げる
時雨「ッ…」
歯を食いしばる時雨だったが次の瞬間、長門は時雨の頭を自分の胸へ優しく抱き寄せる
時雨「長門…さん…?」
長門はしばらく時雨を抱きしめ頭を撫でた
島 正面海岸ー
時雨「みんな!大丈夫!?」
時雨は飛行場姫達が集まる海岸に戻って来た
飛行場姫「はは…時雨っち…助けられちゃったな…」
集積地棲姫「…」
飛行場姫は座り込み時雨に笑いかけるが集積地棲姫は時雨が引き連れて来た長門を睨みつける。
長門「…」
長門は艤装の砲を全て上に向けて島の手前で待機しており。
飛行場姫「あの戦艦は時雨ちゃんの仲間?」
時雨「え、あ…うん、長門さん」
飛行場姫「そう…なら挨拶しとかないとね…」
飛行場姫は立ち上がり長門へ近づいて行き
集積地棲姫「ヒコ!」
飛行場姫「大丈夫だって、ヤル気ならとっくにヤッてる」
飛行場姫はフラフラと長門へ近寄り前へ立ち>>214
上+私たち静かに暮らしたいだけ
飛行場姫「時雨ちゃん、連れて帰ってくれないかい?」
時雨「え…」
飛行場姫「いや、まぁ助けて貰ってて悪いけどさ…私らは静かに暮らしたいんだよね」
長門「…」
飛行場姫「時雨ちゃんも元の仲間の場所が一番良いだろうし…」
時雨「…」
長門「…ゎ」
長門が口を開く間際、無線から大きな声が響く。
三笠「”はいはい!勝手に話し進めなーい“」
長門「提督?」
三笠「”確かに時雨ちゃん見つかって良かったよ!諦めずに探したかいがあったよ!“」
時雨「提督…」
三笠「”でも、書類上時雨ちゃん轟沈扱いになっててさぁ、色々と手続きし直さなきゃならないんだよ“」
長門「提督…」
三笠「”だから、もう少しその島に時雨ちゃん預けたいんだけども…よろしいかな飛行場姫さん?“」
飛行場姫「…」
時雨「…」
時雨は俯く飛行場姫を見て…飛行場姫が顔を上げる
飛行場姫「しゃーねーなぁ!お姉さんがしばらく時雨ちゃんの面倒みちゃる!」
嬉しそうにあっさりOKを出す飛行場姫だった
島の沖合いー
長門「…提督、なぜあんな嘘を?」
三笠「嘘?何の事かな?」
長門「提督」
三笠「あぁ、はいはい…轟沈報告でしょ?」
長門「あなたは時雨が行方不明になってからずっと探し続けていた身体を壊しかけながら…」
長門「なのに、何故やっと見つけた時雨を引き取らず深海棲艦が居る島に預けた?」
長門が無線越しに三笠に話しかける、しばらく間が空いてから返事が返ってきた。
三笠「…長門はさなんで時雨があの島を守ろうと思ったと思う?」
長門「…住民が居たからだろう?人々を守るのが我々、艦むすの使命だからな…」
三笠「それもだけど…時雨は深海棲艦を守ろうとしたのかも知れない」
長門「深海棲艦を?まぁ…あの島の深海棲艦は様子が違っていたが…」
三笠「それでも、敵を守ろうとは長門は思わないでしょう?」
長門「…」
三笠「もしかしたら、これがこの先の未来を変えて行く行動…って思ったらワクワクしない?」
提督は無線越しに嬉しそうにそう話した
長門が撤退し島に再び一時の平和が訪れた
時雨「…」
そして時雨はと言うと飛行場姫に>>220されていた
↑
飛行場姫「はぁぁ…」スリスリ
時雨「あ、あの…飛行場姫…」
飛行場姫「なんだい時雨ちゃん?」
時雨「これは…えっと何してるのかな…?」
飛行場姫「時雨ちゃんのお腹に顔を擦りつけて癒やされてる飛行場姫の図」
時雨「えっと…そのちょっと…」
時雨が戸惑いながら次の言葉をさがしていると集積地棲姫が話し掛けて来た。
集積地棲姫「そいつ、力使いすぎてしばらく休めてやらないといけないんだだから少し我慢してくれ」
飛行場姫「そゆこと~」スリスリ モミモミ
時雨「あ、ちょっと…どこ//」
飛行場姫「良いではないか良いではないか♪」
飛行場姫が時雨と戯れていると北方棲姫が飛行場姫に近づいて>>224
飛行場姫達を裏切者と見做した敵深海棲艦が島に襲来したことを報せた
時雨「え!?深海棲艦が!?」
集積地棲姫「…」
ほっぽ「だから、しぐれとヒッキーちゃんは向こう行って戦って!」
飛行場姫「ん~また来たのかぁ…しゃあない私が追っ…」
ほっぽ「ヒコちゃん疲れてるからじっとしとく!!ほっぽが一緒にいる!」
飛行場姫「いやいや、でもねぇ」
集積地棲姫「ふぅ…私と時雨でなんとかするからヒコは休んどけ…」
時雨「わ!?」
集積地棲姫は時雨を軽々と持ち上げるとその場から立ち去る。
飛行場姫「大丈夫かなぁ…ってほっぽ、なんであんた膝の上に座り込んでんだよ?」
ほっぽ「ほっぽのとくとうせき!」キラキラ
森の中ー
集積地棲姫「さて…ここらで良いか…」
時雨「わわっ!?」
集積地棲姫は担いでいた時雨を地面に降ろして近くの木に寄り掛かるように座り込む
時雨「え?集積地棲姫何をしてるんだい?」
集積地棲姫「ん?疲れたから休憩」
時雨「え、いや…敵が来たんでしょ!?」
集積地棲姫「あぁ…あれ北方棲姫の嘘」
時雨「へ…嘘?」
集積地棲姫「君と飛行場姫がイチャイチャしてたからやきもち焼いてただけだよ」
時雨「やきもち…」
集積地棲姫「そ…」
時雨「…」
集積地棲姫「まぁ、そんな顔するな…」
時雨がなんとも言えない顔をしていると近くの茂みが揺れる
時雨「誰だい?そこに居るのは?」
>>
子鬼A「みつかったー」
子鬼B「しぐれだー」
子鬼C「…おなかすいた」
少女「ッ…」
現れたのは子鬼3匹といつぞや見た少女だった
時雨「あ…」
少女「…」
時雨「し、集積地棲姫…僕ちょっと飛行場姫の様子を見てくるよ…」
時雨が立ち上がり少女と子鬼達の反対側へ逃げるように歩き出す
その行動をみた少女は>>240
時雨にお礼を言う
少女「あ…待ってッ!」
少女は時雨を呼び止める
時雨「…な、なんだい?」
少女「その…ありがとう…」
時雨「え…?」
少女「…」
少女はそう言うと走り去ってゆく
時雨「…」
集積地棲姫「何やら君に感謝していたな…」
時雨「うん…何でだろう…」
軽巡棲姫「それは貴女が飛行場姫と島を守ろうとしたからですよ」
時雨「軽巡棲姫…?」
少女と入れ替わりで軽巡棲姫が姿を現し
軽巡棲姫「あの子…さっき貴女が沖合いで戦っていた姿を見てたんです」
時雨「それでお礼を…?」
軽巡棲姫「ここの人たちはけして悪い人では無いんです…だから時雨さん…あなたもきっと受け入れてくれますよ」
時雨「…はい…」
時雨は軽巡棲姫の言葉に頷き少女が走っていた方を見つめた。
次の日ー
時雨「…いつもの癖で早く起きちゃったな…どうしよう…」
>>245
飛行場姫にNLB
時雨「ちょっと島をランニングしよう…」
時雨は寝床から飛び起きると森から海岸へ向けて走りだした。
森の中ー
時雨「…」
ザッザッザ…
時雨「…(何かいる…ずっとこっちを見てる気配がする…)」
時雨は少し足を早めた
?「ッ!」
ザッザッザ
時雨「…(まだ気配がする…)」
時雨がキョロキョロと周りを見渡していると…
ガサッバキバキッ!
時雨「ッ!上!?」
頭上から黒い布(?)を被ったなにかが襲いかかって?きた
時雨は咄嗟に迎撃態勢を取るが足場の悪い山道に足を取られバランスを崩す…が
時雨はたまたま、左腕で相手の首を巻き込むように掴み、たまたま相手の左腕を自分の首に巻きつけると自分の右手を相手の股下に差し入れ、
相手の体をそのまま垂直落下で相手の頭から叩きつける。
これがノーザンライトボム(NLB)である
時雨「…ごめんなさい」
飛行場姫「いやいや、時雨ちゃん頭上げてよ?悪いの私なんだからさ」
そこには黒いカッパをきた飛行場姫に土下座する時雨の姿があった。
時雨「でも…」
飛行場姫「大丈夫、大丈夫…まぁ、体の三割が地面に埋まったのにはびびったけどさハハハ!」
飛行場姫の隣の地面には深い穴が開いており
時雨「…」
飛行場姫「まぁ、そんなことより…ほれ!」
飛行場姫は自分の着ていた黒いカッパを脱ぎ時雨に渡す
時雨「これは…?」
飛行場姫「ん?変装道具♪」
時雨「変装?」
飛行場姫「そそ、とりあえずこの島の人間は艦むすが嫌いだからさとりあえず深海棲艦の見た目だけでもってね!」
時雨「なるほど…でもカッパだけじゃ…」
飛行場姫「バレるよねそりゃ!分かるよ~だからさぁ…」
飛行場姫がニコニコして手をいやらしく動かしながら時雨へ近づく
時雨「ひ、飛行場姫?」
飛行場姫「バレないように隅々まで深海棲艦に偽装してあ、げ、る♪」
時雨「ひ、ひぃ!?」
飛行場姫は時雨に飛びかかると時雨を色々とモミモミする。
時雨の変装する深海棲艦→>>
書き込みしてると書き込みボタンに触れてしまう…書きづらいなぁ…安価はこの下でお願い島風
時雨「…」
飛行場姫「我ながら完璧なできだな!」
時雨「…これ…どうやってあるくの?」
飛行場姫「…根性?」
時雨「…せめて人型でまともにあるける奴にしてよ…」
飛行場姫「んもぅ、時雨ちゃん文句多いなぁ…」
飛行場姫は再び時雨に近づき偽装しなおす
時雨の偽装する深海棲艦>>266
駆逐棲姫
時雨「…」
飛行場姫「よし、人型に出来た!」
時雨「いや…あの…どうやって歩くのさ…」
飛行場姫「飛べば良いじゃない」
時雨「そんな無茶だよ…それにこの下半身の艤装?正座しっぱなしでつらいよ…」
飛行場姫「和の心って大事じゃん?」
時雨「もっと違うところに気を遣ってほしい」
飛行場姫「時雨ちゃん文句多いなぁー」
時雨「君と会話すると疲れるよ…とりあえず下の艤装?は脱いでいくよ」
時雨は駆逐棲姫からパーフェクト駆逐棲姫に進化した。
集落ー
飛行場姫「うん、なんの被害もないな」
時雨「…(30人位かな…ここに住んでいるのは)」
しょたA「まもりがみさまぁー」
村の入り口に近づくと少年が駆け寄ってくる
飛行場姫「おぉ、どうした?」
しょたA「まもりがみさま遊んでー」
時雨「…(本当に深海棲艦と人が共存してるんだ…)」
飛行場姫「なにするよ?」
しょたA「んっとねぇ…>>2」
また、誤射してしまった…
少年となにして遊ぶ?安価はこの下
しょたA「しょうぎ!」
飛行場姫「ん?」
時雨「ッ…(し、将棋?)」
しょたA「鬼ごっことか、かくれんぼはまけるけど、これならかてるってじぃちゃんがいってた!」
飛行場姫「おっ?私に勝つなんて良い度胸だな!」
時雨「…(将棋…飛行場姫やりかた知ってるのかな?)」
数分後ー
しょたA「やったーまた僕の勝ちー」
飛行場姫「ぐぬぬ…ルールはわかったけど…勝てない…」
時雨「…」ジー
飛行場姫「しぐ…コホン…クッチー変わってくれー」
時雨「クッチー?って僕…?」
飛行場姫「”さすがに時雨ちゃんとはいえないっしょ?だから駆逐のクッチーね“」ボソボソ
時雨「う、うん」
飛行場姫「っと、言うことで次はこの子とやってくれ少年!」
しょたA「いいよ!また僕がかつけどね!」
飛行場姫「クッチー強いぞー」
時雨「お手柔らかにね…」
数分後ー
しょたA「…」
時雨「あはは…」
飛行場姫「ひでぇ…子供相手にクッチー容赦ないな…」
時雨「あ、いや…ちょっと久々だったから…つい…」
しょたA「…」ジワッ
飛行場姫「”あ、やばい…泣きそうになってる、時雨っち何とかしてくれ“」ボソボソ
時雨「え…えぇ!?」
しょたA「グスッ…」
時雨の行動>>283
上
時雨「あ、そうだ面白いもの見せてあげる!」
しょたA「え?」
時雨はそう言うと独特な構えを取ると残像を残しながら移動する。
しょたA「…!?」
飛行場姫「…!?」
時雨「…阿修羅閃空」ドヤァ!!
飛行場姫「スッゲー!もう一回!もう一回!」
時雨「いや、君が1番食いついてどうするのさ…」
しょたA「…やっぱり…まもりがみさまにはかてないや…」
時雨「え…」
しょたA「まもりがみさまは何でもできて…僕はなにもできないから」
時雨「…そんなことないよ?」
時雨はしょたAの傍でしゃがみ込み優しく話しかける
時雨「僕も最初はなんでも出来たわけじゃないよ?」
しょたA「まもりがみさまが?」
時雨「うん、何回も頑張って得られたものだから…君も頑張り続ければ僕らを超える物を得られる筈だよ?」ニッコリ
しょたA「…///」ポッ
時雨「?」
しょたA「ぼ、ぼくちょっとようじを思い出した!///」
少年は顔を赤くしながら時雨達を背に走って行った。
時雨「いっちゃった…」
飛行場姫「いやー元気だよねー」
飛行場姫と時雨が少年の走って行った先を見ていると
女A「守り神さまぁ!大変です!」
飛行場姫「んお?どったの?」
女A「か、海岸に…悪魔が…」
時雨「悪魔?」
飛行場姫「”艦むすの事…“」ボソッ…
時雨「ッ…!」
飛行場姫「どんな状態?」
女A「ケイ様が様子を伺ってます…私はヒコ様をと…」
飛行場姫「ん、あんがと!クッチーいくよ!」
時雨「え、あぁ…わかったよ!」
飛行場姫と時雨は海岸へ向かう
海岸ー
ケイ「…」
飛行場姫「やっほーどんな感じ?」
軽巡棲姫「自ら来たと言うよりは流れ着いたが正しいでしょうね…」
時雨「…あれは…>>290?」
※艦むす
上
飛行場姫「なになに?知り合い?」
時雨「うん…僕の鎮守府の子じゃ無いんだけど…仲の良い子だよ…とっても強い子だよ」
軽巡棲姫「…なんでこの島に…」
飛行場姫「時雨ちゃんに会いに来たとか?」
時雨「…わからない…」
飛行場姫「んじゃ、近付けば良いじゃん」
時雨「あ、待っ…」
飛行場姫が草むらから飛び出し海岸で座り込む夕立目掛け走って行く
タッタッタ
夕立「…」ピクッ
夕立の行動>>298
瞬獄殺
飛行場姫「おー…」
飛行場姫が夕立に声を掛ける瞬間、夕立が残像を残しながら飛行場姫へ急接近し目にも止まらぬ速さで連?を叩き込む
夕立「ぽぃぃ…」
飛行場姫「うごご…」
飛行場姫は夕立の足元に突っ伏せており
軽巡棲姫「い、今何が…」
時雨「ね、寝起きは夕立はちょっと気が荒いから…」
夕立「んーよく寝たッぽい!」
夕立は背伸びをしスッキリした表情で目覚め
時雨「ッ…夕立!」
軽巡棲姫「あ…」
時雨は夕立に駆け寄る
夕立「ぽい!?時……雨……?」
夕立は時雨の声を聞き振り返るが姿を見るなり首を傾げる
夕立「時雨…ぽい?時雨…?」
時雨「いや、意味が分からないよ…」
夕立は変装した時雨に即座に近づく
夕立「スンスン…!時雨!」
時雨「わぁっ!?」
夕立は時雨の首元に顔を近づけ確認すると時雨に飛びかかり押し倒す
夕立「時雨、夕立…心配したっぽい!」
時雨「夕立…ごめんよ…わざわざ僕を探して一人で…」
夕立「心配したっぽい…」スリスリ
軽巡棲姫「良い構図です…//」
時雨の小屋ー
時雨「…って感じで…僕はここに居るんだよ夕立…」
夕立「なるほど!」
時雨「理解してるかい?」
夕立「あんまり!」
時雨「だよね…」
飛行場姫「レキュ(レ級)見たいな奴だなぁ…」
レ級「レキュとは見た目が違うぞ!」
飛行場姫「中身の話しだよ」
集積地棲姫「…そんなことより君…」
夕立「ぽい?」キョロキョロ
集積地棲姫「キミだ、キミ!犬ぽいキミだ」
夕立「夕立は夕立って名前があるっぽい!」
集積地棲姫「…」イラァ…
飛行場姫「まぁまぁ、ヒッキーそう苛々しない~」
集積地棲姫「ヒコもなんでそう呑気なんだ…この島に艦むすが2人もいるんだぞ?」
飛行場姫「賑やかになったよねー」
集積地棲姫「…村人達に知られたらどうする気だ…」
飛行場姫「ん?バレないように変装させりゃ大丈夫しょ?」
集積地棲姫「……まぁ……そうだが…」
飛行場姫「んじゃ、夕立ちゃん!」
夕立「ぽい?」
飛行場姫「お着替えしようか?」
飛行場姫がやらしく指をワキワキさせながら近づく夕立は>>313
なすがまま
夕立「あ…んっ…ぽぃぃ…//」
飛行場姫「あれ…案外、素直…」
時雨「どうやら、飛行場姫の事は嫌いじゃ無いみたいだね…」
飛行場姫「そっかそっか!」モミモミサワサワ
夕立「くすぐったい…ぽぃ…//」
飛行場姫「んじゃ、パッパッとやりますか」
飛行場姫は手際良く夕立を深海棲艦の>>322に仕立て上げる
駆逐古鬼
夕立「おぉ…別人ッぽい!」
飛行場姫「まぁ、私にかかればこんなもんよ!」
時雨「…」
飛行場姫「時雨ちゃん…そんな険しい顔してどうしたの?」
時雨「いや、僕の時はふざけてたのに夕立はしっかりやるんだなぁーって…」ジトー…
飛行場姫「ふざけてた訳じゃないよ!まじめにやってあれだよ!」
時雨「なおさら悪いよね」
飛行場姫「まぁまぁ…とりあえず2人とも変装したし、もっかい村に顔出してきたら?」
時雨「え…うん…(大丈夫かな?)」
夕立「夕立、時雨とだったらどこでも行くッぽい!」
飛行場姫「ん、じゃ仲良く2人でいっといで」
時雨夕立は半ば飛行場姫に無理やり小屋から追い出され村へ向かう。
飛行場姫「ヒッキー」
集積地棲姫「ん…監視か?」
飛行場姫「時雨ちゃん達が村の人達に不審がられたら助けてやって」
集積地棲姫「自分で行きゃ良いだろうに…」
飛行場姫「イタタタ、コノマエノセントウノキズガ…」
集積地棲姫「資源がありゃ、すぐ治る癖に…わかった行ってくる…」
飛行場姫「いってらー」
集積地棲姫は時雨達の後を追うように村へ向かい
再び集落ー
時雨「夕立、こっからは名前で呼んじゃ駄目だよ?」
夕立「うん、バレちゃうッぽいからね!」
時雨「うん、わかってくれてうれしいよ」
夕立「あ…じゃあどう呼べば良いっぽい?」
時雨「え…まぁ、僕は飛行場姫にクッチーって命名されたから…夕立も決めなきゃね…夕立は何か候補はあるかい?」
夕立「夕立?夕立は…>>332」
ポイーヌ
夕立「ポイーヌ」
時雨「うん、良いんじゃないかな?」
夕立「ポイーヌ!」
時雨「わかったから夕立、じゃあポイーヌとクッチーだよ良い?」
夕立「わかった時雨!」
時雨「…大丈夫かな…」
集積地棲姫「…(大丈夫なのかあいつら…)」
不安げながら時雨達は村に入るするとさっき飛行場姫と時雨が将棋していたしょたAがこちらを見つけ駆け寄ってくる
夕立「ぽい?」
こちらに駆け寄るしょたAに気づき夕立は>>337
阿修羅閃空で背後を取る
夕立は残像を残しながらしょたAの背後に回り込み抱き上げる。
しょたA「ふわッ!?」
夕立「見てみて~しぐ…ッチー可愛い男の子ッぽい!」
時雨「あ、あはは…そうだね」
しょたA「あ…あの…守り神様…//」
少年は夕立に背後から抱き上げられ恥ずかしそうにし
時雨「ポイーヌ…困っているよ?下ろしてあげなよ」
夕立「ぽーい」
夕立はしょたAを下ろし時雨が駆け寄る
時雨「ごめんね?」
時雨はしゃがみ込みしょたAにニコリと笑いかける
しょたA「…//」
しょたAがモジモジと何か言いたげに時雨を見つめ
時雨「どうしたの?」
しょたA「あ、あの…//」
しょたAの発言>>342
これ受けとってください
時雨「これは…」
夕立「何々~?」
時雨はしょたAから>>346を受け取る
ガンキャノンの設計図
時雨「…えっと…」
夕立「クスクス…(改二になる前の時雨みたい…)」
しょたA「カッコイイよね!」
時雨「え?」
しょたA「赤くておおきい大砲がついててカッコイイよね守り神様!」
時雨「…(どう答えよう)」
夕立「…(時雨困ってるッぽい…ここは夕立が!)」
先に口を開いたのは>>353
しょたへの質問への解答>>354
時雨
うんかっこいいねと言って頭を撫でる
時雨「うん、かっこいいね」
しょたA「えへへ//」
時雨「でも、それ…何処で見つけたんだい?」
しょたA「村の西側の海岸に、こーんなおおきなお舟が流れ着いてて、探検してたら見つけたんだ」
時雨「船?」
夕立「ぽい?」
しょたA「大砲とかついてて格好良かった!」
時雨「…そこに案内してくれるかい?」
しょたA「いいよ!守り神様」
西側の海岸ー
しょたA「ほら、あれだよ!」
夕立「ぽい…でっかい!」
時雨「揚陸艦だ…小さめの…」
夕立「揚陸艦?」
時雨「うん…でも結構新しいね…流れ着いて三ヶ月くらいかな…」
しょたA「中には入らないの?」
夕立「あ、入るッぽい!」
しょたA「うん、じゃあこっ…」
夕立「よいしょ」
夕立はしょたAを抱き上げると、跳躍し揚陸艦の甲板まで跳び上がる。
時雨「……(これ…やっぱり艦むすを輸送する用の揚陸艦だ…深海棲艦に襲われたのかな…)」
時雨「ッ…て、夕立?」
集積地棲姫「…」
揚陸艦 甲板ー
夕立「っと…」
しょたA「守り神様すごい…」
夕立「それほどでもない!ッぽい」
しょたA「僕、ここまで上がって来たこと無いから」
夕立「んーじゃあ、一緒に冒険するッぽい♪」
しょたA「うん!あ…でも……」
夕立「あ、しぐ…クッチーなら大丈夫ぽい!後から来るから!」
しょたA「そうなんだなら大丈夫だね」
夕立「うん、大丈夫大丈…!」
夕立は会話の途中で突然周りを見渡す
しょたA「……どうしたの守り神様?」
夕立「……いや…なんでもないっぽい!」
??「……」
テステス
待ってた
遅かったじゃないか…
時雨「全く…夕立ったら先に行くんだから…」
時雨はぶつくさ文句を言いながら揚陸艦の中に足を踏み入れる
時雨「…?」キョロキョロ
踏み入れると同時に周りを見渡す
時雨「…(視線…気のせいかな?)」
時雨は視線を感じながらも揚陸艦の奥へと進んでゆく
集積地棲姫「…(なにか居るな…あの船…一応、ヒコに連絡するか…)」
飛行場姫「なにか居るねぇ~」
集積地棲姫「のわぁ!?」ズルッ…バキバキバキ…ズドン
飛行場姫「あ…大丈夫かヒッキー?」
集積地棲姫はいつの間にかいた飛行場姫に驚き木の下まで落ちていった
飛行場姫「まぁ…ヒッキーは大丈夫として…時雨ちゃん達が心配だなぁ…」
夕立「ぽ~い、ぽ~い、ぽいぽい♪」
しょた「それなんのおうた?」
夕立「ん?夕立の歌っぽい!」
しょた「そうなんだー僕も歌う!」ニコニコ
夕立としょたは手を繋ぎ、歌(?)を歌いながら奥に進む
夕立「ん?」
しょた「行き止まりだね」
夕立達の前には崩れた鉄骨が行く先を阻む
夕立「むー…ちょっと下がってっぽい」
しょた「ん?うん」
しょたは3歩ほど下がると夕立は身構え
夕立「…っぽい!」
メキョッバキバキバキ…ガラガラ…
夕立「これで通り道が出来たっぽい…ん?」
夕立は瓦礫を粉砕し振り返るとしょたの姿が無く
夕立「あれ…どこ行ったっぽ…《“ズガンッ”
パシッ
夕立「…14cm単装砲の弾…」
メシャ…サラサラサラ…
夕立「…1人…そこにいるっぽい…出てきなよ…」
??「…」
夕立「…んーそっか…かくれんぼが好きっぽい?」ケラケラ
??「…」
夕立「じゃあ…」スッ…
??「!?」ゾワッ
夕立「夕立が鬼っぽい…」ズォォォ…
夕立は周りの空気が震えるほどの殺気を放つ
夕立「」ズォォォ…
夕立は1歩また1歩とそこに居る何かに歩み寄る
??「…ッ!」ガシャッ
夕立「どこ狙ってる…」
??「(うしッ…)!?」
ドドドスッ
??「がッ…は!?」
夕立は目で捉えられない速さの拳を3発叩き込む
??「ぅ…ぐ…」
夕立「あの子は…どこっぽい…?」
??「ッ…」ガシャッ
フッ…バキャ
??「!?」
夕立に向けられた砲は蹴りで粉砕され
夕立「いい加減…私も怒…ん?」
夕立は相手をよく見る
相手の正体>>373
※艦娘のみ
涼風
夕立「…(あれ?…艦娘っぽい…)」
涼風「ッ…」
夕立「…(どうしよう…)」
涼風と夕立の間に静寂が訪れるが涼風が先に口を開く
涼風「あたいの負けだ…煮るなり焼くなり好きにしろ!」
夕立「…(えぇ…)」
涼風「だけどなあの男の子はお前ら深海の奴らには渡さない!」
夕立「それは困るっぽい」
涼風「こんな廃船に連れ込んで何するかは知らねぇがどうせひどい目にあわすのはわかってんでい!」
夕立「いや…一緒に探検してただけっぽい」
涼風「うるせぇ!さっさとひと思いに殺れ!」
夕立「話し聞いて欲しい…っぽい…」
駆逐って14cm単装砲詰めなかったっけ(´・ω・`)?
詰めなかったなら相方を巡洋艦クラスにするよ
最初の描写で、近距離から不意討ちで外してるからフィット砲じゃない=駆逐艦
そして陸上だから反動と転覆云々関係なしに拾った砲を振り回したでオッケー
夕立「んー好きにして…って言われても困るっぽい」
飛行場姫「お困りかなポイーヌちゃん」ヌッ
涼風「ひっ…」ビクッ
夕立「あ…ヒコちゃん」
飛行場姫「なるほどなるほど、他に気配があると思ったらまだ他に艦娘がいたのね」ナットクナットク
涼風「お、お前がボスか…」
飛行場姫「ボス?呼び方が可愛くないから却下!」ビシッ
涼風「ッ…(なんだこいつ…)」
飛行場姫「んで、ポイちゃん…クッチーは?」
夕立「…さぁ?」クビカシゲ
飛行場姫「あらら…別行動なのね…まぁ、いっか…後この子みたいな艦娘が2人いるからそれを捜してくるからポイちゃんはこの子頼むわね」スッタカター
涼風「ッ!!」
夕立「うぇぇ!?」
飛行場姫はそう言い残すと暗闇に姿を消していった
夕立「任さないで欲しいっぽい…」
涼風「ッ…なんで他に居るのがわかったんだ…あの2人には手を出させないぞ!」スクッ
夕立「おすわり…」ズォォォ…
涼風「…はい」スッ…
>>379の方の解釈でお願いします(´・ω・`){タスカリマス
時雨「…」
一方、時雨は夕立達を捜しながら船内を探索していた
時雨「…(やっぱり…所々に誰かが最近いた形跡がある…)」
時雨は手すりやドアノブを観察し自分たち以外がいた形跡を見つける
時雨「…となると…さっきの気配は…」
“ピリピリ…”
時雨「ッ…空気が震えてる…夕立?」
時雨はかすかに空気が震えるのを感じ取り
時雨「上の階か…ッ!?」
“ブンッ”
時雨は背後からの気配に気づき咄嗟に回避行動をとる
??「ッ…」スッ…
時雨「…危ないじゃ無いか…いきなりそんな物騒な物で襲いかかってくるなんて…」
時雨を襲ったのは黒い布きれを被った何者かで手には廃材を組み合わせた武器を持ち
??「…」ガシャッ…
時雨「やる気かい?」
??「ッ!」ダッ
黒い布きれを被った何者かは時雨に一直線に向かってくる
※コンマ下二桁バトル
相手>>385
時雨>>386
ぞろ目…一撃必殺
ヤー
ぽいっ!
時雨「…(大丈夫…これならかわせ…ッ!)」
時雨が距離を取りかわそうとするが足下の廃材に足を取られる
時雨「しまッがッ!?」ドガッ
相手の獲物が時雨の頭を捉える
??「…」
時雨「ッ…(鈍器で助かった…)」ヨロッ…
??「ッ!」ダッ
時雨「ッ…(また来た!)」
時雨「…(仕方ない…)」スッ…
??「…!」ダッ
時雨は相手の大振りを最小限の動きで受け流し距離を取る
??「…」
時雨「…(相手の攻撃は大振り…得物は大物…なら間合いを詰めて一気に!)」ダッ
??「!」ガシャッ
時雨は一気に相手の懐に向かって走る相手はそれを迎撃する態勢になる
※コンマ下二桁バトル
時雨の攻撃>>389
相手の攻撃>>390
ん
へい
??「!」ブオン
時雨「…」スゥゥ…
??「消えッ!?」
時雨「後ろだよ」スッ
??「ッ!!」
ズドッ!!
??「かッ…は…」
時雨「…(もう一撃!)」スッ
※コンマ下二桁バトル
時雨>>392
相手>>393
この結果で勝敗決定、ぞろ目は問答無用勝利+次の勝負時に勝利確定
あ
へい
ドスッン!!
??「かッ…は…ぁ…」
時雨「…ふぅぅ…」
バランスを崩した相手の鳩尾に一撃を放つ
??「…ぅ」バタッ
時雨「はぁ…やっぱり海の上みたいに上手く動けないな…ん?」
時雨は地面に倒れた相手の顔をよく見る
相手の顔>>397(艦娘のみ)
時雨
ドッペルゲンガーはちょっとあれなので、再安価でお願いします(´・ω・`){スミマセヌ
安価下
荒潮「…」
時雨「艦娘…やっぱりこの船は……とりあえず夕立達と合流しよう」
時雨は荒潮をお姫様抱っこし夕立達を捜す
ーーーーー
??「はぁ…はぁ……」
しょた「離せー離せー」ジタバタ
??「こ、こら…暴れ…」
しょた「んー」
しょたの腕が相手の顔に当たりフードがめくれる
しょた「あ…」ビクッ
相手の正体>>405
(ドッペルゲンガー無し艦娘のみ)
天龍
天龍「ッ…てぇ…」
しょた「ご、ごめんなさい…」
天龍「気にすんな…子供は元気すぎる位が丁度良い」ハハハ
しょた「…」
天龍「はぁ…(涼風と荒潮…連絡がねぇ…まさか…)」
しょた「お姉ちゃん…心配事…?」
天龍「え…あ…何でもねぇよ」
しょた「…」
話しが止まると天龍が立ち上がる
天龍「そこに居るだろ…出てこいよ」
しょた「え?」
飛行場姫「…」ヒョコッ
天龍「…(飛行場姫…!?)」
飛行場姫「私が来た!」デェェェンッ!!
しょた「守り神さま!」
天龍「守り神!?」
飛行場姫「やぁやぁ、まぁそう気張んなさんな」
天龍「深海棲艦を目の前にして気を抜ける訳ないだろう…」
飛行場姫「まぁ、そだよね」HAHAHA
天龍「…(涼風と荒潮はこいつに?)」
ダダダダダ…バンッ!
夕立「いっちばーん!」
時雨「ちょっ…ちょっと待ってよ…」
涼風「…」(夕立に引っ張られてきて気絶しており
荒潮「…」( ?ω? ) スヤァ…
天龍「涼風!荒潮!」
飛行場姫「やぁ、遅かったねー」
夕立「ヒコちゃん!」
時雨「飛行場姫…君も来てたのかい?」
飛行場姫「来ちゃったねー」HAHAHA
飛行場姫「まぁ…とりあえずお話ししようじゃないか?」
天龍「…」
飛行場姫「あ…なんかしてくれる感じじゃないね」
夕立「はい!私に任せて欲しいっぽい!」
飛行場姫「ポイちゃん?ん、じゃあ任せた!」
時雨「ちょちょ!駄目だって!夕立に任せるのは!」ボソッ
飛行場姫「まぁまぁ…ポイちゃんを信じてみようじゃないかクッチー」ボソッ
時雨「…飛行場姫」
夕立「…」トコトコ
天龍「!」スッ…
夕立の交渉方法>>410
てつざんこう
ヒュッ…
夕立は一気に間合いを詰めて相手の懐に向かって背中から物凄い勢いでぶつかりに行く
ガキィッ!
夕立「!」
天龍「なるほど…拳で交渉ってか…」ギリギリ
時雨「(夕立の格闘技を見切って受け止めた!?)」
天龍は抜いた刀の腹で受け止め不敵に笑った
天龍「いいぜ…そっちがその気なら…受けて立ってやる…だが手加減はしない」キッ
夕立「はぁ♪」ゾクッ//
時雨「ま、まずい!飛行場姫すぐ止めなきゃ!」
飛行場姫「いや…むりぽ」テヘペロ
天龍「…お前は危ないから下がってろ」
しょた「え…あ…」
天龍はしょたを下がらせて身構える
天龍「さぁ…来い…」
夕立「久々に…本気出せる相手っぽい…」
夕立は身構えると一気に飛び出す
耐久値
天龍…40
夕立(改二)…31
※コンマ下二桁バトル
相手の耐久0にしたら勝利
計算は下二桁引き算
(攻撃側-防衛側=防衛側へのダメージとなる。防衛側が攻撃側を上回ったら攻撃側のダメージとする。)
問答無用でぞろ目は一撃。
攻撃側 夕立>>416
防衛側 天龍>>417
ほ
なんで夕立に任せたかなぁw
天龍「(速い!)」
夕立は一気に間合いを詰めて行く
天龍「(だが…見切れない程じゃッ!)」ブンッ
夕立の額を捉えた天龍だったが夕立は目の前から残像を残しながら姿を消す
天龍「消えッ!!」
夕立「シャッ!」ドゴォン!
天龍「ッ!?」
天龍は背後に現れた夕立に蹴り飛ばされる
飛行場姫「うわぁ…」
時雨「だから止めよって言ったのに!」
夕立「…」
天龍「ッ…やるじゃねぇか…」ガラガラ…
時雨「な…まだ立ってる!?」
天龍「っぺ…久々に良いのを貰った…」
天龍は血の混じった唾を吐き捨てる
夕立「あはッ…強い…強いね!」ダッ
夕立は天龍を確認すると再び物凄い勢いで距離を縮める
天龍「…ふぅ…」チンッ…
天龍は鞘に刀を納める
飛行場姫「ん、戦意喪失かな?」
時雨「違う…あれは!」
※コンマ下二桁バトル
攻撃側 天龍>>419
防衛側 夕立>>420
はい
あ
天龍「ッ!」ヒュッ
夕立「!」
時雨「居合いだ!」
天龍の放った居合い切りは夕立の胴を狙って放たれ完全に捉えていた
ガキィンッ!
天龍「な…」ブンッ
夕立「…」ニヤァ…
か天龍の放った居合いは夕立の脇腹をすり抜け空振る
天龍「…(こいつ…刀身が身体に当たる直前で俺の刀を折りやがった!?)」
夕立「刀の長さは1度みたいから鞘に隠しても無駄だったぽい…」
天龍の握っている刀は真ん中から綺麗に折られており
天龍「ッ化け物かよッ!?」
ドスゥン!
夕立はそのまま天龍の鳩尾に裏拳を叩き込む
天龍「か…ッは…」
夕立「…」スッ…
(天龍 残り耐久5)
(夕立 残り耐久31)
夕立はそのまま追撃の構えをとり
※コンマ下二桁バトル
攻撃側 夕立>>427
防衛側 天龍>>428
そこ
あ
ちゃうねん、天龍ちゃん強いねん…強いけど主人公補正がなかったんや…
夕立「フッ!!」
ズゴッ!!
天龍「ッ―」
夕立はそのまま掌を天龍の腹に叩き込む
天龍「か…はッ…ぁ…」
夕立「…残念…もっと張り合いがあると思ったのに…」
天龍「…」グッタリ
夕立「…」
時雨「…」
飛行場姫「…」
夕立「交渉成立っぽい!」キラキラ
時雨「夕立…そこに座ろうか?」
夕立「え…いや…」
時雨「ん?」ニッコリ
夕立「ゆ…夕立…結構…頑張った…ポイ…」
時雨「おすわり♪」ニッコニッコニー
時雨「さて…どうしようか…」
飛行場姫「まぁ…とりあえず話しをしてみるしかないんじゃない?」
夕立「…」(怒られて反省の正座をさせられている)
時雨「んー…これだけボコボコにして話を聞いてくれるかな?」
飛行場姫「んー…」
集積地棲姫「目の前でお前達の本当の姿を見せれば良い…」ボロッ
飛行場姫「うお!?ヒッキーどうしたのそんなボロボロになって?」
集積地棲姫「お前のせいだろが…」
時雨「僕たちの本当の姿…?」
集積地棲姫「…お前らそれ変装だろ?」
時雨「あ…」(完全に忘れてた)
飛行場姫「ん、それで行こう!それなら事情位なら聞いてくれるだろうし」
天龍「ッ…ん?俺は…」
飛行場姫「目ぇ醒めたかい?」ニコニコ
天龍「ッてめぇ…ッ」ズキズキ
飛行場姫「いやぁ、悪いね…ポイちゃんがあんなに好戦的とは思わなくて」
天龍「…涼風と荒潮は…どこだ…」
飛行場姫「ん~…自分より他人か…」
天龍「他人じゃねぇ!あいつらは俺の仲間だ!」ズキズキ
飛行場姫「いいねぇ、そう言うの私は好きだ」
天龍「ッ…」
飛行場姫「安心しなよ…取って喰ったりしないから…」
天龍「信じるとでも?」
飛行場姫「だよね~んじゃ…」パチン
飛行場姫は指を鳴らすと時雨が入ってくる
時雨「…」
天龍「なんだ…」
飛行場姫「実はこの子艦娘なんだよ」
天龍「…ふざけるのも大概にしろよ」
時雨「嘘じゃないよ…天龍さん…」
時雨は顔をタオルで拭きウィッグを外す
天龍「ッ!?」
時雨「…僕はこの飛行場姫に助けられたんだ…」
天龍「い、いや…まて…そんな事がありえるか…」
飛行場姫「まぁ、混乱するよね」
天龍「つまり…お前はこいつらに助けられて、お前はこいつらを助けた…んで、この島の人間は艦娘が嫌いで、それと戦ってる深海棲艦達を神様だと思ってると…?」
時雨「はい…」
天龍「…複雑だな…」
時雨「僕も最初はそうでした…でも事実です」
天龍「…」
飛行場姫「まぁまぁ、ゆっくりして行きなよいずれは帰れるだろうしね」
天龍「どう言うことだ?」
時雨「僕の提督が色々と動いてくれてるみたいで、また僕を迎えに来る予定なんだ」
飛行場姫「その時が来れば一緒に帰れるっしょ?」ニコニコ
天龍「…」
時雨「…(なんだかまだ納得出来てない顔だな…)」
飛行場姫「…(難しい顔してんなー老けちゃうぞ~)」
集積地棲姫「納得出来ない顔だな…まぁ、無理もない…人間の為に戦ってきた艦娘が忌み嫌われてるんだからな」
飛行場姫「いたのかヒッキー!?」
集積地棲姫「ずっといただろう!」
しばらくして、天龍達に事情を分かって貰い生活を共にする事になった。
ー崖ー
時雨「…」
飛行場姫「こんな所にいたのか時雨っち」
時雨「飛行場姫…」
時雨は崖から海を眺めていると飛行場姫が背後から話しかけてきた。
飛行場姫「悩み事?」
時雨「う~ん…まぁ…そうかな…」
飛行場姫「何々?どんな悩み事?恋?」キラキラ
時雨「あはは…違うよ…この先、僕らはどうなるのかなって…」
飛行場姫「ん…?」
時雨「僕の提督はね…深海棲艦との和解を考えてるんだ…」
飛行場姫「へぇー凄いねぇ」
時雨「うん…だから今回のこのことがその第一歩になると思って動いてると思う…」
飛行場姫「ふーん」
時雨「でも…同時に不安なんだ…もし失敗したらって思うと…」
飛行場姫「この島に艦娘を差し向けてくるかもしれないと?」
時雨「…うん」
飛行場姫「ふぅ…」
時雨「わ…」
飛行場姫は時雨を背後から抱きしめ座り込む
時雨「飛行場姫?//」
飛行場姫「そんときはそんとき…」ぎゅっ
時雨「…うん」
飛行場姫「今は楽しい事だけ考えて過ごしなよ」ニッコリ
時雨「…うん、ありがとう飛行場姫」
時雨と飛行場姫は沈み掛けている夕日を見ながら笑い合った。
第一部 終わり
※ここで一旦、切ります理由としては以下です。
・この先の展開のネタの補充
・唐突に摩耶様のssが書きたくなった
・摩耶様ペロペロ
・長門の改二はまだですか?
です。
間を挟んでから完結まで持って行く予定にしてます。ご理解頂けるようお願いします。
このSSまとめへのコメント
これは名作の予感…!
なんだこれwwwぽいしぐが可愛いだけの名作じゃねえか