真美「いやー、ついに今日という記念すべき日がやってきましたなぁー」

千早「ええ」

雪歩「ユニットのメンバー、３人揃って集まれてよかったね」

千早「ふふ、本当にね」

真美「それじゃ、今夜は盛り上がっていこーっ！」

雪歩「い、いぇーいっ！」パフパフー

千早「・・・」パチパチ

真美「ではでは、場も温まってきたところで・・・さっそくお待ちかねの恋バナターイムっ！」

雪歩「こ、恋バナ？」

真美「そう！女子会っていえば恋バナっしょ！」

千早「そ、そうなのかしら・・・」

真美「んじゃ、今日の主役である千早お姉ちゃんから！」

千早「えっ？そう言われても・・・」

真美「好きな人とか、いないのー？」

千早「いないわね・・・」

真美「んじゃ、次ゆきぴょん！ゆきぴょんの好きな人は～？」

雪歩「い、いないよぉ」

千早「そういう真美は、どうなのかしら？」

真美「うぇ！？ま、真美はべつに、好きな人とかいないよ・・・」

千早「じゃあダメね」

雪歩「・・・」

真美「・・・」

千早「・・・」

真美「い、いぇーい！」パァン

雪歩「いぇーい・・・」パチパチ

千早「あの・・・二人とも、無理して盛り上げてくれなくていいわよ」

真美「えー、でもお誕生日パーティーなんだし・・・」

千早「静かに楽しむのもアリじゃないかしら、ねえ萩原さん」

雪歩「う、うん・・・私も、いいと思うよ」

真美「んー、まあ二人がそう言うならそれでもいっか！」

＼　ピンポーン　／

真美「あ、ピザきた！はーいっ！」ドタドタ

雪歩「真美ちゃん、走ったら危ないよ」

千早「・・・萩原さん、今日は私のために来てくれて、ありがとう」

雪歩「えへへ・・・実は、今日のことを発案したのは真美ちゃんなの」

千早「そうだったの？」

雪歩「うん・・・だから、私は何もしてなくって・・・」

雪歩「あ！でも、千早ちゃんをお祝いしようっていう気持ちは同じだからね、プレゼントも用意してあるし・・・」

千早「・・・それ、私に言ってよかったの？」

雪歩「・・・あうぅ、サプライズで渡すんだった・・・こんな私は穴掘って・・・！！」

雪歩「って、ここで掘ったら千早ちゃんが困るよね・・・ごめんねぇ・・・」

千早「とりあえず落ち着きましょう、萩原さん・・・」