【安価】少女「10円さんお仕事ですよ」【オリジナル】 (24)


・安価で進む物語

・とりあえずやってみようという精神


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十円「見知らぬ天井に見知らぬ少女……」

少女「ちなみに夢ではないのであしからず」

十円「君は?」

少女「あなたの新たな主人です。よろしくお願いします、十円さん」

十円「その十円ってのは……」

少女「あなたのことです。具体的に言えば十円で叩き売りされていた、ぶっちゃけ奴隷以下のあなたの価値です」

十円「十円……」

少女「なけなしのお金でう○い棒を買うか苦悩していた時にあなたを買いました。よく働いてくれると助かります」

十円「↓2」


十円「100円ですけど……」

少女「は?」

十円「俺の名前。百円ってのが俺の名前なんだ」

少女「……私がいうのもなんですが、あなたのご両親は謙遜しすぎでは?」

十円「まー末っ子だったし、名前も適当だったんだろ。ちなみに一番上の兄さんの名前は『一本』だ」

少女「あなたの家系は拝金主義者かなにかですか?」

十円「まあ、お金は大事にしろって家訓だけど……、で? 俺は何をして働けばいいの?」

少女「え?」

十円「仕事だよ仕事。君がご主人様なんでしょ?」

少女「疑問に思わないんですか?」

十円「なにもわからないなりに、とりあえず働かなきゃ。あとで説明よろしく」

少女「はぁ……何か変な人を買ってしまったようですね。でもまぁもうお金もありませんしあなたに働いてもらうしかないのですが」

十円「記念すべき初仕事だ」

少女「そうですね……ではとりあえず↓2をしていただきましょう」


十円「え」

少女「結婚です。結婚」

十円「誰と?」

少女「私と」

十円「マジで?」

少女「箱入り娘ですのでどうぞよろしく」

十円「いやいやいやいや」

少女「いけませんか?」

十円「いや、だって君はこういってはアレだけど少女だよ?」

少女「はい、美少女です」

十円「なんだその自信に満ちた笑顔は」

少女「美少女ですので」

十円「結婚、てことは俺のことがす、好きってこと?」

少女「いや別にそうではないのですが、結婚することによって生まれるメリットがあるのです」

十円「…………」

少女「どうしました?」

十円「いや、別にわかってはいたけどさ……」

少女「男女が出合い頭に相思相愛になるわけがないでしょう。夢見すぎです」

十円「はい……。それで、メリットっていうのは?」

少女「↓2ができるようになります」


少女「一回やってみたかったんです。幼妻プレイ」

十円「いやいやいやいや」

少女「さっきからそればっかり。一体何が不満なんですか」

十円「それがメリット?」

少女「はい」

十円「それが最初の仕事?」

少女「その通りです」

十円「そ、そんな俺ばっかり得しちゃっていいのかなぁ?」

少女「躊躇いはどこへ行ったんですか」

十円「男は口ではなんだかんだ言ってもそういうのに弱いんもんだ」

少女「変な人どころかとんだ変態を購入してしまったようです。……ですがその言葉を聞いて安心しました」

十円「安心するの!?」

少女「夫婦も、幼妻プレイも、とどのつまり練習……全ては本番のための女磨き、いえ少女磨きです」

十円「本番?」

少女「はい、それが私の夢の第一歩。王子を篭絡し、后になるための第一歩です」


十円「……后?」

少女「あなたは頭が弱そうだから最初に説明が必要ですね。ここから南にクラアサ王国という国が……」

十円「ちょ、ちょっと待って。おおよそ現代日本とは思えない語句がたくさん出てきて混乱している」

少女「日本ではありませんよ?」

十円「え?」

少女「ここは日本ではありません。まぁその反応から見れば、この場所は異世界とでも言っておいた方がいいですかね」

十円「待った。それは嘘だな。日本が誇るう○い棒と俺を君は天秤にかけたはずだ。その説明はどうする?」

少女「はい。う○い棒はこちらの世界でも大人気です」

十円「やお○ん凄い!」

少女「まぁとにかく納得してください。我がハウスから出ればそれが真実だと分かるはずですから」

十円「ええっと、じゃあその他諸々は今はとりあえず考慮しないとして」

少女「扱いやすくて助かります」

十円「どうして后になりたいの?」

少女「そこが最重要なんですか……」

十円「いや、ちょっと興味本位で」

少女「そうですね……理由は↓2だからです」


十円「この国の民を救う?」

少女「はい、その通りです」

十円「この国の王様は悪い奴なのか?」

少女「……暴君です」

十円「……そうなのか。なんか悪いこと聞いたかもな」

少女「あなたが謝る必要はありません」

十円「そんな歳で国を救いたいなんてなぁ……なんとも健気な話じゃないか」

少女「……ちょっと照れちゃいます」

十円「いや、立派なもんだ。美少女は心もキレイだな」

少女「やめてください。嬉しくなってしまいます」

十円「そういうことならなんでも協力は惜しまないさ」

少女「そう言ってもらえると助かります」

十円「その暴君ってのはどれだけ民を苦しめているんだ?」

少女「わかりません」

十円「は?」

少女「でも私が現に貧乏で苦しんでいます。きっと他の民も苦しんでいるに違いありません」

十円「↓2」


十円「…………」↑

少女「? 上を見てどうしたんですか?」

十円「自分の目で確かめてみよう。とりあえず見て回ることだなにもかもわからないならそうするしかないOK? OK……」ブツブツ……

少女「とにかく以上の理由から、私はあなたと夫婦になり、幼妻プレイの練習をしなければなりません」

十円「……事情は分かった。よし、じゃあ早速始めるか」

少女「よろしくお願いしますね、あなた。あ、ちなみに私は異性とお付き合いしたことがないので色々教えていただけると嬉しいのですが」

十円「そうなんだ」

少女「まぁ、あなたもなさそうですけど」

十円「」

少女「最初にどうすればいいのでしょうか?」

十円「そうだな……まずはここから出るべきだな」

少女「外へ出るんですか?」

十円「王子って簡単に外出できない立場だろ? 自由に外へ出せれば好感度も上がる……とか?」

少女「………………………………なるほど」

十円(ギリギリ納得してくれたか……。とりあえず外に出なければ何も始まらないし……)

十円(場合によっては逃げ出す必要があるんじゃないか? この子の言動……本気でも冗談でもタチが悪い)

十円(ただ現状はとりあえず協力するしかないか……)

少女「では散歩でもしてみましょうか」

十円「あぁ……そうだね」


これで一応、導入終了ってことで今日は終わりです。

少女磨きのために少女を【安価】で育成というのも面白いかもしれない。

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