モバP「結城晴とホテルへ行く」 (28)

アイドルマスターシンデレラガールズの、結城晴のSSです。
地の文、R18.


その日も俺は担当アイドルの結城晴とともに撮影の仕事に赴いていた。

今回の衣装は彼女のボーイッシュな魅力を存分に引き出すもので、カワイイ系よりカッコイイ系を好む晴は非常に嬉しそうにしていた。

写真やPVを撮り終えて、今日の仕事はつつがなく終了。

テキパキ進んだおかげで、時間にもかなりの余裕を持って終えることができた。

「お疲れさん、晴。今日の仕事はすごくいい感じだったな」

「まあな! オレはやっぱこう言うのが向いてるんだよ。
 カワイイ服着る仕事より、こういうのをもっとやらしてくれよな」

戻ってきた晴は、仕事の出来の良さもあってとても機嫌が良さそう。

得意げな笑みは少年らしい活発さに溢れ、カメラの前にいたときよりもまばゆく見えるほどだ。

「まあ、そう言うな。カワイイ系だって晴の魅力を引き出すためのものだ。
 時々カワイイ服着るからこそ、カッコイイ系の仕事で目立てるんだよ。
 いろいろやるのも大事なんだ」

「そういうもんかあ? まあ、それならそれでいいけどよ」

意外と素直なところもある晴は、それであっさり納得した。

もう俺たち二人、結構長い付き合いだし、親密な仲でもある。

本当に晴が嫌がる仕事を俺が取ってくるはずもないし、そのことを晴も十分理解してくれている。

今更仕事の内容について、本気で争い合ったりはしないのだ。

「なあ、ところでさあ。今日は結構早く済んだから、時間の余裕あるよな?」

「そうだな。今日はもう、予定が無い。帰って休むか?」

「何言ってんだよ。どうせ今日も行くんだろ?
 わかってんだからな、それぐらい。最近ちょっとゴブサタだったもんな」

「晴が行きたくないなら、無理にとは言わないが」

「んだよそれ。今まで散々やっといて……まさか、他に相手がいるとかじゃねーだろうな。
 オレをほっとくなんて、許さねーぞ」

「そんなわけ無いだろ。冗談だよ。さ、行くぞ」

「へへ。だよなあ。んなこったろうと思ったよ。しょうがねーなホント。……ふふ」

晴の小さな手を優しく取って、人目を避けつつ俺たちは駐車場へ戻り車に乗り込んだ。

ハンドルを握り仕事場をやや離れて、向かった先はホテル。

宿泊以外に休憩もできる類の、城のまがい物のようなケバケバしい装飾がなされた、いわゆるラブホである。

「じゃあ、受付してくるから。しばらく待っててくれ」

「速くしてくれよな」

料金を支払い、鍵を受け取り、部屋番号を確認。

館内地図を見るに、どうやら二階、階段のすぐ隣の部屋らしい。

まだ外は明るい。ラブホの利用者も多くはない。

これなら問題無く入室できるだろう。

鍵を持って駐車場に戻り、晴を連れ出した。

「おい、今日は階段なのか?」

「ああ。二階だし、エレベーター待つ間に誰かに見られるかもしれないからな」

「そっか。じゃあ、行くか」

大人用のコートを羽織り、顔と身体を覆い隠した晴と共に素早く移動。

不自然にならない程度に足音を忍ばせる。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1453187152

俺が先行し部屋の鍵を開け、周辺に人目が無いことを確認。

階段室に待たせていた晴を呼び寄せ、誰か通りがからないうちに入室。

入っても、すぐには安心できない。

コンセントやベッドの周辺に盗聴器や盗撮カメラが無いことを確認して、やっと人心地ついた。

「ふぅー。何度来ても緊張するなあ」

頭全体を隠していた、やや大きめのフード付きコートを脱ぎ捨てて、晴が嘆息。

何でもないようなフリをしているが、頬や首筋が薄く赤らんでいる。

あえて指摘はせず、こちらも上着を脱いでネクタイを外し胸元を楽にすると、躊躇いがちな熱視線。

「なあ。もっと気楽に二人きりになれるところ、無いのかよ?
 いつもいつもオレたちばっかビクビクして、なんか不公平じゃねえ?
 世の中の、その、カップルは……もっと気楽に二人で会ってんだろ。
 オレの兄貴なんて、いつもいつも……」

「仕方ないだろう。俺の家はここからちょっと遠いし、事務所でするわけにもいかんだろうし。
 なにより俺は犯罪者だからな……そんな簡単には安らげない」

「犯罪? ……ああ、そういうことか。条例な」

「そうそう。気を緩めちゃいかんのだ。俺も晴も」

ラブホの狭い部屋はその面積の大部分をダブルベッドが占めている。

全体的に装飾が少なく、ベッドとシャワールームとトイレ以外には小さなテレビくらいしか無い、殺風景で退廃的な部屋。

そんな、ほとんどセックスしかできないような空間にいると、目の前の少女が女に見えてきて、理性がどんどん削り取られるのを感じる。

ベッドに腰掛けて晴の手を引くと、抵抗もせず身を預けてくれた。

身体をくっつけあって、滑らかな髪を優しく愛撫。

両腕の中にすっぽり収まる矮躯の熱さは、子供特有の高い代謝によるものだけではない。

まだまだ未熟な、ほんの膨らみかけな胸の上、乳首だけが布越しに存在を主張する。

晴は普段からスポーツブラをしていたはずだが、いつの間に外したのか。

一丁前に誘惑しているつもりなのか、それとも単に着け忘れてきたのか。

いずれにせよ、浮き上がった乳首の形が魅惑的であることに変わりはない。

眼を閉じて顔を上向けた晴に、そのままキスした。

「ん……」

「んっ……ん、ふっ……」

晴の小さな口、意外と長い舌、どろりとして粘度の高い唾。

それら全てをじっくりと味わう。

晴とのキスに集中していると、味などするはずもない12歳の唾液が例えようもなく旨く感じられて、啜るのを止められない。

つい抱きしめる腕に力が入りすぎたか、晴の身体がびくっと震えた。

「ああ、すまん。痛かったか?」

「そ、そうじゃ、ねえけど……」

頬を真っ赤にして、伏し目がちな晴。

腰をもじもじさせていて、欲求を隠し切れていない。

見ているだけでも、痛みに悶えていた初めての時とのギャップに煽られる思い。

なるべく冷静を装ってはいたが、理性は既に獣に屈していた。

もう言葉は要らない。二人、手早く服を脱ぎ捨てる。

焦りのあまり手がひきつってズボンを脱ぐのにやけに手間取る晴の姿は、思わず写真に撮りたくなるほど扇情的だった。

……もちろん、そんな証拠になるような物を残すわけにはいかないのだが。

「おい。視線がヘンタイっぽいぞ。……そんなに好きか、オレのこと」

「そりゃあな」

晴が照れくさそうにシャツを脱ぐと、汗ばんだ上半身が露わになる。

外が寒かったので部屋の暖房を強めにしていたが、既に十分すぎるほど火照っていたらしい。

ほとんど真っ平らといってもいい晴の胸だが、しかしその張りつめた肌の下にはまさに育ちつつある乳腺がある。

ごくごく僅かな、あるかなしかの膨らみで必死に女性らしさをアピールしている。

膨らみかけというのにも少し足りない程度の幼い胸。

しかしそれとは裏腹に、乳首はいやらしく硬くなって男の手に触れられるのを待っている。

今までにしっかりと条件付けしてやったため、乳房の発達を遙か置き去りにして乳首は既に大人。

このアンバランスさが、俺たち二人の異常性を際だたせているようで、胸が高鳴る。

優しく手を取り、太股の上に晴を座らせる。

そっと抱きしめて、背中を俺の胸にもたれさせる、いわゆる背面座位の体位をとる。

腿の内側を撫でると晴の股が躊躇いがちに開くので、臨戦態勢のものを素早く差し入れる。

カリ首がクリトリスに擦れると、高い呻き声が聞こえた。

見ると、そちらも乳首と同じく充血しきっており、まだ手も触れていないのに包皮が剥けかけている。

不用意に触ると痛むはずの場所だが、もう随分と慣れてしまっている。

幼い身体を傷つけないため、前戯はいつもかなり念入りにしていたが、その成果も上がりつつあるらしい。

「くそ……手つき、イヤらしいんだよ……」

「いいじゃないか」

殊更に乱暴な言葉遣いは雌の目覚めの前兆。

まだまだ女になりきれない晴の身体をこうして愛撫すると、ヒクヒクしながらいつも以上に男っぽく喋ってみたりするのが常だ。

これからこの口調がどんな風に変わっていくか、考えるだけでも勃起が収まらない。

自分が今どういう状態にあるか、これから何をされるのか理解していながらも抵抗はしない。

ブツクサ言うだけで逃げようともしない晴が可愛い。

思わず息を荒げると、晴が少しこちらを向いた。

「……なあ、どうしてオレみたいなのにそんなに入れ込むんだ?」

「……俺は今まで自分のことロリコンじゃないと思ってたし、今でも晴以外の子供相手にこんな風に感じたりしないんだが。
 どうしても晴相手だと、我慢ができなくなるんだよ。
 だから、どうしてかって言われると……晴だからとしか言えんな」

「答えになってねえよ、それじゃ。……ったく。結局ただ変態なだけじゃねえのか?」

責めるようなことを言いながらも、晴はこちらに体重を掛けてきている。

もっと抱け、もっと気持ちよくしろとの事であろう。

背後から抱きすくめるようにして胸を撫でさすりながら、ベッドの弾力を利用して淫核を刺激してみる。

熱く湿った吐息が手に降りかかった。

「んっ……! こ、ここ……!」

まだ初潮も迎えていないのに身体中開発されて喘ぐ晴が愛しい。

人差し指と中指で乳首を摘まんで転がしてみると、意外なほどの反発力を感じられる。

コリコリした独特の感触はいつまでも弄っていたいくらい面白いが、乳首だけでは二人とも満足できない。

出るはずもないミルクを搾るように手を動かし、同時に胸に指先を食い込ませる。

男の硬い筋肉とは全然違う、瑞々しくてムニムニした少女の肉。

いずれはここに脂肪がたくさん付いてムチムチおっぱいになるのであろうが、今はまだ幼弱な乳腺の感触しかない。

それでも女性らしい柔らかさがしっかりとあるあたり、成長期ということだろう。

胸と股を同時にいじめられて、晴は身をよじる。

ちょっと負けず嫌いな性格ゆえか、やられっぱなしはイヤらしく、腿で男性器を挟んで反撃してくる。

しなやかな筋肉の上に極めて薄い脂肪の乗った晴のフトモモは、軽く挟まれるだけでも我慢汁が漏れるほどに気持ちいい。

しかし所詮はか弱い女の子、ぐりぐりっと乳首を潰しクリトリスを責めると、腰から力が抜けて自然に股を開いてしまう。

脚をおっぴろげた、いかにも犯されたがっているようなこのポーズを晴はとても恥ずかしがる。

顔を伏せてこちらから表情を伺えないようにしているが、実際に今彼女がどんなえっちな顔つきでいるのか、既に俺は知り尽くしている。

それでも頑張って素股でイかせようと、必死に脚を使って内腿を竿に擦り付けてくるものだから、晴の大腿は先走りでべったべた。

薄暗い照明の下でテラテラ光って、まるで軟体動物の這った跡のよう。

彼女自身の愛液も少しずつ漏れ出ているところに我慢汁まで追加されて、まだ入れてもいないのにフトモモだけひどく淫ら。

クリトリスだけでなく陰唇も竿で擦ってみると、べっとりした粘液がなすり付けられた。

「ひ、ぐっ……!」

手のひらで胸を圧迫しながら何度も股を摩擦する。

ぬちゃぬちゃという水音が薄暗いラブホの一室に響く。

時間を惜しんでシャワーを浴びなかったせいか、首筋や耳の裏から汗が匂い立つ。

深呼吸すると晴の匂いで肺が充満し、心拍数が上昇。

左手で乳首を弄びながら右手を脇腹に這わし、滑らかな肌と細い肋骨の感触を楽しむ。

「ああもう、痴漢みたいなことしやがって……入れたいんならさっさと入れろよ……」

「まだまだ。急にやったら痛いだろう」

「そんな、いいってのに……」

快感で手をヒクヒクさせる晴は、この期に及んでまだ優位に振る舞いたいらしい。

どうせこの後ぐっちゃぐちゃに陵辱されるというのに、可愛い奴め。

開発済みの貧乳を乱暴に触られて、高められてしまうのを恥ずかしがっているのか。

乳首を強めに摘まんでみると、甲高い声が聞こえた。

「ひゅっ! い、今の……」

「痛くはなかっただろう」

「ん、ま、まあ……って、ちょ、やめ、そこ……! い、イっ……!」

執拗に胸と股を摩擦し押しつぶし、じっくり弄ってあげるとさすがの晴も耐えきれない。

幼い身体に挿入せずとも楽しめるよう、時間をかけてじっくり開発してきたわけだが、その甲斐あって晴は乳首とクリトリスだけでイけるようになってきた。

イくといっても深く激しいものではなく、軽く気持ちよくなってすぐに収まる、という程度の物らしいが、それぐらいの方がかえって好都合だ。

もちろん、触られるだけでマジイキする小学生も可愛い。

だがしかし、半端な絶頂で狂いそうになりながら股をびっしょびしょに濡らして挿入されたがる娘の方がもっと良い。

素知らぬフリで晴をまさぐり、焦らすように短く断続的にイかせ続ける。

しばらく愛してやると口数が少なくなり、粘ついた汗を流しながらはぁはぁ言いだす。

もどかしい快感に追い立てられて腰をカクカクさせ始めた晴は、とうとう抵抗を諦める。

素股するのも忘れ、脚がだらんと開くに任せる。

玉の汗を散らし全身で快感に溺れる晴。

二次性徴前の小学生が、子供を作ることすらできない身体でセックスに耽る姿は他の何より美しい。

もともとロリコンでなかった俺でも、こんな可愛いアイドルに慕われてしまっては、抗うことなど不可能だった。

「ね……ねぇ……」

二人の汁で会陰部がぬちゃぬちゃに汚れてきた頃、晴が蕩けた声を上げた。

いつもと違ってちょっと女の子っぽい喋り方で、ややかすれ気味の甘い声で、大人の男を本気にさせようとしている。

「ねぇ、おねがい……はやく、いれてぇ……も、もうガマンできにゃ、あ、あうっ……!」

半ば無意識らしいその話し方に、俺の思考は吹っ飛んだ。

イかされて、もっとひどくイかされたくて、女の子っぽく喋ってしまうボーイッシュ少女を前にして、我慢なんかできるはずがない。

晴の軽い身体を持ち上げ、濡れそぼった陰唇に亀頭を添えて、そのまま一気に突き込んだ。

体躯に比例してとても狭い膣だが、長い時間かけて身体をとろけさせた甲斐あって、すんなり奥まで入った。

べたべたになった膣壁は侵入してきたものを強く締め上げ、張り付いてしごいて絶頂させようとする。

いくら射精させたところでまだ妊娠はできないのだが、そんなことはお構いなしに女性器が狂う。

小学生であっても、愛情を込めてじっくり慣らしてやれば、こんなに淫乱な膣になるのだ。

「ひっ……い、い、ぐっ……!」

首を反らしてこちらに倒れかかってくる晴。

焦らされて敏感になった晴は、こうなると終わるまでほとんどずっとイきっぱなしだ。

いつものキリっとした雰囲気は完全に消え去り、口を半開きにして舌をこぼして涙を流す、最高に乱れたエロ女の顔。

他の誰にも見せない、俺だけの淫乱女の顔。

子供も作れないくせに、セックスしても妊娠なんかできなくて、ただ気持ちよくなることしかできないくせに、こんな顔をして。

己の見いだした少女が秘めていた素質に、驚かされてばかりだ。

どこへも逃げられないように身体を抱えて下から何度も突く。

腰を振らされて脚がガクンガクン揺れているのがたまらなく淫猥。

快楽に屈してくれたご褒美に、たくさん可愛がってやらねば。

狭くて浅い膣を押し広げながら奥まで犯して、子宮の近くまで開発してやる。

子供サイズでありながら、柔軟に伸縮し男性器に張り付いてじゅるじゅる言って、恥ずかしげも無く生中出しをねだるエロまんこ。

ほとんど毛も生え揃っていないのに、何度もセックスしたせいかビラビラが大きくなってきたまんこは、見た目だけでなく中も大人。

きゅうきゅう締まって二人同時に悦ばせ、晴の綺麗な瞳を淫欲で曇らす。

びっしょびしょになったヒダが竿にまとわりついて、精液を求めて奉仕する。

先走りを啜りながらも、もっと濃いのを求めてカリ首を締める。

キツめの穴は丁寧な愛撫によって、入れやすく抜きがたい魔性の膣となっていた。

痺れそうになりながら、本能で腰を使う。

腹の奥深くを男性器で何度も突き上げると、ほとんど言葉にもならない喘ぎ声が漏れ出る。

「や、やめ……もおう、もういっへ……や、やめちゃやらぁ……」

何を言っているのか判然としないが、今の俺たちにできることなんてセックスだけだ。

肺の底まで押し上げるようにピストンされて、それでももっと快感を求めて、晴が腰骨をぎこちなく揺らす。

犯されながら気持ちよくなって自分でも腰を振ってしまう晴の姿は無力な女の子そのもの。

普段の男勝りな雰囲気を知っているだけに尚更エロい。

自分のことをオレなんて呼ぶ強気な女の子がセックスに狂って少女になっているのを見て、征服欲が満たされる。

この感覚は晴でしか味わえない。

他の女なんて要らない。

いつまでもこいつを貪っていたい。

晴のためだけに生きて死にたい。

そんな風に思ってしまうと愛とも欲ともつかない感情が膨れ上がる。

もう晴に種付けすること以外に、何も考えられなくなる。

最初粘っこい液体を分泌していた膣は、今では半ば潮のような、薄くて大量の液体を漏らしている。

ベッドシーツにシミを作る淫らな液体がずるずるして、小学生の膣をいっそう気持ちよくする。

何十回目かの上下動の末、いよいよ俺も忍耐の限界。

晴はもうずっとイきっぱなしで、フワフワした雰囲気のまま。

「晴、お前、まだ生理来てないよな!? 出して、いいよな……!?」

「らひ、らひれぇっ! い、イく、イっひゃ、お、ほっ、おおおっ……!」

やや低い苦悶の声は晴が最高に感じてくれていることの証。

煽られるように子宮口近くまで挿入し切り、ぎゅううっと締められた快感に屈し、そのまま射精した。

「う……!」

「ぐ……! で、れて、る、ん、や、あつ、キモチイ……!」

女の子っぽい高い喘ぎと獣じみた低い声が混じり合って、まるで正気でないようなイき声。

自分の半分もない若い少女の、娼婦でも出さないような下品な声を聞きながら射精する。

普通の人間には味わえない、他の何物とも代え難い極上の快感だった。

「ふう……」

「はあ、はあ、あ、はは……」

射精が終わり、汗だくになった俺たちはやっと一息ついた。

しかし晴の方はまだまだエクスタシーが抜けきらないようで、全身をくたっとさせている。

ベッドに寝かせてやると、うれしそうに微笑んだ。

「えへへ……キモチよかったぁ……」

普段なら絶対聞かせてくれないような甘え声。

満面の笑みでそんな媚びるような声を出されたら、とうてい萎えられない。

股から白い粘液をトロトロ垂れ流す晴の口元に、男性器を近づけた。

「あ……おそうじ、か。いいよ。やったげる……あーむっ」

正気だったら絶対言わないような睦言とともに、晴は大きく口を開けて男性器を咥え込んだ。

口の端からどろどろした唾を垂れ流し、先端を口の中へ。

竿の中程までを飲み込み、唇をきゅっと締めると、生暖かい舌で先端を味わう。

精液と愛液、それから汗や先走り汁などでひどく臭うものを、当然のように口に入れしゃぶる。

じゅっぱじゅっぱと唾が鳴るのも構わず、小さく頭を揺らしながら亀頭や裏筋をペロペロ舐めて綺麗にしてくれる。

晴の小さな口には大人の男のものなど到底入り切らない。

全体の半分ほどを口に含み、それでも頬にイヤらしい形が浮き上がるほどだ。

まだ喉奥まで使ってフェラする事はできないが、それでも晴は懸命にお掃除してくれている。

唇の柔らかいヌメりが竿を執拗に責め、ちゅうちゅう息を吸い込んで尿道に残った精液すら啜ろうとする。

頬裏に亀頭を押しつけてぐりぐりして、敏感になった性器をちょっと乱暴に責める。

汚れをこそげ取る舌の動きはさっき射精したばかりの男性器をまた駆り立て、薄い先走りを出させる。

舐めしゃぶるごとに新たに湧き出る汚れを、イヤそうな顔一つせず晴は飲んでくれる。

唾や我慢汁の混ざった汚い液体を少しずつ飲み下す、そのたびに晴の細い首、たおやかな喉が上下して、見ているだけでもまたイかされそう。

「んっ……まら、れそーなのか? ふふっ……しょーがねーあー。
 いーよ。らひれ。のんれやう……んむっ、ちゅ、ちゅぅっ……」

段々生セックスでイかされた余波が引いてきたのか、晴の瞳にはどこか楽しそうな、悪戯っぽい光が戻り始めた。

胸愛撫とセックスとで自分を散々弄んだ男に逆襲できて嬉しいのだろうか。

イかされるだけでなくイかせたいというのは、自然な衝動なのだろうか。

頭を振る速度も速くなり、吸引も強烈。

先ほど散々イかせた相手に逆に手玉に取られる、こんな感覚も鮮烈。

若くて覚えのいい晴は俺が教えた以上にどんどんフェラが上達していたのだから。

いずれこうして搾られるのは確定していたわけだ。

チラチラこちらへ向ける艶めかしい流し目。

左手でそっと髪をかき上げる仕草。

年に似合わない、ひどく慣れた、まるで妖女のような雰囲気が垣間見える。

先端の弱いところを徹底的に舌先でいじめられ、俺ももう限界だ。

自分で仕込んだ美少女に屈服させられる、こんな幸福は他に無い。

ちゅぅぅっと尿道を吸引され、性能から精液を直接飲まれるような錯覚に陥りながら、俺は晴の喉に思い切り射精した。

「……! は、晴……!」

「んぐっ……んっ、ぷは、ちょ、ま……んぐっ、こくっ……ん、んっ……」

一回目とほとんど変わらない量の、たっぷりの精液が晴の小さな口の中に溢れる。

受け止めきれない分をダラダラ漏らしながらも、晴はザーメンを必死に飲もうとしてくれる。

レッスンで強化した肺活量でもって大きく息を吸い込んで、喉を広げて。

頬を膨らませて、可能な限りの精液を溜め込んで。

まだ射精が終わってもいないのに、性器を咥えたまま少しずつ白濁を嚥下し始めた。

「んぐ……ぷは、おーいな、ほんほ……ほあ、みへお。こく、ごくっ……ん、むっ……」

搾った子種を味わい、咀嚼し、飲むところを見せつけて誇らしげな晴。

ぐっちゃぐっちゃ音を立てながら男の快楽と屈従の証を食べている。

時折咳き込みながらも、それほど多くはこぼさない。

ごくっごくっと飲み込むところを見せつけながら。

ゆっくり時間をかけて、遂に飲みきった。

やや大きめに口を開け、白い汚液がほとんど残っていないことを見せつけて、何かやり遂げたかのようにニッカリ笑った。

「どうだ。オレも結構、上達してきただろ。
 いつまでもプロデューサーにいいようにされてるオレじゃないからな」

「ああ。……上手だな、晴。お前は本当に……」

優しく頭を撫でてやると、照れくさそうに微笑む。

時間がくるまでずっと二人でいちゃいちゃべたべた、セックス以外の恋人らしい睦み合いを存分に楽しんだ。

そして夕刻。

そろそろ戻らねば不審がられる、と俺たち二人は手早くシャワーを浴び、車に乗り込んで事務所を目指した。

外はもうかなり暗いが、歩道を見ると晴と同じくらいの年の少年少女たちがふざけ合いながら歩いている。

習い事の帰りか何かだろうか、楽しげに歩いている子供たちはとても無邪気で、不健全な香りなど全く無い。

本当なら晴もあの中に混じっているはずの年なのだが……

現実には、昼間から男とラブホにしけ込んで本気セックスだ。

その、余りにも大きなギャップを思うと。

性のなんたるかもロクに知らないような子供たちに紛れて晴だけが身体中開発されてしまっているという光景を思うと。

胸の多くがジリジリと熱くなる。

男子に混ざってサッカーしたりする晴が、男と二人でどんな遊びをするのか、同級生の誰も知らないのだ。

少年たちが、自分たちが外で遊んでいる間に晴は生でセックスして何回も絶頂しているんだと知ったら、何を思うのだろうか。

いや、今の子供は進んでいると言うから、案外晴のクラスにも非処女や非童貞はいたりするのだろうか。

そんな風なことを考えながら、つつがなく帰投できればよかったのだが、好事魔多し。

非常の検問に引っかかってしまった。

「なあ。なんだあれ。警察だよな? まさかオレたちを……」

「そんなバカな。関係無いはずだよ。……いいか、じっとしてろよ。
 俺が何とかするから、迂闊なこと言うなよ」

「分かった。任せる」

飲酒検問か、それともネズミとりか何かかとおもったが、どうも物々しい。

非常線を敷き、通ろうとする車の中を改める警官たちの間にも、緊張感が漂う。

彼らの仕事は手早く、警備の規模に比べると車の進みは速い。

間もなく、俺たちの番がやってきた。

「どうも、手間を取らせて悪いわね。
 ちょっとこの辺で事件があったの。車の中、見せてもらっていい?」

現れたのは婦人警官。

警察官にしてはずいぶん背丈が低く、その割に胸や尻がやけに大きい、なかなか可愛らしい女性だ。

いわゆるロリ巨乳というのか、警官よりもアイドルやモデルの方が向いていそうな美人だが。

まさかこんな状況でスカウトするわけにもいかない。

大きく膨らんだ胸に目を取られかけ、助手席から冷たい視線を浴び、俺は粛々と対応することにした。

「どうぞ見て下さい。……事件、ですか」

「ええ、そうなのよ。まあ、おかしな事しなきゃすぐに通してあげられ……
 その娘は?」

婦人警官が見咎めたのは晴。

助手席で伏し目がちになっていた晴は、自分が怪しまれていることを悟ると身体を硬くし、やや敵意のこもった目を向けた。

「あなたとその娘、どういう関係かしら。聞かせてちょうだい」

一瞬緊張しかけたが、この程度、危機とは言えない。

落ち着いて名刺を差し出し、何でもないことのように釈明した。

「……私、こういうものです。アイドルのプロデューサーをやっておりまして。
 この子の名前は結城晴。売り出し中の、私の担当アイドルです。
 テレビなどで、お聞きになったことはありませんか」

「結城……?
 ああ、はいはい! 知ってるわ。へえー。この子がねえ。
 やっぱり実物とテレビとじゃ印象変わるわね。一見気づかなかったわ」

険しかった婦警の表情が緩む。

どうやら警戒を解けたらしい。

平静を装いつつ、俺達が事件とやらに無関係なことをアピールする。

「仕事と普段とではいろいろと違いますからね。
 今は仕事の帰りで、ちょうど事務所に送り届けるところだったんです」

「なるほどねー。そういうことなら問題無いわ。通ってちょうだい。
 夜になる前に、早めにおうちに帰してあげてね。最近この辺、物騒だから」

「はい、そのつもりですよ。……では」

静かに、落ち着いて対処したことで警官の目も問題なくすり抜けられた。

万が一、なにか怪しい、シャンプーや石鹸の匂いなんか嗅ぎつけられたときは、香水の試供品でも見せてごまかそうかと考えていたが。

幸い、それにも及ばなかった。

「おい、晴。もう大丈夫だぞ」

「……ふうーっ。いやー、緊張した。何だったんだろうな、あれ」

「さあなあ。晴に反応してたから、近くで誘拐事件か何かあったのかもな」

「そういうことか。でも怖かった……
 プロデューサーが捕まっちまったら、オレどうしたらいいんだよって、な」

「……」

そうだ。

今の俺たちの関係は誰にも許されないもの。

もし事が露見したら、まず間違いなく俺は捕まり、晴の人生にも多大な悪影響を及ぼすことだろう。

しかし、だからといって今更晴と切れることなどできようはずもない。

せめて彼女が成人するまで、誰にもこの関係を知られない。

そして成人してからも、晴のことを守り続ける。

それこそ最大の責務だと、俺は誓いを新たにした。

以上です。

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