ある日、ラビットハウスにて…
ココア「チノちゃんが泣いてるよぉぉ!!」
リゼ「一体どうしたんだ!? 何かあったのか」
チノ「うぅぅぅぅぅぅ………」
ヒック、ヒック
ココア「何か悲しい事があったのかなッ!! どうしようーーーーチノちゃん泣き止まないよぉぉぉぉーーーーうわぁぁぁ~ん!」
リゼ「お前まで泣き出してどうする!?とにかく落ち着け」
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ココア「うぐぐく……そうだよね。チノちゃん、お姉ちゃんに何でも相談して」
リゼ「一体何があったんだ?」
チノ「うう……実は、おじい……いえ、ティッピーが」
ココア・リゼ「ティッピーが?」
チノ「ティッピーが………AKBオタクになってしまったんですぅ!!」
ココア・リゼ「え…AKBオタクッ!!?」
ココア「って、AKBって何?」
リゼ「知らないで驚いてたのか!?」
ココア「リゼちゃんは知ってるの?」
リゼ「いや、そこまで詳しくは知らないけど、確かそんなアイドルグループがいるんだよな?」
チノ「はい。AKBというのはですね、正式には"AKB48"という名前のアイドルグループのことなんです」
ココア「あぁーーーテレビとかネットでも見たりするあのグループの事か。確かに見た事はあるかも!!」
リゼ「それで、ティッピーがAKBオタクになったというのは?」
チノ「ええ……、実はこの間、ティッピーがパソコンで動画サイトを観ていたようで、そこでたまたまAKBの動画を見てしまったようなのです」
リゼ「いや、まずウサギがパソコン使って動画サイトを観れるか疑問なんだが……」
ココア「それでティッピーはAKBにはまっちゃったの?」
チノ「はい。すっかりはまってしまって、この店の事なんてそっちのけなんです」シュン
リゼ「なるほど、それでチノは泣くほど悩んでいたのか。確かに店そっちのけでAKBなんかにはまるキモヲタになってしまったら、そりゃ凹むよな」
チノ「ええ、しかも身内がそんな無様な姿を見せるなんて………」
ココア「今のティッピーの哀れな姿を見たら、天国のおじいさんが泣いちゃうよね」
チノ(いえ、そのおじいさんが哀れなことになっているんですが……)
ココア「AKBって言う程可愛いのかな………ちょっと調べてみよう」
カチカチ……ポチッ
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ココア「うわッ!? 何この"伊豆田莉奈"って子……とてつもないブサイクなんだけど!!?」
リゼ「こんなこの世の終わりみたいなブサイクなおばさん顔でもアイドルになれるのか………芸能界というのはわからない世界だな」
チノ「この人病気なのでしょうか? なんだが不気味な顔をしていて、オバケみたいで怖いです……」
ガタガタッ
ココア「こんなバナナマンの日村みたいな子、全然可愛くないよ。チノちゃんの方が何百倍も何千倍も可愛いよ!!」
チノ「ちょ、ココアさん!! こんなのと比べられても嬉しくないですッ!!」イライラ
リゼ「確かに、AKBって言う程綺麗な子や可愛い子はいないってよく聞くからな。ティッピーもこんなのにはまるなるて、チノが気の毒だな」
チノ「AKBにはまるだけならまだいいんですが………」
ココア「え、他にも何か問題があるの?」
チノ「実は………ティッピーがお店のお金を使って勝手にAKBの握手券を買ってしまったようなんですッ!!」
リゼ「なッ、店のお金でそんな事したのかあの毛玉は!?」
ココア「握手券って?」
リゼ「ああ、AKBはCDの売り上げを伸ばしてミリオンを達成する為に、CDに特典として握手券をつけているだよ。その握手券を手に入れると握手会という名のイベントで、実際にメンバーと握手出来るってシステムなんだ」
ココア「へぇ〜、でもこんなブスな子とわざわざ会いたいだなんて、オタクって物好きなんだね」
チノ「そうですね。それに、こんな方法で同じCDをキモヲタ達に何枚も買わせてミリオン突破だなんて言われても、要は握手券で売ってるだけですもんね。音楽好きな人達はから当然嫌われているようです」
ココア「そうなんだ。なんだが時間の無駄って感じだね」
リゼ「ちなみにこの特典商法を"AKB商法"というらしい。全く、アコギな商売だよな……」
チノ「ティッピーもそのAKB商法にはまってしまい自分の哀れさに気付かないでいるのです……」
ココア「そうなんだ、なんだがティッピーかわいそう………」
リゼ「握手券欲しさに店の金を着服するとは………それで、その後どうなったんだ?」
チノ「当然父と揉めてしまいました。あの温厚な父があそこまで怒ったのは私も見た事がありません」
ココア「あれ、そういえば今日はティッピーチノちゃんの頭の上に乗ってないね!?」
リゼ「あ、そういえばそうだな!」
チノ「ええ、実はこの事で怒った父がティッピーを使っていない部屋の中へ閉じ込めてしまったのです」
ココア「えーー! そんな事して大丈夫なの!?」
チノ「ええ、でも今日で閉じ込めて一週間になるので、そろそろ出してあげないといけませんね。食事も与えていませんし」
リゼ「それって動物虐待なんじゃないのか!?」
閉じ込められた部屋の中で…
ティッピー「くそっ、タカヒロの奴め。ワシをこんな部屋の中へ一週間も閉じ込めおって!!」
ティッピー「じゃが、そろそろワシのことを心配になったチノやココア達が出してくれるはずじゃわい。今に見とれよタカヒロ、今度はお前の貯金から差し引いて握手券買ってやるわいッ!!」
ココア「それで、チノちゃんはお父さんに内緒でティッピーを助けてあげたいんだね?」
チノ「いえ、そんな考えは全くありません」
ココア「うわ、チノちゃん厳しいーー!」
チノ「当然です。ただでさえ少ないお店の売り上げを、AKBの握手券のようなガラクタ買う為に使われたんですよ。簡単に許すわけにはいきません!」
リゼ「チノの口から聞くと、妙な説得力と同時に哀しさも感じるな」
ココア「チノちゃん、確かにティッピーがした事は許させる事ではないよ。AKBの握手券なんかを……よりにもよって店のお金で買っちゃうだなんて。でも、このままティッピーが餓死するのは嫌でしょッ!?」
チノ「まあ確かにそうですね。では、ここはひとつ条件を出したいと思います」
ココア・リゼ「条件?」
ティッピー「ううう……なんだが肌寒くなってきたわい。早いとここんな薄汚い部屋から出て、タカヒロに仕返ししてやりたいんじゃがの」
トントンッ
チノ「ティッピー?」
ティッピー「おお、チノか!? 待ちわびておったぞ。早いとこここからワシを出してくれ」
チノ「いえ、ただで出すわけにはいきません」
ティッピー「な、なんじゃとー!?」
ココア「そうだよティッピー、ティッピーは悪い事したんだから反省しないとダメだよッ!」
リゼ「ああ。AKBの握手券を買う事も、店の金をそんな事の為に勝手に使う事も、どちらも軍法会議にかけられるほどの大罪だ!! 」
ティッピー「グヌヌ…ココアとリゼも一緒か!? ええい、わしに何をしろというのだ?」
チノ「簡単な事です。ティッピーをここから出してある代わりにひとつだけ条件があります。その条件を守ると言うのなら、ここから出してあげます」
ティッピー「条件じゃと……それは一体なんじゃ?」
チノ「ティッピー………AKBのオタクをやめてください」
ティッピー「なぬッ!!? チノ、お前何を言っておるのかわかっておるのかッ!? わしにAKBのオタ活を今後するなと言うのか!?」
チノ「はい、そうです」
ティッピー「そんなの無理に決まっておるじゃろ!! わしはAKBにすっかりはまってしまったんじゃ。それを知って尚そんな酷な事を言うのかぁ〜〜〜〜ッ!!?」
チノ「ティッピー、正直AKBになんてはまる人は精神年齢も低く身も心も残念なキモヲタばかりですよね? そんな風に思われても良いんですか?」
ティッピー「わしはもふもふで可愛いアンゴラウサギじゃわい! よく握手会で見かける残念なキモオタなんかと一緒にするでないわいッ!!」
ココア「もうッ、ティッピー!! チノちゃんはティッピーの事を思って言ってるだよッ!!」プンプン
チノ「ココアさん………」
リゼ「ココアがいつになく真剣だッ!!」
ココア「このままAKBのオタクなんてしてても意味ないでしょ!? AKBのキモオタだなんてそれだけて周りから軽蔑されるし世間体も悪いだろうし、それにキチガイばっかで犯罪みたいな事しかしない社会不適合者ばっかりで、ティッピーがそんなのになっちゃったらチノちゃん悲しむよ!!」
チノ「コ、ココアさん………」
ティッピー「へッ、小娘が偉そうに言うでないわい!」
ココア「いくらAKBの為にお金を使ってもそのアイドルと付き合えないし結婚も出来ないし、アイドルだってオタクの知らないところでイケメンな人とイチャコラしてるってば!!」
バサッ
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チノ「あ、それはAKBの柏木由紀って人がジャニーズの手越という人と週刊誌に写真付きで書かれた記事!!」
リゼ「何故そんなものをココアが持ってる!?」
ティッピー「ふん、わしは柏木由紀のようなビッチ臭いのには興味ないわい!!」
チノ「そういえば、ティッピーの推しメンを知らないですね」
ココア「推しメンって……確か好きなメンバーの事だよね?」
リゼ「ああ、自分が特に推しているお気に入りのメンバーのことを推しメンというらしい」
ココア「ティッピーの推しメンって誰なの?」
ティッピー「わしの推しメンは、"藤田奈那"という子じゃ!!」エッヘン
ココア「藤田……誰それ?聞いたことのない名前だね」
リゼ「私も知らないな。そんな名前のメンバーいるのか?」
チノ「AKBと言っても無駄に人数も多いし、一般世間から知られているのはごく一部の人気メンバーだけで、あとは顔も名前も知らないようなのばかりですからね」
リゼ「それでよくも国民的だなんて言えるよな」
ティッピー「なんじゃと、AKBの悪口を言うなぁぁーーー!」
ココア「せっかくだし、ネットで調べてみよう」
カチカチカチ……
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ココア「なんかブサイクな女の子の泣き顔が出てきたよ!」
チノ「これがその藤田という人ですか? さっきの伊豆田という人よりはマシだと思いますが、あまり可愛くないですね」
リゼ「それに、何故泣いているんだ?」
ティッピー「その子のことを悪く言うでないわい!! その子はこの前のじゃんけん大会で見事優勝した健気な子なんじゃぞ!!」
ココア「じゃんけん大会?何それ、そんなイベントあったの?」
リゼ「ああ、どうやらAKBのファンの間ではそこそこ大きなイベントらしい。まあ、一般世間からすればどうでもいい塩イベントだな。現にこうしてココアも知らないくらいだし、あまり話題になってないんだよ」
チノ「それに、この手の大会はだいたい出来レース、つまり八百長です」
ティッピー「ええいっ、チノまでそんなことを言いよって!! お主らは何故じゃんけん大会の素晴らしさがわからぬのじゃぁーーー!」
ココア「そんなこと言われてもなぁ〜」
チノ「AKBがじゃんけんしてる姿を見て一体何が楽しいんですか? どうでもいいです」
リゼ「まったくだ。それに、本当に重要な事ならじゃんけんで決めていいのだろうか……」
ティッピー「ふん、とにかくわしはAKBのオタをやめんぞッ!!」
ココア「とにかく、このままAKBなんかにはまって時間やお金を無駄にするだなんて勿体無いよ!! チノちゃんは前のティッピーに戻って欲しいんだよ!!また一緒に仕事したいんだよ」
タカヒロ「ココア君の言う通りだ」
チノ「お父さん!」
リゼ「チノのオヤジさんまで!? 」
ティッピー「タカヒロか!?ふんッ、どうせわしを出す気もないくせに今更現れよって」
チノ「ごめんなさいお父さん、勝手にこんな事をしてしまって」
タカヒロ「いや、チノが謝ることではないよ。悪いのは全てティッピーなのだから」
ココア「チノちゃんのお父さん、私達の話を聞いてたんですか?」
タカヒロ「ああ、ココア君達の声が聞こえてきてね」
ティッピー「この親不孝者め、わしをこんな埃だらけの部屋に閉じ込めて、一体何を考えておるんじゃ!!?」
タカヒロ「AKBの握手券を買うために、店の金に手を出した奴に言われたくはないセリフだな……」
チノ「まったくです」
タカヒロ「おや…ティッピー、いい歳した大人が娘やココア君達からこれだけ言われて恥ずかしくないのか?」
ティッピー「何を恥ずかしがる事があるのじゃ。わしはまともじゃ!!」
リゼ「店の金を着服して勝手に握手券を買う毛玉の一体どこがまともなんだ!?」
タカヒロ「ココア君がさっき言ってくれた通りだ。チノの気持ちも考えてやったらどうだ?」
ティッピー「その前に何故お前らはわしの気持ちを考えんのじゃッ!!?」
ココア「握手券買うような人のことを考える必要なんてないよ!!」
チノ「ええ、まあティッピーはウサギですけど」
タカヒロ「それに、ティッピーはどのみちAKBの握手会には参加出来ないぞ」
ティッピー「何を言うッ!? さてはわしをこのまま一生外には出さない気持じゃな? なら、無理矢理にでもここから出て握手会へ向かうまでじゃわい!」
リゼ「それ以前に握手会場まで行ける体力あるのか!?」
タカヒロ「いや、それ以前の話なのだけどね」
チノ「え、それってどういうことですか?」
タカヒロ「ああ。そもそも、アイドルのイベントにウサギが参加出来るわけないだろ?」
一同「………………ハッ!?」
ティッピー「いやいや、何を言う! わしはちゃんとネットで握手券を買ったのじゃぞ。それを持っていけば何も問題なく参加出来るはずじゃわい」
タカヒロ「身分証はどうするつもりだ?」
ティッピー「身分証じゃとッ!?」
ココア「あ、確かに言われてみれば」
リゼ「ティッピーはウサギだし、人間のように免許証や保険証のような身分を証明するものはないもんな」
チノ「それ以前に、ウサギが一匹で行ったところで、警備員に捕まるだけですよね」
ティッピー「そそ、そんなぁ………」
タカヒロ「ああ、娘達の言う通りだ。これでわかっただろ? AKBなんて無駄なものにはまるより、以前のように店に顔を出せよ」
ティッピー「…………………」
ココア「あれ、黙りこんじゃった?」
チノ「ティッピー?」
ティッピ「えぇぇいッ、このまま握手会にも参加出来ないと言うんなら、このままお前らを巻き込んで死んでやるぅぅぅーーーー!!!」
ボオォォォォォォーーーーー!!!
一同「ッ!?」
ココア「きゃあぁぁぁーーーーー!!! 部屋から煙が出て燃え出したよ!!?」
リゼ「まさかティッピーの奴、やけを起こして焼身自殺を!!」
チノ「そんな……お店が、ラビットハウスが燃えちゃいます!!」
タカヒロ「みんな、ここままでは危ない! 急いで避難するだ!!」
チノ「お父さん、でもこのままでは店が燃えちゃいます!!」
タカヒロ「店よりも命が大切さ。さあ、早く店の外へ!!」
チノ「……………わ、わかりました!」
ココア「行こうチノちゃん!」
リゼ「出口はこっちだ、急いで逃げるぞ!!」
タタタタタ……
チノ(さよならラビットハウス………そして、さよならティッピー)
私達は全員、無事にその場から離れて避難することに成功しました。
避難の後、近所の人が消防を通報してくれたらしく、直ぐに消防車が現場へ駆けつけ消化作業を行いましたが、木造ということもあり、さらに出火元のティッピーの身体が激しく燃えていたこともあり、ラビットハウスは結局全焼してしまいしまた。
鎮火後、焼け跡からティッピーと思しきアンゴラウサギの焼死体が発見されました。
このニュースは街全体に瞬く間に広がり、その場にいなかったシャロさんや千夜さん、同じ学校に通うマヤさんやメグさんの耳にも直ぐに届きました。
私達は一日にして、住む場所も職場も失い、大切なものを奪われてしまいました。
生前のおじいちゃんが借金までして建て、お父さんと私で一生懸命切り盛りしたラビットハウスはもうありません。あるのは胸の内にしまってある思い出と、千夜さん達が再びコピーしてくれた写真だけです。
家事で家を失った後、私達の生活は当然大きく変わりました。
下宿していたココアさんは、現在は私達のものではなく千夜さんの元で下宿しており甘兎庵のお手伝いをしています。あの事件以降、ココアさんはAKBを恨むようになり、暇さえあればスマートフォン片手にネットの掲示板やSNSを使ってAKBを批判や悪口を書くようになったようです。
時には自らAKBのキモオタに突っかかり煽るようなことをして、発狂したオタクに炎上させられる事態も珍しくないとかで。あの日、ティッピーによってラビットハウスは燃えましたが、ココアさんも違った意味で炎上してるようです。ネット上では放火魔のようです。
次にリゼさんですが、あの事件以降リゼさんは一人でも多くのAKBオタクを駆逐すべく、今まで以上にハードなトレーニングをしているようです。なんでも、将来アイドルとそのオタクを駆逐するためだけの専門部隊を結成し、ラビットハウスのような悲劇が二度と起こらないようにしたいみたいです。
そのために、外観的にキモオタと判断出来る人物を見かけたら問答無用に射殺出来る法律こ成立を目指すため、国に働きかけるようです。
そして私とお父さんですが、何故か私は今、リゼさんの大きなお屋敷でお世話になっております。
そこで初めて知ったのですが、私の父とリゼさんのお父さんは知り合いだったらしく、その縁からしばらく面倒を見てもらえるようになったのです。
私は時間があるときは、メイドとしてリゼさんの屋敷のお掃除などをしています。父は新しくお店を開くことを考えており、色々と準備をして忙しくようです。
そんなある日のこと……
ですかい「チノお嬢さん。お父様が呼んでおりやすぜ」
チノ「え、父がですか?」
タカヒロ「ああチノ、少し話があるんだが」
チノ「話ってなんですか? もしかして、新しく開く店の場所が見つかったんですか?」
タカヒロ「いや、それはまだかかりそうなのだが。実は、そのためにもしばらくの間ここの店で世話になる事になってね」
カチカチ、ポチ!
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チノ「ゴム屋おのでら? これは、何かのお店ですか?」
タカヒロ「ああ、どうやらコンドーム屋のようだ。実は次の店は喫茶店ではなく思い切ってコンドーム店を開こうと思うんだ。親父のことを綺麗さっぱり忘れ去るには、喫茶店とは違った業種にしようと思ってね」
チノ「わかりました。お父さんがそう言うのなら、私は何もいいません」
タカヒロ「ありがとう、チノ」
チノ「それとお父さん!実は私もお父さんに言いたいことがあったんです!」
タカヒロ「なんだい?」
チノ「私には、新しい夢が出来ました。それは将来この街で、ラビットファーを作るための工場を開く事です!!」
タカヒロ「そうか……チノやココアくん達はあの一件でウサギが嫌いになってしまったんだったな。それがチノの夢なら、お父さんは応援するまでだよ」
チノ「ありがとうございます、お父さん!」
そう、私はすっかりウサギ嫌いになってしまいました。
なので私は決意しました。
アイドルやそれを盲目的に信じ込むキモオタを淘汰するのはココアさんやリゼさんに任せ、私はウサギを淘汰しようと!
もう二度と、ラビットハウスのような悲惨な出来事を起こさぬためにも、私は一匹でも多くのウサギを殺してやるんです!!
END
そうか[ピーーー]
こういうのってやり過ぎることを理解していキッズだよなぁ
まーた嘘つきのくずでらか
>>1はもうさこのSSのティッピーみたくなれば?
きっとAKBに親でも殺されたんだろう
むしろごちうさに親殺されたんじゃね?
死ねよゴミ
2度と書くな
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