謎の声「さあ勇者よ、目覚めるのです」
穂乃果「ちょっと待ってください!わたしが勇者ってどういうことですか!?」
謎の声「あなたは選ばれし者」
謎の声「この世界を救えるのは、あなたとその仲間たち」
謎の声「時は来ました。行くのです、勇者穂乃果よ」
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穂乃果「はっ!」
穂乃果「なんだ夢か」
穂乃果「そりゃそうだよね。いまどき勇者だなんて」
穂乃果ママ「ほのか~起きなさ~い」
穂乃果「あっ、もうこんな時間!早く支度して学校行かなきゃ」
穂乃果ママ「もう穂乃果!いつまで寝てるの!」
穂乃果「いま起きたよ~」
穂乃果ママ「今日は王様に挨拶へ行く大事な日でしょ」
穂乃果「へへ、ごめんなさ――え゛っ!?」
穂乃果ママ「旅立ちの日に遅刻する勇者なんかいないわよ」
穂乃果「お、お母さん、なに言って……」
雪穂「お姉ちゃん」
穂乃果「雪穂!大変だよ、お母さんが!」
雪穂「王様を待たせちゃまずいと思うよ」
穂乃果「雪穂、あんたまで……」
穂乃果「もう、からかうのはよしてよ!」
穂乃果ママ「穂乃果、辛いのは分かるわ」
穂乃果ママ「これから穂乃果は危険な旅へ出るんですもの」
穂乃果ママ「わたしも、パパも雪穂も、本当は穂乃果に行ってほしくない」
穂乃果ママ「けどね穂乃果、これはあなたにしかできないことなの」
穂乃果ママ「穂乃果が勇者だってお告げのあったあの日から、私は覚悟していた」
穂乃果ママ「だから勇者穂乃果、世界へ旅立つのです!」
雪穂「気をつけてね、お姉ちゃん」
雪穂「きっとまた会えるって、信じてるから」
穂乃果(ま、まさか夢が現実に――)
穂乃果「は、はは、ははは」
穂乃果「ダレカタスケテェー」
海未「おはようございます、穂乃果」
ことり「おはよう、穂乃果ちゃん」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん」
穂乃果(そうだよ!お母さんと雪穂だけがおかしくなった可能性も)
穂乃果「ね、ねえ――」
海未「さあ、早く王様のところへ行きましょう!」
ことり「行きましょ、勇者さま♪」
穂乃果「Oh……」
――――――
海未「この風景をよく焼き付けておきましょう。しばらく戻って来られないのですから」
ことり「そうだね」
穂乃果(ていうかここ本当にわたしたちの街?明らかに文明レベルががくっと下がってるんだけど)
穂乃果(なんか牛がいるし、なんかビルとかないし)
穂乃果(そして武器屋があるし)
海未「ふふ、そういえば3人であの水車にしがみついたことがありましたね」
ことり「あの時も、穂乃果ちゃんが真っ先に提案して」
穂乃果(そんなことした覚えないんだけど)
海未「本当に、小さい頃から穂乃果は私たちを引っ張ってくれてました」
ことり「だから今度の旅も、わたしたちはどこまでも穂乃果ちゃんについてくよ」
穂乃果「あ、ありがとう」
穂乃果(いきなり変なことになったけど、この二人がいてくれて心強いや)
海未「さて、着きました」
穂乃果「うわぁ、大きいね」
穂乃果(田舎になぜ王宮が……)
海未「?なに言ってるんですか?ここには何度も来てるじゃないですか」
穂乃果「え?」
ことり「ただいまー」
穂乃果「こ、ここ、ことりちゃんのおうちなの!?」
海未「今日の穂乃果、何か変ですよ?」
穂乃果「あ、いや、その……緊張して」
海未「そうですよね、勇者の使命が始まるんですから」
海未「ですが穂乃果、あなたは決して一人ではありません」
海未「それだけは、忘れないでください」
穂乃果「海未ちゃん……」
海未「さあ行きましょう!ことりが待ってます!」
穂乃果「うん!」
穂乃果(なんだかよく分からないけど、高坂穂乃果、わたし、勇者です!)
―――――――
王様「よく来ましたね、勇者穂乃果」
穂乃果「あっ、ことりちゃんのお母さん」
海未「穂乃果、今は王様と呼んでください」
ことりママ「ふふ、構わないわよ。私もあなたたち相手に堅苦しくしたくないし」
ことりママ「さて、穂乃果ちゃん。そして海未ちゃん、ことり」
ことりママ「いよいよ旅立ちね」
穂乃果「はい」
ことりママ「そこで、少ないけどこれを餞別として受け取って」
【穂乃果は5,000円を手に入れた】
穂乃果「ありがとうございます!」
ことりママ「それから武器も――」
ことりママ「ここに持ってきてちょうだい」
兵士「ハッ」
穂乃果「武器、ですか?」
海未「これは嬉しいですね」
海未「私も穂乃果も、剣はもうボロボロですから」
穂乃果(うーん、剣なんか振るったことないけど)
穂乃果(まあ、わたしは勇者なんだからきっと自然に使えるよね!)
兵士「持ってまいりました」
ことりママ「ご苦労さま」
ことりママ「さあどうぞ、穂乃果ちゃん、海未ちゃん」
【穂乃果と海未は〈はがねのつるぎ〉を装備した】
穂乃果「うわぁ、これが剣かぁ」
穂乃果「って、ことりちゃんのは?」
ことり「わたしはね~、これ!」
【ことりは〈うもうのまくら〉を取り出した】
穂乃果「そ、そんなので戦えるの!?」
ことり「え!?えっと……」
ことり「ねえ海未ちゃん。穂乃果ちゃん、どうしたの?」
海未「穂乃果は緊張でちょっと錯乱してるのです」
海未「穂乃果、ことりは戦いませんよ」
穂乃果「え?」
ことり「わたし、二人みたいに体力ないし、運動も苦手だから」
ことり「やっぱり、一緒に行っちゃ迷惑かな」
穂乃果「そ、そんなことないよ!ことりちゃんのいない旅なんて考えられない!」
穂乃果「世界を救って後世に残される名前は、穂乃果・ことり・海未だよ!」
ことり「穂乃果ちゃん……えへへ、ありがとう!」
ことりママ「うふふ」
ことり「お母さん?どうしたの?」
ことりママ「ごめんなさい。けどなんだか、あなたたちなら本当に世界を救ってくれるかもって」
穂乃果「はい、きっと救ってみせます!」
ことりママ「頼もしいわね、穂乃果ちゃん」
ことりママ「さて、ここからは少し真面目な話です」
ことりママ「あなたたちも知っての通り、いま我々の世界はアルパカ族に支配されています」
ことりママ「その中でも、頂点に君臨する大魔王シロアルパカのチカラはあまりに強大――」
ことりママ「ですが、勇者穂乃果を筆頭に、日々己を研鑽し、心から信頼できる仲間を集めていけば」
ことりママ「きっと勝てない相手ではありません」
ことりママ「勇者穂乃果、そしてその仲間たる海未、ことり」
ことりママ「世界の命運はあなたたちにかかっています」
穂乃果(ゴクッ……)
ことりママ「時は満ちました。全人類のため、今こそ旅立つのです」
穂乃果・ことり・海未「はい!」
―――――――
穂乃果「アルパカ、かぁ」
ことり「どうしたの?」
穂乃果「ううん、何でもないよ」
穂乃果(アルパカだったら、決して勝てない相手じゃないよね)
穂乃果(でも、この剣で切るのはかわいそうな気もするなぁ)
海未「それより、まずはどうします?」
穂乃果「冒険の定番としては、まずは近くの村にいくべきだよね」
ことり「じゃあ、まずはこの街から出るんだね」
穂乃果「そうしようよ」
海未「街の外には魔物がたくさんいます。気を抜かないように」
穂乃果(まもの?)
海未「ここから一番近いのはアキバ村ですね」
ことり「道案内はわたしに任せて」
穂乃果「ことりちゃん、行ったことあるの?」
ことり「え?だって、わたしがあそこでバイトしてたこと、穂乃果ちゃんも知ってるでしょ」
穂乃果「ん、あ、ああ、そうだったね!」
海未「もう、いつまで緊張してるんですか。しっかりしてください」
穂乃果「ごめん、ごめん」
穂乃果「それじゃ、しゅっぱーつ」
―――――――
穂乃果「うわー。辺り一面、野原だね」
海未「見渡しがいいのはいいことです」
海未「魔物の接近に気付きやすいですからね」
穂乃果(うう、どんなモンスターが出てくるんだろう)
ことり「ふ、二人とも、あれ!」
【スラ○ムA、Bが現れた】
海未「早速ですか!」
【ス○イムAは穂乃果目がけて体当たりした】
穂乃果「いたっ!」ドテッ
海未「穂乃果!」
ことり「穂乃果ちゃん!大丈夫!?」
穂乃果「うん平気、ちょっと転んだだけ」
穂乃果(あれが魔物?なんか、けっこうカワイイ!)
海未「それでは、いきますよ穂乃果」
海未「でやっ」
【海未はスライ○Aを真っ二つにした】
穂乃果「ああっ!ひ、ひどい……」
海未「穂乃果!何してるんですか!早く剣を抜いてくだ――」
【スラ○ムBは逃げ出した】
穂乃果「あ……終わった……」
穂乃果(魔物に見とれて、剣を抜くこともできなかった……)
海未「ふう、何とかしのぎましたね」
穂乃果「う、海未ちゃん……その…」
海未「穂乃果、これはもう訓練ではないんですよ」
穂乃果「うん……」
海未「あなたの剣の腕は私をはるかに凌ぐんです」
海未「だから、自信を持って振るってください」
穂乃果「海未ちゃん、ありがとう」
ことり「穂乃果ちゃん!」
穂乃果「ことりちゃんも、ごめんね。わたし、勇者のくせに何も――」
ことり「そんなこと気にしないで。それより傷を見せて!」
穂乃果「怪我なんて――」
ことり「手!血が出てるよ!」
穂乃果「あ」
穂乃果「そっか、転んだ時に手をついたから擦りむいて」
ことり「いま治すね」
穂乃果「大丈夫だよ。こんなの舐めておけば――」
【ことりは穂乃果の傷口に手をかざし回復魔法を唱えた】
穂乃果「え……?傷がふさがった……」
ことり「ふう、これでよし」
穂乃果「こ、ことりちゃん、いま、何を……」
ことり「回復魔法よ」
穂乃果「ま、魔法!?」
海未「そんなことまで忘れてるなんて。穂乃果、どこか具合でも悪いのですか」
穂乃果「そ、そんなことないよ!ことりちゃんの魔法はすごいなーって改めて思っただけで」
ことり「えへへ、ありがと」
穂乃果(この世界には魔法があるんだね)
穂乃果(そして、ことりちゃんは魔法使い)
穂乃果「すごい、すごいよことりちゃーん」
ことり「褒めすぎだよー」
―――――――
穂乃果「せやっ」
【スラ○ムGは真っ二つになった】
ことり「うわー」パチパチ
海未「やっといつもの調子が出てきたようですね」
穂乃果「へへへー」
穂乃果(自然と剣が使える。やっぱりわたしはこの世界だと勇者なんだ)
海未「魔物を倒しながらだと、アキバ村も遠く感じますね」
海未「もう日が暮れそうです」
ことり「今日はこの辺で野宿でもする?」
海未「そうですね。暗い中を進むのは得策じゃありません」
穂乃果「の、野宿!?モンスターがうじゃうじゃいるのに!?」
海未「ハァ、穂乃果……」
ことり「まあまあ、海未ちゃん」
ことり「大丈夫だよ穂乃果ちゃん。ことりが結界を張るから」
【ことりは結界魔法を唱えた。辺りから魔物の気配が消える】
海未「いつもながら、お見事ですね」
ことり「そんなことないよ。この辺りは弱い魔物しかいないから効果があるんだし」
穂乃果「じゃ、強いのが出たらわたしと海未ちゃんが何とかするね!」
ことり「うん、よろしく♪」
海未「それでは、野宿の準備でもしましょう」
―――――――
穂乃果「たき火できたよー」
ことり「ありがとう、穂乃果ちゃん」
海未「ではこの芋を焼きます」
穂乃果「星がきれいだね」
ことり「そうだねー」
海未「街の外で見るのは初めてですからね」
穂乃果「ねえ、ことりちゃん、海未ちゃん」
ことり「なに?」
海未「ん?」
穂乃果「冒険、頑張ろうね!」
ことり「うん!」
海未「もちろんですよ」
海未「ですが、アルパカと戦うためにはどんどん腕を磨く必要があります」
海未「これからは今まで以上に己をビシビシと鍛えていきますよ」
穂乃果「はは、きびしー」
ことり「それに、冒険の仲間も増やさないとね」
海未「そうですね。さすがに3人では心もとないですから」
穂乃果「仲間、か」
穂乃果(そういえば、μ'sの他のみんなはこの世界にいるのかな?」
穂乃果(もしいるなら、一緒に冒険してもらおう!)
穂乃果(わたしたち9人が集まれば、きっと世界だって救えるよ)
海未「あ、お芋が焼けたようですよ」
ことり「うわぁ、おいしそう」
穂乃果「それじゃ」
穂乃果・ことり・海未「いただきまーす」
ここまでの冒険をセーブしますか?
→ はい
いいえ
お疲れ様でした。スレをお閉じください。
海未「さて、アキバ村に着きました」
穂乃果「あれ?入口に誰かいるよ」
ホイミスラ○ムA「なんだお前ら?」
海未「わ、私たちは旅人でして」
ことり「ここの村で一休みしようかと」
ホイミ○ライムA「んじゃ、入場料を出しな」
穂乃果「お金とるの!?」
海未「ここは、仕方ありませんね」
ホイミスライ○A「一人100円、合計300円だ」
【穂乃果たちは300円支払った】
ホ○ミスライムA「へへ、まいど」
穂乃果「ことりちゃん、バイトのときいつも払ってたの?」
ことり「ううん、わたしがバイトしてた時はあんなのなかったよ」
海未「また締め付けが強くなったのですかね」
穂乃果「うわ、村にまでモンスターが」
ホイミス○イムB「おら、きびきび働け」ペチッ
○イミスライムC「アルパカ様のおやつになりてえか」ペチッ
村人「うう……」
海未「くっ、好き勝手やってくれますね」
ことり「前はこんなんじゃなかったんだけど」
穂乃果「一体なにがあったんだろうね」
ことり「うーん」
ことり「この村にわたしの知り合いがいるんだけど」
ことり「その子に聞いてみない?」
海未「知り合い?」
ことり「うん、メイド喫茶で働いてた時によく来てくれて。それでお友達になって」
穂乃果「じゃあその人のところに行こう!」
―――――――
ことり「ここよ」
穂乃果(うわ、こんなこと思っちゃだめだけど……ボロい家)
海未「……苦労されているのですね」
ことり「コンコン、お邪魔しまーす」
「誰!?」
ことり「ことりだよ、こころちゃん♪」
こころ「ことりさん!お久しぶりです」
穂乃果(こ、こころちゃん!)
穂乃果(ってことは、ここもしかして、にこちゃんのおうち!?)
ことり「ねえ、こころ――」
「ゴホっゴホっ」
こころ「あ、すみません、ちょっとお待ちください」
こころ「こたろう、大丈夫?」
虎太郎「うんー」
穂乃果「その子、どうしたの?」
海未「かなり具合が悪いように見えますが」
こころ「あ……はい、少し病気になりまして」
穂乃果「じゃあ早く医者に連れて行かないと!」
こころ「それができないのです」
海未「どうしてですか?」
こころ「お金が……」
ことり「そんなのわたしたちが出すよ!」
穂乃果「うんうん!」
こころ「そんなのダメです!」
こころ「それに、この村の診察料や薬代は高いんです」
海未「いくらですか?」
こころ「ともに20万、です」
穂乃果「に、にじゅうまん!?」
ことり「そ、そんな大金払えないよ!」
海未「なんて村ですか!」
こころ「最近まではそんなでもなかったのです」
ことり「そうだよね」
こころ「確かにうちは少しばかり貧乏かもしれません」
こころ「ですが、以前ならメイド喫茶に行くくらいの余裕はありました」
ことり「うん、あの時はありがとね」
こころ「こちらこそ。ことりさんには、自腹でパフェやジュースをたくさんおごっていただいて」
穂乃果(やっぱり、ことりちゃんは優しいなあ)
海未「じゃあ物価が跳ね上がったのはいつからですか?」
こころ「ほんの3か月前でしょうか」
穂乃果「どうして急に?」
こころ「ちょうどその頃、この村を統治する親玉が変わりまして」
こころ「噂によると、その親玉は出世欲の塊だとか」
海未「なるほど、そういうことですか」
ことり「どういうことなの?」
海未「村から絞るほど搾取して上納金を集め――」
海未「それをさらにアルパカたちに納めていく」
海未「つまり、親玉とやらは賄賂をたくさん贈って良い身分に就こうとしてるんですよ」
海未「自分の幸せのためだけに、ね」
穂乃果「最低だよ!」
穂乃果「そんなの、勇者として認められない!」
穂乃果「海未ちゃん、ことりちゃん、その親玉を倒しに行こう!」
こころ「ゆ、勇者?」
穂乃果「うん、穂乃果はこの世界では勇者なんだ!」
穂乃果「だから、絶対なんとかするからね!」
こころ「そんな――勇者はにこお姉さまのはずです!」
穂乃果「へ?にこちゃんも勇者なの?」
海未「そんなはずありません。勇者は世界にたった1人、それは穂乃果のはず」
ことり「にこちゃん?穂乃果ちゃん、こころちゃんのお姉さんを知ってるの?」
穂乃果「ことりちゃんは会ったことないの?」
ことり「うん、お姉さんには会ったことないよ」
海未「一体いつの間に?」
穂乃果「あ、いや、えーと……」
穂乃果「それより!にこ――お姉さんが勇者ってどういうこと?」
こころ「お姉さまはいつもおっしゃってました」
こころ「『私は勇者だから、いつか魔王を倒して大金持ちになる』って」
穂乃果(はは、にこちゃんらしいや)
穂乃果「ねえ、お姉さんはどこにいるの?」
こころ「それが……お姉さまは一人で東の洞窟に向かったのです」
海未「一人で洞窟に?それはあまりに危険な行為ですよ」
こころ「お姉さまはこたろうのために黄緑のカラーストーンを取りに行ったのです」
こころ「それはどんな万病も治すそうですから」
穂乃果「そっか、それもにこちゃんらしいね」
穂乃果「ねえ、二人とも」
海未「分かってますよ」
ことり「洞窟はここから東にあるんだよね」
こころ「洞窟の中には魔物がいっぱいいるんですよ!?」
穂乃果「にこちゃんはそんな場所に一人で行ったんだよね」
穂乃果「だったら尚更放っておけないよ!」
海未「お姉さんのことも、弟さんのことも、ぜひ私たちに手伝わせてください」
ことり「きっと何とかするから」
こころ「ことりさん、皆さん……」
こころ「よろしくお願いします」
―――――――
穂乃果「さあ、急いで洞窟に向かおう!」
海未「はい!」
ことり「!ちょっと待ってて二人とも」ダッ
海未「ことり、どこに行くのです!?寄り道している時間は――」
ホイミスライ○D「おら、あのクソ寒いポーズしてみろよ」ペチッ
ホイミ○ライムE「にっこにっこにーwwwてなww」
ここあ「お、お姉ちゃんをバカにするな!」
ことり「やめて!」
ホイミスライ○D「あん?なんだてめえ」
ここあ「あ、メイドのお姉ちゃん」
ホイミ○ライムE「やめてほしかったら、500円出しな」
海未「……いいでしょう」
【穂乃果たちは500円を支払った】
ここあ「あ、ありがとう」
ことり「どういたしまして」
海未「ことり、この子は?」
ことり「こころちゃんの妹、ここあちゃん」
穂乃果「うわぁ、この子もかっわいいー」
ことり「さ、こころお姉ちゃんもここあちゃんがおうちに帰るの待ってるよ」
ここあ「うん」
ここあ「ねえ、お姉ちゃんたち」
ことり「なに?」
ここあ「あとで必ずうちに寄ってね」
ことり「うん、分かった♪」
―――――――
海未「あの子との約束を守るためにも」
ことり「必ずにこお姉さんを連れて帰ろうね」
穂乃果「よし!東の洞窟向けてしゅっぱーつ」
ホイミスラ○ムA「待ちな」
海未「な、なんですか!?」
ホイ○スライムA「退場料を払ってもらおうか」
海未「そんなの聞いたことありません!」
ホイミ○ライムA「この村にはあるんだよ」
ホイミスライ○A「ほら300円出しな。それともペチペチされてえか」
穂乃果「どうする?海未ちゃん」
海未「ここで争うのは得策ではありません。従いましょう」
【穂乃果たちは300円支払った】
○イミスライムA「へへ、まいど」
穂乃果「ぜったい、ここの親玉を倒してやるんだから」
海未「ええ」
穂乃果「けどまずは、にこちゃんを迎えにいかなきゃ」
穂乃果「待っててね、にこちゃん!」
ここまでの冒険をセーブしますか?
→ はい
いいえ
お疲れ様でした。スレをお閉じください。
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