チノ「このクローゼットを使って下さい」
ココア「ありがとう」
チノ「制服持ってきますね」ガチャ
ココア「うわぁ!制服着れるんだね!制服♪制服♪」
ココア「はっ!」
ココア「誰もいないはずなのに…誰かに見られてるような…」
ココア「っ!」
ガチャ
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ココア「し、下着姿の…泥棒さん!?」
「完全に気配を殺したつもりなのに…お前は誰だ!」チャキ
ココア「うわぁっ!お、わわわ私は今日からお世話になることとなったココアです!」
「そんなの聞いてないぞ!怪しい奴め!」
ココア(今のこの状況で怪しいのはどっちだろう)にへら
ガチャ
「そうだぞ!そんな話は聞いてない!」
ココア(も、もう一人でてきた)
ココア「えっ?ふ、双子さん?」
「「違う!」」
コンコンガチャ
「こんにち…えっ?」
ココア「」
「な、なにこの状況は?」
ココア「はっ!三つ子だったんだね!」
「「だから違うって!」」
「お、落ち着いて二人とも!」
ココア(ご、強盗が三人も…どうしよう)
コンコンガチャ
チノ「…?何かあったんですか?」
ココア「チノちゃん強盗が!それも3人!」
3人「!?」
「ち、違う!知らない気配がして隠れるのは普通だろ!」
ココア「じゃあその銃は何?」
「護身用だ!私は父が軍人で、幼い頃から護身術というか…いろいろ仕込まれているだけで普通の女子高生だから信じろ!」
ココア「説得力ないよ~!」
数分後
チノ「ココアさん彼女達はバイトのリゼさん、くるみさん、綾さんです」
ココア(ほんとにバイトさんだったんだ)
チノ「みなさん先輩としてココアさんに色々教えてあげて下さい」
リゼ「き、教官ということだな」
くるみ「よろしくな!」
綾「よ、よろしく」
ココア「よろしくね!みんな!…所で一つ聞きたいんだけど」
くるみ「ん?」
ココア「ほんとに三つ子じゃないの?」
リゼ「ちがうって…」
綾「はは…よく言われるわ」
ココア「ほぇーでもすごいそっくりさんだね?髪型も同じだし」
くるみ「まぁ私も入ったときはリゼを見てドッペルゲンガーかと思ったよ」
綾「決定的に違うところもあるけどね…」
ココア「決定的に…?あっ」
とりあえずここまで
一発ネタなので非常に短いです
くるみ「よし!さっそく初仕事だ」
リゼ「このコーヒー豆の入った袋をキッチンまで運ぶぞ」
ココア「うん」
くるみ「よいしょっ」ヒョイ
リゼ「よっ」ヒョイ
ココア「うっお、重い!これは普通の女の子にはキツいよ…」
くるみ「ふっふーん♪鍛え方が…」
リゼ「あ、ああ!そうだな!普通の女の子には無理だ!うん!」
くるみ「おいコラ」
ココア「う~ん小さいのだけ運ぼうか」
ココア「うぐぐ…小さいのでも重い!一つ持つのがやっとだよ!」
リゼ「た、確かに!一つ持つのがやっとだ!うん!」
ココア「そうだよね~くるみちゃん?」クルッ
くるみ「えっ?」←4つ持ち
ココア「うわすごーい!4つも持てるんだ!」
くるみ「だろ~!…おいそこでぶりっ子してる人、ちゃんと仕事しろ」
リゼ「う、わかったよ」
くるみ「まったく…」
リゼ「…いや待て!ここにいる3人中2人が持てるって事は私たちが普通なんじゃ」
くるみ「はいはーい、キッチンまで運ぶぞ」
ココア「ラジャー!」
キッチン
リゼ「ココア、メニュー覚えとけよ」スッ
ココア「あっうん、ありがとう。…あっコーヒーの種類が多くて難しいね」
リゼ「そうか?私は一目で暗記したぞ」
ココア「凄い…」
リゼ「訓練してるからな」ドヤッ
綾「大丈夫よ、私も一目とまではいかないけど覚えるまでそんなに時間はかからなかったし」
ココア「そうかな?」
リゼ「大丈夫大丈夫。たぶんくるみより早いと思うよ」
くるみ「わっ私の事はいいだろ!」
綾「くるみはメニューなかなか覚えられなくて苦労してたわね」クスクス
ココア「そうなんだ!」ニコッ
くるみ「私を見て安心するのやめろ!」
リゼ「チノなんて香りだけでコーヒーの銘柄当てられるぞ」
ココア「私より大人っぽい」
くるみ「ただし砂糖とミルクは必須だ」
チノ「うぅ…」
ココア「ふふっなんか今日一番安心した!…いいなぁみんな。私も何か特技あったらなぁ~」
綾「わかるわその気持ち!」
ココア「あ、綾ちゃん?」
くるみ「おっチノ宿題か?」
チノ「はい、春休みの宿題です。空いた時間にこっそりやってます」
ココア「へぇ~…あっその答えは128で、その隣は367だよ」
リゼ「…ココア、430円のブレンドコーヒーを29杯頼んだらいくらになる?
ココア「?12470円だよ」
綾「」
ココア「私も何か特技あったらなぁ」
リゼくるみ(こいつ…意外な特技を)
綾「」
(ちょいちょいですまんの)
ココア「それにしてもくるみちゃんとリゼちゃんは性格までそっくりさんなんだね」
くるみ「そうかぁ?」
チノ「はい、力持ちな所なんかもそっくりです」
リゼ「…」
ココア「そうそう!さっきなんか大きいコーヒー豆の袋を軽々持ち上げてー」
綾「ははは…私は小さい袋がやっと。そういえばリゼとくるみ、どっちの方が力が強いのかしら?」
くるみ「そりゃ」
リゼ「もちろん」
くるみ、リゼ「私だろ」
くるみ、リゼ「…」
酉つけ忘れた
くるみ「さっき『や~ん私こんな重いの持てな~い』とか言ってたの誰だよ」
リゼ「そんな言い方してない!…いいだろう、どっちが上かはっきりさせようじゃないか」
綾「ち、ちょっと!二人とも喧嘩はやめて!」
ココア「第一回!ラビットハウス腕相撲大会~!!」
くるみ「!」
リゼ「!」
綾「!」
チノ「勝手になにを…」
リゼ「さぁこい!戦い方を教えてやる!」ガシッ
くるみ「こっちのセリフだ」ガシッ
チノ「二人とも凄い気迫です…!」
綾「もう…勝ったって何もないのよ」
ココア「そう思ってメダルを作ってみたよ!」
チノ「メダルって…」
ココアが作った紙でてきたメダルにはムキムキのツインテールの女の子が描かれていた。それはまるで…
チノ(ゴリラみたい…とは言えませんね)
綾「ゴリラみたいね」
チノ「!?」
リゼ(ゴリ…ラ?)
ココア「勝った方にはこのムキムキメダルが送られます!」
くるみ(この勝負に勝つとゴリラの称号が…)
ココア「じゃあいくよー!はっけよーい…」
リゼ「…」
くるみ「…」
ココア「のこった!」
リゼ「ふんっ!!」グッ
くるみ「んんっ!!」グッ
ココア「おおーいい勝負だよ!」
チノ(あれ?)
綾(これ…お互い引いてない?)
リゼ「ぐぐぐ…!」
くるみ「ぐぬぬ…!」
ココア「くるみちゃんが押してるよ!リゼちゃん頑張れ!」
メキメキッ
バキッ!
リゼ、くるみ「うわっ!」
綾「つ、机が…ちょっと!いくらなんでもやりすぎよ!」
チノ「」
ココア「すごい…」
リゼ「ハァハァ…しょうがない、これは引き分け」
くるみ「ハァハァ…だな」
ココア「う~ん…よし!どっちにもムキムキメダルを贈呈するよ!」
リゼ、くるみ「「いるか!!」」
チノ「」ゴゴゴゴゴゴ
この後メチャクチャ怒られた
チノ「まったく…困ったものです」プンプン
ココア(怒ってるチノちゃんもカワイイ!)
ティッピー「ワシの店が…」
綾「ふぅ…開店までになんとか片付けは終わったわね」
くるみ「いやー…すまん」
リゼ「わ、悪かったな」
ココア「本当にそっくりさんだねぇ。あっ!もしかして綾ちゃんも力持ちだったりするの?」
綾「ち、違うわ。私は普通の女の子よ!」
くるみ「」グサッ
リゼ「」グサッ
ガチャ
ココア「あっ!いらっしゃいませー!」タタタッ
お客さん「あら、新人さん?」
ココア「はい!今日から働くことになったココアです!」
お客さん「ふふっよろしくね。キリマンジャロお願い」
ココア「はい!」
リゼ「なんだ、ちゃんと注文取れてるじゃないか」
ココア「えへへ~ちゃんと注文取れたよ!キリマンジャロ!お願いします」ピョコピョコ
くるみ「お、おう」
綾「ココアは物怖じしない性格なのね」パチパチ
チノ「えらい、えらいです」パチパチ
仕事中
ココア「お待たせしました、キリマンジャロです!」コト
お客さんA「あら、ありがとう」
くるみ「サンドイッチとブルーマウンテンですね。少々お待ちください」
お客さんB「はーい」
お客さんC「すみませーん」
ココア「はーい!ただいまお伺いします!」クルッ
ドン
リゼ「うわっ!」
ココア「わっ!ご、ごめんねくるみちゃん!」
リゼ「ちがーーう!!!リゼだ!リ、ゼ!!」」チャキ
ココア「お、落ち着いてサー!!」
くるみ「何やってんだか…サンドイッチとブルーマウンテンお願いします」
綾「はい、わかりました。うーん…やっぱり間違っちゃうのかしら?」
チノ「…」ゴリゴリ
バタン!
ココア「ありがとうございました~!」
くるみ「ふぅ…ひと段落だな」
綾「そうね。…それにしてもココアったら」
────────回想────────
ココア『綾ちゃん呼んだー?』
綾『?いいえ呼んでないわ』
リゼ『ココアー!こっちだこっち!』
ココア『あっリゼちゃんこれちょっと頼んでもいい?』
くるみ『えっ?』クルッ
ココア『あっ!ごめんくるみちゃん!』
くるみ『ははは…』
綾『ココア、ちょっといいかしら』
ココア『どうしたのリゼちゃ』クルッ
チラッ ココア『綾ちゃん』
綾『ねぇどこ見て判断したの?ねぇ?』
────────回想終了────────
リゼ「間違いすぎだ!」
ココア「ええっ!!そ、そうかな~」
チノ「私も間違えたことはありますが…これでは仕事に支障が出そうですね」
ココア「だってぇ~…髪型一緒だし、着てる制服も同じ色だし、声も似てるし…」
くるみ「まーそのうちなれるだろ」ポリポリ
リゼ「仕事は特に問題はないし、様子を見るか。…くるみ、なに食べてるんだ?」
くるみ「ん?綾が持ってきたクッキー」ポリポリ
ココア「甘くておいし~!」サクサク
リゼ「いつの間にか食べてるし…確かに綾の作る料理は美味しいよな」ポリポリ
綾「そ、そうかしら?」テレテレ
チノ「はい、流石うちのキッチン担当です!」
綾「もー!そんなにおだてても何もないんだからねっ!」
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