あかり「あかりとちゅー1回100円だよぉ」 (42)

京子「!!!」ガタッ

結衣「!?」ビクッ

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あかり(おぉ~!あかり今すごい目立ってるよぉ!)

京子「ふ~ん」カキカキ

結衣「…」ペラッ

あかり(あ、あれっ!?)

あかり「えっと…高かったかな?友達価格だったんだけど…えぇ~い!特価で50円だよっ!お買い得だよ!」

京子「…」カキカキ

結衣「…」

あかり「…」

あかり(やっぱり素直にちゅーしたいって言えばよかったかな…それとも、やっぱりふたりともあかりなんてそんなに好きじゃないのかな…)

あかり(ちなつちゃんが友達なら普通のことって言ってたけど…あかりは京子ちゃんと結衣ちゃんの友達じゃなかったのかな…)

京子「…」

結衣「…」

京子(えっ?えっ?き、聞き間違い?今『あかりとちゅー』って言ったのか?)

京子(本気か?それとも注目を浴びるための冗談?ノッていいの?いつもみたいな軽いノリでいく?)

京子(あかりしかいなかったら即いってたけど…結衣もいるし…たとえ軽くいってもヒかれるかも…)

京子(うおおっ!?悶々してたらいつの間にか私とあかりがちゅーしてる絵描いてた!)

京子(ば、バレてないかな?これはさっさと処分…しちゃうのはもったいないから隠そう…)

京子(あかりとちゅー…あのあかりとちゅー…)モンモン

結衣(ふぅ…)

結衣(夢か)

結衣(昨日ちょっと夜更かししちゃったしな…これはきっと夢だな。居眠りしちゃったか)

結衣(…夢ならいっとこうか?)

結衣(…いや落ち着け私。本当に夢か?いきねり何の前触れもなく寝落ちたにしてもおかしいだろ。これがもし夢じゃなかったら…京子にはもちろんヒかれるだろう。最悪提案してきたあかりにもドンビキされる可能性も…)

結衣(冷静になれ私…)

結衣(…ヤバイ。さっきから同じページを何回も見てるけどまったく内容が入ってこない…)モンモン

すまんやっぱり書き溜めてくる
さっそく誤字ってるし

京子「…」チラッ

結衣「…」チラッ

京子(結衣のやつ…そわそわしてる…?)

結衣(京子、なんかキョドってないか?)

京子(まさか…向こうも揺れてるのか!?)

結衣(もしかして京子も悩んでる…?)

京子(そうとなれば話は別!先を越されてたまるかっ)バッ

結衣(なっ…!)

京子「あかり!」

あかり「えっ?」

京子「買おう!」

あかり「えっ?」

京子「50円でいいんだよな?」

あかり「え…えぇっ!?」

あかり(どっ、どうしよう!?心の準備は済ませてたはずなのに一回落とされてから急にきたから…!)

京子「50円50円…」ゴソゴソ

あかり(あ、焦っちゃだめ!これでようやく京子ちゃんとほんとうの友だちになれるんだもん!)

結衣(くっ…先を越された…!)ギリッ

京子(え…えっ…ない。16円しかない…うそ…うそでしょねえ…うおおおおおおおおお)

あかり「…京子、ちゃん?」

京子「…」

京子(サイアクだ…何も考えず勢いでいって、お金が足りずあかりとちゅーもできず…)グスッ

あかり「あっ。えっとぉ…そうっ!京子ちゃんは友達価格にさらに幼馴染割が効いて初回はなんとタダ!やったね!」アセ

京子「えっ…」

あかり「えっと…だから…ね?」

京子「…あかりぃぃぃぃぃい!」ガバッ

あかり「わっ、京子ちゃ、んんっ!?」

京子「」チュゥウ

あかり「ふぁ…っ」

京子(おおお…や、やらかい…!鼻息がくすぐったい…あまいにおい…)

あかり(京子ちゃん…京子ちゃん…っ)ギュ

結衣(うわ…ほ、ほんとにちゅーしてる…なんか…幼馴染ふたりがしてるのを横で見てるって状況が…なんかよくわからない背徳感で…)ゴクリ

京子「………はっ、ふー…」スッ

あかり「あっ…」

京子「…」

あかり「…」モジ

京子「えっと…ごっそさん!」

あかり「お、おそまつさまです…?」

京子「っ///」プイッ

京子(感触は最高だったけど…これ事後がくっそ恥ずかしいんですが!?)プルプル

あかり(ちなつちゃんになかば強引にされた時はショックとかでアレだったけど…これすごい恥ずかしいよぉ!)

結衣「…」

結衣「幼馴染割ってもちろん私にも効くよね?」

京子「!?」

あかり「へぇっ!?え、ええと…」

結衣「…」ジー

あかり「も、もちろんだよぉ!結衣ちゃんだって大事なあかりの幼馴じ――っ!?」

結衣「んっ」チュ

京子「うわっ…!」

あかり(ま、まだ心の準備がぁ…)ギュウ

結衣(あかり…目をぎゅっと瞑って…かわいい)

京子(結衣のやつそんないきなり…ってなんでこんなドキドキしてんの…?というか…あれ、これ結衣と私の間接キスにもなるのか…?でもキスしてるのはあかりと結衣で、でもその前は私とあかりがしてたからやっぱ間接キスに…だめだ頭が)プスプス

あかり「…はぁっ」

結衣「あかり…」

あかり「うぅ…で、でもこれであかりも、結衣ちゃんと京子ちゃんと、ちゃんとした友だちに…」

結衣「ごめんあかり、ちょっといい?」

あかり「え?」

結衣「はい千円。特価で1回50円だっけ?それじゃ20回お願い」

あかり「えっ…ちょっと、結衣ちゃん目がぎらぎらしててこわいよぉ…?」

結衣「一回って唇が離れたら?ついばむのは回数カウントされるの?舌入れるのはアリ?」

あかり(ひぇ~、結衣ちゃんがこわれちゃったよぉ…!)

京子「ちょっと待てよ!」

結衣「なにさ」

あかり「きょ、京子ちゃん!言ってあげて!」

京子「ずるいっ!結衣ばっかり!あとで返すからちょっと貸してっ!」

あかり「ええっ!?ちがうでしょ!?」

結衣「とりあえず先にさせてくれ。そのあとで考える」

あかり「うわあん!あかりが考えてたのとちがうぅ!」

 どさっ

あか結京「!?」

ちなつ「…」パクパク

あかり「ち、ちなつちゃあん!いいところに…っ!」

あかり(はっ!?この状況、結構マズイんじゃ…!?)

ちなつ「…な、なに…え、先輩方はなにを?あかりちゃん、えっ?」

結衣「…」チラッ

京子「…」コクリ

京子「ちょっとお話しようね?ちなつちゃん」サササ スー トン

ちなつ「えっ!?ちょ、どうして閉めるんですか!?」

京子「ちなつちゃん」ガシッ

ちなつ「ちょ、いやあああ!たすけて結衣先輩っ!犯されるぅぅぅ!」

京子「失礼な!」

あかり「え、どうしてあかりの耳を塞ぐの?」

結衣(あかりにはさすがに刺激が強いセリフだからね)

京子「これには事情がだね…ごにょごにょ」

ちなつ「ふんふん…なるほど…ってちょっと京子先輩!耳たぶ舐めないでくださいよ!」

京子「舐めてないよっ!ちょっと息吹きかけただけ!」

結衣「十分変態だろ…」

あかり(いまなんかすごいツッコみどころがあったような)

ちなつ「ていうかそんなのだめでしょう!」バッ

結衣「わっ」

あかり「ちなつちゃん!」

ちなつ「結衣先輩とき、きききキッスだなんて!むしろ私がお金を払って頼みたいくらいなのに!」

あかり(そこなんだ…でもさすがだよぉ!)

ちなつ「あかりちゃんもだめでしょ!いくら友だちとはいえ、そんな自分を安売りするような真似…」

あかり「あはは…」

あかり(友だちとならって教えてくれたのちなつちゃんなんだけどなぁ)

ちなつ「…」ジー

あかり「? ちなつちゃん?」

ちなつ「えいっ」ちぅ

あかり「!?!?!?!?」

結衣「あっ!」

京子「ええ!?」

ちなつ「ぷはっ」

あかり「…ちょ、ええ?」

ちなつ「あ、ご、ごめんネ?初回無料って聞いたら、なんか我慢できなくなっちゃって」テヘ

京子「いまあかりとしたらちなつちゃんと間接キスじゃん!?あかりぃ!」ガバッ

あかり「ん~~~~っ!?」

結衣「あ、おい!ちなつちゃんはともかくとしても、ルール守れよ!」

京子(あかりの唇気持ちいいよぅ…しあわせ)ハムハム

 わいわい


綾乃「」ピシッ

千歳「おやまあ…これは、うーん」

千歳「…アリやな」プシッ


 こうしてごらく部ではあいさつ代わりにあかりとちゅーする習慣が生まれ、あかりは良くも悪くも空気扱いされることがなくなり、綾乃は爆発した。
 めでたしめでたし


 おまけの赤座家

あかね「そういえば、あかり?」ニコニコ

あかり「ん?なにかな?」

あかね「風のウワサで、お金を払えばあかりとちゅーできると聞いたのだけど?」

あかり「あ!えっと…うん」

あかね「とりあえず、いくらなのかしら?場合によってはいまから急いでコンビニに行ってお金を下ろしてこなければいけないわ」

あかり「えっとね、お姉ちゃん…それは友だち用のサービスで…」

あかね「」ピシ

あかり「だから、お姉ちゃん用はこっち!」チュ

あかり「えへへ…ほっぺだけど、これお姉ちゃんだけだから、ね?」ニコッ

あかね「」

あかね(お金なんて所詮現し世に人間の欲を縛り付ける枷でしかなかった…天使は、私をその枷から解き放ってくれたのね…)ドクドク

あかり「お姉ちゃん…?お姉ちゃん!?」


 おまけのさく

櫻子「あかりちゃん、一回お願い!」

あかり「え、えぇ~、今日も?」

櫻子「お願いっ!練習に付き合うと思ってさ!」

あかり「う、うん…」

櫻子(あかりちゃんに練習付き合ってもらって、向日葵のヤツをぎゃふんと言わせてやるんだ!)

あかり「ん…」

櫻子「ぅ…ふぅ…ん」チュッチュ

櫻子(…それにしてもあかりちゃんの唇、きもちーよぉ…クセになりそう…)

櫻子(…あれ?もうなってる?)


 おまけのひま

向日葵「櫻子に負けるわけにはいきませんわ!」

あかり「勝負とかじゃないと思うけどなぁ…」

向日葵「問答無用!赤座さん、お覚悟!」

あかり「え、う、うん!」

向日葵「…」

あかり「…」グッ

向日葵「…」

あかり「…?」チラッ

向日葵(…は、恥ずかしいですわ!冷静に考えたらこれ櫻子と間接っ…!それも赤座さんの唇を介した罪深い間接キス…!)

あかり「えっと」

向日葵「…」プルプル

あかり「…えいっ」チュ

向日葵「っ!?」ビックゥ

あかり「えへへ…お得意さまにサービスだよ」ニコッ

向日葵「ぐはぁっ!」バタッ

あかり「ええっ!?ひ、向日葵ちゃん!?」ユッサユサ

あかり(す、すごい揺れてる…!)

オッワリーン

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