修造「グンマーは田舎だとよく聞きますが、そんな事ありません!見てくださいよこのショッピングモール!でっかいよね~」
修造「おや、あそこは…まだ改装中のお店みたいですね。試しに中を覗いてみましょう!なにか新しい出会いがあるかもしれない」
修造「こんにちわ~」ガチャ
マミ「私の友達にこれ以上手出しするなら、容赦はしないわ」
ほむら「…くっ」
修造「どうも、松岡修造です!」キラッ
まどか&さやか「!?」
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マミ「え、ええっと…」
ほむら「…一体誰かしら?取り敢えず邪魔だから消えなさい。さもないと」
修造「…さもないと?」ゴゴゴゴゴ…
ほむら(…この威圧感というか、熱気…!ただ者ではないわね)
ほむら「失礼しました、何でもありません…。それでは」
さやか「行っちゃった…」
マミ「何はなくともあれ、みんな無事で良かったわ」
QB「ありがとうマミ!そしてまどかにさやか、良かったら僕と契約して、魔法少女になってよ!」
修造「魔法少女!僕もなってみたい!いやむしろなるしかない!」
マミ「えっ」
さやか「えっ」
まどか「ウェヒ」
修造「あれ?」
かくして、魔法少女と日本の疑似太陽の奇妙な冒険が幕を開けるのだった…。
出だしなんですが今日はここまで。
今日作った晩飯のしじみがね、トゥルル…
次の日、夕方。
修造「いやぁ、見滝原は良い街ですね。明日もまた張り切って取材しよう!」
修造「見てくださいよこの夕焼け、綺麗ですね…。あれ、昨日の中学生達だ。一体なんであんな建物の中に」
修造「これは大人として、悪い事をしてないか確認する義務がありますね」タッタッタッ
修造「誰か居ませんかー」
使い魔「トゥルル」
修造「うわっと!危ないじゃないか!」
修造「えい!」ポイ
使い魔「」メメタァ
修造「良かった…たまたま番組で使ったテニスボールを持ってて」
修造「あれは…」
マミ「あと一歩の所、残念だったわね」
マミ「ティロフィナーレ!」
魔女「ヒェーwww」
さやか「あんな怪物を倒すなんて、すごい…」
まどか「カッコいい…」キラキラ
マミ「ふふ、ありがとう。…ところで、居るのは判っているわよ暁美さん」グリーフシードをポイ
『あいた!』
マミ「!?」
修造「誰だよ人に物を投げたのは!尖ってるとこ刺さったらやばいでしょ!」
さやか「あれ、昨日のおじさん?何故ここに…」
マミ「人違いね…えっと」
修造「人違いとかじゃなくてさ、もしかしたら今ので大怪我するかもしれないんだぞ!普通最初に言う言葉があるでしょ」
マミ「ご、ごめんなさい」
修造「本気で怒ってる訳じゃない。でも次からやらないように、反省しろよ」
マミ「はい…」ションボリ
まどか「そうだね、相手に物は投げちゃいけないよね。私もよくタツヤに注意するもん」
修造「しっかり指導するその心構え、いいね!」
まどか「ウェヒヒ…」
ほむら「別の物陰から眺めてたけど…まぁ巴マミとの衝突を回避出来たのだし、良しとしましょう」
それまた別の日にて…
修造「今日は見滝原市立病院にやってきました。一言で表すなら、立派です!最新の設備まで整ってますよ」
修造「早速院内を歩いてみましょう。おや、こんにちわ!」
上条「こんにちわ…」
修造「…君は確か有名なバイオリストの上条恭介くんだね?どうしたんだい浮かない顔して」
上条「あなたも知っているでしょう、事故で僕の右手が動かなくなった事を。おかげで報道ステーションでも大きく取り上げられましたよ」
上条「もう僕は二度と演奏出来ません…。医者にも匙を投げられる始末ですから」
修造「そう。…んで?」
上条「話を聞いてなかったんですか?医者にも無理だって言われてると」
修造「だから君は諦めるのかい?それ本気で言ってんの?」
上条「医者が…」
修造「さっきから医者が医者がなんて、どうでもいいんだよそんな事は!」
修造「僕はね、君自身の本当の気持ちが知りたいんだ!もう一度、演奏したいのかしたくないのか」
上条「……」
修造「もし微塵にでもやりたいという気持ちがあるなら、それを全力でぶつけてみろよ!あと10回壁を叩けば、君の壁が壊せるかもしれないんだぞ!」
上条「…」
修造「君を応援している人の気持ちを思ってみろって。きっとすぐ近くで君を支えている人は君の事をこう思っているよ」
修造「『必ず恭介は、もう一度立ち上がる』と」
上条「!」
修造「さぁやるのか、それとも諦めるのか、どっちなんだ!?」
上条「…したいです」
修造「聞こえない!ぜんっぜん聞こえない!」
上条「修造さん…もう一度…もう一度バイオリンの演奏がしたいです!」
修造「本気か!?それが君の本当の気持ちか?」
上条「はい!」
修造「よし、なら今日からリハビリだっ!大丈夫、僕が全力でサポートするから!」
https://youtu.be/-2ZQBjFHXtI
一週間後…
まどか「最近さやかちゃん、お見舞い行かないね」
さやか「うん…実は恭介から『暫くは来ないで欲しい』って言われて…」
さやか「やっぱり私、気づかずにどこかで恭介に悪い事してたんだろうなぁ」グスッ
『それじゃまたねって手を振って~♪』
まどか「あ、メールだ」
まどか「…遂にきたか」
さやか「一体誰から?」
まどか「…さやかちゃん、いまメールで上条くんから連絡が来て『さやかと一緒に病院に来てくれないか』ってね」
さやか「そ、それ本当?他に内容は?」
まどか「これだけしか書いてない。兎に角行ってみよう」
病院、屋上。
さやか「看護婦さん曰く、屋上で待っているらしいけど…」ドキドキ
恭介「やぁさやか、鹿目さんも久しぶり」
さやか「ひ、久しぶりだね~。珍しく恭介から私らを呼ぶなんて、もしかして寂しくなったんでしょ~」
恭介「勿論それもあったけど、今日呼んだ理由はね…」スッ
さやか「…え」
上条恭介は車椅子からかつて愛用していたバイオリンを取りだし、構える。
驚愕を隠せないさやかに優しく微笑むと、ゆっくりと弾き始めた。
さやか「…」
さやか「恭介…!」
まどか「さやかちゃん、私謝らないといけない事があるの。上条君がリハビリを頑張って、復活したの知ってたんだ」
さやか「ひどいよ二人とも…本気でびっくりしたんだもん。でも、一体誰がリハビリを手伝ってくれたの…?」
まどか「それは…」
修造「はい!僕なんです!」キラーン
さやか「あなたは…」
修造「確かにリハビリは手伝ったよ。でもね、正直言うと僕的には『手伝った』という言葉は違うかな、そもそもそういう技術もないし」
修造「ただひたすら上条君の傍で激励して応援しただけなんだ。それを彼は本気で受け止めてくれた」
上条「全て修造さんのおかげです。まさか本当にまた動かせるようになるなんて」
修造「言っただろ、君なら出来るって。それよりほら、ずっと君を応援し続けてきた大切な人に、挨拶しなよ」
上条「はい…!」
さやか「大切な人って…」
上条「君だよ。…本当に、本当にありがとう」
さやか「うぅん、そんな…」
まどか「ありがとうございます、修造さん。これできっと二人とも仲直り出来るはずです」
修造「良いって良いって。逆に僕も良いものを見せてもらったよ。若い人の諦めない心、素晴らしい」
修造「視聴者さん見てますか。彼の姿、脳に焼き付けて下さい。諦めない事が奇跡を起こす力になるということを」
まどか「勝手に撮るのは良くないんだけどなぁ…」
今日はここまで。
仕事がね、トゥルル…
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