ｺﾝｺﾝ　ｼﾂﾚｲｼﾏｽﾈ


夕雲「提督？お身体はいかがかしら？」


提督「ん、夕雲か……ぼちぼちだな」ｲﾃﾃ


夕雲「そう？あ、これ横になってもつまめるかと思って作ってきたのよ」ﾊｲﾎﾟﾃﾁ……ﾓﾄﾞｷﾈ


提督「あー、それは助かる。飯食うにも起き上がるのが辛くてな……」ﾎﾟﾃﾁｼﾞｻｸ?ﾊﾟﾈｪﾅ


夕雲「あらあら……せめて椅子に座れればいいのにねえ」ｲｶﾞｲﾄｶﾝﾀﾝﾅﾉﾖ


提督「矯正用のコルセットがあるから、それが巻ければ違うんだろうけど」ｳｯﾜﾁｮｰｳﾒｪ


夕雲「じゃあ私が巻いてあげましょうか？」ｳｯﾌﾌ

提督「あー……そうしたいのは山々なんだがな」


夕雲「？」


提督「コルセット巻くには立たなきゃならんが、立ってられる気がしなくてなー……」


夕雲「あら、それなら」


提督「？」


夕雲「私にしがみついていればいいのよ♪」ﾆｯｺﾘ

提督「えー、流石に申し訳ない。いや今更なんだが」


夕雲「ホントよ。今更少しくらいお世話焼いても変わりはないわ」


提督「つーか恥ずかしい」


夕雲「それこそ今更でしょう？執務室に布団なんて引いちゃって」


提督「畳だからセーフ！」


夕雲「そういう問題じゃないでしょう」

提督「……あー、じゃあすまん。頼めるか」


夕雲「はぁい。あ、コルセットはどこかしら？」


提督「霧桐箪笥の上から２番目の真ん中の棚にあるはず」


夕雲「ん……しょ。これかしら？それにしても「きりきりたんす」って……ふふ」


提督「きりきり舞いみたいだな、タンスの癖に」


夕雲「確かに。それじゃ、提督」


夕雲「おいで？」

提督「それじゃ肩……借りるぞ……ん"っ！」ｸﾞ


提督「あ"～……いててててて……ててててて！！！」ｸﾞｸﾞｸﾞ


夕雲「んっ……大丈夫？もっと体重かけちゃっても夕雲は平気よ？」


提督「っつ……だああ……！すまん……！抱きついてるみたいに……なっちまう……！」ｸﾞｸﾞｯ　ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


夕雲「いいのよ、大丈夫。それじゃ、パパっとコルセット巻いちゃうわね。少し我慢して？」


提督「……っ……ああ……！」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ


夕雲「……よいしょっと……」

夕雲（ああ……提督の胸板がこんな近くに……男の人の……香り）


夕雲（他の人から見たら、覆いかぶさられて襲われる寸前なのかしら……）


夕雲（腰から背中に手を回したりなんかして……コルセットがなければ恋人同士に見えるかしら……？）


夕雲（……提督なら、それもいいかも？うふふ……♪）

夕雲「……はい、お待たせ。巻き終わったわ」


提督「……っ……ふう。幾分か違うか……」orz


夕雲「すごい汗ね……そんな痛かった？」


提督「ああ……今日は立ち上がらずに過ごすのを決意するくらいにはな……」orz


夕雲「今タオル持って来るわ。少し待ってて頂戴」ﾀﾀﾀ　ｶﾞﾁｬ


提督「急がなくていいからなー……いてて……」orz

巻雲「あ、夕雲姉さん。どうかしたんですか？何だかとっても嬉しそうですけど……」


夕雲「あら、巻雲さん。なんでもないのよ。うふふ♪」ﾀﾀﾀｰ


巻雲「……？」ｷｮﾄﾝ


夕雲（はあ。提督のお世話も、ラクじゃないわね♪）ﾙﾝﾙﾝ

ｺﾝｺﾝ　ｵｷﾃﾙｶｰ､ｸﾏ


提督「起きてるよ」

ｶﾞﾁｬ


球磨「具合はどうクマ？」


提督「最悪だね。さっき夕雲が来てコルセット巻いてくれたから大分違うが」


球磨「そうか、それならよかったクマ」


提督「ところで何しに？俺のこのイケメンスマイルでも見に来たか？」ｷﾗｰﾝ


球磨「うっせークマ。提督がイケメンならワ級だってイ級だってイケメンだクマ」


提督「ちょっと待って。ワ級顔見えてないしイ級に至っては魚もどきなんだけど？」

球磨「書類仕事溜まってるだろうなーと思って片付けてやりに来たのに茶化すのが悪いクマ」


提督「……あー。それはすまん」


球磨「別にいいクマ。風邪でも何でもないのに身体動かせないから暇なのはよーく知ってるクマ」


提督「流石の姉ちゃんだな、そういう所」


球磨「褒めても提督からアイスしか出ねークマよ」


提督「え？俺が俺にアイス出すの？」


球磨「誰が提督に食わせるクマ。球磨が食うクマ」


提督「え？酷くない？」

球磨「ペンとか借りるクマ。承認が必要そうなのがあったら読み上げるから起きてろクマ」


提督「すまん、助かる」


球磨「妹の分も含めて間宮券５枚で手を打つクマ」


提督「むしろそれくらいさせろ。今回は皆に迷惑をかけてるからな……」


球磨「……」

球磨「……提督は最近、何でも溜め込みすぎだクマ」


提督「……そうか？そんなつもりはないが……秘書艦タッチだってしてるし」


球磨「よーし歯ァ食いしばれクマ」


提督「ごめんって今食らったら歯だけじゃなくて腰の骨まで砕けちゃう」

球磨「一人で資材備蓄表とにらめっこして、情報得るために上官に頭下げて」


球磨「艦娘のフォローに気を使って、頼まれたら誰からだって笑顔で厄介事引き受けて」


球磨「……そんなんじゃ、いつか壊れちまうクマ」


提督「……使い古したセリフだけどな」


提督「お前たちが海の上で戦う代わりに、俺は陸で戦ってるんだ。これぐらいやって当たり前」


球磨「そんなの知ってるクマ。少しは休めって言ってるクマ」

球磨「例え海が平和になったとしても、提督が一緒じゃなきゃ……意味がないクマ」


球磨「迷惑くらい好きなだけかけろクマ。そもそも提督の迷惑なんざ屁でもないクマ」


提督「……」


球磨「球磨だけじゃなく、多摩も、北上も大井も木曾も」


球磨「この鎮守府の艦娘全員が、そう思ってるクマ。絶対」


球磨「だから……何かあったら球磨を呼んで。愚痴ぐらいなら付き合ってあげるから、ね」

提督「……ありがとな、姉ちゃん」


球磨「……まったく。出来の悪い弟を持つとお姉ちゃんは大変だクマ」ﾆｺ

こんな感じで一人数レスずつお世話してもらおうかと思ってます。

今回は最初だったので自分の好きな子で書きましたが、この子にお世話されたいとか書いてもらえたら対応していこうと思います。

皆もぎっくり腰には気をつけてね。

乙です
気を付けろと言われてもどう気をつければ良いのか

>>31
体重管理、腰回りの筋肉の維持、長時間椅子に座り続ける事を避ける
屈んで物を持つ際に無理な姿勢をとらない、とかそんなとこやろ
マジな話ホント急に来るぞ