花陽「お腹空いたぁ……。でも、財布を家に忘れてきちゃったし……」
凛「お~い!かよち~ん!」
花陽「あっ、凛ちゃん」
凛「今、部室でみんなでおにぎり作ってるんだ。かよちんも来なよ」
花陽「ほんと!?」
凛「かよちんはおにぎり大好きでしょ?みんなで一緒に食べ比べにゃー!」
――やったー!これでお昼を乗り切れるよぉ!それにみんなが作ったおにぎりがどんなのかも楽しみ!
部室――。
花陽「わぁ~~!こんなにたくさんのおにぎり~~!それじゃあ、さっそく>>3ちゃんのから食べようっと」
おにぎりの種類>>5
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にこ
ツナマヨ
花陽「にこちゃんのはツナマヨなんだね。マヨネーズとツナの割合がちょうどいい感じだよ。さすが、にこちゃん」
にこ「当り前よ。にこはほぼ毎日料理はしてるしね。それに、ツナもマヨも安くてお手軽で、いろんな料理に使えるから、家にたくさんあるし」
穂乃果「へぇ、にこちゃん、なんか主婦みたい」
にこ「誰が主婦よ。それを言うなら、『クッキングアイドルにもなれるね~』とか『節約もできるアイドルって素敵!』とか言いなさいよ」
花陽(もぐもぐ)
凛「かよちん、早くも二つ目だにゃ。そういえば。かよちんはまだ、みんながどんなおにぎりを作ったか知らないんだよね」
花陽「うん」(もぐもぐ)
凛「りんもよく見てなかったけど、みんな、ちゃんとまともな材料で作ったのかな?」
花陽「ン?」
海未「確かに……。面白半分でありえないものを入れかねない人がこの中にはいますからね。例えば、>>9」
おにぎりの種類>>13
穂乃果「え~。そんなことないよ」
海未「じゃあ、なに入れたか言ってみてください」
穂乃果「えっとね。ランチパックをそのままお米で包んだ巨大おにぎり!」
海未「ほらやっぱり!なんでご飯にパンなど入れるのですか!!」
穂乃果「だって、パンは最強なんだよ!パンがあれば、穂乃果は幸せなの。だから」
海未「だからって……!」
ことり「まぁまぁ、海未ちゃん。焼きそばパンとかあるし、穂乃果ちゃんもご飯に合うランチパックを選んだんだよ、きっと」
穂乃果「ことりちゃん、察しがいい!今回は>>19にしてみたよ!!」
特注の海未ちゃんの愛液味
バタン
凛「かよち~~ん!!?」
花陽「ぱ……パンとごはんの相性以前に……。なにか……恐ろしいモノのへんりんを見たよ……」(ガクッ)
海未「なんてことをしてくれたんですか!!あなたは最低ですッ!!」ビンタ
穂乃果(ヒョイッ)「うわぁ~~!!海未ちゃんが怒ったぁ~~!!」
海未「私の愛の蜜は穂乃果のためにあるんです!それを他の誰かに食べられるなんて、私……!」
穂乃果「……海未ちゃん?」
海未「私、とても悲しいです!!」(グスッ)
穂乃果「海未ちゃん……。海未ちゃーーん!!」
ダキッ
穂乃果「ごめんね、海未ちゃん。穂乃果、海未ちゃんの事考えてなかった。愛の蜜はわたし達二人だけの特別なものなんだね」
海未「はい……。穂乃果の蜜は私のもの。私の蜜は穂乃果のものですよ」
穂乃果「今日、うちに泊まりに来て。いっぱい愛してあげる」
海未「ふふっ、今日は寝かしませんよ?」
絵里「ハ……ハラショー……」
希「メンバーの花園な事実を今見たわ……」
凛「そんなことより、かよちんをなんとかするにゃー!>>22のおにぎりで口直しするにゃー!!」
おにぎりの種類>>26
凛
かよちんの瘡蓋
花陽「血の……味……。この形……硬さ……。わたしのかさぶただ」
真姫「よく分かったわね!?ちょっと、イミワカンナイ」
凛「意味わかんないのはこっちにゃ!!なんで!かよちんのかさぶたを入れているんだにゃ!!」
真姫「ほら、花陽、よくケガするし。材料が手元になかったから、手当の時にとっておいたのを入れておいたのよ。鉄分入ってるし」
花陽「なんか……調子が良くなったような気がする……」
真姫「倒れた人には鉄分が一番!かさぶた入れて正解だったでしょ?」(ドヤァ
凛「ますます意味わかんないにゃ!!なんでそこでドヤ顔が入るにゃ!!もう!もっとまともなおにぎりはないの?!」
>>30「私の食べる?」
おにぎりの種類>>35
安価凛じゃない?
下で
>>30そこはご想像で
再安価したで
真姫の下の毛
>>35
もう一回、おにぎりの種類再安価下2
凛「凛のおにぎりが一番にゃ!」
花陽(もぐもぐ)「甘い……?凛ちゃん、なに入れたの?」
凛「噂のチョコレートにゃ」
花陽「チョコレート!?噂ってどんな噂!?」
凛「噂は噂にゃ~」
花陽「も~、ダレカタスケテー!」
真姫「あんたも大概ね。どんな味覚よ」
花陽「これは、>>40ちゃんのかな?」
おにぎりの種類>>41
海未
おかか
海未「それは私のですね」
花陽「おかかだぁ~!なんか久々に王道のおにぎりを食べたような気がするよ~」
海未「今までの三人がおかしかっただけですよ。まったく、反省してくださいね」
穂乃果・真姫・凛「すみません」(←怒られた
花陽「次は、>>43ちゃんのにしよう」
おにぎりの種類>>44
絵里
いちごジャム
花陽「絵里ちゃん。これって、いちごジャムだよね?」
絵里「ウソ!?梅干しの梅肉を入れたはずよ!?」
花陽「間違ってるよ~~!」
絵里「で、でも、東北とかは甘い赤飯が主流とか言ってたし。あり、よね?」
花陽「なしだよ~~!いちごの酸っぱさとご飯がミスマッチだよ~~!」
にこ「やれやれね。好きな具を入れようとは言ったけど、これほどとは……。>>46は何作ったの?」
おにぎりの種類>>48
希
阿寒湖のマリモ
希「うちのおにぎりは阿寒湖のマリモや!」
全員「…………」
希「なんや。聞いて驚いた?」
にこ「驚いたっていうより、呆れてんのよ!アンタがこの流れでまともなものを作ってこないと思ってたけど、阿寒湖のマリモなんてどう反応すればいいのよ!!」
希「えっと、『わぁ~、みずみずしい』とか?」
にこ「みずみずしいどころかベチャベチャよ!!」
花陽「あ、あとはことりちゃんだね」
凛「ことりちゃんなら安心にゃー」
ことり「ことりは、>>51」
チーズケーキ
花陽「ドウナンテンノー!?えっ、チーズケーキ!?チーズケーキをおにぎりにイレチャッタノー!?」
ことり「うん……。好きだから」
花陽(もぐもぐ)「う~~。やっぱり合わないよ~~」(涙目
穂乃果「でも、どうするの?最後に残った良心のことりちゃんがこれじゃあ、ssが締まらないよ」
真姫「ssってなに?イミワカンナイ」
花陽「みんな!おにぎりの事、全然わかってない!!私、小泉花陽が本当のおにぎりを食べさせてあげる!!」
そうビシッと言ったあと、かよちんはご飯を手にすると、慣れた手つきでおにぎりを作り上げたにゃ。かよちんが作っている姿は、りんも含めてみんなも目を奪われたにゃ。
そうして、できたのが……>>下2
凛「かよちん……、これって……」
りんに見えるのは真っ白な空間とそこに一緒にいるみんな。なんだか、ほっこりとした匂いがして暖かい気持ちになる。
花陽「凛ちゃん。人とごはんは一心同体なの。そして、わたし達は今、大きなおにぎりの中にいるの。ここにいれば、みんな幸せ。ほら、見て見て」
りんは、かよちんの指す方へ見たにゃ
海未「はぁ……」
ことり「しあわせぇ~~」
真姫「なんて気持ちいいの……」
希「ワシワシさえも超える桃源郷がここにあったんやなぁ」
にこ「も~食べられない~」
絵里「いちごジャムを入れた私でさえ許してくれるなんて、どこまで懐が大きいの……」
穂乃果「ほのか、もうパンなんていらない。ごはんがあれば幸せ~~」
パン派である穂乃果ちゃんまでも気持ちよさそう。
すると、かよちんはりんに手を差し伸べてきた。
花陽「これが世界の真実だよ。さぁ、凛ちゃん。いっしょにいこう」
天使にゃ……。
りんは、かよちんとならどこまでもいけるような気がするにゃ。
りんは喜んで、かよちんの手を取ったにゃ。
――こうして、かよちんのおにぎりはアイドル研究部の部室を超え、音ノ木坂学院を超え、地球全部を包んでいったにゃ。
みんな、とてもしあわせそうだにゃ
おわり
初めての投稿です。
なれないところもありましたが、お付き合いいただきありがとうございました
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