μ’sメンバーと暑い夏 (21)

海未「暑いです…」

ミーンミンミンミーン

ミィィ~~ンミンミンミィィィ~~ン…

「暑いです」

ブゥゥゥゥン

「扇風機の風が気持ちいいです…」

チリリ~~ン

「風鈴も風情があっていいですね…」

ゴロゴロ

「こうして畳の上で昼寝をするのもいいですね…」

――――スゥ――ッ……

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ピンポーン

「――っん?…誰でしょう…?」

ガチャッ

「海未ちゃ~ん!」

「穂乃果…」

ブゥゥゥゥゥン

穂乃果「いや~ごめんね海未ちゃん。家のクーラーと扇風機が壊れちゃって・・・」

海未「それは大変でしたね。どうぞゆっくりしていってください―――」

穂乃果「ありがと!海未ちゃん!いや~っ扇風機って気持ちイイねぇ~~っ」

チリリ~ン

海未「穂乃果」

穂乃果「なあに、海未ちゃん」

海未「かき氷、食べませんか?」

ガリガリガリ・・・
ザクザクザク・・・

穂乃果「ひぃ~~っ頭がキンキンするぅ~~!」

海未「一気に食べるからですよ…」

ゴロゴロ

スゥーッ・・・
ムニャムニャ・・・

ミーンミンミンミーン

海未「んっ…穂乃果、そろそろ…」

ムニャムニャ

海未「…気持ちよさそうです。穂乃果の家の人に事情を説明して、
   もう少し寝かせてあげましょう…」

にこ「暑い…」

「暑い…」

「暑いっ…」

「頭が…クラクラするわ…」

「もう、ずっとサウナにいる気分…」

「あっ…マンションが見えたわ…」

「あそこにいけばクーラーと、こころ達が…」

「早く…マンションへ…」

「もう、なんで大銀河No1アイドルのにこにーがこんな暑い中…」

「完全に39度をナメてたわ…」

「今、何時…かしら…」

「げっ!丁度2時じゃない…一日で一番暑い時じゃない…」

「で、でも…これを乗り越えれば…」

「この暑さの地獄から…天国へ…」

「んっ!?あれは…」

にこ「ま、真姫…ちゃん…?」

真姫「ハァ…暑すぎるわ…」

にこ「真姫ちゃん!」

真姫「に、にこちゃん!?」

にこ「暑くて、もうダメ…」バタッ

真姫「!も、もう…!私に倒れないでよ~っ!家はすぐそこでしょ!?」

にこ「げ、限界にこ…」

真姫「ええっ!?もっ…しょうがないわね…家まで連れてくわ…」

ハァ・・・ハァ・・・

真姫「にこちゃん、しっかり歩いて!」ハァハァ

にこ「う、うん…」グデー

真姫「ほら、もうおマンションは目の前よ!」ハァハァ

(エレベーター)ウィィィィィン
真姫「エレベーターは涼しいわ…」

真姫「さっ!にこちゃん!ゴールは目の前よ!(エレベーターの外は暑い…)」

にこ「ふんっ!…」

真姫「さぁっ、ついたわ…(私まで倒れそう…)」ハァハァ

ガチャッ

こころ「あっ!お姉さま!どうしました!?」ここあ「お姉ちゃん!」
   「あっ!真姫さん、いつもお姉さまがお世話になってます。どうぞ中へ!」

真姫「あ…ありがとう…」

  「さっ、にこちゃん!」

にこ「!…ここは天国だわ!…」

真姫「フフっ感謝しなさいよ!…」



〈おまけ〉こたろー「ばっくだんさぁー」まき「う゛ぇぇ!?」

花陽「夏といえば!!」

「青い空!白い雲!そして…」

「白いお米!!」

ことり「花陽ちゃん…」

花陽「いやあ……夏に食べるお米はおいしいねえ~~」

ことり「花陽…ちゃん…」

花陽「青い空と白いお米の色合いが…最高ですっ!」もぐもぐ

ことり「あ…っ」

花陽「ことりちゃんも食べなよ!炊き立てのご飯!!」もぐもぐ

ことり「えっと…」
   (どうしよう…こんなにおいしそうに食べているのに・・・)

花陽「さて、おかわりっ!いや~おいしいなァ~」

ことり「うっ…」
   (花陽ちゃん、部室用に炊飯器を用意してまで食べてるから…」

ガチャッ

凛「か~よちんっ!」

花陽「おおっ!凛ちゃん!」

凛「おいしそうなご飯だにゃ!」

花陽「どう?凛ちゃん、いっぱいあるから食べてもいいよ!」

凛「いいのっ!?じゃあ、いただきますにゃ!」

ことり「(あーんっますます止められないよォ~)」

花陽「5はいめ!」

凛(か…かよちん?…)

ことり(は、花陽ちゃん…)

花陽「へへ…」

花陽「ごちそうさまでした!」

凛(か、かよちん…すごい…にゃ…)

ことり「10ぱい目まで食べちゃった…」

花陽「いや~っおなかパンッパンッ!」
  「幸せ~~っ」

ミーンミンミンミーン

花陽「ふんっ」

凛「かよちん…」

花陽「お腹が…」

ことり「ちょっと食べすぎちゃったね…」

花陽「暑いし、お腹がパンパンだし…苦しい…」

ことり(やっぱり止めておけば…」

凛「あ…暑いにゃ…」ハァハァ

ことり「花陽ちゃん…大丈夫…?」ハァハァ

花陽「だ…だれか…お水を…」グデー

ことり「がんばって!すぐそこに自動販売機が…って…」ハァハァ

凛「なんでこういうときに壊れるんだにゃ!」ハァハァ

ことり「あ~~んっもう私も限界だよ…」ハァハァ

凛「!支える人が限界でどうするにゃ!?」ハァハァ

ことり「凛ちゃん…あとは…」ハァハァ

凛「え!?凛が一人で支えるの~~?」ハァハァ
 (でも、かよちんのためなら!)


3人「ダレカタスケテー!」

終(まだ続きます)

絵里「暑いわ…」

希「そうやね…

・・・・・・

絵里「なんでこういう時にエアコンが使えないのよ…」

希「定期点検やししょうがないんやない?」

絵里「それは…そうだけど…」

希「とにかくウチらは、生徒会の仕事をやらんとね」

絵里「そうね…」

・・・・・・

希(でも、ちょっとこれは危ないやろな…)

絵里(熱中症にならないかしら…?)

・・・・・・

希「そろそろ切り上げよっか」

絵里「熱中症になったらいけないものね」

ガザガザ…
ガラガラ…

絵里「うっ!廊下もだいぶ暑いわね…」

希「今日の最高気温は例年より高いそうやし…」

絵里「早く出ましょう…」

ミーンミンミンミーン

絵里・希「うわ!暑い!」

希「外のほうが校舎の中よりはるかに暑いやね…」

絵里「日ざしが肌に直接当たって…汗が止まらないわ」

希「日陰で少し休んでこか?」

ミーンミンミンミーン

希「これじゃあいつまでたっても帰れんな…」

絵里「生徒会室のほうがはるかにマシよ…」

希「そうやね…でも、もう施錠してもうたし…」

絵里「ずっとここにいるわけにもいかないし一緒に帰りましょう」

ミーンミンミンミーン

絵里やっぱり暑いわね…」

希「エリチ、なにか飲まへん?」

絵里「そうね…そこの自販機でなにか買いましょう…」

プシュッ!(希パワーを注入したわけではない)
ゴクゴク・・・

絵里「ふぅ…最高だわ!ってあれ?希は?」

希「あ、ウチ、お金…忘れたんや…」

絵里「じゃあ、私の飲んでもいいわよ」

希「エリチ…」ゴクゴク・・・

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