エトナ「それは殿下が『バカ』だからですよ」ポチポチ
ラハール「オレ様はバカではない!」
エトナ「クリチェフスコイ様の後を継いだんですから、ちゃんと教養も身につけて下さい」ポチポチ
ラハール「……なら、なぜ人間界の学校に通わなければならないのだ!」
ラハール「別魔界の魔翌立邪悪学園で、良いではないか!」
エトナ「あそこ、まともに授業しないじゃないですか」ポチポチ
エトナ「殿下の事だから、遊びまくるに決まってます」ポチポチ
エトナ「……ハァ。もう一ヶ月も同じ問答を繰り返してるんですから、そろそろイザナミ(無限ムープ)から脱出させて下さいよ」ポチポチ
ラハール「おい、エトナ。家来のクセに、オレ様の話の最中にメールを打つな!!」
ラハール「——。待て、何処にメールを送ろうとしている」
エトナ「決まってるじゃないですか。殿下を愛してるシシリーちゃんにですよ」ポチ
メール 送信 シマシタ
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370368567
ラハール「なん……だと」
エトナ「シシリーちゃんが、「お兄ちゃんが中々帰ってこない」って言ってましたよ」
ラハール「当たり前だ! 最近のシシリーと居ると、身の危険を感じるのだっ」
エトナ「ああ、フロンちゃんが天使長になったって報告に来た時に、シシリーちゃんに兄妹物のヤヴァイ物をダンボールで10箱ぐらい渡してましたからねー」
ラハール「……シシリーが「お兄ちゃん……愛さえあればキョウダイでも構わないよね」と言って迫ってきた時は、久しぶりに冷や汗を掻いたぞ」
ラハール「フロンのヤツ……。大天使になってから、頭螺子が何本か飛んだのではないか?」
エトナ「最近の天使は、悪魔よりも質が悪いですからねー」
エトナ「人間を騙して、神に祀り上げて、消耗品扱いしたりとか」
ラハール「……やけに具体的だな」
ラハール「むっ……、この天使力はシシリーか。ウッ……」ガクッ
エトナ「そう言えば、殿下ってば、珍しくダメージを受けてますね。拾い食いでもしたんですか?」
ラハール「するワケないだろッ! 白髪の目つきの悪いガキが、このオレ様にガンつけて来たから
殴り飛ばしたら、なぜか少しダメージを受けただけだ」
エトナ「へぇー。修羅界のプリニガーX・轟ですら、今の殿下にはダメージを与えられないのに」
エトナ(それに殿下にだけは目つきが悪いガキって言われたくないでしょうね〜)
ラハール「ふん! オレ様のワンパンチで沈むようでは、論外だかな!!」
エトナ(いや、殿下の一撃を受けたら、普通、死にますって)
エトナ「ま、ダメージ受けたんなら、シシリーちゃんに言って回復魔法を受けたらどうです?」
ラハール「……」
シシリーの治療を受けた場合……
シシリー『ほら、お兄ちゃん。服を脱いで。治療できないからッ』
ラハール『待て。なぜ服を脱ぐ必要がある!』
シシリー『治療をするからだよ!』
シシリー『もう、お兄ちゃんったら我侭なんだから。しょうがないな』ヌギヌギ
ラハール『待て、なぜ脱ぐ!!』
シシリー『お兄ちゃんが脱がないからだよ。私が脱げば、お兄ちゃんも脱ぐよね?』
シシリー『……それとも脱がして欲しい?』
ラハール「グハッ——!」
エトナ「殿下ー、人の部屋で吐血しないでくださいよ。血って中々落ちないんですからねー」
ラハール「吐血した主に対していう言葉それか……っ。相変わらずろくでもない家来だな」
エトナ「そりゃ殿下の家来ですらねー」
ラハール「……ふんッ」
トントントントン
シシリー『お兄ちゃん、居るんだよね! 大人しく出てきなよ』
ラハール「くっ……。もう来たのか」
ラハール「エトナ。シシリーの足止めをしろ。その間にオレ様は戦略的撤退をする」
エトナ「戦略的撤退って、要は逃げじゃないですか」
ラハール「逃げるのではない!! 戦略的撤退だ!」
エトナ「ハイハイ。でも、アタシには関係ないので、足止めはしませんから」
ラハール「——ほぅ。では、ゼノリスにお前のこと」
エトナ「オーケー、分かりました殿下。シシリーちゃんは足止めしますから、あのシスコン兄貴には何も言わなでください」
ラハール「良いだろう、交渉成立だ」
ラハール「それでは、オレ様は窓から行く。後は頼んだぞ」
ラハール(エトナの所から戦略的撤退したのは良いが、さて何処に行くか)
???「ほぅ、そこにいるのは魔王ラハールではないか」
ラハール「むっ。その声は、プリニー教育係のヴァルバトーゼだな」
ヴァルバトーゼ「久しいな。まさか、こんな所で会うとは思わなかったぞ」
ラハール「それはコッチの台詞だ。プリニー教育係が、学園都市で何をしているんだ」
ヴァルバトーゼ「……。小娘の付き添いだ」
ヴァルバトーゼの見る方向に、プリニー帽子を被った少女・風祭フーカの姿があった。
更にその横には同じ顔をした少女が何人もいた。
ラハール「なんだ、あの、フーカの周りにいる同じ顔をしたヤツらは」
ヴァルバトーゼ「ああ、アレか」
ヴァルバトーゼ「ある人物ののクローン人間らしい。約10000体ほど地獄に来たが、プリニーの皮不足でな。しばらくはあのままにしている」
ヴァルバトーゼ「小娘の相手をするにはちょうど良い存在だ」
ズドォォォォォォン
強盗1「ヒヒヒ。たんまり金を頂いたぜ」
強盗2「これだけあれば、当分は困らないだろう」
強盗3「さっさと引き上げようぜ」
???「『風紀委員』ですの!! 器物破損及び強盗の現行犯で拘束します!!」
強盗2「ちぃ……。もう風紀委員のお出ましかよ」
強盗1「おい、あそこにいる触手みたいな髪をしたガキを人質にとって逃げるぞ」
強盗3「おうよ!」
すみません。
途中ですが、今日はここまでです。
明日か明後日にはまた投稿をします
ディスガイア勢の時系列はディスガイアD2の流れを組んだ魔界戦記ディスガイア4の後日談と魔界オールスターバトルの後。
とある勢の時系列は、夏休み明けの新学期(6巻)から体育祭「大覇星祭」間(9巻・10巻)の間。
ラハールとエトナとシシリーは中学生として学園都市に在籍。
それぞれ別の学校に通っています。
ラハールは共学。エトナは一般女子校。シシリーは常盤台中。
シシリーはクリチェフスコイ並の圧倒的カリスマ性で、転校して数日で女王に並ぶ派閥が、本人の意志に関係なく勝手に出来てたりします。
メテオインパクト・改は、対上条さん用の奥の手ということで、あまり出て来ません。
流石に隕石を落としたら、熱や衝撃とかは「幻想殺し」で無効化出来たとしても、重さまでは無かったことに出来ないでしょうし。
隕石の直撃を受けても死にそうにないのは、上条クオリティと言う事でw
魔法に関しては、使用者によって威力とか変わってくるため一概には言えないです。
強盗3「おい、ガキ! 痛い目に合いたくなかったら、大人しく人質になりやがれ!」
ラハール「……おい、まさかオレ様の事か?」
強盗3「当たり前だろ!」
ラハール「この魔王たるオレ様をガキ呼ばわり挙句に、人質にするとはいい度胸だな!!」
ラハール(……む、待てよ。ここで怒りに任せて魔王玉を奴らに喰らわしても一円の得にもならん)
ラハール(人質のフリをして人気のない場所まで行った時に、強盗を潰し、コイツらが奪った金を迷惑料として奪ったほうが得だな)
ラハール「ハァーッハッハッハッハッ!! 良いだろう、人質になってやる」
強盗3(な、なんで人質になるクセに、こんなに偉そうなんだ……?)
シシリー「お兄ちゃん!! やっと見つけたよ!!」
ラハール「シ、シシリー!?」
シシリー「もう、大人しくしてよ、お兄ちゃん。
それとエトナさんから、お兄ちゃんが怪我をしてるって聞いたよ。治療をするから、まずは服を脱いでくれる?」
ラハール「エトナのヤツ——。足止めを満足に出来ないばかりか、余計なことを」
ラハール「そもそもなぜ服を脱ぐ必要がある!! 魔法での治療なら脱ぐ必要がないだろ!」
シシリー「あるよ! ちゃんと隅々まで確認しないとダメなんだから!」
ラハール「隅々まで確認する意味が分からないぞ!」
シシリー「妹として、お兄ちゃんの身体の隅々まで知っておかないとダメなのっ!!」
ラハール「治療と関係ないではないか!!」
強盗3「おい! いい加減にさっさと人質になりやがれ!」
ラハール「うるさい! 今はお前などを相手にしている暇などない!!」
魔王玉!!(一つ玉.ver)
強盗3 TOTAL DAMAGE 約52,000,000!!
強盗1「お、おい、な、なんなんだ、あの、ガキ……」
強盗2「アレ、レベル4、いや、それ以上の火力だぞ」
強盗1「と、とりあえず、逃げるぞ」
強盗2「ちょ。アイツはどうするんだよ!」
強盗1「知るか! 放っておけッ」
ヴァルバトーゼ「ホゥ、不利になると自分の仲間を見捨てるか……。その腐った根性、再教育してやろう!」
ヴァルバトーゼ「我の空間へようこそ……。悲鳴をあげろ、イワシのような!!」
ブラッディホール!!
強盗1・強盗2 TOTAL DAMAGE 約9,500,000!!
ヴァルバトーゼ「再教育完了——」
ラハールはシシリーに迫力に押され、この場を逃走をした。
それを追いかけるように、シシリーもこの場を後にする。
残ったのは、事態に付いていけない『風紀委員』と、ラハールから魔王玉を受けた強盗3、ヴァルバトーゼに再教育された強盗1&2。
そして……
ヴァルバトーゼ「……。クリチェフスコイよ、そこにいるのだろう?」
クリチェフスコイ「気づいてましたか」
ヴァルバトーゼ「魔王ラハールを兄と呼んでいたからには、お前の娘なのだろう。逢わなくてよかったのか?」
クリチェフスコイ「ラハールからシシリーの事は聞いています」
クリチェフスコイ「……シシリーの出生にはちょっとした事情があり、どのように逢えば少し迷っているのですよ」
ヴァルバトーゼ「——例えどんなカタチであり、子供は親が恋しいものだ」
ヴァルバトーゼ「あの小娘でさえ、そうだったからな」
ヴァルバトーゼはフーカを見て呟いた
クリチェフスコイ「そう、ですね」
クリチェフスコイ「——それでは、とりあえず二人の後を追うことにしますので、失礼します」
アルティナ「あ、吸血鬼さん」
ヴァルバトーゼ「アルティナか。地獄で何か異変でも起きたのか?」
アルティナ「……えっと、異変と言えるか、微妙なのですけど、ちょっとした事態が起きましたの」
ヴァルバトーゼ「?」
アルティナはヴァルバトーゼに、白い手紙を渡した
ヴァルバトーゼ「なんだ、これは?」
アルティナ「オメガヒールの管理人からの手紙ですわ」
インデックス『私が本編にあまり出られないのは、貴方達が頻繁にオメガヒールを使って私を呼ぶからなんだよ!
だから、しばらくの間、ボイコットするからね!』
ヴァルバトーゼ「ふむ。これは悪いことをしたな」
アルティナ「……相変わらずですわね。吸血鬼さん」(少し呆れ)
アルティナ「オメガヒールの管理人……インデックスさんは、どうやらこの街にいるようですわ」
ヴァルバトーゼ「そうか。ならば、小娘の約束をやり通した後に、向かうとしよう。詫びのイワシを大量に持ってな!!」
アルティナ(……大量のイワシは、嫌がらせと思われないでしょうか?)
・路地裏
ラハール「ハァハァ——。ここまでくれば大丈夫だろう」
ラハール「……ん。あそこにいるのは」
1.「不幸だー」と叫ぶツンツン頭の学生
2.「ラブ&ピース!」「ラブ&ピース!」と愛の普及活動をする顔見知りの大天使
3.殴り飛ばした幼女を連れた目付きの悪い白髪の少年
間違えました。
3.幼女を連れた、殴り飛ばした目付きの悪い白髪の少年
†次回予告†
エトナ「学園都市に咲く可憐で、か弱い、一輪の華、エトナ!」
ラハール「可憐でか弱い? 誰の事だ」
エトナ「そんなエトナの前に、数多の女を泣かせた学園都市最悪の女誑し・上条当麻が現れる!」
上条「上条さんは紳士ですよー」
エトナ「フラグ建築一級の魔の手に、為す術もなく上条との距離が縮まっていくエトナ!」
エトナ「しかし、そんな二人の元に、上条によって捨てられ、そのショックで魔界に堕ち、魔王クラスの力を得た魔人・御坂美琴が現れる!!」
御坂「ちょっと! 私とアイツは、そ、そんな関係じゃないわよ!! それに捨てられてないし!」
エトナ「一人の男を巡り、魔神と魔人の戦いが今始まる!」
エトナ「次回、学園都市戦記エトナ 第二話
『セクスィービームvs.セクスィーエレクトリック』」
???「二人が争っている隙に、上条さんを頂いちゃうゾ☆」
エトナ「な、最後を持っていかれた——ッ」
本日はここまで。
続きは1〜3で支持が多かったものにします。
フロン「ラブ&ピース! ラブ&ピース!」
ミサカ00205「ラブ&ピース! と、ミサカは面倒くさそうに言います」
ミサカ00809「プリニーの強制動労の方がマシだったのでは、と、ミサカは深い後悔に襲われています」
ミサカ01003「時給2,000ヘルでなければやってられません。と、ミサカは呟きます」
フロン「声が小さいですよ。もっと大きな声で言ってみましょう!」
フロン「ラブ&ピース! ラブ&ピース!」
ミサカ達『ラブ&ピース! ラブ&ピース!』
ラハール「……おい、フロン。何をしているのだ」
フロン「あ、ラハールさん」
フロン「もちっろん! 愛の布教活動ですよ?」
ラハール「その周りにいるのは、なんだ?」
フロン「地獄にいるミサカシスターズの皆さんです。コッチだとプリニーさんは目立っちゃいますから、ヴァルバトーゼさんに言って借りました」
フロン「プリニー帽子を被っているのが目印です♪」
ラハール「……そんな事はどうでもいい! 愛の普及活動をしたければ、ナ○ック星や、ガ○ラス星でしろ!」
ラハール「オレ様に言わずに勝手に天使長になって魔界を出て行ったクセして、どうしてこんな所にいる!!」
フロン「まだ怒ってるんですか? あの時も天界まで殴りこんできて大騒動したのに……」
フロン「私が此処に居るのは、学園都市で行われる体育祭『大覇星祭』なイベントに呼ばれたためです」
ラハール「なんだと……」
フロン「実はですねぇ、私が乗るグレートフロンガーXと、フーカさんが乗るプリニカイザーXXが、勝負することになったんです!」
フロン「むふぅー。しかも、しかもですよ? アルティナちゃんが持ってきてくれた魔界オールスターバトルの優勝賞金で、絶賛強化中なんです」
フロン「いやー、やっぱりひと目の付かない場所で戦うよりも、寒極がいる場所で戦ったほうが面白いですからね!!」
間違い
フロン「いやー、やっぱりひと目の付かない場所で戦うよりも、寒極がいる場所で戦ったほうが面白いですからね!!」
↓
フロン「いやー、やっぱりひと目の付かない場所で戦うよりも、観客がいる場所で戦ったほうが面白いですからね!!」
フロン「ラハールさんも、しばらくは学園都市にいるんですか?」
ラハール「……不本意だがな」
フロン「それじゃあ、しばらくの間は、あの頃のように一緒ですね」
ラハール「ふん」
ラハール「……フロン、一つ言っておくぞ。天使長になったとはいえ、お前はオレ様の部下だからな!! その事を忘れるなよッ」
フロン「——。はい、ラハールさん」
ミサカ00205「何やら急に周りの温度が上昇したと、ミサカは二人を見ながら思います」
ミサカ00809「天使長と魔王の恋路はありなのかと、ミサカは少し疑問に思ってしまいます」
ミサカ01003「これが噂のラブフィールドなのかと、ミサカは勝手に解釈します
ラハール「……おい、そこのミサカシスターズ。さっきから好き勝手言ってくれるな」
ラハール「一つ言っておく。あくまでオレ様は、部下としてフロンを接しているだけだ! 他に理由など無いっ」
ミサカ00809「はい、ラハール様の言うとおりです。と、迫力に押され、ミサカは自分の考えとは反対の意見を言う事にしました」
ミサカ01003「ラハール様の言うとおりです。と、ミサカは視線を逸らして言いました」
シシリー「あ、お兄ちゃんっ。やっと見つけた!! あ、それにフロンさんも……」
ラハール「しまった……。フロン、お前の所為で迫られているのだ。責任を取れ!!」
フロン「……責任ですか? 分かりました」
>>59
1.ラハールさん結婚しましょう
2.シシリーさん落ち着いて下さい
3.その前に、どこまで進展したのか教えて下さい
1以外ありえない
フロン「ラハールさん、結婚しましょう」
シシリー「——な!!」
ラハール「グハッ! ゲホッゲホッ、、結婚だとッ。な、なぜそうなるっ!!」
フロン「? 責任を取れと言ったじゃないですか。皆さんも聞きましたよね」
ミサカ00809「雷速の速さで録音しました。と、ミサカは正直に答えます」
ミサカ00205「これが告白かー、とミサカは今後の展開が気になりドキドキしてきました」
ミサカ01003「ミサカネットワークの反響が凄いです。と、ミサカは呟きます」
シシリー「ちょ、ちょっと、どうして結婚なんて話になってるの?」
シシリー「お兄ちゃん! 私から逃げている間に、フロンさんに何をしたの!? 正直に答えてっ」
シシリー「で、ないと、極天ナックルをするからっ」
ラハール「ま、待て、オレ様はフロンに何もしてないッ。そこのミサカシスターズが証人だ!」
ミサカ00205「確かにラハール様は、何もしてませんが、フロン様にずっと俺のそばにいろ……的な解釈ができる言葉を言いました。と、ミサカは淡々と答えます」
ミサカ01003「その後に、ラブフィールドが発生しました。と、ミサカは現実を突きつけるように答えます」
シシリー「うぅぅぅぅ——。フロンさん! こうなったら、お兄ちゃんを賭けての勝負だよッ」
フロン「シシリーさん、愛は賭けるようなものじゃないですよ」
シシリー「分かってる! でも、納得出来ないし、したくないっ! お兄ちゃんと結婚するのは、妹の私なのっ」
フロン「……。分かりました。シシリーさん、それではラハールさんとの愛を賭けて戦いましょう!」
シシリー「うん。フロンさん、絶対に負けないよッ!!」
フロン「私も負けはしませんっ!!」
ラハール「おいこら。オレ様のことは無視か」
今日はここまで。
続きはまた明日です。
明日は閑話で、ラハール以外で支持が多い方の視点で書きます。
1.ヴァルバトーゼ
2.エトナ
ここまで同投票数……。
とりあえずエトナを書き、余裕があればヴァルバトーゼ閣下の事を書きます。
1時ぐらいから投稿を始めます
少し時間は遡る。
シシリー「エトナさん、お兄ちゃんはどこ!?」
エトナ「んー、シシリーちゃん。悪魔に物事を頼む時はタダじゃねぇ」
シシリー「今度、エトナさんが食べたいだけのスイーツを作ってあげる!」
エトナ「殿下ならそこの窓から逃げたわよ」
エトナ「あ、殿下、怪我してるようだから、治療してあげたら?」
シシリー「お兄ちゃんが怪我!? うん、分かったよ」
エトナの返事を聞いたシシリーは、ラハールと同じように窓から飛び出ると、
天使の白い翼を動かし、ラハールが飛んでいった方向へと向かって飛んでいく。
エトナ「殿下、約束通り(1秒)足止めはしましたからね」
シシリーを見送った後、ここにはいないラハールへ向けて言った。
椅子に座り、電子掲示板にスレを立てようとすると、スマホから曲が流れる。
(エトナRook)
♪禁じられた夢♪
♪叶える為 健気に♪
♪罠仕掛ける女王蜘蛛♪
♪邪魔者には死を♪
♪ヒロインの座は譲らない♪
♪天使も悪魔も皆殺しよ♪
♪魔性の美少女 エトナ♪
エトナ「もしもし〜」
佐天『あ、エトナさん。こんにちは。これから初春と一緒に新しく出来たカフェがあるケーキ屋に行きますけど、
一緒に、どうですか?』
エトナ「ちょうどストレスが溜まってたから、甘いものを摂取したかったのよねー」
佐天『ストレス、ですか?』
エトナ「そうそう。電話だと面倒だから、行ってから話をするわ」
佐天『分かりましたー。メールにケーキ屋の場所を添付して送りますね
アーチャー(♂)「ゲ、魔神エトナ——」
アーチャー(♂)「コホンッ。いらっしゃいませ。お客様、お一人様でしょうか」
エトナ「……友達と待ち合わせよ。佐天ってコ」
アーチャー(♂)「ああ、あの将来有望な子の……。窓際の席にいます」
アーチャー(♂)
女子が好む外見の良さ(だけ)を買われバイト中。巨乳派。
貧乳であるアーチャー(♀)とは互い嫌悪する関係。
佐天「ああ、エトナさん! こっちです、こっち!!」
エトナ「……」
佐天「な、なんですか。えっと、私、なんかエトナさんの気に障る事をしました?」ビクビク
エトナ「ふっ、確かに将来有望よね。中1でそれだけあるんだから……ッ」
佐天「え……? え……?」
初春「そうですよね。もう佐天さんはレベル0でもいいと思うんですよ
家事炊事や生活能力全般の嫁スキルが高く、肉体も成熟。
それで超能力のレベルが高かったら、社会的に抹殺してたかもしれません」
佐天「ちょっと初春ー。なんか黒いオーラが出てるよ?」
初春「あ、そう言えば、学園都市の掲示板に、胸が大きい人の胸を揉んで大きくなったと言う情報がッ」
エトナ「それは試してみる価値はありそうね」
佐天「……えっと」
1.胸を優しく揉む
2.胸を強く揉む
佐天「ちょっと、待ってください! 揉まないという選択肢は?」
エトナ「あるわけないでしょう」
初春「ありませんね」
エトナ「>>91」
胸に魔砲流星群してやる
エトナ「……そんなに揉まれたくない?」
佐天「当たり前じゃないですか!!」
エトナ「エルダースピア」
真紅の魔槍を取り出すエトナ。
佐天「……え、えっと、エトナさん?」
エトナは宇宙空間まで飛翔する。
10を超える魔法陣を周りに出現させ、魔法陣からはエルダースピアが一つの魔法陣に一つ出る。
エルダスピアーは回転を始めると炎を纏う。
エトナ「行きなさい……」
一斉に放たれた炎を纏ったエルダースピアは、途中、一つの炎の塊となり、彗星のように佐天へ向けて落ちていく。
佐天「え、ええええぇぇぇぇぇ!!」
炎を纏った彗星に佐天は死を覚悟する。
だが、店へ落ちる寸前。
炎を纏ったエルダースピアは、ある人物に阻まれ、地面へ威力を無くし落ちた。
『魔砲流星群』を無効化されたエトナは、地上へと降りてくる。
ヴァルバトーゼ「無事か?」
佐天「あ、は、はい。だ、大丈夫です」
ヴァルバトーゼ「エトナよ。何があったかは知らぬが、ただの人間に魔砲流星群はやり過ぎだ」
エトナ「……」
・学園都市某所、警備員詰所
警備員1「緊急事態発生!! 魔神エトナと、暴君ヴァルバトーゼの交戦可能性あり」
警備員2「なん……だと」
警備員3「4時間前に魔王ラハールとレベル5の一方通行の交戦があったばかりだと言うのに……」
警備員2「クッ……。最悪、学園都市……いや周りの県に被害が出ることを想定しないといけないか」
エトナ「……プリニー教育係のアンタが、なんで地上にいるのよ」
ヴァルバトーゼ「小娘との約束でな。買い物に付き合わされている」
エトナ「ふぅん。吸血鬼の王がねぇ。太陽が昇った時に出てきて大丈夫なワケ?」
ヴァルバトーゼ「心配には及ばん。俺は古いタイプの吸血鬼だからな。多少のステータス制限される程度だ」
エトナ「ハッ、心配なんてしてないわよ」
ヴァルバトーゼ「>>98」
すみません。
ヴァルバトーゼ「>>98」
は、無視して下さい
フーカ「中1でそれって……。ほんと、どんな食生活を送ったらなるのよ」
御坂妹「——オリジナルがあれなので、果たして可能性はあるのかと、ミサカは絶望的な気持ちで、佐天さんの胸を見つめます」
御坂妹「しかしデータによりば、お姉さまのお母様はナイスバディだと、御坂は希望を持とうとします」
佐天「……えっと。御坂さんが、二人?」
フーカ「中1でそれって……。ほんと、どんな食生活を送ったらなるのよ」(自分のと見比べて)
御坂妹「——オリジナルがあれなので、果たして可能性はあるのかと、ミサカは絶望的な気持ちで、佐天さんの胸を見つめます」
御坂妹「しかしデータによりば、お姉さまのお母様はナイスバディだと、御坂は希望を持とうとします」
佐天「……えっと。御坂さんが、二人?」
御坂妹「「!!??」
1 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00666
お姉さまの知り合いと出会って接触中
どうすればいい?
2 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00666
01502号と共に行動中。
物陰には、02080号〜02100号まで待機中
>>101
>>102
完乱射
御坂妹に御坂妹をぶつけてもらい、一体になる
5 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00666
>>101
流石に日が沈んでいない時間帯に銃を放つのはヤバイ。
もしお姉さまにばれたら、レールガンでお仕置きされる
>>102
ミサカは魔物型ではなく、人型なので、怒ッキングは無理。
美琴「何よこの騒ぎ……っ。! な、なんで、アンタ達がここにいるの!?」
6 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00666
最悪の事態になった。
ついにお姉さまが現れた。
7 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka01502
02080号〜02100号が、お姉さまが現れたことで、ミサカを見捨てて地獄へ帰還した。
プリニーになったら真っ先に投げてやると宣言
8 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00666
3姉妹で押し通すべき?
>>106
佐天さんを眠らせる
御坂妹「すみません。と、まずミサカは謝っておきます」
佐天「……え?」
バチバチバチ
佐天「ウゥ……(気絶)」
美琴「ちょっと、佐天さんに何をしているのよ!」
御坂妹「ちょっとした電気ショックで眠らせただけです。と、ミサカは正直に答えます」
御坂妹「お姉さま。この世には知らないほうが良い事があるんです。と、ミサカは遠い目をしていいます」
美琴「……」
御坂妹「そういうことでので、失礼します。と、ミサカは先に謝っておきます」
初春「——ッゥ(気絶)」
エトナ「……ちっ。ちょっとストレスが溜まってて暴走したわ。ちょっと『魔砲流星群』はやりすぎたかもね」
アーチャー(♂)(いや、ちょっとじゃすまないだろ。——これだから貧乳は)
エトナ「あぁん!?(ギロッ)」
アーチャー(♂)「ヒィッ、な、なんでもないです。ハイ」
ヴァルバトーゼ「——とりあえずは一段落か」
フーカ「そうねー。にしても、本当に、大きいわね。この子の胸」(モミモミ)
ヴァルバトーゼ「……おい、小娘。何をしている」
フーカ「ふん。ヴァルっちには分からないわよ。胸がブラのカップ分しかない女子の気持ちはねっ!」
美琴「……」
エトナ「……」
フーカ「ま、ヴァルっちは、アルティナちゃんの豊満な胸を揉んでいるから、無い子の気持ちは分からないだろうけど」
ヴァルバトーゼ「な、何のことだ!! アルティナの胸など揉んだことなどない!」
アルティナ「——これは何の騒ぎですの?」
エトナ「く……。相変わらずムカツク胸をしてるわね」
フーカ「アルティナちゃん!! さっきヴァルっちから聞いたけど、胸を揉ませてないって本当なの」
アルティナ「な、なんの話ですか!」
ラハール「……これはなんの騒ぎだ。エトナの『魔砲流星群』が見えたら来てみれば」
シシリー「うーん。胸に関する騒ぎじゃないのかな?」
フロン「シシリーさんは、あまり胸に関する話題には乗って来ませんね」
シシリー「私はこのままでいいよ。お兄ちゃんは、つるぺたの方が好きなんだし!」
フロン「愛ですね。私もラハールさんが、望まない限りは、このままで良いと思ってますよ」
ラハール「——おい、オレ様を挟んで、不穏な空気を出すな!」
アーチャー(♂)「あの、申し訳ありません。今更ですが、他のお客様のご迷惑になりますので、もう少しお静かにしてください」
アーチャー(♂)「あ、本当に、出来たらで構いませんから。ほんと、お願いします」
魔王、魔神、暴君(プリニー教育係)、銀河皇帝を目の前にして、アーチャー(♂)は必死の勇気を振り絞って言うのだった。
今日はここまで。
続きはまた明日か明後日になります。
全員ではないですが、一通りメンバーが揃ったので、このメンツでして欲しい事があれば。
因みに初春と佐天の記憶は、ヴァルバトーゼがこの前後を曖昧にしました。
地獄から来た御坂妹は、とりあえず全員地獄へ帰りました。
学園都市に新しく出来たケーキショップ。
何時もは美味しいケーキやお菓子を販売し、学生たちに大人気の店であるが、今日だけは違った。
放課後の時間帯で書き入れ時の時間だが、アーチャー(♂)の計らいで、貸切状態となっていた。
ただ、このケーキ屋にこれほどのメンツがいれば、止む終えなしと言ったところか。
(超)魔王ラハール
魔神エトナ
魔天使シシリー
天使長フロン
暴君(プリニー教育係)ヴァルバトーゼ
銀河皇帝 風祭フーカ
大邪神デスコ
強欲天使アルティナ
レベル5第三位「超電磁砲」御坂美琴
学園都市にあるただのケーキ屋が、地球上で最も危険な場所になっていた。
佐天「……初春。私たち何か場違いな気がしない?」
初春「……奇遇ですね。私もそう思ってました」
佐天「……店を出よっか」
初春「……このメンバー相手に、席を立って帰れるならどうぞ」
佐天「……。ケーキ美味しいね」
初春「……そうですね」
フロン「はーい、ラハールさん。おーんして下さい」
シシリー「お兄ちゃん! こっちのケーキが美味しそうよっ。食べさせてあげるからあーんして」
ラハール「……」
エトナ「いやー、殿下。モテモテですね」
ラハール「エトナ。命令だ。助けろ」
エトナ「え、イヤです。殿下が困っている姿を見ながら食べるスイーツは、極上なんですから」
ラハール「——くっ」
フロン「ラハールさん。シシリーさんと、私。どっちを先に食べるんですか!?」
シシリー「もちろん、私の方だよね、お兄ちゃん!」
エトナ「うわぁ、ケーキって単語がないだけで、エロく聞こえるわー」
エトナ「ご邪魔みたいなんで、佐天ちゃん達の席に戻りますね」
エトナ「殿下は、フロンちゃんと、シシリーちゃんに挟まれてごゆっくりしていて下さい」
ラハール「…………覚えていろよ、エトナ」
デスコ「魔王と天使長さんの熱愛。胸熱デス」
シシリー「——デスコさん。何かお兄ちゃんとフロンさんが付き合っているように聞こえたけど、……私の聞き間違いだよね?」
デスコ「ガクガクガク」
フーカ「う〜ん、睨みで今のデスコを震わすなんて、さすが魔王の妹よねー」
デスコ「魔王さんと、魔天使さんも、お似合いのカップル、デス、ヨ?」
シシリー「あ、すみませーん。デスコさんに、特上パフェをお願いします」
ヴァルバトーゼ「……」
アルティナ「どうかしましたか?」
ヴァルバトーゼ「——いや、イワシを使ったケーキがないと思ってな」
アルティナ「それはそうでしょうね」
物語とはあまり関係ないけど、上条当麻を中心とした人間関係(通称・上条勢力)と、新党・地獄がガチバトルしたらどうなるだろうね
ヴァルバトーゼ「それよりもアルティナ。管理人は見つかったのか?」
アルティナ「いいえ。銀髪の白いシスター服の方なので、目立ってすぐ分かるかと思ったんですけど……」
御坂「——銀髪のシスター服?」
御坂「それってアイツと居た……」
アルティナ「あら? 貴方、インデックスさんを知ってますの?」
御坂「あー、知ってるには知ってるけど、あくまでアイツと一緒の時に会っただけだし」
御坂「——ねぇ、アンタ達。あの子にどんな用事があって探してるの」
ヴァルバトーゼ「うむ。とある事情から、オメガヒールの管理人をしていたのだが、
あまりに多く喚ぶため本編の出番が少なくなリ、ストライキに入られてな。
ヴァルバトーゼ「管理人がいなければ、承認を得れないため、その魔法が使えない」
ヴァルバトーゼ「故に説得をして戻って貰わなければならないのだ」
アルティナ(実際にはあまりオメガヒールは使ってないんですけどね。使う前に終わることが多いですし)
御坂「魔法? オメガヒール?」
フーカ「ヴァルっち。この都市は科学至上主義だから、魔法とかのオカルトの知識は低いの」
ヴァルバトーゼ「……そうなのか」
ヴァルバトーゼ「ふむ——。ただ見るだけでは退屈だろう。いっそのこと、戦ってみるか」
ヴァルバトーゼ「論より証拠だ。どうする小娘」
御坂「別にいいわよ。ただし、私はそれなりに強いわよ」
ヴァルバトーゼ「ククク……面白い」
ヴァルバトーゼ「その度胸、気に入った。戦う相手を選ばせてやる。戦いたい相手を選ぶといい!!」
今日はここまで。
御坂美琴と戦わせたい相手は以下より選んで下さい。
支援が多い人と戦わせます
1.ヴァルバトーゼ
2.エトナ
3.ラハール
4.プリニーカーチス(ヴァルバトーゼ調教済み)
ヴァルバトーゼ閣下の口調が微妙に違う気がしないでもないですが……。
とりあえず考えてみた御坂美琴のステータス
名前:御坂美琴(固有・人型・♀)
CLASS:超能力者
魔ビリティ
○恋する乙女:マップ上に上条当麻がいるときパラメーターが50%アップ
○ミサカシスターズ:マップ上にいる御坂妹一体につきATKが10%アップ
○常盤台のレベル5:自分以上のレベルの相手と戦う際、ATKが20%、それ以外のパラメーターは10%アップ
固有技
○砂鉄剣:磁力を使い砂鉄を集めて剣にしてみた。振動しておりチェーンソーみたいな感じ
○10億ボルト:黄色いネズミが放つ電撃の1000倍の威力
○超電磁砲:コインを電磁誘導で音速の3倍以上のスピードにして撃ち出す。御坂美琴の必殺技
ついでにミサカのステータス
名前:ミサカ(固有&汎用・人型・♀)
CLASS:クローン
魔ビリティ
○超電磁砲量産計画:治療する際の代金が100円(ヘル)になる。
○ミサカネットワーク:マップ上にいるミサカ一体につきパラメーター12%アップ
○姉妹の絆:御坂美琴が隣接するとき、パラメーター100%アップ。御坂美琴はATK・HITが50%アップ
固有技
○1000万ボルト:お姉さんの1%ほどの性能ですが。
○ミサカ48:48人のミサカで一斉攻撃します
○ミサカ・フルバースト:『妹達』戦闘形態・決戦兵器モード。何人足りとも逃がさない。
魔界の最下層・地獄。
そこは罪を犯した人間の魂を、プリニーに埋め込むプリニー工場や、罪を犯した悪魔が囚われている刑務所がある場所。
マグマが赤く燃えているため魔界の中でも気温は高い。
そんな地獄の一角に、コロッセウムがある。
以前は無かったが、新党・地獄には血の気の多い者が多数いるため、息抜きの意味合いを兼ねて建造された。作ったのはプリニー達であるためか、所々にヴァルバトーゼ像が置かれている。
そのコロッセウムの中には、常盤台中の体操服(白い短パン)に着替えた御坂美琴と、緑色の目付きの悪い緑色のプリニーが一定の距離を置いて対面していた。
初めは地上で勝負しようとしたが、本気でするならば、学園都市内では色々と不都合があるため、戦う場所がある地獄へと転移をした。
観客席には御坂の友達である佐天と初春、そして地獄に行く時に合流した黒子。後、三人娘に見えない位置に、御坂妹が数百体いる。
一方の地獄側は、新党・地獄のオールメンバーが揃い、治療班としてラハールの魔界から来た僧侶(男)が待機していた。
「う〜ん」
「佐天さん、どうかしましたか?」
「あ、向こうにいる『妖花族』ってどことなく初春に似てない?」
「全然似てませんけど?」
「えー、そうかな。似てると思うんだけど。特に頭の花とかさ」
「なんの事ですか?」
佐天の言葉に初春は、笑顔で答える。なのに思わずプレッシャーを受けた佐天は、思わず苦笑いをするしかなかった。
ただ、それよりも気になる事が三人にはあった。
コロッセウムの中に、地面に青色や赤色や紫色があり、その上には色がついたブロックが置かれている。
何を意味するのか疑問に思っていると、此方側にいたアルティナが説明をしてくれた。
「あれはジオブロックとジオパネルですわ」
「ジオブロック? ジオパネル? それはなんですの?」
「簡単に説明をしますと、魔界を構成する霊素です。色がついている場所をジオパネル。ジオパネルに効果を与えるのが、霊素を固定化したジオブロックですわ」
「へぇ、魔界ってそんなのがあるんですね」
「ええ。中には、無敵化できたり、無限に反撃をしなければならないのもあります」
「それでは、お姉さまが戦うこの場所にあるジオパネルとジオブロックも効果がありますの?」
「吸血鬼さんが戦いには不可欠だろうと言って置きましたの。効果は」
すみません。
短い今日はここまでです。
書き方を変えてみましたけど、今までのと今回の、どっちがいいですか? 希望が多い方の書き方にしようと思います。
ジオブロックの効果については、どんな効果がいいか受け付けます。
原作にはない効果でも可。
ミサカ48ならMSKでええやん
中ボスの活躍を期待する。中ボスのな。
>>154
言われてみれば。
なぜ打つ時に、MSKにしなかったんだろう
>>155
中ボスは難しいです。
ディスガイア4の時点で、ビューティー男爵バイ……中ボスは、大天使の力で全盛期のクリチェフスコイに戻ってますから。
コロッセウスでは、元地球勇者・プリニーカーチスと、「超電磁砲」御坂美琴のバトルが繰り広げられていた。
地面が青い部分のジオパネルには、「無敵化」「遠距離 近距離 攻撃禁止」のジオブロックが。
黄色部分のジオパネルには「持ち上げ禁止」と「ダメージ反転」のジオブロックが。
一箇所だけ赤い所には、「侵食」のジオブロックが置かれており、赤いジオパネルが徐々に広がり始めた。少し先には、普通の地面の上に「ダメージ100%」と「雷属性−100%」がある
このバトル。
御坂はかなり苦戦していた。
見た目がペンギンモドキなため、軽い目で見ていたのが間違いだった。
速攻で決めるため美琴は、ポケットからコインを取り出し必殺の超電磁砲を放つ。一筋の閃光がプリニーカーチス目掛ける奔る。
だが、プリニーカーチスは慌てることなく、手を前に出し、『超電子融合爆破』を放った。
「超電磁砲」と「超電子融合爆破」の閃光は正面からぶつかり。そして「超電子融合爆破」が、「超電磁砲」を飲み込んだ
一瞬の出来事に御坂は回避するので精一杯であリ、まさか正面からのバトルで「超電磁砲」が撃ち負けるとは思っていなかった。
これは単純にレベルの差が起因している。
元地球勇者で魔界を渡り歩いてきたプリニーカーチス。
学園都市のレベル5とはいえ、普通の女子中学生。
その差はあまりに大きい。レベルはプリニーカーチスが200に対し、御坂美琴は80である。
とはいえ、御坂は地上では決して低い方ではなく、それなりの高いレベルだ。
(……このままだとマズイわね。ただでさえ「超電磁砲」が、撃ち負けている状況で、「雷属性−100%」のジオブロックを侵食しているジオパネルが飲み込まれるのは避けたい。なら、先に破壊をして——)
御坂はまだ侵食しれていない「雷属性−100%」のジオブロックに向けて「超電磁砲」を放つ。
放たれた「超電磁砲」の閃は、ジオパネルを貫通した。ジオパネルは亀裂が徐々に広がっていき、砕け散る。ジオブロックはそのまま砂のように溶けて消えた。
「……攻撃してこないのね。「超電磁砲」を撃った直後に、「超電子融合爆破」を放ってれば、貴方の勝ちだったわよ」
「俺は地球勇者だぞッス。卑怯な真似はしないッス」
「へぇ」
「だが、正面から来る相手には全力で応えるッス」
「——当然よ。女だからって手を抜いたら許さないから!」
この後、プリニーカーチスと御坂美琴は30分ほど激しく戦い続け、最終的にはプリニーカーチスの勝利となった
「お姉さま、お疲れ様ですの」
「ねぇ黒子。本気を出して全力で戦うって、楽しいわね。久しぶりに疲れたわ」
「……御坂さんが負けるところ初めて見ました。でも、凄い戦いでした」
「そうですね。確かに御坂さんが戦いで電池切れになったのは、木原先生との時以来じゃないですか?」
「あー、そうかも。何時もは全力を出せないからね。出せる相手もいないし」
「また戦えるといいですわね」
「……珍しいわね、黒子がそんな事を言うなんて」
「だって思わず嫉妬したくなるぐらい良い笑顔でしたの。お姉さま」
「はい。本当に凄いいい笑顔でしたよ。戦いに興奮していた表情は、白井さんが思わず写メを連写をするぐらいでしたから」
「う、初春! 余計な事は言わなくていいんですのッ」
「——黒子。後で撮った写真を見せなさい。どんなのだったか事は見たいから」
御坂の笑顔からのプレッシャーに圧された黒子は、カクカクと首を縦に振った
プリニーカーチスと御坂美琴との戦いは決した。
各々が地上へ戻った時には、日が暮れ、月が真上に上っている。
常盤台の門限が過ぎていたため、御坂と黒子は慌てて帰っていき、初春と佐天はヴァルバトーゼに寮まで送って貰うことになった。
デスコとフーカは、買い物を終えていたため、地上には戻らず、地獄へ残った。
夜の街をラハールとエトナは歩いていた。
フロンはシシリーがする寮へと帰っていった。シシリーはラハールと一緒に居たがっていたが、フロンの告白の件もあり、別々に過ごすことに成る。
「……」
「殿下ー、何をそんなに怒ってるんですか?」
「オレ様の出番が少ないからだ!! オレ様が主役なのに、どうして他のヤツが目立つのだ!」
「世界の意思じゃないですか? まー、どうしても目立ちたいなら、>>164 >>165 >>166から選んで下さい。どうなっても文句言わないでくださいね」
今日はここまでです。
続きは近い内に——。
木原全滅
窓の無いビルを魔拳ビックバン(ディス1のイメージで)
一方通行と対決
エトナ「まずは、>>166なんてどうです?」
ラハール「木原全滅? なんだこれは」
エトナ「学園都市における研究者の中でも、一部では有名な一族ですよ」
エトナ「血族という形を取ってますが、たとえ今の木原の血族が全滅したとしても、 別の者達が木原を名乗り、科学を悪用することになるらしいですから、……トカゲの尻尾きりですね」
ラハール「そんなチマチマしたことはやっとれん。次だ!!」
エトナ「……なら、>>167はどうです?」
ラハール「窓のないビルを魔拳ビックバン、か。これで有名になれるのか?」
エトナ「学園都市最硬の建物らしいですからね〜。完全に破壊したら有名になれるかもしれません。たぶん」
ラハール「——怪しいな。最後の一つはなんだ」
エトナ「最後ですかぁ、えっと、一方通行と対決ですね」
ラハール「一方通行、だと」
エトナ「学園都市最高レベルの能力者の頂点に立つ能力者!」
エトナ「レベル5は一人で軍隊と戦えるほどの能力を持ってるんです!」
ラハール「オレ様は200万の宇宙艦隊を殲滅したがな!」
エトナ「……変な横槍を入れないでくださいよ。それに殲滅って言っても、人間が逃げられるように、わざと力をセーブしてたじゃないですか」
ラハール「なにか言ったか?」
エトナ「その中でも、一方通行ってのは別格らしく。あらゆるベクトルの向きを変える反射人間みたいです。曰く、学園都市最強らしいですね」
エトナ「プリニー隊が集めてきたレベル5に関する資料です、殿下」
http://livedoor.blogimg.jp/are13/imgs/1/8/180a2719.jpg
ラハール「ハァーッハッハッハッハッ!! 面白い。このオレ様を差し置いて学園都市最強を名乗るとは気に入らん!」
ラハール「この学園都市最強を倒し、この魔王ラハール様が最強であると思い知らせてやるッ!!」
エトナ「それじゃ殿下頑張ってください」
ラハール「むっ。付いてこないのか」
エトナ「アハハハ、当然じゃないですか。もう夜なんですよ? お肌に悪いじゃないですか」
ラハール「お前は、オレ様の命令と、自分の肌。どっちが大切だと思っているのだ!!」
エトナ「そんなの決まってるじゃないですか。肌です」
ラハール「……グッ」
エトナはそう言うと、自分の寮へと帰って行った。
残ったのはラハールだけ。一陣の風が吹き抜ける
ラハール「……今日は帰るとするか」
ラハール(このオレ様を差し置いて学園都市最強を名乗る一方通行と言ったか。どっかで見た気がするが……。気のせいだろう)
†次回予告†
エトナ「勇者エトナは、暴君ヴァルバトーゼを追い詰めた!」
エトナ「しかし、暴君ヴァルバトーゼは魔法により、異世界へと転移!」
エトナ「そこで魔翌力を失った暴君ヴァルバトーゼは、生活のためマグドバルドでバイトをする事に!!」
エトナ「しかし、時同じくして異世界から渡ってきた勇者エトナと再会をする」
エトナ「暴君と勇者。交わらぬ両者が邂逅した時、物語は動き出す!!」
エトナ「次回、はたらく、暴君 第三話
『暴君、勇者にイワシを勧める』
エトナ「イワシなんて生臭くて食えるか!!」
ヴァルバトーゼ「イワシパワーが理解できないとは……。嘆かわしいな」
翌日。常盤台中にある中庭。
花壇に囲まれた中央に、白い円形のテーブルがあり、3つある椅子には常盤台中の制服を着た女子が座っている。
金髪を靡かせる学園都市最高の精神系能力者・心理掌握、食蜂操祈。
茶髪のショートカットに蛙のヘアピンが特徴の学園都市最強の電撃使い・超電磁砲、御坂美琴。
魔王を父と兄に持ち、圧倒的なカリスマ性と癒しと浄化能力を持つ魔天使・シシリー。
常盤台中においてトップクラスの三人が、中庭でお茶会を開いているこの事態。
一般生徒も事態の推移を見守るため、遠くから見つめていた
食蜂「それでぇ、何の用で呼び出されたのかしらぁ」
食蜂「私は御坂さんと違って、暇じゃないんだけどぉ」
御坂「……」ビシビシ
シシリー「食蜂さん。そんな事を言ったらだめだよ!」
食蜂「はぁい」
食蜂(この子ぉ、苦手なのよねぇ。心は読めるけど、なぜか操れないしぃ)
食蜂(それにぃ、近くにいると心が浄化されそうでぇ——。別に邪な心はないんだけどぉ)
御坂「それでシシリーさん。わざわざ何のようで呼び出したの?」
御坂「作ったお菓子を食べて欲しい……ってワケじゃないわよね」
シシリー「——うん」
シシリー「御坂さん、食蜂さん。協力して下さい」
御坂「協力?」
食蜂「……何に協力させるのぉ?」
シシリー「実は昨日、どう言ったわけか、フロンさんとお兄ちゃんと結婚する事になって——」
シシリー「でも、妹として私は納得出来ない。お兄ちゃんと結婚するのは、妹の私なんたがらっ!」
シシリー「それで昨日、地獄から帰った後で、フロンさんと一緒に話し合ったの」
シシリー「そしたらもう直ぐある学園都市の一大イベント【大覇星祭】で、決着をつけようって流れになったんだ」
御坂「大覇星祭で決着……ねぇ(この子、ガチで近親相姦派なのね)」
食蜂「それなら別に、協力のお願いをしなくても大丈夫よぉ。去年、ウチが負けたのは五本指の一つ長点上機学園だけだからぁ」
食蜂「その、フロンって子は長点上機学園から出るのぉ」
シシリー「ううん。違うよ。フロンさんは、長点上機学園からでも、他の五本指からも出ない」
御坂「なら、問題ないんじゃない。優勝争いは五本指で行われるし。もし逃すことがあるなら、五本指が入れ替わるときだけよ」
食蜂「そうねぇ。五本指の学校から出ないのなら、わざわざ協力を仰ぐ必要必要はないと思うけどぉ」
シシリー「——五本指からは出ないよ。ううん、フロンさんは今現在、学園都市に存在する何処の学校からも出ないよ」
御坂「?」
食蜂「どういう事ぉ?」
シシリー「大覇星祭の少し前に、学園都市のとある場所に期間限定で作るらしいの」
シシリー「私たちがいた魔界とは別の魔界。その魔界そのものが学園で、とんでもなく広く、今までで卒業生は三人しかいない」
シシリー「その学校の名前は『魔翌立邪悪学園』」
シシリー「フロンさんは、大覇星祭数日前に、『魔翌立邪悪学園分校』を学園都市に置いて出場する気なんだよ」
御坂「ま、魔翌立邪悪学園分校……?」
食蜂「ネーミングセンスが最悪ねぇ」
御坂「って、ちょっと待ってよ! そんな簡単に分校が置けるわけ——ッ」
食蜂「そうねぇ。簡単に学園都市外の学校を、設立できるとは思えないわぁ」
シシリー「二人共、甘いです。フロンさんがやると言えば、無理を通して道理を引っ込めさせるぐらいする人です!!」
シシリー「それに今回はお兄ちゃんが掛かってるから、絶対に設立する気だよ」
食蜂「仮に、仮によぉ。その魔翌立邪悪学園分校が設立されたとしてぇ、どれぐらいの戦力があるっていうのぉ」
シシリー「——えっと、たぶん御坂さんが昨日戦った緑色プリちゃんと同じレベルのを出してくると思うよ」
御坂「ブッ」
食蜂「ちょっとぉ、御坂さん。吹かないでよぉ」
御坂「ほ、本当にプリニーカーチスさんと同じぐらいのレベルのが出てくるの」
シシリー「たぶんだけど」
御坂「……ちょっとヤバイかもね」
御坂「もし、プリニーカーチスさんと同じ強さの人たちが出てきたら……常盤台中は全敗するかもしれないわ」
食蜂「……御坂さんでも、冗談を言うのねぇ」
御坂「残念だけど冗談じゃないわ。信じられないなら、シシリーのお兄さんにでも会ってみれば? たぶん実力差が分かるから」
食蜂「……」
シシリー「だから、お願い! お兄ちゃんを奪われないためにも、協力して!」
御坂「——。ま、私はいいわよ。今のところ、そんなに予定もないし」
食蜂「そうねぇ。御坂さんが警戒するほどの相手ってのに惹かれたわぁ。今のところ大丈夫だからァ、協力してあげるわぁ」
シシリー「ありがとう御坂さん! 食蜂さん! もし困ったことがあったら、相談してね? 私にできることなら協力するからっ」
食蜂「そうねぇ。その時が来たらお願いするわぁ」
食蜂「それじゃあ、私はこれで失礼するわぁ」
食蜂は席を立つと去っていった
御坂「……。ねぇ、シシリーさん。プリニーカーチスさん以上のレベルの人、知ってる?」
シシリー「今、学園都市にいるのはお兄ちゃんとエトナさん。それとヴァルバトーゼさんぐらいだと思うけど……。どうしたの?」
御坂「ちょっとレベルを上げておこうと思ってね。……プリニーカーチスさんと同じレベルで来られたら、今のままじゃ勝てないと思うから」
シシリー「御坂さん——。そういうことなら、ヴァルバトーゼさんに頼むといいよ。あの人の鍛え方なら、きっと強く成れるバズだから!」
御坂「そう? じゃあお願い」
シシリー「うん!」
今日はここまでです。
この物語は、大覇星祭の終了までを予定しています。
とある通路
初春「佐天さん、スーパーでイワシを買ってましたけど、今日はイワシ料理ですか?」
佐天「うん。昨日、ヴァルバトーゼさんにイワシの凄さを語られたら、なんか食べたくなっちゃって」
佐天「イワシの竜田揚げ、イワシのカパ焼き丼、イワシのソテーサラダを作るつもりだよ」
初春「……それは見事にイワシ尽くしですね」
佐天「イワシは安いから家計に助かるし、それに栄養価も高いからね」
初春(栄養価——。ハッ、つもり佐天さんの中1とは思えない胸は、イワシの栄養でッ)
佐天「どうしたの初春?」
初春「つかぬ事を聞きますけど、佐天さんはイワシを良く食べる方ですか?」
佐天「う〜ん、多い時で週に3回ぐらいかな。学園都市のイワシって、品種改良されてあまり生臭くないし」
初春(可能性がゼロでないというわけですか。しばらくイワシ料理を私も作ることにしましょうか)
ピッピッピッ
初春「——……はい……わかりました。直ぐに向かいますね」ピッ
初春「佐天さん、風紀委員の仕事が入ったので、失礼します!」
初春「今度、イワシ料理のレシピを教えて下さい」
佐天「うん、いいよ」
初春「ありがとうございます。それじゃあ、また明日——」タタタッ
佐天(う〜ん、今日はイワシを買ったからできるだけ早く寮に帰りたい)
佐天(近道は路地裏を通るルートだけど、運が悪いとスキルアウトが居たりするんだけどなー)
佐天(よし! 朝、テレビで見た今日の運勢は良かったから、それを信じて路地裏を通って急いで帰ろう)
佐天(魚は鮮度が命だからね)
構造物と構造物の間にある小さな脇道へと入る。
まだ夕方だが、光はあまりなく、夜のように薄暗い。
佐天は少しでも早く路地裏から出るために、駆け足で移動をする。
しばらく移動すると、ちょうど構造物と構造物の偶然にもできたと思われる広いスペースがある。
そこから男達の笑い声が聞こえてきたため、佐天は足を止めた。
佐天(……たぶんスキルアウト達、だよね)
佐天(このまま行けば近道なんだけど……)
佐天(酷い目に合わされるのもイヤだし、ここは元着た道を通って大通りに行こう)
ドンッ
佐天は振り返り元の道に戻ろうとすると、何かにぶつかった
スキルアウト「おいおい、痛いじゃねーか。どこに目を付けてるンだぁ」
佐天「あ、ご、ごめんなさい」
スキルアウト「ッッッゥ。イテェェ、これは肋骨が折れたかもしンねぇ」
佐天「あれぐらいで骨が折れるはず……」
スキルアウト「ないじゃなくて、折れてるンだよねぇ。オレってカルシウム不足だからさ」
スキルアウト「オレはビンボーだから、病院にもいけないンだよ。だから、お前が付きっ切りで看病して貰わないとなぁ」
佐天「……ぅ……うう」
佐天はなんとか逃げ道を確保しようと探すが、この路地裏は二人並んで通れるほど広くなく、横を擦り抜ける事は出来そうにない
後ろはスキルアウトの溜まり場だ。
そう分かっていても、目の前のスキルアウトの迫力に圧され足が自然と下がってしまう。
???「そこまでです!!」
スキルアウト「あン」
???「女子中学生をこんな場所に連れ込む悪逆非道ぶり。このニジレンジャーが許しません!!」
スキルアウトり後方にニジレンジャー(レッド)の仮面を付けた少女が立っていた
エトナ「フロンちゃん……、まだニジレンジャーにハマってたのね」
ニジレンジャー?「ちょっとエトナさん! せぇぇかく変装してるんですから、名前を呼ばないで下さい!」
エトナ「ハイハイ」
エトナ(フロンちゃんが、「むむっ、誰かが困ってます」とか電波を受信したからついてきたけど……。本当にいるとはねー)
エトナ(……って、あれは佐天ちゃん?)
エトナ「佐天ちゃん。助けて欲しい?」
佐天「……えっと、それは助けて欲しいですけど。やっぱり何か条件があるんですよね?」
エトナ「それは勿論♪」
佐天「ぅぅ、イヤな予感しかしませんけど、何が条件ですか?」
エトナ「それはね」
スキルアウト「オレの事を無視するンじゃねぇぇぇぇぇ」
スキルアウト「言っとくが、オレはてめぇらのような洗濯板の貧乳には用がないンだ!」
ニジレンジャー?「酷いです! 幾らエトナさんがブラなんて飾りってぐらい慎ましやかな胸とはいえ、洗濯板の貧乳は言いすぎです!」
佐天「……あれ、そっちの方が酷い気がするけど」
エトナ「——ピクピク」
佐天(あ、あの感じ爆発する寸前だ)
エトナ「ふ、フロンちゃんだけ、には、言われたく、ないんだけど?」
ニジレンジャー?「だから名前で言わないで下さい!」
ニジレンジャー?「私はもう四捨五入したらバスト80です! それでエトナさんは確か四捨五入したら70でしたよね?」フッフフーン
ディスガイアD2の時から身長、体重、スリーサイズは変わってないという設定です。
以下、設定資料より
○エトナ
身長:148cm
体重:40kg
スリーサイズ:B71 W50 H75
○フロン
身長:158cm
体重:46kg
スリーサイズ:B76 W53 H78
ヴァルバトーゼ「……騒がしいかと思ったらお前たちか」
佐天の後ろから声がしたので振り返る。
そこに居たのは、新党・地獄の党首にして、プリニー教育係という覇道(フェンリッヒ・談)を突き進むヴァルバトーゼだ。
ヴァルバトーゼ「……むっ。そのビニール袋に入ってるのはイワシか」
ヴァルバトーゼ「イワシは鮮度が命だ。急いで家へ帰るがいい」
佐天「……そうしたいんですけど、この人が帰してくれなくて」
佐天「ヴァルバトーゼさんは、どうしてここに……って、そっちにスキルアウト達がいませんでしたか?」
ヴァルバトーゼ「オメガヒールの管理人の写真を持って聞き込みをしていたのだが、話しかけるといきなり攻撃をしてきてな。故に撃退した」
ヴァルバトーゼ「……それにしても人間の質も落ちていく一方か。これでは地獄で生み出されるプリニーの数は減りそうにない」
ヴァルバトーゼ「それは兎も角。おい、そこの小僧。こんなところにいたのでは、イワシの鮮度が落ちる一方だ。開放してやれ」
スキルアウト「あ、ああン。イワシの鮮度だぁ。そんな事、オレの知ったことじゃねぇ!!」
ヴァルバトーゼ「……イワシの鮮度が、そんな事、だと!?」
あれフロンちゃんB一センチ減った?
1のときは確か77だったような
>>201
あ、すみません。間違えました
フロンのスリーサイズは正しくは
スリーサイズ:B77 W53 H78
です。
……これがエトナ様だったら半殺しにされたかもしれない
半殺しで済むと思ってるのか?
ヴァルバトーゼ「クックックク、良いだろう。小僧。どうせキサマは死後、プリニーになることが決定してるハズだ
故に、貴様にイワシの素晴らしさをさの身に叩きこんでくれる!!」
ヴァルバトーゼは外套から新鮮イワシ(LV300)を取り出した。
スキルアウト「な、なンだテメェ。イワシで戦うつもりか! 舐めンじゃねぇ」
TOTAL DAMAGE 0
ヴァルバトーゼ「効かんな。お前に教えてやる! これが、攻撃というものだ!!」
TOTAL DAMAGE 120,000,000
スキルアウト「……ば、バカ、な。この、オレが、イワシに、負けた?」
ヴァルバトーゼ「これがイワシパワーだッ!」
スキルアウト「……」ガクッ
佐天「あ、ありがとうございます」
ヴァルバトーゼ「礼を言われるほどのことではない。——それよりも早く帰りイワシを調理するのだな」
佐天「は、はい。——あの、口喧嘩をしている二人はどうしましょう?」
ヴァルバトーゼ「放っておけ。喧嘩するほど仲がいいというものだ」
佐天(そ、そうかなぁ)
エトナ「たかだか、差バストサイズの6cmぐらいで、何を勝ち誇ってるのよ!」
フロン「その差はマリアナ海峡よりも深い、絶対的な差です」
エトナ「——グググ。ハッ、そんなに大きくなったら殿下に『フロン! ムチプリになったのだから、オレ様に近寄るな!!』とか言われるかもよー」
フロン「むふー、心配無用です! そうなったらラハールさんに荒療治でも嫌いじゃなくなって貰いますから! そう、愛を持って!!」
エトナ「……フロンちゃん。どうして天使に戻ってからの方が堕天使の時よりも、性格がアレになるのかしらね」
その後、二人は不毛な口争いは深夜まで続くことになった
>>203
ぜ、全殺しかなぁ……。
今回はここまで。
次回は出番があまりない主人公、ラハール殿下の一方通行捜索になります
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l>'/\l" ̄ { ̄ ̄〕_",ィ人/. (__ヽY == ==リVX_厶. V >ゝ `>"/ ,イ⌒) `く ∨)Y ≡ ∨≡≡爪/゙7
`ヘ \丁「 ̄ }_ハ. / \ゝ" _V ̄〉 ""厶/∨ ) V 代>‐ァ<, ィ'´ >'´ \)人" マフ "j川/
\_/ l ̄〈: Y \l {{二フ 7 ´ / ̄ ヽ{ {:} {/{ / ヽ))`下斤 ̄(((
} l ヘ: 〈 / ヾz〃 {_ / }, r'´ ( V/ Y⌒
わっしょい!わしょしょい!!わっしょい!わしょしょい!!わっしょい!わしょしょい!!
短いですが、ちょっとだけ投稿します
ラハール「おい、いい加減に離れろ!」
食蜂「えぇ〜。どうしてぇ」
ラハール「オレ様は、お前のような豊満なムチムチした身体が苦手なのだっ」
ラハール「だから、その脂肪の塊を、オレ様の後頭部に当てるのは今直ぐに止めろ」
ラハール「抱きつきたければ、シシリーやエトナやフロンのように背中と前の区別が付かないぐらい貧相な身体になって出直してこい!!」
食蜂「むぅ。そう言われるとぉ、余計にしたくなっちゃうんだゾ☆」
ラハール「がぁぁああああああ」
シシリー「何かお兄ちゃんが邪な道に引きずり込まれてる気がするッ!!」
フロン「——! ラハールさんが、いかがわしい道に進もうとしている気配が!」
エトナ「ちょっとフロンちゃん。まだ話は終わってないわよっ」
遡ること10分ぐらい前。
ラハール「くっ……。一方通行め、一体どこにいるのだ」
ラハール「散々探しているのに、未だに見つからん」
ラハール「エトナがいれば、プリニー達を使って探させるのだが……」
ラハール「やはりこの街に詳しい者を配下にするべきか」
●魔王ラハールと一方通行を接触させないようにする
952 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14444
現在、第七学区を南南東に向けて移動中
953 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka12514
ここまで頑張ったけど、もう面倒くさいから、そろそろ会わせちゃってよくない?
954 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18521
確かに。そろそろスレも終わりが見える
955 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka00128
地獄組だが、それは止めろ。
956 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka01569
地上組は悪魔を舐めすぎ
957 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka14578
>>956
具体的例も出さずに舐めすぎと言われても
958 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka01569
>>957
出来るだけそっと放置しておくに限る。
959 :以下、名無しに代わりましてミサカがお送りします ID:Misaka18210
おっ。俺達のセロリさんと接触する前に、魔王の方が何かトラブルに巻き込まれたようだ
ラハール「——」
ラハール「おい、いつまでオレ様の後を付けてくるつもりだ」
御坂妹(ヤバイです。と、ミサカは危機感を露わにします)
ラハール「そのまま隠れているつもりなら……」>掌に魔力を集中させる
悪魔A(Lv:1020)「……さすが魔王ラハール。完璧に気配を消したつもりだったが」
悪魔B(Lv:891)「クッククク。大人しく気づかないふりをしていれば、それだけ長生き出来たものを——」
悪魔C(Lv:969)「予言して上げよう、ラハール。お前は己の鋭さを悔いる事になるだろう!」
悪魔D(Lv:10)「学園生活で腑抜けとなった今なら、俺でも勝てるかもッス」
御坂妹(どうやら私ではなく、向こう側のようですねと、ミサカは安堵します)
ラハール(Lv:9999)「ほぅ、オレ様を前にして低レベルの割りに、中々面白いことを言う」
悪魔A(Lv:1020)「残念だが、魔王ラハール。お前の弱点は既に調べきっている」
悪魔C(Lv:969)「その通り。例え超魔王を倒したとはいえ、お前では我々には勝てない」
悪魔B(Lv:891)「これがぁ、貴様に対抗するための作戦だ!!」
悪魔D(Lv:10)「さぁ、出番ッスよ」
安価。一番投票が多いやつを採用。
○悪魔に派閥メンバーを人質に取られた食蜂が
1.自分の胸を押し付けて弱体化。
2.洗脳した人たちに、ラハールが苦手とする言葉の合唱させて弱体化
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