モバマスSSです。
のんびりするのがメインなお話なので、そんな感じで、読んで頂けると嬉しいです。
↓メインで登場するアイドル
・喜多見柚
http://i.imgur.com/NtMpafM.jpg
・市原仁奈
http://i.imgur.com/g0JNWeF.jpg
・荒木比奈
http://i.imgur.com/ty6HoQv.jpg
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1370358752
P「…」
P「って、え? 俺がタイトルコールすんの?」
柚「うん」
P「…いやおかしいだろ。俺今日は一応ゲストなんじゃ…」
柚「うん、そうだよ?」
P「ゲストにタイトルコールさせていいのか?」
柚「べつにいいと思うけど。ね、比奈サンっ」
比奈「…」zz…
P「……なんで寝てんだこいつ」
柚「昨日徹夜だったんだってー」
P「仕事中だぞ!? そんなもん理由になるか!」
仁奈「デレラジ×モフモフ、始まるですよー」
P「そんな名前だったっけこれ!? てか結局俺は言わなくていいのか!」
柚「始まるよー♪」
比奈「…むにゃ…」zz…
P「は、始まります」
柚「みなさんこんばんはー。デレラジ×モフモフ? 今夜ものぺっと始まりましたー」
P「のぺってなんだ…。ええっと、疑問形なのは?」
柚「タイトルは毎回適当に変えてるんだー」ニコ
P「なんだそれ!」
仁奈「それがこのラジオのほーこーせーでやがります」
P「…方向が定まってない方向に定まってるんだな…」
柚「?? よく分かんないケド、そんな感じ? てへ」
柚「あ、挨拶が遅れちゃったね。へへ。アタシは喜多見柚だよー先週ぶりー」フリフリ
仁奈「仁奈は市原仁奈ですよ! リスナーの野郎どもこんばんはでごぜーます」パッ
柚「それからそれからーいま仁奈チャンの隣で寝ちゃってるのが、荒木比奈サンだよ!」
P「…ラジオだぞこれ」ツタワラネエヨ
比奈「……むにゃむにゃ…ス…」グゥグゥ
zzz…
P「よく寝てんなぁ」
柚「だねー」
P「うーん…このところ仕事入れすぎたのかな…ちょっとスケジュールは考え直さなきゃだな…」ブツブツ
柚「まーこのラジオはゆるーい感じが売りだからね。アタシは忙しいの嬉しいよ?」
P「そうか?」
仁奈「仁奈もです! もっともっと頑張って、もっともっとみんなにキグルミのモフモフを伝えるですよ!」
P「そっか。仁奈は偉いな」ナデナデ
仁奈「えへへ」ムフー
P「…まあでも、だからと言って無理をしていいことにはならないからな。俺は俺で、いろいろ考えてみるよ」
P「俺はお前たちのプロデューサーだからな」
柚「…Pサン…」
仁奈「プロデューサー…」
P「…はは。な、なんて、ちょっと気障なこと——」
柚「Pサンいまのないす! 自己紹介の手間が省けたカモ!」
P「え?」
柚「と、いうことでー今日のゲストは! アタシたちのプロデューサーさんなんだー」ニコ
仁奈「です!」
P「…」
P「あ、いまこれラジオなんだっけ」
柚「うんっ」
P「だよな」
仁奈「でやがります」コクン
P「…うん。はは」
柚「あはは」
P「…はは…」
P「は…」
ゴン
P「う、うおおおお! ラジオでなんつう恥ずかしい台詞言ってんだ俺!?」ゴンゴン
柚「!? ぴ、Pサン!? 落ち着いて! 机に頭を打ちつけたりしたら死んじゃうよ!?」
仁奈「こ、ここはキグルミの出番ですよ!」
モフモフー ウオワアアアア!!
〜〜〜〜〜しばらくお待ちください〜〜〜〜〜
P「…」
柚「お、落ち着いた?」
P「あ、ああ。すまん、ちょっと取り乱した」ダラダラ
柚「(…血がだらだら出てるけどね…あ、あはは…)」
P「仁奈のきぐるみがなかったら死んでいたかもしれない。助かったよ」
仁奈「えっへん! でごぜーます!」
P「ごめんな。血で汚しちゃったし、今度新しいの買ってやるから」
仁奈「本当でごぜーますか!? それは楽しみです!」ピョン
仁奈「…えと、それじゃあそのキグルミはPにあげやがりますから、今度は一緒にモフモフしやがりましょうー」ニヘラ
P「おう」
仁奈「えへへー。約束ですよー!」ピョンピョン
P「(可愛い)」
比奈「やっぱ仁奈ちゃんは癒しッスねぇ」
P「うおぅ!」
比奈「…あの、人をお化けを見るような目で見ないで欲しいッス」
P「あ、ごめん…だってさっきまで寝てたから…」
P「…」
P「って、じゃねえよ」
比奈「ちっ」
柚「比奈サンおはよー♪」
比奈「おはようござース。あふ」ボリボリ
P「仕事中に寝るんじゃありません」
比奈「えー…でもこのラジオ、いつもこんな感じでスよ?」
P「…まあ…それは、そうかもしれないが」
比奈「ッス! だから私は悪くないッス!」
P「…」
比奈「…」
比奈「スいません」
P「許さん」ムニ
比奈「ひあ!?」
ペタペタ
比奈「ち、ちょ、プロデューサー!?」//
P「こんな…クマまで作って、何してんだお前」ゴシ
比奈「……あ、う…」シュン…
比奈「ご、ごめんなさい。…でもっ」
P「あ、いや…謝るのは俺の方だよな。すまん」
比奈「…へ?」
P「正直、今のお前たちならこのくらいの仕事量なんてことないよなーなんて思って…けど、そんなわけないよな」
P「比奈には大事な趣味があるんだし。ちゃんとバランス、考えないとな」
比奈「……プロデューサー…」
P「けど辛いときにはちゃんと言ってくれよ。俺にできることはなんだってするからさ」ニッ
比奈「は、はいッス!」//
比奈「……えと、それは大変嬉しいお言葉でス……けど、その、言い難いんでスが……」
P「なんだ?」
比奈「…いまコレ、ラジオッスよ…?」
P「…」
P「……」
P「うおおおおお!」ガンガンガンガンガン
柚「Pサーン!!」
〜〜〜〜〜しばらくお待ちください〜〜〜〜〜
P「…」
比奈「…なんかホント…ごめんなさい…」
P「…いや、いいんだ……俺が勝手に暴走しただけだからな…」ボタボタ
P「あ、あはは……あ、あんな恥ずかしい台詞が二度も公共の電波に…」アハハアハアハハハハアアハハア
比奈「(プロデューサーが壊れたッス…)」
P「そうか…素人がラジオに出るとこうなるのかぁ…」アハハハハ
柚「…えっと」
柚「アタシは、Pサンのそういう恥ずかしいところ好きだよ?」
P「誤解を招く言い方はやめなさい」
柚「?? 誤解?」
比奈「(意味深)ッスね」
P「こら」ポコ
比奈「あう」
P「…それにそれ微妙にフォローになってないし…」
柚「ありゃ?」
比奈「むしろ抉りに来てまスよね」
P「…そうだな」フ…
柚「あれー?」
柚「そうかなー」ムム
P「そうだな」
比奈「プロデューサー。その、死んだような半目は怖いんでやめて欲しいッス」
P「ふ…いいんだよ、俺なんてもう…」フヒ…
比奈「(アカンス)」
柚「えっと…ほら。Pサンの臭い台詞って」
P「ぐふ」
比奈「(あれ!? 柚はどうして止めを刺しに行くんスか!?)」
柚「だ、大丈夫?」
P「…へ、平気だ…続けて、いいぞ」ヨロ…
比奈「(プロデューサー…あんた男ッス)」グッ
P「(正直もうなにも怖くない!)」
比奈「(…死なんでくださいよ)」
柚「う、うん。続けるね」コク
柚「ほら。Pサンが言うことって、いつだってアタシたちを心配してくれてることなんだもん」
柚「だからその…臭いって言っても、アタシは、Pサン優しいなーって思えるから…好きだよ?」
P「……柚…」
柚「えへ」ニコ
P「あ、ありがとう」
P「…だけど、…これラジオなんだけど……そんなこと言って大丈夫か…?」
柚「うんっ」ニパッ
P「(あ、この顔は俺が言いたいこと分かってない顔だ)」
比奈「いい笑顔でスね」
P「だな」
柚「♪」ニコニコ
P「(…刺される覚悟はしておこう…)」ハハ…
柚「てへ——だってそういうコーナーなんだもん♪」
P「は?」
仁奈「以上、ゲスト×モフモフ紹介のコーナーだったですよー」
P「!? も、モフモフはいるのか?」
比奈「ノリでス、ノリ」
P「ていうかなに? 俺コーナーだからあんな恥ずかしい台詞言わされたの? ていうか自己紹介はオープニングトークの中にあったよな?」
柚「こんな感じで、アタシたちのプロデューサーはとっても優しい人なんだよ! ってことで、次のコーナー行ってみよー!」
P「だれか聞いて」
比奈「おー」
仁奈「おー、でごぜーますー」
P「……。お、おー…」
P「(…はあ……もうすでに胃が痛い…)」ズキズキ
比奈「お察しするッス」ポン
P「じゃあフォローしてくれ…」
比奈「てへ?」
P「(…可愛い)」
今晩はここまでです。
ちなみに、もしなにか4人にラジオのノリで質問を! みたいなのがあったら使いたいので、↓いくつか拾いますので書いてみてください。
……対応できるネタだったら使わせて頂きたいと思います。できなかったらスイマセン。
では、また今度お付き合いください。
スレタイが痛え
柚「ふつおたのコーナーでーす」
P「お、普通のコーナーか…なんかほっとするな」
比奈「このラジオのことなんだと思ってんでスか」
柚「えと、メールはリアルタイムで比奈サンがチェックしてくれてるので、よかったら聞きながらでも送ってみてね!」
比奈「よろしくッス」
P「さっきまで枕代わりになってたけどな、そのノートパソコン」
比奈「ちょっと固かったッスね」
P「当たり前だ」
仁奈「そんなときはこのキグルミ!」モフン
P「エン○リーか」
柚「おたより読んで行くよー」
比奈「と、パソコン起こさなきゃッスね…」カチ ウィィィィン…
P「(……ホントにゆるいなコレ…)」
比奈「あ、そう言えば…」カタカタ
比奈「やっぱりこの質問がたくさん来てるッスね。代表して一つだけ読むッスよ」
P「おう」
『25歳児は?』
P「…」
比奈「…」
柚「? にじゅーごさいじ?」
P「…まあ、個人的にも的確な形容だと思う」
比奈「か、可愛いあだ名でスよね」ウン
仁奈「??」
比奈「リスナーの方々には大変申し訳ないでス。実は今日楓さんはお休みッス」
柚「あ、楓さんのことだったんだ」ポン
P「(即納得するのもどうかと思うが)」
柚「そうそう。それで今日はPサンが代理なんだよねー」
P「代理でプロデューサーを出すという発想がおかしいと思うんだ」
比奈「出ちゃったものは仕方ないッス」
仁奈「楓おねーさん…大丈夫でごぜーますかね。心配ですよ…」シュン
柚「アタシも…」
P「(ラジオのパーソナリティが意気消沈してどうする)」
比奈「そんなわけで、楓さんへのお見舞いメールもお待ちしてるッスよー」
P「お、お待ちしてます」
・・・・・
楓「くちゅん」
楓「……うう、頭がぽーっとするなぁ…」クラ
楓「あ、でも、もしかしたらだれか噂してくれていたのかも…」フフ…
楓「……」
シーン
楓「…お水…」パサ
トントン…
・高垣楓
http://i.imgur.com/L4oMWKy.jpg
コクコク
楓「…」
楓「…さみしいなー…」
楓「…あ、そうだ。今日はたしか、いつもならラジオのお仕事で…」
楓「わ、もしかしたらみんなの声を聞けるのかしら? え、えと、ラジオはどうやって聞いたら…」ワタワタ
楓「…分かんない…」ズーン
楓「……プロデューサーさんに、聞いてみようかな…」ポチポチ
・・・・・
比奈「お、さっそく本日のゲストに質問が届いてるッスよ!」
P「…いやいや、俺はいいよ。これはアイドルがメインのラジオだし」
柚「でも今日のゲストはPサンだもん! アタシたちがもてなすのが筋だよー」
P「そうか?」
仁奈「そうですよ」コクン
比奈「はい。それにきっと、リスナーの皆さんも、プロデューサーのことたくさん応援したいと思ってるッス。だからおたよりも来るってもんでス」
P「…そ、そっか。な、なんか恥ずかしいな…」ハハ…
P「…よし! 分かった。今日は俺どんな質問でも答えるぞ!」
柚「その意気だー」
仁奈「わー」パチパチ
比奈「じゃ読みまスねー」
『Pさんは爆発しないんですか?』
P「…」
比奈「…」
柚「…」
仁奈「? Pは爆発しやがりますか?」
P「…」
P「…爆発とかむーりぃ」
比奈「調子に乗るからッス」
P「乗せたのはお前だろうが!」
比奈「人のせいにするのはよくないと思うんでス」
柚「そうだねっ」
仁奈「ですです」
P「……すいません…」
P「ご、ごめんなさい」
比奈「答えにはなってないでスね」
P「し、仕方ないだろ」
柚「Pサンが爆発しちゃったら、アタシは悲しいなー」
P「…ありがとう」
比奈「まだまだおたよりお待ちしてるッスー」
P「このタイミングで言うなや!」
比奈「同じ類の質問がありまスんで、続けて読むッスね?」
P「…はい」
比奈「…今度はたぶん、そんなに身構えなくても大丈夫でスよ?」
『プロデューサーさんは既婚者ですか?』
P「…ああ、えっと…そうだな。イエス、ノーで答えられるし」
比奈「ス。まあ質問の背後に…ただならぬ意図を感じるッスけど…」
P「わ、分かってるから言わないでくれ」
柚「?? えと…ひょっとして、……結婚したら爆発するの??」
P「!? な、なんの話だ?」
柚「あれぇ?」
P「ちなみに結婚はしていません。独身です」
比奈「お相手もとくにいないんでス?」
P「ストレートに聞くなぁ」
柚「わくわく」
P「わくわくしないの」
仁奈「もふもふ」
P「も、…。もふもふはしていいや」
仁奈「わーい♪ しやがるですよー♪」モフモフ
比奈「(マイクが毛だらけになりそうでス)」
P「まあな。仕事柄、異性と接する機会はもちろん多いけど…」
P「大半は対象にできない人たちだからな。そもそも未成年だって多いし」
比奈「でスね。仰る通りでス」
柚「じゃあさ、例えば楓さんはどうなの? 年齢的にも雰囲気的にも、大人の女の人って感じだけど!」
P「……」
P「楓さんは、ほら。25歳児だから」
比奈「そうでスね」
P「うん」
仁奈「♪」モフモフ
P「仁奈はいつまでもふもふしてやがるんだ」
比奈「楽しそうでなによりでス」
P「そうだな」
比奈「つぎ行くッスよー。今度はみんなに質問でスね」
柚「よし来いっ」
『皆さんのマイブームはなんですか?』
柚「マイブーム」
P「柚はなにかあるのか?」
柚「うん!」ニッ
柚「えと、アタシはよく仁奈チャンともふもふするんだけどね?」
P「ああ、うん」
仁奈「えへへ。柚おねーさんは優しいですよ!」
柚「そんなことないよー。アタシも楽しいからー」エヘヘ
比奈「柚は優しいでスね」
P「そうだな」
柚「でもほら、アタシはパーカーも好きだからさー」
柚「最近はよく仁奈チャンとお買い物に行って、似合うパーカーを選んであげるんだよー」
P「へえ。仁奈にきぐるみ以外の服をな」
仁奈「はい。モフモフしないのは残念でごぜーますけど…」
仁奈「柚おねーさんとおそろいの格好は楽しいですよ!」ピョン
P「なるほど」
比奈「平和なマイブームでスね」
P「……なんだか意味深な言い方だな…」
比奈「そ、そんなことないでスよ?」
P「ほう」
比奈「わ、私のことはいいんでス!」
比奈「せ、せっかくいまの質問があったので…また関連の質問を続けるッスよ!」
P「はいはい」
比奈「むう!」
『仁奈ちゃんの現在所持するキグルミの数はいくつぐらいですか?
事務所の衣装を合わせた数と両方知りたいです』
比奈「ッス!」
P「落ち着け」
仁奈「キグルミの数…でやがりますか」
P「事務所にたくさん転がってるよな。俺もちゃんと数えたことないけど」
比奈「お仕事の衣裳をもらってくることなんかもありまスもんね」
仁奈「えと…お家にあるのは…そうでごぜーますね……」
仁奈「……」
P「…?」
仁奈「…」グゥ…
P「えっなんで寝だしたのこの子」
比奈「ヒツジを数えちゃったんじゃないでスかね?」
P「だとしてもこんな簡単に寝るか!?」
柚「Pサン。静かにしてあげようよ」シー
P「あ、ごめん…」
P「(って、じゃなくて…)」
仁奈「…もふ…」スヤスヤ
P「…」
P「まあ、いいか…」ハア
P「(仁奈も疲れてたのかなー…)」
P「…張本人が眠ってしまったので…質問には答えられないな。ご、ごめんなさい」
比奈「パーソナリティが寝ちゃうのはこのラジオではよくあることでスから」
P「……。うん、知ってる」
P「…」
P「あ、そうだ」ティン
比奈「よしよし」ナデナデ
仁奈「…♪」エヘヘ…
P「なあ比奈。お前への質問はなにかないのか?」
比奈「へ? わ、私でスか? …いやーたぶん見てないッスけど…」
P「ほう」
P「じゃあパソコン貸してみろ」ガタ
比奈「! あ、ちょ」
P「まあ自分へのおたよりなんて読み難いだろうからな。俺が代わりに読んでやるよ」
比奈「や、やめるッス!」ナデナデ
P「だったら止めればいいだろ? …くく」
P「しかし、いまお前の両手は仁奈を撫でるので精いっぱいなはずだ!」
比奈「くっ…こ、この卑怯者! でス!」ナデナデー
仁奈「むにゃ」
P「ふっふっふ」ニヤニヤ
柚「Pサン悪い顔ー♪」
カチカチ
P「なんだ、やっぱりあるじゃないか。読むぞ」
比奈「あう…」
『荒木先生の新刊はどんな内容ですか?』
比奈「…」
P「…」
比奈「…えと」
比奈「は、恥ずかしいのもあったんでスけど……この質問、公共の電波に乗せて答えていいもんでス…?」
P「…」
P「やめとこうか」
比奈「…ス」
P「…なんかゴメン」
比奈「いえ」
P「ちなみに先生、マイブームで言い淀んだのもなにかご趣味の関係で?」
比奈「反省してないッスね!」
P「あはは」
柚「まだまだおたよりお待ちしてまーす!」
仁奈「…もふ」zz…
ブブブ…
P「んおっ」
比奈「変な声上げないで欲しいッス」
P「変な声とは失礼な。…うわ、携帯の電源入れっぱなしだった…」
比奈「それはいかんでス」
P「な、慣れないんだよ、こういうの。許してくれ」
柚「許すもんかー♪」
P「…ごめんなさい…」パカ
P「…え?」
比奈「?」
P「……か、楓さん?」
一旦ここまでです。質問レスありがとうございます!
>>22 痛いのはすまんな…。
今さらですがまたアイドルに質問とかあればオナシャス、今回みたいに展開に使いたいです。
それと次回は明後日投下の予定です。
>>49
みうさぎ、ウサスレに帰るぞー
今日の方が余裕があった。
というわけで投下行くやでー。
>>50 あ、ウチで引き取るんで大丈夫です。
幸子「それでは、ボクはそろそろ失礼しますね」
ちひろ「ええ。お疲れさま」カチカチ
ザ…ザザ——
幸子「? ちひろさん。なんです、それ?」
ちひろ「これ? えっと…ポータブルのラジオだけど」
幸子「…ラジオ? へえ。ボク、インターネットでしか聞いたことがなかったです…こんなのもあるんですね」
ちひろ「(世代の差を感じるわ…)」
ちひろ「まあ最近はあまり見ないわね。携帯で聞けたりもするし…」
ちひろ「でも、やっぱりラジオを聞くとなるとこれかなって」
幸子「なるほど。形はたしかに大事かもしれませんね」
幸子「ところで、そうするとなにか聞きたい番組でもあるんですか?」
ちひろ「ええ。ちょうどいま、柚ちゃんたちのラジオをやってるハズで…」
ザリザリ——…
ちひろ「あ、繋がったかも」
幸子「(…ボクもちょっと聞いて行きましょうか)」
ザ—ザ——
P『も、もしもし?』
比奈『なんで当たり前のように、ラジオの番組中に電話出るんスかこの人』
柚『こらー! ルール違反だよー』
仁奈『Pは仕方のない野郎でごぜーます』
P『…お前ら…自分のことは棚に上げやがって…くそぅ…』
幸子「…どうしてプロデューサーさんがラジオに?」
ちひろ「…さ、さあ」
幸子「(相変わらずこの五人組は自由ですね!)」
幸子「……そう言えば、楓さんの声は聞こえませんが」
ちひろ「あ、たしか楓さんは今日はお休み…」
幸子「お休み?」
楓『『あ…プロデューサーさんですか? よかった、繋がりました』』
幸子「…」
ちひろ「…」
幸子「…声…聞こえましたね」
ちひろ「そ、そうね。……あれぇ?」
・・・・・
楓「プロデューサーさんですか? こんばんは。ふふっ」
P『…か、楓さん…えっと、こんばんは。…じゃなくてですね…』
楓「けほっ」
P『! だ、大丈夫ですか? まだ体調が…』
楓「…あ、心配させて、ごめんなさい。…ええっと…体調は、もう平気なん
ですけれど…お聞きしたいことが」ケホッ
P『なんですか?』
楓「さっき、いつもならラジオ番組に出てるなってことを思い出して。お休みしているとやることもないですし、せっかくだから聞きたいなって思ったんです」
楓「けれど私の家にはラジオがなくて…」
P『……なるほど』
P『……』
P『えっとですね…たぶん、楓さんのスマホで聞けますよ』
楓「へ、本当ですか?」
P『ええ』
P『…ちょっと押して欲しいボタンがあるんですが…』
楓「?」
楓「…こうですか?」ピ
柚『こんばんはー、楓サーン』
仁奈『聞こえやがりますかー』モフモフ
P『もふもふすると聞こえないんじゃないか?』
仁奈『モフモフすると元気になるですよ!』モフモフン
P『携帯を元気にしてどうする』
比奈『楓さん、寝てなきゃダメじゃないッスか』
楓「…ぅ」キーン
楓「き、聞こえました…耳が痛いです…」
P『あ、すいません。耳から離してくださいね』
楓「さ、先に行って欲しかったです…うぅ…」スリスリ
楓「わー。でもこうしてラジオも聞けるんですねー。すごい」キラキラ
P『…そうですね』
P『えっと、体調は本当にもう何ともないですか? ちゃんと横になってます?』
楓「あ…はい。大丈夫です。お布団に入ってますから…」
楓「!」ピーン
楓「そうですね。お布団が吹っ飛んで行ったりしなければ、きっとすぐ治ります」フフ…
P『…そうですか』
楓「はい」ニコニコ
P『…まあ、無理はしないでください。ちゃんと安静にして。いいですね?』
楓「分かりました」コクン
・・・・・
P「…」
P「(たぶん、なにが起きてるか分かってないなこの人)」
P「…まあ、元気そうでなによりです」
楓『ありがとうございます』
P「スマホは横に置いてもらって…えっと、まあ、大きな声は出さないようにしてください」
楓『? はい』
比奈「……荒業ッスねぇ…」
P「…別の方法を説明するよりも、手っ取り早そうだし…こ、これで行こう。うん」
柚「えへへ。これで五人揃ったしね! 質問コーナー続けるよー」
仁奈「おー、でごぜーますー」
仁奈「質問でごぜーます!」
『今一番してみたいこととか』
P「はい」
比奈「私は……寝たいッス」
P「寝たりないのか」
比奈「ス。せめてもうちょい柔らかい枕を用意して欲しいッスねぇ」コンコン
P「だからパソコンは枕じゃないって」
楓『私の枕を貸してあげようか?』
P「それは……ちょっと難しいんじゃないですかね…」
楓『そうですかー…』シュン
P「(…楓さんって、そもそもラジオがなにか分かって普段出てるのかな…分かってなさそうだなぁ…)」
比奈「? プロデューサー、なんだか遠い目してまスけど…」
P「ああ、なんでもないよ…」ハハ…
P「柚はどうだ?」
柚「アタシ? アタシは…そうだなー。お風呂に入りたいカモ」
P「なに? みんなもうお仕事疲れちゃったの?」
柚「あっつーいお風呂とか、気持ちいいよね♪」
比奈「分かるッス。目が覚めるッスよね」コクコク
P「俺はぬるい方がいいんだけど」
比奈「男らしくないッスねぇ」
P「男らしさ関係ないだろ」
仁奈「めめしーです」
P「仁奈にまで言われると傷つくッス…」
比奈「マネしないでくださいよ」
楓『…』クスクス
楓『今度、みんなで温泉になんか行きたいですねー』
P「いいですね」
柚「旅行番組とかどうカナ!」
P「どうかなってのはなんだ」
比奈「おたよりお待ちしてるッスー」
P「タイミングを計ったような呼びかけはよしなさい」
仁奈「してやがりますー」
P「ほら。子どもはすぐ真似しちゃうんだから」
比奈「親かあんた」デモ、ゴメンナサイ
仁奈「Pは仁奈のパパですよ!」ピョン
P「違うぞ」
P「今度は仁奈に聞いてみようか」
P「今一番してみたいことは?」
仁奈「してみたいこと…、で、やがりますか…」
比奈「…そういえば、さっきはなにも考えずに答えちゃいましたけど」
P「聞き捨てならないな」オイ
比奈「…考えてみると、して「みたい」ことなんでスね。し「たい」ことじゃなくて」
P「ああ、そうだな」
仁奈「?? なにか違いやがりますか?」
柚「えと…もっと、普段しないようなことってことかな?」
P「たぶん、そんな感じじゃないかな」
仁奈「……ふだんしないような…?」ムム
P「まあ気楽な質問だからな。あんまり難しく考えなくてもいいと思うが」
仁奈「そうでごぜーますね…」ウーン
仁奈「!」モフピーン
P「お。思いついたか?」
仁奈「はい! だったらですねー、仁奈はパパに会いたいですよ!」
P「……ああ」
比奈「…仁奈ちゃんのお父さんは、たしか…」
仁奈「はい。海外にしゅっちょーしてやがります」
仁奈「えへへ。もうしばらく会ってないので——さ、さみしくは、ないです
けど。みんながいやがりますので」
P「よしよし」ナデナデ
仁奈「…」エヘヘ
仁奈「でも、たまには…会って、話…しやがりたいです」
P「…仁奈…」
柚「そうだよね。お父さんに会えないとさみしいよね」ナデナデ
仁奈「です」コクン
比奈「仁奈ちゃんは、いい子でスね」ナデナデ
仁奈「わぷ」
仁奈「…み、みんなして…なでなくてもいいでごぜーますよ…」//
P「だな。…あとこの番組、定期的に何とも言えない空気になるのな…」
比奈「適当な番組でスから」
P「分かってるのなら対処しろよ」ナデナデ
比奈「善処するッス」ナデナデ
仁奈「…聞いてやがりますかー…?///」
P「この調子で頑張ってれば、いつかきっと海外に行く仕事だって来るさ」
仁奈「そうでごぜーますか?」
P「ああ。そんでお父さんに、仁奈の元気な姿を見てもらおうな」
仁奈「…はい! 仁奈は頑張るですよ!」ピョンッ
P「その意気だ」ウン
比奈「期待してるッスよ、プロデューサー」
柚「おっきな仕事、取って来てね!♪」
P「がんばります」ハイ
楓『がんばってくださいね』
P「楓さんも頑張ってくださいよ」
楓『善処しますね』フフ…
P「…」ハハ…
比奈「じゃー次の質問、行くッスよー」
仁奈「おー!」
P「おー」
今日はここまでです。
乙、質問レスありがとうございます!
拾えていないものはまた次回、その他あれば、またお願いしますー。
比奈「質問ッス!」
『アイドルのお仕事で行きたい所(地域・施設・風景)はありますか?』
P「ちょうどさっきもそんな話題が出たな」
柚「旅行番組!」ハイ
仁奈「パパのところ!」ハイ
P「ほぼ願望だな」
楓『私は、えっと——』
P「温泉ですよね」
楓『…もう、自分で答えさせてくださいよぅ…』シュン
P「(いや、あなた一応今日は欠席ですから)」
比奈「でもたしかに温泉はいいでスねぇ。さいきん忙しかったし、ちょっとゆっくりしたいなーなんて」チラ
P「俺を見ても休みは降って来たりはしないぞ」
比奈「えー」ケチー
柚「えー」
仁奈「えー」
楓『えー』
P「最後の人はいままさにお休み中でしょ…」
楓『あ、そうでした』クスクス
P「そんなに休みが欲しいか?」
柚「え? ——あ、いや…そうでも、ないかな」
柚「さっきも言ったけど、忙しいのはアタシ好きだよ。アイドルやってるぅって思えるもん」
P「…そっか」
P「比奈はどうだ?」
比奈「私も…まあ、柚ほど真っ直ぐにアイドル活動に向き合えてるわけじゃ、ないかもでスけど…」
比奈「楽しいでス。可愛い格好するのも悪くないでスよね」ニヘラ
P「うん。仁奈は?」
仁奈「もちろん、楽しいですよ! みんなと一緒にお仕事しやがるのは——仁奈大好きです!」ニパッ
P「そっか」ニコ
P「だよな。安心した」
P「それこそさっきも話に出たけど——みんな、頑張りすぎじゃないかって、これでもけっこう心配してるんだ」
P「柚はけっこう抱え込むタイプだし」
柚「ぎくっ」
P「比奈は趣味があるし」
比奈「ス」
P「仁奈もけっこう我慢する」
仁奈「…もふ…そ、そうでごぜーますかね…」
P「ああ。お前たちは、適当そうに見えて意外と真面目だからな」
比奈「意外とは余計でス。…まあ、でも、そうかもしれないでスね」
P「ああ」
P「実際それで、楓さんは体調を崩しちゃったわけだし」
楓『も、もう本当に…なんともありませんよ?』
P「はいはい。それでもいつぶり返すか分からないんですから——楓さんは、もうラジオは切って、ちゃんと寝てください」
楓『あぅ……』
楓『分かり、ました。…ふふっ。プロデューサーさんは、本当に、お優しいですね』
P「とんでもない」
楓『それじゃ——プロデューサーさん、みんな、この後も頑張ってね』
比奈「はいッス」
柚「うんっ! お大事にー」
仁奈「ですよー」
P「…………と言うことで…」
P「び、病欠のところ特別出演の……た、高垣楓さん、でした」
比奈「適当に取り繕いましたね」
P「さすがに内輪で盛り上がりすぎた…は、反省します」
比奈「いいと思いまスよ。そういうラジオでス」
P「もはやマジックワードだな。“この番組はこういう番組だ”って」
比奈「だってそうだもん。ね?」
柚「ねー」
仁奈「ねー♪」
P「(可愛い)」
比奈「そんなわけで…そろそろお別れの時間でスね」
P「え、質問コーナーしかしてないけど」
比奈「今日のゲストがゲストでしたからね。普段は聞けない私たちの話を! ってことで…まあ、いいんじゃないでスかね?」
P「(だから適当すぎだって)」
比奈「…えと、それで——最後にこんな質問があるので。これで締めちゃいましょう」
P「よし来い」
『せっかくなんでアイドルのみなさん、Pに一言ずつお願いします』
P「…………お、おう。俺は聞く側か」
比奈「ちなみにこうも来てました」
『Pからアイドルたちに一言』
P「……なるほど」
比奈「こっちはまあ、さっき言ってくれたッスよね」
P「まあ、そうなるな」
比奈「というわけで——こほん」
比奈「まず私から。えと、プロデューサー」
P「は、はい」
比奈「いつもお世話になってまス」ペコ
P「…お、おう」
比奈「……それじゃ、次は柚——」
P「え!? いまので終わり!?」
比奈「なにか文句でも?」
P「ありありだわ! 雑! やり直しを要求するぞ!」ブーブー
比奈「うざい」
P「ひどい」
比奈「だって恥ずかしいんだもん」
P「…………」
比奈「これでいいでスか?」
P「……、うん」
比奈「…恥ずかしいのも本当でスけど、今さらだらだら垂れるような想いはないでス。本当に、プロデューサーにはお世話になってるッス」
比奈「こんなこと言うと、リスナーのみんなは嫉妬しちゃうかもしれないでスけど——」
比奈「私が、アイドルの“荒木比奈”になれたのは、この人のおかげでスから…許してあげて欲しいなっ、なんて」
P「……」
P「…柚、行くか」
比奈「照れてまス?」
P「照れてない」
比奈「…」クスクス
柚「アタシ? アタシは、えっと…」
柚「ありがとうございます」ペコ
P「…おう」
柚「てへ…いつも言ってるけど、ね。たまにはちゃんと、丁寧に伝えてみるよー」
柚「あ、いろいろな想いがこもってるのは比奈サンに同じだから!」
P「…うん」
柚「じゃ、仁奈チャンにパスだー」
比奈「照れてまス?」
P「う、うるさいなあ」
仁奈「大好きでごぜーます!」
P「」ブッ
P「…ま、また…ストレートな台詞だなぁ…」
比奈「プロデューサー、生きてここを出れるといいでスね」ボソ
P「(割とマジで不安だ)」
仁奈「仁奈はいまがいちばん楽しーですよ! 全部Pのおかげです。だから、大好きでごぜーます!」
P「キグルミより?」
仁奈「!? あ、う…え、えと…………お、同じくらい!」
P「そりゃ相当だ。ありがとな」ナデナデ
仁奈「えへへ…」
比奈「上手くかわしましたね」
P「(首の皮一枚繋がったかなぁ…)」ハハ…
柚「そんなわけでー。デレラジ×モフモフはこんな感じで、ゆるーく来週も行くよーまた聞いてねー」
比奈「今日もお疲れさまでした。最後まで聞いてくれたみんな、ありがとでス」
仁奈「ちゃんとモフモフして寝やがるですよ、リスナーの野郎ども!」
P「お、お休みなさい」
・
・
・
「お疲れさまでしたー」
「いやープロデューサーさん! よかったですよ! 反響ばっちりです!」
「…まあ、どんな反響かあえて詳しくは言いませんが…」ハハハ
P「…はは」
P「(ホント、笑いごとじゃない…俺、明日の朝日拝めるかな…)」ハハ…
「でもね。彼女たちの素顔っていうか…普段のらしさってのが出てたってのは、ホント、よかったと思いますよ」
P「…そう言って頂けると、…ちょっとは慰めになります」
「はははは」
P「あはは…」
「そういう気取らないところが魅力の四人組ですからね」
P「……。そうですね」
コク…
仁奈「…もふ…」
比奈「おっと。仁奈ちゃんはおねむッスね」ヨシヨシ
柚「今日もたくさんお喋りしたねー。楽しかったー」
P「そうだな」
比奈「ね。プロデューサー、明日はお休みでスよね? みんなで楓さんのお見舞いに行きましょうよ」
P「お、それはいい提案だ」
P「…と言うか、そうじゃなくても楓さんには会うつもりだったんじゃないか?」
比奈「あ、ばれてました?」
柚「てへ?」
仁奈「…もふ…」グゥ…
P「そりゃ俺だって、そのつもりだったし」
比奈「でスよねー」
P「ま、比奈たちも誘うつもりだったしな。じゃあ明日は、みんなで楓さんの家に行って、お見舞いついでに——…って感じで」
柚「だね!」
比奈「おけーッス」
P「よし。そうと決まればとっとと帰ろう! 今日もお疲れさま!」
比奈「はいッス」ニヘラ
柚「お疲れさまー」ニコ
仁奈「…で、ごぜーましゅ…」ニヘラ…
———おしまい
と思ったら終わった
乙
>>83 ごめんよーありがとー
実はこのスレは、今週の金曜日(6/14)に向けてのんびりだらだらやろう、
……と思って立てたのですが、本当に心底展開がだらだらになってしまいました。
反省します。
やっぱ短編でさくっと終わるのが、向いてるようです。
と言うことで、中途半端な感じでスイマセン。
6/14に、また短編を落としたいので、よかったら見てください。
乙、質問への参加、ありがとうございました!
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