モバP「朝目覚めたら隣に比奈が寝てた」(229)
荒木比奈「すぅ……すぅ……」
P「……え?」
P「なんで比奈が……」
比奈「にへへ……」バサッ
P「」
P「だぼだぼのスウェットがめくれ上がって腹が……」
P「触ってみたい――けどダメだよな」
P「……とりあえずトイレに行って状況を整理しよう」
P「うん、まずは昨晩の行動を思い出そう」
P「昨日は結構遅くなっちゃったから、帰ってきてから酒かっくらって寝ただけ」
P「……比奈が家にいる要素なんて欠片もねーじゃねーか」
P「え、じゃあなんで?」
ジャー
P「ふぅ、状況の意味不明さに対して快便であった」
比奈「あぁ~、ぷぉりゅ~ふぁ~」
P「お、起きたのか、比奈」
比奈「どぉ~ふぉ行ってたんれフかぁ~? はみひぃりゃないれフか~……」
P「……お前、酔ってる?」
比奈「うぅ~、朝はぁ~、弱いんでスよぉ~」
比奈「ぷろりゅーさー、早くこっち来て下さいよぉ~」
P「ん? あぁ――」
比奈「……」ギューッ
P「ぉふっ!?」
比奈「あぁ~、温かいッス~」
P「湯たんぽか俺は」
比奈「プロデューサーの匂いが濃いッス……」スンスン
P「」
P「……しまった、そう言えば昨日風呂入ってなかった」
比奈「まぁまぁ、良いッスよこのままで」
P「臭いだろ?」
比奈「我々の業界ではご褒美でスから~」
P「どこの業界だ」
P「でだ、荒木さんや」
比奈「?」
P「なんで俺ん家に居るの?」
比奈「寒かったんスよぉ」
P「そうか寒かったかー」
P「――って答えになってないよねー」
比奈「ところでプロデューサー、コタツのスイッチ入ってるスか?」
P「スルーですかそうですかコタツはまだ入れてないな」
比奈「じゃ、入れましょうよ~。この体勢も捨てがたいスけどツライでスし」
P「うんそうねそろそろ解放されたいしね」
P「あの~、荒木さん?」
比奈「なんスかー♪」
P「なんでわたくしめが荒木さんを抱っこする形でこたつに入っているのでショウカ?」
比奈「だって寒いじゃないスか♪」
P「解放されたと思ったのに解放されてなかった」
比奈「はい、ミカン剥けたッスよ♪」
P「アリガトウゴザイマス」
比奈「プロデューサー?」
P「ドウカシマシタカ?」
比奈「な~んでさっきから敬語なんスか?」
P(いや色々距離を取って考え事をしたいんだけど身体は密着したままだった)
比奈「……名前もいつもみたいに呼んで下さいヨ」
比奈「ヒ・ナって」
P「ねぇ確かに普段比奈って呼んでるけど何かニュアンス違く感じるのは俺だけ?」
比奈「?」
P(なんだろうなんかヒとナの後にハートが見えた気がしたがきっと気のせいだな)
比奈「あー、じゃいっそのこと、愛称で呼ぶのはどうッスかねぇ」
P「お前愛称って有ったっけ?」
比奈「ひーちゃん、じゃ何かありきたりッスかねぇ。ひなっち、ひなたん、ひーたん」
P「今考えるんかい。ってか、意外とバリエーション乏しいな」
比奈「むぅ」
P「……ひっちー」
比奈「なんかスッチーみたいッスねー」
P「俺も人のこと言えなかった」
P「すっかり目が覚めたみたいだな」
比奈「起きてたっスよ?」
P「イヤそうじゃなくて――まぁいいか」
P「いつまでそんな格好してるんだ?」
比奈「どっか出かけるんスか?」
P「出かけないなら着替えないって……比奈らしいと言えば、らしいか」
比奈「楽なんスよ、このぶかぶか」
P「ぶかぶか過ぎだろ」
比奈「そこらのコンビニ行く程度だったらこのままでも良いスけどね~」
P「おいそこのアイドル」
比奈「デートとかならやっぱりオシャレしたいじゃないッスか」
P「……ダレと?」
比奈「……むぅー」プクー
P(アレなんだこの可愛い生き物)
比奈「ミカン美味しー」モシャモシャ
モゾ
P「」ピクンッ
モゾモゾ
P(おいおい比奈、尻をあまり動かすなよ元気になっちっまうだろうが)
比奈「……ぁー、プロデューサー」
P「んー?」
比奈「ちょっとだけどいてもらって良いスか?」モジモジ
P「人のこと無理矢理この位置に配置しておいて、そんなこと言うのか」
比奈「いえ、そうじゃないんスけど……」モジモジ
P「じゃあなんだ?」
比奈「……トイレ」
P「あぁそうか。行ってこい」
比奈「うぃー、スイマセン」
P「場所分かるか?」
比奈「大丈夫ッスー、だいたい把握してるんでー」スタスタ
P「……え、なんで?」
比奈「はぁ~スッキリ」
P「仮にも女の子がそう言うこと言うなよ……」
比奈「えへへ……」
ズル……
P「ん?」
ストン
P「」
比奈「ありゃ――よいしょ、と」グイッ
P(あ、ありのまま今起こったことを話すぜ)
P(比奈が普通に歩いてたらスウェットのズボンが自然にずり落ちた)
P(しかも、若草の茂みが――が……)
P「……ぶかぶかにも程があるだろぉ!?」
比奈「にひひー」
P「あああ後なお前、ちゃんと中も着ろよ!」
比奈「家じゃ下着着けない派なので」キリッ
P「キリッじゃねぇよ、せめて自分の家でだけにしろ」
比奈「いいじゃぁ~ないッスか~」
P「……ちょっと待った」
比奈「?」
P「さっき、コンビニくらいならその格好で行くって言ってたよな?」
比奈「あ~、流石に下着は着けるッスよ?」
P「そこが問題なんじゃねーよ」
比奈「?」
P「心底不思議そうな顔すんなきょとんとした顔も可愛いだろうが」
比奈「そ~ッスかぁ? えへへ」
P「都合の良いとこだけ聞くなよな……」
P「下着着けててもズボン落ちちゃったらダメだろ?」
比奈「外じゃそんなことにならないようにしまスよ?」
P「俺の前でやらかしておいて信じられるか」
比奈「プロデューサーにならなんも問題ないじゃないッスか」
P「問題だらけだ、バカたれ」
比奈「ねぇプロデューサー?」
P「な、なんだよ……?」
比奈「アタシは――」ソッ
P(顔が近い近い近い近い!!)
比奈「プロデューサーなら、何されてもいいんスよ?」ギュッ
P「やめろシャレにならないだろっ」
比奈「シャレだと思うッスか?」サワッ
P「」
比奈「なんでこんなに元気になってるんスかねぇ?」
P「うるせぇあんなもん見せられて元気にならねー訳ねーだろ」
比奈「……」ガシッ
P「ちえりんチョーップ!」ペシッ
比奈「あ痛ぁっ!?」
P「何掴んでんの、ねぇ!? あなたアイドルでしょーが!」
比奈「責任を取って処理しようかと」
P「そんな責任を取る必要はない!」
比奈「……おかしいッスねぇ、資料通りならアレを掴んだだけでヘロヘロになるはずなんスけど」ウーン
P(そうだな、優しく触れられてたらヤバかったかも知れない)
P(が、力強く掴まれたおかげで逆に冷静になれた。本能的に息子の危機を感じ取ったらしい)
比奈「――と言うことは、アッチの方がいいんスかねぇ」ブツブツ
P「……アッチ?」
比奈「お尻の穴ッス」
P「」
比奈「お尻から前立腺を刺激すると気持ちいいらしいッスね? 資料にもそう書いてあるッスよ」
P「知らんわ!! 生まれてこの方、そんな特殊な体験はしたことねーよ!」
P「そもそもなんなんだ!? その資料ってのは!!」
比奈「モバP逆レイプシリーズッス」
P「え、なにそれ」
比奈「モバP逆レイプシリーズッス」
P「綺麗に言い直すなよそう言うことを聞きたいんじゃないんだよ」
P「なんだよその不穏な名前の資料……」
比奈「内容はタイトルのまんまの薄い本ッスよ。シリーズになってて巻数は一杯でス」
P「……なぁ、それ、俺出てんの?」
比奈「プロデューサーさん! 主人公ッスよ、主人公!」
P「誰のモノマネかは置いておくとして……なんで裏方の俺が薄い本になってんだ?」
比奈「モテモテッスからねぇ、プロデューサー」
P「意味が分からん。俺がモテる訳がない」
比奈「……今の状況でもそれを言っちゃうんスもんねー」ボソッ
P「ん? なに?」
比奈「いえ別に~」
比奈「ちなみにプロデューサーの秘蔵コレクションにこっそり忍ばせておいたッス」
P「なんだとう!?」バッ
P「ど、どこだ!」ゴソゴソ
比奈「……なるほど、割とオーソドックスな隠し場所ッスねぇ」
P「」
P「謀ったな!!」
比奈「ホントは普通に本棚に入れておいたッス」
P「ちょ、おま」
比奈「あ~、お茶美味し」ズズーッ
P「……誰かに見付けられたらどうすんだ全く」ゴソゴソ
P「これか――って、コレ全部!?」
ドサッ
P「何冊あるんだ、コレ……」
比奈「何冊ッスかねぇ。エーと――」
比奈「留美さん美優さん瞳子さん礼子さん志乃さんレナさん菜々さん瑞樹さん礼さん」
比奈「麻理菜さん夏美さん楓さん真奈美さんのあさんヘレンさん、あとマストレさんとベテトレさん」
比奈「あ、そうそう、この間早苗さんが追加されたッス」
P「」
P「……あれ? この絵柄……」
P「なぁ、コレって描いたの、比奈だろ?」
比奈「よく分かったッスね、さすがプロデューサー」
P「線のタッチとかが前に描いて貰ったイラストにそっくりだったからな」
比奈「良く見てるッスねぇ。ちょっと照れまス」
P「って言うか、資料資料ってお前の妄想じゃねーかっ!!」
比奈「違いまスよー」
P「何が違うんだ!?」
比奈「それぞれの人のリクエストで内容決めて描いたんスもん」
P「」
P「……え?」
比奈「一応リクエストに対して多少のアレンジは加えましたけど、基本的に皆さんの意見を踏襲してるッスよ」
P「え、なにそれ」
比奈「愛されてまスよねー、プロデューサー?」
P「何やってんの君たち……」
比奈「ちなみに予約はまだまだ入ってるんで」
P「」
比奈「事の始まりは留美さん達からの依頼だったんスけど、それで描いたのが他の人にまで出回っちゃいまシて」
比奈「気付いたら行列が出来てたッス」
P「……そう言えば大人組、その中でも年長組ばっかだな」
比奈「そりゃ一応、内容が内容ッスからねー」
比奈「あと、本気で事務所内に出回られても困るんで、年齢制限はキツ目にしてまスよ」
P「そう言う気配りは出来るんだな。不思議だわー」
http://i.imgur.com/PxG8hIn.jpg
和久井留美(26)
http://i.imgur.com/cgDD2oY.jpg
三船美優(26)
http://i.imgur.com/COd7uAE.jpg
服部瞳子(25)
http://i.imgur.com/ODI4FW3.jpg
高橋礼子(31)
http://i.imgur.com/SongoI7.jpg
柊志乃(31)
http://i.imgur.com/n1FQ2r0.jpg
兵藤レナ(27)
http://i.imgur.com/tUkm8lN.jpg
安部菜々(17?)
http://i.imgur.com/jNZ8pqw.jpg
川島瑞樹(28)
http://i.imgur.com/kwOzygw.jpg
篠原礼(27)
比奈「いやまぁ皆さん色々溜まってるみたいで、濃いッスよー、どれもこれも」
比奈「一番ソフトなのは美優さんスかね」
比奈「それでもなかなかッスけど、他の人に比べたら、ぜんぜん甘々でシたね」
P「……俺はどんな顔をして事務所に行けば良いんだろう。わからないわ」
比奈「スケベな目で視姦でもしてあげたら、みんな喜ぶんじゃないッスかねぇ?」
P「アイドルが視姦とか言うんじゃない」
比奈「なーんでッスか、アイドルなんて視姦されてナンボッスよ」
P「言い方に悪意が有りすぎだろ!?」
http://i.imgur.com/P6G6nEn.jpg
沢田麻里菜(26)
http://i.imgur.com/0BANkvH.jpg
相馬夏美(25)
http://i.imgur.com/jA14wO3.jpg
高垣楓(25)
http://i.imgur.com/Co4v1tW.jpg
木場真奈美(25)
http://i.imgur.com/HyTbuz6.jpg
高峯のあ(24)
http://i.imgur.com/VOEMtV3.jpg
ヘレン(24)
http://i.imgur.com/vG5jxOR.jpg
マスタートレーナー(28)
http://i.imgur.com/cupf3oZ.jpg
ベテラントレーナー(26)
http://i.imgur.com/0mPOFpJ.jpg
片桐早苗(28)
P「……はぁ、頭痛くなってきた」
比奈「風邪ッスかー? 看病しまス?」
P「いや風邪じゃないから……」
P「そういやまだ飯食ってないなぁ。どこか食いに行くか?」
比奈「あれ、普通に誘ってくれるんスね」
P「そりゃまぁな、何で居るのか知らんが、俺の家にいる奴を放って飯食い行くほど冷たくはないぞ」
比奈「それは嬉しいスけど、どうせならここで食べたいッスね」
P「て言っても、冷蔵庫にゃ酒くらいしかないからなぁ」
比奈「お弁当買ってくるッスよ」
P「コンビニ弁当ってのも味気ないな」
比奈「じゃあホモ弁行くッス、ホモ弁!」
P「ホモ!?」
比奈「ホモじゃないス、ホモ弁ッス」
P「何が違うんだって言うかホモホモ連呼するな誰か召還されそうでイヤだ」
比奈「あれ、プロデューサー知らないんスか、ほっともっと」
P「……ハイ?」
比奈「ほっともっと、略してホモ弁」
P「その略し方はどうなんだ」
比奈「結構浸透してると思ってましたけど、そうでもないんスかね」
P「え、普通なのそれ?」
比奈「と思うんスけどねー」
P「んじゃ、弁当買いに行くか」
比奈「ほーい、じゃ、行きましょー」
P「……」
比奈「……?」
P「すっかり忘れてた。着替えろ、比奈」
比奈「えー、良いッスよ、コレで」
P「よくねーよ、外でアレやったらはっ倒すぞ」
比奈「ふむ、Sかぁ」
P「あ゛ぁ!?」
比奈「分かりまシたよキレないでくだサい」ヌギ
P「ちょおぉぉい!?」
比奈「もー、今度はなんスかー?」
P「ここで着替えるのかよ!」
比奈「じゃあドコで着替えるんスか」
P「台所とかトイレとか?」
比奈「寒いじゃないッスか、イヤッスよ」
P「じゃあ俺がそっちに――」
比奈「寒いッスよ? 風邪引いちゃいまスよ?」
P「イヤそれくらい――」
比奈「だーめッス」
P「えぇぇ」
P「……分かった、反対向いてるからな」
比奈「……見ても良いのに」
P「勘弁してくれよ」
比奈「!……分かりまシたよー」
パサ、ゴソッ
P(……ん?)
鏡(よう)
P(あ、この位置アカン。鏡で後ろが丸見えやん)
お尻(ょぅ)プリーン
P「ぶふぉっ!?」
比奈「どうしたんスかー?」ニヤニヤ
P「い、いや、なんでもない、YO?」
P(目をつむって瞑想しようそうしよう)
比奈「着替え終わったッスよ」
P「……早いな」クルッ
P「ってジャージかよ!」
比奈「ほっともっと行くくらいならじゅーぶんッス」
P「……まぁいいか、一応変装にもなるだろ」
P「ふうぅ~、さぶさぶ」
比奈「……」ギュウッ
P「……おい?」
比奈「なんスかー?」
P「腕が重い」
比奈「そっスかー」
P「離せよぉ」
比奈「寒いからダメッスー」
P「はぁ……」
ラッシャーセーッ
P「えーと、俺は~しょうが焼弁当で」
比奈「アタシは塩から揚弁当、と、肉野菜炒めをおかずだけで」
P「そんなに食うのか?」
比奈「まぁまぁ、良いッスから」
P「まぁ良いけどさ……」
比奈「ねぇプロデューサー、あそこってスーパーッスよね?」
P「ああ、そうだけど」
比奈「ちょーっと買い出しに行ってきますんで、ここお願いするッス」
P「は? おい、ちょっ――行っちまった」
アーニャッシター
P「さて……比奈はまだスーパーかな?」
P「ここで待ってた方が良いか」
比奈「お待たせしまシたー」
P「おぅ。って、ずいぶん買い込んだな」
比奈「はい色々と」
P「重そうだし、持とうか?」
比奈「んー、じゃあ交換って事で」
P「よし――じゃあ帰るか」
比奈「は~い」
P「ただいまー」
比奈「ただいまッスー」
P「で、何なんだ、お前が買った物。見たところほぼ食材みたいだが」
比奈「夕飯の準備ッスよ」
P(え、夜まで居る気なのこの子?)
比奈「ヤカンとコンロ借りまスねー」
P「ん? ああ」
比奈「えーっと……ヤカンはここで……」ゴソゴソ
P「……比奈の奴、遅いな。何してるんだ?」
P「とりあえず弁当を袋から出しておくか」
P「えーっと、これが――」
和久井留美(薄い本第1巻表紙)「……」ジー
P「――そうだよ忘れてたよ」
P「女の子と家にいるのに、薄い本が食卓に置いてあるっておかしいだろ……」
P「隠す――必要はないか。あいつが描いたもんだし」
P「脇に置いておけば良いか」
P「……な、内容なんて気にしてないんだからねっ」ペラ
―――
――――――
留美『ふふふ、これでもう動けないわね、プロデューサー君?』
P『っ……留美さん、俺をどうする気ですか』
留美『ここでずっと、二人きりで――なんて良いかもね?』
P『そ、そんなの!』
留美『ふふ、嘘よ。そんな事しないわ』
P『とにかくっ! この縄をほどいてください!』
留美『それはダメ。貴方逃げちゃうでしょ?』
P『くっ――』
留美『ひとまず、そうね……既成事実でも作ろうかしらね』
P『』
―――
留美『ぢゅるっ……ちゅっ……』
P『うっ、くあっ、留、美さんっもうっ――』
留美『……』チュポッ
P『ぁ……』
留美『ダメ、口なんかに出しちゃ――貴方が出すべき所は、ここよ……』クチュッ
ズッ ズチュッ
留美『あっ、あんっ』
P『ぐっ――んっく――』
ズチュッ グチュッ
留美『いいっ、良いわっ、プロデュッ、サーッくんっ』
留美『ほらっ、出しなさいっ! 私の中にっ!!』
P『うあっ! もう、無理っ』
ビュルッ ドクッドクッ
留美『ふふ――ふふふ、一杯出しちゃったわね、プロデューサー君?』
P『はぁっ、はぁっ……』
留美『さて、と。それじゃあ――』
P『やっと、解放、される……』
留美『第2回戦――イくわよ?』
P『えっ!?』
留美『しっかりと、確実に、既成事実が【出来る】まで、何度でも――何度でも、ね?』
――――――
―――
パタン
P「……oh」
P「これはアカン」
パラ
P「アレなんか落ちた」
婚姻届「和久井留美」
P「」
P(何も見てない何も見てない何も見てないアレは幻覚アレは幻……)
P「おーい、比奈ー、早く食おうぜー」
比奈「はーい」
P「ずいぶん遅かったな」
比奈「てへへ、少し夜の準備を」
P「あ、そ、そうか。って、何を持ってんだ?」
比奈「まぁまずは一杯」コトン
P「おいおい、昼間から酒かよ……」
比奈「良いじゃないッスかー。それに冷蔵庫お酒だらけすぎて何も入らないんスもん」
比奈「どーせ1日ダラダラするだけなんでスよね?」
P「ぐっ……まぁそうだけどな」
比奈「おつまみはー、これっ!」
P「なるほど、その為の肉野菜炒めかー」
P「って、頼んだ時にはそのつもりだったんじゃねーか」
比奈「へへー、じゃ、かんぱーいっ!」ゴクゴク
P「しょうがねぇなー」グビグビ
ズズー
P「ふぅ、なかなか美味かったな」
比奈「ごちそうさまでシたー」
P「まっさか、みそ汁が出てくるとは思わなかった」
比奈「レトルトッスけどね」
P「いやいや、有るのと無いのじゃだいぶ違うからな。サンキューな」
比奈「えへへ」
P「ところでな、比奈」
比奈「どうしたんスか、珍しく真面目な顔して」
P「ほっとけ」
P「……なぁ比奈、お前、俺んち把握しすぎじゃね?」
比奈「……」
P「なんとか言ってく、れ――?」クラッ
P「あれ、身体から力が……」
比奈「ふふっ、あはははっ」
P「ひ、な……?」
比奈「お酒も入ると効きが早まるんスねぇ、あのクスリ」
P「……な?」
(しばらくの間、Pのセリフは副音声でお送り致します)
比奈「あ、特別害はないッスよ。しばらく身体に力が入らなくなるだけなんで」
P「あ……う……」
P(ああクソ! 口もろくに動かねーじゃねーか! ホントに害ないんだろうなぁ!?)
比奈「えっと、それじゃヌギヌギしましょうネー♪」
ズリズリ
P(こら! ズボンを脱がすんじゃない!!)
ボロン
比奈「あら可愛いッスね」
P(いやん)
比奈「これ、普段のサイズッスかー?」
P(ちくしょう、こんなの羞恥プレイだよ)コクコク
比奈「ふんふん、大体こんなもんスか」
比奈「それじゃそろそろ、おっ勃ててくださいッス」
P(バカ、言われてハイそうですかって勃てられるか。しかもこんな状況で)
比奈「……?」
比奈「あぁ、これじゃダメッスよね。それじゃあ――」
P(? おい、何する気だ、やめろ! そんなところに顔を近づけるな!)
比奈「……」スンスン
P(嗅ぐなバカぁ!!)
比奈「なかなか独特な匂いッスねぇ」
比奈「……」ペロッ
P(ひぁん!)ムクッ
比奈「勃った勃った! pちゃんが勃ったッス!」
P(とは言え、何か色気が足りねぇなぁ)シナッ
比奈「……あれっ?」
比奈「おかしいッスね、一度勃ったら出すまでそのままなんじゃ?」
P(んなこたぁない。半勃ちだったしな)
比奈「そう言えば朝も……あー」ヌギッ
P(アカン)
P(っと、そう言えば、一度外出たから下着は着てるのか)
P(まぁイイか悪いかと言ったらアカン事には変わりないんだが)
比奈「プロデューサー……その、どうッスか、この下着?」
P(エロ下着……だと!?)
P(乳首も大事なとこも隠れてないじゃないですかぁ! 仕事しろよ下着!!)
比奈「資料用に礼子さんが買ってくれた奴、なんスけど……」モジモジ
P(下着姿で若干恥じらってる姿は良いんだが……)
P(俺、コイツに薬盛られたんだよなぁ……)
比奈「……むー、勃たないッスねぇ」
P(ちかたないね)
比奈「……」ジー
P(ん? なにやら比奈が俺の股間を見つめてらっしゃる)
比奈「……」パクッ
P()
比奈「ちゅっ……ちゅぱっ……」
P(やーめーろーよーっ!)ムクムクッ
比奈「っ……ちゅちゅっ」
P(ああっ、ぎこちない舌使いがっ、流石にもうダメ……)ビキッ
比奈「ぷふぅっ」
比奈「ぅぁ……こんなに大きくなるんスか」
比奈「対比で言ったら漫画で見る方が大きいと言えば大きいッスけど、生で見るとやっぱ違いまスね」
比奈「入るかなぁ……」ボソ
P(おうコラ、今のは聞こえたぞ。やめろ、そんなこと考えるのは)
比奈「あ、そうだ」
P(嫌な予感しかしません)
比奈「せっかくだから、射精してるところ見せてくだサい」
P(やっぱりぃ!!)
比奈「もっと舐めたら、出るっスよね?」パクッ
P(ひぃぃ!)
比奈「ちゅるっ……ぢゅっ」
P(やべぇ、なんかついさっきより上達してんぞコレ)ビクッビクッ
比奈「ふぉうッフふぁー?」
P(加えたまま喋るなぁ!! あっ――)ビュルルッ
比奈「っ!? ごほっ、えふっ」ポタタッ
比奈「っはぁ、急に出すから口離しちゃいまシたよ、も~」
比奈「あぁあ、眼鏡まで……」
P(あ――白濁液まみれの比奈……エロい)メキッ
比奈「ひっ!? さ、さっきより、大きく……?」
比奈「……こんな大きいの入れたら、アタシどうなっちゃうんスかね」
P(入れなくて良いでしょ?)
比奈「そろそろ……良いッスよ、ね?」
P(ダメです。イイけどダメなんです)
比奈「い、入れまス、よ」
P(怖いなら止めればいいと思うんだ、俺は)
ツプッ
比奈「っ!」ビクンッ
P(ほらっ、今ならまだ間に合うから!)
比奈「……っ」プルプル
P(ふぅ、どういう訳か止まってくれた……良かった……)
P(しかしその中腰の体勢ツラくないのか?)
ツルッ
比奈「ぁっ――」
P(えっ)
ズンッ
P「うがっ!?」
比奈「~~~~~~~~~っ!?」
P「あれ、しゃべれた」
比奈「……」ブルブル
P「っ!? 比奈っ、大丈夫か!?」
P(転んだ勢いで全部入っちまったのか)
比奈「……だぃ」
P「ん?」
比奈「い゛だ~~~い゛っ!!」ウルウル
P「」
比奈「なんなんスか! なんなんスか!!」
比奈「こんな痛いなんて聞いてないッスよ!!」
P「そ、そうか……初めてか」
比奈「……そりゃ、ぐすっ、そうッスよ……こんな地味子、ひっぐ、誰も、相手になんてしてくれませんよ」
P「お、身体もなんとか動くようになってきたな」ナデ
P「見る目がないよな~、みんな。比奈はこんなに可愛いのに」
比奈「っ――」
ギュウッ
比奈「きゃっ」ビクンッ
比奈「痛っ」ズキン
P「良いから動くな、しばらくそうしてろ」
比奈「……はいッス」
P(とは言えここまでやっちっまったしなぁ)
P(初めてがこんな中途半端で終わりってのは、ちょっと可哀想か)
比奈「プロ、デューサー」
P「どうした?」
比奈「もうちょっと、小さくして、くれません?」
P「無茶言うなよ……」
比奈「さっき、一度勃った後、萎れてたじゃ、ないッスかぁ」
P「あれはまだ半勃ちだったからなぁ」
P「それに今は、絶えず刺激されてて、無理」
P「比奈も膣の中で締め付けるのやめてくれない?」
比奈「そんなの、無理、ッスよ。痛いので、一杯一杯、ッスし……」
P「だよなぁ」
P「そんな訳でしばらくこうしてるしかないな」
P「無理に抜くのも痛いぞ、多分」
比奈「っ、分かり、まシた」
P「ちょっと話でもして、少し気を紛らわせようか」
比奈「……」コクン
P「なんでこんな事をしようと思ったんだ?」
比奈「……」
P「言いたくないか?」
比奈「だって……だってっ」
比奈「皆さんの、妄想を、聞いてたら、いつか、ホントに、プロデューサーが、襲われちゃう、って思って」
P「うん…………うん?」
比奈「だったら、アタシが先に、襲っちゃおうと」
P「ああ、うん、その思考はおかしい」
P「ちょっと話でもして、少し気を紛らわせようか」
比奈「……」コクン
P「なんでこんな事をしようと思ったんだ?」
比奈「……」
P「言いたくないか?」
比奈「だって……だってっ」
比奈「皆さんの、妄想を、聞いてたら、いつか、ホントに、プロデューサーが、襲われちゃう、って思って」
P「うん…………うん?」
比奈「だったら、アタシが先に、襲っちゃおうと」
P「ああ、うん、その思考はおかしい」
比奈「プロデューサーは、地味なアタシを、スカウト、してくれまシた」
比奈「誰も、アタシなんて、見向きも、しなかったのに」
比奈「プロデューサーだけは、アタシを、見付けてくれまシた」
P「……」
比奈「最初は、アイドルなんて、絶対無理って、思ったッスよ」
比奈「OKしたのも、プロデューサーが、しつこかったからで」
比奈「でも、日々のレッスンでも、真剣にアタシと、向き合ってくれて」
比奈「デビューした時には、一緒に喜んでくれて」
比奈「――好き、なんス。いつの間にか、好きになってたんス」
比奈「でも、事務所のみんなも、プロデューサーの事、好きなんス」
P「そんな訳――」
比奈「ないって、言えるんスか? 言えちゃうんスか?」
比奈「アレを、見た、後に……」
P「あぁ……分かってるけど、な」
P「そう言わなきゃダメなんだよ。俺の立場として、な」
比奈「っ――」
P「なぁ、比奈」
比奈「何、スか……」
P「……」チュッ
比奈「はぇっ!?」
P「告白してくれて、ありがとう」
比奈「……なっ、えっ?」
P「なんでうろたえるかな、今更」
比奈「せっ、せっ、せっ――」
P「せっ?」
比奈「セクハラッスよーっ!!」
P「お前もっとすごい事してるの分かってる!?」
比奈「っ――んっ」ピクッ
P「ん、痛いか?」
比奈「いえ……と言うか、むしろ……」
P「え、もう感じてるのか?」
比奈「まだちょっと疼くッスけど、ちょっと、その、気持ち、良いッス」
P「そうか、なら……」ズッ
比奈「ひぃんっ!?」
P「……どうだ?」
比奈「い、イイッス……もっと――」
P「わかった」ズッズッ
比奈「んっ、あっ、あぁっ、はぁっ――」
比奈「あふっ、んっ、くぅっ」
P「比奈、もうちょっと、大きく動くぞ」
比奈「はっ、はひぃっ!」
比奈「あっ、あぁぁぁっ、す、すごっ」
P「はぁっ、くっ――」
比奈「気持ちいいっ、気持ちいいッス! ア、アタシ、おか、おかしく、なっちゃっうっ」
P「あぁっ、なっていいぞ! 俺がっ、面倒見てやる!」
比奈「ぷろっ、りゅぅさぁ! らひて、にゃかに、らひてっ!!」
P「そ、そんな訳に、行くかっ」
比奈「らめっ、にゃかがイイっ」ガシッ
P「あっ!? こら!」
比奈「らいしゅきっ、ッス!」
P「ぐっ、くそっ、出るっ」ビュルッビュルルッ
比奈「ひっあっ、あ、あ゛あぁぁぁぁ~~~~~~~っ!!」ビクビクビクッ
P「はぁ、はぁっ――」
比奈「ひゅぅ――ひゅぅ――」
P「比奈、大丈夫か?」
比奈「ひゃぃ……」
P「そうか……」チュッ
比奈「んっ、ちゅ……」
P「っはぁ……」
比奈「……あはは、なんか、やっちゃいまシた、ね?」
P「そうだなぁ……俺は被害者だけどなぁ」
比奈「っ――そう、ッスね」
P「比奈はさ」
比奈「……はい」
P「普段の素の地味な姿と、アイドルやって輝いてる時と、全然違うだろ?」
比奈「そうッスかねぇ」
P「うちの事務所で、一番、灰かぶり姫って言葉が似合うって、俺は思ってる」
比奈「? 灰かぶり、って、確か――」
P「サンドリヨンとか――」
P「シンデレラ、とも呼ばれるな」
比奈「……じゃあ、プロデューサーは、魔法使いッスかね」
P「そうかもな」
P「……でも」
比奈「?」
P「俺を、お前の、王子様にしてくれませんか?」
比奈「!?」
比奈「あ、えっと、その……」モジモジ
P「どうだ? ん?」ニヤニヤ
比奈「っ~~~~~~~!!」ペシペシ
P「あいてて」
P(真っ赤な比奈、かわいいっ)
比奈「そ、そんなこと、言っちゃダメなんじゃないんスか!?」
P「王子様なら、グレーゾーンじゃないか?」
比奈「レッドゾーンッス!」
P「そっか、ダメか」
比奈「……ッス」
P「ん?」
比奈「ダメじゃ、ないッス、よ」
P「そうか……よかったぁ」フゥ
比奈「プロデューサー?」
P「成り行きでとは言え、こんな事しちまったからな」
P「責任、とらないとさ」
比奈「――責任感、だけなんスか?」
P「んな訳あるか」
P「好きだ、比奈」
比奈「……」グスッ
比奈「嬉しいッス」
P「ああ、嬉しいし、幸せだ。な?」
比奈「はいっ」
P「あー、ところで、比奈さんや」
比奈「なんスか?」
P「お前、今朝はどうやってここに入ったんだ? 鍵かかってたろ」
比奈「えーと……」ゴソゴソ
比奈「この針金で」
P「わぁ、すごい。そんなこと出来るんだぁ」
比奈「レッスン頑張ったッス!」
P「なんのレッスンだよ! ドコに向かってるのお前? ねぇ??」
P(母さん、うちのシンデレラは泥棒の素質がありそうです)
P「じゃあこれ、うちの鍵だから」
P「もう空き巣まがいのことするなよ?」
比奈「はいッス!」
比奈「もうちょっとで出来まスからねー」
P「おぅ、楽しみだな、比奈の手料理」
比奈「そんな大した物じゃないッスよ」
P「アイドルの手料理だぞ、そうそう食えるモノじゃないだろ?」
比奈「これからは、たまには作りに来まスから」
P「ああっ」
比奈「お待たせッス」
P「おお、これはなんだ?」
比奈「……なんスかね?」
P「おいっ」
比奈「いえ、この前、簡単でヘルシーな料理って言うんで、作り方教えてもらったんスよ、ネネに」
比奈「とりあえず、鶏肉とキャベツのトマト煮込みッス。正確な名前は知らないッス」
P「そうか、しかし美味そうな匂いだな」
比奈「味はトマトがメインスから、そうそう不味くはならない筈ッス」
P「んじゃ、いただきます!」
P「はふはふっ、あっつっ」
比奈「慌てすぎッスよ、プロデューサー」
P「ハハハ、美味そうでな、つい」
比奈「で、どうッスか?」
P「あぁ、美味いよ」
比奈「プロデューサー」
P「うん?」
比奈「夕飯食べたら、また……」
P「ダーメ」
比奈「えー、なんでッスかー?」
P「明日は仕事なんだし、早めに帰れ」
比奈「……着替えなら、数日分有るッスよ」
P「……始めからそのつもりか」
比奈「えへへ」
比奈「プロデューサー、言っておくことがあるッス」
P「ん、なんだ?」
比奈「他の人に襲われて事に及んじゃうのは見逃すッスけど――」
P「今からなんの心配をしてるんだ、お前は」
比奈「浮気は許さないッスから――」
比奈「――ねぇ? プロデューサー?」
おわり
ちなみに薄い本の内容は、一部の人だけ何となく考えてました。
美優さんは拘束したPにご奉仕と称して全身隅々まで舐め舐め
瞳子さんは前立腺プレイ
木場さんは最初攻めだったのが逆転されて受け
ヘレンさんはガチSM(女王様)プレイ
とか、そんな感じ
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