武内P「それは、まずいですね……非常に」
ちひろ「ええ、テレビ局のお偉いさんには古い考えの方が多いですから、こういう噂が広まると局の方から敬遠どころか倦厭されかねません……」
武内P「その影響が他の皆さんにも飛び火してしまう可能性も……しかし一体何故そんなことに」
ちひろ「さあ………けどネット掲示板やSNSでそういった類の書き込みが散見されるみたいですね、見てみますか?」
武内P「お願いします」
ちひろ「では、例えばこの"【♀×♀】ラブライカはリアルガチ百合ップル【キマシ】"というスレですが」
武内P「……ひどいタイトルですね、吐き気がします」
ちひろ「ここの、例えばこの書き込みですかね……」
武内P「ふむ……」
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1440107059
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予言するけど来年二人は結婚すると思うんだ
ワリとマジで
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あいつらなに二人で手つないで歩いてんのかね なんなの本当
お似合いカップルかよwww
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もうすでに結婚しちゃってるんだよなぁ……
ちな娘の名前は蘭子
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ラブライカの二人がいまさっきラブホテルに入ってったよ
アーニャちゃんまだ15歳なんだけど女の子同士だから問題ないよね!
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新田ーニャこそ この世界の真理
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ちひろ「あとは……」カチカチ
武内P「も、もう結構です、十分見ましたから……うぷ」
ちひろ「分かりました、それで状況のほうは把握してもらえましたか?プロデューサーさん」
武内P「はい充分に、これは早急に手を打たなければいけませんね」
ちひろ「お願いします」
~後日~
ガチャッ
美波「失礼します」
武内P「すみません新田さん、お忙しいところを呼び出してしまって」
美波「いえ、それで一体なんなんですか?私に用って」
武内P「はい、実は新田さんにお聞きしたいことがありまして、その……とある噂のことについて」
美波「噂、ですか?」
武内P「はい、ただの噂ならばいいのですが……ラブライカのお二人が」
………
……
…
美波「……まさか、そんな」
武内P「こういった書き込みの全てが真実だとは私も思っていません……ですが、恐らく貴方にも思い当たる節があるんじゃないでしょうか?」
美波「思い当たる、あ……」
武内P「……何か、思いつきましたか?」
美波「ち、違うんです!ただあれはその……ほんのスキンシップというか、ただちょっと街中で手を繋いでただけ……というか」アタフタ
武内P「………本当にそれだけですか?」
美波「……それは、もちろん……です」
武内P「……ふむ」ジロリ
美波「……………っ」
武内P「……新田さん、単刀直入にお聞きします……貴方は、アナスタシアさんのことが"好き"なんですか?」
美波「はぇ?!……えっ、そ……それは」
武内P「答えてください、これは大事なことなんです……」
美波「いや………その……もちろん、アーニャちゃんのことは好き……ですよ、でもそれは……別にそういう好きじゃなくて、もっとこうプラトニックな意味で」
武内P「………嘘ですね」
美波「……っ!?」ギクッ
武内P「…………そうなんですか新田さん、貴方は」
美波「………………」
武内P「……はぁ」ヤレヤレ
美波「ごめんなさい、私……事務所にまで迷惑かけるつもりはなくて……これからは気をつけますから!……だから」
武内P「……………」
美波「……お願いします、私のせいで……アーニャちゃんに迷惑をかけてしまったら……私、もう」
武内P「………病気ですね、新田さん……はっきり言ってしまえば、貴方は病気です」
美波「……………え?」
武内P「そんな女の子同士で好きだなんて……同性愛は立派な病気ですよ、まっとうな人間の生き方から逸脱した精神疾患に他なりません」
美波「…………何を言ってるんですかプロデューサーさん……そういうこと、冗談でも怒りますよ」
武内P「冗談ではありませんよ、貴方は病人なんです……アナスタシアさんも同様のようですが、そちらも早急に対処しなくては」
美波「……わ、私とアーニャちゃんのこと、プロデューサーさんはそんな風に思ってたんですか………そんな、ひどい」
武内P「ひどいのはあなた方の病状の方です、仕方がありません……こっちに来てください、一刻も早く治療しなくては」
美波「ゃ、いやっ……こないで、さわらないで!!」バッ
武内P「……………チッ、いいからこっちへ来いって言ってんだコラぁ!!」バシッ
美波「きゃっ!」ドサッ
武内P「ったく……無駄な抵抗なんかしないでくださいよ、面倒くさい」
美波「う、ぁ……こんなことするなんて、急に……まるで別人みたいに、プロデューサーさん……貴方」
武内P「くっくっく、バレちゃしょうがねぇな……そうだ、俺は武内Pなんかじゃねぇ」ベリベリベリ
美波「!?……か、顔が」
俺P「プロデューサーはプロデューサーでもな、俺だよ俺……俺Pだよ!」バーンッ
美波「なっ………だ、誰?」
俺P「ったくお前ら、アイドル同士でイチャイチャしやがって……虫唾が走るんだよ!」ビシッ
美波「痛っ!?……つ、ぅ」
俺P「アイドルはプロデューサーにだけ親愛度上げときゃいいんだよ、なぁ美波……」グイッ
美波「い、言ってる意味が、いったい……なんの話を」
俺P「まぁいいや、お前の病気は俺がしっかり治療してやるよ……ほらケツ向けろよ美波」
美波「ち、治療ってなにするつもりなんですか、い……いやぁああっ!!」
俺P「そんなの決まってんだろ?俺がお前に男の良さをしっかり刻み込んでやるんだよ!」
美波「い、いや!そんなこと、しないで!お願いですから!」
俺P「ケッ、どうせほっといたって大学の連中に輪姦されるだけなんだから、今の内にヤッといた方が楽だし、いいと思うけどなぁ」
美波「や、やめて……いやっ!誰か助けて!!」ジタバタ
俺P「いくら騒いだって助けは来ないぞ、ドアだって鍵がかけてあるし諦めて素直になれよ……なぁ」ベロォ
美波「ひっ!」ゾゾッ
俺P「さてと、さっそくこっちをご開帳……おぉ、意外と下着はまだ子供っぽいんだなぁ」
美波「い、や……みない、で………そんな……ごめんなさい、アーニャちゃん……ごめんなさい……私」
俺P「まず俺に謝れよ(迫真)」
パリンッ‼︎
ガシャァァアアアンッ‼︎
俺P「な、なんだ!?」
アーニャ「ミナミっ!!」シュバッ
美波「ぇ、ええっ!?アーニャちゃん?!」
俺P「なにっ窓から!?ここは地上23階だぞ!!いったいどうやって」
アーニャ「ミナミから離れてください!」スチャッ
バンッ
俺P「ぐげっ!?」ブシャアッ
アーニャ「ふぅ……排除完了、ですね」
美波「あ、アーニャちゃん………な、なにその銃……じゃなくて、一体どうして」
アーニャ「すみません、家からドラグノフを取ってきて……助けにくるのが遅れてしまいました」
アーニャ「大丈夫でしたか、ミナミ……?」サラァ…
美波「っ///」キュン
美波「っ!………ばか」ダキッ
アーニャ「ミナ、ミ?」
美波「バカバカばか!アーニャちゃんのおたんこ美人!う………うぅ」ポカポカ
アーニャ「……ぇ、えと」
美波「………おそいよ、もう少しで私……わたし…」
アーニャ「……すみません」
美波「ばか……ば、か」ギュッ
アーニャ「………ミナミ」
俺P「」ドクドク
美波「………」ギューー
アーニャ「み、ミナミ?……ちょっと、くるしい……です」
美波「……キス」
アーニャ「え?」
美波「キス、してくれなきゃ許してあげないもん……」ムスー
アーニャ「……分かりました……お安い御用です」
美波「アーニャ、ちゃん………んっ」
俺P「」
ゴソゴソ
美波「……あっ、ち……ちょっと、そこまでしなくても……っ」
アーニャ「先に誘ってきたのは、ミナミの方です……じっとして、ください」
美波「んっ、ぁ……アーニャちゃん、優しく……して」
アーニャ「もちろんです、大丈夫です……ミナミ……んっ」モゾモゾ
美波「……んっ、あ……はぁ…ぁ」モジモジ
俺P「」
美波「アーニャちゃん、お願い……私のコト、全部もらって……」
アーニャ「……ミナミ、いいんですか?」
美波「うん……アーニャちゃんにもらって欲しい、私の……すべてを」
アーニャ「ミナミ……分かりました」
俺P「」
アーニャ「………なら、私のも……ミナミ、んっ」クチュッ
美波「アーニャちゃん、アーニャちゃん……っ!」ピクッ
俺P「」
ガチャッ
卯月「おはようございますプロデューサーさん!今日も一日がんばりまぁぁぁぉああああああっ!?ななな、何やってるんですかお二人とも!」ズシャァアッ
美波「はぁ……はぁ、ふぇ?」
アーニャ「なに?とは………ナニ、です……が、それが?」
卯月「な、ナニって……何がナニなんなんですか一体うわぁああっ!!だだだ誰か死んでるじゃないですか!いったい誰なんですかこれ!?」
俺P「」
美波「何でもないのよ卯月ちゃん、気にしないで」
アーニャ「気にしないでください」
卯月「え?……あ、はぁ、そうなんですか?えぇ~……??」
アーニャ「こっちも気にせず、さぁ……続けましょうミナミ」
美波「……うん」ギュ
ギシギシギシ
美波「ふぁ、ぁ……っ」
アーニャ「んっ……」
卯月「は、はわ………あわわわ///」ドキドキ
………
……
…
凛「卯月、どうかしたの?……なんか顔が赤いけど」
ダイジョウブ?シマムー
卯月「うぇえっ!?な、なんでもありませんですよ///なんでも!大丈夫です!!がんばります!えへっ!」
凛「?……そう、ならいいけど……無理はしないでね、私たち同じ仲間なんだから」
ソウダヨシマムー
卯月「へ?……あ、は……はい…///」
ちひろ「大変ですプロデューサーさん、うづりんにレズ疑惑です!」
武内P「えっ!うづりんにレズ疑惑ですって?!」
ちひろ「はい!」
終
ホントは武田弘光的なのが書きたかったけどウルトラ面倒くさいからやめた
依頼
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