にこ「どんな世界に行っても、ニコが救ってみせるわ!」
1、ぞんぞんびより(がっこうぐらし)コミック版ネタバレあり
2、のんのんびより(のんのんびより)コミック版ネタバレあり
3、ゆゆゆ(結城友奈は勇者である)特典ゲーム・鷲尾等のネタバレあり
4、ラブライブ!(ラブライブ!)2期までのネタバレあり
>>2から>>5までで多数決(無効票は強制的にぞんぞん、同票の場合は強制安価>>5)
SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1437898416
2
2
にこ「よーし! のんのんびよりで決定ね!」
にこ「ニコのポジションはどんな感じなのかしら?」
1、天才系(れんげ)
2、スタイルバツグンw(ほたる)
3、ちっこいよ!(こまちゃん)
4、にこ
安価↓2
にこ「よし! やっぱりニコはニコよね!」
にこ「準備はできたわね! 待ってなさい! のんのんびより!」
…………
……
*ここはのどかな田舎町。学校は小・中・高で一つしか教室がありません。
*そんな辺鄙な町に矢澤にこと言う高校3年生がやってきます。
*そんなにこのクラスメイトは↓2、↓3、↓4、↓5の5人です。
安価(ラブライブ、のんのんのキャラのみ。無効の場合、一つずつズレていきます)
*そんなにこのクラスメイトは越谷小鞠(こまちゃん)、越谷夏海(なっつん)、一条蛍(ほたるん)、綾瀬絵里、 、の5人です。
にこ「初めまして、矢澤にこです」
*ニッコニッコニーは抑えていくようです。
こまちゃん「私は越谷小鞠、中学2年生です。よろしくね?」
なっつん「こまちゃんの妹の夏美。中1。ウチのことはなっつんでいいよ~」
ほたるん「一条ほたるです。小学校5年生になります。よろしくお願いします」
絵里「綾瀬絵里よ」
にこ「ちょ!? なんで絵里ちゃんがここに居るのよ!?」
絵里「ちょっと、親が左遷されて……」トオイメ
にこ「そ、そうなのね……」
にこ(でも、知り合いが居て助かったわ! 転校なんて初めてだから緊張しまくりだったし)
にこ「……あれ? 皆、学年が違うの?」
ほたるん「はい。私も最初はびっくりしましたが、こういうのも新鮮で楽しいです!」
にこ「へぇ、そうなのね」
*このクラスはにこも入れて6人です。5人じゃないですよ。
にこ(席は自由に座って良いって先生が言っていたけど、どこが良いかしら?」
1、こまちゃんの隣
2、なっつんの隣
3、ほたるんの隣
4、絵里の隣
5、誰も居ない席の隣
安価↓2
にこ「小鞠ちゃん、よろしくね」
こまちゃん「うん、よろしくー。にこ、ちゃんは何年生?」
にこ「あっ、言うの忘れていたわね。高校3年生よ」
こまちゃん「えっ、高校生!? あ、ごごごめんなさい! にこちゃんなんて呼んじゃって──」
にこ「良いわよ。ニコちゃんで。前の学校で後輩にもそう呼ばれていたし」
こまちゃん「あ、そうなんですか。改めてよろしくお願いします」
にこ「うん、よろしく」
こまちゃん(そっか、高校3年生かぁ。うん! 私の身長はやっぱり標準よね♪」
にこ「?」
絵里「ニコ、よろしく」
にこ「あ、絵里ちゃんは後ろの席なのね?」
絵里「分からないことがあれば遠慮なく言っても良いわよ?」
なっつん「でも、絵里さんも昨日引っ越ししてきたばかりですよね?」
絵里「うっ」
にこ「……あんた、涙ながらにニコのお別れ会やらなかった?」
絵里「知らないチカ」
にこ「どういうキャラなのよ」
*にこはそれなりに上手く学校生活を送れているようです。
*そんなニコにも気になることが
1、あの空席なんなの?
2、さっき、希ちゃんの声が聞こえた気がしたけど?
3、これで全員?
4、(何だか嫌な予感がするのよね……)
安価↓3
にこ「これで全員?」
こまちゃん「えっと、もう一人居ますよ」
絵里「私もまだ会ってないのよね」
にこ「へぇ? どんな人?」
こまちゃん「ええと──」
1、越谷家の長男
2、関西弁の人
3、れんちょん
4、実はこまちゃんたちも知らない
安価↓3
こまちゃん「ええと、私たちも実は知らなくて……」
にこ「え……?」
絵里「分かったわ! 引きこもりでしょ!?」
にこ「絵里ちゃん……大声で言うことじゃないでしょ?」
絵里「はい」シュン
なっつん「でも、ウチら以外の子供って見たことなくない?」
こまちゃん「うん、確かに」
ほたるん「あの、出席簿を見れば書いているんじゃないんでしょうか?」
こまちゃん「流石ほたる!」
ほたるん「えへへ(せんぱいに褒められた)」
にこ「え、でも、あの先生って──」
1、葛木宗一郎(Fateに出演)
2、宮内一穂(原作通り)
3、れんちょん(!?)
4、佐倉慈(がっこうぐらし。彼の地にて、斯く教職したり)
安価↓2
担任:佐倉慈(めぐねぇ)
にこ「え、でも、あの先生って……意外としっかりしてそうだから、書いているかもね」
めぐねぇ「はーい、授業を始めるわよ」
なっつん「はーい、めぐねぇ」
めぐねぇ「めぐねぇじゃなくて、佐倉先生!」
なっつん「はーい」
めぐねぇ「もう」
にこ(後で先生に聞いてみようかしら?)
絵里「佐倉先生、あの空席の生徒は誰なんですか?」キリッ
にこ(絵里ちゃん!?)
めぐねぇ「あ、綾瀬さん、その話は今度、ね」
にこ(え!? 今一瞬凄い真顔になったんだけど、何かあるの!?)
こまちゃん・なっつん・絵里「?」
ほたるん「え……?」
にこ(気付いたのは蛍ちゃんだけのようね……)
*何事もなく1日が流れていきます。
*そして、お昼。
にこ「えっ!? 給食!?」
絵里「分かるわ、ニコ。感動するわよね?」
にこ「ええ! もう2度と食べられないものだと思っていたわ!」
こまちゃん「そういうものなんですか?」
にこ「……まぁ、現役中学生と小学生じゃ分からないわよね」
絵里「失ってから分かる大切な思い出ね」
にこ「たまには良いこと言うわね?」
絵里「もう、失礼ね!」
*にこと絵里は感動を覚えながら給食を食べました。
なっつん「はあ、やっと授業が終わった……」ダルーン
こまちゃん「もう、夏海はだらしがないんだから」
絵里「ニコ、町の中案内してあげるわ!」ドヤチカ
にこ「あんた、昨日引っ越ししてきたばかりなんでしょ?」
絵里「うっ! やるわね、ニコ!」
にこ(この子、たまに変なのよね)
にこ「ちょっと、先生に呼ばれているから、先に帰って良いわよ?」
絵里「そうなの?」
にこ「そうなの」
ほたるん「……」
なっつん「そっか、にこちゃ、おっとと、矢澤先輩は」
にこ「ニコちゃんで良いわよ?」
なっつん「ええとニコちゃんは時間がかかりそうですか?」
にこ「そうね、かかるかもしれないわ」
こまちゃん「そうですか。残念、一緒に帰れないのか……」
ほたるん「あの! 矢澤先輩!」
にこ「ニコで良いのよ?」
ほたるん「ニコ先輩、私も実は先生に呼ばれているんです」
絵里「あら? そうだったの?」
ほたるん「はい。ですので、ニコ先輩と一緒に帰ります」
なっつん「そっか。ほたるん、ニコちゃん、また明日~」
こまちゃん「ほたる、ニコちゃんはここに住むのが初めてだから、フォローお願いね?」
ほたるん「はい!」
絵里「ニコ、またね」
にこ「はいはい」
*絵里たちは帰りました。
にこ「さて、もちろんニコは嘘だけど、蛍ちゃんは?」
蛍「はい、私もです」
にこ「そっか。気付いたのはニコたちだけのようね?」
蛍「はい。空席の生徒には何かあるんだと思います」
にこ「同意見。……やぶをつついて何が出るか、蛇だと嫌よね?」
蛍「そうですね……。ニコ先輩一緒に行きましょう」
にこ「ええ」
*職員室
めぐねぇ「え? 空席の生徒のこと?」ダラダラダラ
にこ「教えてもらえますか」
蛍「先生。お願いします」
めぐねぇ「……」スゥハァ
めぐねぇ「実は──」
コンマ2桁判定
01~40 兄ちゃん
41~50 希
51~99 れんちょん
00 後に安価
↓2
めぐねぇ「実は、越谷さんたちのお兄さんの席なの」
ほたるん「え? 小鞠先輩のお兄さんですか……?」
にこ「私たちの他に子供は居ないって聞きましたが?」
めぐねぇ「そうねぇ、間違ってはいないわ」
めぐねぇ「──」
【重要安価集計】
今後の作風は?
1、ほのぼの(のんのん的な日常)
2、シリアス(閉鎖的な町で起こる非日常)
>>40~>>45で多いものが採用されます。
1
1
めぐねぇ「越谷さんたちのお兄さんは今、海外留学中なの」
にこ「へ……?」
ほたるん「小鞠先輩からお兄さんの話が出たことは……」
めぐねぇ「少し寂しいお別れだったらしいの」
にこ「寂しいお別れですか?」
めぐねぇ「ええ。小さな頃から天才児だったお兄さんは、小学校低学年まではこっちに居たのだけれど、そのすぐ後に海外に招かれたの」
めぐねぇ「夏海さんはお兄さんにべったりだったらしいわ。それ故に、故意に忘れているのかもしれないわ。小鞠さんもそれに合わせているのね」
にこ「そう、だったんですね」
めぐねぇ「ええ。だから、越谷さんたちの前では話せなかったの」
ほたるん「夏海先輩……」
めぐねぇ「一条さん、そんな悲しい顔はしないであげて。来年、お兄さんは留学を終えて帰ってくるの」
ほたるん「本当ですか?」
めぐねぇ「ええ。だから、あと1年の我慢なの」
にこ「……ありがとうございます。教えていただいて」
めぐねぇ「いえ。本当は初めから説明しておくべきことだったのね。特にあなたたち転校生には」
ほたるん「知ることができて良かったです。小鞠先輩と夏海先輩には、来年いっぱいお兄さんのお話ができるんですね?」
にこ「……えぇ、来年たくさんお話すれば良いわ(でも、ニコはもう卒業しているのね)」
ほたるん「はい!」ニコッ
めぐねぇ(良い生徒たちに私は恵まれたのね……)
にこ「ところで、蛍ちゃんも転校生なの?」
ほたるん「はい。東京の出身です」
にこ「えぇ!? ニコと絵里も東京よ!?」
ほたるん「そうですよね。実は言う機会を逃していました」
めぐねぇ「私も東京出身よ?」
にこ「えー!? 先生、生徒で半分以上が東京じゃないですか!?」
めぐねぇ「そうねぇ」クスッ
にこ「はぁ。目的も果たせたし、蛍ちゃん帰ろっか?」
ほたるん「はい。あっ!?」
にこ「どうしたの?」
ほたるん「バスがもうありません」ウゥ
にこ「え? この町のバスって……?」
めぐねぇ「1本逃すと最低でも1時間待ちよ」
にこ「げっ!?」
めぐねぇ「くすっ。私も仕事が終わるから、私の車で帰りましょう?」
にこ「良いんですか?」
めぐねぇ「ええ。夏海さんたちには内緒よ?」
ほたるん「はい」センパイニナイショカァ
*こうして、3人仲良く帰りました。
*終了条件達成!:のんのんびよりを選択後、ぞんぞんびよりルートへ進まない
チュートリアル終了です
ニコを上手く誘導して、隠された終了条件をクリアしましょう
終了条件は露骨に含まれている危険な選択肢を回避することで、基本達成できます
ちなみに担任がれんちょんだったら、その時点でのんのんルートでした
もちろんティーチャーのサーバントだとかなり危なかったです
進行はゆっくりですので、気長にお付き合いいただければ幸いです
にこ「はぁ、とんでもない田舎町に来てしまったものね」ハァ
にこ「でも、自然は綺麗だし、気のせいか空気も美味しいし、他の子も良い子っぽいし、悪くないかもね。あと、何故か絵里ちゃんも居るし」
『メールだよ♪』
にこ「あら、穂乃果からじゃない? ええと……」
『ニコちゃん! 絵里ちゃんも転校しちゃったよぅ(´;д;`) ブワッ』
にこ「ニコも驚いたわよ!」
『廃校は逃れたけど、やっぱりニコちゃんも絵里ちゃんも居ないと寂しいよ……』
にこ「穂乃果ちゃん……」
『長い休みがあったら、皆で会いに行くから、穂乃果のこと忘れちゃ駄目だよ!』
にこ「はいはい。そう簡単に忘れられるものじゃないわよ」
にこ(第1回ラブライブでニコたちμ'sは見事優勝を果たした)
にこ(そして、第2回ラブライブが開催されることが決まった直後、ニコは転校。知らない間に絵里ちゃんも)
にこ(結果的に前代未聞の初代優勝校不在の第2回ラブライブが開催されることになるのよね)
にこ(でも、それがかえってμ'sと言うアイドルグループの伝説になるのかもしれない)
にこ「いっそのこと、こっちでもスクールアイドルをやるのも良いわね」
*冗談めかして、にこはそう言うと、1日の疲れを癒すように眠りにつきました。
*のどかな歩道に面している矢澤家
声「ニコー! 一緒に学校行きましょう!」ニコー
にこ「うっさいわね! 朝から大声出さないでよ!」
絵里「あら? ニコじゃない」フリフリ
にこ「家の2階と外とで話していることに疑問を感じなさいよ!」
絵里「?」
にこ「メールでも、電話でもあるでしょ!?」
絵里「私の携帯、この町では電波拾ってくれないのん」
にこ「はぁ、朝から頭痛いわ……」
にこ(ちなみに妹たちはこの家に住んでいない。ここは叔母の家で、私以外はママの仕事の関係で海外に行ってしまった)
にこ(まぁ、あと1年で卒業するのに海外には行けないわよね)
絵里「ニコー! 寝てるのー!」
にこ「うっさい! 道で草でも食べてなさいよ!」
絵里「しょぼん」ムシャムシャ
にこ(まだ6時じゃない! あの子バカなの? アホなの?)
*矢澤家の食卓
絵里「むしゃむしゃ」
にこ「はぁ、本気で草を食べ始めるから、どうしようかと思ったわよ!」
絵里「今日は叔母様居ないの?」
にこ「忙しい人なの! たまにしか帰って来ないわ」
絵里「大変!? 私が毎日起こしに来るわ!」
にこ「迷惑よ!」
にこ「と言うか、何で家知ってるのよ?」
絵里「田舎の情報網を甘く見ちゃ駄目よ!」
にこ「あ、海未ちゃんからメールが届いている」
絵里「え? ニコの携帯の電波繋がるの!?」
にこ「えぇ(そう言えば絵里ちゃんの携帯の電波は届かないって言ってたっけ?)
絵里「私のピッチじゃ、駄目なのかしら?」
にこ「え!? 絵里ちゃんってPHSだったの?」
絵里「ポケベルもあるわよ!」ドヤッ
にこ(あれー? 絵里ちゃんってこんなにバカっぽかったっけ?)
『おはようございます。絵里はああ見えてバカなので、頑張ってください』
にこ(……今実感しているわよ、海未ちゃん)
絵里「ハラショーなのん」
*これから歩きなれるであろう歩道にて
絵里「ねぇねぇ、まだ時間があるから、探検していかない?」キラキラ
*あっちには小さな森
にこ(これ、明らかに遅刻フラグなのよね)
1、絵里と一緒に探検だ!
2、ニコは普通に登校したいの!
3、希ちゃんっぽい影が手招きしているわ……フラフラフラ
安価↓2
*小さな迷いの森
にこ「いやー、気持ち良いわね! 森林浴って言うのかしらね?」
絵里「虫が居るのん。踏み潰すのん。失敗したのん」
にこ「さり気なく残酷ね、あんた。あと、その語尾どうしたのよ?」
絵里「語尾なのん? ニコは変なこと言うのん」
にこ「いや、おかしいでしょう? 音ノ木坂に居た頃は普通に話していたじゃない?」
絵里「? そう言えば関係ないけど、一昨日、小さな女の子に手招きされてその後の記憶がないのん」
にこ「原因それでしょ!? 何が関係ないなの!?」
絵里「もう、ニコったら心配性ね」
にこ「たまに戻るのね……」
絵里「ところでニコ?」
にこ「なによ?」
絵里「ここどこ?」
にこ「はぁ!? 絵里ちゃんが先に進んでいるから、ニコはそれについて来ただけよ!?」
絵里「だ、大丈夫なのん。こんなこともあろうかと、目印をつけてきたわ!」
にこ「それなら、その目印で帰りましょう」
絵里「どの枝が目印だったかしら? 枝を落としながら歩いていたのだけど……」
にこ「アホなの!? 枝なんてそこらじゅうに落ちているじゃない!?」
*予想された遭難。せめて越谷家の長男が居てくれれば……
1、絵里の勘に任せる
2、こっちよ!(ニコの理由のない勘)
3、そう言えば、蛍ちゃんとアドレス交換を……
↓3
にこ「そう言えば、蛍ちゃんとメアド交換していたわね」
絵里「もう、ニコったら。電波がないに決まっているじゃない」アハハ
にこ「なんかムカつくわね。ええと、あ、蛍ちゃん?」
絵里「で、電波が繋がっているのん!?」
蛍『はい。どうしましたか? ニコ先輩?』
にこ「いや、恥ずかしい話なんだけど、道に迷ったみたいでね」
蛍『え!? 大丈夫なんですか?』
にこ「全ての元凶の絵里ちゃんも居るから、大丈夫なんだろうけど、転校2日目で遅刻はしたくないわね」
蛍『何か目印になりそうなものってありますか?』
にこ「ええと、そう言えば少し先に自販機があるわね。でも、自販機くらいどこにでも──」
蛍『あ、それなら、自販機を左手に、道に沿って真っ直ぐ進んでください。5分くらいでバス停に着くはずです』
にこ(田舎って凄い! ニコはそう思った)
にこ「ありがとう! それじゃあ、進んでみるわ」
蛍『はい。また分からなくなったら連絡してください』
にこ「ふぅ……。頼りになる後輩ね。それに引き換え……」ジロリ
絵里「希、私を助けて……。ハッ!? 希からスピリチュアルな電波が! ニコこっちよ!」
にこ「……反対方向じゃないの。行くわよ、絵里ちゃん」
絵里「そっちは違うのん。希が違うって言ってるのん」
にこ(無視)
蛍「あ、ニコ先輩」
にこ「助かったわ、蛍ちゃん」
蛍「いえ、無事で何よりです」
なっつん「もう少しでバス来るところだったから、危なかったですね?」
にこ「ギリギリセーフだったのね」
絵里「こまちゃん、そこで見つけた虫なのん」
こまちゃん「きゃー!」
にこ「絵里、何やってんのよ!? 後輩をいじめてんじゃないわよ!」
絵里「のぞみが……」
にこ「何でもかんでも希ちゃんのせいにしない! ……ああ、もしもし、希ちゃん?」
希『おっ、ニコっち、元気やった?』
にこ「元気元気。それよりも絵里ちゃんをどうにかして──」
希『なるほどなぁ……こら、えりち!』
絵里「ひぃ、のぞみ!?」
*バスが来るまで、絵里は希にお説教をされました。
↓2 コンマ1桁の数字分、絵里の賢さがプラスされます(現在30:おバカ)
うわ、よくピンポイントで……
0は10で大丈夫です
絵里ちゃんの賢さが10上がった(現在40:まだおバカ)
*学校
絵里「なんだか、賢くなった気がするわ!」*『のん』の呪いが少し解けた!
にこ「気のせいでしょう?」フゥ
こまちゃん「……」キラキラキラ
にこ「小鞠ちゃん、どうかした?」
こまちゃん「あ、いえ、その……」アタフタ
こまちゃん「ニコちゃんって大人っぽいなぁって思って……」
にこ「まぁ、4歳離れていれば、そう見えるかもね」
なっつん「でも、綾瀬先輩は子供っぽいですよね?」
にこ「昔は……賢かったのよ……たぶん」
絵里「かしこいかわいいエリーチカのこと呼んだ?」
にこ「呼んでない」
絵里「そう?」
にこ「……今はコレなのよね」ハァ
ガラッ
めぐねぇ「皆さん、おはようございます」
皆「おはようございます」
めぐねぇ「それでは、朝のホームルームを始めますね」
皆「はーい」
めぐねぇ(なんだろう……今の私、凄く幸せな気がする……)
にこ「基本的に自習なのね……」
ほたるん「私も初めは戸惑いました」
にこ「まぁ、ニコは受験生だからそれでも良いのかもね」
ほたるん「ニコ先輩は大学に進まれるんですか?」
にこ「ちょっと考え中。夢を追うか、現実を追うか、ね」
こまちゃん「かっこいい……」キラキラキラ
なっつん「こまちゃんも見習わなくちゃね」
こまちゃん「こまちゃん、言うな!」
絵里「ふぅ、終わったわ」
めぐねぇ「え? 綾瀬さん、もうできたんですか?」
絵里「はい」ドヤッ
にこ(賢くないけど、勉強は相変わらずできるわね。なんかムカつくし)
めぐねぇ「それじゃあ、綾瀬さんは受験対策を進めてしまいましょうか?」
絵里「はい。佐倉先生は元々、何の教科がご専門なのですか?」
めぐねぇ「そうねぇ……本来は国語教師よ」
絵里「あ、助かります。私は国語が苦手ですので」
めぐねぇ「ああ! 綾瀬さんはクォーターですものね?」
絵里「はい。それで、ここの現代語訳なんですが──」
めぐねぇ「それはね、レ点を使って──」
にこ(絵里ちゃん、いつもそうしていれば賢いのにね……)
ちなみににこの学力は?
↓3 コンマ2桁がにこの学力になります。00だと100で天才
このにこ凄い……
にこの学力は95です。東大とかも狙えます
にこ(まぁ、ニコも終わったんだけどね)
こまちゃん「うーん……ここどうやって解けば良いのかな……」ウーン
にこ「小鞠ちゃん?」
こまちゃん「はぅ!? ニコ先輩?」
にこ「あ、ごめん、びっくりさせたわね。どこが分からないの?」
こまちゃん「ええと、Xを使う式なんですけど、分数が入るとよく分からなくなるんです」
にこ「なるほどね。でも、そこでつまずくと数学に苦手意識がついちゃうから、しっかり覚えなくちゃね」
こまちゃん「うぅ……難しいです」
にこ「まずはX=の形に直してみて」
こまちゃん「はい……できました」
にこ「3/4X=30-23ね。まず、30-23は?」
こまちゃん「7です」
にこ「うん、正解よ。あとは3/4をどうにかすれば終わりなのだけど、小鞠ちゃん? 3/4を1にするためにはどうすれば良い?」
こまちゃん「ええっと……。4が3で、3が4だから……うぅ……」
にこ「なるほど、分数が問題なのね」
にこ(自習の弊害なのかもね。分からないところはずっと分からないまま)
にこ「分数って実はすごく単純なの。分子と分母の数字を入れ替えて掛け算すると1になるのよ?」
こまちゃん「ええと……それなら4/3をかければ良いのかな……?」
にこ「うん、よくできました」ナデナデ
こまちゃん「えへへ」
絵里(やるわね、ニコ!)
めぐねぇ(良い子ね、矢澤さんは)ホンワカ
*お昼休み
にこ「ふぅ、今日の給食も美味しかったわ」
絵里「ハラショー!」
なっつん「ニコちゃんも大貧民やりますか?」
にこ「大貧民? ああ、大富豪ね」
ほたるん「地域によって、呼び方がまちまちですよね」
絵里「? 大貧民って何?」
にこ「トランプを使ったカードゲームよ」
こまちゃん「綾瀬先輩、大貧民は前に出した人よりも大きな数字を出していく遊びですよ」
絵里「なるほど。ルールさえ分かれば、このエリチカの優勝ね!」
にこ「どこからその自信がくるのよ?」ハァ
ほたるん「地域ルールはどうしますか?」
にこ「革命あり、8切り、11バックで良いかしら?」
なっつん「ウチらはそれに5跳びもいれていますよ?」
にこ「ああ、5を出したら、次の人がスキップされるんだっけ?」
こまちゃん「はい、それで大丈夫です」
絵里「革命? 8切り?」
にこ「まぁ、とりあえず習うよりは慣れよ、ね。勝敗関係なくまずはルールを覚えるためにやってみましょう」
皆「はーい」
*絵里は大貧民のルールを覚えた!
にこ「……弱いわね、絵里ちゃん」
絵里「うぅ……。のぞみ、助けてー!」
*放課後
なっつん「今日はニコちゃん、一緒に帰れるんですか?」
にこ「ええ、大丈夫よ。あと、別に敬語じゃなくても良いわよ?」
なっつん「え? 良いんですか?」
にこ「ええ。夏海ちゃん、無理しているでしょ?」
なっつん「あれ? 気付いていましたか?」
にこ「もちろん。あと、絵里ちゃんも適当に扱って良いから」
なっつん「分かり……オッケー! ニコちゃん、絵里ちゃん、一緒に帰ろ」
にこ「はいはい」
絵里「分かったのん」
にこ「蛍ちゃんも良いのよ?」
ほたるん「いえ、私はこれが素ですので」
にこ「そっか」
こまちゃん「ニコちゃん、あっちでうさぎ飼っているんだー♪」
にこ「へぇ、そうなの?」
なっつん「……ウチのこまちゃんの機嫌が良い!」
ほたるん「あ、小鞠先輩! 私も行きます!」
絵里「チカー」ポツン
なっつん「……」
絵里「……」
なっつん「絵里ちゃんも行く?」
絵里「行くのん!」
なっつん(……なんだろう、このでじゃぶ感?)
今回はここまで
のんのんかぞんぞんかの2択かなと思っていたら、のんのんの圧勝でしたね
絵里の賢さはにこに流れていっている気がします
安価スレは2度目なので、まだまだ苦戦していますが、ネタができたらまた投下していきます
一旦、それでは
めぐねぇ(これはたぶん同意書だ)
めぐねぇ(私は旭丘分校の国語教師だった)
めぐねぇ(……いや、国語教師だ)
めぐねぇ(教育委員会の偉い人から、転勤希望アンケートなる書類が届いた)
めぐねぇ(遠まわしに、お前を転勤させると言っているのだろう)
めぐねぇ(赴任して間もない頃だったなら、簡単に答えが出せたのだろう)
めぐねぇ(でも、今となっては、自分の可愛い生徒たちを卒業まで見届けたい)
めぐねぇ(そんな欲が出てしまっている)
めぐねぇ(教師とは転勤がつきものである。それは理解していた。しかし、このタイミングでそれをちらつかせて欲しくはなかった)
めぐねぇ(……よし! 可能性は低いだろうが、私の本音を記載しよう)
めぐねぇ(願わくば、一人でも多くの卒業生をこの学校で送り出したい。ただそれだけの願いなのだ)
終了条件2:佐倉先生の転勤を防ぐ
*休日、にこの寝室
穂乃果『今月って5連休あるよね?』
にこ「そう言えば、あるわね」
穂乃果『5連休を使って、皆で遊びに行くよ!』
にこ「まだ転校して2週間も経ってないんですけど……」
穂乃果『えー、良いじゃん! ちょうど良い機会なんだよ?』
にこ「いや、別にニコは反対しているわけじゃないけど」
穂乃果『それじゃあ、決まりだね!』
にこ「相変わらず強引な子ね」ハァ
海未『申し訳ありません。穂乃果が無理を言ってしまって』
にこ「会えるのは嬉しいけど、あんたたちは他に用事とかないの? 一応、ラブライブ第1回の覇者でしょ?」
海未『ニコ、他人事ではありませんよ?』
にこ「あー、やっぱり? ラブライブ地区大会に来客と言う形で呼ばれているとか?」
海未『正解です。それほど、聡いのですから、知らないふりはしないでください』
にこ「はいはい。分かっているわ。それで、呼ばれている日って?」
海未『22日です』
にこ「22日ね……。あんたたちが来る日は?」
海未『19日の予定です』
にこ「……分かったわ。絵里ちゃんにも伝えておく」
海未『はい。……また会えるのを楽しみにしています』
穂乃果『ニコちゃん、バイバイ!』
にこ「はいはい」
にこ「……ラブライブ、か……」
*9月19日土曜日駅前
絵里「希はまだかしら? まだかしら?」
にこ「どんだけ、希ちゃんが好きなのよ?」ハァ
穂乃果「おぉ! 緑がいっぱいだぁー!」ガヤガヤ
凛「穂乃果ちゃん、後がつかえているよ!」ガヤガヤ
穂乃果「おおっと!?」ガヤガヤ
にこ「……どこに行ってもあの子たちは変わらないわね」
絵里「希ぃー!」
希「おぉっ!? えりち!?」
絵里「会いたかったのん! 会いたかったのん!」
希「えりち、語尾に変なのついとるよ?」
凛「部長ー!」
にこ「随分懐かしい呼び方してくれるじゃないの?」
真姫「あっ! ニコちゃん!」
花陽「ニコちゃんです」グスッ
にこ「えー!? 花陽ちゃん、何で泣いてるの!?」
海未「まったく、まだ3週間ほどしか経っていないはずなんですがね」
ことり「ニコちゃん、こんにちは♪」
穂乃果「ニコちゃーん!」
にこ「はいはい。もう分かったわよ」シカタガナイワネ
絵里「あれー?」エリチカモイルヨ?
希「まぁまぁ、えりちにはウチがおるやん?」
絵里「希!!」ヒシッ
*バスの中
穂乃果「えー! 1時間に1本しかバス来ないの!?」
にこ「1時間に1本も来ない時間もあるわよ?」
ことり「凄いね……」
海未「私たちは東京での暮らしに慣れ過ぎです。たまには山に登るのが良いですね」
凛「うぅ……なんだろう? 記憶にないのに、凛の辛い記憶が蘇るにゃ!」サンチョウアタックデス!
絵里「のぞみ、のぞみ」
希「なんやえりち? 甘えんぼさんか?」
真姫「……良い景色ね」
花陽「本当です」
にこ「とりあえず、ニコたちが通っている学校に案内するわ」
ことり「噂では凄い学校なんだよね?」
にこ「まぁ、ね。でも、住めば都って言うでしょう?」
海未「なるほど。ニコが馴染めているようで安心しました」
にこ「むしろ異色なのは絵里ちゃんよ」
海未「……頑張ってください」
にこ「休みの日くらい、海未に譲るわ。まぁ、今は希が居るから良いかしら?」
*学校
穂乃果「ここがニコちゃんと絵里ちゃんが通う学校なんだね?」
海未「趣のある良い校舎ですね」
にこ「ええ、良いところよ。今日は先生に許可をとっているから、中に案内するわ」
めぐねぇ「あら? 矢澤さん。お友達の子が到着したのね?」
にこ「はい。音ノ木坂学院の友人です」
海未「初めまして。音ノ木坂学院2年の園田海未と申します。この度は急なご訪問となってしまい、ご迷惑をおかけいたします」
めぐねぇ「旭丘分校教員の佐倉慈です。そんなにかしこまらなくても良いのよ? 矢澤さんと綾瀬さんのお友達ならいつでも大歓迎しちゃうから」
海未「ありがとうございます」
穂乃果「高坂穂乃果です!」
めぐねぇ「はい。高坂さん、よろしくね。……あら?」
海未「どうかされましたか?」
めぐねぇ「いえ……なんだか、皆さんをどこかで見たことがある気がして……?」
絵里「先生。私たち実はμ'sなんです」
s
めぐねぇ「ミューズ? ……ああっ!? ラブライブを優勝した、あのμ's!?」
にこ(田舎だから、てっきりニコたちのこと、知らないものだとばかり思っていたわね)
めぐねぇ「もぅ、矢澤さんも綾瀬さんも早く言ってください!」
にこ(珍しく先生が拗ねているわね)
絵里「ごみんなさい」
希「はいはい、えりちは黙ってような?」
にこ「先生。この町でもμ'sって知られているんですか?」
めぐねぇ「そうねぇ……私は学校関係者だから、知っているけど、ここは良くも悪くも外のことは入ってきづらい場所だから」
にこ「それなら、良いんです」
めぐねぇ「どうして? 矢澤さんはあっちでは芸能人みたいなものでしょ?」
にこ「昔の私だったら、多分それを自慢したんだと思います。でも、μ'sは9人揃ってμ'sなんです。決して私と絵里ちゃんだけではμ'sではないんです」
めぐねぇ「けじめ、なのかしら?」
にこ「はい。知っているかと思いますが、私は大学受験かアイドル養成所かで進路を迷っています」
にこ「そう先延ばしにはできませんが、私1人でアイドルになれるかどうかを見極めたいと思っています」
めぐねぇ「ふふっ。私が学生の頃なんて、矢澤さんみたいにしっかりした子居なかったわよ?」
にこ「私の場合は、アイドルに対してひと時でも本気で居られたから、今があるのだと思います」
めぐねぇ「本気で居られたから……」
にこ「先生?」
めぐねぇ「いえ、何でもないのよ……。ほら、お友達が待っているわ。行かなくても良いの?」
にこ「……先生、今日はありがとうございます」
めぐねぇ「いいえ。有名人を見られたから私の方が感謝しているくらいよ」
にこ「それじゃあ、今日はμ'sのニコニーで居ることにします」
めぐねぇ「くすっ。ニコニーさん、あとであなたのお話聞かせてね?」
にこ「はい」
穂乃果「あれ? 廊下にバケツが置いてあるよ?」
にこ「ああ、そこ床が腐っているから気をつけなさいよ」
花陽「え? だ、大丈夫なんですか?」
絵里「ふふん。床に穴を開けるバカなんてどこにも──」ボスン
絵里「……」
真姫「きれいなフラグだったわね」
希「せやね。ウチは予想してたんよ」
絵里「たすけて~のぞみ~」メソメソ
海未「……絵里はこの学校でどんな暮らしをしているんですか?」
にこ「海未ちゃんの予想通りじゃない?」
*教室
凛「ここでニコちゃんたち勉強しているの?」
にこ「そうね。凄いのよ? 小・中・高校生が同じ教室で勉強するの」
海未「流石に、3学校が一緒なのは珍しいですね」
ことり「でも、少子化が進むとそうなっちゃうんだね?」
絵里「皆一緒って言うのも、なかなか楽しいのよ?」
希「えりちは小学校の勉強をしとるん?」
絵里「希がいじめるのん」
穂乃果「絵里ちゃんのかしこさがさらに悪化してない?」
にこ「女の子の幻覚に呪いをかけられたらしいわよ?」
海未「やめてください! 怖い話は!」
ことり「わぁ! うさぎさんだぁー!」
花陽「アルパカさんの代わりにうさぎさんを飼っているんだぁ?」
にこ「いや、アルパカ自体が珍しいから、代わりってわけじゃ」
凛「かわいいにゃー」
穂乃果「お手!」
真姫「穂乃果ちゃん、犬じゃないんだから」
モソッ
絵里「具なのん!」
希「ほぉ、たぬきが出るんか?」
絵里「希に似てるのん」
希「えりちは黙っとこうな?」
海未「希が珍しく怒っていますね」
絵里「具、助けてのん!」
希「え? ワシワシして欲しい? ええで」
絵里「言ってないのん!」
希「わしわしの刑や!」ワシワシワシ
絵里「いやー!」
*学校の周辺を散歩
真姫「涼しいわね」
絵里「そうね。自然が多いから、東京よりも大分過ごしやすいわ」グスグスグス
海未「絵里。言動と表情が一致していません」
穂乃果「ああー。穂乃果もこっちに引っ越そうかな?」
ことり「それは無理じゃないかな」
凛「でも、良い場所だよね?」
花陽「うん♪」
にこ「その代わり、便利なものは何もないわよ?」
海未「人間、不便なくらいの方が適度に生きやすいものです」
にこ「絵里ちゃんの携帯は電波が届かないらしいわよ?」
希「なるほど。えりちから返事が来ないわけやな」
凛「絵里ちゃん、いつまでPHS使うの?」
絵里「そろそろ機種変しようかしら?」
穂乃果「何にするの?」
絵里「らくらくフォン」
海未「ぶはっ!?」
凛「海未ちゃん、汚いよ!?」
海未「らくらくフォン……ぷぷっ……らくらくフォンっ!?」クスクスクス
希「海未ちゃん、らくらくフォン使ってる人にそのうち刺されてもしらんよ?」
*学校
凛「あっという間に夕方だね?」
花陽「だね?」
真姫「泊まる場所はニコちゃんがとってくれているのよね?」
にこ「ここよ」
真姫「え?」
にこ「ここ。学校」
真姫「えー!?」
穂乃果「何だか穂乃果、ワクワクしてきたよ!」
凛「学校に泊まるなんて、文化祭みたいだね?」
海未「やはりここは山頂アタックの出番では……」
凛「うっ!? 凛の頭が痛むにゃ! 山頂アタック……うっ!?」
めぐねぇ「矢澤さん、家庭科室に材料が届いたわよ?」
にこ「先生、ありがとうございます」
ことり「材料?」
にこ「このニコニーが久しぶりに料理を振る舞ってあげる!」
凛「わーい! ニコちゃんの料理美味しいもんね!」
穂乃果「わーい!」
絵里「わーい!」
希「こらこら、食べる専門家たちも手伝いなさい」
めぐねぇ「え?」
希「え?」
にこ「そんなわけで、佐倉先生が一緒に泊まってくれます」
海未「本当にご迷惑をおかけいたします!」
めぐねぇ「良いのよ。それに、こういうのも楽しいわよね?」
絵里「そうですね。それに、先生が居なければ、学校に泊まる許可は出せないですものね」
真姫「布団とかあるの?」
にこ「ええと、駄菓子屋さん?と言う人に人数分用意してもらったわよ」
真姫「布団なのに駄菓子?」
穂乃果「その心は?」
凛「ガチャガチャ?」
花陽「スマホのお布団だね?」*そういうガチャポンがあります
ことり「あっ、お店のお客さんで持っている人いたよ?」
海未「何だか一足先に修学旅行みたいですね」
希「ウチらは去年行っとるから、2度目の修学旅行やね」
にこ「あー、そんな雰囲気の中悪いんだけど、皆にちょっと決めて欲しいことがあるのよね」
凛「決めて欲しいこと?」
にこ「そっ。重要なことよ」
海未「そうですね。とても重要なことです。穂乃果?」
穂乃果「うん! これはμ'sの話だから、私が言うよ」
穂乃果「第2回ラブライブ地区大会に、μ'sは参加する? それともしない?」
真姫「新曲はもうできているわ」
ことり「衣装も人数分用意したよ」
凛「えー、知らなかったの凛だけ?」
花陽「私も知らなかったよ?」
ことり「それなのに、花陽ちゃん、衣装づくり手伝ってくれたよね?」
花陽「ことりちゃんの趣味なのかな、って」
にこ「この子、さり気なく大物よね」
絵里「私も知らなかったわ!」
希「何となく皆が頑張っとるんは知っとったけど、ウチも詳しい話は初めてやね」
海未「……あえて、最低限の人たちにしか知らせませんでした」
凛「なんで?」
海未「公平な目で決めて欲しいからです」
にこ「そうは言っても、全て準備してあるから、納得いかないかもね」
穂乃果「うん、ほとんど準備はできている。でも、肝心の皆のダンスと歌はまだ用意できていない」
穂乃果「この旅行をただの楽しい思い出旅行にするか、地区大会への準備にするか、その選択だよ」
にこ「穂乃果、1回勝負の多数決。これで良いのよね?」
穂乃果「うん!」
にこ「正直時間もない、ブランクもある、ほとんどぶっつけ本番。極めつけはμ'sがどう評価されようが先に進むことはない」
にこ「もしかしたら伝説で終われたかもしれない。蛇足になるかもしれない。それを分かっていて、皆を巻き込んだのはニコ」
にこ「だから、ニコが聞くわ。それでも良ければ、またひと時、μ'sとして参加しても良いって言う人は、手を挙げて!」
【重要安価集計】
>>91から>>100の間で多い方が選択されます
1、参加する
2、参加しない
1
にこ「はぁ……あんたたち、バカじゃないの?」ノシ
海未「そのバカが始めたことですよ」ノシ
真姫「練習時間はたった2日? バカじゃないの?」ノシ
ことり「前代未聞だよね?」ノシ
希「無謀もここまでくれば気持ちがええね」ノシ
絵里「ああ時間が足りないわー」オロオロノシ
花陽「絵里ちゃん、だ、大丈夫だから」ノシ
凛「結局、皆バカだにゃ!」ノシ
穂乃果「無謀だったら、もう一度奇跡を起こせば良い! だって私たちは──」ノシ
全員「μ'sだから!」
終了条件3達成:μ'sとしてもう一度ラブライブに出場する
海未「そうとなれば時間がありません。早速練習を始めますよ!」
凛「えー!? 今からなの!?」
にこ「海未、まずは夕飯にしましょう。練習はその後ね」
海未「それもそうですね」
絵里「ご飯、楽しみなのん」
希「えりちはこっちでお座りしてような?」
花陽「絵里ちゃん、幼児化してるのかな……?」
*にこの美味しいご飯タイム省略
めぐねぇ「矢澤さんってお料理もできるのね……」オイシカッタ
*μ'sの練習風景
ことり「ちなみに既存の曲だとダメなのかな?」
にこ「出場校全部が新曲だから、μ'sがそれを守らないわけにはいかないでしょ?」
絵里「でも、特別参加枠だから、来客みたいなものなのでしょう? それなら良くない?」
花陽「いいえ! 駄目です! ラブライブ覇者たるもの、皆の手本にならなくてはなりません!」
凛「かよちんが熱いよ! でも、練習できるの2日だけでしょ? やっぱり厳しいよ」
海未「それを承知の上で凛も挙手をしたのではありませんか?」
希「まぁ、ラブライブ優勝したのも、奇跡みたいなものやったから、もう一度くらい奇跡が起きてもええんやん?」
真姫「海未ちゃんと一緒に考えて、ダンスは既存の振り付けの組み合わせで何とかできるようにしているわ」
穂乃果「……みんなで叶える物語。それがμ'sでしょ?」
にこ「へぇ、分かっているじゃない? 穂乃果ちゃん」
海未「ここだけの話、フミコたちに当日の演出をお願いしています」
ことり「あはは、フミコちゃんたちだったら、何の心配もないね」
海未「同じセリフを私たちにも返されました」
にこ「それじゃあ、失敗できないわね。μ'sなら心配ないんでしょう?」
花陽「頑張ります!」
めぐねぇ(矢澤さんたちは真っ暗になるまで、必死に練習をしていた。私でも分かる。彼女たちは本物のアイドルなのだ)
*第2回ラブライブ地区大会
にこ「帰ってきたわね」
絵里「そうねぇ」
海未「私たちの出番は一番最後ですので、演出のフミコたちと一度合わせましょう」
希「これが実質最後の練習やね」
花陽「いえ、もう本番なんだと思います!」
真姫「そうね。ここで失敗するようだったら、本番でも失敗するわ」
凛「それにしても、凛たちよく間に合わせたよね?」
ことり「今までの練習の中で一番辛かったんじゃないかな?」
穂乃果「でも、楽しかった!」
にこ「そうね。楽しかったわ……。さあ、行くわよ! 皆!」
全員「おー!!」
*とある田舎町の学校
ほたるん「先生、今日は何があるんでしょうか?」
なっつん「休日出勤だよー。めぐねぇ、手当はでるのー?」
こまちゃん「夏海、まだ宿題終わってないんだから、ついでにやっていけば?」
なっつん「こまちゃん! しー! ええと、あれ? 絵里さんとニコちゃんは?」
ほたるん「そう言えば、居ませんね?」
こまちゃん「あれー? 全員集合だったよね? 私たちはめぐねぇの車で来たから、てっきりニコちゃんはバスで来ているのかなって」
めぐねぇ「めぐねぇじゃありません、佐倉先生。矢澤さんと綾瀬さんは、今日来ません」
ほたるん「? 私たち3人だけなんですね」
めぐねぇ「今日は皆でテレビを見ます」
なっつん「えー、テレビー? 家で見れば良いじゃん」
めぐねぇ「……皆で応援してもらいたいの」
こまちゃん「応援?」
めぐねぇ「ええ。あなたたちの大切なクラスメイトへの応援」
ほたるん「?」
めぐねぇ「さあ、始まるわよ」
*もう一度ラブライブ!
『ユメノトビラ ずっと探し続けた』
にこ(初めて転校を聞かされた時は、ニコの全てが壊れてしまうような気持ちだった)
『明日が待ってるんだよ いかなくちゃ』
にこ(ニコのせいでμ'sはここで終わることになった。ずっとそれが後悔だった)
『輝け……迷いながら立ち上がるよ』
にこ(でも、転校先は想像以上の田舎で、いつの間にかその暮らしで頭がいっぱいになって)
『そして少しずつ進むんだね』
にこ(そんな時に飛び込んできたμ's復活の可能性。だから、どんなに見苦しくてもその機会を逃したくなかった)
『出会いの意味を見つけたいと願ってる』
にこ(最高の形で終わったμ's。それを今とんでもない蛇足にしようとしているのかもしれない)
『重なり大きくなり 広がるよ』
にこ(でも、あの瞬間。皆の心がまた一つになった時! ニコは確信したの!)
『瞳はレンズ僕の心へ 君の笑顔残そう』
にこ(このライブも最高のライブになるんだって!)
*クラスメイトたちの応援
『やがて思い出へ変わるのかい?』
なっつん「ニコちゃん!? 絵里さん!?」ギョッ!?
『そんなことは今は考えないで』
こまちゃん「きれい……」ポー
『キボウノユクエ 誰にも解らないね』
ほたるん「ニコ、先輩……」ポロポロポロ
『確かめようと見つけようと走ってく』
めぐねぇ(……私は彼女たちの必死な姿を見続けた。その結果が今目の前に広がっている……)
『キボウノユクエ 追い続けたら』
なっつん「……がんばれ、がんばれ……ニコちゃん! 絵里さん!」
『君と僕にもトビラが現れるよ』
こまちゃん「ニコちゃん……すごい……がんばれ! がんばって!」
『出会いの意味を見つけたいと願ってる』
ほたるん「ニコ先輩……頑張ってください……!」ギュッ
『青春のプロローグ』
めぐねぇ(こんなにも輝いているのね……。私は彼女たちに恥じない教師になりたい……だって、私は彼女たちの教師なのだから!)ポロポロポロ
*そして、やり遂げる
にこ(はぁはぁはぁ。やっぱり付け焼刃だから、かなり無理したかも)
にこ(でも、これは間違いなくμ'sのライブ。幸いなことに蛇足にはならなかったようね)
にこ(皆、良い表情している。……身体はもうボロボロなのにね)クスッ
にこ(さあ、戻って思いっきり休もう。滅茶苦茶疲れた!)
ンコール
ンコール!
にこ(へ……?)
アンコール! アンコール! アンコール!
にこ「えぇーっ!?」
穂乃果「……ニコちゃん、どうする?」
にこ「どうするって……」
にこ(そんなの決まっているでしょう!!)
にこ(こんなにボロボロなのに)グスン
にこ(なんで、こんなにも嬉しいのだろうか)
*僕らは今の中で
にこ「うわぁ……本気でもう駄目……」
絵里「もう無理なのん……」
海未「流石に、アンコールは予想していませんでした……」
真姫「言われてみればこの曲も未発表だったのよね……」グター
ことり「練習してあって良かったよね?」
穂乃果「フミコたちもよくやってくれたよね……?」
花陽「本当に毎回凄いと思います!」
凛「かよちん、興奮して疲れ忘れているよね?」グデーン
希「ある意味、ユメノトビラよりも成功率低かったんちゃう?」ゼーハー
にこ「2回も奇跡が起こったのよね。あとで何か悪いこと起きそう……」
絵里「今日は希の家に泊まるのん」
にこ「あ、ニコも誰かの家、お願い」ガクッ
にこ(こうしてμ'sは前回の覇者として恥じることのない結果を残した)
にこ(ツバサさんには全部持ってかれたとすねられてちょっと困った。ニコも追っかけから随分出世したものよね)
にこ(──そして、私はこのライブで、将来の道をようやく決めることができた)
*のんのんびより
なっつん「ニコちゃん! 絵里さん! サインください!」
こまちゃん「に、ニコちゃん、こ、こんにちはわわ」カチコチ
ほたるん「ニコ先輩、本当に素晴らしいライブでした」アコガレ
絵里「ふっふん! このエリチカにかかれば楽勝よ!」
にこ「また絵里ちゃんが大口叩いているわ」
めぐねぇ「お疲れ様。矢澤さん、綾瀬さん」
にこ「ありがとうございます。……皆で応援してくれたんですね?」
めぐねぇ「ええ。でも、応援してもらったのは私の方かしらね」
にこ「? ニコたちはライブをやっただけですよ?」
めぐねぇ「私はね、正直教師に向いていないのかなって思いながら、毎日を過ごしていたの」
にこ「立派に先生やれていると思いますよ?」
めぐねぇ「ありがとう。でも、本当に分からなかったの。もしかしたら、このまま流されるままで終わっていたのかもしれないわ」
めぐねぇ「たぶん、直接言われても私ははっきり言えると思うの」
にこ「?」
めぐねぇ「ふふっ、全部あなたたちのおかげです。でも、しばらくは大変かしら?」
にこ「へ?」
めぐねぇ「皆にアイドルだって知られちゃったから」
にこ「あ……!?」
『絵里「田舎の情報網を甘く見ちゃ駄目よ!」』
なっつん「ニコちゃん、サイン! サイン!」
こまちゃん「に、ニコちゃんんん、こ、こんこんにちはわ!」カチコチ
ほたるん「にこぐるみも作らなきゃ」
絵里「……これからも大変そうよ? ニコ」
にこ「はぁ。でも、こんなハッピーエンドも良いんじゃない?」
*矢澤にこ進路希望調査票:アイドル
*終了条件2達成:μ'sの姿を見て、佐倉先生が明確な意志を持つ
*終了条件0達成:ハッピーエンドを迎える
にこ「このニコニーがハッピーエンドしてあげるんだから!」HAPPY END!
終わったー!
安価に参加していただいた皆様、誠にありがとうございました
おかげさまで、にこがハッピーエンドを迎えることができました
しばらくの間、冬眠すると思いますが、また機会がありましたら
では
補足
*色々あって初代ラブライブでμ'sは優勝しています
*第2回ラブライブ地区大会、なんと音ノ木坂地区はテレビで生放送アピール。μ'sにもオファー。ギリギリで了承する
全国放送、攻めの姿勢のテレビ局があった。そんな感じです(力技)
*亜里沙は? 安価に選ばれなかったので……
このSSまとめへのコメント
このSSまとめにはまだコメントがありません