幼馴染「べ、別に男の事なんか好きなんだからねっ!」(102)

男「…へ?」

幼馴染「…っ!?」

男「えと…」

幼馴染「ち、違う!今のはちがくて!男の事なんか好きなのっ!」

幼馴染「…~~~っ!!」


みたいなのオネシャス!

男 「ごめん…実は先週から幼の姉ちゃんと付き合い始めたんだ…」

後はまかせた

男「俺さ、実は先週から幼の姉と付き合ってるんだよね」

幼「っ!?…へ、へー、グスッ、そ、そうなんだ」ウルウル

幼「ま、まぁ、グスッ、私は関係無いじゃん、べ、別に私は男の事好き…だもんっ!」グスッ

男「え?」

幼「…っ!?」

幼「ち、違う!男の事なんか好きだもんっ!」

幼「…~~~っ!?」

幼(なにこれ…嫌いって言おうとしてるのにっ!)

男「えっと、その? ……へ?」

幼「だ、だからちがくて!」

 「男なんか、大好きで!」

 「昔っから一緒に遊んでくれて、やさしくて!」

 「たまに見せる、かっこいいとこも大好きで!」

 「もう、なんかドキドキしちゃって!」

 「だから男のこと好きなんだからっ……って私のバカぁーー!」

男「幼が……俺のことを……?」

幼「違うの! 私男なんか大っっっ好きだって言ってるでしょ!」

 (うえぇん、どうして?)

 (さっきから嫌いって言えないよ!)

 (これじゃぁ、男に想いが伝わっちゃうじゃん!)

男「なにこれかわいい」

幼「もう! 男なんて好き好き好き! どっかいっちゃえ!」ジワァ

男「……」

幼「ほ、ほらぁ……グスッ、お、おねぇちゃんがいいんでしょ……」シクシク

男「……」

幼「私は、ぁ……男になんか興味あるんだからぁ」ポロポロ

 「どっかいっちゃえぇ」ポロポロ

ちきしょー

>>2め!

姉と付き合ってるだなんて設定造りやがって

書きにくい

ま、俺は勝手に乗っ取ってる分際なので怒ってはいない

寝るおやすみなさい

男「……」

 (何このかわいい生物)

 (ギュってしたい、なでなでしたい)

 (でも、俺には幼姉さんが)

 (昔から、高嶺の花で)

 (こないだようやく付き合えて)

 (でも、これかわいい)

おおっと

うーん

最初っからかぁ


無駄にすれ増やすのもどうかと思うので
ここでやり直す方向でいい?

男「いやっほーう!」

幼「あ、おはよ男……ってどうかしたの?」

男「ついにっ! おれにもっ! 春が~来たっ!」

幼「……春? 今は夏だよ?」

男「いやいやいや、何をいっとるんすか幼馴染さんよぉ」

  「見ろ! この光輝く一通の手紙を!」ジャーン

  「ラブレターじゃぁぁぁあああぁぁ!」





幼「……え、っ」


男「な! なんと! 差出人は幼の姉さんっていう!」

幼「おね……ぇ、ちゃん……?」

男「あの物静かで美人の姉さんから告られるとか、俺何者?!」

幼「……そ、ん…………」

男「でも、まだ緊張して読めてないんだよねぇ……!」

  「ってことで、一緒に読んでくれや!」

幼「……う、ぁ……っ」ジワァ


男「じゃぁ、読むよ!」

幼(おねぇちゃんが? 男を?)

  (何で……)

  (一度も話してくれたことない、男が気になってるとか)

  (男、喜んでる……うれしいの?)

  (おねぇちゃんが綺麗だから? おねぇちゃんだから?)

  (私だって……私だって!)

男「……付き合ってください、幼姉より」

幼「………………」

男「だって! マジで? マジで?」


男「どうしよぅ! 受けるか? どうしよっか!」

幼「い、いんじゃない……? う、受けたら?」ポロッ

男「やっぱ? そうしちゃう? てかそうしなきゃ?」

幼「おねぇちゃん、が? 好きなんだったら? ひっく、付き合えばいいじゃん?」ポロポロ

男「ん? どうした、幼?」

幼「なんでも、ないっ……うぅっ」ポロポロ

男「でも、幼泣いて……」

幼「べっ、別に? 男のことなんて……好きなんだからぁ」ポロポロ

男「……え」

幼「え、っ? ちが、今のちがくて」

  「男が、好きなの!」

男「よ、う?」

幼「ちがうっ、じゃなくてぇ!」

  「好きなんだってばぁ」

 「――っ! ちがうちがうちがう」

 (なんで! どうして嫌いって言えないの!)


男「幼も……俺のことが?」

幼「好きだもん、男なんか興味あるもん!」

  「だから違うってば!」

男「……かわいい」

幼「男! なんて! 大っっっ好きっ! なんだから!」

  「うぇぇええぇぇん」タッタッタ

男「行っちゃった」

  「マジで?」


明日は5時半に起きなくては

ではおやすみ

ああ、五時半から書くのね

>>35-36

まさかそんな風に思われてたとは
今から行きます

男「マジすか」

  (落ち着いていてとっても美人な姉さん)

  (元気で明るい、かわいい系の幼馴染)

  (どっちとか、えらべねーーーーーーーーーーっ!)


  (……どっちも)


  (は、ダメだよなぁ)

  「マジッすか」


男「んぁぁぁぁああぁぁーー!」

  「選べとか! 難過ぎだし!」ドンドン

  「姉さんは憧れの存在だったし」バンバン

  「幼馴染は昔からの大親友だし」ガンガン

がちゃ

妹「うっさい!!!」

男「おおぉ、ごめんごめん」


幼「……とこ……おねぇ…………」ブツブツ

姉「ちょ、ちょっと? 幼、さっきからブツブツと怖いんだけど」

幼「……おねぇちゃん」

姉「な、なぁに?」

幼「どうして、男なの?」

姉「えっ!? なんで幼が知ってっ?」

幼「よりにもよってなんで男?」

姉「だっ、だって、昔からちょこちょこ後ろを付いて回ってかわいかったじゃない! あの子」

幼「……私だって私だって私だって私だって」

姉「こわっ! こわすぎだって!」

姉「まぁ、幼が男君好きだってことはうすうす気がついてたけど」

幼「…………」

姉「いつまでも仲が進展しないから、じゃぁ私が~って思って」

幼「……おねぇちゃんのせいだ」

  「なぜか、ホントの想いが口に出ちゃうし」

  「男に聞かれちゃって」

  「あんな形で好きだってばれるなんて」

  「ムードも何もないシチュエーションで」

  「…………う、うぇぇええぇぇん、うあぁぁぁああぁぁん」ポロポロ

姉「ちょ、落ち着いて!」


男「姉妹丼、姉妹丼」

  「……はぁはぁ」カチカチ

  「……はぁ、はぁ」カチカチ

  「…………」

  「……うっ!」

  「……」

  「現実逃避」

  「……幼と姉さん」

  「……はぁはぁ」

  「…………」

  「……うっ」


ウエェェエエェェェン ウァァァアアァアアァアアアン

男「ん? 幼の声、て言うか泣いてる」

  「俺のせい? 俺のせいなのか」

  「どうしよう、どうしよう」

  「幼…………かわいいよなぁ」

  「昔から一緒に居すぎたから気になんかしてなかったけど」

  「考えてみれば、ちっこくてにこにこしてて」

  「はぁ」


男「幼姉さん…………綺麗だよな」

  「幼の家に遊びに行ったとき、一緒に遊んでくれて」

  「優しいお姉さんって感じで年上特有の落ち着きがあるし」

  「はぁ」


今日はここまで

姉さんと幼、どっちにしようかな

男「ああああああああああああああああああああああああああああああああああああ」

妹「うっさいって言ってんのが聞こえないか?」

男「マジごめん」

つぎのひーー

男「うーん、寝不足」

  「昨日は考え過ぎでよく寝らんなかったからな」

  「たしか今日は現国あったな」

  「そんとき寝るか」

幼「…………ぁ」

男「あ」


幼「―――――っ」ダッ

男「あ、ちょ待てって」ガシ

幼「……離して」

男「ご、ごめん」

幼「ちょっと一人にして……男のことで頭いっぱいだから」

男「……へ?」

幼「ん……あぁ、ごめん今の違った……」ハァ

  「男の……ことなんて、好き……だから」

  「ぁあ、……今のも違う」

男「覇気がねぇ」


テクテク

幼「何で付いてくるの、うれしくなるじゃん」

男「いやだって学校同じだし」

幼「ちょっと離れてあるいてくれない、ドキドキしちゃうから」

男「めんどくさいし」

幼「もういいや、男のことなんて大好きだから」

男「もうやだかわいい」

どうしよう
書きたくないのに、書きたくないのに……

バッドエンドばっかり思い浮かぶ

書きたくないよーーーーーーー

幼「いつまで付いてくるの? 耐えられないよ」

男「席、隣なんだが」

幼「席替えしてくれないかな、授業に集中できない」

男「なんどかしているが、いつも隣になる」

幼「近くに居ないで、気持ちが抑えられない」

男「もう無理、付き合ってください」

幼「……どこに?」

男「」

幼「さっきから静かだね、大丈夫?」

男「」ユウキヲダシタノニー

幼「魂みたいなものが出てるよ、と言うかしゃべってるよ」

男「」カレイニスルー

幼「男大丈夫? 心配で胸が張り裂けそうだよ」

男「」サヨナラーサヨナラー

幼「男がいなくなったら、私……私っ!」ジワァ

男「」ア、ヨウガナイテル イカナクチャ

  「……はっ!」


幼「あ! 男っ!」ギュゥ

男「何で抱きついてるの?」

幼「だってだってだって、男が大好きなんだもん」

男「さっきの変なテンションはどうしたの?」

幼「男がいなくなっちゃうこと考えたら悲しくてっ、痛くてっ!」

  「なんか最近、男に本音でしか話せなくて!」

  「うれしいんだけど怖くて!」


幼「もう何度か言っちゃってるけど」

  「男が好きなの! 大好き、なのぉ」ポロッ

  「昔から……っ、大好きなのっ……!」ポロポロ

男「幼……」


男「俺も……幼が好きだ」

  「この間お前から好きと言われて、やっと気がついた」

幼「男……」

  「私を置いてかないよね、どこにも行かないよね」

男「あぁ、ずっと一緒だ」ギュ

幼「あっ……ん」ギュ


姉「あれ、わたし忘れられてね?」

  「てか、ふられてね?」


その後

男「幼、いつもくっついてるよな」

幼「えへへ」ギュ

男「まぁ、幸せだからいいんだけど」

幼「ん!」ギュウ

幼「えへへっ」

男「なんかご機嫌だな」

幼「うん! だって私……」

  「男のことが大嫌いだもん」

男「……………………………………え?」

幼「あれ? 今の違う! 絶対違う!」

  「男のこと嫌い! きらい!」

  「またなのぉ?! もうやだぁ!」

  「うわーーーーーーーーーーーーーーーーーん」ダダダダダ

男「あ! ちょっと幼!」タッタッタ


終わりです

御閲覧、誠にありがとうございました

なんだか急ぎ足な締め方になってしまいました
やっぱ風呂敷広げるのはいいけど畳めないな

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom