美希「この気持ち、わかる?」
P「超解る」
※百合要素、変態要素有り
※ヤマナシオチナシイミナシ
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春香「絶対丁度いい柔らかさだよね」
貴音「そうですね。響の膝は適度にやわらかく、そして適度に固い。人を駄目にする枕と呼ばれるに相応しいものです」
P「経験あるのか!?」
美希「羨ましいの!」
春香「えっ、その時の響ちゃんの反応は!?」
貴音「何分、突然させて頂いたので、彼女も驚いていました」
貴音「『もぉー、いきなりなんだよ貴音ぇ』と、少しばかり照れている様子が真、愛おしく」
美希「貴音、物まねヘタなの」
春香「すっごく似てないです」
P「お前この後ビジュアルレッスンな」
貴音「なんと」
千早「それだけではありませんよ、プロデューサー」
P「千早か」
千早「我那覇さんの乳房も、非常に柔らかく、いい匂いがするんです」
美希「ちぶさ――おっぱい!?」
春香「なんて事――千早ちゃん! 抜け駆けして響ちゃんを手籠めに……!」
P「許さん……許さんぞぉ! じわじわとなぶり殺しにしてくれるっ!!!」
千早「落ち着いて下さい。偶然、そう本当に偶然、我那覇さんの前で春香病を患ってしまっただけです」
貴音「転んでしまったわけですね」
春香「転んじゃったなら仕方ないね」
美希「春香病を患ったなら仕方ないの」
P「ちたかないね」
千早「その時の彼女の反応ときたら――『きゃっ』、ですよ『きゃっ』……あ、鼻血が」
貴音「普段の言葉使いとはまた違う、恥じらいを持つ乙女の反応――それがぎゃっぷとなり、魅力を増幅させるのですね」
伊織「アンタたち、また響で盛ってるのね。相変わらずねぇ」
亜美「でもこの間いおりん、ひびきんとデートしてたよ」
伊織「バ――っ、あれは、デートじゃないの。響と一緒にショッピングをしただけよ」
P「でぇとぉおおお!?」
春香「ちょ、伊織! ズルイよ抜け駆けなんて! 私なんてハム蔵のフリして更衣室覗く位しかやった事ないのに!」
千早「水瀬さん、あなたの胸の脂肪を吸い取ってやるわよ!?」
伊織「アンタが言うと怖いのよ! ただのショッピングっつってんでしょ!?」
伊織「まぁ、その時一緒に、そこそこ良い値段のお店でランチをしたのだけれど、響ったら普段は自分で料理を作るもんだから、値段を見てびっくりしてたの」
伊織「支払いは持つわよって言ってるのに、落ち着かない様子で食事して、お店を出た後にあの子ったら」
響『伊織、ごちそうさま。……でも、ダメだぞ普段からこんなにお金使ってたら……次一緒に出掛ける時は、自分がお弁当作ってくるからな!』
伊織「もう私の収入全部、婚約指輪に突っ込んでやろうかって思ったわよ!!!」
P「ちょいと婚約指輪買ってくる」
美希「抜け駆けは許さないの」
あずさ「あらぁ? まだ響ちゃんは来てないのねぇ」
P「あ、あずささん。おはようございます。響は今、真、やよい、真美の三人と一緒にダンスレッスンですよ」
あずさ「そうなの……この間お菓子を作ってきてくれたお礼に、マーマレードを焼いたのだけれど」
春香「響ちゃんのお菓子!?」
伊織「ちょ、そんな極楽の事聞いて無いわよあずさ!」
亜美「ずるい! あずさお姉ちゃんずるいYO!」
あずさ「あらあらー。ごめんなさいねぇ。でもこれにはわけがあるのよー」
美希「ワケを聞くの。でもミキ達が納得できなかったら――」
千早「貴方のその胸の脂肪を吸収させて頂きます!」
あずさ「千早ちゃん、目が怖いわ。――あれは、二日前のことだったわぁ」
響『あずささん、最近お菓子食べて無いけど、どうしたんだ?』
あずさ『最近、グラビアのお仕事が増えたから、ダイエットしてるのよ~』
響『でもあんまり無理し過ぎも良くないぞ! 自分が糖分少な目のお菓子、作ってきてあげるぞ!』
あずさ『響ちゃん、結婚しましょう』
響『え?』
あずさ『気のせいよ~。じゃあお言葉に甘える事にするわぁ』
あずさ「という事で、マーマレードを食べながら、二人暮らし出来る物件を二人で模索しようと、住宅情報誌をコンビニでいっぱい買ってきたの~」
貴音「響と共に暮らすとなると、ペット可の物件ですね」
春香「ワニやヘビがOKの所となると結構限られるかなぁ」
千早「ここは防音がしっかりしてそうね。プロデューサー、この賃貸を抑えて頂けますか?」
P「俺と響で住むけど異論はないな」
全員『大有りだ』
真「たっだいまーっ!」
やよい「ただいま帰りましたーっ」
真美「お疲れちゃーんっ!」
律子「あれ、プロデューサー達。何してるんですか?」
P「何をしてるって、響の事を考えてナニしようと」
真「プロデューサー……響でいやらしい事考えちゃだめですよ」
P「所でその響はどうした? 一緒にレッスンだったろ?」
律子「それなんですけど、響ったらこれから仕事なのに、自宅にケータイ忘れてきちゃって……まだ時間あるので取りに戻ってます」
P「あちゃー。まぁ良いけどさ」
真「それよりプロデューサー」
P「どうした真」
真「運動後の汗をかいた響からすっごくいい匂いがしました」
貴音「kwsk」
真美「真美から説明するよ……あれは少し休憩していた時だったんだYO……ひびきん、ケータイ忘れた事に気がついて『うがーっ!』って慌ててたんだけど」
美希「真美の物まねは似てるの」
春香「貴音さんとは大違いだね」
貴音「なぜか飛び火致しました。所で続きをkysk」
真美「その時慌てたせいでっ! 真美とまこちんが話してる間に転んだんだけどっ!! その時、ふわっといい匂いがしたんだYOOOOOOOO!!!!」クヤシク
真「何がいいって……それだけじゃあなくて!! 転がって来た響が、上目づかいで――真美っ!!」
真美「『ご、ごめん……慌てちゃって……』」
千早「ごはっ!」
伊織「くぎゅう!!」
真「もうね、結婚しかないでしょ!? お姫様抱っこでベッドイン以外ないでしょ!?」
真美「もうね、ひびきんは麻薬だYO! 一日に一回セッシュしないと落ち着かない魔性の女だYO!」
P「俺の健康保険証で、禁響治療できるかな」
美希「したいの?」
P「したくないです」
やよい「うー。なんかみなさん怖いです」
律子「気にしなくていいのよやよい。あの人たちはただ病気なだけよ」
やよい「でもでも、響さんってカッコいいですよね! ダンスしてるときとか、私も見習わなくちゃって思うんです!!」
P「やよいも天使だなぁ」
やよい「えへへー」
律子「皆、響の事だけじゃなくて、仕事の事ちゃんと考えときなさいよ。これから各自スケジュール埋まってるんだから」
美希「えっと、ミキはー」
律子「えーっと、とりあえずこれから雑誌の取材が入ってるわ」
春香「私はラジオ収録ですよね」
律子「そうね。確か今日はスタジオがB6になってるはずよ。後で確認、プロデューサーお願いします」
P「はいよ。響は」
律子「これからテレビ番組の収録の後に私とディナーの約束があるので、本日は直行直帰しますね」
あずさ「律子さん? 抜け駆けは許しませんよ?」
千早「二人きりでディナー? 二人きりでディナー? 二人きりで……律子、貴方の胸の脂肪を吸収するわ!」
律子「アンタは目がマジなのが怖いのよ! ちょっとドリンクに媚薬仕込むだけだから、抜け駆けでは無いわ!」
亜美「りっちゃん。その発言は聞き逃せないYO」
響「戻ったぞーっ」
雪歩「お疲れ様ですぅ」
P「おお、二人ともお疲れさん」
雪歩「なんで律子さんは皆に睨まれてるんですかぁ」
P「ちょっといろいろあってな。それより響はケータイ取りに行ったんじゃなかったのか?」
雪歩「あ、その帰り道にたまたま――本当にたまたま会ったんです」
響「いやー。まさか突然大きな穴が目の前に出来上がるなんて思わなかったぞ」
雪歩「ふふ、響ちゃん驚いて尻もちついちゃってたもんね」
響「うがーっ!! それは言わないって約束じゃないか雪歩ぉ!!」
雪歩「その時の『えっ、えっ?』って表情がすっごく可愛かったんですよぉ」
響「もぉ、雪歩ぉ!」
雪歩「えへへ、その表情を見て……私も少しだけ欲望がじゅわーって……」
響「雪歩? 今何か言ったか?」
雪歩「何でもないよぉ、響ちゃん」
小鳥「はぁ……はぁ……響ちゃん……はぁ……はぁ……響ちゃん……うっ……ふぅ」
高木「……」
黒井「……」
高木「なぁ黒井」
黒井「なんだ高木」
高木「彼らは一体どうすればよいのだろう」
黒井「知らんよ」
おわり
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