ティッピー「全く忘れ物するとはなってないぞ。チノよ」
チノ「誰の性ですか…全く……
ラビットハウス→学校への通学路
これで遅刻したらおじいちゃんと当分口を聞いてあげませんからね。」
ティッピー「あれは悪かったと言っておるじゃろーて。まさか…孫娘に言われるのがこんなにも心に繰るものとは…ワシ悲しいぞチノよ」
チノ「知りません」ﾌﾟｲｯ
ティッピー「」ｼｮﾎﾞｰﾝ
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チノ「……？あれ、何でしょう？」ﾃｸﾃｸ
ティッピー「何じゃ？」ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
ティッピー「何かのカードのようじゃが…」
チノ「誰かの落とし物でしょうか？」ﾍﾟﾗｯ
ｼﾞｰ
ティッピー「どうした？チノや…カードを眺めて」
チノ「ﾊｯ！か…可愛かったので…遂、時間を忘れて眺めてしまってました。」
ティッピー「（この子が惹かれるような絵柄でも描かれたカードを拾ったのかな？）」
チノ「そうでした…！学校に行かなきゃ……遅れちゃいます！」ｷﾞｭｯ
ティッピー「チノやぁー待っとくれー！」
数日後 ラビットハウス 後片付け 会計中
ココア「今日も大評判だったねぇ～」
チノ「でも何で急に繁盛しだしたんでしょうか？」
リゼ「きっとラテアートに一工夫入れた新メニューの効果が早くも出たんだろうな」
チノ「それにしたって出来過ぎてませんか？それだけとは思いませんが…」ｳｰﾝ
リゼ「ん…どういう意味だチノ？」
チノ「考えても見て下さい。今までのお客さんの客数とここ数日間のお客さんの客数。比べてみておかしくありませんか？」
ﾎﾟﾁﾎﾟﾁﾎﾟﾁ
ココア「に、2倍近く来客数が多いよぉ！」
リゼ「確かに…おかしいな。これは」
チノ「経った数日で一気に増えたんですよ。それに私の知る限りではラテアートの新メニュー公表前からじわじわと来客数が増えて行っていたと思います。
これは明らかに異常だと思いませんか…？」
リゼ「……もしや、ここの業務を妨げようとする組織の回し者の仕業か！？」
ココア「怖い事言うのやめてよぉ」
チノ「…。」
チノ「（もしかしなくても…こういった異常が起き始めたのは、あの日からだ……と言う事は）」ｺﾞｿｺﾞｿ
リゼ「どうした…チノ？まさか、何か心当たりでも見つけたのか？」
チノ「関係性ががあるか分かりませんが…数日前、こういった物を拾いまして」
ｽｯ 差出
ココア「カード？」ｷｮﾄﾝ
リゼ「こいつは……いや、まさかっ」
リゼ「どこで拾ったんだ？」
チノ「学校へ通学中に道端で」
リゼ「成程。道端でか……」
ココア「あ～それ、デュエルモンスターズのカードだよね！思えば“カードは拾った”今のチノちゃんにピッタリだねぇ」
チノ「！？よく分かりましたね。ココアさん」
ココア「えへん。これでも女性限定デュエル大会に参加したりしてるんだから当然だよ」
チノ「そんなのに出てたんですか…（なら、何故最初あんな反応を…）」ｱｷﾚ
リゼ「私はデュエルモンスターズの知識はそこまで詳しくはないが、このカードの未知の力について…少しだが聞いた事がある。」
チノ「どういった事ですか？」
リゼ「私の父親が軍関係の仕事に着いていた事はお前達に言っていたよな？」
チノ「そういえば聞いたような…」
リゼ「いつだったか海外で働いている父の上司の元に就いていた部下が、上司に向かって面と向かって
“近い将来やってくる脅威に今の軍の力では到底太刀打ちできない”と云って退職届を出した輩が居たそうだ。」
ココア「へー。軍の設備とか私よく分からないけどその人にとってそれだけの設備じゃ不安を感じたって事なのかなぁ？」
リゼ「いいや。設備もしっかりしてたし隊員の訓練も日々行っていたらしいから、いかなる時でも人々を守ると言う使命の為に軍の体制も
ちゃんと徹底していたさ。」
チノ「なら何故…？」
リゼ「ん…」ﾕﾋﾞｻｼ
チノ「これ…ですか？」
リゼ「そのカードには様々な種族があり、それぞれに力が眠っているそうだ。
辞めて行った奴はそのカードの神の加護を得て、先に起きる出来事が見えていたらしくそれを回避する為の術を模索する為に退職届を出したそうだ。」
ココア「デュエルモンスターズを知ってる側からしてみれば日常茶飯事かもしれないけど知らない人から見ればそれはわけが分からないよぉ～」
リゼ「まぁそうだろうな…。そのカードにも…何かしらの力が眠っていた。それをたまたま拾った純粋なチノの影響でこうしてウチらの店が繁盛したって
可能性も有り得ない話じゃないさ」
チノ「そしたら…やっぱり、この子が……私の為にしてくれた事だったんだ……。ありがとう」
《幽鬼うさぎ》ﾆｺｯ
チノ「（この娘…今、笑った……？）」
チノ「気のせい…だよね」
リゼ「こうやって現実味のない話を受け入れてしまう私達も私達だが…」
チノ「誰の影響でしょうかね…（あれ、そういえば…おじいちゃんは？）」ｷｮﾛｷｮﾛ
甘兎庵
《ハネワタ》「…？」
ティッピー「」
千夜「困ったわねぇ。どっちがティッピーかしら」
シャロ「どうしてこうなっちゃったのよ！明らかにおかしいのが居るでしょうが！」
リゼ「ま、何にしても一件落着っと」
チノ「ええ。（これからもウチの為によろしくお願いします）」
ココア「やっぱり可愛いね。その娘。チノちゃんとティッピーみたいで何だか姉妹さんみたいだよぉ」
ﾄﾞｷｯ
チノ「と、突然…何を言い出して……」ｶｧー
ココア「そうだ！せっかくだからみんなでデュエルしようよぉ」
リゼ「デュエルか…生まれてこの方、カードゲーム自体した事ないぞ私。そんな私でもいいのか？」
ココア「いいよぉ皆でやった方が楽しいよぉ～」
チノ「だったら…私も未熟者なので、手取り足取りココアさんが教えて下さい…ね？」
ココア「勿論だよぉ」
ｶﾗﾝｺﾛﾝ
リゼ「あ、今日の営業の方は終了したんですが…」
？？「ここにライズが居ると聞いて来たんだが…ッ！」
？？「ライズ！？ライズなのか！？ なぜライズがここに！？自力で俺から逃げたのか！？」
ココア「へ？」
パン！（無言の腹パン）
？？？「キミ、名前は…？」
リゼ「理世だけど。」
？？？「そうか…。彼女は…リゼであって、ライズファルコンではない」
？？「グハッ」
？？「何？RIZEと書いてライズファルコンと呼ぶのではないのかッ！？」
ココア「ビックリしたよぉ」
？？？「よく見れば分かるだろうに…すまない。邪魔をしたな」
リゼ「ハァ…」
？？「自分は残ろう。ラテアートの注文をしたい。道場の連中に持って帰りたくてな」
ココア「予約注文なら承りますよぉ」
ﾋﾟﾛﾛﾛﾛ
リゼ「次は電話か…何だ……一体……」
ｶﾞﾁｬｯ
？？？？『ブルーアイズマウンテン１つシンクロ次元に届けて貰おうか。俺の出番までだ。大至急だぞ』
ﾂｰﾂｰﾂｰ
ﾋﾟﾛﾛﾛﾛ ｶﾞﾁｬｯ
？？？？？？『坊ちゃまのティータイムの支度が間に合いませんでして至急手配お願い出来ませんか？出来れば至急に』？？？？＜『まだか。セバス……
ﾂｰﾂｰﾂｰ
ﾋﾟﾛﾛﾛﾛ ｶﾞﾁｬｯ
？？『ティータイムを所望するネ！ラテアートという巷で流行りのをトッピングお願いしマース！支払いはT督宛で』
ﾂｰﾂｰﾂｰ
チノ「また電話ですか…私が出ます。」
ﾋﾟﾛﾛﾛﾛ ｶﾞﾁｬ
？『クロスオーバーソウルズ販売日にアニメイトに貰いに行けなかったので私自ら赴き君たちからのチョコを貰いに行こうと思うのだが…
今から行っても間に合うのだろう？』＜？『見っとも無いので御やめ下さい兄様！』
ﾂｰﾂｰﾂｰ
リゼ「あーもう！次から次へとー」
ココア「対応が追いつかないよぉ」
チノ「…何なんだろう。このお客さん達は……ホント、一体……何？」
《幽鬼うさぎ》「…？」
END
これで終わりです。思い付きでやってたらいつの間にか深夜に…ねむッ！明日依頼出しときます
土日辺りにでももうちょっとだけ書こうと思うんじゃが
面白かったです。
是非続きが見たいよりルリイイイイイイイイイイイイ
黒崎に擬態する兄さんは嫌いだ…
>>23>>24と結構見てくれてる方が居て嬉しい限りです。
土日にでも再開予定だったんですがちょっと今手を離せない状況が続いてる為投下出来るまで暫くかかるかと
まぁ何時の土日か名言してないからいいよね？ そんなわけでもう少々お待ち下さいな
待たせたな。>>1だ。ようやく何とか再開出来るだけのストックが溜まったのだ。
というのもあって改めて再スタートしたいと思います。
”ご注文は幽鬼うさぎですか？”再開です！
夜
千夜「あら？こんな時間までお店に灯りが点いてるのね。…もしかして、この時間までラビットハウスさんは営業していたのかしら？」ｷｮﾄﾝ
シャロ「そうなんじゃない？まぁ私らと同じで働いてるわけだからそう言った日も少なくともあるでしょうよ」
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
隼（無言の帰宅）ｽﾀｽﾀ
シャロ「ｳﾜｯ誰今の！？」
千夜「あら、このお店男性のお客さんも結構出入りしていたのね…ちゃっと意外」
ラビットハウス 店内
ズーン（重い空気）
シャロ「な、なに…この暗い空気……」ｸﾙｼｯ
チノ「あ、お客さん…ですか？い、いらっしゃい…ませ……」
チノ「今の時間…ですと、お持ち帰りのご注文を為されるか、営業時こちらが込み合う為事前に席のご予約をされるか…
そのどちらかになります……。いかが、なさいましょう……か？」ﾎﾞｰ
リゼ「ｾﾞｰﾊｰ…ﾊｰﾊｰ な、なんだ…ま、また、客なのか……？」
ココア「ﾊｧーﾊｧーも、もう…流石に限界で働けないよぉ～だ、誰か休ませてーーー」
千夜「この時間まで営業ご苦労様。ﾌﾌｯその様子だとみんなお疲れのようね。」
チノ「あ、……ッ！？えっ…千夜さんに、シャロさんでしたか！！」ｶﾞﾀﾝ!
ココア「何だ…二人か……。驚かせないでくれ……」ｶﾞｸｯ
千夜「驚かせるつもりは無かったのだけれど、驚かせちゃったかしら？そうだったらごめんなさいねぇ」
チノ「お二人はどうしてこちらに…？ま、まさか、お二人までこちらでご注文を」ｶﾞﾀｶﾞﾀ
千夜「それもいいのだけどまた今度にしておくわ。流石にそんな姿をしてるチノちゃんにこれ以上無理をさせると余りにもかわいそうだもの」
夜は父ちゃんがバーしてるだろ
チノ「そう…ですか……」ｶﾞﾀﾝ
リゼ「終わったぁー」ｸﾞﾀｯ
ココア「疲れたよぉ」ｸﾞｯﾀﾘ
シャロ「もしかして今の時間まで休み無しで営業してたのあんた達？」
リゼ「いや流石に休憩は取ってたさ。只、ここ一週間は客が途絶える時間帯が余りなかったものでな…」
チノ「今日なんてお昼もお客さんが来られていたのでお昼休憩まで削って取れたのが僅か20分位しかありませんでしたね…」
千夜「そこまで人気だったかしらこのお店…？」ｷｮﾄﾝ
リゼ「サラッと薄々思ってたであろう事でも言うな…千夜……チノが可愛そうだ」
千夜「あら…そうだったわね。ごめんなさい」ﾍﾟｺﾘ
チノ「いえ。ウチはおじいちゃんが経営した頃からの常連さんが支えてくれているのもあって今は成り立っているのも事実なので否定はしません」
リゼ「（チノの奴心配だったが、私らよりずっと大人な対応だった。）」
ココア＜閉店時間過ぎても予約やお持ち帰りの注文が殺到して大変だったんだからぁ
シャロ＜どうなってんのよこの異常な売れ行きはっ ←今日の売り上げ結果見せられフルール・ド・ラパンより何十倍も利益が多かった事が分かり混乱中
千夜「それはそうと、ラビットハウスさんの厨房今から少しお借りしてもいいかしら？」
リゼ「構わないが…何をするんだ？」
千夜「決まってるじゃない。その様子だとこの時間まで夕食抜きでやってたんでしょ？そういうの無理は禁物よ。
だから、私が腕を奮って、貴方達の疲れを癒す取って置きの手料理を振る舞ってあげようと思ってね」ﾆｺｯ
ココア「何々ぃ～もしかして私たちの為に千夜ちゃんが手料理をご馳走してくれるの！！？」
千夜「ええ。だけど少し待っていてくれるかしら。後も控えてるだろうし、時間もそんなに取らないから…ね？」
チノ「（後…なんでしたっけ？）それよりもいいんですか？お願いしても…」
千夜「いいのよ。これ位はさせて。あ、……そう言えば、この子の事をすっかり忘れる所だったわ」
シャロ「本来の用件を忘れんじゃないわよ」
チノ「…？そういえば…何故、こんな時間にお二人共こちらに来られてたんですか」
千夜「それはね私がここに来たのにはこういった理由があってね…」ｶﾞｻｺﾞｿ
チノ「ん…渡し物？」
千夜「あったあった。これよ。じゃーん」
ﾃｨｯﾋﾟｰｶｶｴ
チノ「おっおじいちゃん！！？」
千夜「おじいちゃん…？」ｷｮﾄﾝ
チノ「いえ、どうやら疲れてて朦朧してたせいかティッピーがおじいちゃんに見えてただけです。今はちゃんと見えてるので大丈夫です」
千夜「そう…。この子がね。ウチの周りの住宅地でチノちゃんとはぐれたのか迷子になってたのを
偶然シャロちゃんが見つけてくれて連れて行ってあげようにもまだ仕事が残ってたから一先ずウチで保護してあげる事にしたの」
千夜「でも、ね？この子が居なくてチノちゃんが寂しい思いをしてるだろうなって思うと居ても経っても居られなくなって、今日の内に送り届けてあげようと
思って、お店の方を片付けて準備してたらいつの間にかこんな時間になってしまったのよ。こんな時間になってまで押しかけて来てごめんなさいね」
チノ「そうだったんですか…。そういう事ならば私の方にもこの子に目を配らなかった責任がありますし…
ティッピーをここまで連れて来てくださった千夜さんがそんな事で態々私に誤る必要はありません。そこの所はお気になさらず」
チノ「こんな時間になっても家まで無事送り届けて下さってお二人には感謝してます。ありがとうございます。
ティッピーがご迷惑をおかけしました。」ﾍﾟｺﾘ
千夜「固い言葉を使わなくていいのよ。だって私達友達なんだから当たり前の事をしたまでなんだから」ﾆｺｯ
リゼ「友達…か。親しい人達に巡り合えて良かったなチノ」
チノ「ええ」
千夜「それじゃ私厨房の方に行って来るわね。３人共そこでゆっくり休んでていいからジッとしとくのよ」
リゼ「分かった。お言葉に甘えて休ませてもらうから千夜はさっさと厨房に行ってこい。あぁそれと材料はあるの好きに使ってくれても構わないからな」
千夜「それもそうね。材料助かるわ。せっかく使わせてもらうんだから私の腕の見せ所ね！お台所…お台所っと」ｷｮﾛｷｮﾛ
ｷﾞｰ ﾊﾞﾀﾝ!
リゼ「（任せたはいいが…ウチの店の食材を把握して千夜一人だけで作れるのか、何だか心配になって来た…任せて大丈夫なんだろうか？）」ﾋｿﾋｿ
チノ「（以前は私達のメニューを変えたりしたこともあったので少し不安です）」ﾋｿﾋｿ
リゼ「行こうか…？」
チノ「行きましょう…！！」
千夜「それと私一人だと心配だからって、私の所にお手伝いに来ようとしなくても大丈夫よ。…気遣ってくれるのはありがたいけれど、今は私にさせて…ね？」ﾋｮｺｯ
ココア「うわぁ！！？ビックリしたぁ～驚かさせないでぇ」
千夜「ﾌﾌｯ 出来上がるまでお楽しみに♪」ﾆｺｯ
リゼ＆チノ「（うん。大人しく待ってよう…）」ﾌﾞﾙﾌﾞﾙ
一先ずここまで
>>30
夜の営業に関してはチノのお父さんがティッピーと共に経営してますが
予想外の繁盛と当のティッピーが不在だった事もありお父さんは娘とその友達が営業時間外でも頑張ってる姿を見て
自分の営業時間を疲れた娘達の為に少しでも遅らせてあげようと配慮して裏で色々としてくれてました。
決闘者要素今の所皆無ですが、こんな感じで原作のようにほのぼのと進めて少しずつ話を進めて行こうと思います。では！
誤字がひどいwwww
おお これが・・・
久しぶりにに来たら続きが来てて嬉しいぞタキオン！
おお これが・・・
久しぶりにに来たら続きが来てて嬉しいぞタキオン！
やめろミザエル
ﾋﾟｮｺｯ
チノ「（おじいちゃん……。いつからか見かけないと思ってたらまさか、甘兎庵がある
所にまで行ってたとはっ…）」ﾋｿﾋｿ
ティッピー「（そうは言われても仕方なかろうて）」
チノ「探してたんですよ。居ない間お店が大変だったんですからね？」
ティッピー「（ワシはのぉチノ。ワシはワシで、ワシにそっくりな奴に間違われてしまって大変だったんじゃぞ）」ﾋｿﾋｿ
チノ「間違われた…？」ｷｮﾄﾝ
リゼ「何の話だ？…ん？そういえば…今思えば、あの時のあの状況は明らかにおかしい事が続けて起きていたな…」
チノ「それは私の拾った（カード）娘が、私の思いに強く影響されてこの娘の持っている力で願いを叶えてくれたのだろう
という見解に至ったのでは？」
シャロ「チノちゃんが拾った娘！！？」ﾊﾞｼｯ
リゼ「シャロ今はチノと大事な話をしているんだ。少し黙っていてくれ」
シャロ「ｱｯﾊｲ…」ｼｮﾎﾞｰﾝ
リゼ「確かに、売れ行きなどに変化が起きた事に関しては、未だ謎が多い…だが、こういった件に関してはココアが教えてくれた
“ぽかぽか食堂”という例がある」
シャロ「（“ぽかぽか食堂”？ここでは聞かない店ね…でも、どっかで聞いた事があるような…どこだったかしら？）」
リゼ「あちらは開店着後ｶﾞﾗｶﾞﾗだったのが、店長が経営に関し悩みながら河原を歩いているとき突如現れたそれを拾った影響で、
以降店が繁盛するようになったらしいが」
チノ「それならばこの娘がそういった想いを叶える力があるのにも納得がいくハズですが」
シャロ「（この娘…さっきからチノちゃんが言ってる子ってどこに居るのよ！？居ないじゃないの！えっ…もしかして、皆に
見えてるっての？見えてないの…私だけとか、もしやッあ、あれじゃないでしょうねぇ）」ｿﾞｸｯ
リゼ「何もそれ自体を否定しているわけじゃない。現に私もこの店がそれに影響を受けたのを目の当たりにしているからな」
チノ「だったら」
リゼ「人には善悪がある。それはどんな人間にも言える事だ。私にも、チノにも…ココア、シャロ…千夜、ティッピーにも言える事だ」
チノ「！？」
リゼ「善意を持った者だけが世界の全てに居るわけじゃないんだ。世の中には悪意も同時に満ち溢れてる」
リゼ「善悪を持つ者、それらを付け狙いその隙間を利用する為に近づく輩も少なからず居る。そういった奴の心を憎悪に代える為に」
チノ「」ｺﾞｸﾘ
ティッピー「（悪意に代える力…のぉ。考えられるとすれば…）」
チノ「こ、この娘には、そ、そんな悪意があるとは思えません…だって、リゼさん達が考えて下さりアレンジされた
新作メニューも当初の予想よりも評判が良く大繁盛にまでなったじゃないですか！そんな事をしてくれる子が…」ﾌﾙﾌﾙ
チノ「私達に、悪さしようと近づいたとは到底思えませんから！！」
ﾊﾞｯ ﾀﾞｷｯ
リゼ「…分かってるよ。お前の、チノの気持ちは…私も、ココアもな」ｷﾞｭｯ
チノ「リゼさん…？」
リゼ「只、分かってほしかっただけだ。純粋なお前にもな。例え、もしそんな悪い奴が現れたとしても私がお前を力づくでも守ってやるがな」
ココア「心配しなくてもいいんだよぉチノちゃん。私達がついてるから」ﾊｸﾞｯ
チノ「は、はい…お二人共、お、お願いします？」
チノ「あのーで、出来ればそろそろ話して貰えると、た…助かります…そ、その…く、苦しい…ので」ﾒﾏｲ
シャロ「（何この空気…帰りたい。早く千夜戻って来なさいよ！）」
ってなわけで50スレ目到達した所で今日はここまでにします。
今回はデュエリスト一人も出せなかった…ちかたないよね？
ゆるふわと次回に続きます
夜は未成年は働けないんだが…それにティッピーは働いてるわけではないし
そもそもお父さんが働かせるわけないのだが
>>51
そう捉える方もいるだろうと、何時まで働いていたのか合えて書かないようにしていたのですが…まぁそう見えましたよね。すみません
チノちゃんのおとうさんの夜の営業時間が詳しく分からなかったので開始時間が午後８時頃の感覚で居たので
いつもチノちゃん達が土日に営業する際に閉るのを早い時間の６時位に設定すれば中高生も９時前のｷﾞﾘｷﾞﾘ８時４４分位までなら働ける
と思いこういう形にしていました。
ティッピーは勿論働けない事位>>1は知ってるよ。只ブルーアイズマウンテンさんの相談役してたり元オーナーだし経営してるとは言えると思いまして…
キッチンから戻って来た千夜。手料理を食べ疲れを癒しながら３人はここ数日を振り返り二人に説明する。
チノが拾ったカードの影響でおかしい事が連続で続いているという現状を…
そんな那珂シャロが語り出す甘兎庵でもティッピーに関わるひと波乱が起きていた事を
次回、『二匹目現る！決闘庵にてデュエルスタンバイ！！』
※次回更新日：>>1「ジャックとの再戦までには終わらせたい。お、お盆までには…続きを書いて…皆に…ごちうさの魅力を………」
ココア「ティッピーも無事に戻って来てようやく一件落着だね」
リゼ「ああ…まぁそうだといいんだが……」
ココア「…？」
チノ「（所でおじいちゃんさっき私に言おうとしていた事がありましたが…あれって？）」
ティッピー「そうじゃわい。最近ワシを付けて来とった奴が居てのぉ」
チノ「（ストーカーですか…兎をストーキングするストーカーなんて聞いた事がありませんが、居たとすればその方とんだ変態さんですね）」
ティッピー「じゃから今日も奴の視線を感じた瞬間もう黙ってはおれんと思っての恐る恐る後を付ける事にしたんじゃよ」
チノ「恐れずその相手に勇敢に立ち向かったんですね。意外です…！
（自分もその相手に対してストーカー行為を行っている事になっていますが…）」
ティッピー「怖かったがのぉやはり、勇気を見せねば奴はいつまでも付きまとうと思ったからのぉ」
チノ「で、その間違われるような外見をした不審な生き物は見つけられたんですか…？」
ティッピー「何とかのぉ。道中色々なアクシデントに阻まれはしたがようやく奴を追い詰める事に成功したんじゃ」
時は戻って昼過ぎ 路地裏
ティッピー『もう逃げ場はないぞ。ここの所ワシを付けておったのはお前じゃと目星はついとるんじゃ！観念して姿を見せい』
ガラッ ゴトッ ギー
ﾋﾟｮﾝﾋﾟｮﾝ
《ハネワタ》『……？』
ティッピー『お、おう…。こんな事をするのはチノの同級生の摩耶って娘しかいないと思っていたが…
まさか、ワシそっくりな生き物がワシを付けていた犯人じゃったとはッ！流石に予想せんかった意外な結末じゃわい！』
短いですが次回に続きます
チノ「状況を理解してない素振りをしていたと言う事は好奇心旺盛な生き物だったんでしょうか？」ﾋｿﾋｿ
チノ「それにしてもティッピー（おじいちゃん）に似た生き物ですか…想像しづらいですねぇ」ｳｰﾝ
ココア「何々？ティッピーに似た生き物がこの町に居るの？」ﾋｮｺｯ
チノ「こ、ココアさん！！？」
ココア「それは見たーい！何処に居れば会えるのかなー」ｷｮﾛｷｮﾛ
ココア「ティッピーみたいに可愛ければその子だけでコーヒー三杯以上は行ける気がするよぉ～だからチノちゃん探そう！」手ｷﾞｭｯ
チノ「それ…ココアさんがもふもふしたいだけですよね？」ｱｷﾚ
シャロ「（まだその変な生き物とティッピーの外見が似てた性であたしが
見分けつかずに居た事千夜以外には知られてないはずなのにどうして……）」
シャロ「ﾊｯ！（チノちゃんもしかしてエスパーなのではっ！！？）」
リゼ「シャロの考えてる事恐らく違うだろうと思うからこっちに帰ってこーい」
チノ「でもこちらから探してそう簡単に見つかるわけが…」
ティッピー「来とるぞ。あ奴もしつこくてなワシの後をさっきからずっと着けて来とる」
チノ「えっもしかして…店の前に……」
ココア「店の前…あり得るかもしれないねぇ。行ってみるよぉ！」ｶﾞｼｬﾝ
リゼ「ちょっ待っ！ココア！！！」
＜うわぁぁァァ！！！？
チノ「ココアさんの声！！？」
リゼ「だから人の話をちゃんと聞いてから行けとあれ程…チノは店の方を頼む。私が見て来る」ﾊﾞｯ
チノ「分かりました…」ｺｸﾘ
シャロ「あの反応を見るに…会ったみたいね。アイツに」
チノ「シャロさんはその生き物に関して知っていたんですね？」
シャロ「ま、まぁそうネ……」ﾒｿﾗｼ
チノ「恐らく会って見間違えたんでしょうけど無理もないと思います。
その生き物ティッピーが似ていると言う程の外見をしているのなら見間違えるのも無理は無いでしょうし」
シャロ「まさか私より年下の子に見抜かれテタ……とは」ｶﾞｰﾝ
シャロ「（ん…？あれ、今さっき”ティッピーが”言う程…って……？）」
ｶﾗﾝｶﾗﾝ
リゼ「待っ待てっクソッお前！」ｾﾞｰﾊｰ
ココア「すばしっこくて捕まえられないよぉー」
シャロ「どうやら捕まえられなかったようね。ま、無理もないけど」
チノ「リゼさんが捕まえられない程とは…ティッピーに似ているって言う生き物はどんな外見を……」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
ココア「チノちゃん！前だよぉ」
チノ「へっ？」
チノ（恐くて目を閉じていた私がココアさんの声を聞いて恐る恐る目を開け辺りを見渡したら
私の直前には頭に触覚が２本生えたティッピーがちょこんと居たのでした）
続きます
チノ「何…ですか……この子は………面影はティッピーそのものに感じますが」
リゼ「確かに見た目はティッピーそっくりではあるがティッピーには無い触覚があるな…」
ココア「って事は未確認生物！？うわぁー私貴重な瞬間に立ち会えたわけだね。初めてみたよぉ」
チノ「”私達”です。こんな瞬間に誰でも遭遇した事はありませんよ」
ハネワタ「ｷｭｯ?」
リゼ「ティッピーの親戚…なわけないよな？」
チノ「聞いた事ありません」
リゼ「それもそうか…って、ティッピーから聞いた事があるのか！？」
チノ「私こう見えて相手の心をよむの得意ですから」
ココア「そうだったの！？だったら私のチノちゃん一色に染まってた心も
普段からチノちゃんに見られてたって事になるんだよね…もぉー。チノちゃん駄目だよぉプライバシーを覗くのぉ」
チノ「どっどんな事をいつも想像しているんですかココアさんは！ティッピーの心だけに決まってるじゃないですか！」ﾎﾟｯ
ココア「そうだったんだぁー良かったよぉ」
リゼ「（何が良かったんだ？）」
リゼ「それにしても…こいつ、ホントに未確認生物なのか？私にはそう見えないんだが…」
シャロ「…」
リゼ「どうしたんだ…？シャロ」
シャロ「改めてこいつの容姿を眺めてるとある容姿に似てるって思い出したんです」
リゼ「容姿に似てるって…どいつとだ？」
シャロ「デュエルモンスターズのモンスター…名前は確か」
千夜「《ハネワタ》…ね」
ココア「わぁーご馳走だー」
チノ「お二方デュエルモンスターズの事知っていたんですか？」
千夜「シャロちゃんがやっててね。私はそれを何度か見せてもらってたからイラストの子は大方覚えていたのよ」
リゼ「大方って…ギネスに認定される程のカード量あるって言うのによくイラストだけで名前覚えられたな…」
千夜「取りあえず、３人とも今日は疲れてるようだから、先に食べてから話しましょう。この子の事も含めて…ね？」
危うくスレ落ちするとこだった危なかったよぉ
今回はここまで
ﾀﾞﾗﾀﾞﾗと進めるのもあれなので話の方ちょこっとづつですが進めて行こうと思います
ごちうさ二期開始前に幽鬼うさぎは徳松さんの回で３、４回も出番があるなか
ようやく念願のアニメ２期が始まりましたね
心が弾む気持ちを抑えながらスレを完結する為に毎週満足してはいられないぜ
と言うわけで次回に続きます
スポーア「（スポーアだけじゃなくてボクも似てると思うけどなー？）」ﾌﾟｶﾌﾟｶ
アニメ終わっちゃうよぉ
更新遅くてごめんなさい。待ってて～
チノ「アニメ終わってしまいましたね…」
ココア「ｶﾞｰﾝ」
リゼ「アニメ終わる前に終わらせるって言ったのどこのどいつだよ」
ココア「ｸﾞｻｯ」
チノ「そのリアクション止めて下さい」
ココア「えへへっ」
千夜「再開日は未定よ」
シャロ「それでも待っててくれるのなら新たに立て直す形になるかもだからその時は再度やり直そうと思ってるらしいのその時はよろしくね」
ティッピー「ワシに似た奴の正体が明らかになる位まではせい！」
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